【わたてん】みやこ「絶対にスタバなんて行かないからね!!」 (41)

花「お姉さん! ベンティアドショットヘーゼルナッツバニラアーモンドキャラメルエキストラホイップキャラメル
ソースモカソースランバチップチョコレートクリームフラペチーノ飲みたいです!!」

みやこ「……………………」

みやこ「何て言ったの?」

花「ベンティアドショットヘーゼルナッツバニラアーモンドキャラメルエキストラホイップキャラメル
ソースモカソースランバチップチョコレートクリームフラペチーノを!!!飲みたいです!!!!」

みやこ「何て?????」

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乃愛「あっ、スタバの飲み物の事かな? その長いのは解らないけど、スタバなら私も行きたいかも!」

ひなた「おお!スタバ行くのか!? みゃー姉!私もいきたい! 生クリーム沢山の奴!」

花「なまくりーむ…………きゃらめるなっつ…………チョコレートソース全部のせ…………」

みやこ「ああ、スタバのお話だったの、私の人生に関係ないと思ってたから一切調べたこと無かったし解らなかったなあ」

乃愛「ミャーさんそうやって人生先回りして諦めてること多そうだよね 」

みやこ「まあ、それならいいんじゃない? みんなで行ってらっしゃい」

花「なに言ってるんですか、お姉さんも行くんですよ」

みやこ「Whats??????????」

乃愛「ミャーさん!!驚きすぎてキャラが壊れてる!!!」

花「この前まで私、いくらお願いしてもお母さんがスタバには連れてってくれなかったんですが……」

乃愛「まあ、花ちゃんが飲んだら大変な事になりそうだもんね」

花「おじいちゃんが昨日初めて飲ませてくれたんです!!!」

乃愛「封印が解かれちゃった!!」

花「味は甘くてクリーミーで、こんな素晴らしい飲み物を貰える私は、きっと特別な存在なのだと感じました」

ひなた「おお、そんなに美味しいのか?」

乃愛「多分今まで飲めなかった反動が来てるだけだと思うの」

花「だから!スタバの飲み物をお姉さんに作ってもらうことにしたんです!!」

みやこ「ええ…………なんでそこで私になるのぉ……買ってくればいいじゃん」

花「もう! お姉さんそんな事も解らないんですか!」

みやこ「ごめん……いや、ごめんなの?」

花「スタバは、他のお店なんか目じゃないくらいに美味しいデザートを出すお店でした」

みやこ「流石に他のお店に失礼な気がするよ……」

花「で、お姉さんもまあ、他のお店なんかよりずっと美味しいデザートを作れます」

みやこ「うん、ありがとう、いつも美味しそうに食べてくれて嬉しいな」

花「だから! スタバのドリンクをお姉さんに作ってもらえば世界で一番美味しい飲み物が出来るんです!!!」

みやこ「ええ…………」

みやこ「で、でも花ちゃん、私そのなんたらふらぺちぃの?だっけ、それがどんなものかも解らないし、どんなのか解らないなら作り方も解らないんだけど……」

ひなた「私もみゃー姉が行かないから行ったこと無くて解らないけど、生クリーム一杯だったのは見たことあるぞ!」

みやこ「…………生クリームたっぷりホットケーキでも作ろっか?」

花「いただきます、それはそれとして、だからお姉さんをスタバに連れていくんです!」

みやこ「嫌です!!!」

花「無理矢理連れてきます!!!!」

みやこ「やーーだーーーー!!!絶対にスタバなんかに行かないからね!!」

乃愛「まーまー、ミャーさん、たまには行ってみようよ」

みやこ「やーだー!店員さんに話しかけようとしたら頭のなかが固まっちゃって、喋ろうとしても『あ……』とか『う……』とかしか出てこなくなるもん!」

みやこ「それで店員さんも困惑させちゃって、次のお客さんが待ってるから早くして欲しいけどこの人動かない、どうしよう、みたいな目で見られるんだもん!!!」

乃愛「やたら具体的…………!」

みやこ「1ヶ月前マックでやっちゃった!!」

乃愛「割と最近なのが悲しい!! ミャーさんマックすらも行けないんだ……」

ひなた「おー、よしよし」ナデナデ

みやこ「うっ、うっ、ひなたぁ……」ギュウ

乃愛「ていうか、別にミャーさんが注文しなくても私たちがこの前みたいに頼めば良くない? 」

