穂乃果「お見舞いにμ'sが来た」 (40)

穂乃果「ゴホッ…ゴホッ…」

雪穂「全く。珍しく勉強してるのかと思ったら遅くまで漫画読んでましたって。それで風邪引いてちゃ世話ないね」

穂乃果「くぅ…人…が…弱ってる…ゴホッ…ケホッ…」

雪穂「何?聞こえないよ?」

穂乃果「はあ…はあ…プリン…プリンとポカリ買ってきて」

雪穂「あ~じゃあ、この後ちょっとお使いに行って来るからそのついでに買って来てあげるよ」



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そう言って雪穂が出て行って早一時間。一向に帰ってこない。多分、友達と出くわしたかなんかで寄り道しているんだ。

穂乃果「はあ…。鼻は詰まって呼吸はしずらいし…意識が朦朧としてる…暑いんだか寒いんだかよく分かんないし。私…もしかして…」

海未「それを風邪と言うのです」

穂乃果「あっ…」

海未ちゃん!

海未「何度か声は掛けましたよ?返事がなかったので勝手に入ってしまいましたが。どうですか?だいぶ辛いですか?」

穂乃果「うん……。あの…」

海未「ああ…辛いのでしたら無理に声を出さなくても良いですよ。どれ?タオルもそろそろ替えた方が良いみたいですね。今下から替えを持ってきます」

ああ…流石海未ちゃん。痒いところに手が届くといいますか。本当、そこに痺れる憧れるぅ。いいお嫁さんになるよ。貰い手が無かったら私が貰ってあげたいくらいだね。

海未「タオル取って来ましたよ。ふふっ、気持ちいいでしょう?食欲はありますか?」

穂乃果「……」フルフル

海未「だと思ったのでこれなら食べれるかなと。アイス、パピコですが買って来ましたよ。昔はよく二人でこれを半分こにして食べましたね」

も~なんなの海未ちゃん。気が利きすぎじゃない?何?穂乃果を落としに来てるの?そうとしか思えない」

ま~でも、あれか。海未ちゃんって普段厳しいけど優しい時はとことん優しいだよね。昔から。

海未「それにしても、今日一日暇だったでしょう」

すっごい暇だった。も~退屈で退屈仕方なかった。けど、何かする元気もなかったよ。

海未「穂乃果はジッとしてるのが苦手ですもんね。という事でたまには童心に帰って本の読み聞かせなんてどうですか?」

え?読み聞かせ?海未ちゃんが何か本を読んでくれるの?なんか、いいかも。海未ちゃんの声って心地いいし。

海未「それじゃあ、さっそく」ガサゴソ

ん?何?今鞄から何出したの?

海未「南総里見八犬伝。時は室町時代…」

へ?里見何?って言うか分厚っ!!?辞書か何かですか?海未ちゃんは何を読み聞かせ様としてるの?普通こう言う時って絵本とかじゃないの?時は室町時代って授業か何かですか?

海未「犬とともに山中に籠った伏姫は、死の間際に『仁義礼智忠信孝悌』と書かれた八つの珠をかなたへ飛ばす!」

こんなの絶対に寝込んでる相手に読み聞かせる物じゃないでしょ!分かるよ。穂乃果もう17年も生きて来てるから分かるよ。

海未「よもやどうしてもここを通りたければ…」

って言うか海未ちゃん熱入ってない?読み聞かせが段々と演技が入って来たけど。

一時間後。

穂乃果「…」

海未「そして…ん?穂乃果?」

穂乃果「…」

海未「なんだ。寝てしまいましたか」

いや、寝たふりです。

海未「さて、今日はここまでにしておきましょう。それじゃあ、私は失礼しますよ」

穂乃果「…」

海未「完全に寝てますね。それじゃあ、おやすみ」

穂乃果「…」

ふう。やっと終わったぁ。

穂乃果「ふぁ~」

一時間寝たふりも結構辛いものがあるなぁ。

「穂乃果ちゃん」

ん?

