【わたてん】みやこ「乃愛ちゃんに押し倒された!!」 (72)

ひなた「お母さん、わたし虫歯なんてないぞ?それでも歯医者に行かなきゃいけないのかー?」

千鶴「だとしても、だ。悪い歯がないかとか、念のため定期的に見てもらわないとダメなんだよ。それに、虫歯は一本も無かったが、歯磨きのやり方はもう少し頑張りましょうって先生に言われてただろ?」

ひなた「むー、あの歯医者さんの先生はいつも同じことしか言わないぞ!」

千鶴「なら、気を付けろってことだな。それにみやこがお菓子をバンバン食べさせるからこっちは気が気じゃないんだ」

ひなた「みゃー姉のお菓子はわたしへの愛情がこもってるから虫歯にならないぞ!大丈夫だ!」

千鶴「そんな魔法のお菓子があったら拝んでみたいもんだ。ってそれを言うならそれならあたしの料理はどうなるんだよ」

★注意
・乃愛×みやこ→みやこ×乃愛→ひなた・乃愛etcです。途中R表現あり
・乃愛ちゃんが少し拗らせてますが、ハッピーエンドです。
・みゃー姉総受けは世界平和。異論は認める

みやこ「ふぁー…なんの騒ぎー?」

ひなた「おっ、みゃー姉!起きたか!一緒に歯医者いこー!」

みやこ「え?歯医者?何故に?」

千鶴「ひなたの定期健診だよ。アンタも行くかい?」

みやこ「え、無理。だって待合とか受付とか診察とか会話しなきゃいけないタイミングが多すぎる」

千鶴「…だと思った。そんじゃあ留守番頼むよ」

みやこ「ああ、うん。そこは説得しないんだ…」

千鶴「みやこの外に出ずに済むための努力は異常に徹底してるからな。大学の健康診断も完璧だったろ?そこはむしろ信頼できる」

みやこ「こんなに複雑な気分にさせる『信頼してる』って初めてだよ」

千鶴「そう言う事だ、ホラ行くぞ、ひなた」

ひなた「ぬわー!みゃー姉ー!助けてくれー!!」

みやこ「毎日ちゃんと歯磨きしてるひなたなら大丈夫だよ。それに私、そろそろ今度提出する課題やらなきゃいけないし」

ひなた「ぶー…わかった、みゃー姉の邪魔はできないからな」

みやこ「ありがと、ひなた。いってらっしゃい」

ひなた「おう、行ってくるなー!!」

みやこ「(…と言いながら花ちゃん達が着る衣装だったりするけど…)」

みやこ「さーて、ひなたもお母さんの出かけたし、衣装を作るぞ、っと…」

コンッ!

みやこ「わっ!んん?窓に何か当たった…?」シャッ!

乃愛「!」ニコニコヒラヒラ

みやこ「乃愛ちゃん?」

ガラガラ…

乃愛「ミャーさん!おはよー!」

みやこ「おはよう、乃愛ちゃん。こうして窓越しで話すのはいつもと違ってなんだか不思議な気分だね」

乃愛「ね!なんだか少女漫画みたいだよね!でもミャーさんの部屋って窓全然開かないから、こういうのなかなか出来なくて、アタシはつまんないなー」

みやこ「あー、私必要な時以外は窓もカーテンも開けないしねぇ…」

乃愛「たまには外の光を入れなきゃダメだよー?」

みやこ「いやあ、だって、ホラ、乃愛ちゃんと初めて会った時ってさ…」

乃愛「ああ、そう言えば、ホワイトリリィ着てたっけ?あの時のミャーさん可愛かったなー♪」

みやこ「だから私は決意したの!本当にどうしても必要に駆られた時以外は絶対にカーテン開けないって!!」

乃愛「びっくりするくらい残念な決意だね」

みやこ「決意するよ!だって恥ずかしいもん!」

乃愛「えー?ミャーさん、今更だよー?ヒナタちゃんもお母さんも知ってるんでしょ?コスプレの事」

みやこ「ううっ…そ、それでも…恥ずかしいもん…」

乃愛「はぁ、しょうがないなあ、ミャーさんは…」

みやこ「むー…ん?乃愛ちゃん、今日は家に一人?」

乃愛「そーなの!ミャーさんも?」

みやこ「うん、ひなたはお母さんと歯医者に行っちゃったから…」

乃愛「ママ、アタシ置いてお出かけしちゃったし、アタシ退屈なの。だからね、ミャーさん!」

みやこ「ん?」

乃愛「たまにはアタシの家に遊びに来ない?」

みやこ「ふぇ!?い、いやいやぁそれはちょっと…」

乃愛「えー?なんでー?」

みやこ「い、今ひなた家にいないし、花ちゃんもいないから…!」

乃愛「ヒナタちゃんと花ちゃんと一緒の方がってのは分かるけど、花ちゃんとミャーさんが今二人きりで家に居たら大問題だと思う」

みやこ「な、何でぇ!?二人きりでも変な事とかしないよっ!」

乃愛「だーいじょうぶだよ!今ならアタシ一人だし、それにミャーさん家に入れてもママは怒らないよ!ミャーさんとアタシの仲だもん!」

みやこ「そ、そっか…確かに、そう、だよね…(んー、お母さんも家の鍵持ってるだろうし、玄関に書置きすればいいか…)」

乃愛「という訳だから!今から来てね!ミャーさん!」

みやこ「ふぇ、今から?」

乃愛「え?ダメ?」

みやこ「いや、折角だからお菓子、持っていこうかなって。一緒に食べる分と、あとは乃愛ちゃんのお母さんにも…」

乃愛「え、いいの!?こんな急に!?ママの分も!?」

みやこ「うん、だってお母さんも仲良しだし、ひなたがいつも乃愛ちゃんと仲良くしてるから、そう言う意味でも、御礼的な、ね?」

乃愛「っ…」

みやこ「?乃愛ちゃん…?」

乃愛「ありがとう!ミャーさん!ママ、すっごく喜んでくれると思う!あ、じゃあチーズケーキ!チーズケーキがいい!初めてミャーさんに会った時にもらったやつ、凄い美味しかったって褒めてたから!」

