【ゆるキャン△×ゆゆ式】ゆずこ「キャンプしてみたい」 (32)

縁「きゃんぷー?」

唯「どした急に?」

ゆずこ「なんかね、今流行ってんだって。アニメとかでもやってたみたいだよ」

唯「へぇー」

ゆずこ「てなわけでやってみたい、冬キャンプ!」

唯「冬にキャンプ!?」

縁「えぇー、寒そう」

ゆずこ「まぁ、夏だよね。普通」

縁「なんで冬にキャンプ?」

ゆずこ「虫がいないのがいいんだって」

唯・縁「「あぁ~~」」

唯「それ大事だな」

縁「ね~」

ゆずこ「まぁ寒いんだけどね」

唯「寒いのはなぁー」

ゆずこ「せめて春だよね」

縁「じゃあ春キャンプやる?」

ゆずこ「まぁ・・・、それでもいいよぅー・・・」

唯「なんだその感じ」

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縁「どこでキャンプ?」

ゆずこ「なんか特別感あるとこがいいよね!」

唯「特別感のあるキャンプ場ってなんだよ」

縁「富士山見えるとことかー?」

唯「んっ!」

ゆずこ「それっ!特別感あるっ!」

唯「すぐ出たな」

縁「えへへ~」

ゆずこ「やっぱ富士山だよねー。でかいし」

縁「ね~っ」

ゆずこ「あいちゃん級だね。山界のあいちゃん」

唯「え?基準そっち?」

ゆずこ「日本一だよっ!」

唯「いいのか日本代表して・・・、というかさせて」

縁「おかーさんは?」

ゆずこ「あー、そっか・・・えーと、じゃあおかーさんはK2で」

唯「世界レベル!!」

ゆずこ「エベレストだとさすがに行き過ぎかなって」

唯「充分過ぎるわっ!」

ゆずこ「あ、でもあれだよ、唯ちゃんのおっぱいもちゃんと好きだよ?」

唯「いやそのフォロー要らんわ」

ゆずこ「唯ちゃんの・・・谷川岳も」

唯「人が死ぬとこっ!!」

縁「んふっ」

唯「遭難者出んわっ!」

ゆずこ「あれ?ギネスに載ってなかったっけ?」

唯「載らんわ!」

縁「あー、キケンだねー」

ゆずこ「ねー、気をつけて登んないと」

唯「登るな登るな」

縁「あれ、何の話してたっけ?」

ゆずこ「ん?山登りたいなーって」

唯「違うアニメんなってる!」

唯「キャンプの話だろ」

ゆずこ「富士山見えるキャンプ場がいいって話だったよね」

縁「樹海の中とか?」

唯「うわっ・・・」

ゆずこ「絶対ヤバいよそれ、事件or幽霊だよ」

唯「・・・無しだな」

ゆずこ「無しで。他のとこ調べてみよっか」

縁「富士五湖は~?」

ゆずこ「いーね、富士五湖!・・・なんだっけ?」

縁「えーっと、山中湖、河口湖、西湖、しん・・・?」

唯「精進湖な」

縁「あと本栖湖!」

ゆずこ「もとすこ?」

縁「もとすこ」

ゆずこ「もとすこ・・・もとすこ・・・、なんか響きイイね、もとすこ」

縁「もとすこー?」

ゆずこ「あれだ、『すこ』の部分がなんかイイ感じなんだ。もとすこ」

縁「じゃあ酢こんぶは?」

唯「んんっ??」

ゆずこ「すこんぶ・・・すこんぶ・・・。なんか『すこ』の良さを『んぶ』が相殺しちゃってるね」

縁「あぁー、んぶねー」

唯「すこんぶ・・・」

ゆずこ「すこんぶ」

縁「あれ?何の話してたっけ?」

ゆずこ「ん?海行きたいなーって」

唯「山からの海っ!!」

縁「んふふっ」

唯「酢こんぶそれほど海要素無いわっ!」

ゆずこ「あー、やっぱすっぱいからかー」

縁「海がすっぱかったら海要素あったねー」

唯「・・・ヤだなすっぱい海」

ゆずこ「ただでさえしょっぱいのにね」

唯「泳いだらヤバそうだな」

縁「すっごいむせそう」

ゆずこ「鼻に入ったら最悪だね」

唯・縁「「あーー」」

縁「昆布も普通に酢こんぶになっちゃうよ」

ゆずこ「サバも〆サバだねー」

縁「マグロも〆マグロ?」

唯「不味そうだな〆マグロ」

縁「あれ?何の話してたっけ?」

ゆずこ「ん?酸の海行きたいなーって」

唯「ナ○シカのやつっ!!」

縁・ゆずこ「「あははははっ」」

唯「○蟲の子ども助けるシーンのとこっ!!」

唯「キャンプどこ行った!」

ゆずこ「はー、これはもう行くしかないよね、本栖湖」

縁「ねー、もとすこ」

唯(・・・気に入ったのか?もとすこ)