ガラガラ

花陽「穂乃果ちゃん。もしかして寝ちゃってるかな?」

穂乃果「あっ!花陽ちゃ…ゴホッ…ゴホッ」

花陽「だ、大丈夫?」

穂乃果「う、うん。ゴホッ、ゴホッ」

花陽「辛いよね。ごめんね、無理しないで」

穂乃果「うん」

花陽「大分汗もかいてるね。今履いてあげるからちょっと待っててね」

花陽ちゃんは相変わらず優しいなぁ。花陽ちゃんの将来の旦那さんは幸せモンだよ。風邪引いた時にこうやって一生懸命に健気に看病してくれるんだからさ。

花陽「穂乃果ちゃん気持ちいい?」

うん。気持ちいいよ。助かるよぉ。

花陽「あのね、穂乃果ちゃん。多分、穂乃果ちゃん何も食べれてないんじゃないかなって思って作って来たんだけど」

へ?作って来た?おかゆ?おかゆでも作って来てくれたの?

花陽「はい、おむすび!」

おむすび?

花陽「病は気からって言うけどやっぱりしっかり食べないと治るものも治らないと思うんだ」

いやいやいや。食べれないよ。そんな食欲ないってば。

花陽「風邪引くと体力の消耗も激しいから。私も風邪を引いた時はこうしておにぎりを握ってもらって食べるんだ。そうするとみるみる元気になるの」

それ花陽ちゃんだけだよ。

花陽「はい。召し上がれ」

いや…無理だって。

花陽「どうしたの?」

どうしたのじゃないよ。さっき自分で言ってたじゃん。食べれないんだよ、具合悪くて。

花陽「ちょっと大きかったかな…」

大きさとかの問題じゃないってば…。

穂乃果「あの…ゴボッ…ゴボッ…」

花陽「あっ、無理しないで」

穂乃果「だ、大丈夫。あの…やっぱり今時点では食欲が出ないから…気持ちだけで…」

花陽「そっか。ごめんね。そうだよね」

穂乃果「いや…うん。まあ…本当気持ちは凄く嬉しいよ。本当に」

はあ。花陽ちゃん、おにぎり置いて帰ったなぁ。多分今日はもう食べれそうにないけどどうしよう。って言うか花陽ちゃん食べたそうにしてたけど…。

穂乃果「はあ…しんどい…」

ガラガラ

ん?今度は何?

凛「穂乃果ちゃん…」

凛ちゃん?

希「凛ちゃん、ちゃんと声掛けてから開けなきゃダメやん」

凛「あっ、そうだね」

希ちゃんも…二人で来たんだ。

穂乃果「いらっしゃい…」

凛「あっ!起きてた!」

希「凛ちゃんとたまたまタイミングが合ってな。一緒に来たんよ」

凛「凛、職員室に呼ばれてたからかよちんと真姫ちゃんと一緒に来れなかったんだ」

そうなんだ。凛ちゃん何したの?って言うか真姫ちゃん来てないけど。

希「はい、これ。ウチがよく使う薬。葛根湯やけどよく効くよ。あっ、でも医者さんが処方してるお薬があるならこれはダメかな」

穂乃果「ゴボッ…ありがと…助かるよ」

希「後はユンケルね。治ったら飲むとええよ」

ユンケル…。ユンケルか…。

凛「凛もお土産買って来たよ」

穂乃果「凛ちゃん…。わざわざありがと………ん?」

こ、これは?


穂乃果「えっと…これは…」

凛「これはねマトリョーシカって言ってね」

いや、それは知ってるけど。

凛「この人形は二つに分かれるんだけどね~。中に一回り小さいお人形が入ってるの。で、小さいお人形も二つに分かれるんだけど中にまた一回り小さいお人形が入ってて…」

穂乃果「あの…凛ちゃん」

凛「面白いでしょ?」

あの…うん。なんでマトリョーシカ?

希「穂乃果ちゃんの言いたい事は分かるよ~。ウチも首を傾げたもん。風邪のお見舞いにマトリョーシカって」

凛「だって食べ物買って行ったって食欲ないかもしれないし果物とかは他の誰かと被るかもしれないじゃん」

希「でもマトリョーシカかぁ…。他になかったん?」

凛「なかったにゃ」

いや、絶対にあったよ。

希「だいたいマトリョーシカなんてえりちの専売特許なのに」

凛「なんで?」

たしかになんで?

