これはDead by daylightのゲームをオリジナルのストーリーで書くよ。のろのろ進行だよ
私的な設定や世界観を含むけどそれでも良かったらゆっくりしてってね
俺はオカルトが好きな大学生だ
夏休み中に俺はとある廃墟を探索していた
時間は深夜。あたりは暗く、虫の鳴き声と少しの風音が聴こえる
廃墟は昔、鉱山の採掘場所だったらしい
様々な壊れた機械や部品があちこちに転がっている
「確かここの地下だったな」
ネットのオカルト掲示板に興味深い書き込みがあった
~とある廃墟の地下に深夜3時頃訪れると闇の世界に引きずり込まれ、そして生き残りをかけたゲームを上位者が仕掛けてくる~
(上位者?ゲーム?いつもの都市伝説と少し雰囲気が違うな...)
しかし注意深く辺りを探していたが、結構な時間が経っても地下に至るドアを見つけることは出来なかった
(おかしいな...本当にここに地下なんてあるのか?ガセ情報の可能性もあるが)
諦めかけたその時
バチンッ!!!!
「なんだ!?」
金属と金属が勢いよくぶつかり合ったような音が個室から聴こえてきた。しかしそれ以上の変化はなく、静かな空気が辺りに漂っている
(何かある?)
慎重にその個室のドアを開けると、中央にハッチのようなものがあった
(さっきはなかったはずだ。これは一体...開けてみるか)
恐る恐るハッチを開けようと手を取っ手にかけた瞬間、強烈な寒気が体を襲う
本能が訴えかけてくる。今、死の淵に立たされている、逃げろ、引き返せ...と
(馬鹿野郎!退けるか!俺は...勇気溢れるオカルトマニアなんだ!)
もしものために持ってきていた???を握りしめて、俺は勢いよくハッチを開けた...
???の安価をとるよ
安価のコンマ下二桁が01~20ならナイフも所持
1.絆創膏やらパブロンやらオロナインが入っている救急キット!!少々の傷ならすぐ完治!...多分
2.ドライバーにペンチ、みんな大好きダクトテープが入っている工具箱!ちょっと臭う...
3.300ルーメンの強力ライト!!ひとに向けてはいけません!眩しすぎる!バッテリーには御注意を
4.何故かこれを見るとムカつく爆竹!!音もうるさいしこれを使うのはお祝いの時だけにしよう!
安価下
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1549389362
気づくと俺は廃墟の外側に立っていた
満月が廃墟を照らし、不気味な雰囲気を感じる
「あれ?俺は一体」
辺りを見回すと、少し様子が違っていることに気づいた。そして目の前にカラフルなジェネレーターが見える。上部にカラオケ屋で見たようなジュースサーバーが付いていた
(さっき俺は個室にいたはず...まさかテレポートしたのか?この機械?なんて見たことないしな)
機械の上部にある蛇口を捻ると思った通りジュースが出てきた。飲んでみたが味は安っぽかった
(なんだか水で薄めてないかこれ?色は派手なのにな)
少し思案し、ただ立っているのもなんだと思い、探索する事にした。すると
(この悪趣味なフックはなんだ?何かの儀式に使うのか?)
廃墟には至る所に不気味な少しふざけたフックがあり、その様子はまるで何かの儀式を行っているようなものだと直感した
トクン.........トクン........
探索していると急に自分の心拍が強くなったように感じた。それは徐々に強くなっていく
(え?なんで俺はこんなにも焦っている!?何かが...近づいてくる?)
少しパニック気味になりながら俺は
安価を取ります。コンマ下二桁次第で変化あり01~99=悪い~良い。00はミラクル、ゾロ目は特に何もありません
1.急いでロッカーに隠れる。01~40で完璧な隠密
2.岩陰にひそむ。01~60で隠密成功
3.走って逃げる01~40で索敵範囲外から逃亡成功
4.誰かいるのか!と叫ぶ。ランダムイベント発生
安価下
下二桁59により失敗
(と、とりあえず近くにあるロッカーに隠れる!)
近くにあった赤いロッカーの中に急いで隠れ、やり過ごそうとする
ギィィ...パタン...
その時、焦っていたこともあり、少し扉を閉める音が発生してしまった
ドクン.....ドクン....ドクンッ...
強くなる鼓動、そして額に汗がにじみ出る
(まずい、まずい、まずいっ!何かいる!近くに!)
ロッカー越しに伝わる強烈な気配はだんだんと俺に近づいてくる
(このままだと絶対に見つかる!どうする?俺!こんな時、コメディー映画なら!)
安価をとるよ
1:神は俺を見捨てないっ!聖域のロッカーで待機だ!(1~60で成功)
2:逃げるに勝る戦術はなし!すぐさま逃走(1~50で成功)
3:扉を開けたら後悔させてやる!強力ライトで目くらましを仕掛ける(1~40で成功)
安価下
3選択 下二桁65により失敗
手に汗を滲ませながらライトを構える
(大丈夫だ!きっと成功する!このライトの光を直視すればどんな奴でも数秒は何も見えないはず!)
そう自分を奮い立たせ、運命の瞬間を待つ
ドクンッ...ドクンッ..ドクンッ!
心音がこれでもかというぐらい強くなる
ドス...ドス..ドスッ
そして何かの足音が聞こえ始める。それは人のような足音だが明らかに大男を想像させるものだった
その足音はロッカーの目の前で止まる。俺は喉をゴクリと鳴らし震えながらライトを構えた
バンッ!
勢いよくロッカーの扉が開かれる
そこに立っていたのは仮面を被った大男だった。手には鉈を持ち、所々血が付着している
そして全身には酷い傷があり、特に右肩にはトラバサミがめり込んでいた
「うおおおおおおお!!!」
俺はライトの電源をオンにする
ライトの光がその大男の顔面に直撃した
ガシッ!!
「うがっ!?」
しかし大男は難なく俺の首を掴む
ライトの光はまるで効果がなかった
(な、なんで...く、苦しい!)
首を掴むチカラは尋常ではなく、片手で掴んでいるのにも関わらずこちらは両手で抵抗してもビクともしなかった
(ぐっ...こ、殺される!だ、誰か!助けてくれ!!)
声を出そうにも首を掴まれて出せない
ズル...ズル...
大男は首を掴みながら引きずっていく
どうやらこの場から移動するようだった
(なんだ?どこに連れて行く?)
ズル...ズル...
フックの場所で立ち止まると、勢いよく俺をフックに吊った。フックの先端が胸元を貫通する
「があああああああっ!!」
強烈な痛みが胸元を襲う。血が吹き出し目の前がチカチカする
(痛いっ!!いってぇぇぇ!!死ぬ、死ぬ!)
ジタバタするがフックから逃れることは出来なかった
すると大男は持っている鉈を俺に振り下ろす。その表情は仮面で見えなかったが、嘲笑っているように感じた。バカめ...と
「ぐああああっっ!!」
切られた所から血が吹き出す。生まれてから一度も経験したことのない強烈な激痛がはしる
俺はあまりの痛みに耐えきれず失神した
数分後、俺は未だに失神していた
フックの周りに段々と蜘蛛の脚に似ている物体が現れ始めていた
ザッ...ザッ...
