思いつきスレ。設定はゆるふわ。鯖達は友好的。甘々を目指しながらシリアルも偶にある。
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振り返らず、止まれないままに駆け抜けた。ファーストオーダーから僕…私は立ち止まる事を許されない。
だから全てが終わった今、見なかった物が襲いかかってきた。
それを誰かに相談する事はできない。漸く、終わったのだ。英霊のみんなはいずれ座に帰る。心配させてはいけない。
「マスターは本当に愚かですねぇ」
声のする方を見るとメフィストが居た。
「私の誘惑に耐えてきたのに傲慢な考え故に苦しんでる」
歩いてくるその姿に少しだけ安堵した。
「僕を殺しにきた?」
「…マスタァ。私はメフィスト、マスタァを堕落させて死に導く悪魔。だが死を望む者に死は与えない」
「そっか。残念」
ベッドに倒れかかる。
「…これは予言。マスタァはまだ闘う宿命にある。本当に全ての戦いが終わった時にメフィストはマスタァの願いを叶えましょう」
そう言って霊体化したメフィストの気配が消える。
「闘う…それならまだ良いかな」
ゆっくりと眼を閉じて想起する。全ての戦いの始まり。ファーストオーダーの地、冬木。そこで初めて死を知った。オルガマリー所長の死。
「やり直しできるなら…良いのにな」
私はそうやって夢の世界に堕ちて行った。
幻想戦記特異点F「炎上汚染都市:冬木」
人理定礎値 ??
クエスト
オルガマリーの霊基の保存
レフの撃破
???
「先輩!」
眼を覚ますとマシュの顔があった。それと同時に肺に戦場の空気が満ちる。眼だけを動かすと見たことのある戦場が拡がっていた。
「冬木?マシュ、どういう状況?」
「え、その、爆発に巻き込まれる直前にレイシフトをしてここに飛ばされました」
「え?」
思考が止まる。爆発に巻き込まれる直前?それってもしかして…
「エネミー反応!?先輩、敵です!」
私の最初の敵がそこにいた。スケルトン。
「落ち着いて、マシュ。僕が支持する。君ならできる」
「は、はい!」
考えるのは戦いが終わった後だ。
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