希「まあええけど」

いや、良くない。気になる。それは気になるよ。

凛「ねえ、希ちゃん」

希「ん?」

凛「穂乃果ちゃんの運勢占ってあげたら?」

希「運勢?」

凛「うん」

希「あ~別に出来るけど」

凛「良かったね、穂乃果ちゃん」

え?何?穂乃果の事を占う流れなの?

希「じゃあ、簡単に」

シュッ

希「……」

凛「どうだった?」

希「あ~…」

凛「え?どうだったの?」

希「うん。なあ?」

凛「………なるほど!」

希「さて、そろそろおいとましようか」

凛「そうだね」

えっ!?何?穂乃果の運勢は?なんで教えてくれないの?怖いんだけど。何が出たの?

希「じゃあな、穂乃果ちゃん。…………お大事に」

凛「穂乃果ちゃん………頑張ってね」

いや、その間は何なの?その間はぁぁぁぁ。穂乃果の今後どうなっちゃうの?

希「じゃあな」

希ちゃぁぁぁぁぁん。

穂乃果「はあ…」

結局結果を教えてくれないで帰っちゃったし。って言うか凛ちゃんの頑張ってって何なのさ。

穂乃果、起きてる?

ん?この声は?

開けるわよ?

絵里「あら!起きてたのね」

穂乃果「絵里ちゃん!」

絵里「ふふっ。具合いはどう?」

穂乃果「まだ調子は悪いけど。来てくれて嬉しいよ」

いや、本当に。やっと常識人が来てくれたよ。

絵里「そう。ここの所練習もハードだったものね。…何でマトリョーシカがこんな所に置いてあるの?可愛いけど…」

穂乃果「凛ちゃん…お見舞い…」

絵里「凛の?あの子何を考えてるのかしら…。お見舞いにマトリョーシカって…。そう言えば希も来た?本当は一緒に来るつもりだったんだけど」

穂乃果「うん。薬置いていってくれた」

絵里「そうなの。希らしいわね。でも、お医者様が処方してくれたお薬があるなら併用しちゃダメよ?」

穂乃果「うん」

絵里ちゃんと居るとお姉ちゃんが出来たみたいだなぁ。穂乃果もずっと長女でやって来たし、たまにはこう言うのもいいなぁ。うん!絵里ちゃんがお姉ちゃんだったらいいなぁ。

絵里「これ、プリン買って来たから後でお家の人に渡しておくわね」

穂乃果「ありがと…絵里ちゃん…うぅ…ありがとぅ」

絵里「な、何よ?そんなに嬉しかった?」

穂乃果「うん」

絵里「そう。なら買って来た甲斐があったわ。ところで、今日一日暇だったでしょう?穂乃果はジッとしてるの苦手だろうし」

穂乃果「うん」

絵里「だと思ってね。映画のDVD持って来たから。暇つぶしになるでしょう?」

も~絵里ちゃんは穂乃果が求めてる物を分かってるよ。

穂乃果「何…ゴホッ…ゴホッ…」

絵里「え?大丈夫?」

穂乃果「うん。大丈夫。映画何持って来てくれたの?」

絵里「えっと~…時計じかけのオレンジと…2001年宇宙の旅」

いや、チョイス!!!!それ難しいやつでしょ?有名だからって前に借りた時全然意味が分からなかったから!体調不良で頭がボーッとしてる時に見る映画じゃないってば。全快でも分からないんだから!穂乃果には!