みやこ「それでもスタバだけはダメなの! あのお店の中の光の気配に包まれたら、私一瞬で蒸発させられちゃう」

乃愛「ミャーさんってたまにレベルが低いモンスターみたいな事言うよね」

ひなた「みゃー姉はカフェとか行けないからな! 注文出来ないから!」

乃愛「ミャーさん人生に不便感じてない?」

みやこ「いけない店は頭の中から最初から消し去ってるから大丈夫……」

乃愛「ミャーさんの日本更地だらけになってそう」

千鶴「いいじゃないか、行ってあげなよ」

みやこ「お母さん!!娘を戦場に向かわせる気!?」

千鶴「んな大袈裟な……ほら、お金だしてあげるから話す練習も込めて行ってみなさい」

千鶴「友達が見守ってくれてるうちにやっちゃいな、一人でぶっつけ本番をやるのは寂しいんだから」

みやこ「う、ううう…………や、やだぁ~~!!」

みやこ「やだもんやだもん!行きたくないもん!」ジタバタ

千鶴「まったく…………」

乃愛「アタシたまにミャーさんが年上だって忘れるときがある」

花「仕方ないよ」

ひなた「…………やっぱ、別のお店じゃダメか?」

みやこ「えっ……ひなた……?」

ひなた「ほら、花も探したら別の気に入るお店見つかるかもしれないからさ、今日はそれを探して、見つけたらみゃー姉に作ってもらおう!」

ひなた「みゃー姉人見知りだから、そういうの一番苦手だからな! だから、また今度!!」

ひなた「なっ!みゃー姉!!」

みやこ(…………そういえば)

みやこ(私、ひなたに頑張るって約束してたなあ)

花「……………………そうですね、それじゃあ今日は別の」

みやこ「…………行く」

ひなた「…………えっ?」

みやこ「スタバ、行って注文してみるからひなた…………注文してるとき手を握っててね」

ひなた「……………………みゃー姉、おう!すまっと握ってるぞ!!」

すまっと ×
ずっと ◯

【ショッピングモール内 スタバの前】

みやこ「よし!じゃあ帰ろっか!」

花「さっきまでのカッコいい姿はどうしたんですか……」

乃愛「ま、ミャーさんにとっては本当に怖い場所なんだから、せめて心の準備が出来るまではゆっくり待っててあげようよ」

みやこ「感情を手懐けよ、混沌こそが世界の意思 我は雷鳴、我は稲妻…………」

ひなた「みゃー姉があまりの辛さに中学生くらいの頃に戻ってるぞ!!」

乃愛「その時のミャーさんそんなこと言ってたの……」

乃愛「戻ってきて、ミャーさん、ほら」

みやこ「わっ、ノアちゃん!?」

乃愛「ミャーさんが注文してる間、ひなたちゃんだけじゃなくてアタシもハナちゃんも一緒に手を繋いであげるからさ、頑張ろ?」

みやこ「えっ!? 花ちゃんも!?」

花「……私が頼んだことですし、仕方ないですね、今回だけですよ? 」

ひなた「ミャー姉!大丈夫だ!私たちがついてる!」

みやこ「……そうだね、行こっか」

店員さん「いらっしゃいませぇ~~」

みやこ(ぷぎゅ!!! や、やっぱ帰るぅ~~!!)

乃愛(落ち着いてミャーさん! 私たちがついてるよ!)

みやこ(の、ノアちゃ~ん)

乃愛(まずは私たちが注文するから、ミャーさんもその流れに乗ってやってみよ?)

みやこ(う、うん…………)

店員さん「ご注文はお決まりですか?」

乃愛「あっ、はーい! ダークモカチップフラペチーノのキャラメルソース!グランデで!!」

花「ベンティアドショットヘーゼルナッツバニラアーモンドキャラメルエキストラホイップキャラメル
ソースモカソースランバチップチョコレートクリームフラペチーノをお願いします!!!」

乃愛(それコーヒーも足してるし逆に普通より苦くなってないかな)

ひなた「スターバックスラテが飲みたい! 」

みやこ「…………あ、えっと……その……」

ひなた「…………みゃー姉、私がついてるぞ」ギュッ

ひなた「…………ひなたぁ」

乃愛「ちゃんと皆手を握ってるから、ね?」

みやこ「ノアちゃん……」

花「お姉さん…………頑張って下さい」

みやこ「花ちゃん……!」

みやこ(そうだ、私は一人じゃない! 私には三人の天使ちゃんがついてるんだ!)

みやこ「すー……はー……」

みやこ「きゃ、きゃらめりゅふりゃぺちぃーののグランデのほいっぷ追加でお願いします!!」

ひなた「…………みゃー姉!!!」

乃愛「ミャーさん!!!」

花「お姉さん!!!」

みやこ(言えた!皆、私言えたよ!)

