【ミリマスSS】静香「えっ?陸くんに彼女ができた?」 (26)


キャラ崩壊開放です!!



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志保「彼女なんて言ってないでしょ!単にりっくんがバレンタインデーにチョコを貰ったって言っただけ!」

静香「はぁ、なんだ。志保の動揺っぷりを見てると、陸くんに彼女でもできたのかと思ったわ」

志保「どどどどどど動揺?私が?何バカなこと言ってるの?」

静香「志保、陸くんが大好きなことがバレないように、人前では『陸』って呼ぶでしょう?動揺しすぎて素が出てるわよ」

志保「はぁ!?りっくんのことなんて、全然好きじゃないんだからね!?」

静香「うっわ...何そのツンデレのテンプレ言葉...」

志保「それに、仮に、そう仮に、万が一、いえ無量大数が一、りっくんに彼女ができたとしても、そんなことで動揺するほど私のメンタルは弱くないわ!!!!!」

静香「そっか、わかったわ。じゃあ、その手に持ってるコーヒーカップを机に置いて。手が震えすぎてて、中身をほとんど机の上にぶちまけてるわ」

志保「わたわたわたわたわたわたしのせいじゃない!!!!!!」

静香「はいはーい、そうね。わかったからほら志保ちゃん、机にカップおきまちょーねー」

志保「うわぁぁぁぁぁぁぁん!!!静香が!!!私を!!!バカにする!!!!!!」



静香「で、陸くんにチョコをあげたのはどんな子なの?」

志保「こいつよ」

静香「こいつって...というか、スマホに画像まであるのね...」

志保「この泥棒猫、サッカーでゴール決めてるかわいかっこいいりっくんの写真を撮ってたら写り込んできたの!!」

静香「いや、別に向こうは『陸くんと同じ写真に写りたい!』って意図はなかったと思うけど...。あら、綺麗な子じゃない。陸くんにぴっt」

志保「キサマイマナニヲイオウトシテイル」

静香「いや...なんでもないわ...」

志保「こんな掛け算も出来なさそうな女がりっくんと釣り合うわけなんてないのよ!!!フフフフ絶対に許さない!!!!」

静香「いや、5歳児なんだからできなくて当たり前でしょうに...」

>>1
警報でした


静香「まぁ、陸くんすっごく可愛いから、同い年の女の子は放ってはおかないわよね」

志保「は?すっごく可愛い?そんなわけないでしょ?」

静香「はいはい、ツンデレツンデレ」

志保「めちゃんこウルトラスーパーハイパー可愛いに決まってるじゃない!!!!」

静香「...精神年齢が陸くんと同じくらいになってるわよ...」

志保「それより静香あなたりっくんのことすっごく可愛いって...まさかりっくんを狙ってないでしょうね!?」

静香「狙うわけないでしょ!!!いくつ歳が離れてると思ってるのよ!!」

志保「はぁ...安心したわ。たとえ静香といえどアイドルだもの...顔面をぐちゃぐちゃにするのは憚られるから...」

静香「お願いだから将来逮捕とかされないでね...」


静香「でも、陸くんもその女の子のこと好きだったらどうするの?」

志保「ふっ、笑わせないで。まだ乳もぺったんこの女をりっくんが好きになるわけないじゃない」

静香「多分『あんな子供陸くんは相手にしない』ってこと言いたいんだと思うけど、その言い方だと陸くんがスケベみたいに聞こえるわよ」

志保「りっくんがスケベ!?!?!?貴様!!!ウチの天使に向かってそのような言葉を!!!!許さんぞ!!!!」

静香「あーもぅ!!!話が進まないからそのモードやめて!!!!」

志保「ウィ」

静香「はぁ...。いい?陸くんはまだ5歳だからまだまだ先の話だけど、志保の将来が心配だから言っておくわ。」

志保「...何よ?」


静香「あなたが陸くんのことを大事に大事にしててもね、陸くんには陸くんの考えや望みがあるわ」

