志希「うんうん……それはねー、なんと！」ｶｼｬｯ ｳｨ-ﾝ

杏「すー……すー……」

幸子「寝ている杏さんを勝手に撮って…そんなことしたら嫌がるかもしれませんよ？」

志希「大丈夫大丈夫♪それよりさ、コレ見て！」ｽﾞｲｽﾞｲ

幸子「ただの写真じゃないですか……ん？」

幸子「ちょっと違う……というか、これ事務所のソファじゃないですね？ベッド…？」

幸子「しかも、食べかけのポテチ、コーラ、付けっ放しのパソコン……女の子として恥ずべき姿ですけど、杏さんっぽいというかなんというか」

志希「にゃは♪ これね、実は今撮ったんだよ♪」

幸子「え？でも今杏さんは目の前で寝て……」

志希「うんうん、このカメラで撮ると……被写体の欲望、つまりやりたいこと・したいことが写し出されるんだよね！」

幸子「え、えぇ？そ、そんなことができるんですか？」

志希「勿論♪あたしの手にかかればこんなものの１つや２つできちゃうんだよー！存分に楽しんでくれていいからね、にゃは♪」

幸子「は、はぁ……でもボクには必要ないですよ？なんといってもボクは……」

幸子「…って、もういない！？」

幸子（うーん、これ、どうしましょう？どこかに放置しとく訳にもいきませんしね……）

きらり「あ！幸子ちゃん！おっすおっす！」

幸子「あ、きらりさん。こんにちは、今日も元気ですね」

きらり「今日もきらりははぴはぴでお仕事頑張るにぃ☆…あれあれ？幸子ちゃん、それ、なぁに？」

幸子「あ…これ、志希さんの…カメラです。ちょっと普通じゃないみたいですけど」

幸子（…ちょっと試してみようかな？）ｻｯ

きらり「あ！きらりを撮るつもりぃ？きらーん！んふふ～。モデルごっこ～♪」

幸子「ちょっと、試しに撮ってみてもいいですか？そのままでいいですから」

きらり「いいよいいよぉ♪ 早速撮っちゃお！はい、ちーずっ！☆」

ｶｼｬｯ ｳｨ-ﾝ

幸子「自分で言うんですか……撮りましたけど」

（キラキラした衣装でステージに立つきらりの写真が出てきた……）

幸子「お、とてもかわいく撮れてますよ。キラキラしててかわいいです！」

きらり「ほんと～？んもぅ、幸子ちゃんったら☆ きらり、今全然おしゃれしてないのにお世辞が上手なんだからぁ♪」

幸子「フフーン、まぁ、ボクは写真撮影も一流ですからね！それに、きらりさんはかわいいですからね！ボクほどカワイくはないですけど！」

きらり「うぇへへ…幸子ちゃんにかわいいって言われるなんて、嬉しいにぃ☆」

きらり「あ、きらりレッスンがあるんだった！ 幸子ちゃんありがとう、また今度写真見せてにぃ！」

幸子「あ、お疲れさまです。いってらっしゃーい……」

幸子（ふふ、なかなか面白いですねコレ！誰か他に撮る人は……）

幸子（>>13さんにしましょう！）

ヘレン
あと安価やるならスレタイに安価って入れないと怖い人が来るぞ

>>13
すみません！今後は気をつけます、
教えてくださりありがとうございます…

またRに建っていた件ですが、今まで全く気付いていませんでした。スレ立て自体はVIPで行ったことに間違いありませんので、Rにスレが立ってしまうバグなのでしょうか。
スレ立て時にエラーページに飛ばされるもので、不思議に思っていました……
すみません。削除依頼も出します！ご迷惑をおかけしました。

幸子「ヘレンさんにしましょう！」

幸子（いったいどんな写真が撮れるのか楽しみですね。なんといっても世界レベルですから！）

幸子（えーとヘレンさんは…と）

（施設の利用表には名前がない……）

幸子（屋上に行ってみましょう。定位置ですし）

-事務所の屋上-


幸子「ヘレンさーん！いませんかー？」

ｼ-ﾝ...