縁「キャンプ場あるみたいだよ~」

唯「んじゃそこか」

縁「たしかウチにテントあったよ、おっきいの」

ゆずこ「おぉー、さすが」

唯「色々準備しないとだな・・・」

縁「・・・もとすこ」

唯(・・・気に入ったな)

ーーーーーー

ーーーー

ーー

ーー本栖湖 湖畔キャンプ場ーー

縁・ゆずこ「「着いたーーっ!!」」

唯「なんか凄かったな、道」

縁「ねー、バスぐねぐねしてたー」

ゆずこ「THE山道って感じだったね」

唯「THEいる?」

ゆずこ「おっ、唯ちゃん登るの?富士山」

唯「ん?・・・・・・あっ!ザイル違うわっ!!」

縁「アフリカ行くのー?」

唯「ザイールでもないわ!!」

ゆずこ「ほらほら唯ちゃん、THE富士山だよ!」

唯「もういいわ、THE」

ゆずこ「えぇー、もうちょいやらせてよぉー」

唯「ザイルとザイール出たらもう無いだろ」

縁「ざ・・・ざい、る・・・・・・」

ゆずこ「ざい・・・ざ、ざ・・・ざーいー・・・・・・。あっ!無いっっ!!」

唯「んふっ、も、もうちょい早く気付けよ」

ゆずこ「無かったか~」

縁「無かったね~」

唯「ほら、受付行くぞ」

管理人「では、こちらに連絡先と名前を記入してください」

管理人「チェックアウトは明日朝10時、薪は林の中の物を自由に使って下さい」

ゆずこ「おっ!薪使い放題だって。どうする唯ちゃん、全部燃やす?」

唯「いやダメだろ。・・・っつーかやる?焚き火」

ゆずこ「まぁぶっちゃけ怖いよね、なんか」

縁「ねー、あんまり生の火使うことないもんね」

唯・ゆずこ「「生の火??」」

縁「あ、えーっとぉ、ガスとかじゃない火っていうか・・・」

唯「まぁ、なんとなく分かるけど」

縁「湖からの富士山良いよねぇー」

唯「な、良い眺めだよな」

ゆずこ「本栖湖から見た富士山って、千円札の裏の絵になってるんだって」

唯「ほう」

縁「前の五千円札もそうだって」

ゆずこ「新・渡戸稲造さんのやつね」

唯「そこで切るなよ、旧・渡戸さんも居るみたいになっちゃうだろ」

ゆずこ「他にもキャンプしてる人いるね」

縁「ねー」

唯「本当に流行ってんだな・・・」

縁「テントどの辺に立てる?」

唯「平らなとこっていうと・・・、この辺?」

ゆずこ「テント立て方分かる?」

縁「説明書あるよー」

唯「・・・えっと、まずポールがこれで・・・」

ゆずこ「なんかシートも入ってたけど、これ敷くの?」

縁「・・・?」

ゆずこ「あれっ?」

唯「えぇ・・・、どうすんだこれ」

なでしこ「こんにちはー」

唯「ん?」

縁「あ、こんにちはー」

なでしこ「何か困ってるの?」

唯「あ、いや、えっと・・・」

縁「テントの立て方がよくわかんなくって」

ゆずこ「このシートとか」

なでしこ「これは、グランドシートかな?テントの下に敷く奴だよ」

縁「そーなんだ」

ゆずこ「・・・なんか詳しそうだよ」

唯「・・・だな」

縁「テントも分かるー?」

なでしこ「えっと・・・これ?」

縁「うん、これ説明書ー」

なでしこ「・・・」

なでしこ「・・・・・・」

なでしこ「・・・・・・・・・・・・」

唯(ん?)

ゆずこ(おやぁ?)

