【艦これ】龍驤「足りなかったもの」その4【安価】 (963)

複数立ってたらごめんさない。大丈夫でしょうか

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主な登場人物の簡易まとめ

駆逐艦
・暁 ・雷 ・電 ・響
・清霜
・霞
・黒潮 ・不知火 ・陽炎
・卯月 (弥生)
・朝霜
・叢雲
・皐月
・潮
・朝雲 ・山雲
・初雪
・村雨 ・白露・春雨
× S朝潮 自殺

軽巡
・阿武隈
・夕張
・神通
・龍田 ・天龍
・多摩 ・北上 ・大井 ・球磨
・由良

重巡
・加古
・羽黒 ・那智
・愛宕

潜水艦
・伊401
・伊168
・伊8
・伊58
・呂500
・伊19 ・伊26
・伊13 ・伊14

戦艦
・金剛
・ガングート
・榛名
・アイオワ

空母
・雲龍 ・葛城
・加賀
・瑞鶴 ・翔鶴
・隼鷹
・飛鷹
・千歳
・ガンビアベイ
・龍驤

その他
・提督
・秋津洲
・明石
・駆逐棲姫
・レ級
・潜水棲姫
・漣(重巡棲姫) 漣の精神のみ消滅
・駆逐水鬼(中身は時雨)
× 潜水新棲姫 死亡


その他登場人物は過去スレなどをご覧下さい

ーー


提督「大本営が新兵器を使用するというのは本当ですか?」


幹部「どうやらね……」


提督「なぜそんな事に…」


幹部「深海提督だよ。あれから突然大人しくなったのをかなり怪しんでいるんだ」


提督「ワクチンは全ての鎮守府に配られて、艦娘を眠らせる事はもうできないんですよね?」


幹部「次の一手が無いとは限らないだろう。そうなる前に叩く…というのが大本営の方針だ」

幹部「腐った連中が抜けたと思ったらこれだ。これでは過激派組織と変わらない」


提督「その新兵器は…核を使うんですよね?」


幹部「核弾頭では無く、エネルギー源として使用するんだ。使用後の核汚染は殆ど無い夢の新兵器…」


提督「それをたった一人の人間の為に…」


幹部「深海提督の潜んでいる場所の検討は何箇所か付いているらしい。どれも人が住んでいる所では無いのを利用して、その候補地全てに兵器を使用する可能性もある」


提督「怪しい所を…全て……」

幹部「あれの存在は危険だ。所持しているのが外国に知られればこの国は危険に晒されるだろう」


提督「そこまでの兵器なんですか?」


幹部「今はまだ射程は短い。だが将来的に地球の反対側まで射程内に入るだろう」


提督「核汚染が無く確実に被害を与えられる兵器…放っておくわけないでしょうね」


幹部「なんとしても使用させたくないが、下手に破壊するとそれこそ被害が甚大だ」


提督「撃たせも破壊してもダメ…厄介な兵器ですね」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー某所

老幹部「ふむ…まずいことになったのぅ」


大和「まさかあの兵器を使うだなんて…」


老幹部「金のことしか頭になかった連中が抜けたせいじゃろうな。危機が迫っている中で打てる手は打つ。間違っていないの」


大和「ですがあれは起動させてはなりません。世界の均衡が崩れます」


老幹部「その通りじゃ。あれが起動してはこの国の安全は保証されん」


大和「なんとしても阻止しなければいけませんね」

老幹部「じゃが下手に壊すと民間人にも被害が出てしまうの」


大和「世界の平和の為の犠牲になってもらうんです。誇らしい死だと思いますよ」


老幹部「そうじゃのう…」


大和「…艦の私はそうされたんです。死ぬを分かって突撃を命令された…この気持ちは大和にしか分かりません」


老幹部「大和の気持ちも良くわかる。じゃが壊し方がまずいとここまでどころかこの国が吹き飛ぶんじゃ。慎重に壊せばならん」


大和「大和とこの子がいれば大丈夫です」チャキッ


老幹部「閻魔刀か……任せても良いか?」


大和「はい、大和にお任せ下さい」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

ゴォォォォォ…


大和「老幹部さん、任務完了です」


老幹部『流石は大和じゃのぅ』


大和「これで当分の間新兵器は使えないはずです」


老幹部『うむ、炉心を破壊すれば新しいものを作る時間はかなりかかるじゃろうからの』


大和「警備もそれなりでしたが全部片付けました」


老幹部『それは名誉ある犠牲じゃ。丁寧に弔ってやらねばな』


大和「はい、もちろんです」

大和「老幹部さん、せっかくですからこの施設は大和達が使いませんか?」


老幹部『ほぉ?』


大和「大和が破壊したのはエネルギー源となる炉心です。施設自体は傷付けていません」


老幹部『大和…最初からそのつもりじゃったな?』


大和「ここの作業員に制御棒を抜かせて、炉心を安全に破壊したのはその為です」


老幹部『ほっほっほっ!流石は大和じゃ!良かろう、傀儡達を送るから好きにせい!』


大和「ありがとうございます。それではそのように…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

「「……」」


大和「傀儡の皆さんご苦労様です。この施設にある艤装を運んで下さい」


「「……」」


大和「準備はできましたね?それでは大和が護衛します」


「「……」」


大和「核が無ければ全力は発揮できないでしょうが、これは大和達が持っておくべきものです。世界の均衡は保たれなければなりません」

ガシャーーン!


大和「どうしたんですか!?」


「」
「」
「」
「」


大和「傀儡達が一瞬で……?」


信濃「随分と大体なコソ泥ですね」


大和「…貴女がこれをやったんですね」


信濃「緊急通信を受けたと思ったらこんな事になっていただなんて…」

信濃「その艤装は私のものです。返してもらいますよ」


大和「そうはいきません…」ギラッ


信濃「そう…貴女も選ばれたのね」スッ


大和「空中に手を…?」


信濃「来なさい、獣の槍」シュンッ


大和「……それに選ばれたのですね」


信濃「私の前では傀儡なんて人形以下。この槍は邪なるものを貫くの」

大和「ですがそれは大和には効きません」チャキッ


信濃「これがただの槍でないことは貴女も知っているでしょう?」


大和「その言葉…返します」


信濃「……」


大和「……」


信濃、大和「「勝負!!」」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ガキィィンッ!


信濃「ぐ……!」ビリッ


大和「力が……!!」ビリビリ


ビシッ、ビキビキビキ…


信濃「この施設が戦いに耐えられない…!」


大和「崩れる…!」


信濃「でも…」


大和「引くわけには…」


信濃、大和「「いかない!!」」ギィンッ

早霜「うふふ…艤装は回収したわよぉ」


信濃「なに!?」


大和「今です!」ガキィンッ!


信濃「ぅぐっ…!」


早霜「早く来て、ここはもう崩れるわぁ」


大和「援護感謝します」


早霜「老幹部に言われたからよぉ」


信濃「待ちなさい!行け、獣の槍!」ビシュッ


早霜「あら…残念ね」バシュッ


カランカラン…


信濃「消えた……」


ゴゴゴゴゴ…


信濃「…今は逃げるしか無いか。でも顔は覚えましたよ」

ーー某所


大和「瞬間移動までできるようになったんですね」


早霜「貴女達のお陰よぉ。私から取ったデータを新型傀儡の実験に使ってたのよねぇ?その傀儡は未熟だけど能力を持っていたの」


早霜「その傀儡を殺して食べたら……うふふふふ…」


大和「それでまた能力を手に入れたんですね」


早霜「リスポーンに瞬間移動…怖いものは無いわぁ」


大和「何にせよ助かりました。新型艤装も回収できて万々歳です」


早霜「力を貸してくれたんだもの、協力はするわよぉ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

早霜「それにしてもこの艤装…艦娘では動かないはずよねぇ?」


大和「それは大和達艦娘では動かせません」


早霜「あら…でもこれは信濃が動かすんでしょう?」


大和「早霜さんはあの槍は知っていますか?使用者に選ばれるのは人間なんです」


早霜「邪なるものを貫く槍よね…」


大和「つまり彼女は人間なんです。人間の艦娘…噂でしかないと思っていましたが…」


早霜「もう実用段階までになってたのねぇ」


大和「あれは恐らく人間の側に立って戦争を終わらせようとします。大和達の障害ですね」


早霜「それは大変ね…」

大和「早霜さん、貴女の能力でどこに飛ばせますか?」


早霜「行ったことのある所か…よーく知ってる場所ねぇ」


大和「なら大和を大本営の…」


早霜「ごめんなさいね、行ったことのある場所っていうのは、この能力を得てから行ったことのある所なの」


大和「そうなんですか…」


早霜「焦らなくてもいいわよ、施設を潰されて向こうは大慌て。待っていれば動き出すわ」


大和「そうかもしれませんね…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ある事情により再安価

下1~3高コンマ お願いします

大和「早霜さん、付き合ってくれませんか?」


早霜「あら…私は朝霜姉さん一筋なんだけど」


大和「違います、特訓したいんです」


早霜「貴女程の力があるならその必要は無いんじゃないの?」


大和「大和はまだ未熟です。あの信濃に傷を負わせることができませんでした」


早霜「あれは相手が悪いわ、大和では無理よ」


大和「でも早霜さんなら倒せましたよね?」


早霜「初見殺しが決まればの話ね」

大和「それに貴女には能力があるじゃないですか」


早霜「うふふふふ…なら貴女もそうなればいいのよ」


大和「……」


早霜「能力開発された傀儡を殺して食べれば貴女にも能力が目覚めるはずよ?」


大和「早霜さん……色々と教えてくれますか?」


早霜「任せておきなさい…うふふふふふふ……」

ーー大本営


「例の艤装が何者によって略奪されました」


「施設も崩壊、炉心も再起不能です」


「核燃料が無事でメルトダウンも起きなかっただけ奇跡かと」


「やったのはあの組織だろうな…」


「元帥達と通じていたというあの組織ですね」


「艦娘もどきの傀儡を使って第三勢力になるのが目的だとか」


「深海棲艦とも取引があるようです」


「厄介な相手だ……」

「ここはアレを使うしか無いのではないですか?」


「……」


「報復が怖い。向こうの規模が分からないんだ」


「我々が撃ったとは分からないはずです。アレの存在を知るのはここに居る役員のみです」


「じゃあ誰が撃ったと言い訳する?あんなものを民間が持っていると思うか?」


「組織ですら持ってないはずだ。使い方を間違えれば大勢の人が死ぬ」

「いや…擦り付ける相手なら居る」


「深海提督だ。核に汚染された金塊を持っているなら核を持っていても不思議ではない」


「彼は全ての深海棲艦を従えてると言ったそうじゃないか。なら多少のオーバーテクノロジーを持っていても不思議ではない」


「決まりですか」


「そうですな」


「局地殲滅兵器、八島を起動する」


「目標は組織中枢部。発射は明日明朝」


「エネルギー充填を急がせます」

ザザザ…ザァァァァァ…


八島「本当はまだ先の予定だったけど、とうとう名前が出ちゃったし特別に話してあげる」


八島「あたしは八島。遠い未来であたしは虐殺兵器としてこの世界に蹂躙する」


八島「あたしが殺したのは数百万じゃきかない。それくらい殺しに殺したの」


八島「こんな事言われても信じられないかもしれないけど本当なんだよ。そもそもそっちに艦娘が居ない方が不思議で仕方ないよね」


八島「信じられないかもしれないけど、これまでに何度も理想郷の扉は開かれてるの。そうだなぁ、一番分かりやすいのは人間かな」


八島「まさか皆んなは猿が人間になったなんて思ってないよね?そんな事ありえない。西暦が始まって二千とちょっと経つけどさ、猿って進化してる?」


八島「人間が言うには数万年かけて進化したのと偶然が重なったんだよね?じゃあ数千年経ったら少しでも進化してないとおかしいじゃん」


八島「ほんとに人間ってこじ付けが大好きな生物だよね~」

八島「最初の猿は遠くに行くこと。歩くことを願った。そこから二足歩行が始まった」


八島「次は知ること。知識を持ちたいと願った。だから脳みそが大きくなった」


八島「そこから何度も何度も理想郷の扉は開かれたよ。ピラミッド、ナスカ、ストーンヘンジ、前方後円墳。これは全部理想郷の扉を開けた後だよ」


八島「世界にはまだまだあるけどさ、パッと思い付くのはこれくらいかな~」


八島「あ、言ってて思い出したよ。前方後円墳がなんであんな形してるのか…ほんと解説みて笑っちゃったよ。どうみても鍵穴なのにあんな理由こじ付けちゃってるんだもん」


八島「扉が開かれるたびに世界の常識は塗り替えられる。あたし達から見たら人間ってほんと面白い生き物だよね」


八島「ひょっとしたらこっちとそっちの違いは扉が開いたかどうかの違いかもね~~」

八島「ま…無駄話はこれくらいにして、後はみんなに託す番かな」


八島「不本意だけど名前が出ちゃったからこれからあたしは名乗るし、そのつもりでいるよ」


八島「いっとくけど人間があたしを思い通りにできるとは思わないでね?」


八島「じゃ、後は頑張って~ハッピーかバッドかはみんなにかかってるからね」


八島「それじゃあ八島でした。近いうちに会わないことを祈ってるよ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