店員さん「あ、申し訳ありません、聞き取れなかったのでもう一回お願いします!」

みやこ「ゴフッ!」

乃愛「ミャーさーーーーーん!!!」

店外 ベンチ

みやこ「うふ、うふふー、何とか買うことが出来たよ」

ひなた「みゃー姉…………見てたぞ! みゃー姉が買うところ!」

ひなた「本当に……ひっくっ…………良かった…………えぐっ、頑張ったぞみゃー姉…………」ポロポロ

みやこ「ひ、ひなた!? どうしたの!?」

乃愛「ひなたちゃんが感極まって泣いてる……」

花「でもこれで、お姉さんにスタバのドリンクを作ってもらえます!」

みやこ「そうだね、今回はみんなに助けて貰ったし、ちょっと豪勢にやろうかなって」

乃愛「わっ、何するの?」

みやこ「ふふ、うちの外の庭で1日カフェテリアやるよ」

花「カフェテリア!!!」

乃愛「わぁ~~!!それ最高に可愛い! 楽しみ!」

翌日 学校

ひなた「って事があってな! 今日はみゃー姉が庭でスタバを開いてくれるんだ!」

花音「そうなんだ、おねぇさんは本当になんでも作れるんだねぇ」

こより「むっ…………スタバくらい私も作れるわよ!」

花音「えぇ~~? ホントかなぁ?」

こより「作れるもん! こう……コンクリート集めて!」

乃愛「店から!?!?」

ひなた「花音とこよりも来ないか!? 楽しいぞ!」

花音「よりちゃん、どうする?」

こより「勿論行くわよ! 花ちゃんがあんなになってるってことは本当に美味しいんだろうから!」

花音「え? 花ちゃんが……?」

花「えへへ、えへへぇ、ふへへへ…………」ニマニマ

乃愛「ハナちゃん、今日朝からあんな感じだよ」

花音「うわぁ……」

花「花音もこよりも来るの? フラペチーノは良いよ、心を豊かにしてくれるから」

乃愛「そういえばハナちゃん前にホイップを袋から食べようとしてたもんね、ある意味そうなるのも当たり前だったかも」

花音「そのうち体壊しそうな気がするけど……」

乃愛「でも、ミャーさんをあんなに働かせてたらお返しのコスプレが大変な事になりそう」

花「大丈夫、だから花音も連れてく」

花音「私も一緒にやらさせるの……」

乃愛「まあ今回はミャーさんはあんなに頑張ったから、ちょっとくらい良いよね、私も勿論手伝うから一緒に沢山写真取られよ?」

花「仕方ないよ、お姉さんにはワガママ言っちゃったから…………それくらいはやる」

ひなた「…………にひひ」

乃愛「ん? どうしたのひなたちゃん?」

ひなた「なんでもねー! それじゃあ、皆学校終わったらうちに集合な!!!」

一同「はーいっ!!!」

星野家 庭

ひなた「ただいまーっ!! っておわっ!」

みやこ「お帰り、ってひなた、どうしたの?」

ひなた「みゃ、みゃー姉がお洒落してる! それに花から貰ったヘアピンも!」

みやこ「ああ、これね……今日はカフェの店員さんだから、前髪が長いのは良くないかなって」

みやこ「昨日ひなたと花ちゃんとノアちゃんに助けてもらったからね、実はお化粧も薄くだけどやってみたんだ」

ひなた「…………みゃー姉が」

みやこ「どう、かな、結構今も頑張ってるんだけど……可愛いかな?」

ひなた「…………うん、凄く可愛いぞ!世界で一番可愛い!!」

みやこ「世界で一番は言い過ぎだよ~、でも、ありがとう」

花「お邪魔します!!…………あっ」

乃愛「お邪魔しまーす!!…………あ~っ!! ミャーさんがお洒落してる! 凄く可愛いよ!!」

みやこ「いらっしゃい! でも花ちゃんはあんま見ないで!恥ずかしいからぁ!」

花「…………大丈夫ですよ、お姉さん、似合ってます」

みやこ「花ちゃん…………」

花「ところでフラペチーノは何処ですか!?!?」

みやこ「花ちゃん…………!」

花音「お邪魔します……わぁ、素敵なお庭になってますね」

こより「こんにちわ!!」

みやこ「二人ともいらっしゃい、フラペチーノはもう出来てるから配ってくね」

花「来た!!!!」

乃愛「花ちゃんがこれまで見せたことないくらいのがっつきを見せてる……」

こより「これおうちで出来るんだ……」

花音「わぁ…………クリームたっぷりで美味しそうです、後で作り方教えてもらってもいいですか?」

こより「あっ! 教えてもらったら私にも教えて! 一緒に作りましょ!」

みやこ「いいよ~、机の上にトッピング置いてるから、好みの量かけてってね」

花「えいっ!えいっ!!」

乃愛「花ちゃんがものすごい量をかけてる……」

ひなた「……………………」

みやこ「それじゃあ~、どうぞ、お召し上がりください!」

皆「頂きまーすっ!!!」

花「あ~~~~っ!」

花「むっ!!!!!」

乃愛「わあっ!凄く美味しいね!ハナちゃんも良かったね! 」

花「……………………」

乃愛「…………ハナちゃん?」

花「おいひい…………おいひぃよう…………」ポロポロ

乃愛「美味しすぎて泣いてる…………」

ひなた「…………なあ、ノア、ひなた、ちょっといいか?」

乃愛「どうしたの?」

ひなた「言いたいことがあるんだ」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ひなた「…………みゃー姉がな、最近、いつも笑ってるんだ」