静香「それは、あなたが陸くんに求めるものとは違うかもしれない。その時に、きっと諍いが起きると思う」

静香「あなたの方がたくさん人生を生きてるもの。自分の方が正しいことを言ってると思うかもしれないし、実際に正しいのかもしれない」

静香「だけどね、話は聞いてあげてね。頭ごなしに否定せずに、きちんと考えや望みを受け止めてあげて」

志保「静香あなた......ふんっ!そんなことあなたに言われなくてもわかってるわよ!」

静香「ふふっ、なら良かった」


志保「でも女の話は別じゃぁぁぁぁぁぁぁぁいい!!!!!」

静香「あぁ...いい話で終わらそうとしたのに...」

志保「りっくんは女に免疫がないのよ!!変な女にコロッと騙されたらどうするの!?」

静香「いや、あの歳で免疫がある方が怖いけどね」

静香「じゃあ逆に聞くけど、どんな女の子なら鬼小姑は許すの?」

志保「誰が鬼小姑よ!!そうね、多くは望まないわ。まずは、礼儀作法がきちんとしている子がいいわね。できるなら、たくさん習い事をして教養を身につけている子がいいわ」

志保「でも、自分で稼ぐことのできる一芸というかスキルは欲しいわね。共に自立して支え合える関係が良いから」

志保「あと、色んなことに対する好奇心というかチャレンジ精神は欲しいわね。最初は下手でも、練習して家事を覚えてくれるような頑張り屋の子がいいわ」

静香「なんだか盛りだくさんね...」

志保「あと...」

静香「どうしたの口ごもって?」

志保「新しい家族になることだし、姉である私を慕ってくれる子が...いいかな...」

静香「ふふっ、志保も可愛らしいところがあるじゃない」

志保「なによ!そのどうしようもない娘の成長を実感した母の目は!やめなさい!」


静香「でもよかったわね。その条件にぴったりの子がいるじゃない」

志保「婚活サイトじゃないんだからそんな簡単には...」

静香「はい、ヒットした1件はこちらです!」

星梨花「こんにちは、箱崎星梨花です!」

志保「星梨花!?」

星梨花「えっと、静香さん。検索とかヒットとか婚活とか何なのでしょうか?」

志保「なっ、なんでもないわよ!」

静香「星梨花あのね、ゴニョゴニョゴニョ」



星梨花「そうだったんですね。その...カノジョとかまだ私には早いです...陸くんもまだ小さいですし...」

静香「星梨花ったら、耳まで真っ赤になっちゃって、ふふっ可愛い」

志保「...」

静香「あら、志保さっきまでの元気はどこに行ったの?お姉ちゃんは認めないわーって、また怒るかと思った」

志保「ぐぬぬ...確かに星梨花はずるいわ...ぐぬぬ...」

静香「ふふふ、星梨花の可愛さの前では小姑モードは封印されたようね。でも志保覚えておいて」

志保「誰が小姑モードよ!それで、何を覚えておけというの!?」

静香「星梨花は嫁にあげないわ!絶対に!静香お姉ちゃんが許しません!!」

星梨花「静香お姉ちゃん?」

志保「はぁ?」

静香「だってこんな愛くるしい星梨花よ!妖精の擬人化のような清らかさと愛おしさを持った星梨花よ!誰か1人の人間のお嫁さんになるなんて人類の損失だわ!!!!」

星梨花「あの、私人間じゃないのでしょうか?」

志保「星梨花、耳を塞いでおいた方がいいわ。静香はちょっとテンションが上がって、トランス状態になってるだけだから」


静香「星梨花は私が認めた男以外は認めない!絶対に!!絶対にだ!!!!」

志保「はぁ...さっきまでの私ってこんな感じだったの...流石に反省するわ...」

静香「なに突然冷静になってるのよ!こっちは大事な話してるのよ!」

志保「落ち着きなさい静香!あなたはっきり言って危険よ!ネット掲示板で小姑がウザいって相談されるレベルよ!」

静香「志保だってさっきまで危険だったじゃない!?りっくんに近づく女を軒並みなぎ倒すバーサーカーみたいだったのに!」