みやこ「う、うん!分かった!チーズケーキなら材料まだあるから…すぐに作って持っていくね!」

乃愛「それじゃあミャーさん、ケーキできたらすぐ来てねー!」

みやこ「うん、また後でね!」

ガラガラ、パタン

みやこ「人さまの家にお邪魔するのはちょっと怖いけど、乃愛ちゃんのお誘いだし…よし、そうと決まればサクッと動かねば!」

みやこ「そう言えば…さっき…」

みやこ『うん、だってお母さんも仲良しだし、ひなたがいつも乃愛ちゃんと仲良くしてるから、そう言う意味でも、御礼的な、ね?』

乃愛『っ…』

みやこ『?乃愛ちゃん…?』

みやこ「あの間は、なんだったんだろ…?」

みやこ「…まいっか!チーズケーキチーズケーキっと!」イソイソ


カラカラ…パタン

乃愛「『ヒナタちゃんといつも仲良く』か…そうだよね、ミャーさんにはそう映るよね」

乃愛「アタシは、仲良くの先に行きたい…もっと…もっとヒナタちゃんの側に、近くにいたいよ…」

カタッ

乃愛「だから…このカチューシャだって…っ」ギュッ

乃愛「…ヒナタ…ちゃん…アタシ…!」

歯医者


歯科医「はい、じゃあ星野さん、お口、あーんしてみようか」

ひなた「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」

歯科医「…声は出さなくていいぞ?」

ひなた「………………」

歯科医「えー、上8番、7番よし…」

助手「ハイ」カキカキ

ひなた「…」プルプルプル

歯科医「ん、どうした?星野さん、大丈夫かい?」

ひなた「ぶはぁっ!!はー!はー!声を出さないって言うからうっかり呼吸を止めてしまった!」

歯科医「お、おお…呼吸は続けていいからね」

ひなた「はーいっ!!」


待合の患者「さっき入っていった子かしら?可愛いわね」

待合の患者「きっとおしゃべりが大好きなんだな」

千鶴「(丸聞こえだ、ひなた…これはみやこでなくても恥ずかしいな…)」

ピンポーン

乃愛「はいはーい、どーぞー!」

ガチャリ

みやこ「お、お邪魔します…」ビクビク

乃愛「いらっしゃい!ミャーさん!って、どうして隣の家にいくだけなのにそんなに怯えてるの?」

みやこ「一人で外いくのは大学行くときだけだし…それに…」

乃愛「それに?」

みやこ「よくよく考えたら妹の友達が一人でいる家に成人の私が行くって思ったら急に周りにお巡りさんがいるような気がして来て…!」

乃愛「自業自得とは言えホントのホントにトラウマなんだね、夏祭りのアレ」

みやこ「むしろピンポンした瞬間確保されるのかと…」

乃愛「そんな訳ないでしょ!もう…あ!作ってきてくれたの?チーズケーキ!」

みやこ「あ…うん!乃愛ちゃんのお母さんにそこまで気に入ってもらえたなんて、嬉しいなあ」

乃愛「ママ喜ぶよ!ありがとミャーさん!アタシ冷蔵庫入れてくるから、ミャーさんは先にアタシの部屋行ってて!」

みやこ「ふぇ!?いいの?」

乃愛「いいのいいの!階段上がってすぐの部屋だから!」パタパタパタ

みやこ「あ…で、では、お、お邪魔、しますー…」ソロソロ

パカッ

乃愛「これこれ!ミャーさんのチーズケーキ!ママ、喜ぶだろうなー♪」

乃愛「(アタシも…こんなに手早くケーキとか作れたら…近づけたのかな…)」

乃愛「(ヒナタちゃんの、一番に…)」

ガチャ バタン

みやこ「ふわー…流石乃愛ちゃんの部屋…可愛いなぁ…!」

乃愛「ふっふー!でっしょー!!」

みやこ「うわぁ!は、早いね乃愛ちゃん!」

乃愛「でっしょー?さ、入って入って!」

みやこ「う、うん!ありがとう、お邪魔します」

乃愛「どぉ?ミャーさん、可愛いでしょ?アタシの部屋!」

みやこ「うん!すごい可愛い!まるでお姫様の部屋みたい…!」

乃愛「でっしょー!?サイキョーに可愛いアタシにぴったりでしょー?」

みやこ「うん!流石乃愛ちゃんだよー!」

乃愛「ふふーん?ミャーさんホントに心からそう思ってるぅ?」

みやこ「も、もちろんだよ!」

乃愛「ふふふっ…ミャーさんは嘘つくの下手だよねー♪」

みやこ「ほ、ホントにそう思ってるよぉ!/////」

乃愛「あはは、冗談!でも、せっかくのチャンスだし、今日はそんな花ちゃん一筋のミャーさんにアタシの魅力を叩き込んであげるから!!」

みやこ「へっ?」

乃愛「ふっふっふ…じゃーん!」ガチャッ!

みやこ「うわぁ…凄い数のお洋服…これ全部乃愛ちゃんの!?」

乃愛「そう!ママが選んでくれたアタシ自慢のお洋服とアクセサリー!今日はミャーさんにたっぷりアタシがサイキョーに可愛いってトコを見せてあげるね!姫坂乃愛ファッションショー!!ここに開幕っ!!」

みやこ「わ、わー!(クローゼット開けた時点でなんとなくそんな気はしてたけど…まさかコレ全部着るのかな…)」


乃愛「このセーラー服はどう?ブルーのリボンでワンポイント!」

みやこ「うん、まるでアイドルみたい!」

乃愛「でっしょー!」


乃愛「デニムパンツとジャケットの組み合わせ!どう?」

みやこ「凄くカッコイイよ!海外のモデルさんみたい!」

乃愛「でっしょぉー!!」


乃愛「黒のフィッシュテールに長袖のタートルネックなんてどう!?」

みやこ「すごい可愛いよ!乃愛ちゃん金髪だから逆に黒が映えていいかも!大人っぽさもあって素敵だよ!」

乃愛「でっしょぉぉぉぉっ!!!」

乃愛「それじゃ、この次がいよいよラスト!着替えてくるね!」

みやこ「うん!待ってるよ!(ま、まさかホントに片っ端から全部見る羽目になるとは…この服達も畳みはしたけど片づけなくちゃ…;)」

ガチャ

みやこ「あ、乃愛ちゃ…わぁ…!」

乃愛「…ふふん、どうかな?ミャーさん?」

みやこ「(白いインナーに、ピンクのワンピース…リボンが付いてて可愛い!帽子も白にピンクのリボンで…)」

乃愛「どう?可愛い?」

みやこ「うん…今までの服で一番、コレが一番、可愛いと思う!最高だよ、乃愛ちゃん!」

乃愛「…ありがと、ミャーさん!私もこれが一番自信あったから、嬉しい!!」

みやこ「(…ん?反応が…?)こちらこそ、ありがとう、乃愛ちゃん。とっても可愛かったよ!」

乃愛「んふふー♪よし、ミャーさんに満足してもらえたことだし、姫坂乃愛のファッションショー、これにて閉幕っ!!」

みやこ「(あ、戻った。ま、可愛いの見れたからOKっと♪本当ならココでアンコールなんだろうけど…)」パチパチパチパチ!

乃愛「ん!!ミャーさん今、心の中でアンコールしたでしょ!?」

みやこ「ふぇっ!?アンコール!?」

乃愛「なーんて、冗談♪お洋服はこれで最後だし、それじゃ、着替えてくるね♪」

みやこ「う、うん(違うんだけど…全部見通した上で言われてるような気がする…)」

乃愛「……」

乃愛「…これが、一番、かぁ…」

今日の服、可愛いな!ノア!

乃愛「…でも、ホントの一番じゃないんだ…」ギュッ

乃愛「…アタシ、ホントの一番になりたいよ…だから…ゴメンね、ミャーさん…」

みやこ「(こうしてみると、乃愛ちゃんってホントに可愛いなあ…あの服も…よくよく考えて見たらあの服…花ちゃん達にも似合うかも…!?コスプレじゃない服も定期的に作って着せてみようかな…うふふふふ、妄想が捗るぞ!!)」

ガチャ

乃愛「おまたせー♪」

みやこ「お帰り、乃愛ちゃっ…!?!?!?」

乃愛「どうしたの?ミャーさん…顔、真っ赤だよ…?」

みやこ「な、なななんでそ、そんな恰好!?そのネグリジェスケスケだし!その下、パンツだけ!?上、丸見えだし!からかってるならやめてぇ!!/////」
ワタワタワタ

乃愛「えー?これも自信あるんだけどなぁ…んふふ…」ニジリニジリ

みやこ「な、何…なに、するの…?」アトズサリ

乃愛「ミャーさんを…食べちゃおっかなって…ふふっ♪」

みやこ「そ、それって、わっ!?」コロン ポスッ

みやこ「あ…(乃愛ちゃんの、ベッド?ま、まさか誘導され…!!)」

乃愛「ミャーさんっ♪つっかまえた♪」ガバッ!