「八島の様子はどうだ」


「問題無いそうです。予定通り発射は可能です」


「組織に動きはあるか?」


「今のところありません」


「こちらの情報が漏れたということは無さそうですね」


「やはり我々には裏切り者は居なかった」


「あの襲撃は組織単独ということが証明されましたな」

「八島の準備はそのまま進めろと返信を」


「……」


「おいどうした?」


「反応が…無くなりました」


「どういうことだ?」


捜査員「そこまでだ!全員手を上げろ!」


「な…!?」


「誰が裏切ったんだ!?」


捜査員「誰も裏切っちゃいないさ。ここの会話を盗聴していただけだ」


「なんだと!?」


捜査員「お前達は我々が包囲した。諦めて投降してもらおう」

「お前達は何をしているのかわかるのか!?ここで組織を叩かなければこの国は…!」


捜査員「そうやって玩具を使いたがるのは軍人の悪い癖だ。これ以上の火種を振り撒くのは止めてもらおうと」


捜査員「八島を使わなくても方法はある。後は我々の仕事だ」


「クソ…!盗聴されていたとは……」


「おい…まだ……」ヒソヒソ


捜査員「そこ!勝手に話すんじゃない!」


捜査員「とりあえず全員逮捕だ。大人しくついてきてもらおう」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ゴゴゴゴゴ…


「……」


捜査員「……なんだ地震か?」


「ふん、ここに来るのが遅かったようだな」


捜査員「貴様っ!」


「八島の発射は確定していた。我々に裏切り者がいる可能性があったからな」


「こちらからの指示が無くとも発射される」


「八島が壊れない限り、これからも発射は続くだろう」


「これは大本営の意思だ。私達を捕まえても無駄だ」


捜査員「……コイツらを連行しろ」

ーー某所

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…


老幹部「ぬぉぉぉぉぉぉ!凄い揺れじゃ!」


大和「老幹部さんは大和が守ります」


早霜「そんなことしなくても、私のリスポーン地点のこのシェルターなら傷一つ付かないわよ」


老幹部「地下に広がるように施設を広げておいて正解じゃったな」


大和「まさかあんな兵器を隠し持っていたなんて…」


早霜「それは私も予想外だったわ」

老幹部「被害はどれくらいになりそうじゃ?」


大和「老幹部さんお気に入りの茶室から半径1キロ、深さ100メートルの地点までは溶鉱炉のようになってますね」


老幹部「凄まじい威力じゃな…」


早霜「研究所も随分潰されたわね」


老幹部「苦労して広げたんじゃがな…」

老幹部「なんとか傀儡の施設が無事だったのは救いじゃな」


大和「引き続き研究も進められます」


早霜「それに…信濃から奪った艤装もあるわ」


老幹部「じゃが暫くは大人しくしてた方が良いかもしれんの。大本営の連中にはワシらが死んだと思ってくれとった方が都合が良い」


大和「それはそうですね」


早霜「まずは八島を無効化してからの方が良さそうね」


老幹部「大本営の連中を少し甘く見過ぎとったかもしれんのぉ…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

老幹部「早霜、少し頼まれてくれんか?」


早霜「何を…かしら?」


老幹部「傀儡の元になったものを作った整備士の男を探して欲しいんじゃ」


大和「今自由に動けるのは貴女しかいません」


早霜「そうね…私の瞬間移動ならこの状況でも動けるわ」


老幹部「彼が居てくれれば傀儡の精度も高まる。八島のせいで失われた機能を補うには十分過ぎるじゃろぅ」


大和「早霜さん、お願いできませんか?」


早霜「そうね…喜んで協力させてもらうわ」


老幹部「ほっほっほっ!やはり早霜を仲間にしたのは正解じゃったな!」


大和「流石は老幹部さんです」


早霜「確か朝霜のいる鎮守府に…居場所を知ってる子が居たわよね。その子をイジめれば…うふふふふふふ…ははははは!」


ーー

新スレでもよろしくお願いします


コメントなどあればお願いします

ーー

呂500「昨日の夜に隕石が落ちてきてとんでもないことになったって大騒ぎですって!」


呂500「落ちた場所から半径5キロは立ち入り禁止らしいですって。深さも相当なクレーターができてるらしいです」


呂500「でも変なのは事前に予告がなかったことですって。あれだけの大きさのものが落ちてくるなら予想できたはずです」


呂500「誰かが何かを隠している…?でもそんなことをする意味が分かりませんって」


呂500「隕石が落ちたのは誰かの私有地で被害は建物が壊れたくらいです。人が亡くなったりはしてないしうですって」


呂500「不思議なこともありますね…」

呂500「でもろーちゃんには関係ありませんって。今日はでっちのお店を手伝いに行きますって!」


呂500「でっちのランチは美味しいですって!手伝いながらまたつまみ食いして…そうだ、あの子狸も可愛がってあげたいですって!」


呂500「ふんふ~~ん!楽しみですって!」


「…動くな」チャキッ


呂500「ひ…!」


早霜「私が誰か…分かるわねぇ…?」


呂500「……!」コクコク


早霜「そう…なら話は早いわ…このまま言う通りに歩いて。逆らうと…殺すから」


呂500「ひ…ひ……!」


早霜「うふふ……こんなに簡単にいくなんて…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

早霜「変な気を起こさない方がいいわよ。貴女が駄目なら黙らせて残りの娘に聞くから…そうね、遊んでからでもいいかしら、いい声で鳴きそうだし?」

あ、これ嘘ついたで殺害判定に入る奴…

ーー


早霜「ここなら誰も来ない…叫び声をあげてもいいわよぉ?まぁそうしたら殺すけど…」


呂500「……!」ブンブン


早霜「そう…じゃあ貴女に質問するわ。整備士は今どこに居るの?」


呂500「う…!」


早霜「貴女は場所を知っているのよね?誤魔化しても無駄よ」


呂500「い…言います……!」


早霜「そうよねぇ…死にたくないものねぇ…」

呂500「今整備士さんは…深海提督と居ます…」


早霜「どうして?」


呂500「深海海月姫さんの胞子を…治療に活かせるかもしれないからって…」


早霜「へぇ…?それは知らなかったわ……」


呂500「ひ、ひ、ひ……!」


早霜「あら…貴女はこういうの慣れてないの?首筋に刃物を突きつけられたことも無いのね」ギラッ


呂500「ひぃっ……!!」

チョロチョロ


呂500「や…だ……!」


早霜「うふふ…漏らすだなんて貴女もいい反応してくれるわね。貴女で遊ぶのも悪くないかもしれないわ」


呂500「ひ……ぐ…っ…!」


早霜「…整備士と深海提督はどこにいるの?」


呂500「それ…は………」


早霜「……」ギラッ


呂500「…××の海域の……元深海棲艦の基地…ですって…」


早霜「そう…大人しく教えてくれてありがとう」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

早霜「嘘をついてたら確認してから戻って来るけど…何か言い忘れたことあるかしら?」薄く首筋の上に刃を走らせてろーの血を滲ませる早霜

コンマ神は潜水艦に恨みでもあるのか…
殺害はちょっと待ってほしい

早霜「じゃあ貴女はもう用無しね?サ、ヨ、ウ、ナ、ラ」ドスッ


呂500「え…………」


早霜「うふふふふ…貴女と遊ぶのも楽しかったわよ?」


呂500「う…そ………」ドロッ


早霜「嘘なんか付いてないわ。誰も最初から助けるなんて言ってないもの」


呂500「そ……な…」ドサッ

早霜「小便と血に塗れて死んでいくなんて惨めで救いようが無いわね」


呂500「ぁ……」


早霜「この子はもう用済み、次は整備士ね。少し遠いから瞬間移動を継いでいかないと無理ね」


早霜「いえ…海の上に移動は無理だったわ。だから一番近い陸地から…」ぶつぶつ


呂500「だ…れ………た……」


早霜「深海提督は要らないのかしら?一度帰って相談ね…」


呂500「…………」


呂500「……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー某所


早霜「帰ってきたわよ…」バシュッ


大和「お疲れ様です、場所は聞き出せましたか?」


早霜「もちろんよぉ。そしてこれはお土産」ドサッ


老幹部「なんじゃその麻袋は?」


早霜「これの中身は潜水艦よ。傀儡の研究に役立てて頂戴」


大和「殺したんですか?」


早霜「殺すつもりは無かったのよ?でも抵抗したからつい…」


大和「そういうことなら仕方ありません。彼女は世界の為に犠牲になったんです」


早霜「そういうことねぇ…」

老幹部「傀儡の調整に艦娘はいくらあっても良いからの。死んでしまったのは残念じゃが彼女の死は無駄にはせん」


大和「整備士さんの場所を聞き出すだけでなくこんなお土産まで持って帰ってきてくれるなんて…貴女は素晴らしいです」


早霜「そうそう…これだけの為に帰ってきたんじゃないの。実は整備士と深海提督が一緒にいるみたいなよよぉ」


老幹部「ほぉ?」


早霜「深海海月姫の胞子を治療に役立てるとかで…行動を共にしてるみたいねぇ」


大和「そうだったんですか…」


早霜「それでどうする?深海提督はいらないの?整備士だけが必要なの?」


老幹部「ふむ…少し考えさせてくれんか」


大和「早霜さんはその間ゆっくりしていて下さい」


早霜「そうね、そうさせてもらうわぁ…」ニヤッ


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

提督「街の監視カメラはどうだ!?」


村雨「許可をもらって調べたけど、映ってないわ…」


龍驤「誰かに拐われたと違うんか!?」


伊8「その可能性はありますね…」


伊168「潜水艦でも艦娘なのよ?そう簡単に拐われたりする?」


村雨「相手が民間人だけとは限らないわ。それこそ組織とか色々あるわよ」

伊58「ろー…ろーがぁ……」


伊58「ごーやが…手伝いを断れば良かった…そうすれば……」


提督「まだ諦めるのは早い。何かに巻き込まれた可能性はあるが、死んだとは限らない」


龍驤「監視カメラに映ってなくても誰かが見とるかもしれん!なんとしてでも探すんや!」


伊8「もちろんです。私達は海の方から探します」


伊168「私は陸路から探してみるわ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

よくわかりません


再安価 下1~3高コンマ お願いします

ーー

綾波『ちょっと聞きましたよレ級様!』


レ級「…何がだ」


綾波『そっちの艦娘が誘拐されたんですよね!大本営も騒いでますよ!』


レ級「だからどうした」


綾波『どうしたって…艦娘が拐われるなんて大事件ですよ!?』


レ級「あたし達は助けるだけだ。邪魔するな」


綾波『邪魔って…どうせ連絡がくると思って先にこっちから連絡したのに!』

綾波『拐われた艦娘を探すより提督さんに言い訳を考えるように伝えて下さい!このままだとそっちの提督はクビですよ!』


レ級「……」


綾波『いいですか?誘拐された艦娘は精神的に不安定で自分の意思で出て行ったと伝えて下さい。そうすれば提督さんに処分はありません』


綾波『探すのはその後でもいいじゃないですか。もっとも、もう生きては…』


レ級「それ以上喋ると殺すぞ」


綾波『ひっ…!だってレ級様!冷静に考えて下さい!艦娘を生かしたまま捉えるなんてメリットが…』


レ級「次会った時覚えてろ」ピッ


レ級「……クソ…!そんなのはこっちも分かってるんだよ!!でも提督が認めるわけないだろ!」


レ級「せめて…死体は見つけてやりたいな……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー


呂500「ご心配かけて申し訳ありませんって…」


提督「全く…どれだけ心配したか……」


龍驤「怒るのはまた今度や。今は無事帰ってきてくれたことを褒めたろ」


村雨「呂500は誰かと二人で居たことは民間人が見ていたの。きっとその人に連れ去られたのね」


龍驤「でも肝心の呂500は何も覚えてないんやろ?」


呂500「はい…気付いたらでっちのお店の前に居ましたって」

伊58「ろ~~~~~!あぁぁ~~!」


伊8「大泣きですね」


伊168「一緒にお店をやってた仲だもの。そりゃあ心配するし、帰ってきて嬉しいわよ」


呂500「でっち、心配かけてごめんなさいですって…」


龍驤「呂500、帰ってきて早々で悪いんやけど精密検査してくれるか?」


提督「もし男に連れ去られて乱暴されていたなら…」


呂500「分かりました、どうぞ調べて下さいって!」


伊58「ろー、ろー……」


呂500「もうろーちゃんはどこにも行きませんって。安心して下さい」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー某所