乃愛「ミャーさんが? アタシが始めて会ったときから大体いつもあんな感じな気がするけど……」

ひなた「みゃー姉はいつも私には優しくて、笑っててくれたけど、それでもいつもは笑ってなかったと思うんだ」

ひなた「でも、ノアと花が来てから…………笑うようになった、私はそう感じてる」

花「……………………」モグモグ

ひなた「楽しそうに、私に見せてる優しさとはちょっとだけ違う優しさを、花とノアに出してるんだ」

ひなた「みゃー姉にはずっと友達がいなくて、みゃー姉はそれは本気では気にしてなさそうだったけど……私は心配だった」

ひなた「みゃー姉が実は寂しいんじゃないかって、思ってたんだ……」ポロポロ

乃愛「ひなたちゃん…………」

ひなた「花とノアが来て、みゃー姉は外に出ることが多くなった、私と一緒に外に出ることもあったし、夏祭りにも花がいるからって行った」ポロポロ

ひなた「花がお泊まりするときに、花のお母さんに電話をした、みゃー姉電話なんて大嫌いなんだ」ポロポロ

花「……………………」

ひなた「全部全部、花とノアが来てからなんだ、今日も二人のために頑張ってお洒落してるんだ」ポロポロ

ひなた「花、ノア…………ありがとう!」ポロポロ

ひなた「私の大好きなみゃー姉と友達になってくれてありがとう、みゃー姉が楽しそうだと、私も嬉しいんだ」ポロポロ

ひなた「だから……私とみゃー姉……この先も……ずっと友達でいてくれないか……?」ポロポロ

花「当たり前の事を言わないで」

ひなた「…………花」ポロポロ

花「私もお姉さんはずっと友達だよ、この先もずっと私にお菓子を作ってくれるし……その、コスプレもさせられるから」

花「お姉さんと友達じゃあ無くなっちゃったら、私はお菓子が食べれなくて餓死しちゃいます……だから、私はずっとお姉さんの友達ですよ」

ひなた「ありがとう…………」ポロポロ

乃愛「アタシもだよ、ひなたちゃんと、ミャーさんと、一緒にいるのが一番楽しいからここにいるの」

ひなた「ノア…………」

乃愛「引っ越してから、私毎日楽しい! 私だってミャーさんに会えたことに感謝してるんだから!」

ひなた「うんっ……! うんっ……!」

乃愛「ひなたちゃん」

花「ひなた」

ひなた 乃愛「「私たちはずっとひなたちゃんとお姉さん(ミャーさん)の友達だよ」」

ひなた「ありがどぉ…………ひっく……」ポロポロ

乃愛「ああもう、顔がめちゃくちゃだよ、テッシュあるから、ちーんして」

花「普通のお水組んでくる、泣いてるときは甘いのみものじゃなくてそっちの方が良い」

ひなた「ちーんっ! 二人とも、ずっと一緒だぞ」

花 乃愛「「勿論」」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

星野家 一階和室

みやこ「…………はあ、ひなた、全部聞こえてるよ」

みやこ「ダメなお姉ちゃんだなあ、私、可愛い妹にそんな心配させて」

千鶴「何言ってるの、ダメなわけないじゃない」

みやこ「うっ、お母さん……聞いてた?」

千鶴「全部ね、私は良いと思うわよ」

みやこ「で、でも……私がダメだからひなた心配させて、あのひなたが泣いちゃうくらいまで辛い思いさせて……」

千鶴「ひなたが泣いてるのは辛いからじゃなくて嬉しいから、今さらあの子があんたのために考えて動くことを辛いなんて思うわけないじゃない」

みやこ「…………」

千鶴「ひなたは花ちゃんとノアちゃんをみやこのために連れてきた、みやこは二人と友達になって、ひなたと4人で色々な事を頑張ってる」

千鶴「お互いがお互いを思ってる良い姉妹じゃないか、私はそんな二人のお母さんになれて幸せだよ」

みやこ「……お母さん、私二人と友達になってから、本当に楽しいよ」

千鶴「そうかい、たまにはひなたにお礼を言って抱き締めてあげな、あの子にはそれが一番嬉しいことだよ」

みやこ「うん、そうする」