みやこ「わあああっ!!」

みやこ「あ、あうう…の、乃愛、ちゃん…///」

乃愛「ふふふ…ミャーぁさん…♪お顔、真っ赤にして…可愛いなあ♪」

みやこ「い、いきなりなな、何をっ…」

乃愛「ミャーさんて分かりやすいね…声、震えてるよ?アタシが何をしようとしてるか…ミャーさんなら…分かるでしょ?ねえ?」

みやこ「(ひええええ!!いつもの乃愛ちゃんじゃない!!)お、お昼寝、とか、デス、カネ…」

乃愛「ふぅ…まあいいや、すぐに誤魔化せなくしてあげる♪」

みやこ「ま、ままま待って!!乃愛ちゃん、どうしてこんな事…!」

乃愛「ふふふ…言ったでしょ?アタシの魅力を叩き込んであげるって」

みやこ「き、今日の乃愛ちゃん、本当に可愛いと思ったよ!?は、花ちゃんより!」

乃愛「嘘」

みやこ「ふぇ…っ…の、乃愛、ちゃん…?」

乃愛「ミャーさんの心の中、言い当ててあげようか。『アタシが着てたあの服、花ちゃんが着ても似合うんじゃないかな?今度は普通の服を作ってみようかな?』違う?」

みやこ「!!!!!(ぜ、全部お見通し…な、なんでぇ…)」

乃愛「んふ、ほぉら、やっぱり、ネ♪言ったでしょ?アタシ、嘘で可愛いって言われるの、嫌いだって…」

みやこ「あ、あう、あうううっ…ご、ごめん、なさっ…!」

乃愛「そんなに怯えなくていいよ?ミャーさん。可愛いお洋服がダメなら今度は…」

みやこ「ふぇ…?」

乃愛「その身体に、アタシの魅力、教えてア・ゲ・ル♪」モミッ

みやこ「ふぇあ!?ま、待って、まってぇ!あ、あうっ!んんっ!」

乃愛「んふふふ…♪」モミモミ…

デパート

エミリー「さて、ワタシの用事はだいたい済んだし、あ・と・は…ノアちゃんのお洋服をちょっと見てから帰るデスかねー」

ナギッ!
店員「いらっしゃいませ!子供服をお探しですか?」

エミリー「はい!マイエンジェルノアちゃんに似合うとびっきりカワイイのがほしいデス!!」

店員「(容姿からしてハーフ?それなら娘様も近い容姿と仮定して…)では、こちらなどいかがでしょう?ご希望があれば奥からお持ちしますね」

エミリー「ありがとうございマス!(見るだけのつもりでしたけど、一人でお留守番してる偉いノアちゃんに、サプライズデスね!)」

乃愛「ん…ちゅっ…ミャーさん、顔もスタイルもいいんだしさ…んむ…やっぱり、ちゃんとした格好でもっと外出た方がいいと思う…んっ…れろ…」ムニムニ ペロペロ

みやこ「はぁ、あ、あっ!んっ、ああ、やっ、むね、そんなにしちゃぁ、っ…//////」

乃愛「ミャーさん、ココ、弱いんだ…じゃあ吸っちゃお♪ちゅう…っ」

みやこ「ひゃぁああ!?あ、やめ、だめ、だめっだめぇっ!!ああっ!!」

乃愛「ミャーさん、もしかして少しイっちゃった?」

みやこ「や、やあっ…もう…やめ、てぇ…////」

乃愛「とか言っちゃってぇ、イヤならどうして抵抗しないの?あっという間に上半身丸出しにされて、抵抗一つしないって…もしかしてミャーさん、こういう風に無理矢理されたかったの?」

