【モバマス】みゅーずのためのわるつ (17)
ガチャ
杏「おはよー……って誰もいないねぇ」
テクテク
「ま、いっか。きらりもいないし、今のうちに堕落しておかないとね」
ボスン
こずえ「……おはよーなのー」
杏「うわっ!いたの?」
こずえ「んー?……ずっとはいないよー。きづいたらいたのー」
杏「いつの間に……ま、こずえならいいや。杏は今からレッスンまで寝てるからよろしく」クテッ
こずえ「…………おきろー」クイクイ
杏「あーあー、聞こえませーん」
こずえ「おきろー」クイクイクイ
杏「……」
こずえ「おきろー」クイクイクイクイ
杏「…………」
「あー!もー、わかったからそんなに服を引っ張るな!!」
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タイトルの元ネタは「女神(ミューズ)のための円舞曲(ワルツ)」のパクリです
杏とこずえのドタバタな一時をどうぞ
杏「で、こずえは杏をどうしたいの?」
こずえ「……これー」スッ
杏「ん?映画のペアチケット……『アユマリン707R Mission:05 -バーニングアジア。極東戦域軍南下す-』か」
こずえ「いくのー……」クイクイ
杏「あー……こういうのは奈緒や菜々さんに比奈辺りを誘ってみなよ」
こずえ「……きょう、いなかったのー」
杏「えっと……あー、温泉同好会(注、虹色ドリーマーです)は揃ってミニライブか」
こずえ「つれてけー」クイクイ
杏「プロデューサーもいないだろうけど……めんどくさいなぁ」
こずえ「……だめー?」
杏「うっ……な、何もしてないのにすごい罪悪感が……」
「よ、よし。なら今からレッスンまでの間、杏を満足させたら終わってから連れて行ってあげよう!」
こずえ「ほんとー?」
杏「うんうん。杏、嘘言わない」
(ま、見たかった映画だしね)
こずえ「でー……なにするのー?」
杏「そうだなぁ……あんまり手の込んだことはできないだろうし……」
こずえ「なんでもできるよー」プンプン
杏「はいはい。なら、喉が渇いたから、何か飲物持ってきて」
こずえ「がってん、しょうちー」テクテク
杏「……誰、あんなセリフ教えたの?」
―その頃
キャシー「へくしゅん!」
瑛梨華「風邪KA・SI・RA?」
そら「おそとがはるのすとーむみたいだもんね☆」
キャシー「んー、誰か噂したのかな?」
瑛梨華「智絵里ちゃんNE」
智絵里(違うよー)
キャシー「違うってさ」
そら「どんとうぉーりー☆」
瑛梨華「やっぱり風邪YO。今日は暖かくして寝るのがI・TI・BA・N!」
智絵里(あ、あの……スルーしないで・・・・)
こずえ「いってきますー」
ガチャ
舞「あ、こずえちゃん」
きらり「杏ちゃんがどこにいるか知らないかにぃ?」
こずえ「杏ならー」
(事情説明中)
舞「なるほど、そうだったんですか」
きらり「杏ちゃんのことだから、気を使ってわざとこずえちゃんにお仕事をあげてるんだにぃ!」
こずえ「ふぁー……おしごとー?」キョトン
舞「まぁそれはいいですから、とりあえず給湯室に行きましょうか」
きらり「さんせー!」
こずえ「おー」
―給湯室
きらり「おにゃーしまーす!」ガチャ
舞「失礼します」
こずえ「はいるよー……」
かな子「あ、きらりちゃん達ですか」
愛梨「ちょうどよかったですね」
きらり「にゅ?」
志保「今、新作の和洋折衷のデザートを作ったんだけど」
菜帆「もうすぐライブだから食べ過ぎると……ね」
きらり「うきゃー!いいのかにぃ?」
かな子「今、切り分けますね」
舞「あ、なら杏さんの分も」
こずえ「よこせー」
志保「はいはい」
愛梨「アイスティーがあったからそれも用意しないと」
菜帆「お盆を用意しときますね」
きらり「ならきらりが運ぶねー!」
きらり「んーおいしそう♪」
舞「皆さんの手作りですから楽しみですね」
こずえ「んー……」
ちひろ「どうしよう……」
きらり「あっれー?ちひろちゃん、どうかしたにぃ?」
ちひろ「きらりちゃん……あ、それ!そのスイーツをちょっと譲っていただけませんか?」
舞「え、えっと……」
ちひろ「ごめんなさい。急に社長がお客様を連れて来られたんですが、ちょうど切らしていて……」
こずえ「……いいよー」
舞「え?でも杏さんとの……」
こずえ「……杏はのみものがほしいだけだからー」
ちひろ「よくはわかりませんが、譲っていただけるのでしたら……」