幸子(あれ？今日は来てないんですかね？)ｷｮﾛｷｮﾛ

？？？「ヘーイ！」ｼｭﾊﾞｧ

幸子「ひゃっ！？」

？？？「人は私を求める…私の魅力ゆえに！…そして私は常にあなたたちを見ている…」ｻﾞｯｻﾞｯ

？？？「私とは海…それはまさに全てを包み込む…海！！！」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

幸子「あ、あなたは……」

？？？「そう……私 こ そ が … ！」

ヘレン「 ヘ レ ン ！ ！ ！ 」\ﾃﾞﾃﾞﾃﾞﾝ!/

幸子「は、はぁ……」

ヘレン「幸子。私を訪ねた理由を聞こうじゃない」

幸子「実は、新しいカメラで誰かを撮影してみようかなと思ったんですけど…」

ヘレン「なるほど……幸子、あなたに覚悟はあるの？」

幸子「へ？」

ヘレン「あなたは私を撮ろうとする。でも私はただのダンサー、アイドルではない」

幸子「世界レベル…ですよね？」

ヘレン「そうよ！！」ﾃﾞﾃﾞﾝ

ヘレン「そして世界レベルの私と対峙する時、あなたもまた世界レベルでなくてはならないわ」

幸子「？？？」

ヘレン「…さぁ！もう言葉は必要ない筈よ！ 思う存分私を撮りなさい！」ｼｭﾊﾞﾊﾞﾊﾞ

（ヘレンは目にも留まらぬ速さでステップを踏み始めた……）

幸子「ちょ、ちょっと！？」

幸子（うっ…何ですかあの身のこなしは！？まるで捉えられません！）

幸子（いや……何か見える…？何も見えない様で見える様な……これは一体？）

ヘレン「幸子！！これが世界の頂よ！！！」ﾃﾞﾃﾞ-ﾝ

幸子（はっ！？……こ、この人……残像で文字を描いている！？）

ヘレン「ふふ……気付いた様ね！」

ヘレン「熱く燃えるこの魂！私の表現力はとうに人の域を超えている…！！」ｽﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ

幸子「こ、これは…っ！？」

ヘレン「これが！超世界級の身体描画（ジ・ヘレンズ・バーサライタ）っ！！！」ﾋﾟｶ-ﾝ!!

幸子「お、おぉ……」ﾎﾟｶﾝ

>>23
どうもバグみたいだよ
設定にバグがあるとかなんとかで、専ブラを使わずにスレを立てようとするとRに立ってしまう事があるみたいね
告知とかされてないし知らなかったら気付かないよね…
念のため安価下

ヘレン「さぁ！撮りなさい幸子！あなたの思うままに！！！あなたの内なる欲望のままに！！！！！」

幸子「は、はいぃ～！！！」ｶｼｬｯ ｶｼｬｯ ｶｼｬｯ ｶｼｬｯ

幸子（あ、あれ？何だか心が…踊っている…？）

幸子（み、見える…！今なら、あの動きを見切れる！！）

幸子（やってやりますよ！！ボクが最高の一枚を撮り上げてみせます！！！！）

幸子「うおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！！！！！」ｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬｶｼｬ

ヘレン「ふっ！はっ！！」ﾀﾞｯ!ｻﾞｯ!

ﾀﾞｯ!
ｻﾞｯ!
ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ......

ｼｬ-ﾝ!!! \ﾃﾞﾃﾞﾃﾞﾝ!/

ヘレン「コンスィエルト！！！！」

幸子「はぁ…はぁ…… やり遂げました……」

ヘレン「ふふ…幸子、あなたとても良い顔をしているわ。頂を目指す志ある者の目よ」

幸子「そ、そうですか…？でも、確かに……」

幸子「ボクは、カワイイことを求めて、カワイさだけを追求してきました。それがボクの世界でした」

ヘレン「でもそれは」

幸子「小さな世界でしかない……ですよね？」

ヘレン「エサクタ！！」

-事務所-


幸子（ボクは何をしていたんでしょうか）

幸子（ヘレンさんを覗くハズが、逆にボクが覗かれてしまいました…）

幸子「しかしこれは、圧巻ですね…」

（先程撮った写真は、全て違うシチュエーションのヘレンが写し出されている…）

幸子（これだけでもう写真集にできるんじゃないでしょうか）

幸子「……ん？」

幸子（なんでしょう、これ）

（地球を抱きしめるヘレンの写真の下に、黒塗りの写真がある……）

幸子（なんでしょう、何枚かありますし…他には……）

幸子「わっ！？」

（ヘレンがタヌキやネコなどと一緒に踊っている写真がある……）