大和「深海提督さんもこちらに連れて来るんですね」


老幹部「そうじゃの。彼もある意味被害者じゃからな」


大和「早霜さんのことです、きっとどんな手を使ってでも連れてくるでしょうね」


老幹部「戦争を続けることは無秩序を許すわけではないんじゃ。整備士を連れ戻したら早霜の扱いを考えなければいかんかもしれんのぉ」


大和「そうですね。早霜さんはやり過ぎです」

老幹部「早霜を放っておくと新たな火種になってしまう。彼女は強くなり過ぎたんじゃ」


大和「リスポーン地点を握っている大和達に負けはありません。整備士さんと深海提督を連れてきたら早霜さんは処分ですね」


老幹部「それが終わったら死体を傀儡の研究所に回せば一石二鳥じゃな」


大和「後始末は大和にお任せ下さい」


老幹部「ほっほっほっ!頼もしいのぉ、流石は大和じゃ!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー足りないもの鎮守府、会議室


提督「…集まってもらったのは呂500についてだ」


龍驤「精密検査の結果、呂500は体をいじられとることがわかった」


千歳「まだ傀儡だとは確定できないけど、こっちには不利な細工が施されていたことは確かよ」


村雨「本人の意思とは関係なくこちらのデータや情報を送っているの」


龍驤「それだけ聞いとったらほぼ傀儡で間違いなさそうやな…」

時雨「僕の例から言って、呂500は殺された後脳を取り除かれて、傀儡の体に入れられたんだと思う」


伊58「ろーが…殺された……」


村雨「申し訳ないけどそれは確定よ。ねぇ千歳さん?」


千歳「…これが前の騒動の時に取った呂500のデータ。そしてこれが今日取ったデータよ」スッ


提督「素人の俺でも分かる……これは…全くの別物だ」


龍驤「この会議では呂500をどないするかって話や。一番現実的なんは幹部さんの所で預かってもらうことやと考えてる」


千歳「もしくはデータを送っている装置を取り除ければ良いんだけど、そんなことをすればすぐにバレるわ」


村雨「処分というのも…考えないといけないわ」


伊58「そんな!ろーはちゃんと生きてるんでち!処分だなんて…!!」


提督「……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

提督「…整備士に連絡は取れないか?彼なら良い考えを教えてくれるはずだ」


龍驤「呂500と…伊401が知っとるんやんな」


村雨「なら連絡を取ってもらいましょう」


時雨「傀儡の生みの親みたいなものだからね。きっといい答えをくれるはずさ」


伊58「ろー……ろー…」


千歳「…伊401ちゃんを呼んでくるわね」

ーー

伊401「すいません、連絡が取れません…」


千歳「そう…残念ね」


時雨「今までこういうことはあったのかい?」


伊401「ありません…返事は無くても通信は通じてたはずなのに…」


村雨「ひょっとしたら呂500を拐った連中が整備士も?」


龍驤「…ありえへん話やないな」


提督「……」

伊58「…ろーは死んでないでち!何を勝手に言ってるんでちか!」


村雨「伊58、現実を見るべきよ」


伊58「ろーは殺されてない!提督もふざけるなでち!」


提督「……」


伊58「こんな会議何の意味も無いでち!ごーやはもう知らんでち!」バタン


龍驤「…気持ちは分かるわな。死んだ証拠はデータだけや」


千歳「可哀想だけど、しょうがないわよね…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

龍驤「陸の警察から連絡は来たけどやっぱり証拠も何も無いって。犯人は用意周到やったみたいやね」


提督「監視カメラの無い道や場所を熟知していた…」


龍驤「ほんまにろーが拐われたどうかは藪の中や。確かなのは今の呂500は艦娘や無いってことや」


提督「……呂500が…」


龍驤「司令官が苦しんでる時に頑張ってくれたろーは…殺されたんや……」


提督「なぜ…呂500が狙われなければいけなかったんだ……」

龍驤「ウチらを狙ったんか何か他に理由があったんかは分からん。分からんのや……」


龍驤「ウチのせいで無茶することになって…苦しいことの方が多かったはずやのに……」


龍驤「こんなん…あんまりやろ……」


提督「ぐ…ううぅ……!」


龍驤「…司令官。キミにはまだ仕事が残っとる。泣いとる場合と違うで」


龍驤「呂500はウチらにとって危険な存在や。不知火や陽炎とはまた違う傀儡なんやで」


龍驤「考えたくは無いけど処分も選択肢に入るで。どんな理由にせよこの鎮守府には置かれへん」


提督「……」


龍驤「キミの選択は誰も非難せぇへん。皆んな分かってくれるよ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

提督「伊58、呂500の事で話がある」


伊58「…なんでち」


龍驤「呂500はそっちで面倒見てくれへんか?」


伊58「……」


龍驤「呂500の通信装置はどうやっても取れれへん。このままやったら解体しかないんや」


提督「それだけは避けたい…呂500は解体したくないんだ」

龍驤「呂500は病気の悪化で療養が必要やって書類は千歳に用意してもらった」


提督「鎮守府外で生活することに矛盾は無い状況だ」


龍驤「伊58やから呂500を託したいんや。頼む…」


提督「迷惑はかけない。だから呂500を預かって欲しい」


伊58「安価」


下1~3高コンマ 伊58の台詞や行動などを

伊58「当たり前でち。断る理由が無いでちよ」


龍驤「うん…お願いな」


提督「俺では呂500は守れなかった…」


伊58「泣くんじゃないでち、気持ち悪い」


龍驤「呂500には…伊58から言うたって……」


伊58「はいはい、後は任せとけでち」

ーー

伊58「ろー、話は聞いてるでちか?」


呂500「でっち…」


伊58「病気の悪化じゃ仕方ないでち。誰かにイタズラされた時のが原因でちね」


伊58「記憶を無くすなんて相当でち。落ち着くまでごーやのお店を手伝ってくだち」


伊58「さ…お店に行くでちよ」


呂500「安価」


下1~3高コンマ 呂500の台詞や行動などを

でも鎮守府はどうなるんです?
きっと助けが必要ですって

呂500「なんだかワクワクドキドキですって!頑張りますって!」


伊58「はぁ…ろーは病気で休むんでちよ?ワクワクしてどうするんでちか」


呂500「は…!」


伊58「ろーが来るんでちから明日からランチは毎日営業でち。覚悟してるんでちよ?」


呂500「が、頑張りますって!」


伊58(ろーの面倒は一生ごーやが見るんでち。もう…死なせたりしないでちよ)


ーー

遅くまでありがとうございます


コメントなどあればお願いします

他スレでも同じような事しか言ってないから放っておけ

きんもーきもっきもっきもっ
(´;゚;ё;゚;)キモッ(´;゚;ё;゚;`)キモッ(;゚;ё;゚;`)
基地外とカタワの集団
キモ━━━( ´;゚;ё;゚;)━━━!!!!

御堂筋翔「きもきもきも」

もうやめたら~?

ーー


深海提督「どうですか整備士さん?」


男「深海海月姫さんの胞子は艦娘の体と相性がとても良いんです。これは素晴らしい…」


吹雪「司令官がそんな風に言うだなんて、よっぽどなんですね」


男「深海提督さん、彼女が協力してくれるならもっと多くの艦娘を救えます。間違いありません」


深海提督「良かった……本当に良かったです」

深海提督「私は記憶を無くしていたとはいえ罪のない人達を殺してしまった。それを少しでも取り戻したいんです」


男「深海海月姫さんの力を借りれば二千どころか全ての艦娘を救えるかもしれません」


吹雪「それは良いんですけど、深海海月姫さんにはなんて言ってるんですか?」


深海提督「私の協力者だと…本当のことは言ってません」


男「記憶を取り戻したことも言えてませんよね」


吹雪「言えるわけないじゃないですか!受け取り方によっては浮気ですよ浮気!」


男「吹雪ってそういう所は厳しいからね…」

伊400「取り込み中失礼するぜ。ボス、敵襲だ」ザバッ


男「本当かい?」


伊400「間違いねぇよ。駆逐艦が真っ直ぐこっちに来やがる」


男「あちゃあ…じゃあそれなりに対処しないとね」


吹雪「いつもの罠を使いますか?」


男「そうしようか。深海提督さんもこっちに来て下さい」


深海提督「わかった…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

早霜「ここね…情報通りだわ」


早霜「本当は大和も連れて来たかったけど、あの兵器で死んだと思わせておかないとダメだから私だけで行くしかないのね」


早霜「まぁ…一人でも問題無いわね。ここの子達は楽しませてくれるかしら?」


早霜「そうね…ここに居る子達は全員捕まえて少しずつ殺していきましょう。そうすれば整備士も従うわよね」


早霜「深海提督は…半殺しにすれば問題ないわ」

早霜「……それにしても静かね。誰かが居た気配はあるのに」


早霜「まさか向こうも気付いてた?気付いていながら逃げなかったのね?」


早霜「うふふふふ…罠でも張り巡らせてるのかしら?楽しみだわぁ」


早霜「私が持って帰るのは整備士と深海提督だけ。それ以外は全員殺しちゃうわぁ!!」


早霜「あははははははははははははは!!血祭りの始まりよぉ!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

早霜「どんな罠があるのか楽しみね…その倍返しをしてあげないと」


早霜「あぁ…早く絶望に染まる顔が見たい…!貴女達などんな顔で死んでくれるの!?」


早霜「もし物足りなかったら朝霜姉さんを犯しに行くから安心して。だから逃げ回ってくれて構わないわよ?」


早霜「早く……早く…!」


早霜「この感じ…焦らされるのも悪くないわぁ…!」


早霜「決めた…はじめに目に入ってのは殺す…その次は腕を千切って…」

深海海月姫「…深海提督の所には行かせない」ガシッ


早霜「あらぁ…私の背後に立つなんて……」


深海海月姫「これでお前は動けない」


早霜「そうねぇ…後ろから羽交い締めにされてるんですもの」


深海海月姫「このまま大人しくしてもらう」


早霜「はいはい…好きにすれば良いわぁ…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

早霜(うふふ…どう料理してあげようかしら?この触手…髪の毛?これを引き千切ったらいい声で鳴いてくれそうね)


早霜(そしてその後で目を潰して…うふふふ、楽しみだわぁ)


早霜(羽交い締めにしたくらいで勝ったと思ってるのかしら?本当におめでたいわぁ)


早霜(そうね…この海月にはアレをお見舞いしてあげましょう)ゴソッ


早霜(夕立の時はうまくいかなかったけど、次はちゃんとやるわよ?)


早霜(うふふふふ…じゃあ早速…)


早霜(…)

早霜(は…………?)ゴポッ


男「目が覚めたかい?最も気を失っていたっていう自覚もないだろうけどね」


早霜(なに……?何が起こってるの…?)


男「君は今特殊な液体の中に居るんだ。その中では息もできるから安心して」


早霜(なんで裸になってこんな…変な装置に入れられてるの?私は負けたの?)ゴボボッ


男「何が起こったか教えてあげるね。君はこっちの罠にかかったんだよ」


早霜(どういうこと?私はあの海月に羽交い締めにされてただけよね?)

男「簡単な話だよ。君には強烈な電流を流したんだ。スタンガンと原理は同じだね」


吹雪「司令官のは強烈なんです!自分が気絶していたことも分からないくらいなんですよ!」


早霜(へぇ……面白いわね。流石は整備士さん。でも私の能力の前では…)


早霜(…………)


早霜(……どうしたのかしら。瞬間移動ができないわ)


男「さて…君は中々面白い能力を持っていたみたいだね」


吹雪「艦娘が超能力を持っているだなんて…信じられません」


男「でも脳波を見れば信じてくれただろう?」


吹雪「はい…」


早霜(さっきから何を言っているの?)

男「僕は艦娘を自由に治すことができる。治すということは正常に戻せるんだ」


男「つまり…何か特殊な能力があるならそれを取り除くことができる」


早霜(な…………?)


