ある日、事務所にて……、
まゆ「うふふ、プロデューサーさん。早くおうちの鍵を渡してくださいねぇ~」
響子「最近は物騒なニュースが多いですから、私が責任を持ってセキュリティ管理してあげます」
ゆかり「さぁ、早く鍵を渡してください。プロデューサーさんを狙う誰かの手に鍵が渡る前に」
智絵里「なにも怖がることはないですよ。さぁ……」
モバP「に、にっげろぉぉぉーーーーーー!!」
ピューーーーーーン
ヤンデレ四天王「「「「待てぇぇぇぇーーーー!!!!」」」」
ドドドドドドドド
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ゼェハァ……ゼェハァ……
モバP「はぁはぁ……ここまで逃げればさすがに追ってこないだろう。このままでは俺の鍵がアイドルたちにわたってお婿さんになれない身体にされちゃう!」
モバP「そうだ! 鍵を奪われないように厳重に管理すればいいんだ!」
モバP「され、誰かに相談しないと」キョロキョロ
ちひろ「プロデューサーさん、こんなところでどうかしましたか?」
モバP「あ、ちひろさん! ちょうど良いところに。実はカクカクシカジカで……」
ちひろ「なるほど、鍵の管理について困っているんですね。なら、この千川ちひろにお任せください!」
モバP「さすがはちひろさん! 頼りになる」
ちひろ「月々たったの10万ジュエルでプロデューサーさんの大切な鍵を最新のセキュリティで厳重に管理いたします! 何かと物騒なニュースが多いこのご時世、たったの10万ジュエルで記念から身を守ることができるのなら安い安い! 今だけのお買い得価格ですよ!」
モバP「……さて、ホームセンターで金庫でも買おうかな」
ちひろ「チッ……」
そしてプロデューサーは仕事終わりに、近くのホームセンターを訪れた。
モバP「さて、どんな金庫がいいのかな~」
凛「あれ、プロデューサー? こんなところで会うなんて奇遇だね」
モバP「凛! どうしてこんなところに」
凛「ちょっと買い物を頼まれてね。プロデューサーは?」
モバP「ああ、俺もちょっと買い物を……」
凛「ふーん……ナニを買うの?」
モバP「ファッ!? ええっとだな……」アセダラダラ
モバP(まずいゾ……凛にどうやって説明すりゃええんや……)
凛「どうしたの? 早く答えてよ」
モバP「え、ええっと……じ、事務用品を買うんだよ」
凛「事務用品なんてちひろさんに頼めば良いんじゃないの?」
モバP「ほら、ちひろさんは他に仕事があるからさ。だから俺が代わりに買うんだよ」
凛「ふーん……そうなんだ……」
モバP「ほっ」
凛「なら、私も買い物に付き合うよ」
モバP「ファッ!?(二回目)」
凛「ほらっ、早く買い物を済ませようよ」
モバP「いやいや、凛が気を使う必要はないぞ! 俺一人で十分だし、凛には凛の買い物があるんだろ」
凛「プロデューサーの方こそ遠慮しないでよ。どうせ一緒の店で買い物するんだしさ」
モバP(まずいゾ……非常にまずいゾ! どうすればええんや!?)
凛「ほら、時間がもったいないよ」グイグイ
モバP「わ、わかったから! そんなに引っ張らんでおくれー!」
凛「ふふっ……」
こうしてプロデューサーは凛に連れ去られてしまい、金庫を買うことができなかった……。
そして次の日、
モバP「ちくしょー! 昨日は凛のせいで金庫買えなかったよ……どうしたらいいのかな」
モバP「あっ、良いこと思いついた! 金庫の代わりに管理できる場所を使えば良いんだよ!」
モバP「……よし、ここは信頼できるアイドルの力を借りることにしよう」
モバP「信頼できるアイドル……何人か思い浮かぶけど、今回は純粋無垢で安心できるあの子に協力してもらおうかな」
悠貴「今日もレッスン疲れたなぁー。さて、今日はもうお仕事はないからこのまま帰ろうかな」
ふわふわ感のあるベッド「…………」
悠貴「あれ? こんなところにふわふわ感のあるベッドがある……」
ふわふわ感のあるベッド「…………」
悠貴「誰かの落し物? なわけないよね。なんでこんなところに……」
ふわふわ感のあるベッド「…………」
悠貴「……そういえば、レッスンで疲れたからちょっと眠くなったんだよね」
ふわふわ感のあるベッド「…………」
悠貴「ちょっとだけ、横になろうかな」ヨッコイショ
悠貴「うわぁ……このベッド、ふわふわしてて気持ちいい。こんなにふわふわしてると眠気が…………zzzzzz」
モバP「……悠貴、許せ」
そして数日後、
モバP「さて、今日もお仕事頑張るぞい!」
まゆ「プロデューサーさん、ちょっといいですかぁ?」
モバP「ん? どうかしたのか」
まゆ「プロデューサーさんのおうちの鍵を必死に探しても見つかりません。これはどういうこですかぁ」
モバP「いや、どういうことと言われても……」
響子「プロデューサーさんのロッカーをこじ開けて探したんですけど、どこにもないですよ!」
モバP「こらこら! まず人のロッカーを勝手にこじ開けるんじゃありません!!」
ゆかり「まさか、誰かに奪われて悪用されたんじゃ……」
モバP「うん。まず君たちが悪用しようとしてたよね?」
智絵里「プロデューサーさんの鍵を探すことは、四葉のクローバーを探すよりも難しいです」
モバP「君たちが何故俺の鍵を探すのかを理解する方が難しいよ……」
モバP「そんなことよりお前たち、この後撮影が入ってるだろ。ほらっ、遅れないように準備をするんだ」
ヤンデレ四天王「「「「はーい……」」」」
悠貴「お、おはようございます……」
モバP「おはよう悠貴、今日は雑誌の取材が入ってるから頑張ろうな!」
悠貴「は、はい……」モゾモゾ
モバP「ん? 悠貴、様子がおかしいけど具合でも悪いのか」
悠貴「いえ、そんなことないですよ。今日もお仕事頑張ります!」
モバP「悠貴……」
モバ P(いや、明らかに様子がおかしい。まさかなにか悩みでもあるんじゃないのかな……)
モバP「悠貴、俺に遠慮する必要はないんだぞ」
悠貴「え?」
モバP「もしも何か悩みがあるなら、遠慮しないで言ってくれ。俺はプロデューサーとして、困っているアイドルの力になりたい」キリッ
悠貴「プロデューサーさん……」ウルウル
悠貴「その……ちょっと恥ずかしい内容なんですけど、誰にも言わないでくださいね///」
モバP「ああ、安心してくれ。誰にも言わないから、悩みがあれば言ってごらん」
悠貴「実は、その……数日前から、お……お尻の中に違和感があるんです……」
モバP「 (・ω≦) テヘペロ 」
終わり
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