すると俺の前にメガネをかけた男が駆け寄ってきた
「今助けるっ!」
メガネの男は俺をフックから下ろす
フックを抜いた時の激痛で俺は目を覚ました
「いって...」
「しっ!まだあいつが近くにいる。あまり大声を出さないほうがいい」
俺は忠告を受け小声で話す
「あんたは一体...」
「僕はドワイト。見ない顔だけど、君は?」
「俺だ。ここはどうなっているんだ?さっきの大男は一体なんなんだ?。とてもじゃないが普通じゃない!」
「そうか...君は初めてなんだね。ここはマクミランエステートのサファケーションピットと言われる場所だ。ここで今僕達は儀式を行っているんだ」
「儀式?さっきのフックと関係があるのか?」
「ああ。さっき君が吊るされていたフックに大男が僕らを全員吊るして処刑するか、それか僕らがここから逃げるかで儀式が完了する」
「その儀式は何のためにやってるんだ?」
「さぁ?僕もそこまではわからない。僕も強制的にこの儀式に参加させられているんだ」
「強制的...ドワイト、あんたここに来る前にハッチを開けなかったか?俺はそのハッチを開けてここに来た」
「ハッチ...確かに開けた記憶がある。でも酔っ払っていたからよく覚えてないなぁ」
そう話しているうちに心音が強くなっていく
「来たか...わかるかい?僕らには奴が近づいて来るのが心音でわかる。この心音が近づいてきたら身を隠すか、遠くに逃げたほうがいい」
「ああ。さっきみたいのはゴメンだしな」
「この場所から逃げるには発電機を5台修理してゲートの電力を通電させなきゃいけない。発電機は見たことあるかい?」
「あれのことか。よし!ちゃっちゃっと直してここからゲッタウェイだ!ドワイト!」
「君はあいつと違って気が合いそうだね。後でもっと色々教えたあげるよ。じゃあお互い頑張ろう!」
ドワイトはそう告げるとしゃがみながら去っていった
ドワイトが立ち去った後取り残された俺
心音が強くなる中、次の行動の選択を迫られていた
(ドワイトについていけばよかったんじゃね?しくじったな)
胸元と切りつけられた太ももから血が滴っている
それは地面を赤く染め上げるのに十分な量だった
(この出血量...普通なら長くは持たないが、自然とそんなに不安はないぞ?この儀式の最中だと俺の体が普通じゃなくなっているのか?)
しかし現状では止血する道具も知識も無かったためどうする事も出来なかった
(さて、どうする?まずはどこかであいつをやり過ごさないとな。ロッカーか、それとも岩陰か。それか走って逃げるか?)
安価をとるよ。コンマ下二桁(出血補正あり)
1.ロッカー先輩次こそ頼みます!(1~35で成功)
2.岩と一体になるこそが隠密の基本!(1~55で成功)
3.疾走!滑走!逃走!(1~40で成功)
4.大男をライトで煽りに行く。てめーはオレを怒らせた
(チェイスに突入確定)
安価下
連続取りは余りにも過疎った時だけお願いします
1選択 下二桁00によりミラクル
(さっきのロッカーだと見つかる可能性がある。別なロッカーじゃなきゃダメだな)
辺りを見回すと隅の方にとても頑丈そうなロッカーを見つけた
(これだ!これに入れば安全間違いなし!)
ガチャッ!バタンッ!
しかし変なテンションの高さのせいか派手な音を立ててしまう
(しまった!いや、でもこのロッカーなら...)
心音が強くなり、足音も近づいて来る
そしてついにロッカーの前に大男が立ち止まった
ドキ...ドキ...
俺は安心と興奮がごちゃまぜになった心をなんとか落ち着かせようとする
大男がロッカーの扉に手をかけ、開けようとする
グッ!....グッ...!
「???」
しかしいつになっても俺と大男が対面する事はない。大男は何度もロッカーを開けようとする
グッ!グッ!
「ウォッ!ウォッ!....」
力を込めてる様子が伺えるがロッカーはビクともしない。威風堂々と直立している
ブォンッ!!キンッ!!!
ついには大男は怒り出し、持っていた鉈でロッカーを斬りつけようとするが、頑丈な硬さで完璧に弾かれる
ガギンッ!!
「!!!!」
何度も打ち付けているとロッカーの硬さに耐えきれず、鉈が折れてしまった
「!?」
動揺している様子が伺える。まさか鉈が折れるとは夢にも思っていなかった様だ
その後懲りずに手でロッカーを開けようとするが、その努力も虚しく、ロッカーは聖域のままだった
数分後...
息切れをしている大男を俺はにやにやしながらロッカー越しに見つめていた。すると大男は諦めたのかロッカーから立ち去ったのであった
(行ったか?それにしてもこのロッカー...一体何なんだ?)
ロッカーから出て、再度ロッカーを調べようとするともうそこにはロッカーは存在していなかった
「馬鹿な!さっきまでそこにあったのに」
俺は不思議に思ったがこの世界では何が起きても不思議ではないと認識を改め、近くにあった発電機を修理する事にした
ガチャ...ガチャ...
発電機の修理はそこまで難しいものではなかった
簡単な配線の接続とボタン操作
この発電機を初めて見たはずだが操作方法が不思議と頭の中に浮かんできていた
「よし!これで!」
約1分後、仕上げに赤いボタンを押すと発電機は大きな音を立てながら動き始めた
ブルルルッ!ブルルル!
(これでこの発電機は直った。後4台か...先は長いな)
そう思っていると、遠く離れた方から同じような発電機が直った時に発生する音が聞こえた
(あの方角はドワイトが行った方向だ!という事はドワイトも修理に成功したのか!)
残り発電機は3台。俺はさっさく次の発電機を探し始めた
安価をとるよ。コンマ下二桁で変化あり
段階は1~20、21~40、41~60、61~80、81~99で段々と良くなっていくよ
1.大きな長屋を調べる。地下に通じる道もあるようだ
2.小さな小屋を調べる。誰かが居る気配
3.状況が変化するまで隠密に徹する
4.ドワイトを探す。出会うまでただ動き回っているだけ
安価下
2選択 下二桁05
マクミランを探索していると小屋を発見した
小屋はボロボロな立方体。そして2つの出入り口と窓があり、中央には発電機が確認できる
(よし。こいつを直そう)
窓枠からよっこいしょと小屋の中に侵入しようとする
バチンッ!!!
「ぐああああっっ!!」
突然、強烈な痛みが足元を襲う
(ベアトラップ!?くそ!何でこんな所に!)
大きなベアトラップの歯が肉を貫通し、骨にまで達している
(ぐっ...こいつを外さないと!)
激痛を堪えてベアトラップを外そうとするが、ベアトラップには強力なバネが仕込まれており、負傷している状況での解除は難しかった
解除に手間取っていると心音が強くなり始めた
(まずい!奴が来る!は、早く解除しないと!)
しかし力をいくら込めても外れない
もはや絶体絶命かと思われたその時...
安価をとるよ。下二桁で5段階の変化あり1~99=悪い~良い
1.大丈夫だ、俺がついてる!マッチョな男が助けに来る(難易度3
2.有能の証明。ドワイトが助けに来る(難易度3
3.それは疾風の如く。三つ編みの女が助けに来る(難易度3
4.こんな状況でも弱音は無しだ!自力で何とかする(難易度5
安価下
3選択 下二桁66
俺がベアトラップを外そうとしていると、三つ編みの女が窓枠を乗り越えて小屋に入ってきた
「大丈夫!?罠にかかったのね?今、助ける!」
三つ編みの女は手慣れた手つきで罠を外す
「あ、ありがとう。君は?」
「私はメグ。悠長に話してる暇はないわ。トラッパーが来るわよ」
「トラッパー?あの大男のことか」
「ええ。あなたは怪我をして満足に動けないと思うから私が引きつけとく。その内に逃げてちょうだい!」
そう俺に告げると小屋から飛び出した
(勇敢な人だな。お陰で助かった...)