吹雪「貴女の超能力は司令官が消しました」


男「消したというより無効化したっていうのが正しいかな。あんな力は本来艦娘が持っていい力じゃない。だからすぐに消すこともできたよ」


早霜(なに…を…………)

伊400「ほらよ、お前が持ってた変な武器だ」スッ


吹雪「ピアノ線みたいなものですね」


男「先に鈍器が付いているし、この糸みたいな線ま殺傷能力が凄く高いよ」


伊400「超能力も武器も無い状況で暴れても勝ち目はねぇぞ。大人しくそこで寝てろ」


男「殺したりはしないから安心して。でも能力は復活させてあげられないかな…ごめん」


吹雪「貴女には聞きたいことがあるんです。なぜ司令官を狙ってきたのかとか…」


伊400「無駄な抵抗はやめてこっちに従っとけよ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

海月姫「貴方(整備士)達が○すつもりがなくても、こっちは○したいんだけど。私のあの人に手を出そうとしたなんて許せない」

早霜(……)ゴポ…ゴボボッ…


吹雪「泣いてる…んですか?」


伊400「自分が死にそうになったら泣き落としか?とことこんクズだな」


早霜(最期に…朝霜姉さんに会いたかった………)


男「君の能力が何かは分からないけど、きっと不死身に近い能力だったんだね」


早霜(……)


男「僕達は殺すことはしない。だから話はできるかな?」


早霜(……)コクリ


男「わかった…吹雪、タオルを用意してあげて」


吹雪「はい、司令官」

早霜「……ありがとう」


吹雪「いえいえ」


伊400「ほんとにボスは甘いよな。自分の命を狙ってきたのかもしんねぇんだぜ?」


男「それを確かめるんだよ」


吹雪「早霜さん、貴女は誰に言われてここまで来たんですか?」


伊400「誤魔化したらどうなってるか分かってるな?」


早霜「安価」


下1~3高コンマ 早霜の台詞や行動などを

早霜「私は…組織から来たの」


男「老幹部さんのあの組織だね?」


早霜「ええ、そうよ…」


男「やっぱりか…」


吹雪「向こうもしつこいですね」


伊400「そりゃそうだろ。ボスがいるだけで傀儡は作りたい放題だし、艦娘は怪我知らずだ」


早霜「そうよ……組織は完璧な傀儡を求めているの…」

早霜「それだけじゃないの……深海提督も…連れてくるように言われたわ…」


男「それも知っていたのかい?」


早霜「…貴方の事を知っていた子の情報よ」


吹雪「それって、呂500ちゃんのことですか?」


早霜「そうよ…」


伊400「ちょっと待て、それをどうやって聞き出した。アイツは何があっても喋らないって言ってたぞ」


早霜「……」


伊400「おい」


早霜「……殺したわ」


吹雪「酷い…」

早霜「……そうね、酷いことをしたわ」


伊400「で、お前は命乞いか?」


早霜「殺されてもいいから…せめて最期に朝霜姉さんに会いたい」


早霜「私の願いはそれだけ…」


伊400「だってよ。随分と都合の良いこと言ってやがるぞ」


吹雪「呂500ちゃんを殺したのは許せません…けど司令官に任せます」


男「安価」


下1~3高コンマ 男の台詞や行動などを

男「僕が能力を消したというのが嘘だったらどうする?」

男「僕……僕らは殺さない、ただ救うだけだよ。もし君が少しでも悪い事をしたと思うなら手伝ってくれないかな?」


伊400「正気かボス?」


男「こっちは慢性的な人手不足なのは君も知ってるだろう?」


伊400「あの殺し屋を仲間にするくらい人手には困ってるけどよ、コイツは信用できんのか?」


男「できるさ。ねぇ早霜君?」


早霜「朝霜姉さんに会うまでは……死ねないの」


男「決まりだね。じゃあこれからよろしく」

吹雪「司令官…」


男「昔の僕なら早霜君の存在を消してただろうね。だけど……不思議な人の話を聞いてね。変わった人ばかりいるところの軍人さんなんだ」


男「その人の話を聞いてると恨みに任せて人を傷つけることだけがすべてじゃないって…教えてもらったんだ」


伊400「その甘さはそいつをリスペクトしてんのか?」


男「うーん…そうかもしれないね」


伊400「やる時はちゃんとやれよ?そうじゃないと死ぬぜ」


男「大丈夫、早霜君の目的が僕を殺すことなら生かしてはなかったよ」


伊400「…そうかよ」

タシュケント「あ、あの……」


伊400「タシュケント!早霜に適当な服を着せてやれ!」


タシュケント「はいぃ!!」


吹雪「早霜さん、タシュケントさんの所に行ってくれますか?」


早霜「えぇ……ありがとう…」


伊400「全く…あんなオドオドした奴が元殺し屋だとはな」


吹雪「私も最初は信じられませんでした」

ソビエトインストールする前の素の個体かな

男「彼女は特異点の中の特異点だったしね。死ぬ度に記憶を引き継いで違うタシュケントになって生き返る。どうやってたのかサッパリ分からないよ」


伊400「ボスが分からないんじゃどうやっても原理は分かんねぇな」


男「タシュケントには個体差があった。戦闘に優れた個体があったり、とても頭が良かったりする個体とか様々だね」


吹雪「個体差は何もプラスだけじゃありません。マイナスの個体差もあったんです」


伊400「あのタシュケントはオドオドしてるし身体能力も低い。だから真っ先に処分してたんだな」


男「当たり前だと思うよ。もし復活した時に何の取り柄もない個体に復活したらその分無駄だからね」

吹雪「普通ならそれで良かったんです。まさかタシュケントのストックを全て使い切るなんて考えてなかったんですね」


男「タシュケントは被曝によって全ての個体を使い切った。保存していた他の個体も同じような状況だったんだね」


伊400「普通ならそれで死んで終わりだ。だがあのタシュケントはそうじゃなかった」


男「言葉は悪いけど出来損ないのタシュケントに復活してしまったんだ。これは本人も予想外だっただろうね」


吹雪「しかも私達が発見した時はもう虫の息でしたからね」


男「本来なら処分されているはずだからね。あんな状態でよく生き残ってたと思うよ」

伊400「両腕両足無しのダルマで頭が割れてたんだよな?」


吹雪「脳髄が見えてましたからね…」


男「それでも僕なら治せる。だから治して仲間になってもらったんだ」


伊400「なってもらったか?ほぼ強制だろ」


吹雪「それでもタシュケントさんは私達の仲間なんです!」


男「もしかしたら早霜君を誰かが回収しに来るかもしれない。今はお客さんも来てるから要注意だよ」


伊400「了解…ボス」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

早霜を引き渡してくれたら協力を『考える』わ、と深海海月姫

すいません途中まで書いてたんですが、早霜の能力のリスポーンは毒も無効な事を考えると、体に何かを埋め込まれたとしても、リスポーンする度にリセットされます。

つまり体内に爆弾を仕掛けてもリスポーンすれば無効になります

再安価 下1~3高コンマ お願いします

>>276

ーー某所


大和「……どうぞ」スッ


老幹部「うむ、やはり大和の入れる茶は絶品じゃ。あの茶室で飲めんのが残念じゃ」


大和「そうですね、あの茶室は老幹部さんのお気に入りでしたからね」


老幹部「ふぅ……」


大和「大和も少し頂きます…」


老幹部「…帰ってこないのお」


大和「帰ってこないですね」

老幹部「整備士はやはり一筋縄ではいかんか」


大和「そのようですね」


老幹部「早霜のりすぽんが発動しとらん。能力を無効化して殺されたと見るのが正解じゃろうな」


大和「そうですね。早霜さんを捕らえたとしても彼女なら自殺してリスポーンすれば良いんです。それが無いということは、間違いなく能力は無効化されています」


老幹部「早霜の処分をしてもらったと思えばまだ許容範囲かのぅ…」


大和「そうですね、そう思っておきましょう」

老幹部「まさか深海提督が何かしたとは考えられんか?」


大和「あり得ません。彼はただの人間です」


老幹部「深海海月姫はどうじゃ?」


大和「彼女にそんな力はありません。違います」


老幹部「そうか…それではやはり整備士がやったんじゃな」


大和「どんな手を使ってでも彼はここに連れくるべきです」


老幹部「簡単には行かないじゃろうがな…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー


深海海月姫「いつからかしら、提督は私を抱いてくれなくなったわね。きっと…記憶が戻ったのね」


深海海月姫「私は提督の為に生きると決めたの。提督が恨みを晴らすために私の力を使いたいと言ってたから惜しみなく使っていた」


深海海月姫「でも本当の彼は優しいのね……」


深海海月姫「私の力は使い方を変えれば艦娘を助けることができる。提督はそう使って欲しい」


深海海月姫「でも……私は許せない」


深海海月姫「私の子どもを殺したあの女は許せないの…!」

深海海月姫「自分の為だけに子どもを見殺しにした龍驤……あの艦娘だけは生かしておけない」


深海海月姫「ここの人達に従うフリをして、龍驤と会うチャンスを伺うのが正解かもしれないわね」


深海海月姫「提督…貴方が記憶を取り戻したとしても、愛していることには変わりないわ」


深海海月姫「龍驤を殺した後…深海に戻りましょう」


深海海月姫「私には提督が居ればそれで良いのよ……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

大和が協力者を探し始める
特務艦や日進の所属する部署も含まれている

ーー

早霜「…私の服は返してくれないのね」


タシュケント「い、いえ…ここでの制服だと思って下さい…」


早霜「そういえば…貴女もタシュケントの服装じゃないわね」


タシュケント「はい…でも安心してるんです。あんなソビエトの亡霊みたいな服は着たくなかったから…」


早霜「亡霊……私も同じようなものだったかもしれないわね。無限の命があると思ったからいくらでも無茶がてきてたのよ」


タシュケント「最初から…そうだったんですか?」


早霜「最初……」


早霜「私は朝霜姉さんで遊んでただけだったのに…それがどうしてこうなったのかしら…」


早霜「何人…殺してしまったの……」


タシュケント「…私もです。お金をもらって沢山の人を殺しました」

早霜「……お互いに最低ね」


タシュケント「言い訳のしようがありません…」


早霜「整備士の味方をしても許されるわけじゃないわよね…」


タシュケント「ゆ…許されようだなんて…烏滸がましいです…」


早霜「そうよね…」


タシュケント「ですが…何もしないで死ぬより……ここに居た方が…少しはマシです…」


早霜「どうせまともな死に方はしないのはわかってる…最後くらい誰かの役に立って死のうかしら…」


タシュケント「そうですね…」


ーー

今日はここまでです


コメントなどあればお願いします

大鳳のは確か大鳳に変化した何かしらの能力だった気がする
超能力の発現が超能力もちを食ったら~って条件だと、大鳳以前にリスポーン能力になった誰か食ってる事になるのよね

「死なないから無茶できる」と「他人を平然と傷つける事ができる」は全く別の思考回路に思えるけど

ーー


不知火「不知火達に話しとはなんでしょうか?」


陽炎「決まってるでしょ、これからの事についてよ」


潮「これからっていうのは…」


陽炎「私達は艦娘じゃない、紛い物の傀儡なのよ。そんな存在がここに居ていいと思う?」


不知火「司令は傀儡だからここから出ていけなんて言いません」


潮「そうです、そんな人じゃありません」


陽炎「あの性格だから司令は言わないでしょうね。でも心の中ではどう思ってるのかしら?」

不知火「決めつけるのはよくありません。陽炎の悪い癖ですよ」


陽炎「じゃあ不知火は司令が何を考えてるのか分かる?」


不知火「分かりません」


陽炎「でしょ?」


潮「あの…陽炎さんの目的はなんなんですか?」


陽炎「ここは足りないものを補い合う『艦娘』の鎮守府なのよ。私達の存在は邪魔」


不知火「だからですね…」


陽炎「司令が出ていけって言わないならこっちで無理やり理由を作れば良いのよ」


潮「だ…ダメです!万引きはもうしないって約束したじゃないですか!」

陽炎「なるほど、それも良いわね。でも私が考えたのはもっとシンプルなのよ」


不知火「陽炎は何を言ってるんですか?」


陽炎「そうね…ちょっとした騒ぎでも起こそうって思っただけ。誰にも迷惑はかけないわ」


潮(この感覚…凄く嫌な感じがする)


