梨沙「うーん、んんー」

晴「何唸ってんだ梨沙、新手の威嚇か？」

梨沙「何でそうなるのよ！ ちょっと考え事をしてるのよ」

晴「ふーん、梨沙がねえ。珍しいな！」

梨沙「あんたに言われたくないわよ」

晴「別に悪く言ったわけじゃねえからな。梨沙ならこうスパーンスパーンって切り替えが早いからさあ」

梨沙「私だって悩むわよ」

晴「なんだ親父さん関係か？」

梨沙「違うわ」

晴「なら何に悩んでいるんだよ。ほらオレ梨沙の相棒だろ？ 悩みがあるなら共有！ 相談があるなら今すぐ！！って感じてさ」

梨沙「...ありがとう。でも今回は晴にはちょっと」

晴「...そっか、ならサッカーでもしようぜ！」

梨沙「ちょっ！ 何でそうなるのよ！」

晴「だってよ今オレに出来ることなんて体を一緒に動かしててやる事ぐらいなんだから、さあ行こうぜ！」ｸﾞｲｸﾞｲ

梨沙「わかったから！ 押さないで！」

次の日

桃華「失礼しますわ」

ありす「梨沙さんちょっとお時間いいですか？」

梨沙「何よ2人揃って。なんか用？」

桃華「時間があれば少し買い物に付き合っていただけませんこと？」

梨沙「まあ、別にいいけど...晴の差し金？」

ありす「ちちち、違いますよ！」

桃華「あら、すぐバレてしまうのですね」

ありす「桃華さん！ ネタバラシが早すぎますよ！」

梨沙「ほんと晴は変なところで気が効くというかもう！」

桃華「その割には嬉しそうですわね」

梨沙「そんなことないから！」

ありす「素直じゃないですね」

梨沙「あんたが言う？」

桃華「お2人とも似た者同士ですわ」

桃華「それで、お悩みでしたら私に打ち明けてくださいまし。ありすさんには言えないでしょうし」

梨沙「え？」

ありす「ん？」

桃華「あら？」

梨沙「ごめん何でそうなるわけ？」

桃華「晴さんについてのお悩みじゃないのですか？」

ありす「そ、それは一体どういう！？」

桃華「ビートシューターとして共に活躍している晴さんについに恋心が芽生えてしまった。そう言うことかと」

ありす「っ！？」

梨沙「あ、あいつはその別にそう言うのじゃなく、その相棒というかしんゆぅって...って何言わせるのよ！」

桃華「あらあら」

ありす「そもそも私晴さんのこと好きとなんて言ってないですからね！？」

桃華「私別にありすさんが晴さんのことを好きだからなんて一言も言ってませんわ」

ありす「うっ」

梨沙「それにもう今更ねえ」

ありす「ち、違いますからね！ 別に晴さんなんて少しかっこいいぐらいで、結構周りのことをよく見てて私に対してもなんて思ってないですから！」

梨沙「ま、まあ頑張りなさい、応援してるわ」

桃華「お似合いだと思いますわよ？」

ありす「え？ そ、そうですか」ﾃﾚﾃﾚ

桃華「話を戻して申し訳ございませんが、梨沙さんのお悩みってなんですの？」

ありす「そうですよ！ 私達ももぺあべりーじゃないでさか。どうぞ頼りにしてください」

梨沙「...ありがとう。でもあんた達2人にも言えないわ。あくまでもこれは私の気の持ちようだから」

桃華「そうですか。それでしたらそろそろ買い物に行きませんこと？」

梨沙「え？」

ありす「そうですよ。打ち明けてくれなくても側にいてあげることは出来ますから」

梨沙「ほんとあんた達は...ありがと」

次の日

モバP「悩み事はなんですか？ 見つけにくいものですか？」

梨沙「何歌ってるのよ。それにしても直球ね、晴達からの差し金？」

