提督「ジョンストンは突然に」 (6)
※短いです。
提督「ただいま」
漣「あ、お帰りなさいご主人様!長旅ご苦労様でした。それで目当ての艦娘とは出逢えましたか?」
提督「…」
漣「ご主人様?」
俺は何日も鎮守府を離れてブーゲンビル島沖で艦娘の保護活動を行ってきた。その中でそれを望む艦娘がいれば連れて帰ってよいことになっていた。
今回はフレッチャー級駆逐艦ジョンストンが確認されたということで、貴重な戦力になるかもしれないと思い、漣に鎮守府の多くの仕事を任せて出撃していた。
そんな苦労をかけた彼女に何からつたえればいいのだろうか。
提督「…」
漣「どうしたんですか?黙ったままで。らしくないですよ」
浮かんでくるのはありふれた謝罪の言葉だけ。ただ素直に「すまない、ジョンストンを迎えることはできなかった」と謝ればいいのだ。
それができないまま外の雨が段々と小雨から細雨になってきて沈黙が更に気まずくなる。
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そう、あの日あの時あの場所で明石に会えなければジョンストンのことは知らぬままでいられたのだ。
しかし、現実はそうではない。そしてあの明石の
明石「ほらほら、資源とバケツを一杯買っていけばジョンストンに確実に逢えますよ」
という甘く誘う言葉に惑わされなければこんなに悩まされなくても済んだはずだった。
切ないけど、そんな力業ではジョンストンには会えないのだ。
明日になればジョンストンと出逢えなかったことを今よりもっと後悔する。ジョンストンの姿、声、そのすべてが俺の中で時を超えて後悔の念として残るのだろう。
君のためにストーカーになる、そのために君を探し続ける、そして君を見つけたとき君をやわらかく抱きしめる変態になると決めたはずだったのに。
漣「…もしかしてご主人様…」
提督「…ごめん、明石から買った資源全部磨ったけどジョンストンに会えなかったよ」
漣「そうですか…」
10万とかそんなレベルじゃない資源を磨ってしまったんだ、漣に殺されても文句は言えない。
そう思っていた。
提督「漣、本当にごめんな、お前に散々苦労をかけたのにこのざm」
ギュッ
漣「もういいんです、ご主人様。謝罪はしなくても。ここに帰ってくるまでの間ずっと苦しんできたんでしょう?付き合いの長い漣には分かります。だからもう苦しまないで」
提督「漣…うぅ…うわぁぁぁぁぁん!」
そして俺は漣の胸の中で泣いて泣いて泣いて泣きまくって…そして誓った。漣がいればそれでいい。そして絶対に漣は誰にも渡さない。どんな敵が来ようとも漣を守り続けると…
短くてクソみたいな文章ですがこれで終わりです。ジョンストン落ちなかったその思いだけで書いたので内容もクソもありません。
E3を終えた時は突然ジョンストンがポーンドロップするものだと思ってました。舐めてました。資源を大量に磨って明石さんの協力も虚しくジョンストンは落ちませんでした。頭がおかしくなりそうです。
でも漣を見てたら頑張ろうと思えたのでとりあえず漣3隻目を次のイベまでには育てます。
お目汚し失礼しました。
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