なでしこ「ち、ちょっと待ってて」スタスタ

縁「分かんなかったのかな?」

唯「・・・ぽいな」

ゆずこ「あ、戻って来た」

なでしこ「リンちゃん、ちょっと来て」グイグイ

リン「ちょっ、何だよ」スタスタ

なでしこ「えへへ、私より詳しい人を連れてきました」

リン「何だよ一体」

なでしこ「テント立てるのに困ってたから手伝おうとしたんだけど、私もよくわかんなくって」

リン「いや、私も自分のテント以外はわからんぞ」

なでしこ「えぇっ・・・」

リン「まぁ、とりあえずみてみるけど・・・」

縁「説明書あるよー」

リン「・・・2ルームテントか。基本は普通のスリーブ型と同じっぽいな」

なでしこ「・・・ど、どぉ?分かる?」

リン「たぶん・・・」

ゆずこ「まず何したらいいの?」

リン「まずポール・・・、あ、その前にグランドシートを・・・」

ーーーーーー

ーーーー

ーー

98,000円テント、なんとか完成


なでしこ「おおっ、なんかすごいね」

リン「うむ、でかいな」

縁「ありがとねー」

なでしこ「いえいえ、困ったときはお互いさまだよぅ」

リン(なんだこのほんわか空間)

ゆずこ「二人でキャンプしてるの?」

なでしこ「うん。あ、えっとね、ソロキャンプしようと思って来たら、たまたま一緒になって・・・」

縁「えー、すごいねそれ」

ゆずこ「なんか運命っぽいね」

なでしこ「はじめてリンちゃんに会ったのも、このキャンプ場だったよね」

リン「そういえばそうだな」

ゆずこ「おおっ、ほんとに運命っぽい!」

なでしこ「あの時は助かったよぅ」

縁「助かったって?」

なでしこ「えっとね・・・」

ーーーーーー

ーーーー

ーー

ゆずこ「へー、それでキャンプ始めたんだ」

なでしこ「部活も野外活動サークルってとこに入って、みんなでキャンプしてるよ。・・・三人しかいないけど」

縁「三人なら私たちと同じだね」

唯「ウチは思いっきりインドアだけどな」

なでしこ「そーなの?」

ゆずこ「うん、情報処理部。なんか気になったテーマをネットで調べるっていう・・・」

リン「え?それで部活?」

唯「いや、前はまともな部活だったらしいけど、あたしらが好き勝手やってるというか・・・」

リン(・・・いいのか?それ)

縁「これ部室の写真」

リン「狭いな・・・」

ゆずこ「いい狭さでしょ?」

リン(・・・なんか分かる)

なでしこ「ふっふっふ、部室の狭さに関しては野クルも負けていませんぞ」

リン「どこで張り合ってるんだよ」

なでしこ「ほら、これ」

ゆずこ「うわ狭っ!」

唯「狭っ!ていうか細っ!!」

リン(完全に物置だなこれ・・・)

なでしこ「部員が増えてちゃんとした部になれば、おっきい部室もらえるらしいけど・・・。というわけでリンちゃん!」

リン「やだよ」

なでしこ「むぅ~」

縁「え?同じ部じゃないのー?」

リン「私は普通に趣味でやってるだけだから」

唯(趣味で一人キャンプ・・・かぁ)

縁「やっぱりいいの?キャンプ」

なでしこ「いいよぅ~、景色眺めたり、焚き火したり、キャンプご飯作ったり・・・」

ゆずこ「キャンプご飯かぁ・・・、今日はなに作るの?」

なでしこ「カレー。ちょっと変わったの作ろうと思って」

ゆずこ「おおっ、奇遇だねぇ。私たちもカレーだよ」

唯「レトルトだけどな」

なでしこ「リンちゃんは?」

リン「私もカレー・・・、というかスープカレーだけど」

縁「あー、ちょっとおしいね」

唯「何判定だよ」

ゆずこ「ちゃんと作ろうと思ったけど、まな板とか道具が多くなっちゃうから・・・」

リン「いや、具材は家でカットしてきたから・・・」

ゆずこ「あー!その手があったかー」

なでしこ「荷物をできるだけ減らすのは、キャンプの基本だよぅ」

リン(キャンプ場に土鍋持ち込む奴がよく言うぜ)

ゆずこ「どうしよ唯ちゃん、女子力が溢れてるよ!」

縁「完全に負けてるよぉー」

唯「いや、そんなん言われても」

リン「まぁ、私も最近までカップラーメンばっかだったし・・・」

なでしこ「外で食べたら何でもおいしくなるよぅ」

縁「ご飯も炊くの?」

リン「いや、レトルト。米から炊くと時間かかるからガス結構使うし、焚き火で飯盒炊さんとかいろいろ面倒だし・・・」

なでしこ「土鍋でも炊けるけど、一人分にはちょっと多いよねぃ」

ゆずこ「土鍋でご飯!どうしよ唯ちゃん、女子力が吹きこぼれてるよ!」

唯「吹きこぼすなよ女子力。炊くの失敗したみたいんなってるぞ」

縁「はじめちょろちょろ中ぱっぱってやつ?」

唯「なんだよ女子力のはじめちょろちょろって」

ゆずこ「あー、えっとね、こう・・・、最初は料理とか出来なさそうに見えて、いざ料理してみたらすんごい手際よく美味しい料理作れて、そのギャップにグッと来る・・・みたいな?」