窓枠から外を見るとトラッパーがメグを追いかけていた。メグは所々にある窓枠をうまく使い、華麗にトラッパーを翻弄していた
(すごい...追われていることに慣れているみたいだ)
しかし現状は良くはない。片足は満足に動かせず、出血が酷い。どこかで治療が必要だった
(この傷じゃ走る事は難しいぞ。見つかるのは絶対に避けないと)
俺はしゃがみながら小屋から離れようとすると、どこかの発電機の修理が完了した音が大きく鳴り響いた
残り発電機は2つ。儀式は中盤に突入したが、まだ俺は出会っていない生存者がいた
小屋から離れ、探索していると大量に積み重ねられている木材の横に発電機があった
(早くこんな儀式を終わらせないと...)
俺はすぐに修理に取り掛かる
ガチャ...ガチャ...
残り半分まで修理しただろうか。手で額の汗を拭う
その時
バチンッ!!!
「ぐああああっっ!!」
そこそこ近いところから誰かの叫び声が聞こえてきた
この音は聞いたことがある。誰かがベアトラップにひっかかったようだ
(聞いたことのない声だ...どうする?助けに行くか?)
俺の体はボロボロで満足に走ることもできない
胸元と太もも、そして足は出血しており助けに行くのは無謀にも感じた
安価をとるよ。下二桁で5段階の変化あり1~99=悪い~良い
1.きっと誰かが助けに向かうだろう。発電機を直すことこそ最善の行動だ!(難易度1
2.誰も見捨てはしない!助けに向かう(難易度3
3.お前の相手はこの俺だ!わざとトラッパーを引きつける(難易度5
安価下
1を選択 下二桁67
(今の状況で助けに向かっても足手まといになるだけ...助けはドワイトやメグに任せるしかない)
俺は発電機の修理を再開した
その頃罠にかかった生存者、デイビット・キングは苦痛の表情をしていた
「ファッキン!クソみたいな場所に罠を仕掛けやがって!このっ!!」
キングはベアトラップを無理やり外そうとするが、うまく外れない。どうやら特別製のベアトラップにかかったようだ
「大丈夫か!キング!」
「ドワイト!いい所に来た!さっさとこいつを外してくれ!」
「ああ!じっとしているんだ!」
ドワイトが罠を外すためしゃがみこむ
しかしその背後にはトラッパーの姿があった
「!?ドワイト!後ろだ!」
「え?」
ガシッ!!
避ける暇もなくトラッパーはドワイトの首を掴む。そしてキングに新品のような鉈を無残にも振り下ろした
ザシュッ!!
「ぐはっ...」
キングは肩から腹まで切られ、そのあまりの痛さに失神した。地面には大量の血が撒き散らされている
大男はそのままドワイトを掴み、フックへと向かうのであった
ドワイトとキングの悲劇も知らず、俺は発電機の修理をやり遂げたのであった
残り発電機は1つ
しかしドワイトはマクミランの中央に位置してあるフックに釣られ、さらにキングは失神している
キングも釣られてしまうのは時間の問題だった
(最後の発電機はどこだ?)
俺はマクミランの外周をぐるっと回っていた
外周は壁に覆われ、とても登れるようなものではない
途中でゲートも発見したが、5つの発電機が直っていないため、開く事はできなかった
(後探していないのは中央付近...トラッパーのいる確率も高いし、ベアトラップもたくさんありそうだ)
遠目から中央を確認すると、フックに吊るされているドワイトを発見した
(ドワイト!!不味い!早く助けに行かないと!)
ドワイトを吊るしているフックの周りに、蜘蛛の脚のようなものがたくさん浮かび上がっている
それはドワイトを捕食する準備をしているかのようだった
(あれは一体...とにかく早く向かわないと!)
安価をとるよ。下二桁で5段階の変化あり。1~99=悪い~良い
1.恩は必ず返す!すぐに助けに行く(難易度3
2.それでも発電機の修理が最重要!ドワイトを横目に近くにある発電機を修理する(難易度2
3.罠があるかもしれない!助けに行くのは少し遅れるがしゃがみながら助けに行く(難易度2
4.徐かなること林の如く!隠れて様子を見る(難易度1
安価下
1を選択 下二桁60
俺は素早くドワイトを助けに向かった
実はこの時、トラッパーはキングを捕まえに向かっており、道中に罠を仕掛けていなかった
「しっかりしろドワイト!今助ける!」
俺はフックからドワイトを降ろす。その時の痛みでドワイトは悲鳴をあげながら目を覚ました
「や、やあ...助かったよ」
「困った時はお互い様だ。さて、これからどうする?発電機は近くにあるが...」
「そうだね。確かにここで発電機を修理していれば奴が来るだろう。誰かが引きつけてくれないと非常に厳しいね...」
2人が考えていると後ろから声がかかった
「2人とも!キングが!」
心配で見に来たメグが2人に合流する
「そうだよメグ!キングはどうなったんだい?」
「キング?」
「もう1人の生存者さ。さっき奴に鉈で切られたんだ。おそらく今頃は...」
「彼は今、ここからそう遠くないところでフックに吊るされているよ。どうする?3人で発電機を修理するか、1人が引きつけて2人で修理するか...沢山の選択肢があるけど」
「メグ、君はどう思う?」
「私はtagに自信がある。頼まれたら引きつけるけど...正直どれが正解かわからない」
「そうか。君は?」
「俺は...」
安価をとるよ。下二桁で5段階の変化あり。1~99=悪い~良い
1.ワンフォアオール!3人で修理をする(難易度1
2.オールフォアワン!キングを全員で助けに行く(難易度3
3.Let's play tag!メグがトラッパーを挑発している間に2人で修理をする(難易度2
4.ドワイト!メグ!ジェットストリームアタックを仕掛けるぞ!メグはチェイス、ドワイトは救助、俺は修理をする(難易度4
安価下
2を選択 下二桁71
「オールフォアワン...みんなでキングって人を助けに行こう!」
「俺君...わかった!メグも一緒に来てくれるかい?」
「わかったわ。いざとなれば私が引きつける」
こうして3人は団結してキングを助ける事にした
キングは隅のフックに吊るされており、周囲でトラッパーが警戒していた
(くそ...あれじゃあ助けられない。陽動する必要があるな)
(メグ、俺君。僕に考えがある)
(聞こうじゃない)
(あのトラッパーには少し癖があって、だいたい罠を仕掛ける位置は知ってるんだ。僕がその位置に行って罠を解除したら、その音に気づいて確認しに来るはず...)
(その隙を狙って俺が救助に行くんだな?)
(そうだね。でもキングも俺君も大分負傷しているから、その場から2人が遠く離れるまでメグがトラッパーの注意を引いててくれないか?)
(任せておきなさい。あのドM男は私が相手をしたあげる。ま、指一本も触れさせないけどね)
(トラッパーってドMなのか?)
(あんなに身体中傷だらけで、おまけに肩にはベアトラップ。ドMじゃない方がおかしいでしょ)
(フッ...。ハードなプレイが好きそうだ)
冗談も混じりながら作戦を練る。その中で3人の心は団結していた
「「「get over the barrier!!」」」
3人は作戦を開始した!
安価をとるよ。コンマ下二桁で5段階の変化あり。1~99=悪い~良い
1.転ばぬ先の杖。メグにライトを渡しておいた(難易度1
2.ネズミ1匹見逃さない!!ドワイトからトラッパーの癖を聞いた(難易度3。41~99で成功。さらにパークを取得
3.実はコソ泥に向いてるかもしれん。使えそうなアイテムを探してから救助に向かった(難易度3。41~99で成功。さらにパーク取得
安価下
1を選択 下二桁84
ドワイトは罠があると思われるポイントに到達し、読み通りそこに罠があることを確認した
そして戦いの火蓋が切って落とされるのであった
(みんな、頼んだよ!!)
バチンッ!!
「!?」
キングの周りを警戒していたトラッパーが異音に気づく。自ら仕掛けた罠に何かあったと思い、確認しにその場所を動いた
トラッパーが解除された罠の付近に着くとそこには誰もいなかった
「???」
罠を再度掛け直そうとすると
ピカッ!!