みやこ「ち、ちがっ…の、乃愛、ちゃんが…」

乃愛「…そうだね」モミモミ

みやこ「ひゃっ!?ああっ!」

乃愛「アタシのせいにしちゃえばいいよ」チュウッ

みやこ「ふゃああ!?の、乃愛ちゃ!?やあぁ…!」

乃愛「んふふふ♪ミャーさんの弱い所、分かりやすい…♪」

みやこ「の、のあ、ちゃ、や、やあっ!そこ、おなじとこ、ふぁ、ああ、ああああっ…!!」

乃愛「弱い所、ちょっと触るだけでこんなにふにゃふにゃになっちゃうんだもん…じゃーあ♪」モゾモゾ

みやこ「はぁ…はぁ…はぅ!?」

乃愛「ココはどうかな?」モゾモゾ クチュッ

みやこ「ふぁあああ!!や、やらぁ!だ、めぇ!!」

乃愛「うわ、ミャーさんのここ、凄いよ…?そんなにアタシにされるの、良かったんだ…♪」クニクニ

みやこ「や、やっ!いま!いま、あっ!そこ!そんなに、した、らあぁっ!」

乃愛「!!」

みやこ「ああああっ!!…っあ…あ…はぁ…っ…」

乃愛「…ミャーさん、また?ふふ、しょうがないなあ…♪」シュル シュルッ

みやこ「はぁ…はぁ…の、乃愛、ちゃん…何を…っ」

乃愛「今度はミャーさんがアタシにして?」

みやこ「えっ…」

乃愛「可愛いアタシを…もっと可愛くしてみせて?ミャーさんの手で、ね?」

みやこ「っ…(の、乃愛ちゃんの…身体…なんて、綺麗、なの…だ、だめ、なのに…)」

乃愛「……ね?」

みやこ「乃愛、ちゃん…っ!」

乃愛「あっ…んぅ、はぁ…あっ、ミャーさん…触り方、やらしい、よぉっ…」

みやこ「だって、やらしい事してるんだもの。乃愛ちゃんの触り方だってそうだったよ」

乃愛「それは、そう、だけ、どぅ…んあっ!!」フニ

みやこ「乃愛ちゃんも先っぽをこうされるの、好きなんだね」フニフニコリコリ

乃愛「ふゃぁ!?や、やぁ、んっ…んぁあっ!」

みやこ「エッチな乃愛ちゃんも可愛いね…」

乃愛「ま、まっ、てぇ、あ、や、やぁ!キちゃう!キちゃうっ!!」

みやこ「いいよ、乃愛ちゃん」

乃愛「ふぁあああ!!!」

みやこ「!!」

乃愛「はぁ、ふぅー…ずるいよ、こういう時に可愛いっていうの…」

みやこ「……」プニ

乃愛「ふぁ!?あっ、待っ、そこっ!」

みやこ「お返しだよ?」ツプ

乃愛「ふぁぁああん!や、やぁ、あぁあ、あぁ、んんぅ!ゆ、ゆび、入ってっ…!」

みやこ「乃愛ちゃん…♪(よし…このまま主導権を握って…!)」

乃愛「そんな、の、しちゃ、やだよぉっ、ヒナタちゃんっ!!」

みやこ「えっ…」

乃愛「あっ…!!!」

みやこ「乃愛、ちゃん…」

乃愛「………っ」フルフルフル

みやこ「乃愛ちゃん…もしかして…ひなたの、事…」

乃愛「何…?おかしい?…」

みやこ「い、いや、そんな事…」

乃愛「アタシがヒナタちゃんの事好きになっちゃダメなの?自分のだから?」

みやこ「…っ!!」

乃愛「そうだよね、誰よりもヒナタちゃんの近くにいるのはミャーさんだもんね…他の誰でもない、ミャーさんだもんね」

みやこ「…」

乃愛「アタシなんかが二人の間に割って入ってきちゃうの、おかしいよね」

みやこ「…」

乃愛「アタシなん、てっ!?んあっ!?ああっ!!」

みやこ「…」ツプツプ

乃愛「あっ、やだ!いき、なり、動かしちゃ、あっ!だめ!だめぇっ!!」

みやこ「ノア」

乃愛「!!!!」

みやこ「可愛いぞ、ノア」

乃愛「う、ううっ!んぅっ!!」

みやこ「…世界で、一番…可愛いな…」ツプツプ クチュクチュ

乃愛「あ、ああ、あっ!い、いじわるっ!!いじわるうっ!!」

みやこ「ノア…」

乃愛「ずるいよっ!ずるいよっ!!ヒナタちゃん!!そんなのずるいよぉっ!!」

みやこ「……」

乃愛「あ、ああ、あっ!ヒナタちゃん、ヒナタちゃん!ヒナタちゃんっ!!」

みやこ「ノア」

乃愛「あ、あっ、んんっ!あ、ああ、ああっ!!ダメ!ダメぇ!!」

みやこ「大好きだ」ツプププ

乃愛「ダメぇっ!!ひなたちゃあんっ!!!」

みやこ「!!!」

乃愛「あああっ…!!」

みやこ「乃愛ちゃん…」

乃愛「はぁ…はぁ…ばかぁ…っ…」

用事故ちょっと出ます。続きは後程投稿いたします。

再開します

乃愛「……」

みやこ「……(気まずい…だけど、ここは我慢…乃愛ちゃんが心を開いてくれないと…)」

乃愛「…ミャーさん」

みやこ「はぃ!?(こ、声裏返った…我ながら残念すぎる…;)」

乃愛「なんであんな事したの?」

みやこ「えっ?」

乃愛「ミャーさんはミャーさんだよ。ヒナタちゃんじゃない…でもヒナタちゃんみたいに喋ったのは…アタシが…ミャーさんとヒナタちゃんの仲をあんな風に言ったから?」

みやこ「…そうだよ」

乃愛「っ…」

みやこ「私はひなたを『自分の』だなんて思ってないよ。私にとって、私のお母さんにとっても、ひなたは大事な妹で、大切な家族だもの」

乃愛「…」

みやこ「それに、乃愛ちゃん、花ちゃんや小依ちゃん、夏音ちゃんにとっては、大切な友達、でしょ?違う?」

乃愛「友達…」

みやこ「ひなたは私だけのひなたじゃない。多分、勢いで言っちゃったんだとしても、あんな風に言われたら…乃愛ちゃんでも、いや、乃愛ちゃんだから怒ったんだと思う。ひなたの事、私の事、そんな風に思って欲しくなかった」

乃愛「……」

みやこ「私も聞いていいかな、乃愛ちゃん。どうして…こんな事したの?」

乃愛「ミャーさんには…分からないよ…アタシの気持ちなんて…」

みやこ「そうだね、分からない」

乃愛「えっ…」

みやこ「こんな事する程の気持ちだもん。聞かないと、分からないよ。乃愛ちゃんの口から、乃愛ちゃんの思ってる事を話してくれないと、私は分からない。もちろん、ひなただって」

乃愛「…!!ミャーさんがっ!!」

みやこ「…っ!」

乃愛「ミャーさんがアタシの一番を全部取っちゃうからだよ!!」

みやこ「乃愛ちゃんの…一番、つまり、可愛い、について、かな?」

乃愛「それはもういいっ!ミャーさんにとって花ちゃんが一番可愛いのは分かってる!それでいいの!もういいの!!」

みやこ「うん」

乃愛「アタシは…世界で一番、可愛いよりも…アタシは…っ!!グスッ…アタシが一番欲しいのはっ!!…グスッ…」ポロポロ

みやこ「……」

乃愛「…ヒナタちゃんだよ…っ!グスッ…ヒナタちゃんの一番になりたい!ヒナタちゃんに一番可愛いって言われたい!!ヒナタちゃんにっ…っ…もっとっ…一番…」ポロポロポロ

みやこ「……」

乃愛「…大好きって…言われたいよ…」

みやこ「…」

乃愛「でも、無理だもん…ミャーさんがいるから…アタシはヒナタちゃんの一番になれない…永遠になれない…大好きな人がそばにいるのにっ…!どれだけ大好きって言っても一番になれない…っ!!」

みやこ「乃愛ちゃん……」

乃愛「諦めたかった…ミャーさんにとって花ちゃんが一番なように、ヒナタちゃんにはミャーさんが一番だったんだって…諦めたかった…でも…」

みやこ「……」

乃愛「出来ない!諦めたくない!だって好きなんだもん!グスッ、大好きなんだもん!!大好きになっちゃったんだもん!!」ポロポロ

みやこ「……!」

乃愛「でも、もうどうしていいか分かんない。どんなに可愛い服を着ても、どんなに可愛い仕草をしても、どんなに大好きって言っても…もしも、ヒナタちゃんに大好きだって言ってもらっても…」

みやこ「……」

乃愛「『みゃー姉』って言う時のヒナタちゃんが…一番…いち、ばん…っ……」

みやこ「だから…私を?」

乃愛「…分かってるよ。こんなの、間違ってる…一番、間違ってる…ミャーさんを傷つけたら、一番悲しむのはヒナタちゃんだって…分かってたのに…分かってた、はず、なのにっ…」

みやこ「乃愛ちゃん…」スッ

乃愛「やめて!近寄らないで!」

みやこ「!」

乃愛「…もう、いいでしょ?これ以上何を聞きたいの?アタシなんて…こんな、みじめなアタシなんてもう放っておけばいい!!こんなかわいくないアタシなんてもうどうでもいいじゃん!!」