志保「誰がバーサーカーよ!!私はあなたよりも節度をわきまえて女をなぎ倒すわ!!」

静香「結局なぎ倒すんじゃない!!」

志保「静香こそ星梨花のそばに仁王立ちして鼻息で近づく男全員吹き飛ばしそうだわ!阿修羅静香に改名した方がいいんじゃない!?」

静香「誰が鬼神よ!?失礼ね!狂戦士のくせに!」

志保「阿修羅!!」

静香「バーサーカー!!」

星梨花「2人とも喧嘩はダメです!!!ソファーの上に正座してください!!!」

志保「...」

静香「...」



星梨花「お話の始まりは、陸くんがチョコレートを貰った相手が気になるからですよね?」

志保「えぇ、そうなるわね」

静香「はい、そうです」

星梨花「だったら、陸くんに直接相手の女の子をどう思っているのか聞いてみるのがいいんじゃないでしょうか?」

静香「そこに気づくとは天才ね!星梨花!」

志保「私たちヒートアップしすぎたわ」

静香「もともとヒートアップしてたのは志保だけのような...」

星梨花「では、週末に陸くんを事務所に連れてきてもらえますか?そこでお話を聞きましょう」

志保「今週末の予定は...仕事もレッスンもお休みね。わかったわ」

静香「そこで白黒決着つけましょう」

星梨花「はい解決ですね、それでは正座をやめていいです」

静香「ワン!」

志保「はぁ...静香お姉ちゃんはすっかり飼いならされてるのね...」


###############
週末 765プロシアター
###############

麗花「わぁーりっくーん!ようこそー!」

陸「こんにちはああああああああああああああああ」

茜「ちょちょちょ!?麗花ちゃん!りっくんをぐるぐるしながら空飛ぶのなし!!!人間の常識を保ったままお出迎えしよ!!!ね!?!?」

麗花「わーい?わーい?」

陸「あばばばばばばばばばばば」

志保「あばばばばばばばばばばば」

茜「あぁ!?りっくんの顔が大変なことになってるよ!!ほらしほりんも泡吹いて倒れてるからさ、止めよう麗花ちゃん、ね?ね?茜ちゃんのプリンあげるからさ」

麗花「冷蔵庫にあったの茜ちゃんのだったの?ありがとう、ごちそうさまでした?」

茜「にゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!また勝手に食べたの....」




このみ「あら、陸くんじゃない。こんにちは、ようこそシアターへ」

陸「このみちゃん、こんにちは」

このみ「ぐぬぬぬぬ、だからこのみお姉さんは志保お姉ちゃんよりもとーってもお姉さんなんだって言ってるでしょ。ほら陸くん、このみお姉さんよ」

陸「りおおねえさん、こんにちは」

莉緒「あらー、りっくん挨拶できて偉いわね。こんにちはのぎゅー」

陸「わぁ」

志保「ちょっと!!莉緒さん陸の教育に悪いのでハグは禁止です!!」

莉緒「えー、ハグは愛情たっぷりの子に育つために大事なのよ」

志保「それは家族からのハグです!!大人のお姉さんからのハグじゃありません!!」

陸「ふぁぁ」

このみ「あら、顔が真っ赤ね。おませさんなのかしら」

莉緒「照れてくれて嬉しいわ。そうだりっくん!お姉さんのカレシにならない?」

志保「おいやめろ!!!!!!!!!!!!!」


陸「こんにちは」

星梨花「こんにちは、陸くん挨拶できてえらいです」

海美「わーい!りっくんこんにちは!」

可奈「りっく~ん?ようこそ~シアタ~に~?」

志保「ゼーハー...ゼーハー...」

静香「シアターに来ただけなのに、あなたはどうしてそんなに疲れてるの...?」

志保「だって恵美さんもエレナさんも陸を見るなりハグしてくるし、風花さんや歌織さんなんて大量の菓子あげようとするし、他にもみんな陸に構ってくるから大変だったわ..,」