陽炎「傀儡の私達三人が……少し殺し合うだけだから」スッ


不知火「…潮、こっちに来て下さい」


潮「え、え……」


陽炎「大丈夫よ……傀儡は簡単には死なないから…軽く刺したくらいじゃ…」ぶつぶつ


不知火「早く!!」


潮「う…うわぁぁぁぁぁぁ!!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

複数の発砲音が聞こえたため鎮守府が厳戒態勢に

不知火「潮っ!」


陽炎「まずは…アンタからよ!!」ズォッ


潮「う……!」バッ


陽炎「なに…!?」


潮「そんな物騒なもの…仕舞って下さい!」ガバッ


陽炎「ぐぅぅ……!!」


不知火「あの一瞬で戦艦になれるなんて…でも良くやりました、そのまま抑えていて下さい」


陽炎「離せ!離せぇぇぇ!!」

不知火「いい加減にしなさい。貴女の被害妄想もここまでくると病気です」


陽炎「黙れ!アンタも傀儡なのよ!私と同じ偽物なんでしょ!!」


不知火「…これは龍驤さんにお任せするのが一番ですかね」


潮「提督が知っちゃうと落ち込みますよね…」


不知火「潮、そのまま頼めますか?」


潮「え…?大丈夫ですけど…」ギリッ


陽炎「……っ!」


不知火「少し待っていて下さい。龍驤さんか誰かを呼んできます」


潮「できるだけ早くお願いしますね…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

不知火と入れ違いで皐月がくる
皐月「すごい物音したけど何かあった?」

皐月「ねぇ、すごい物音したけど何かあった?」ガチャ


潮「あ……」


皐月「えぇぇ!?潮が陽炎を押さえ込んでる!?」


潮「これには事情がありまして…」


陽炎「ぐうぅ…!」


皐月「離してあげてって言いたいところだけど、そうはいかない感じ?」

潮「はい、実は…」


陽炎「…皐月助けて」


潮「陽炎さん!?」


陽炎「潮に乱暴されて動けなくなってるのよ」


皐月「え…それが本当なら陽炎を助けないと…」


潮「違います!陽炎さんが私達の事を…!」


陽炎「早く助けて皐月…だんだんの意識がなくなったる気がするわ…」


皐月「安価」

下1~3高コンマ 皐月の台詞や行動などを

皐月「潮、誰か呼んできた方がいい?それとも一人で大丈夫?」


陽炎「皐月…!」


皐月「悪いけど陽炎の事は信じられないかな。だって辛そうじゃないもん」


潮「流石は皐月さんです!」


陽炎「違う!私は本当に襲われてるのよ!」

皐月「陽炎が潮を襲おうとした?その理由は何だろう」


陽炎「この……!離して…!」


潮「絶対離しません!」ギリッ


陽炎「痛っ……!」


皐月「可哀想だけど仕方ないんだよね…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

鎮静剤を持ってきた霞と榛名が不知火に連れられて到着

霞「ご苦労ね潮、話は大体聞いたわ」


潮「榛名さんと霞ちゃん…!」


榛名「皐月さんも来てたんですね」


皐月「何か物音がしたから気になって入ってきたんだけど…」


霞「詳しくは後で話すから、今はこっちに任せなさい」


不知火「頼みましたよ霞」

霞「とりあえずは鎮痛剤ね。潮と榛名お姉さま、陽炎の腕をこっちに出してくれる?」


陽炎「嫌!嫌よぉ…!」


榛名「観念して下さい」グググッ


潮「陽炎ちゃんの為だから…!」グググッ


霞「それで大丈夫よ。これでとりあえずは大人しくなる…」プスッ


陽炎「……っ!!」

ーー

陽炎「……」


潮「あの…気絶しちゃったんですか…?」


霞「それくらい大人しくなってるだけよ。もう離れて大丈夫だから」


不知火「陽炎が暴れたのはさっき説明した通りです。どうすれば良いのでしょう?」


榛名「自分は傀儡だからって…誰もそんな事は気にしてないんですよ」


霞「その事を陽炎が理解できないみたいね」


陽炎「……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

霞「陽炎、アンタは自分が艦娘じゃないのを気にしてるみたいだけど艦娘である事がそんなに重要?」


榛名「自分が何者でありたいか、その気持ちが大切なんじゃないですか?」


不知火「不知火もそう思います。私は傀儡ですがだからといって疎外感を感じたことはありません。朝霜にはいつでも力を覚醒させられるようにしておけとは言われますが、それだけです」


皐月「僕だってそうだよ。皆んなのオッパイを揉み放題してた時なんて見捨てられてもおかしくなかったんだよ。でも僕はここにいるよ!」


不知火「陽炎、まだ分かりませんか?」


陽炎「皆の気持ちなんて嫌でも知ってるわよ……」

陽炎「でも、もしも私達が貴女たちを襲うようなことがあったら…………」


陽炎「生死をかけたその時に、私たちのせいで何か起きたら……怖いのよ……怖くて怖くて、仕方ないのよぉ……!」


霞「そうね、傀儡が艦娘を襲うことはないとは言い切れないわね」


榛名「全ての艦娘を止めることができる存在がいるなら、傀儡を操る何かが存在してもおかしくはありません」


皐月「でもそれだけだよね」


潮「そうですね…」


不知火「陽炎はただのチキンということが良くわかりました」


陽炎「なによ!私の気持ちなんて知らないくせに!」

不知火「陽炎に必要なのは癒しです。霞、お願いできますか?」


霞「もちろんよ。後は任せておきなさい」


陽炎「なによ……」


霞「鎮痛剤が効いてるからあんまり動けないでしょうけど、顔くらい動かせるわね」スッ


陽炎「ちょ…これって……」


潮「赤ちゃんをあやすみたいに抱き抱えてます…」


霞「オッパイも吸っていいのよ?」シュルッ


陽炎「誰が……」


霞「よしよし…私は今だけは貴女の母親よ。存分に甘えなさい」


霞「甘え方が分からないのなら胸を吸ってなさい。子どもの仕事なんてそんなものなのよ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

陽炎「……」ムスッ


潮「むくれちゃいましたね…」


榛名「霞ちゃんのオッパイを無視できるだなんて…」


皐月「陽炎はオッパイいらないの?じゃあ僕が…」


不知火「皐月さんは禁オッパイ中ではありませんでしたか?」


皐月「それはそうだけど…」


霞「なら先に皐月にしましょう。どんな風になるのか見せたら陽炎もその気になってくれるわ」

ーー

皐月「霞ママぁ……」チュパチュパ


霞「よしよし、皐月はいい子ね」


潮「一瞬でしたね…」


不知火「完落ちとはこの事なんでしょう」


皐月「んまぁ……」とろーん


榛名「霞ちゃんの母性は並大抵ではありません。一度あの味を知ってしまうと、もう虜なんです」


陽炎「……」


霞「どう陽炎?アンタの悩みなんか吹き飛ばしてあげるわよ。さぁ…私に身を任せなさい」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

陽炎(あれ……私は霞にまた抱き抱えられて……それから…どうしたのかしら………)


陽炎(何も考えられない……けど…凄く気持ちいい………)


陽炎(私の中で張り詰めていたものが……無くなっていく……こんな感覚…今までなかった………)


陽炎(ずっと…こんな気持ちになれなかった……心が落ち着くような………安心…)


陽炎(これが…そうなのね……私が傀儡だってわかってから………安心なんかできなかった…)


陽炎(私は今……優しさに包まれているのね………だからこんなにも安心できる…)


陽炎(あぁぁぁ……気持ち良い…)

潮「ビクビク震えながらオッパイ吸ってます…」


不知火「作戦は成功ですね。陽炎は今絶頂の中の絶頂に居ます」


潮「ええ…?」


榛名「性的興奮が無くても絶頂することはできるんです。脳が毎秒絶頂を迎えている状況ですね」


不知火「そしてその絶頂は究極の安心を与えてくれます。あれほど気持ち良いものはありません」


潮「よく…知ってますね…」


不知火「ええ、私もお世話になりましたから」


潮「えぇ…」

不知火「私の精神は以前に比べて安定していると思いませんか?」


潮「そう言われたら確かに…」


不知火「不知火は過去に自分が犯したことで反省はしますが、落ち込むことは無いと気付かされました。これも全て霞ママのおかげです」


潮「そんなに凄いんですね…」


榛名「私の妹ですから!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

龍驤「なぁ霞……今夜…どうや…?」


霞「ごめんなさい予約で一杯なのよ」


龍驤「そうか…ほなええねん…」


霞「今日は陽炎と不知火の二人だからそっちに集中したいのよ」


龍驤「陽炎…ここんとこ毎日やね」


霞「私で安定してくれるならそれが一番でしょ?何があったかは言ったわよね?」


龍驤「聞いたけどぉ……」

霞「拗ねないで龍驤さん。今は何を優先すべきかは分かってるわよね?」


龍驤「うん…」


霞「不知火と陽炎は私が。潮は皐月が相手しているようになってから安定してるわよね」


霞「傀儡の体と艦娘の体では少し違うの。だから精神安定剤も効きがイマイチなのよ」


霞「そんな状況の中で私が安心させてあげれば安定するのよ。そっちの方がいいでしょ?」


龍驤「頭では分かってんねん…でも……」


霞「……」


龍驤「ウチもちょっち……不安定でなぁ…」


霞「安価」


下1~3高コンマ 霞の台詞や行動などを

霞「じゃあ一緒にどうかしら?私は構わないわよ」


龍驤「嫌や……あんな姿見られたくない…」


霞「ほんとにワガママね。そんなんじゃいつまで経っても鬱は完治しないわよ?」


龍驤「ごめんなさい……」


霞「ま……少しだけ私にも責任があるわね。時間は…少しだけならある」


霞「龍驤さん、今日だけ特別よ。ちゃんと安心させてあげるわ」


龍驤「ありがとう…」

ーートイレ


霞「下着は脱いだ?」


龍驤「うん……」


霞「スカートも脱いだ方が良いわね。多分漏らすから」


龍驤「わかった…すぐ脱ぐから……」モゾモゾ


霞「薬は効いてきたかしら?速効性があるのを注射したからそろそろ効いてきても良いと思うんだけど…」


龍驤「かしゅみ……」とろーん


霞「準備いいみたいね。じゃ…いくわよ」

霞(私が授乳プレイをしてあげた子は全員脳が絶頂を迎えていることが分かった。原理はサッパリ分からないけど…)


霞(私の母性が相手をそうさせてるならそれで良い。だけど、どのホルモンがどうなっているか分かればそれを利用することができるのよ)


龍驤「お"…お"ぉ……」ビクビク


霞(龍驤さんにはいつも使ってる媚薬を注射した。でもいつもより成分が濃くて体には影響が出ない。その代わり頭にクるのよ)


霞(これで擬似的に私が授乳プレイしてる状況が出来上がる。後は頭に近い所に刺激を与えてあげれば良いの)


龍驤「~~~~!!」ビクンッ


霞(舌を絡めるキスなんて榛名お姉さまと龍驤さんくらいしかしない。それくらい特別なのよ)


龍驤「ぉ…………」チョロッ…


霞(体が弛緩して漏らし始めた。ここまで気持ち良く…安心させてあげれば十分ね)