みやこ「乃愛ちゃん」スッ

乃愛「もういいったら!!」ボフッ

みやこ「うっ!…乃愛、ちゃん!」

乃愛「もうっ!もうっ!!もうっ…!!!」ボフッボフッボフッ

みやこ「うう…乃愛ちゃんっ!」ギュッ

乃愛「っ!!!」

みやこ「放っておかないよ、どうでもよくなんかないよ」ギュウッ

みやこ「乃愛ちゃん、ごめんね。ずっとひなたと乃愛ちゃんの近くにいたのに、乃愛ちゃんの気持ちに、気づいてあげられなくて」

乃愛「なんで」ポロポロ

みやこ「本当にごめんね」

乃愛「なんでこんなアタシに、そんなに優しくできるの」ポロポロ

みやこ「だって、乃愛ちゃんは私の大切な友達だもん」

乃愛「なんでアタシに謝るの。おかしいよ、おかしいよっ」ポロポロ

みやこ「おかしくなんかない。友達が苦しんでたのに、私は助けてあげられなかったから。それに、私は乃愛ちゃんと仲直りしたいから」

乃愛「アタシ、ミャーさんにひどい事したのに。無理矢理あんな事したのに。傷つけたのに」ポロポロポロ

みやこ「そうだね、間違ってたかもしれない。でも、だからと言って、乃愛ちゃんがひなたの事を大好きだって気持ちを、捨てるような事は絶対にして欲しくないんだ」

乃愛「うっ…うっ…グスッ…ううっ…!」ポロポロポロ

みやこ「だから…次は、その気持ちを、とっておきの可愛いやり方で、ひなたに向けてほしいの。乃愛ちゃんならできるよ」

乃愛「みゃー、さんっ…!」

みやこ「きっとひなたも喜ぶと思うんだ」

乃愛「う、ううっ…グスッ…グスッ…うう、ひ、なた、ちゃん…!」

みやこ「乃愛ちゃん…ひなたの事を好きになってくれて、ありがとう」

乃愛「う、うっ…うああああっ!グスッ…ああああっ!!ごめんなさいっ!みゃー、さん!グスッ…ごめんなさいっ…!!」ギュウウッ

ひなた「ふっふっふ~ふっふふんふふん♪ふっふんふんふふん♪お母さん、早く早く―!」

千鶴「ハイハイ、全く、みやこが近づくにつれて元気になるんだから」

ひなた「へっへっへー♪みゃー姉、ただい、おっ!?」ガチャガチャ

千鶴「ん?ひなた、鍵開いてないのか?ちょっと待ってな」ゴソゴソ

ひなた「ぶー!みゃー姉め…わたしを締め出すとは不届きな…ん?」

千鶴「別に締め出しちゃいないだろうよ」

ひなた「お母さん!みゃー姉ノアん家にいるみたいだぞ?」

千鶴「は!?んなアホな…あのみやこが?人ん家に?何かの間違いじゃないのか?」

ひなた「手紙がおいてあったぞ!ホラ」

千鶴「うわ、マジか。にわかには信じられんが…」

エミリー「んもぅ、チヅルはもっとミヤさんを、自分の娘を信じるべきデス!」

ひなた「お、ノアのお母さん!こんにちは!」

千鶴「おお、エミリー…出かけてたのか?」

エミリー「今日はノアちゃんがお留守番するって言ってくれましたのでー、ワタシはショッピングデス!ノアちゃんの新しいお洋服も買えました!喜ぶ顔が楽しみデスね!そうだ、チヅルもヒナタちゃんも今から家に来ませんか?」

ひなた「おおー!ノアんち行ってもいいのか!!」

千鶴「いいのか?急に押し掛けちゃって」

エミリー「ノープロブレム!ミヤさんもノアちゃんもきっと驚きマスよ!」

カチャ ガチャッ

ひなた「みゃー姉!ノアー!来たぞー!」ドタドタ

千鶴「おいひなた!我先に人ん家に乗り込むんじゃない!」

エミリー「んもう、ヒナタちゃんってば!ノアちゃんにただいまするのはエミリーさんが先デース!」ドタドタ

千鶴「ひなたと同じ思考回路かお前は!ああもう!!」

ガチャッ

ひなた「みゃー姉!ノア!ただいまー!!」

エミリー「ノアちゃん、ただいまデス!」


みやこ「あっ…」ナデナデナデ

乃愛「うっ…うっ…グスッ…ううっ…グスッグスッ…」

ひなた「みゃー姉!?ノア!?どうしたんだ!?」

エミリー「これはナニゴトデスか!?!?」

千鶴「おい、なんだ?どうした…これは…」

みやこ「あぁ…お母さん、ひなた…お、お帰り…あはは…」

乃愛「!!!ヒナタちゃん…グスッ…ママ…」ポロポロ

千鶴「みやこ、これはどういう事だ?説明しろ」

ひなた「何があったんだ!?みゃー姉!!何でノアは泣いてるんだ!?」

みやこ「えっと…これは、その…」

乃愛「待って!!」

千鶴・ひなた「!!」

エミリー「!」

乃愛「ミャーさんは、何もしてないよ…アタシが悪いの…!」

千鶴「…」

ひなた「ノア…」

エミリー「…チヅル、ヒナタちゃんと一緒にリビングで待っててもらえマスか?」

千鶴「…分かった。事情は後で聞く。行くぞ、ひなた」

ひなた「みゃー姉、ノア…」

千鶴「心配いらん。話は後でゆっくり聞こう。ここは乃愛ちゃんのお母さんに任せろ、な?」

ひなた「うん…」

バタン

エミリー「さて、と!…ノアちゃん?」

乃愛「……」

エミリー「大好きなお洋服とお気に入りのアクセサリーをこんなに出して、それなのにどうして泣いていたのですか?」

乃愛「……」

エミリー「ミヤさんと、何があったのですか?」

乃愛「ママ…アタシ…」

エミリー「うん」

乃愛「ミャーさんに、ヒドい事、しちゃったの。どんなに謝っても、許してもらえるか、わからない」ポロポロ

エミリー「…」

乃愛「でも、でもっ…グスッ…ミャーさん…アタシの事、グスッ…許してくれたの…ヒドい事した、アタシを…っ!」ポロポロ

みやこ「乃愛ちゃん…」

エミリー「そうデスか。ヒドい事をしちゃったノアちゃんを、ミャーさんは許してくれましたか。そして、悲しくて泣いてしまったノアちゃんを、ミャーさんは抱きとめてくれましたか」

乃愛「グスッ…グスッ…うんっ…!」

エミリー「じゃあ、可愛いノアちゃんなら、次に何をしたらいいのか、分かりマスね?」

乃愛「うんっ…ミャーさん!」

みやこ「うん」

乃愛「改めて…ヒドい事して、ごめんなさい…許してくれて、ありがとう…アタシと…アタシと仲直りして下さいっ!」

みやこ「もちろんだよ、乃愛ちゃん。これからもよろしくね」ギュッ

乃愛「ミャーさん…ありがとう…ありがとうっ…!!」ギュッ

エミリー「うん♪流石ノアちゃん!よく出来ました!偉いですよー!むちゅー!」ムギュッ!

乃愛「わ!ちょ、ちょっとママ!やめてよ!ミャーさんいるのに恥ずかしいよっ!!」ムギュムギュ

みやこ「(よかった…あとはお母さんとひなたか…)」

ひなた「みゃー姉…ノア…」

千鶴「……」

ひなた「なあ、お母さん」

千鶴「ん…?」

ひなた「大丈夫だよな」

千鶴「……」

ひなた「みゃー姉とノア、大丈夫だよな?」

千鶴「…当たり前だろ?なあに、すぐに笑顔で戻ってくるさ」ナデナデ

ひなた「みゃー姉……」

千鶴「(…何やってんだ、みやこ!ひなたをこれ以上不安にさせるんじゃない!早く来い!みやこ!)」

トントントン…

ひなた・千鶴「!!」

ガチャ

エミリー「お待たせしました、チヅル、ヒナタちゃん♪」

みやこ「二人とも、待たせて、ごめん…」

乃愛「……」

千鶴「おう、待ちくたびれたよ。で?何があったんだ、事と次第によってはただじゃすまさんぞ、みやこ」

みやこ「うっ!?お、お母さん落ちついて…!」

エミリー「チヅル!それはワタシから説明しましょう!ノアちゃんがミヤさんに悪いコトして、お部屋で喧嘩しちゃいました。でも可愛いノアちゃんがちゃんと自分から謝って、ミヤさんも許して、無事に仲直りしました!以上、めでたしめでたしデス!」