モバP「その通りですが、こう流石プロデューサーよく見てるとか気が回るプロデューサー素敵ーとかないの？」

梨沙「そこまで出来る奴とは思ってないけど？」

モバP「ぐふっ、まあいい、この頼れるプロデューサーにどんと来いよ」

梨沙「頼れる...？」

モバP「なんでそこに引っかかるんですか、で言うの言わないの？」

梨沙「まあ一応プロデューサーだし、言うわよ」

モバP「一応って、あーたねえ」

梨沙「現状、あくまで現状だけど、晴やありすや桃華と私って比べるとほんの少し、本当に少しだけ先を行かれてるじゃない」

モバP「桃華とありすはもともと仕事多い方だったけど最近晴の勢いはすごいからなぁ」

梨沙「そう、それで晴の相ぼ、相方としては足なんて引っ張れないわけじゃない？ だから今回の総選挙で上位に入るつもりで頑張ってたんだけど、中間発表で思うように伸びてなくてそれで、ちょっとこう、モヤっと悩んでたの」

モバP「ん？ 属性5位なら十分やってる方だと思うけど」

梨沙「それじゃダメなのよ、私はCDデビューしたいのよ！ あいつらの隣に追いつきたいの！！」

モバP「なるほどね、うんわかった。でも俺は皆のプロデューサーだからさ、皆を平等に応援してるわけなのさ。だからアドバイスとして一言だけ言ってやる」

梨沙「何よ」

モバP「梨沙がCDデビューするために属性トップ3を狙うなんて小さくまとまりすぎだな、梨沙らしくない、お前は一番をめざすんじゃないのか？」

梨沙「...」

モバP「あいつらの隣に立つ？ 違うだろあいつらよりもその先に行くんだ。そうしたら次はあいつらが梨沙を追いかけるそうやって切磋琢磨してトップを目指していくそれが仲間だと思うし、お前達には是非そうなって欲しい」

梨沙「...あんた乗せるのうまいわね」

モバP「いやあそれほどでも」

梨沙「そう、そうよね。あいつらだってシンデレラガールになれてないんだから私が今回、一番になってやるわ！」

モバP「そう、それでこそ梨沙だな」

梨沙「それにまだ半分過ぎただけじゃない！ この負けられない戦いに、悩んでる暇なんてなかったわね！」

モバP「おう走りきれ、悔いのないように全速力で」

梨沙「今回はあんたに乗せられてやるわ、その...ありがと」

モバP「おう気にするでない。それより心配してた晴達が向こうの部屋で待機してるから行ってきな」

梨沙「そうね。じゃああいつらのところに行ってくるわ感謝と宣戦布告にね！！」

モバP「行ってらっしゃーい...まっ、それでこそ梨沙だよ。頑張れ梨沙！ 頑張れ皆！！」

小春「存在すら忘れられてます～」ｸﾞｯｽﾝ

梨沙「あっ、あんた達この部屋に居たのね」

晴「よっ梨沙」

桃華「あらお疲れ様ですわ」

ありす「ぐ、偶然3人で会ってただけですよ」

梨沙「まだ何にも言ってないから」

梨沙「ふんっ、今回は色々気を回させて悪かったわね」

桃華「特段大したことをしたつもりないですわ。仲間なら当然のことですの」

ありす「そうですよ。気にしないでください」

晴「なんつうかいつもの梨沙らしくなってきたな」

梨沙「まっ、そういうこと。それとついでに一言、あんた達3人には負けないわよ」

晴「なんだよ突然」

ありす「なんと言いますか梨沙さんらしいセリフですね」

桃華「何があったかはわかりませんが、私達から返す言葉があるとしたら」

桃華ありす晴「「こっちこそ！」」

終わり


思うような結果じゃなかった梨沙さんは多分こんな感じで後半も頑張ってくれるかなって思ったので

総選挙宣伝したくssにしました是非梨沙に投票をお願いします