霞「ぷは……龍驤さんは暫くそこで休憩してて。すぐに薬は抜けるから」


龍驤「んぁ……」


霞「聞こえてないわね。じゃ、失礼するわ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

龍驤「うーん…」


提督「何をそんなに悩んでいるんだ?」


龍驤「新しいママを探してんねん」


提督「……」


龍驤「そんな目で見やんといてや!ウチは真剣に悩んでんねん!」


提督「一応…聞こうか」


龍驤「あのな、ウチが霞ママに甘えてんのは知ってるやろ?それがウチ以外にも大人気でな…」

龍驤「霞は調薬で徹夜は当たり前やし、最近は特に出撃も頑張ってもらってるやろ?霞が過労で倒れやんか心配でな」


提督「だから新しいママを…ということか」


龍驤「そうやねん。霞を超えるママみを持ってる奴は中々おらんのはわかっとるんやけどな…」


龍驤「そうや、司令官は誰がええと思う?」


提督「…俺か?」


龍驤「理由もあったら教えてな!参考にするで!」


提督「安価」


下1~3高コンマ 提督の台詞などを

提督「…雲龍だな」


龍驤「よりによってデカ乳…?司令官はロリコンやなかったん……?」


提督「胸が、というわけじゃない。胸に執着していた頃の皐月を受け入れていたからな」


龍驤「…そういう理由か」


提督「俺には龍驤が居ればいいんだ。今考えているのは俺のママじゃないんだろう?」


龍驤「そうか…ちょっち行ってくるわな」


提督「…頑張れよ」

ーー


龍驤「雲龍、今ええ?」


雲龍「大丈夫よ。どうかしたの?」


龍驤「あのな、突然で悪いんやけどウチのママになってくれへん?」


雲龍「…?」


龍驤「もしかしたらウチだけやなくなるかもしれんけど…今霞に次ぐママを探してんねん」


龍驤「それで雲龍はどうかと思って確認に来てん。どう?ママになってくれる?」


雲龍「安価」


下1~3高コンマ 雲龍の台詞や行動などを

雲龍「ママになれるかは分からないけど、甘えたいならいつでもいいわよ」


龍驤「ほな…早速ええ?」


雲龍「もちろん。私はどうすれば良い?」


龍驤「こうやってな、赤ちゃんにミルクあげるみたいに…」


雲龍「こうね……」


龍驤「ほんでな、胸を………」


雲龍「……」ドタプン


龍驤「でっかぁ…………こんなん…溺れてしまうってぇ…」


雲龍「龍驤さんなら好きなだけ楽しんでいいわよ」


龍驤「うへ…うへへへへ……」


ーー

また遅くまでありがとうございます


コメントなどあればお願いします

ーー


雷「翔鶴さん、今日の収録も良かったわよ!早速編集して局に送っておくわね!」


翔鶴「……」


雷「どうしたの?もしかして今日のプレゼントはやっぱりやり過ぎだったの?」


翔鶴「そうじゃないの。あのね…スポンサーさんからある話を頂いたのよ」


雷「それって艦娘にラジオをやって欲しいって言ってる一番偉い人よね?」


翔鶴「そう…そうなのよ……」

翔鶴「雷ちゃんはツクオリフェスって知ってる?」


雷「知ってるわ!若手のバンドとか有名なミュージシャンが出るライブのことよね!」


翔鶴「実はね、そのフェスを主催してるスポンサーと、私達の艦娘ラジオのスポンサーは同じなのよ」


雷「ええ!?そうだったの!?」


翔鶴「私はそのフェスすら知らなかったんだけど、雷ちゃんの反応を見る限りかなり有名なフェスみたいね」


雷「だって私達の番組のCMでも宣伝してたじゃない!」


翔鶴「……ごめんなさい、オンエアは聞いてないの」


雷「翔鶴さん…………」

翔鶴「…話を戻すわね。そのフェスにはMCっていう司会みたいなのがいるのよね?」


雷「そうね、フェスのMCは一度やってみたいわ。全てのDJの憧れの的よ!まぁ私はDJじゃないけど…」


翔鶴「雷ちゃん……」


雷「ちょ……ちょっと待って翔鶴さん…まさか…」


翔鶴「そうなの…ツクオリフェスのMCをやらないかって……スポンサーさんから直接連絡があったの…」


雷「ええぇぇえええぇぇぇぇぇ~~!!」


翔鶴「やっぱりそんな凄いことだったのね…」

雷「な……な…なんで!?なんで翔鶴さんなの!?」


翔鶴「私にもサッパリ分からないの…」


雷「翔鶴さんが人気が無いわけじゃないのよ。でも一番人気かって言われたらそうじゃない…」


翔鶴「白鶴、まる。も一番人気って訳じゃないわ。でも…何故か私にオファーが来たの」


雷「凄いことじゃない!やったわね翔鶴さん!」


翔鶴「……」


雷「嬉しくないの?あのツクオリフェスのMCなのよ!」


翔鶴「雷ちゃん……私は翔鶴じゃなくて白鶴として人前に出るのは初めてなの」

翔鶴「きっと凄く緊張するし…生放送みたいなものなのよね?編集できないじゃない……」


雷「あぁ……それは致命的かも…」


翔鶴「自慰やらパンツやらバイブの話でもしてみたらそれで終わりよ!?」


雷「する前提でいるのが問題なのよ!」


翔鶴「どうしよう…不安でしかないの……」


雷「それでも断るのは失礼よ。なんとか私もサポートとして参加できないか相談してみるから頑張って!」


翔鶴「そうね……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

雷「翔鶴さん……」


翔鶴「まさか…フェスの担当者さんが私達の大ファンだったなんて…」


雷「プレゼントにも全部応募してくれてたわね」


翔鶴「局の関係者なんだから自分で商品を当選させれば良かったのに…」


雷「そういうことをしないからこの放送局は人気なのよ!」


翔鶴「そう……」

雷「翔鶴さん、やるしかいないわ。とても断れる雰囲気じゃないわよ」


翔鶴「そうね…」


雷「私も居ていいって言ってもらったし、一緒に頑張りましょう!!」


翔鶴「ここまで来たらやるしかないわよね…」


雷「これ、フェスの台本よ。穴が空くまで見返しましょう!」スッ


翔鶴「そうね…やるからには……失敗はできないわよね…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーーフェス当日


白鶴「ふしゅ…ふしゅう……」


ライ「ううう…!いつもの制服じゃなくてそれっぽい服とメイクもしてもらったけど、白鶴さんの緊張が半端ないわ!」


白鶴「きききききき今日は…つつつツクオリフェスに……」カタカタ


ライ「素人丸出しじゃない!いつもの白鶴さんはどうしたの!」


白鶴「だだだだって……こここんな人が…」


ライ「…それは確かにそうね」


ワァァァァ…


ライ「五万人だったかしら?過去最大規模らしいわね」


白鶴「ひひひひひ人がいっぱい…」

ナカチャン「あれ~どうしたの?」


ライ「貴女は…!伝説のアイドルナカチャンさん!」


ナカチャン「ライさんと白鶴さんだよね!今日はよろしくお願いしまーす!」


白鶴「ふ…ふしゅ……」


ナカチャン「…ん?」


ライ「実は白鶴さんが緊張しまくってて…どうしたら良いか困ってたの」


ナカチャン「普段あれだけピー音炸裂させてる白鶴さんが緊張?」


ライ「やっぱり白鶴さんってそういうイメージなのね…」

白鶴「も…もももももも…」


ナカチャン「今日のフェスはナカチャン絶対成功させたいの。だから白鶴さんにDJの心得を教えてあげる!」


ライ「ぜひお願いするわ!白鶴さんよーく聞いて!」


白鶴「ふぁい…」


ナカチャン「あのね…!」


下1~3高コンマ アドバイスの内容などを

ナカチャン「めいいっぱい楽しむんだよ!お客さんの視線も歓声も期待も全部楽しめばプレッシャーなんて無くなるよ!」


白鶴「楽しむ…」


ライ「そうよ!私と初めて番組をした時のことを思い出して!まだ番組タイトルも決まってない頃よ!」


白鶴「……」


ナカチャン「あの時から飛ばしてたもんね!凄い攻めた番組だと思ったもん!」


ライ「あの時は楽しむことだけ考えてたじゃない!あの感覚を思い出して!」


白鶴「そう…ね……」

ナカチャン「緊張も初めての事も全部楽しむことだけ考えたらいいの!台本なんて無くてもいいよ!」


ライ「そ…そうよ!私達らしく自由にやりましょう!」


白鶴「私達…白鶴らしく……」


「白鶴さん、ライさんお願いします!」


ナカチャン「出番が来たみたいだね。いいMC期待しちゃうよ!」


ライ「いきましょう白鶴さん!」


白鶴「…やるしかないわね!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

ナカチャン「白鶴さんのMCは完璧だった。私も台本を見せてもらったけど、ウケてたトークは台本に書いてないことばっかりだった」


ナカチャン「ツクオリフェスでも伝説を残す…それがナカチャンの目標だったのに」


ナカチャン「これじゃあ白鶴さんの方が伝説になっちゃうし、ファンも沢山増えちゃった」


ナカチャン「白鶴さん……次は負けないからね」


ナカチャン「…よし!アンコールに備えてナカチャン準備に入りまーす!」


ーー

完全なる寝落ち

不本意なので白鶴フェス編はまた続きからやるかもしれません


コメントなどあればお願いします

ーー

大井「球磨姉さん、私達もここに来て中堅くらいにはなれましたね」


球磨「そうクマね~」


大井「まさかこうやって姉さんと話せるようになるだなんて思ってませんでした」


球磨「クマは大井を殺そうとしたクマ。ほんとなら姉を名乗る資格なんて無いクマ」


大井「普通ならそうでしょうね。でもここの艦娘ならそうは言いませんね


球磨「ほんとあり得ないクマ。大井を毒殺しようとしたクマが無罪放免クマよ?」


大井「常識では考えられません」

大井「私の足もだいぶ良くなりました。杖が無くても歩けるくらいには回復してます」


球磨「ここの皆んなのお陰クマ。クマが出撃でいない時もずっとリハビリ手伝ってもらってたクマ?」


大井「それもありますし、多摩姉さんの婚約者の先生はリハビリ医としても最高です」


球磨「北上は工作艦として艤装を直してもらってる。ほんとにクマ達はいい環境に恵まれたと思うクマ」


大井「私は……ずっと地獄が続くと思ってました。どこに行っても不幸になるのは変わらないって」


球磨「それはクマも思ったクマ。だから死んだ方がマシだと思って大井とクマで死のうとしたんだクマ」


大井「……そうよね姉さん」

大井「私は精神がおかしかったけど、球磨姉さんが何か良くないものを食事に混ぜていたのは知っていたの。でもそれを拒否しなかった」


球磨「…大井が拒否しないことをクマは知っていたクマ」


大井「お互いに…死にたかったんですね」


球磨「クマは前の多摩と北上を死なせてしまった責任があるクマ。死んで責任を取るしかないと思ってたクマ」


大井「……私達って幸せですよね」


球磨「これを幸せと言わずに何というクマ」


大井「私達は助けてもらった事の方が多いんです。少しでも恩を返していければ良いですね」


球磨「もちろんそのつもりクマ」


大井「……はい」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

大井「でも球磨姉さんのあの趣味はどうかと思いましたよ。他人の下着で料理をするだなんて」


球磨「あれはストレス解消の目的もあったクマ」


大井「本当ですか?駆逐艦のパンツを盗んで『うほっ!これは上物クマ~!』って興奮してたの知ってるんですよ?」


球磨「……」


大井「おまけに自分は下着で処女判別ができるとまで言ってませんでしたか?」


球磨「…黙秘するクマ」


大井「こんな趣味の姉さんが受け入れられたのも驚きです…」

北上「うぉ~い、なにしんみりしてんのさ」


大井「北上さん…」


球磨「ちょっとした昔話クマ」


北上「ならあたしも仲間に入れてもらわないとね~」


大井「そうでした…北上さんも訳ありでここに来たんですよね」


北上「来たっていうか飛ばされたんだよね」


球磨「当時の話と龍驤を自殺に追いやった話は聞いたクマ~」


北上「ほんとあたしってクズだったわ、うん。こうやって普通に生活してるのがあり得ないね」


大井「それは私達もです」


球磨「北上は工作艦として役に立ててるクマ。クマも大井もこれからは助ける側でありたいクマ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

大井「…ところで球磨姉さん。あれはもうやってませんね?」


球磨「何の話クマ?」


大井「とぼけないで下さい。下着料理についてですよ」


北上「やろうにももうできないんじゃないの?球磨姉の料理スペースは村雨のバーになってるし、何より球磨姉の胃が破裂してからそういうのは食べれなくなったんでしょ?」


大井「北上さん、球磨姉さんは下着を盗むのが得意なんです。料理以外に楽しみ方を見つけてる可能性があります」


北上「そう言われるとそうかも…」

大井「球磨姉さんは自称下着ソムリエなんですよね?匂いを嗅ぐだけで色々と分かるんですよね?」


北上「げ、そのレベルなんだ」


球磨「……」


大井「そんな球磨姉さんが大人しくしているとは思えません。まだ下着を盗んだりしてませんか?」


北上「球磨姉~やってるなら言っちゃいなよ。バレた時が怖いよ?」


球磨「安価」


下1~3高コンマ 球磨の台詞や行動などを

球磨「もう何もしてないクマ!クマは無実クマ!」


北上「じゃあさ~この鎮守府のお洒落番長こと金剛さんって綺麗な下着着けてるよね~」


球磨「そうクマよ~それに金剛のブラからは紅茶の香りがしてたクマ」


北上「あ」
大井「おい」


球磨「はっ…………!」


北上「あのさぁ…」


大井「やっぱり盗んでたんじゃないですか!」


球磨「違うクマ!ちゃんと返してるから犯罪じゃないクマ!」

北上「金剛さんの下着も盗んでだってことは、提督みたいにロリコンではないと…じゃあいいんじゃない?」


大井「人の下着を盗むのが問題なんです!」


球磨「だから盗んでないクマ!ちょっと借りてるだけクマ!」


北上「脱ぎたてを?」


球磨「…脱ぎたてを」


北上「たっぷり味わった後、返す」


球磨「返してます…」


北上「うーん…なら良いんじゃない?」


大井「よくありませんよ!!」

北上「だってさ~他にドギツイの見慣れてるもん。アオカンはしてるし露出プレイはしてるし…」


大井「この鎮守府が性にオープン過ぎるんです!!」


球磨「それはクマも思うクマ。なんでこんな自由クマ?」


北上「ん~~球磨姉はさ、あたし達の過去とか狂ってた時を話では聞いてるでしょ?それに叢雲とか龍田が発狂してるとこも生で見てるわけじゃん?」


大井「そうですね…」


北上「それってさ、一番恥ずかしい所だよね?他人には絶対に隠しておきたいよね?」


球磨「そうクマね…」


北上「でもこの鎮守府では違う。足りないものを補い合うんだから、誰かが発狂してたら皆んなで助けるんだよ」

北上「発狂してる所、つまり一番恥ずかしい所を見慣れられてる。じゃあ次点で恥ずかしいであろう性的なところも別に見せても……って感じかな」


大井「そうはならないでしょう?」


北上「実際見られた側としてはそうだよ。あたしと憲兵の露出プレイとか見られても何とも思わないもん」


球磨「北上が露出してたのかクマ!!」


北上「そうだよ~あと亀甲縛りされてるのも見られたことあるね」


大井「色々とレベルが高過ぎます…」


球磨「これに比べたらクマの下着拝借なんて可愛いものクマ」ウンウン


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

大井「いい話みたいに言ってますけどやっぱりあんまり羽目を外しすぎるのはどうかと…」


北上「いい話っていうか、この鎮守府独特の文化だよね~」


大井「それがあまり良くないって言ってるんです」


羽黒「そうなんですよ!よく言ってくれました大井さん!」


球磨「びっくりしたクマぁ」


北上「いつの間に現れたのさ…」

羽黒「この鎮守府には奥ゆかしさとか慎み深さとかが欠落してるんです!!」バンバン


北上「もう~壁叩いてハグバンしないで」


大井「そんな名前付いてたんですか…」


羽黒「個人で何をしても文句は言いません。でもその様子を夕張さんが撮影して皆さんが見れる状態なのがおかしいんですよ!!」


球磨「あれはクマも引いたクマ。○月×日、提督と龍驤さん。夜中まで五回戦…」


大井「瑞鶴さんと加賀さんの記念日濃厚レズプレイ…」


北上「北上と憲兵。夜勤中の露出プレイ」


球磨「だからなんで自分の動画のタイトルを平気で出せるクマ!?」


北上「だから抵抗無いんだもん」

羽黒「夕張さんのドローンが高性能過ぎるんですよ!なんで人の営みを堂々と盗撮できるんですか!」バンバン


北上「もうさ~あたしレベルになってくるとそういう動画を見ると安心するんだよね」


大井「……」スッ


北上「引かないで大井っち、そういう意味じゃないから。例えばさ、提督と龍驤さんの動画って昨日上がってたでしょ?それを見たら二人とも状態は悪くないんだなって分かるんだ~」