トラッパーは突如、強烈な閃光で目を眩ませられた
「ヴォッ!?」
あまりの眩しさにトラッパーは視界が奪われ、何も見えない。乱暴に鉈を振り回すが壁に当たるか空を切るだけである
「うすのろ!こっちだよ!!」
そして後方からメグの挑発。トラッパーの怒りは頂点に達した
実はこの時、メグは運良く持っていた持参の特注のレンズと電球を懐中電灯に取り付け、より強力なものにしていたのだった
その頃俺は無事にキングの元をたどり着いていた
「大丈夫か!?」
フックからキングを降ろす。傷は深く、本当に生きているのか不安になるぐらいだった
「ぐっ...助かった。見ない顔だがどうして俺を...」
「4人の方が脱出しやすいだろ?こんな状況だ、協力しあった方が良いに決まってる。さあ!ここから早く逃げよう!」
「ふん!そうだな!」
そして2人は余裕を持ってその場から立ち去ったのである
メグはマクミランの中央から離れたところでトラッパーとチェイスをしているため、その他の3人は余裕を持って発電機を修理することができた
ガチャ...ガチャ...
「よし、後もう少しだね」
「キング、大丈夫か?結構傷が酷そうだけど」
「このくらいなんともねぇ。それよりもメグが心配だ。さっさと直してゲートから出ないとな」
メグはずっと追われていたため、体力の限界が近づいてきている。追いつかれるのは時間の問題だった
そして最後の発電機と修理が完了する...
「よし!俺はゲートの位置を知ってる!早くそこに行こう!」
「「わかった!」」
3人はゲートの位置に向かう。幸か不幸か、メグはその近辺でチェイスしているのであった
安価をとるよ。コンマ下二桁で5段階の変化あり。1~99=悪い~良い
1.MVPはメグ?メグがそのままチェイスを続けている間、俺たちは2つのゲートを開ける(41~99で成功。メグがパークを取得する
2.初めてのチェイス。メグとチェイスを代わり、他のメンバーで2つのゲートを開ける(41~99で成功。俺がパークを取得する
3.4VCPTに勝てるわけないだろ!ドワイトが1つのゲートを開けている間、3人でトラッパーを挑発する(21~99で成功
安価下
3選択 下二桁89
「ドワイト!俺はあいつに一発かまさなきゃ、このムカつきは治らねぇ!俺はメグに加勢するぜ!」
「キング、俺もだ!この斬られた太ももの仕返しをたっぷりとしないとな!」
「君たち...僕はそういうノリは少し苦手だけど...その間にゲートを開けておくよ!ちゃんと帰ってくるんだよ!」
「「おうよ!」」
2人は意気投合しながらメグに加勢に行くのであった
その頃メグは満身創痍の状態だった
(不味いわね...もう体力の限界...陸上やってた時でもここまではなかったかも)
未だにトラッパーは追いかけてきている。しかもそのスピードはだんだんと速くなってきている。血への渇望か、煽られた恨みか。どちらにせよ、その鉈がメグを切り裂く時は近くなっていた
ついにはメグは小道に追いやられる。そしてここには窓もない
万事休すか...と思われたその時
「助けに来たぜ!!」
前方にはキング、そして
「トラッパー!これでもくらえ!!」
俺は壁に立てかけてある板を勢いよく倒し、トラッパーにぶつける事に成功した
「グォッ!?」
突然の出来事にトラッパーは怯む
小道であったため板を壊さなければメグに追いつくことは出来ない
「2人とも!!」
「こっちに誘導するんだ!!」
キングとメグと俺は壁が入り組んでいる場所へとトラッパーを誘導した。しかしそこにはトラッパーの罠がいくつも設置してあるのであった
ほくそ笑むトラッパー。しかしそれはキングと俺も同じだった
3人が壁が入り組んである地帯に向かうと、所々に板が地面に覆いかぶせてある。それは俺の仕業であった
「既に罠は封じた!後少し時間を稼げばドワイトがゲートを開けてくれる!」
「メグ、お前はロッカーで休んでろ。俺らで相手をしてやるぜ」
こうしてトラッパーは悪夢を見るのであった
トラッパーが罠があるはずの通路にキングを追い込むと罠の上に板が覆いかぶせてあり、そこを楽々とキングが超える。そしてキングは超えた後、板をひっぺがす
こうする事によりトラッパーはこの通路を通るために、罠を回収しなければならなかった。そして罠を回収している間にキングは姿を消す...
俺とキングはその繰り返しでトラッパーを翻弄していた
「作戦成功だ!!」
「見たか?あのマヌケ顔!大男の癖にみみっちいことしやがってよぉ。ざまぁないぜ!」
時間は十分に稼いだ。3人はゲートがあるドワイトへ向かうのであった
トラッパーはあまりの怒りで冷静な判断が出来なくなっており、入り組んでいる壁のあたりでぐるぐると存在しない幻影を追っていた
結果的にトラッパーは策士策に溺れたのであった
ちょうど3人がゲートの前に着くとブザーが鳴り響く
どうやらドワイトがゲートを開いたようだ
「みんな!無事かい?」
「おうよ!あいつの間抜け面を見れて満足したぜ!」
「私はちょっと疲れたわ。早く出ましょう」
「ふぅ...これが儀式か...もうこりごりだな」
「残念だけど俺君。おそらく君はまたこの儀式に参加することになると思う」
「え?どういう事だ?」
「君はこの儀式を知ってしまったんだ。もうエンティティからは逃れられないかもしれない」
「エン...ティティ...?」
「いわゆる上位者ってやつさ。僕らをこの儀式に参加させた存在だよ」
「どうすればこの儀式から解放されるんだ?」
「わからない。このゲートから出ても僕らは二度と現世には帰れないんだ」
「そんな...」
「いや、まてよ...君はどうなんだ?自分でハッチを開けて、自分から儀式に入った人物は君が初めてじゃないかな?」
「確かにな。俺の時は気づいたらここに来てたぜ?」
「私も。気づいたらだったわね」
「僕もそうさ。もしかしたら君は別かもしれないね」
「どちらにせよ。ここから出ないと始まらないか...」
「その...もしここから出る事が出来たら、もう二度とこの儀式には参加しない方がいい。それが君のためだよ」
「ドワイト...」
「大丈夫。他にもこの儀式には知り合いがいるしね。みんなと力を合わせてなんとか儀式から抜け出してみるさ!」
ドワイトが俺を励ましていると心音が大きくなってきた。どうやらトラッパーが迫ってきているようだ
「さあ。早く出よう。俺君、色々と助かったよ。ありがとう」
「俺からも。助かったぜ」
「ふふ。元気でね」
「ドワイト、メグ、キング...ああ!みんな、必ずこっちに戻ってこいよ!!」
そして4人は同時にゲートから外に出たのであった...
獲得パーク
デジャヴ~この光景は見た事がある。この後俺は後悔するんだ~
儀式開始と発電機の修理を完了するたび、修理が完了していない発電機を3つ察知できる
ウィルメイクイット~最初から最後までいたせりつくせり。高くつくぜ?~
他人をフックから救助した後、他人に対する治療速度が凄く速くなる
ホープ~おらよ。レットブルだ。希望の翼を授けてもらえ~
5台の全ての発電機を修理完了した時、希望に満ち溢れ移動速度が上昇する
安価をとるよ。選択によって次の相手が決まるよ
1.奴は闇夜に紛れる。目を凝らしても見える事はない。鐘の音は処刑へのファンファーレだ
2.あの小さな幼女を知っているか?奴は泥にまみれて人を喰う。見た目は御呪いが得意なババアだがな
3.奴は最強格の1人。出会ったら全力で逃げろ。まあ、すぐに追いつかれるけど。頼むから畑作業だけしててくれ
4.頭痛か?なら奴に治療をしてもらうといい。だが強烈な電気治療で脳を焼かれても知らないぜ?