千鶴「お前、そんな適当な…!」

ひなた「みゃー姉、ノア」

乃愛「!!」

みやこ「…うん」

ひなた「もういいんだな?」

乃愛「ふぇっ…?」

ひなた「二人は喧嘩したけど、仲直りした。元の友達に戻った。それでいいんだな」

みやこ「うん。私達、喧嘩しちゃったけど、ちゃんとお互いに謝って、仲直りしたよ。もう大丈夫。ね、乃愛ちゃん」

乃愛「…!!うん!ヒナタちゃん、心配かけてゴメンね!アタシのせいでミャーさんと喧嘩しちゃって…でもミャーさんが言った通り、もう大丈夫だから!だから…」

ひなた「そうか」

乃愛「…っ」

ひなた「ならいい」ニカッ

乃愛「えっ…」

ひなた「お互い謝って、許して、仲直りしたならそれでいいんだ。もう喧嘩しちゃダメだぞ!二人とも!!」

乃愛「ヒナ、タ、ちゃん…」

ひなた「二人が喧嘩なんて…そんなの、わたしだって嫌だし…グスッ…心配になるからっ!!」ポロポロ

乃愛「…っ!!ヒナタちゃん!ゴメンね!心配かけてゴメンねっ!!」ギュッ

ひなた「ホントに心配したんだぞ!ノアが…ノアが泣いてるから!!」ギュッ

乃愛「もう大丈夫、大丈夫だよ…!だって私達、友達だもん!!」

ひなた「ああ!ずっと友達だからなっ!喧嘩して離れ離れなんて許さないからな!!」

乃愛「うん!ありがとう、ヒナタちゃん…!」

ひなた「おう!!もちろんみゃー姉もな!!」ギュッ

みやこ「うん…ありがとう、ひなた。嬉しいよ」ギュッ

ひなた「へへへ…♪これで元通りだな!!」

千鶴「……」

エミリー「チヅル?まだ二人に聞きたい事はありますか?」

千鶴「いや、別に」

エミリー「おや、そうデスか。ケンカの原因とか、聞かないのデスか?」

千鶴「もう仲直りしたなら、終わった事だ…あの子達を信じるよ」

エミリー「…そうデスね♪」

千鶴「…お前、あたしが何言うか分かってて聞いたろ?」

エミリー「ふっふーん♪」

乃愛「あ!そうだった!ママ、ミャーさんがね、ウチに来る前に作ってくれたチーズケーキがあるの!みんなで食べよ!!」

ひなた「みゃー姉のチーズケーキ!?」

みやこ「ああ、そう言えば…すっかり忘れてた」

エミリー「ホントですか!?ミャーさんアリガトウ!お礼に、むちゅー!!」ガバッ

みやこ「うわわわ!?」

ガスッ!

エミリー「にぴゃっ!?」

千鶴「ウチの娘に何をする気だ」

エミリー「もう!チヅル!あ、チヅルもヒナタちゃんも一緒にお茶しまショ?仲直りのお祝いデス!」

ひなた「おお!いいよな!お母さん!!」

千鶴「そうだね、じゃ、久しぶりにみやこのチーズケーキを頂くとするかな」

みやこ「あ、改めて言われるとなんだか照れるなあ…」

乃愛「ヒナタちゃん、一緒にお茶の用意しよ!ママが買ってきてくれたおいしい紅茶があるんだー!」

ひなた「おう!」

みやこ「乃愛ちゃん…ひなた…」

千鶴「…良かったな、みやこ」

みやこ「お、お母さん…あの、ごめんなさ」

千鶴「いいんだよ。仲直りしたなら、それで終いだ。もうひなたを不安にさせるんじゃないぞ」

みやこ「お母さん…ありがとう…」

みやこ「はぁ…今日はどっと疲れた…でも、乃愛ちゃんとひなた、いい雰囲気だったし…もう大丈夫…」

ひなた「なにが大丈夫なんだ?」

みやこ「わ、びっくりした…乃愛ちゃんの事だよ。ひなたもありがとうね」

ひなた「わたしはいいって!二人が仲直りしてくれたから、それで十分だ!!」

みやこ「…ねえ、ひなた」

ひなた「んお?何だ?」

みやこ「ひなたは、乃愛ちゃんの事、好き?」

ひなた「おう!大好きだぞ!!」

みやこ「それは私への大好きと同じくらい?」

ひなた「え?もちろん同じくらい好きだぞ!みゃー姉の方が少し勝ってるけどな!!

みやこ「そっか(…道のりは険しいかなぁ…私、無責任な事言っちゃったかな…)」

ひなた「いや…ちょっと違う気がするな」

みやこ「え?そうなの?」

ひなた「みゃー姉の事は最初から大好きだ!ノアの事ももちろん大好きだけど、みゃー姉に大好きって言うのと、ノアに大好きって言うのはちょっと違う気がする」

みやこ「…!!」

ひなた「なあみゃー姉、なんでだ?」

みやこ「…その理由は、乃愛ちゃんがよく知ってるよ。それについては私よりずっと詳しいもの」

ひなた「そうなのか!?じゃあ明日聞いてみる!」

みやこ「うん、明日が楽しみだね」

ひなた「おう!」

乃愛「ママ、今日はありがとう」

エミリー「んーん、ノアちゃんが頑張ったから、仲直り出来ました。良かったデスね、ノアちゃん」

乃愛「うん!ねえ、ママ…」

エミリー「うん?」

乃愛「その…聞かないの?喧嘩の理由、とか…」

エミリー「そうデスねー…聞いてほしいデスか?」

乃愛「えっ!?いやっ…ちょっと…」

エミリー「ふふっ」ギュッ

乃愛「ママ…?」

エミリー「いつかノアちゃんが、今日のケンカを思い出として笑って話せるようになったら、聞くことにしマス」

乃愛「ママ…」

エミリー「それまでは、内緒でいいデスよ」

乃愛「ママ…ありがとう!大好き!」

エミリー「私も大好きデスよ♪それじゃあノアちゃん、おやすみなさい」

乃愛「うん!おやすみ、ママ!」

次の日

ひなた「ノアー!おはよー!!」

乃愛「おはよう、ヒナタちゃん!」

ひなた「花達、まだ来てないんだな」

乃愛「もうすぐ来ると思うんだけど…ミャーさんは?」

ひなた「今、松本がコーディネイトしてる」

乃愛「ああ…今日行くのって、ちょっとオシャレなアウトレットだもんね…って松本さん?なんでヒナタちゃん家にいるの?」

ひなた「ああ、それはだな…」

千鶴『みやこ、それ大学行くときの服だろ?今日花ちゃん達と行くのアウトレットなんだから、もうちょっとオシャレしなよ』

みやこ『べ、別にいいよぉこれで…私はフードコートの隅っこで待ってるだけだし…』

千鶴『お前なぁ…折角外に行くのにそれでいいのか?』

みやこ『だって、アウトレットなんて私には眩しすぎるんだもん!人だっていっぱい居るし…あんな光り輝く場所に行ったら私動けなくなっちゃうよ!』

千鶴『お前は魔物か何かか?それを克服しようって花ちゃん達が誘ってくれたんだろ?だからアンタも行く気になったんじゃないか。今更尻込みしてどうするんだよ』

みやこ『あう…それは、とても嬉しかったけど…花ちゃんはオシャレよりアウトレットで売ってるガレットが目当てな訳で…私は花ちゃんと一緒に隅っこでお菓子食べれたらそれでいいもん…』

千鶴『はぁ、情けない…ま、とりあえず、そんな恰好で表へ出させるわけにはいかないな。という訳で、あとはヨロシク頼んだよ』

みやこ『え?』

ガシッ!!