絵里「あとマスク2も」

それもチョイス!なんで2を…。も~普段μ'sのツッコミ代表ですみたいに振る舞ってる癖にぃ…。穂乃果につっこまれるなんて絵里ちゃんも変わったよ…。

絵里「パソコンでセットするのも大変だろうからポータブルのプレイヤーも持って来たわ。これならベットの上でも見れるでしょ?」

でも凄い気が利く。凄い気が利くんだねぇ、絵里ちゃんは…。多分見ないけど。

絵里「じゃあ、私はそろそろ行くけどなんだったれDVDのセットまでしておきましょうか?何から…」

穂乃果「あっ!……大丈夫だよ。自分で…ゴボッ…ゴホッ…やります」

絵里「そう。じゃあ、行くわね。体調が完全に良くなるまで学校に来ちゃダメよ?無理は禁物だからね」

穂乃果「うん…ありがと」

絵里「じゃあね」

絵里ちゃん…。プリン部屋に置いていったままだなぁ。マトリョーシカの隣に置きっ放し。忘れてたんだろうなぁ。

「ちょっと。そっち雪穂ちゃんの部屋でしょ?」

「分かってるわよ」

「分かってるなら何で開けようとしたのよ?」

なるほど…。そろそろ来るとは思ったけど二人で来たか。人の家で喧嘩してるこの声の主達は…。

ガチャ

にこ「穂乃果!にこにーがお見舞いに来てあげたわよ」

真姫「ちょっと。病人の部屋で声大きいわよ」

真姫ちゃんもね…。

真姫「具合はどう?」

穂乃果「ゴホッ…ゴホッ…まだ…ちょっと…」

真姫「そう。これ、プリン買って来たから置いておくわよ」

まさかの絵里ちゃんと被ってるけど。嬉しいけどね!もちろん嬉しいけど…よくよく考えたら雪穂もプリン買って来るんだよね。

にこ「って言うか何このマトリョーシカは?って言うかプリンも置いてあるんですけど」

真姫「え?誰かのお見舞いとかふった?」

穂乃果「ああ…うん…」

もう説明するのがしんどい。

にこ「思ったのよね。プリンなんて誰かとかぶるって」

真姫「だったらその時言えばいいじゃない!にこちゃんはいつも後出しでズルいのよ!」

もう喧嘩はやめて欲しいなぁ。頭に響くから…。

穂乃果「……二人で来たんだね」

真姫「え?ああ…凛が職員室に呼び出されて。花陽は一回家に戻るって言うし。で、たまたま部室ににこちゃんが居たから」

にこ「そっ、たまたまよ。たまたま」

穂乃果「そうなんだ」

真姫「…って言うか穂乃果。随分汗かいてる様だけど。ちゃんと着替えてる?」

穂乃果「いや……しんどくて」

真姫「ダメよ。ちゃんと着替えなきゃ。にこちゃんちょっと手伝って」

にこ「え?何?」

真姫「着替えさせるのよ。こんなに汗かいてちゃ気持ち悪いでしょ?」

え?真姫ちゃんが着替えさせてくれるって事?いや…それは…。

穂乃果「恥ずかしい」

真姫「病人が何言ってるのよ。これはただの看護なんだから恥ずかしいも何もないわよ。って言うか穂乃果の着替えなんて見てもなんとも思わないし。女同士なんだし」

いや…そうだけど。

真姫「ほら、にこちゃん。そっち抑えてて」

にこ「え?あっ、うん」

真姫「そう。そのままにしてて…。汗も履いちゃうから」

にこ「なんか…あれね…こんな感じなのかしら」

真姫「何が?」

にこ「将来子供とか出来たら」

真姫「は、はあ?な、な、何言ってんの?ありえないし…」

にこ「え?何よ?何であんたにそんな事言われなきゃならないのよ。分かんないじゃない、そんなの。にこの事を好きって言う男の子がいつ現れたって不思議じゃないんだから。むしろ現れない方がおかしいわよ」