安価下
2を選択
目を覚ますとそこはあの廃墟だった
どうやら俺は元の世界に戻ってきたらしい
足元を見るとハッチはなく、ただのボロボロの地面だけがあった
時計を確認すると深夜4時
後数時間もすれば明るくなる時間だ
(帰ってこれたか...あの儀式は多分、一生忘れられないな)
名残惜しい気持ちではあったが帰宅することに決めた
自転車にまたがり生暖かい風を纏いながら滑走する
早朝5時。帰宅してすぐにネットの掲示板でさっきの出来事を書き込む
詳細に書き込んだつもりだった。あの世界の話、儀式の話、トラッパーの話、生存者の話、そして生きて帰ってきた俺の話
しかし返ってきた反応はどれも薄い
ソースを出せ
妄想癖か?
厨二病乙www
そんな言葉ばかりだった
がっかりした。でも確かにこんな話、到底信じられるものではない。仮に自分がそう誰かに話されても簡単には信じないだろう
気分を入れ替えるために風呂に入り、朝食をとる。すると色々経験したからか、体が急に怠くなった
(流石に無茶しすぎだかな...)
ぼふっと、体を泥のようにベットに倒れこませる
微睡みの中で俺はこう思う
(懐中電灯は失敗だったな...次持って行くとした何を持って行くかな...)
あったかもしれないif話を妄想しながら俺は意識を手放した
しかしエンティティの食指は彼を手放していなかった
安価をとるよ。コンマ下二桁で5段階の変化あり。1~99=悪い~良い
1.少し大きな工具箱~親父が言っていた。ドライバーはペンよりも強しってな~
2.少し大きな救急キット~こんな傷、唾でもつけてれば治る。すまん、冗談だ~
3.爆竹~汚ねぇ花火がお似合いだ。強烈な一撃をお見舞いしてやる~
4.地図~何?場所が覚えられねぇだと?そんな鳥頭にはコイツが必要だな~
それとDBD知ってる人がいたら、次の生存者を3人まで決めてほしいな。すでに登場した3人でもいいよ
17時までには投稿する予定
アイテムについては安価下1
さらに生存者については安価下2~4
もし書き込みが少なかったらこちらで選ぶよ
4
俺は気づくとそこにいた
周りは背が高い草が生え、地面は所々に泥濘みがあった
(どういう事だ?これは夢か?)
辺りには生温い風が吹き、少し生臭い
この感触は夢ではない、そう察するに十分過ぎるほどリアルだった
少し探索すると見たことのあるフックと発電機を発見した
間違いない...これは例の儀式だ
そこで俺は違和感に気づく。ポケットを探ると全く記憶にない地図が中に入っていた
バックウォーター・スワンプ
この沼地はそう呼ばれている。過去にこの沼地には食人族が住んでいた。その食人族はここに訪れる人を食事と認識し「狩り」を始める
(この儀式を終わらせるためには発電機を修理するしかない...他の生存者もおそらくいるだろうが、早い方がいいだろうな)
俺は近くにあった発電機に手をかける
ガサッ...ガサッ...
すると草むらから音が聞こえる
(誰だ!?)
不意に強烈な悪寒を感じる。やばい、危険な相手だ...
直感でそう思った
そして草むらから、殺人鬼のような顔をした女が飛び出してきた。顔は血で濡れ、すぐに人を殺したくてたまらない表情をしているようだった
ぺたん...
あまりにも唐突な事で俺は尻餅をついてしまう
その音で女は俺に気づく。殺される...!そう思った時、女は不気味な口をニヤリと歪ませた...
DBDスレとは珍しい支援
もう募集してないだろうけど儀式に参加したてって事だしクローデットとか良いのではと思ったり
>>36
今回の儀式にクロちゃんを追加しとくよ!
「おい。いつまで目を瞑ってる?」
「え?」
俺が目を開けるとやはり殺人鬼はそこにいた
「うわあああああ!!」
「うるさい!私がそんなに怖いか!何もあんたにはしないよ!」
これがネアとの最初で最悪の出会いだった
「私はネア。ネア・カールソン。ドワイト達と同じ、生存者さ」
「な、なんだ...早くそう言ってくださいよ」
あまりの見た目の怖さに思わず敬語になる
「はぁ...私ってそんなに怖い?」
「そりゃあもう」
バキィッ!
即答したら頬を殴られた
「ふん。ところでこの儀式に参加している他の生存者は見たかい?後殺人鬼も」
「いえ。見ていないっす」
「おかしいね。結構儀式が始まって数分経っているのに...」
「もう殺人鬼に追われているとか?」
「それもあるね。だけど私の経験からすると...アイツが参加していることは間違いないね」
「あいつ?」
「クローデット・モレル。治療が得意なインテリ娘さ。会ったことは?」
「ないっす。どんな人なんですか?」
「一言で言うなら臆病者。発電機になかなか触れようとしないのさ。そして誰かがチェイスを始めるまでどこかに潜んでる」
「なるほど。そういう生存者もいるのか...」
「それもかなり地面や岩と同化するぐらい、保護色を利用してくる奴だからなかなか見つけづらいんだ」
「へぇ...」
「さて、お喋りはここまで。さっさと発電機を修理するよ」
「うっす!」
2人が近くにある発電機を修理しようとした時、異変を感じる
バチィッ!!
「ツッ!!?」
突然、発電機から火花が散る
「ちっ、コイツは厄介だね。ルインを使われてる」
こうして、得体の知れない殺人鬼との戦いの火蓋が切って落とされたのであった
安価をとるよ。殺人鬼の本気度が変わるよ
1.絶望を味わえ。奴は本気だ(見事脱出すれば強力なパークとネア、モレルのパークを取得
2.ま、私に任せておけって。都会の逃走術を見せてやる(脱出すればネアのパークを取得
3.幻のモレル。どこにでもいるしどこにもいない
安価下
>>39だった。ごめん
では気を取り直して
安価下
2を選択
(ちょっとだけネアの口調を変えるかも)
「ルイン?」
「ルインっていうのは生存者の発電機修理を妨害する御呪いのことよ。これがある限り、私達はまともに修理するのは難しくなる」
「御呪い...打つ手がないって事はないっすよね?」
「そうね。この沼地のどこかに呪いのトーテムがあって、それを壊せばルインの効果は消滅するんだけど...」
「だけど?」
「十中八九、相手はハグね。見た目がグロテスクな化け物よ。アイツの特殊能力は他の生存者にはキツイでしょうね」
「ハグ...ルイン以外にも特技があるんすか?」
「奴は御呪いに長けているのよ。ルインだけじゃないわ。デボアホープとサードシールがある。そして特に厄介なのはテレポートね」
「テレポート?そんなまさか。ゲームじゃあるまいし...」
「嘘じゃないわ。奴が書いた御呪いに瞬間移動することが出来るの。しかもその御呪いの周辺を踏み荒すとハグの幻影が現れて、そしてその場にテレポートする事もあるのよ」
「化け物かよ...そんな相手にどうやって勝てばいいんだ...」
「ふふ。私が今回の儀式に参加してて良かったわね。アイツの天敵はこの私、ネア・カールソンよ」
そう、ネアこそハグの唯一の天敵であった
ネアは最も優れた生存者だ
しゃがみ移動がとても早く隠密性に長け、驚異的なバランス能力を活かし高所からの飛び降りにも優れ、様々な道具を効率的に使うことができる知恵があった
今回で特に大事なのは御呪いを踏み荒さない事だったため、ネアの繊細な移動はハグにとって致命的なのだ
さらに幸運な事にネアはあるものを持っていた
「あなた、地図を持っていたわね。最高に運が良いわ。それを私に譲ってくれない?」
「良いっすけど...」
俺はネアに地図を渡す。するとネアはポケットから不思議なスタンプを2個取り出した
「コイツを使えばトーテムの位置が丸わかりよ。これで奴も裸同然ね」
「それは?」
「これを使うと私から28m以内にあるトーテムの位置がわかるの。不思議でしょ?いまいち理屈はわからないけど...とりあえず私がトーテムを壊すわ。おそらくトーテムの付近には御呪いも書いているだろうし一番私が適任だと思うの」
「俺は何をしたら良いっすか?ダメ元で発電機でも修理してます?」
「そうね...そうしてちょうだい。ああ、それと。奴の心音範囲は狭いから奇襲に気をつけてね。それじゃ」
そう言ってネアは草の中へと消えた
俺は発電機の修理を再開した
しかし時折火花が散り、一向に修理が進まない
(くそッ!本当に厄介だな...)