北上「精神状態が悪いとエロい気持ちにもなんないでしょ?だから龍田のエロ動画ってほとんどないじゃん?」


大井「そう言われると…」


北上「まぁ龍田の場合はドローン落とすだろうけど…とにかく、そういう動画が撮れる頻度によって健康かどうかある程度分かるんだよ~」


北上「だから別にあたしは球磨姉が下着くんかくんかしてても問題無いかなって思うよ~」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

球磨「じゃあちょっと失敬してたの返すクマ…」ゴソゴソ


大井「それって…」


球磨「北上の下着クマ」スッ


羽黒「なんで北上さんの下着がポケットから出てくるんですか!」


球磨「これも球磨の楽しみ方の一つクマ」


北上「どんなのか凄い怖いけど…一応聞いとこうかな」

球磨「クマのポケットに入れておくことで人肌に温められた下着は、そのポテンシャルを発揮するクマ」


球磨「いつまでも脱ぎたてのような…そんな素晴らしい感触をクマに与えてくれる」


球磨「冬場にはカイロ代わりになるし、下着ってとっても便利なアイテムクマ!」


羽黒「なるわけありませんよ!何を言ってるんですか!」


大井「北上さん、本当にいいんですか?球磨姉さんが散々楽しんだ後の下着ですよ…?」


北上「安価」


下1~3高コンマ 北上の台詞や行動などを

北上「あたしの元に戻るならまあいいんじゃない?」


大井「北上さんがそう言うなら私達は何も言えません…」


球磨「そういうことクマ。じゃあクマはこれで失礼するクマ」


羽黒「待って下さい!まだ話は終わってません!」


北上「あたしが問題無しって言ってるんだからもう終わりだよ~」


羽黒「北上さんは平気でも他の子は分からないじゃないですか!」


大井「球磨姉さんはまさか次の下着を仕入れに行ったんじゃ…」

球磨「北上には返したし、次の下着を手に入れるクマ~」


球磨「誰かがお風呂を使ってるのはリサーチ済みクマ。でも誰のかまでは調べてないクマ」


球磨「現地に着いてから誰のかを確認して拝借する。これが通のやり方クマ」


球磨「さて、誰の下着を手に入れられるクマ~」


下1~3高コンマ 下着を拝借された艦娘などを

ーー脱衣所


球磨「こ…これは!雲龍と千歳の下着クマ!!」


球磨「まさかこの脱衣所の爆乳トップ2の下着が同時に……!」


球磨「こんなのいただくに決まってるクマ!二人とも、借りていくクマよ!」ゴソッ


球磨「おおぉ……!雲龍のは下着も重いクマ!これサイズいくつクマ?」


球磨「え……えす…?前よりおっきくなってないクマ……?こんなサイズのブラ…あるクマ……」


球磨「千歳も大きい方なのに…これじゃあ霞んで見えるクマ…」

ーー

球磨「自室に戻ってきたし、早速楽しむクマ!」


球磨「まずは千歳から……すぅぅぅぅぅ…」ぽふっ


球磨「んん…薬の匂いがするクマ。流石はお医者さんだけあるクマ。でもそれに混じって千歳の匂いがするクマ」


球磨「んん~これは中々……」クンクン


球磨「大っきいと汗もかくクマね。濃厚な香りが堪んないクマ」


球磨「あと何か変な匂いが若干するクマ。これは男の人の……」


球磨「また千歳が真似を貸してあげたんだクマね。相変わらず優しいクマ」

球磨「続いてはメインディッシュの雲龍を…」


ドォン…


球磨「これはスイカ入れどころじゃないクマ。赤ちゃんが寝れるクマ」


球磨「球磨もただ匂いを嗅ぐだけじゃ足りんクマ。ここは…」スッ


球磨「雲龍のブラにダイブクマ~~!」ばふっ


球磨「ん…ぉぉぉぉぉ……!」


球磨「凄い……あの爆乳に包まれいる気分になるクマ……これは草になるクマ…」

球磨「あぁ~たまらん……これは凄い…」


球磨「もっと匂いを嗅ぐクマ…頭に刻んでおくクマ……」クンクン


球磨「……ん?」


球磨「なんか…雲龍以外の匂いがするクマ」クンクン


球磨「これは嗅ぎ覚えのある香りクマ。ええっと……」


球磨「…そうだ、間違いないクマ。でもなんでこの匂いが雲龍のブラから?」


球磨「まさか……」

ーー執務室


提督「俺だけに話とはなんだ?」


球磨「一つ聞きたいクマ。龍驤さんは誰かと関係を持ったりしてるクマ?」


提督「関係と言えるかどうかは分からないが、霞ママにはお世話になっているな」


球磨「やっぱりそれだけクマよね。実はクマは雲龍のブラを借りてさっきくんかくんかしてたクマ」


提督「…ほどほどにな」


球磨「それで匂いを嗅いでたら、雲龍のブラから龍驤さんの匂いがしたんだクマ」


提督「…ん」


球磨「あれは間違いなく龍驤さんの唾液の匂いクマ。それが雲龍のブラから匂ったんだクマ」


球磨「提督、まさか龍驤さんを寝取られたりしてないクマ…?」


提督「安価」


下1~3高コンマ 提督の台詞や行動などを

提督「龍驤から話は聞いている。霞の代わりにママになってもらうそうだ」


球磨「なんでまた…?」


提督「雲龍は皐月を受け入れてくれていた。その優しさがあるなら龍驤も受け入れてくれると思ったんだ」


球磨「そういう理由があったクマね」


提督「二人の間に性的な関係はない。それに龍驤はBL好きだが百合はそこまでではない」


球磨「成る程クマ。なら安心クマね」

提督「そもそも球磨は何故龍驤の唾液の匂いを知っている?」


球磨「球磨は提督の下着も拝借してるクマ。ここまで言えばわかるクマ?」


提督「……」


球磨「龍驤さんにしゃぶらせた後…凄い匂いクマよ?むせ返るくらいの男の匂いと龍驤さんの濃厚な唾液が…」


提督「もう分かった。聞いた俺が悪かった」


球磨「提督とした後の龍驤さんの下着なんか…もう……すっごいクマ。龍驤さんが愛されるって凄く分かるクマよ」


球磨「だから心配になって提督に報告しに来たんだクマ。雲龍の爆乳なら寝取りもありえるクマからね」


提督「一応…感謝しておこう」


ーー

今日は脳が寝てました


コメントなどあればお願いします

ーー

伊400「ボス、あいつ相当ヤバイぜ」


男「早霜君のこと?」


伊400「それしかないだろうがよ」


吹雪「ここに来てからは大人しくしてくれてるじゃないですか」


伊400「お前らは忙しいからちゃんと見てないだけだ。あいつは間違いなく本物だ」


吹雪「伊400さんがそこまで言うってことは相当なんですね…」

伊400「ボスは艦娘を正常に戻せる。つまり頭のおかしい奴も元に戻るんだよな?」


男「そうだね。だから殺し屋だったタシュケント君も仲間にできたんだ」


吹雪「早霜さんも元に戻って大人しくなったからここに居てくれてるんですよ」


伊400「この前の話だ。あいつの足元にゲジゲジが居た、それをあいつはどうしたと思う?」


吹雪「踏んづけちゃったとかですか?」


伊400「結果は同じだ。殺すことは殺してた」


男「その方法がおかしかったのかい?」

伊400「あいつは足を一本一本千切っていったんだ。それもニヤつきながらな」


吹雪「……」


伊400「足を全部千切り終わったら近くにあった石で半分潰した。その時点でおかしいだろ?」


男「まだあるのかい?」


伊400「早霜の野郎…死にかけのゲジゲジ見ながら自分の下半身触ってやがった」


吹雪「う……」


伊400「服の上から触ってたのによ、染みが服まで達してたんだぜ?」


男「…まずいね。彼女は本物だ」

伊400「もう一回治療した方がいいんじゃねぇか?下手すると全員やられるぞ」


吹雪「司令官…!」


男「ううん…これ以上は無駄だよ。彼女はあれで普通なんだ」


伊400「マジかよ…」


男「僕の治療ではそこまで治せない。彼女の心の問題かな」


吹雪「それでも司令官なら治せます!」


男「うん、最終手段を使えば治せるよ。でもそうすると彼女は彼女じゃなくなることになる。それは避けたいんだ」


伊400「あいつに殺されてから文句言うんじゃねぇぞ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

早霜「ねぇ……」


吹雪「ひっ!」


伊400「ボスは下がってろ、ビスマルクの所に行け!」


男「ううん、大丈夫だよ。彼女は正気さ」


早霜「私……やっぱりおかしいのね…」


吹雪「自覚が……あった…?」


伊400「どういうことだよおい…」

早霜「私……生き物を殺す時が一番幸せなの…こんなのおかしいって分かってるんだけど、自分ではどうしようもないの…」


吹雪「殺人衝動ということでしょうか…?」


男「それとは少し違うかな。自分が相手を傷付けたいっていうサディストの延長線だと思う」


伊400「ボスの治療の結果、自分の異常性を認識できるようになった?」


男「そういうことだね」


早霜「私はここには居られない…いずれここの皆んなを殺してしまう…」


吹雪「そんなことありません!ねぇ司令官!」


伊400「ボス、自分の価値を考えろよ」


男「価値なんて無いさ。僕は全ての艦娘を救いたかっただけなんだ…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

深海海月姫「そんな危険な存在をここに置いておくつもり?」


伊400「ボス」


男「……」


吹雪「嘘ですよね…司令官……?」


早霜「いいわ…自分がおかしいって……分かってるもの…」

早霜「貴女達に…最後にお願いがあるの。朝霜姉さんの所に連れて行ってくれない?」


男「行ってどうするのかな?」


伊400「謝りたいとかありきたりな事言うんだろ」


早霜「それもある…けど姉さんの暗示を解かないと…」


吹雪「それって何重にもかけたっていう…」


早霜「多重暗示からのマインドコントロール…いくつかは解けてるみたいだけど…まだ完全じゃない…」


早霜「それを解けるのは私だけ……死ぬ前に…姉さんだけは救いたいの…」


早霜「勝手なお願いなのは分かってる…でも……ここに居たら私は貴方達を殺すわ…」


男「安価」


下1~3高コンマ 整備士の台詞や行動などを

男「向こうに聞いてみないとだけど…呂500亡き今安全な通信ラインが無くなっちゃんだよね」


吹雪「伊401さんはこっちの連絡先しか知らないんですよね」


男「呂500ちゃんはこっちの連絡先を絶対誰にも教えないって言ってた。だから伊401ちゃんも知らないだろうね」


早霜「お願い…私を連れて行ってくれるだけで良いの…」


伊400「それが無理だって言ってんだよ。ワガママ言ってんじゃねぇ」

深海海月姫「向こうの連絡先…分かるわよ。私の提督が知ってるはずだから」


伊400「なんで知ってんだよ?」


深海海月姫「あそこの龍驤を追い込む貯めに忍び込んだの。勿論向こうの内通者が居たからできたのよ」


吹雪「そこまでして…」


深海海月姫「当たり前じゃない!龍驤に子どもを殺されてるのよ!!」


男「確かに龍驤の行動は許せない。だからって追い込むのは違う」


伊400「コイツも危ないんじゃねぇかボス?」


深海海月姫「いいえ…提督に敵意が無い以上……私はここの味方よ」


吹雪(深海提督に敵意があれば、私達はやられてたんですね…)