静香「みんな陸くんのこと好きすぎじゃないかしら...お疲れ様...」


星梨花「今日はお姉ちゃんたち陸くんに聞きたいことがあります」

陸「ききたいこと?なに?」

可奈「えっと...その...りっくん幼稚園でバレンタインのチョコもらったんだよね?」

陸「うん、もらったよ」

海美「かなりん顔真っ赤。でねでね、りっくんはその子のことどう思ってる?すき?」

志保「フー...フー...」

静香「鬼の形相とはこのことね...」

陸「すきだよ!おなじようちえんのおともだちだもん!」

星梨花「わぁ、素敵です」

静香「ねぇ、本当に陸くんあなたの弟なの?あんなに純真なのに...」

志保「どういう意味よ!」

可奈「でもでも~ちょっとちがうかな~?やぶきかな~?」

海美「好きってその好きじゃなくて...うーん、どう言えばいいんだろう?経験ないからわかんない!」


星梨花「陸くん、その子と私どっちが好きですか?」

静香「!?」

志保「!?」

陸「せりかおねーちゃん!」

星梨花「えへへ、光栄です。どうして私の方が好きなのでしょう?」

陸「せりかおねーちゃん、やさしいから」

星梨花「陸くんありがとうございます」

可奈「わー、じゃあ次は私ね!りっくん私は?好き?」

陸「かなおねーちゃんはおもしろいからすき」

可奈「おもしろっ!?でも好きなら~?うれしいかな~?」

海美「りっくん!!私は私は?」

陸「うみおねーちゃんはいっしょにあそんでくれるからすき」

海美「へへー、またいっしょにサッカーしようね!」

志保「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬ」

静香「隣の人が怖いけど、これは私も聞いた方がいい流れよね...嫌な予感はするのだけど...」



静香「ねぇ、陸くん?私のことはどう思う?」

陸「......すき」

静香「ちょっとその間は気になるけど、ありがとう嬉しいわ。あることないこと志保が吹き込んでそうだから、嫌われてるかと思ってた」

志保「失礼ね!そんなことは...たまにしかしてないわよ!」

静香「してるんじゃない!!」

陸「しずかおねーちゃんはいつもおねーちゃんとなかよくしてくれるからすき」

静香「えっ???志保と仲良く???陸くん、あなた間違ってるわよ!全然仲良くなんてないんだから!」

星梨花「陸くんすごいです!そうなんですよ。志保さんと静香さんは仲良しなんです!」

しずしほ「「陸(くん)!!違うから!!」」

陸「ぴったり!なかよしだね!」



星梨花「陸くん、私たちも陸くんのこと大好きですよ」

可奈「だから~?りっくんに~?プレゼント~?」

海美「はい、ハッピーバレンタイン!」

陸「わぁ!ありがとう!」

星梨花「ごめんなさい、週末陸くんを連れてきてほしかったのは、こっちが本当の目的なんです」

可奈「りっくんにチョコあげたいって人多かったんだけど、そのためだけに志保ちゃん家に行くの迷惑かなーって」

海美「わざわざ来てくれてありがとね。みんなで考えて作ったから、味わって食べてね」

静香「みんな自由にアイデア出すだもん。作るの大変だったんだから」

志保「みんな、ありがとう。良かったね、りっくん」

陸「うん!」


星梨花「陸くん、もうひとつ聞いていいですか?」

陸「いいよ、なに?」

可奈「りっくんの一番好きな人って誰?」

志保「!?!?!?」

陸「えっとね...おかあさんと...おねーちゃん!!」

志保「りっくん...」

星梨花「やっぱり陸くんはお姉ちゃんが好きなんですね!素敵です!」

静香「わかってたことだけど、これじゃあ初恋はまだまだ先そうね」

志保「へへ...えへへへへへ...」

海美「おわぁ...しほりんの顔がすっごいぐにゃぐにゃ...」

可奈「流石にこの顔はファンにはみせられないね...」



せりうみかなしずか「「「「バイバイ」」」」

陸「ばいばーい」

志保「じゃあ、お先に失礼するわ。お疲れ様。今日はありがとう」

...

星梨花「今日は大成功でしたね」

海美「うん!りっくんもしほりんも喜んでくれて、こっちまで嬉しくなっちゃった!」

可奈「私もなんだかチョコ食べたくなっちゃいました」

静香「ふふっ、そうね。帰り道みんなで寄り道しちゃいましょうか」

海美「わーい!じゃあ私たちも早く帰ろ!帰ろ!」

ミリP「ただいまー。お、みんな帰るのか?」

星梨花「プロデューサーさん、おかえりなさい」

可奈「今日も一日~?お疲れ様でした~?」

海美「あのねあのね、今日みんなでりっくんにチョコあげたの!すっごく喜んでくれたんだー!」

ミリP「おーそれは良かった」

海美「でしょ?えへへー」


ミリP「じゃあ、はい」

静香「どうしたんですか?両手出してきて」

ミリP「ほらほら」

可奈「えっと...お手!」

ミリP「よーしよしよし、えらいぞー...って違うわ!!!」

静香「なんなんですか!?直接言ってもらわないとわからないです!」

ミリP「もー、照れちゃって。俺には?チョコ?」

星梨花「あ」

可奈「あ」

海美「あ」

静香「あ」

ミリP「え...?ないの...?」


海美「あー!!!!!りっくんのチョコに夢中になってて、プロデューサーの分忘れてた!!!!」

星梨花「ごめんなさい、どうしましょう?」

可奈「えっとえっとえっと、プチシューあと2個しかないですけど、いっぱいどうぞ!」

ミリP「やだやだやだやだやだ!!!!手作り!!!チョコが!!!!欲しいんだい!!!!」

静香「あぁ...いい大人なのに...床をゴロゴロ転がって...」

星梨花「では、プロデューサーさんも一緒にチョコを食べに行きませんか?」

可奈「そうだ!一緒に~?食べましょ~?」

海美「私たちが奢るからさ、ね?ね?」

ミリP「うん...わかった...」

静香「あぁ、半べそかいてまるで5歳児ね...」

海美「じゃあみんなで帰ろっか」

せりかなうみしずミリP「「「「「お疲れ様でしたー、ハッピーバレンタイン!!!!!」」」」」


終わりだよ~

ごめんなさいでした~

エイプリールフールあたりで北沢陸さん実装してお願い

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