ルインの効果は強力である。殺人鬼のパークの中ではトップ3に入るほどだ
明確な弱点は呪いのトーテムを破壊すれば効果が消えるという点
しかしハグという相手はその弱点を克服するワープ能力を持っている。通常ならば大苦戦するはずだったこの儀式は、数秒後イージーゲームになりかける
ドゴォーンッ!!
突然、遠くの方から雷が落ちたような爆音が沼地に鳴り響く。これは呪いのトーテムが壊れた合図だった
すると発電機から火花が散る事はなくなり、元の修理効率に戻ったのであった
(よっし!これで発電機を修理できる!ネアさんのおかげだな!)
その頃ネアは得意なしゃがみ移動を駆使して更なる呪いのトーテムを探していた
(私の予想ならもっと呪いのトーテムはあるはず...全部壊してやるわ)
殺人鬼は4つのパークを儀式中に使うことができる。ハグの場合、高確率で複数の呪いのトーテムを利用するパークをつけているため、ネアはそれを警戒していた
実際それは正解であり、それらを探すのは最善であった
ネアは沼地を散策している時、呪いトーテムではない無害なトーテムも発見したが、それを壊す事はなかった
早めにデボアホープという強力な能力を機能させないため、呪いのトーテムをいち早く探す必要があったからである
しかしその行為は失態であり、終盤で生存者達を苦しめる原因になるのであった
ブー!!!
発電機の修理完了すると起動音が鳴り響く。その時、俺はデジャヴの能力により、沼地にある3つの発電機の位置を特定する事が出来た
残り修理に必要な発電機は4つ
(さて...次はどこの発電機を修理する?)
安価をとるよ。コンマ下二桁で5段階の変化あり。1~99=悪い~良い
1.ドーナッツはお好きかい?沼地の中央の発電機を修理する(難易度4
2.この船...動くぞ!ボロボロの難破船の中にある発電機を修理する(難易度3
3.オーシャンビューならぬスワンプビュー。櫓にある発電機を修理する(難易度2
安価下
この沼地には大昔の外輪船ペイルローズが泥に囚われている
船内には血痕があちこちにあり、惨劇があったことが容易に想像できた
俺はそこにある発電機を修理し始める
ガチャ...ガチャ...
(しかし御呪いが得意な殺人鬼、ハグか...一体どんな見た目をしているんだ?)
この儀式が始まってからまだ一度も目にしたことがない。見えない敵と戦っているようで、いまいち戦っている実感を持てない
そう思った時、船の外周で何かの異音が聞こえた
ボォッン!!!
(なんだ!?)
すると急激に心音が高ぶる。どうやらハグが近くに現れたようだった
(これがテレポート...?でも俺は御呪いを踏み荒していないはず...一体誰が?)
この原因を作ったのは4人目の生存者、ジェイク・パークだった
安価をとるよ。コンマ下二桁で5段階の変化あり。1~99=悪い~良い
1.サボタージュマン参上!!害悪プレイはお手の物(難易度3
2.スリルは自分を飽きさせない...MORISODACHIは我慢強い(難易度2
安価下
1を選択 下二桁07(劣悪な失敗
ジェイク・パークは裕福な社長の息子だ。父親は彼に英才教育を受けさせようとしたが、彼がそれを受け入れることはなかった
ジェイクは高等教育を自主退学した後、森の中で暮らすようになる。その暮らしの中で彼は自然と調和する術を身につけ、野生に溶け込んでいった
しかしそれが原因で極度の人見知りになる。例え、それが化け物だろうと...
「うわあああああおおお!!」
ジェイクは心臓が飛び出るかと思った
あまりの突然の出来事に思考と身体が固まる
「gururu...」
驚いた拍子にジェイクは腰を抜かしてしまい、ハグはそれを見て面白そうに口を歪めせ、凶悪な爪を振り下ろした
ハグの爪がジェイクの腹部を切り裂く。悲鳴をあげるジェイクに益々ハグは興奮し、血がべっとりついた爪をしゃぶる
2撃目を加えるのに時間はかからなかった
ジェイクはばったりと地面に突っぷす。失血の量は多く明らかに重傷であった
ハグは入念に血を舐めとった後、ジェイクを担ぎフックの位置に連れて行くのであった
発電機を修理していた俺は不安になる
(今の悲鳴は!?聞いた事のない声だけど男だな。という事は4人目の生存者か?どうする、助けに行くか?)
安価をとるよ。コンマ下二桁で5段階の変化あり。1~99=悪い~良い
1.何も聞かなかった。いいね?他の生存者に救助は任せて発電機を直す(難易度3
2.アイムアパーフェクトレスキューマン(難易度4。成功でパークを獲得
3.泥遊びは子供の時以来だ。注意を引くため、フックからだいぶ離れた場所で御呪いを踏み荒す(難易度3。チェイスから脱出すればパークを取得
安価下
3を選択 下二桁10(劣悪な失敗
(誰だか知らないが助けないとな。フックから遠くで目立った行動をすれば救助しやすくなるか?)
急いでペイルローズから出る。目的地はここから離れたボロ小屋だ。ボロ小屋は生存者にとってチェイスに使われやすい地形であり、ハグはここに御呪いを書いてある事が多い。そうネアから前もって教わっていた
(ボロ小屋で誰か追われていると知れば、ネアやモレルが救助してくれるはず...してくれるよな?)
不安だったがやるしかない。俺は迅速に行動する
しかしその行動はまさに沼だった
ズボォッ!!!
「何!?」
足元をよく確認していなかったため、泥濘みに足がはまってしまったのである
グッ!グッ!
何度力を入れても抜ける事はない。むしろどんどんと沈んでいく
(まずい!抜けない!このままじゃ...)
その俺のピンチをハグは見逃さなかった
ハグはペイルローズの横から顔を出す
「gururu...」
ハグはニンマリと笑う。見た目は完全に泥に塗れた老婆であり、所々に血が付着している
それを見た俺は更に焦り、さらに深みに嵌る
ハグが近寄ってくるが逃げる事は出来なかった
心音がこれでもかと強くなるが一歩も動けず、ハグは目の前に立つ
そして、間髪入れず爪で俺の腹を切り裂いた
ザシュッ!!
「があああああっ!!」
大量の血が腹部から流れる。あまりの痛さに涙が止まらない
ハグは口を歪め、血を丹念に舐める
(こ、この化け物が!!)
しかし足はそれでも抜けない
ハグは獲物の自分を見つめ、次はどこを切りつけようと悩んでいるようだった
(や、やめろ!やめてくれ!)
悲痛なる心の声はハグには届かない
少しハグは上を見上げる。すると何か思いついたように表情を変え、俺の目を覗き込む
ズボッ!!!
ハグは眼球を狙い、爪を突き出していた...