縁・なでしこ「「おぉーーーっ」」

唯「上手いことまとまったな」

ゆずこ「えへへー、まとめちった」

リン(というか、なでしこが正にそんな感じだった気が・・・)

ゆずこ「へっぷしっ!」

唯「お、大丈夫か?」

縁「結構寒いよねー」

リン「ここ標高高いから・・・。焚き火、する?」

ゆずこ「躊躇なく焚き火とか、なんかプロっぽいね!」

リン(何のだよ)

唯「何のだよ」

リン(・・・ツッコミがかぶった////)

なでしこ「薪は林の中の使って良いんだよね」

唯「手分けして拾うか」

リン「あ、薪だけじゃなくてこれも・・・」

ゆずこ「松ぼっくり?」

リン「着火材の代わりになるから」

縁「へぇー、そうなんだ」

ゆずこ「よしっ!んじゃみんなで集めよっか」

なでしこ「あっちの方探して来るね」

縁「こっちー?」

唯「・・・」

唯(薪っていっても、どんなのがいいんだ?)

唯「この枝・・・とか?・・・分からんな」

リン「乾燥してるのがいいから、持ってみて軽い奴とか」

唯「え、うん、・・・軽い奴か」

リン「あと、曲げてみてしなるのは湿ってるから・・・」

唯(ほんとにプロっぽいな・・・)

ゆずこ「唯ちゃーん」

唯「ん?」

ゆずこ「拾ってきたよ、松ぼっくり!」ドッサリ

唯「多っ!」

ゆずこ「なんかいっぱい落ちてたよ」

リン「さすがにこんなには・・・」

縁「唯ちゃ~ん、拾ってきたよー、松ぼっくり」ドッサリ

唯「だから多いって!」

縁「拾ってたらなんか夢中になっちゃって」

リン(分かる・・・)

唯「いや薪拾えって」

なでしこ「リンちゃ~ん」

リン「ん?」

なでしこ「松ぼっくり、拾ってきた!」ドッサリ

リン「お前もか」

ーーーーーー

ーーーー

ーー

なでしこ「はぁ~、暖かいねぇ」

縁「ねぇ~」

ゆずこ「どうせならもっとおっきくしてみたい、キャンプファイアーみたいに」

唯「いやダメだろ」

リン「普通に怒られると思う」

ゆずこ「えー、でっかい火を囲もうよ、五人で」

唯「間隔空きすぎるだろ」

縁「五芒星みたいな感じでー?」

唯「何の儀式だ!」

なでしこ「マイムマイムとか踊る?」

リン「儀式感増すな」

ゆずこ「んじゃオクラホマミキサー?」

唯「一人余るっ!!」

ゆずこ「審判的な感じで」

唯「競技かっ!」

リン「そんな集団いたら怖いな・・・」

縁「そういえば、キャンプしてて夜怖い事とかってなかったー?」

ゆずこ「ちょおっ!?」

唯「縁さん・・・、今それ聞く?」

縁「・・・・・・あっ」

なでしこ「ううん、無いよ~」

ゆずこ「おおっ、ちょっと安心」

なでしこ「私も、暗いとことか苦手なんだけど、慣れたっていうか」

リン「まぁ、熊とか出たら怖いだろうけど」

唯「あ、そっち系?」

なでしこ「そういえば前に、丑三つ時になると牛のお化けが出るとかっていう湖のキャンプ場に行った事があって。四尾連湖ってとこなんだけど」

リン「・・・!」ビクッ

なでしこ「私も怖かったんだけど、リンちゃんが『丑三つ時より前に寝ればいい』って言ってくれて、その手があったか、って」

縁「おぉーっ!」

ゆずこ「確かに!」

リン「ま、まぁそうだな。よ、夜中に起きたりしなければ別に・・・」カタカタ…

唯「?」

ーーーーーー

ーーーー

ーー

ーー深夜ーー

ゆずこ「ん・・・」モゾモゾ

ゆずこ(・・・・・・トイレに行きたい)

唯・縁「「・・・」」スヤァ…

ゆずこ(二人とも寝てるよなぁ・・・。一人で行ってきますか)ジィ~…


真っ暗


ゆずこ(あ、これ無理なヤツだ)

ゆずこ(唯ちゃん起こしてついてきてもらうのもなぁ。かといって一人で行くのも・・・)

ゆずこ(真っ暗だし静まり返ってるし、夜の湖ってなんか怖い・・・・・・はっ!?)