きらり「どうぞどうぞ☆」
【ちひろ「あ、お詫びではないですが、○○ホテルでのスイーツバイキングの無料券ですが、よかったら……」】
きらり「んー、映画が終わってからみんなで行こうねぇ!」
舞「そうですね。四人まで使えるって書いてありますし」」
こずえ「たのしみなのー」
ガチャ
杏「あ、遅かったね……ってきらり!?」
きらり「あーんずちゅわー――ん!!」ダキッ
杏「はーなーせー!」ジタバタ
こずえ「なかよしなのー……」
舞「あははは……」
きらり「じゃあ、お茶も飲んだら一緒にレッスン行くにぃ!」
杏「えー、杏疲れたー。休みたいよー」
こずえ「……それはだめなのー」
舞「ほら、こずえちゃんもこう言ってますから」
杏「むぅー」
「ま、今日は仕方がないか……一緒に映画に行く約束もしたしね」
こずえ「…………」
「ー♪」
舞(こずえちゃん、すごく喜んでますね)
こずえ(ないしょだよー)
舞(……こずえちゃんも、芳乃さんみたいに直接脳内にささやないでください)
―その頃
芳乃「ポリポリ……くちゅんっ!」
唯「あれー?よしのん風邪ー?それとも乾麺麭の粉でも吸ったのカナ?」
藍子「大丈夫ですか?暖かくなったとはいっても、まだまだ寒いですから……」
芳乃「いえいえー、これは誰かの噂でしてー」
唯「きっと、ちえりんだねー♪」
智絵里(違うよー)
千枝(違いますー)
唯「わわっ、ダブルだよっ☆」
藍子「千枝ちゃんは呼んでないような……」
千枝(ごめんなさい……千枝、子どもだから)
芳乃「それは仕方がないのでしてー」
智絵里(また頑張ろうねっ!)
千枝(はいっ!佐々木千枝、笑顔で頑張ります!)
唯「ひょっとして、ツッコミ不在ってやつカナ?」
芳乃「さぁー?」
―レッスン終了後
きらり「ふぅ……お疲れ様ー!」
杏「ふぅ……今日はまだ動けるかな」フラフラ
こずえ「……まだまだだいじょうぶだよー」
舞「ほら、映画の上映時間もありますから……」
杏「そういえば、時間って間に合うの?」
きらり「えっと……ちょっと走らないと無理かにぃ?」
こずえ「……むりなのぉー?」
杏「……きらり、なんとかならないかな?」
きらり「こればかりはきらりにもぉ……」
ガチャ
友紀「あれっ?まだいたんだ」
きらり「ユッキちゃん?」
茄子「私もいますよ」
美世「これからみんなでドライブに行くから、待ち合わしてたとこだよ」
「「「……」」」
「「「ナイスタイミング!!」」」
W・F・D「???」
ブルルルゥ
杏「とーちゃーく!」
こずえ「まにあったのー」
舞「美世さん、茄子さん、ユッキさん。本当にありがとうございました」ペコペコ
美世「いいっていいって」
きらり「今度また、何かサービスするねぇ!」
友紀「あはははー……野球以外でお願いします」
茄子「……こずえちゃん?」
こずえ「……」
「ばれたのー……」
茄子「やっぱり……あまり力を使い過ぎちゃダメですよ」
こずえ「…………わかったのー」
杏「じゃあいこっか」
舞「楽しみですね」
きらり「あ、このチケットでいいのかにぃ?」
こずえ「……」
(みんな……ありがとう)
おまけ
「甜花ちゃーん、こっちよー」
「な、なーちゃん、あっちだよ……」
「もう、甜花ちゃんも千雪さんも早いんだから……」
「だ、だって……」
「それにしてもアニメの映画なんて久しぶりね……前に見たのはいつだったかしら」
「あ、アユマリンは戦争映画じゃ……な、ないよ」
「でもサブタイトルが制圧攻撃機ってぶっそうだよね?」
「にへ……にへへ」
「チョコせんぱーい!こっちですよ!」
「果穂さん……あまり大声は……」
「ひぇぇ……何でそんなにみんな早いの……」ハァハァ
「鍛練不足ね。帰ったらトレーニングよ!」
「おいおい……まさか今日はダンベルを持ってきてないだろうな?」
「当然持ってきてるわよ」スチャ
「あちゃあ……」
「そんなことより、アユマリンですよ!アユマリン!!」
「えっと……サブタイトルがジャパンカードにオイルストームだって?」
「そんなの女の子が見る映画じゃないよぉ!」
「しかしながら……感動の名作と誉も高く」
「まぁとりあえず見るっきゃないよな!」
「それでは皆さん、エビバデ」
『レッツゴー!!』
終わり??
仕事の合間にやるんじゃねぇわさ
とりまありがとうございました
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