松本『み・や・こ・さん♪みやこさんのコーディネイトはこの私に!誰よりも星野みやこを知る女松本香子に任せて!!上から下まで完っ璧に仕上げてあげるっ!!』

みやこ『アイエエエエ!!!松本=サン!?松本=サンナンデ!?』

千鶴『多分そんな感じの事言いだすだろうなーって思ったから、呼んでおいた。可愛くしてもらえよー♪』

松本『お任せ下さいお母さま!この松本、全身全霊にて!!』

みやこ『ちょ、ちょまっ!!お母さん!!』

千鶴『持つべきものは良い友達だな、みやこ』

松本『みやこさぁん…ぐふ、ぐふふふふ……♪』ワキワキワキワキ

みやこ『い、いやあああっ!!!』

ひなた「…って感じで。みゃー姉自分の部屋に連行されちゃった」

乃愛「うわぁ…ミャーさん、南無…」

ひなた「もうちょっと時間かかりそうだし、ここで待つか!」

乃愛「うん!あ、ひなたちゃん…昨日はありがとうね!」

ひなた「あはは、もういいって!あ、そうだノア」

乃愛「ん?何?」

ひなた「昨日あの後、みゃー姉に、ノアの事好きか?って聞かれたんだ」

乃愛「!!へ、へぇ…!(ちょっとミャーさん!何て事話してるの!?話すにしても直球すぎ!!)」

ひなた「でな、ノアの事は大好きだって言ったら、私への大好きと同じかって聞かれたんだ」

乃愛「そ、そうなんだー…(もう、ミャーさんってば!アタシの乙女心を何だと思ってるの!)」

ひなた「でな、そこで考えて、初めて気づいた。みゃー姉への大好きと、ノアへの大好きはちょっと違うなって」

乃愛「えっ…?」

ひなた「なんで違うのか、何が違うのかみゃー姉に聞いたら、ノアの方が詳しいって言ってた。それはノアに聞いた方が良いって」

乃愛「…!!(ミャーさん…)」

ひなた「だから、教えてくれ、ノア。この大好きの変な違いのこと」

乃愛「……」

ひなた「ノア?」

乃愛「…それはね、ヒナタちゃん…例えばアタシの…アタシの大好きは、こういう、事だよ」フワッ



チュッ

ひなた「…!」

乃愛「アタシ、ヒナタちゃんの事が好き…大好き、だよ…」

ひなた「…」

乃愛「だから、その…アタシが思うにヒナタちゃんの大好きも、ね…思わずこういう事を…したくなる方の好きって言うか…ああいやそうじゃなくて…その…」

ひなた「分かった!」

乃愛「え!?な、何が?」

ひなた「わたしは、生まれてからずっとみゃー姉が大好きだった。なんでかなんて分からなかったし、そんな事考えなくても大好きって気持ちがあればそれでいいと思ってた」

乃愛「う、うん」

ひなた「でも、違ったんだな。それはみゃー姉だったからだ。みゃー姉だったから何の理由もなく好きになったし、それが不思議な事だって思わなかったんだ」

乃愛「うん、生まれた瞬間お姉さんに懐いたのは日本中探してもヒナタちゃんだけだと思う」

ひなた「ノアはみゃー姉と違って生まれてから一緒にいた訳じゃない、でも友達になって、一緒に遊んで、一緒に寝て、一緒にお風呂も入った」

乃愛「ヒナタちゃん…」

ひなた「その中でわたしは、ノアの事が大好きになってたんだな!」

乃愛「えっ…?」

ひなた「可愛くて、おしゃれで、一緒にいて楽しいノアの事が、わたしはいつの間にか大好きになってたんだ!!」

乃愛「ひ、ヒナタ、ちゃん…っ」

ひなた「これが、人を好きになるって気持ちなんだな!ようやく分かったぞ!」

乃愛「ヒ、ナタ、ちゃん…嘘じゃない、よね…アタシ…アタシ、嬉しいよっ…!」

ひなた「わたしはノアに嘘なんてつかないぞ」スッ

乃愛「えっ?ひ、ヒナタちゃ」


チュッ

ひなた「これが証拠だ」ニッ

乃愛「あ…///////」

ひなた「大好きだぞ、ノア!これからもよろしくな!!」ニカッ

乃愛「…もう、ヒナタちゃん、そういうトコだよ…///////」

ひなた「え!?わたし何か間違ったか!?」

乃愛「違うよ、もう!…こちらこそ、よろしくね、ひなたちゃん。アタシも大好きだよ!」ギュッ

ひなた「おう!」ギュッ

花「……」ニヤニヤ

小依「ほぁー…!」キラキラ

夏音「わー…///」

乃愛「わああああ!!い、居たのぉ!!?居たなら言ってよぉ!!/////」

ひなた「おぉ!いつの間にみんな来てたのか!!」

花「だって…ねぇ?」ニヤニヤ

夏音「ねぇ…///」

小依「こういう時は邪魔しちゃいけないって本に書いてあったわ!『あとはおわかいふたりにまかせて』ってやつね!」

乃愛「それはお見合いだよ!ちょっと違うよ!!もう~…!///」

ひなた「どうしたんだ?みんな」

乃愛「…ヒナタちゃんは恥ずかしくないのぉ?////」

ひなた「?好きな人に好きだって言って何が恥ずかしいんだ?」

乃愛「ホント…ヒナタちゃん…そう言う…トコだよぉ…////////」

ひなた「わ!ノア顔真っ赤だぞ!?大丈夫か!?」

花「ひなたは絶対将来モテると思う」

夏音「男の子より、女の子にモテそうだよねぇ///」

小依「!!私もモテるわよ!将来!それで沢山頼られるの!!」

夏音「そうだねぇ、よりちゃんもモテるかもねぇ」

花「えっ?」

小依「そうでしょ!?かのも私にモテていいわよ!」

花「絶対意味わかってないでしょ…」

夏音「んー、でも、よりちゃんがモテたら、沢山頼られるから、わたしと一緒の時間がへっちゃうなあ」

小依「!!だ、ダメよ!それはダメ!!」

夏音「えー?よりちゃんはモテた方が嬉しいんじゃないのー?」

小依「かのと一緒の時間の方が大切だからダメ!」

夏音「え…よりちゃん、それは…」

小依「だって私はかのの事が大好きなんだもの!大好きな人と一緒にいる時間が減るのはイヤよ!」

夏音「ふぇ…///」

小依「私達はずっと一緒よ、かの!大好き!」

夏音「あ、ありがと…よりちゃん…わたしも、大好き、だよ…///////」

小依「うん!ひなたちゃんの言う通り、好きの気持ちを恥ずかしがる必要なんてないわね!!」

ひなた「おおっ!分かってくれるかこより!!」

花「いくらなんでも堂々としすぎでしょ…見てるこっちが恥ずかしい…////」

乃愛「じゃあ最後は花ちゃんね!」

花「…は?」

ひなた「花はみゃー姉に言うんだろ?」

花「いや、ちょっと、ちょっと待って。何で私がお姉さんに告白みたいな事しないといけないの?」

小依「お姉さんの事大好きなんでしょ?なら言わなくちゃ!!」

花「!?ち、ちょっと!誰がお姉さんを…!!」

夏音「はなちゃん、おねぇさんの事話してる時が、一番楽しそうだもんねぇ♪」

花「なっ!?…い、いつ私が、そんな、そんな事っ…///」

乃愛「ミャーさんのお菓子、お店で買うよりずっと美味しいし、いつでも食べさせてくれるから大好きって話してたし(コスプレは置いといて)」

花「うっ…!?」

ひなた「この間のグループワークの時、みゃー姉の服作りの事も褒めてたな!」

花「ちょ、ちょっとっ!/////」

小依「お姉さんと一緒に朝の限定のシュークリーム買いに行ってたわよね?あの時、とっても楽しそうだったわ!」

夏音「あんまり楽しそうだったから声はかけなかったけどねぇ♪」

花「い、いつの間にみ、見ら、見られ…っ///////!!?」

乃愛「そーいえば休み時間に居眠りしてる時…『みやこおねぇちゃん大好き♪』…って、言ってたよ♪(ウソだけど♪)」

花「ふぁああああああ!!?!?/////////」

ひなた「なんだよ花、色々言ってる割にみゃー姉の事大好き過ぎだな!わたしには負けるけどな!!」

花「あ、あ、あう…っ/////」

ガチャ

みやこ「お待たせーみんなー!ごめんね、準備に手間取っちゃって…」

花「お、お姉さ…ふぁっ!?」

ひなた「おー!待ちくたびれたぞ…って!?みゃー姉すごい可愛いぞ!別人みたいだ!」