ちょっとやりすぎたかもしれない
救済安価を取るか決めるよ
1.テコ入れをせず、このまま眼球を貫かれる(あるパークを取得できるかもしれない展開になる)
2.テコ入れして仲間が助けに来る(コンマ次第では仲間に関するパークを取得可能
ちなみに死亡した場合でも話は進むよ。そうなった場合は今回の儀式のパークを次の儀式に持ち越せないよ
安価下
選択1 ではテコ入れなしで
ハグの爪が眼球を貫く
「ッッッッ!?」
悲鳴すら上げられず身体が感電したように痙攣し、そのまま意識が消失した...
ハグはそのまま泥濘みから気絶している俺を引き抜くと、そのまま近くにあるフックに吊るす
その時、遠くの方から雷が落ちたような爆音が鳴り響いた
「gurururu...」
それを聞きハグは少し不機嫌になる。どうやら壊された呪いのトーテムはデボアホープのであった
デボアホープは敵がフックから救助されるたびにハグの飢餓を煽り、段階が進むと特例の「メメントモリ」を発動できる。生存者にとっては発動させたくないパークの上位だ
しかしまだサードシールは壊されていない
サードシールとは儀式で通常認められていない、敵の視覚の消失を可能とするパークである
エンティティは簡単に生存者を嬲るだけの儀式は好まず、5分の戦いを好んでいる。そのため四肢、あるいは視覚を奪ってしまうと儀式が満足に進まないため、エンティティは殺人鬼に対し枷をかけている
そのため、まだ油断ならない儀式が続いていた
その頃ネアはどうするか悩んでいた
(これで呪いのトーテムは2つ壊したわ。ハグはルイン、デボアホープ、サードシールをよく使うけど...)
ネアはハグとの戦いで毎回呪いのトーテムを平均2個壊している。悩んでいるのはこれ以上呪いのトーテムを探すことは、儀式を長引かせる可能性があったからだ
(どうする?モレルは発電機にはなかなか触らないと思うし、もう1人の生存者は不明...誰かが直さないと埒があかない)
安価をとるよ。コンマ下二桁で5段階の変化あり。1~99=悪い~良い
1.発電機を修理する(難易度1
2.中央付近を散策して状況を確認する(難易度2
3.3つ目の呪いのトーテムを探す(難易度3
4.モレルを探して協力を促す(難易度4
安価下
3を選択 下二桁48
ネアは3つ目の呪いトーテムを探すことにした
ネアはすでに4個のトーテムを発見していたため、見つかっていない最後のトーテムがサードシールのトーテムだった
儀式には5つのトーテムが出現し、これは殺人鬼のパークに呪いのトーテムを使うものがなくても出現する
ネアは探していないペイルローズ付近に忍び寄る。すると地図にトーテムの反応があった
(これで最後よ。ん?あれは...)
ネアが呪いのトーテムを破壊している途中、ペイルローズの近くにあるフックにジェイクが吊るされているのを確認した
(なんて事!早く助けに行かないと)
ドゴォーンッ!!
ネアは呪いのトーテムを速やかに破壊すると、ジェイクを救出するため、フックに近づく
「gurururu...」
しかしジェイクの付近にはハグが周回しており、助け出すタイミングを間違えば2人とも危険だった
さらに沼地の中央に俺が釣られていることも確認する。まさに状況は最悪だ
(どうしたら...先に俺を助けるか、ジェイクを助けるか...それとも見捨てるか。私は...)
安価をとるよ。下二桁で5段階の変化あり。1~99=悪い~良い
1.ジェイクを先に助ける(難易度3
2.俺を先に助ける(難易度2
3.2人とも見捨て、発電機を修理する(難易度1。この選択肢を選んだ場合、俺とジェイクは処刑される)
安価下
2を選択 下二桁83
(ジェイクは今助けるのは無理...せめて俺だけでも!)
ネアはしゃがみながら俺が吊るされているフックに向かった
俺が吊るされているフックの周辺に2つほど御呪いが書かれていたが、繊細に動いているネアには反応しない
そのままネアは俺を救助する事に成功すると、フックから抜かれた時の痛みで俺は目を覚ました
「待って!あなたの周りには御呪いが書かれていると思うわ。静かに動いてちょうだい」
「わ、わかったっす」
そろり、そろりとフックから離れる
「あなた...目が...」
「すいません。ハグにやられました...」
「今回の儀式にはサードシールも使われているのね...でも安心してちょうだい。サードシールの呪いのトーテムを壊せばあなたの視力は回復するわ」
「え?そんな馬鹿な。だって目が潰されているんすよ?」
「エンティティは殺人鬼にも、生存者にも平等なの。エンティティの力で治るのよ」
「そうなんですか...この儀式、なんだか趣味が悪いですね。何というか遊ばれているような」
「そうね。私もそう思う」
実際にエンティティは楽しんでいた。この生存者の逃亡劇を、殺人鬼の殺戮を
「私はサードシールを壊してくる。君はそこの草むらでじっとしている良いわ。壊れたら視力が回復するからそれから行動してちょうだい」
「で、でももう1人の生存者がフックに...」
「彼は...ジェイクはもう助からないかもしれないわ。私が早めにトーテムを壊せれば助けられるかもしれないけど...」
「そんな...」
俺は全ての生存者を助けたかった。特に理由はなく、純粋な善意から心の底から助けたいと思っていた
安価をとるよ。下二桁で変化あり。1~99=悪い~良い
1.時、すでに遅し。ジェイクを見捨てる(難易度1
2.レディゴー。ネアがトーテムを探しに行き、壊したと同時に俺がジェイクを助けにいく(難易度3
3.見えざる手は既にそこまで。突然の良い出来事が起こる(難易度4
安価下
3を選択 コンマ下二桁82
ガサ...ガサ...
黒い影が草むらを動く。この儀式が始まってから誰にも気付かれず行動していた生存者がそこにいた
クローデット・モレル
彼女は植物学に長けており、そして何処にでもある草木が彼女を救う手段となる
この沼地の草も例外ではなかった
(誰もいないわね...)
モレルは発電機を一切触らず、ハッチからの儀式脱出を図っていた
ハッチとは生存者側の緊急脱出手段で、発電機が2つ以上修理完了していれば、最後の1人になってもそのハッチで脱出することが出来る
モレルはとても内向的であり、悲観的である。体を動かす事も慣れていなかったため、チェイスはとても苦手であった。そのため、隠密を撤退し今回のようなハッチ脱出を狙うのは珍しくなかった
(お願い...見つからないで...)
自分事だけを考えるモレル。茂みにじっと隠れ、誰に見つからないように同化する
パチ...パチ...
モレルが茂みに隠れているとすぐ横から微かな異音が聞こえる
(何かしら?)
草をかき分け異音を確認すると、そこには呪いのトーテムがあった
(これは呪いトーテム!轟音は2回聞こえたからおそらくこれはルイン、サードシール、デボアのどれかって事からしら)
しかしモレル手が止まる。通常の生存者であれば呪いのトーテムはすぐに壊す。しかしモレルは違う
(これを壊したら私の場所がバレる...ど、どうしよう)
儀式が始まってそれなりの時間が経っているが、まだ発電機は1台しか直っていない。つまり、今回殺人鬼は強敵ということわかる
モレルはその事を考えるとトーテムを壊さなければハッチ脱出すら出来ないと結論付けた
(仕方ないわね...壊してあげるから他の生存者さんは頑張ってよね)
カチャ...カチャ...
ドゴォーンッ!!!!