真姫「あっ…なんだ…」

にこ「まっ、にこはアイドルだからなびく事はないけどね。と言うかなんだって何が?」

真姫「何でもない」

にこ「なんなのよ?」

真姫「何でもないって言ってるじゃない」

にこ「そう言う言い方されると気になるのよ」

真姫「だから…」

何でもいいけどさ…。着替えの途中でほっぽらかしにするのはやめて欲しいな…。本当にしんどいから…。シャレにならないから…。

穂乃果「ゴホッ…ゴホッ…ゴホォォ」

にこ「あっ、ごめん穂乃果」

真姫「ほら。にこちゃんがしつこくするから」

にこ「真姫が訳の分からない事を言うからでしょ」

真姫「訳の分からない事なんて言ってない」

にこ「言ってんじゃない。あんたってそう言う所あるから!」

真姫「はあ?そんな事」

穂乃果「ゴホォォ…ゴホッ…ゴホッ…」

真姫「ああっ!?ごめん」

にこ「大丈夫?」

大丈夫じゃない。いや…マジで…。

穂乃果「はあ…」

なんか…疲れた気がするよ。

トントントン

穂乃果「ふっ…ふふっ…ふふふっ…」

ことりちゃん!ことりちゃんだね!

「穂乃果ちゃん?起きてるかな?中入るよ?」

うん。ことりちゃんだ。

ガチャ

ことり「お見舞いに来ましたよ~。具合はどうかな?」

穂乃果「ゴホッ…ゴホッ…ことりちゃん…」

ことり「あまり…良さそうじゃないね」

ことりちゃん…ことりちゃんかぁ…。ことりちゃんは何をして帰って行くんだろうか…。

ことり「あっ、このマトリョーシカ可愛いね!」

そのマトリョーシカね。ジッと穂乃果の方を見つめてくるんだよね。何かを訴えかけて来るんだよね。

ことり「なんか…プリンが沢山置いてあるけど…。あと…おにぎりも…。ここに置きっ放しで大丈夫?」

大丈夫じゃないの。

ことり「今日の授業のノートのコピー取って来たんだけど…。今日配られたプリントと一緒に机の上に置いておくね」

コピーして来てくれたんだ。気が利くなぁ…流石ことりちゃんだよ。




でもさ…分かってるよ。ことりちゃんも何かあるんでしょ?ことりちゃんもたま~に変な事するからね。穂乃果が人の事言えた物じゃないけどね。たま~におかしな事するから。

ことり「あっ!タオル替え方がいいね」

そろそろかな?そろそろ何か変な事するかな?

ことり「あまり長居すると穂乃果ちゃんも疲れちゃうかな?」

ほらね!そろそろ変な事をすると思ったんだよ。

ことり「それじゃあ、私は行くね」

うん。うん?えっ!?何?もう帰るな?ことりちゃんツッコミ所全然ないけど大丈夫?

ことり「じゃあ、お大事に~」

ええ?嘘でしょ?何もしてないよ?普通に穂乃果の看病しただけだよ?



ことり「あっ!このプリンとおにぎりはおばさんに渡しておくね」

いや…うん。凄く有り難いんだけども…いいの?なーんにも爪痕残していってないけど…。いや…爪痕ってなんだ…。他の皆んなが変なだけであって別にことりちゃんは普通なんだよ。あっぶない。なんか…もう…麻痺してたかも。

ことり「じゃあ、穂乃果ちゃんお大事」

穂乃果「あ、ありがとう」

ふう…結局頭の中でごちゃごちゃと考えてたから結果疲れたかも。ことりちゃんは何にも悪くないのになんか疲れた。






ガチャ

ん?今度は誰だ…μ'sはもう皆んな…来てくれた?あ~…ダメだ。全然頭が働かない。なんか…ダメだ…。

雪穂「ごめん、遅くなって。友達と会っちゃってさ。でも、ちゃんとプリン買って来たよ~」

穂乃果「……」

雪穂「お姉ちゃん!?」

3日後

穂乃果「いや~なかなか手強い風邪ウイルスだったな~。元気が取り柄のこの私がここまで手こずるとはねぇ。それにしても、海未ちゃんとことりちゃんが時間通りに来ないのは珍しいなぁ」

ガチャ

穂乃果「おっはようございま~す」

シーーーーン

穂乃果「あれ?誰も居ない…」

ピロリン

穂乃果「ん?メールが…え?絵里ちゃん休み?」

ピロリン

穂乃果「え?あの海未ちゃんも…。もしかして、穂乃果が移したのかな…」

ピロリン
ピロリン
ピロリン

穂乃果「……取り敢えずプリンとマトリョーシカを買いに行くかな」

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