モバP「お風呂屋さんを始めました」 (22)
ある日、事務所にて……、
モバP「お風呂屋さんを始めました」
ちひろ「え?」
モバP「いつも頑張っている人たちのために、事務所の中にお風呂屋さんを作ったんですよ」
ちひろ「プロデューサーさん、また私に黙って勝手なことをしたんですか……」
モバP「いえいえ、きちんと必要な許可は取ってますよ! ほら、お風呂で気持ち良くなるのって素敵じゃありませんか」
ちひろ「まあ確かに、癒しではありますよね」
モバP「仕事の疲れやストレスが癒されれば一人ひとりの生産能力が向上し、結果的に事務所全体にとってプラスになるんですよ」
ちひろ「確かにそうかもしれませんけど。で、具体的にはどんなお風呂屋さんなんですか? サウナとかもあるんですかね」
モバP「それは利用してみてからのお楽しみです。明日からオープン予定ですけど、実は工事の関係で今はまだ男性だけとなります。でも数日後には女性も利用できるようになるので、ちひろさんも良ければ是非」
ちひろ「工事もしてたんですね……」
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そして翌日、事務所内にて……、
ワイワイ……ガヤガヤ……
モバP「皆さん、お待たせいたしました! ではこれよりお風呂屋さんを開店いたしまぁーーす!!」
客たち「「「うおぉぉぉぉーーーーー!!!」」」
※事務所の男性スタッフたち
モバP「者共、準備は良いかぁーー?」
客たち「「「おぉぉぉーーーーーー!!!」」」
モバP「気持ち良くなりたいかぁーー?」
客たち「「「なりたぁーーーーい!!!」」」
ちひろ「うわ、すっごい人集り! みんなそんなにお風呂に入りたいのかな?」
モバP「ではこれより受付を始めますので、事前に配布した番号札順にお呼びします」
ザワザワ
モバP「ではまず、1番のお客様」
1番の客「は、はい!」
モバP「ご希望のコースはございますか?」
1番の客「うーん、どれにしようかな……」
ちひろ「コースが選べるんだ。結構本格的ですね……」
1番の客「それじゃ、この【いけないランドセル 健気な少女の悶絶一輪車コース】をお願いします」
ちひろ「ん?」
モバP「はい、ありがとうございます。では、ごゆっくりお楽しみくださいませ」
1番の客「ぐへへっ、楽しみだなぁ~~」
モバP「では2番の方、どうぞ」
2番の客「それじゃ自分は【まさかの二刀流 ご自慢の剣術でイキイキワクワクなパワフルタイムコース】をお願いします」
モバP「ごゆっくりどうぞ~」
2番の客「やべっ、俺の竹刀がもう大きくなってるぜ……」マエカガミ
ちひろ「あれ? なんか私がイメージしてたお風呂屋さんと違うような……」
モバP「では次、3番の方どうぞ」
3番の客「あの……実は私、この手のお風呂屋さんが初めてなんです」ソワソワ
ちひろ「この手の?」
モバP「なるほど……ではこちらの【忘れられない快感 お姉さん系女子大生と愛に飢えた美人OLと過ごす快楽の部屋コース】をおすすめしますよ」
3番の客「じゃあ、それでお願いします!」
モバP「はい、奥の部屋へお進みください」
3番の客「ハァハァ……」
ちひろ「ちょっとプロデューサーさん!」
モバP「ちひろさん、どうかしましたか?」
ちひろ「男性客たちの様子を見てたんですけど、これ、本当にお風呂屋さんなんですか?」
モバP「ええ、正真正銘のお風呂屋さんですよ」
ちひろ「なんか聞き捨てならない言葉が聞こえてきたんですけど」
モバP「気のせいですよ」
ちひろ「……なら、ちょっと奥の方を見せてもらいますよ」
モバP「ノォォォォーーーーーーーーンンン!!! 困りますよちひろさん、営業妨害で早苗さん呼びますよ!」
ちひろ「いや、呼びたいのはこっちですよ! いけないランドセルとか言ってましたけど、年齢的にアウトですよ!?」
モバP「ちひろさん、何か勘違いしてるみたいですね。そうやって女性が男性のエリアに入るのはアリで、男性が女性のエリアに入るのアウトにする風習、僕は変えるべきと考えます。それに、ちひろさんが考えているようなイケナイことなど、何もありません!」
ちひろ「……本当ですか」ジトーー
モバP「はい! 僕を信じてください」
そして60分後……
1番の客「ハァハァ……俺は今日から、あの子の一輪車として生きるんだ……!」
2番の客「俺の竹刀よりも、あの子の竹刀の方が大きかった……」
3番の客「…………明日、パイプカットの手術を受けよう」
ちひろ「…………」
数日後、
モバP「さて、今日もお仕事頑張るぞい!」
ちひろ「あ、プロデューサーさん。ちょっといいですか?」
モバP「ん、どうかしましたか?」
ちひろ「実は私も、お風呂屋さんをオープンさせました!」
モバP「え? お風呂さんって、女性用のお風呂屋さんは明日からオープン予定なんですけど」
ちひろ「いえいえ、私はプロデューサーさん専用のお風呂屋さんをオープンしたんですよ!」
モバP「え、僕専用の!?」
ちひろ「はい、日ごろからアイドルやこの事務所のために働くプロデューサーさんへのご褒美ですよ」
モバP「はあ……」
その日の仕事終わり、
モバP「えっと、ちひろさんから教えてもらった場所は……お、ここだな」
ガチャ
美城常務「うむ、ようやく来たか」
※ミッシー紐ビキニバージョン
モバP「ファッ!?」
美城常務「何を入り口で固まったいる。早く中へ入りたまえ」
モバP「えっと……これは、どういう……」
美城常務「普段懸命に働く君を評価して、今夜は特別に私自ら労ってやろうというわけだ。遠慮はいらない、楽にしなさい」
モバP「いや、あの……」
キィィィィィ……バタン!!
モバP「うわっ、なんか扉が勝手に閉まったぞ!!」
美城常務「どうした? 早く服を脱ぎたまえ……仕方がない、私が特別に脱がしてやろう」
モバP「や、やめて! 来ないで! お婿に行けなくなっちゃうーー!」ブルブル
美城常務「ふふっ、今夜はたっぷりと楽しもうではないか……」
\ギャアァァァァァァァァーーーーーーーーーーーー/
終わり
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