モレルにより呪いのトーテムが壊され、沼地全体に音が鳴り響いた
その瞬間、俺の視力が不思議な力で元に戻る
「み、見えるようになったっす!」
「え?嘘でしょ?モレルが壊したって言うの?」
モレルがこの状況で動く事は非常に稀で、ネアは心底驚いていた。しかし状況が好転したことに間違いはない
「ネアさん!ジェイクを助けましょう!」
「ええ!わかったわ」
2人でジェイクが吊るされているフックを確認しにいくと、そこにハグはいなかった。どうやら破壊された呪いのトーテムを見に行ったようだ
助けるのは今しかない...そう思った俺はしゃがみながらジェイクを救出した
「ジェイク!しっかりしないさい!!」
「ゲホッ!!ネ、ネア?それと...だ、誰?」
「お、俺は俺です。どうも...それより手当をします!」
フックから少し離れたところに移動してジェイクを治療する。俺のパーク「ウィルメイクイット」の効果により凄まじい速度でジェイクを治していった
「あ、ありがとう...死ぬかと思ったよ」
「ふふ、さあ発電機を直しましょう。今回の儀式にはモレルが参加しているわ。まあ、驚いたことに助けられたけどね」
「はい!俺はボロ船に行きます!」
「私は中央ね」
「僕は櫓に行こう」
こうして3人はそれぞれ行動する
その頃ハグはモレルを探していた
「gurururu...?」
しかしまるで見つからない。それもそのはず。ハグがモレルのすぐ横を通っても全く気づくことができないぐらいに、モレルは沼と同化していたからである
ハグがモレルを探している間に、3人は安全に発電機を修理することができた
残り修理しなくてはいけない発電機は1つ。マップには未修理の発電機は3つある。どれも離れていてハグにとっては不幸であったが、生存者にとっては幸運だった
3人は発電機を修理が完了すると、すぐにその場の近くにある発電機を修理しに向かった
ネアは中央付近、ジェイクは櫓付近、俺はボロ船付近だ
ハグはその頃、モレルを探すのを諦めて発電機の巡回を所々に御呪いを書きながら始めていた
(私はゲート前で待機させてもらうわ)
モレルは隠密を徹底しゲート前で待機しているため、発電機の修理には期待できなかった
カチャ...カチャ...
(あと40秒ぐらいか?もう少し...もう少しでこの儀式が終わる!)
ドクン......ドクン....
そう考えていると徐々に心音が強くなる
どうやらハグが接近しているようだった
(くっ...どうする?他の2人も発電機を修理しているはずだ。ここで俺が引き付ければ...)
安価をとるよ。コンマ下二桁で5段階の変化あり。1~99=悪い~良い
1.さっきは失敗したがリベンジだ!ハグを挑発しチェイスを始める(難易度3。パークを取得
2.慎重さは臆病ではない。隠密しやり過ごす(難易度2
3.俺のテクニックならバレはしない!そのまま修理を続ける(難易度4。成功でパークを取得
安価下
1を選択 コンマ下二桁89
(ここで逃げるわけには行かない!!)
俺はハグの前方に飛び出すと「かかってこい」のジェスチャーをする
「gurururu...!」
ハグは俺をジッと見て、ニヤリと笑う
そして殺人鬼とのチェイスが始まった
沼地には所々に木板が存在する。それは殺人鬼の行動を阻害する物であり、チェイスを長引かせる生存者の手段になる
俺はトラッパーとの対決で板の利用法を完全に理解していた
バタンッ!!ガンッ!
俺がハグの鋭い攻撃を受ける寸前に板を倒すことで、その板にハグの攻撃が阻まれる
そして俺は次の板の場所へと移動する
その繰り返しが続いていた
(こいつ...俺よりは速いがトラッパーよりは足が遅い。しばらく時間が稼げそうだ。後は頼んだぞ!ネア、ジェイク!)
俺がハグとのチェイスをしている間、ネアとジェイクは合流し発電機を修理していた
2人で修理していたためそのスピードは速く、1分も経たずに修理が完了した
「「よし!!」」
これによりゲートの電源が入る。すかさずモレルはゲートのレバーを引いた
(やったわね。お先に脱出させてもらうわ)
しかし儀式は最後の試練にさしかかっていた
(こいつ...足が速くなって!?)
そう、ハグは「ノーワンエスケープスデス」という殺人鬼のパークでは最強のものをつけていた
このパークは5台の発電機の修理が完了すると発動する。マップにあるトーテムが呪いのトーテムに転化し、それが壊されない限り能力の発動状態になる
能力はエンティティの加護によって移動速度がより速く、より攻撃が凶悪になるため、その状態の殺人鬼から一撃を受けるだけで致命傷になってしまう
(まずい!このままじゃ追いつかれる!!)
沼地にある板ももう少なく、時間を稼げるものはほとんどなかった
安価をとるよ。コンマ下二桁で5段階の変化あり。1~99=悪い~良い
1.デビルバットゴースト!!!それは残像だ...(難易度4。成功で特典あり
2.スマートウーマン。そこに痺れる憧れるぅ!ネアがトーテムを壊す(難易度3
3.自らを犠牲にして残りの3人は脱出する(難易度1
安価下
2を選択 コンマ下二桁33
ネアの場所から俺がハグとのチェイスをしている状況を確認できた
(あの速さ...まさかノーワン?4つのパークの全てがトーテム構成なんて予想もしてなかったわ)
ネアは儀式中に3つの呪いのトーテムを壊したため、トーテムはまだ2つ存在していた。つまりその2つのどちらかが呪いのトーテムという事になる
(2つのトーテムの場所は離れてる...すぐに壊せるかどうかは運次第ね)
ネアは地図を確認し、ゲートから近いトーテムの場所に向かった
しかしネアが地図に記された場所に向かうとそこには普通のトーテムがあった
(まずったわね...ここから正反対の方向だわ。俺...私が呪いのトーテムを壊すまで生き延びなさいよ!)
ネアは急いで正反対の方向に向かった
「gurururu...!!」
(ぐっ!!も、もう追いつかれる)
俺とハグのチェイスは次第にハグに優勢になっていく
(窓枠をつかう!!)
俺が窓枠を越えようとした時、ハグは一瞬足を止めニヤリと笑った
(え?)
ボォッン!!
実はハグは俺を御呪いがある位置に追い込んでいた。生存者は窓枠、板を活用する傾向が強いため、付近に御呪いを書くことはハグの常套手段であった
(しまっ!!!)
窓枠を越えた先にテレポートしたハグはすぐさま俺に鋭い爪を振り下ろす
ザシュッッ!!
「があああああっ!!」
エンティティの加護で深い裂傷と、激しい出血がおこる。たったの一撃で俺は失神した
俺は再びフックに吊るされた
フックには異形の怪物が徐々に姿を現し、刻々と処刑の時間が迫っているようだった
その頃ネアはようやく呪いのトーテムにたどり着いた
(俺が...ごめん。ちょっと遅かったわね)
バゴォーン!!!
ネアは呪いのトーテムを破壊すると沼地中に轟音が鳴り響いた
するとハグに与えられていた加護が消え、ハグはますます不機嫌になる。それからハグはフックの周辺に御呪いをありったけに書き、厳重な警戒態勢を敷く
(さて、どうしましょうね...ハグはあのフックから離れる理由がないわ。助けに行こうにもこちらが返り討ちにあうか、俺が即攻撃を受けるかしか考えられないわね)
ネアは次の行動をどうするか考えていたが、ジェイクはゲートから出るか悩んでいた。なお、モレルはとっくに脱出していた
(ぼ、僕はどうすれば...足手纏いになりかねないし)
安価をとるよ。コンマ下二桁で5段階の変化あり
1.痛いだろうけど我慢しろ!少しは力を貸してやる!ジェイクが助けに行く(難易度3
2.さらば友よ、また会う日まで。ジェイク達は見捨てて脱出した(難易度1
3.未来は僕らの手の中!モレルの置き土産を見つける(難易度3
安価下
書けなくなったので落とします。申し訳ありませんでした
このSSまとめへのコメント
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