なでしこ『丑三つ時になると牛のお化けが出るとかっていう湖のキャンプ場に・・・』

リン『夜中に起きたりしなければ・・・』


ゆずこ「」ゾクッ

ゆずこ(あっ!怖い!トイレ行くとかより、今この時間に起きてるっていう事実が怖いっ!!)ガタガタ


ザッ…ザッ…


ゆずこ(ひっ!あ、足音!?なんか来るっ!!)ガタガタ

なでしこ「あれっ、どうしたの?トイレ?」

ゆずこ「あ・・・」

なでしこ「トイレこの上だよー。私も今行ってきたとこだけど」

ゆずこ「お願いっ!もう一回来て!」

なでしこ「え?う、うん」

ジャーゴボゴボ

ゆずこ「はぁ~、ピンチを切り抜けた・・・色んな意味で。ありがとね」

なでしこ「真っ暗なのって怖いもんねぇ」

ゆずこ「そういえば、前に来たときに寝てたベンチってここ?」

なでしこ「うん。あの時は起きたら真っ暗になってて、帰ろうと思ったらトンネル通んなきゃだし・・・」

ゆずこ「あーーっ!無理!暗いトンネルは絶対ムリ、怖すぎるっ!」

なでしこ「だよねぇー。あの時リンちゃんが居てくれほんとに助かったよぅ」

ゆずこ「今は暗いの大丈夫なの?」

なでしこ「うーん、やっぱりちょっと怖いけど、慣れた・・・かな?」

なでしこ「あと、明かりがない方が夜景とか綺麗だし・・・月明かりの富士山も綺麗だよぅ、ほら」

ゆずこ「おおっ、ほんとだ!」

なでしこ「ここで夜のふじさん見て、キャンプ始めたんだぁ」

ゆずこ(唯ちゃんと縁ちゃんにも見せたい・・・けど起こすのもなぁ~、とりあえず写真だけ撮っとこ)カシャ

ーーーーーー

ーーーー

ーー

ーー翌朝ーー

唯「んっ・・・」モゾモゾ

唯(朝、か・・・。なんか結構寝たのに体だるい・・・)

唯(縁達はまだ寝てるな・・・。ちょっと外出てみるか)



唯「寒っ」

唯(でもなんか良いな、空気が澄んでる感じする)

リン「・・・あ」

唯「あ」

リン「おはよう」

唯「お、おはよう」

リン・唯「「・・・」」

リン・唯((なんとなく気まずい・・・))

リン「ココア、飲む?」

唯「え、うん」

リン「はい」

唯「ありがと」フゥフゥ… ズズ…

唯「はぁ、うまい・・・」

リン「・・・この一杯がたまらん」

唯「あのさ、一人キャンプってよくやるの?」

リン「うん。というか基本一人キャンプばっかだったし」

唯「え?基本一人?」

リン「原付の免許取ってからは長野とか行ったり」

唯「へぇー(すごいな・・・)」

リン「色々見て回って、キャンプ場でゆっくり物思いに耽ったり・・・一人の時間を楽しむって感じ、かな」

リン「・・・・・・まぁ、最近は誰かとやるキャンプも悪くないかな、とは思ってるけど」

唯(一人の時間・・・かぁ)


縁『唯ちゃ~ん』

ゆずこ『唯ちゃーん』


唯(・・・・・・・・・無理だな。)

ーーendーー

以上になります

オチを思い付かないまま書き始めたのですが、オチとか無い方がむしろそれっぽいのでは・・・という素敵な言い訳を思い付いたので、これでおしまいです


書いてて気付いたなでしことゆずこの共通点
・元気
・ピンク
・アホの子だけど成績は悪くない
・二人姉妹の妹
・怖い話が苦手
・三月生まれ
・「田舎のおばあちゃんか」とつっこまれた事がある


三人の会話がゆゆ式らしくて良かった


きらファンとかやってる?

>>27
ゆゆ式ゆるキャン△のクロスSSを書こう、と思い付いたのはいいのですが、ゆずこのボケを考えなければならないという高っっかいハードルが立ち塞がることに・・・
ヤツはマジ天才ですぜ

>>28
きらファンやってないです・・・というかソシャゲ自体やってないので・・・

読んでくれた方ありがとうございます

初めてゆるキャン△SSを書いてから早一年・・・
最初の一つだけ書いて終わるつもりだったのが、「こっからだろ!」と言われて続きを書いてる内にもう15作目・・・よう書いたなぁ自分

またなんか思い付いたら書きます

・・・・・・とはいえネタが、ね
二期はよ来てぇ!!

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