乃愛「おはよう、ミャーさん!…やっぱポテンシャル高いよねぇ。ちょっと本気でオシャレしない?」

みやこ「いやあ、本気でオシャレしたら服作りとお菓子作りの為の資金が消滅しちゃうから…」

乃愛「やっぱりそっちが本命なんだね…」

小依「おはようございますお姉さん!今日はよろしくお願いしますっ!!」

夏音「よろしくおねがいします。今日のお洋服はとってもすてきですねぇ、おねぇさん」

みやこ「ありがとう~、これ、普段全然着ないような服だから少し恥ずかしいけど…///」

夏音「いえいえ、とってもすてきですよ♪」

花「お姉、さん……」ポー

みやこ「花ちゃん?」

花「はっ!?はい!?」

みやこ「は、花ちゃん!?大丈夫?」

乃愛「ミャーさん、花ちゃんからミャーさんに言いたい事があるんだってー♪」

みやこ「私に…?(なんだろ?帰ってきてからのスイーツの件かな…?)」

花「ちょっと乃愛!」

小依「恥ずかしがってちゃダメよ、花ちゃん!」

ひなた「そうだぞ花!それを伝えるのに何を恥ずかしがる必要があるんだ!」

夏音「はなちゃん、頑張って!」

花「うううう…!!//////」

みやこ「(そ、そんなにヤバい事なの…?;でも…)花ちゃん、私に言いたい事って何かな?大丈夫、私に出来る事なら何でもするから、勇気を出して言ってみて?」

花「……言いましたねっ?その言葉に二言はないですねっ?絶対ですよ!?」

みやこ「う、うん(今日の花ちゃんはイヤに念押しするなぁ…何オーダーされるんだろ…;)」

花「ふー…ふー…/////」

みやこ「…」

花「い、言いますよっ!」

みやこ「う、うん!」

花「一度しかいいませんからねっ!!////」

みやこ「は、はいっ!」

花「わ、私は…っ!」

花「へ、変態で、ちょっと気持ち悪い所も、あるけどっ…」

みやこ「う、うん…」

花「でも、お菓子を作るのが上手で、服を作るのが上手で…」

みやこ「…」

花「大好きな事に一生懸命で…私達の為なら、苦手な事でも全力になってくれて…」

みやこ「花ちゃん…」

花「優しくしてくれる、お姉さんが…好きです…大好きです…っ///」

みやこ「花、ちゃん…」

花「だから…だから…これからもずっと、私に…お菓子を作って、ください、ね。よろしく、おねがいします…みやこお姉ちゃん…/////」

乃愛「せっかくの告白に何故そこでお菓子?」

ひなた「花らしいな!」

小依「花ちゃんはそうでなくちゃ!」

夏音「わぁ~、ぷろぽーずだぁ~♪」

花「もう!うるさい!!やったんだからもういいでしょ!!ああ、恥ずかしい…////」

みやこ「花ちゃん!」

花「っ!!!/////

みやこ「私からも、いいかな」ニコ

花「な、何ですか…/////」

みやこ「お菓子に夢中になりすぎて、周りが見えなくなる事があるけど」

花「うっ……」

みやこ「お菓子に夢中な花ちゃんも、衣装を着てくれる花ちゃんも」

花「…」

みやこ「笑顔の花ちゃんも、怒った花ちゃんも、怖がりな花ちゃんも、みんなと一緒に遊ぶ花ちゃんも」

花「お姉さん……」

みやこ「全部、大好きだよ」

花「お、お姉、さん…」

みやこ「だから、これからもずっと、私と、みんなと仲良くしてね。ありがとう、花ちゃん。大好きだよ」

花「…っ!みやこお姉ちゃんっ…!!」ギュッ

みやこ「(嬉しいな…花ちゃんがこんな風に思っててくれたなんて…ん?)」


乃愛「(おめでとう、ミャーさん♪)」ウィンク!

みやこ「(乃愛ちゃん…ありがとう…!)」

千鶴「お出かけ前の点呼は終わったか?みやこ」

みやこ「お、お母さん!?」

千鶴「いつまでたっても玄関から動かないから、またアンタが直前になってゴネてんじゃないかと思ってな」

みやこ「もう、大丈夫だよ、って…お母さん、その恰好は?」

千鶴「帰ってきた後のティータイムの準備が済んじゃったから、この際あたし達も行こうと思ってな。子供達の数も多いし…」

松本「安心してみやこさんっ!この私が、お母さまと共に完璧に準備しておいたからっ!!」

みやこ「そうなんだ、ありがとう、松本さ…いや」

松本「…?」

みやこ「ありがとう、香子、ちゃん…///」

松本「・・・・・・・・」

松本「ふぁああああっ!!!み、みやこさんが、あり、ありがとう、こ、こうこ、ちゃんって…!!我が生涯に一片の悔いなしっ!!」ズビシィッ!!

みやこ「そんなに!?」

ひなた「良かったな松本!」

千鶴「そういう訳で、アタシと香子ちゃんも付いて行っていいかな?みんな」

ひなた「勿論だ!いいよなみんな!!」

乃愛「もっちろん!ヒナタちゃんのお母さん頼りになるもんね♪」

小依「頼れる人は多い方がいいわよね!!」

夏音「よろしくおねがいします♪」

乃愛「それじゃあそろそろ出発しよっか!」

ひなた「おう!」ギュッ

乃愛「ふぁ、ひ、ヒナタちゃん!?」

ひなた「ん?手つなぐの嫌だったか?」

乃愛「…ううん!このままがいい!行こ、ヒナタちゃん!」

小依「かの、私達も!」

夏音「うん、よりちゃん…大好きだよ」ギュッ

小依「私もよ!!」


千鶴「やれやれ、まるで遠足だな。香子ちゃん、みやこの手、繋いであげたら?」

松本「いえいえ、それには及びませんわ」

千鶴「えー?みやこの事だから顔真っ赤にして喜んでくれると思うけど?」

松本「うふ♪きっと、そうですね。でもそれについてはみやこさんには適役がいますから♪」

みやこ「(こ、この流れなら…!)は、花ちゃん、私達も、手」

花「え?嫌ですけど?」

みやこ「え゛っ…あっ…ゴメンナサイ…」

花「どこから声出してるんですか…冗談ですよ、冗談」ギュッ

みやこ「ふぁっ…花ちゃん…//////」

花「私が手をつないでないと、お姉さんはどこかへ行ってしまうんですから…迷子になられたら私が困るんですから」

みやこ「あ、うん…」

花「だから…この手を離さないで、ずっと側にいて下さいね、みやこお姉ちゃん」

みやこ「!!…うん、花ちゃん!!」

乃愛「大好きだよ、ヒナタちゃん」
ひなた「わたしも大好きだぞ、ノア!」

小依「かの!」
夏音「よりちゃん♪」
小依・夏音「大好き!」

みやこ「花ちゃん」
花「お姉さん」
みやこ・花「大好き(だよ・です)」



「ずっとずっと、一緒だよ!!」



★おしまい★

以上です。ありがとうございました。

衝動に任せてキャラソンCDを買った結果、我慢できずにまたまた書いてしまいました。
わたてん最終話素晴らしいクオリティでしたね。Aパートで思わず涙が…何度見てもいいものです。
ロスに苦しまぬよう円盤が届くまでキャラソンと原作を走り幅跳びする作業に勤しみたいと思います。

気が向いたら前作も読んでくださいませ
【わたてん】みやこ「花ちゃんに押し倒された!!」 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1552717744/)(【わたてん】みやこ「花ちゃんに押し倒された!!」)
【わたてん】みやこ「ひなたに押し倒された!!」 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1553389474/)(【わたてん】みやこ「ひなたに押し倒された!!」)

それでは最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。みんなもわたてん読んでアニメ見てキャラソン聞いてSS書こう。きっと世界が平和になる。

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