千鶴「あと、みやこ、頭出しな」

みやこ「…………?」

千鶴「最近のあんたは本当に頑張ってるよ、今のままで、ゆっくりでいいから、そのまま行きなさい」ナデナデ

みやこ「…………お母さん、ありがどう」

千鶴「全く、うちの娘は手がかかるけど可愛いねぇ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

星野家 カフェテリア

こより「だ、大丈夫? ひなたちゃん泣いちゃってるけど」

花音「よりちゃん、大丈夫だよ。あれは嬉しいから泣いてるだけだから」

こより「そうなの? ひなたちゃんのお姉さんも泣きそうな顔して中に入っちゃったから……」

花音「平気平気、それよりも、そっちいっていい?」

こより「隣? 空いてるから良いけど……」

花音「えへへ、ありがと~」ぎゅっ

こより「か、かの、どうしたの? そんなに引っ付いてきて」

花音「なんにもぉ? ただ、4人が羨ましかっただけだよ、おねぇさんも、ひなたちゃんも、花ちゃんも、乃愛ちゃんも、みーんなお互いがお互いに感謝してる」

こより「……?? どういうこと?」

花音「んー……でも、私とよりちゃんが一番仲良しなのは変わらないってことかな?」

こより「よく解らないけど……それはそうね! 私とかのはずっと一緒だから!」

花音「えへへ、羨ましいけど、私にもあるから寂しくないもんね、よりちゃん、大好き」

こより「……今日のかのは変なこと言うわねぇ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

みやこ「皆、離れちゃっててごめんね? 戻ってきたよ」

ひなた「みゃー姉!! おっかえりー!!」

みやこ「ただいま、ひなた……たまには膝の上、おいで?」

ひなた「いいのか!? わーいっ!」ドスッ!

みやこ「うぐっ! ……ま、まあ、たまにはね」

乃愛「ミャーさんはひなたちゃんに甘いなあ……あ、花ちゃんにも甘いかぁ」

みやこ「ノアちゃんにも優しくしてるつもりだよ? ノアちゃんも膝来る?」

ひなた「ノアも来るのか? 場所開けるぞ!」

みやこ「えっ!? 冗談のつもりだったんだけど……あと二人一緒に乗るの!?」

乃愛「んー、じゃあ乗ろっかなあ」ポスッ

みやこ「あうっ…………お、重い…………」

花「…………お姉さん」

みやこ「あ、花ちゃん、ちょっと待ってね、今二人が乗ってて動けなくて……」

花「私も乗るので場所開けてください」

みやこ「…………え?」

ひなた「空いたぞー!」

乃愛「ぎゅうぎゅう詰めだけどしょうがないよね~」

花「二人ともありがとう」ノスッ

みやこ「お、重い……でも…………」

みやこ「…………なんか、幸せ」

ひなた「おしくらまんじゅうみたいで暖かいぞ!」

みやこ「で、どうしたの? 三人ともいきなり」

ひなた「おう!実はみんなで言いたいことがあるんだ!」

みやこ「言いたいこと……?」

乃愛「そうそう、ちゃんと決めたとおりに言うんだよ」

花「解ってる」コクリ

ひなた「よーし! せーの!」











「「「私たちは、この先何があっても、ずーっとずーっと友達だよ!!!!」」」









みやこ「みんな……!」ポロ

ひなた「あーっ!みゃー姉泣いてるぞ!」

みやこ「だって……こんなの…………泣くしか…………」

乃愛「大丈夫、本当は私だって泣きそうだもん……ねっ、ハナちゃん」

花「…………グスッ」

乃愛「…………本当に、ね」

みやこ「……みんな、ありがとう、私…………」











みやこ「みんなにあえてよかった」










おしまい

ありがとうございました
わたてんSSはもっと増えて良いから増えてください

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