深海海月姫「私の胞子で眠らせて、その鎮守府の近くに置いてくることはできるわよ」


吹雪「向こうの確認を待ってからそうしますか?」


早霜「早くして……手遅れになる前に…」


伊400「向こうの確認は置いといてとりあえず運び出すか?」


吹雪「そうすれば司令官は安全ですね…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

男「……」


伊400「あそこまで考え込んでるボスも珍しいな」


吹雪「一応連絡は取っておこうって連絡したのはいいんですが、まさか呂500ちゃんが…」


伊400「早霜の話を聞く限り殺したのは間違いねぇだろ。それで生きてるってことは…」


吹雪「傀儡化された…」


伊400「そういうことだろうな。記憶もあるってことは脳ミソぶち抜かれたんだ」

吹雪「あの鎮守府は組織と取り引きがあるんでしょうか?だから傀儡化された呂500ちゃんを返してもらった」


伊400「組織がスパイとして送り込んだとは考えられねぇか?」


吹雪「…あり得ます。あの鎮守府の人達は呂500ちゃんが傀儡かどうかは知りません」


伊400「いーや知ってるな。あの鎮守府は慢性的に艦娘不足だ。呂500にまで育った艦娘をバーの店員として送り出すか?」


吹雪「……」


伊400「あの鎮守府はボスの敵だと思うぜ」

伊400「龍驤の行動は吹雪も知ってるだろ?それにあの提督は朝潮も自殺させてる。ヤバイ集団だな」


吹雪「朝潮ちゃんの獄中での自殺は指示だったんですか!?」


伊400「吹雪、否定できるか?」


吹雪「……」


伊400「沈黙するってことはそういうことだ」


吹雪「でも…」


伊400「吹雪は早霜の事どう思ってる?」


吹雪「どうって……」


伊400「怪しさしかねぇだろ。急に朝霜に会いたいだなんてよ」

伊400「このまま早霜を返した方がボスの身の為だ。うまくいけば早霜があの鎮守府を皆殺しにしてくれる」


吹雪「そんなこと…!」


伊400「じゃあボスが殺されてもいいんだな?」


吹雪「そうは言ってません!」


伊400「いいか、ボスは世界を敵に回してでも守らなきゃいけねぇんだよ。たった一つの鎮守府くらい必要な犠牲だ」


男「……」


伊400「あの様子じゃボスは暫く考えっぱなしだ。今のうちに早霜を送っていくぞ」


吹雪「司令官……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー足りないもの鎮守府


早霜「ん…ここは…………?」


早霜「そう……あの子達…ここまで送ってくれたのね…」


早霜「早く……朝霜姉さんに…」


早霜「う……ふ…」


早霜「うふ…ふ………ふ…」

ーー

龍驤「朝霜に会いたいってどういうつもりや」


早霜「朝霜姉さんの…暗示を解きにきたの…」


龍驤「どういう風の吹き回しや?」


早霜「私は……殺し過ぎたの…」


早霜「だから…最後くらい……朝霜姉さんに…謝りたくて…」


龍驤「そんな事言われて信用できると思っとるんか」


早霜「そうよね…無理よね……」

早霜「この服…どうしたと思う…?」


龍驤「知るかボケ」


早霜「これ……整備士さんの所に居た…証拠なの…」


龍驤「整備士……!?」


早霜「あの人のお陰で最後のチャンスを与えてもらった…だからここに来たの…」


早霜「だからお願い…朝霜姉さんに合わせて……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

龍驤(早霜の様子から見て整備士さんに何かされたのは間違い無い。あの早霜やとは思われへん)


龍驤(歪んだ感情も恐怖も感じれへん。でも何か強い気配は感じる)


早霜「……」


龍驤(そしてこの目や。この目をウチは知ってる。コイツが考えてる事は……)


龍驤「お前…死ぬつもりやな」


早霜「…朝霜姉さんの暗示を解いた後……ね…」


龍驤「そういうつもりやったんか」

早霜「私は生まれつきこうなの…今も貴女と朝霜姉さんを殺したくて殺したくて堪らない。この性格は…どうやっても治らない……」


早霜「生きたまま償うには…私の罪は重過ぎる……だから…」


龍驤「何人殺した」


早霜「覚えて…ない……数百じゃ…それ以上……」


龍驤「お前一人が死んで許されるわけないやろ」


早霜「そう……でも朝霜姉さんは救うことができる…私じゃないとできない…」


早霜「…貴女が殺してもいいわ。自死じゃなくてもいいの」


早霜「朝霜姉さんの暗示を解いた後…誰にも見られない場所で私を殺して……」


早霜「お願い……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

龍驤「お断りや」


早霜「……」


龍驤「…と言いたいけど、それを決めるのは朝霜や。暗示を解くかどうかも、早霜を殺めるかどうかも」


早霜「朝霜姉さんが……」


龍驤「お前が余計なことできへんように万全の状態でやらせてもらうで」


早霜「ええ……私は何も拒否しないわ…」

ーー

アケボノ「あたし達を呼んだのはそういう理由ね」


菊月「少しでも変な動きをすれば殺して良いんだな」


龍驤「アケボノら以外にもこっちは由良とかがおる。下手は真似はできんはずや」


朝霜「ぃ……」ガタガタ


龍驤「朝霜、あんたが決めり。暗示を解いてもらうか、早霜をどうするか」


早霜「あぁ……姉さん………会えて…良かった…」


朝霜「近付くな!そこから動くんじゃねぇ!!」


早霜「姉さんがそう言うなら…ここから一歩も動かないわ…」


朝霜「ひ……ひゅ………ぅ……」


龍驤「朝霜…」

龍驤(こんな辛い思いさせてごめんな。でも早霜の陰に怯える朝霜は見たくないねん)


龍驤(あの場でウチが早霜を殺しても朝霜は納得せぇへんはずや。ウチになら分かる)


龍驤(…殺せ)


龍驤(今しか無いんやで朝霜。因縁の相手が目の前におるんや)


龍驤(もしウチの前に深海海月姫がおるんやったら……)


龍驤(……)


龍驤(…………)


龍驤「朝霜……」


朝霜「あたいは…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

朝霜「早霜の顔を見たくない、存在を認識したくない」


早霜「そんな…」


朝霜「早くあたいから早霜を遠ざけてくれ!」


早霜「せめて暗示を……」


アケボノ「コイツ、連れて行くわよ」


菊月「処分はこっちに任せてもらう」


龍驤「うん……好きにして」


菊月「了解した」


早霜「待って、待……」バシュッ


朝霜「消…え……た…」

龍驤「朝霜……」


朝霜「マ…マ……」


龍驤「こっちおいで」


朝霜「あ、あ、ぁ……」フラフラ


朝霜「あたい…もう早霜のこと…考えなくていいんだよな…」


龍驤「そうやで。早霜は消えた」


朝霜「もう…あいつに怯えなくていいんだよな……」


龍驤「ええよ。もう朝霜は怖がるもんは無い」


朝霜「う……あ…ぁ……」

朝霜「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…!」ポロポロ


朝霜「今まで怖かったよぉ…!いつ早霜が来るか……ずっと怯えてた…!」


龍驤「もう何も心配しなくてええんや」


朝霜「あぁぁぁぁ…!!ママ……ぁ…!!」


龍驤「不安になったらいつでもウチの胸貸したるから。暗示もカウンセリングとかで頑張っていこな」


朝霜「うん…うん………!」


龍驤「…朝霜は優しいんやね。ウチとは大違いやわ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー


早霜「お願い……朝霜姉さんに…」


リュウジョウ「能力は無効化されとんか?」


アケボノ「そうだと思うわよ。どうやったかまでは知らないけど」


チヨダ「大鳳の仇を取る前に提督の事を聞き出すのが先よ!」


リュウジョウ「そうや、確か向こうにおるんやんな?」


アケボノ「菊月を撃ってまであたし達を巻き込みたくなかったのは提督らしいわね。でもそれで納得できるわけないのよ」

菊月「今からお前に質問をする。その内容によっては朝霜に会わせてやる」


早霜「ほんと…?」


菊月「深海提督はどこにいる?」


早霜「……」


早霜「分からない…」


菊月「嘘をつくな。どうやってここまで来た」


早霜「深海海月姫の胞子で眠らされて…気が付いたらあの鎮守府の前に……」


菊月「ならどうやってあそこまで行った」


早霜「ここから…あそこまで……」

早霜「近くの島……違う…陸地から海路で……」


菊月「そこは何処だ?」


早霜「…………」


早霜「思い…出せない………」


リュウジョウ「記憶を消されとんか?」


早霜「そうかも…しれない……あの人は…私の能力を消した…」


チヨダ「やっぱり……」

早霜「今の私は能力が無い…ただの精神異常艦…」


早霜「朝霜姉さんを助けた後……私を殺して…」


菊月「…そうか。お前にとって朝霜を救うことが最後の希望か」


早霜「そう……姉さんさえ救えれば…」


菊月「そんな都合の良い話があるか」ズズズッ


早霜「ぁ…え………」

菊月「全身が錆びて死ぬ。お前の死に様には相応しいな」


早霜「待っ……て…」


菊月「お前は命乞いをされて待ったことがあるのか?」


早霜「あ…ぁぁ………」パキッ


菊月「お前の魂は無間地獄に落ちる。そこで永遠に苦しめ」


早霜「朝霜…姉………さ…」バキッ……


早霜「あ…さ………し…」バキキッ


早霜「あ………」ベキッ


早霜「……」


早霜「」

チヨダ「…死んだわね」


リュウジョウ「体の中身も全部錆びとるんやな?」


菊月「そうだ」


アケボノ「血液から何まで全てよ。単純に考えればチート能力なんだけど、コイツとは相性が悪かったわね」


チヨダ「不死身相手に相性も何もないわよ」


リュウジョウ「これってどうするん?海にでも捨てるん?」


菊月「そうだな、コイツには冷たい海の底がお似合いだな」


アケボノ「じゃ…そうしましょうか。錆びてるし勝手に沈むから楽ね」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー後日


朝霜「司令~~!構ってくれよ!」ガチャ


提督「…随分と元気そうだな」


朝霜「あったり前だろ!もうあたいはアイツの事を考えなくても良いんだ!これ以上の幸せがあるかよ!」


提督「…そうか」


朝霜「千歳や龍驤さんにも感謝してんだぜ?あたいの為に色々やってくれてさ!」


提督「朝霜だから特別じゃない。ここの艦娘だからだ」


朝霜「それでもあたいは嬉しいんだよ!」

朝霜「司令…やっぱり大好きだ。あたいには司令氏
いねぇよ!」


提督「悪いが俺には龍驤が…」


朝霜「わかってるって!家族として好きだって言ってんだよ!」


提督「…なら安心だ」


朝霜「司令、あの約束ガチで守ってくれよ。全部終わって龍驤さんと結婚したらあたいを養子に!」


提督「もちろんだ。その約束は破るつもりは無い」

朝霜「まぁ実際色々と難しいかもしんねぇけどよ…それでもあたいのパパとママは司令と龍驤さんだからな!」


提督「……」


朝霜「な、なんだよぉ…不満でもあんのかよぉ…」


提督「…一つ不安点がある。俺も最近思い出したことがあるんだ」


提督「以前に深海新棲姫のせいで俺の精神状態が悪くなった時…朝霜と関係を持ったよな?」


朝霜「あれは……あれだよ…」


提督「俺の記憶が正しければ避妊もしてなかった。違うか?」


朝霜「あれは…あれでだ……」


提督「その辺を龍驤はどう思っているのか。直接聞いてみよう」


龍驤「……」


朝霜「う…!」


龍驤「安価」


下1~3高コンマ 龍驤の台詞や行動などを

龍驤「……朝霜、漣と同じであの時は関係を持つことは認めとった」


朝霜「そうだよ!何言ってんだよ司令、忘れたのか!?」


龍驤「た、だ、し。避妊はせぇ言うたわな?」


朝霜「あれだ……うん…ゴムが…」


龍驤「確かに今は避妊薬に変えたからゴムは買ってない。でもあの時は余るくらい予備はあったんやで?」


朝霜「それはさ……」


龍驤「今度同じ事やったら…分かってるやろな?」ニコッ


朝霜「ふぁい!分かってます!!」


龍驤「それやったらええ。これからも娘としてのスキンシップは認めたるで」

朝霜「一緒にお風呂は?」


龍驤「もちろんええで」


朝霜「一緒に寝るのは?」


龍驤「全然ええで」


朝霜「キスは?」


龍驤「…………」


龍驤「ほっぺになら許したろ」


朝霜「じゃあデートは?」


龍驤「親子で出掛けたいから二、三回に一回はウチも一緒に行きたいわ」


朝霜「じゃあ…」


下1~3高コンマ 提督との行為のボーダーラインとは?

龍驤「細かいのを言うていってもキリが無いな。ほんならこれだけは絶対あかんっていうのは言うとくわ」


朝霜「なんだよ…?」


龍驤「提督の提督に触れるのは絶対アカン。これがボーダーラインや」


朝霜「……」


龍驤「口で咥えるのもナシやからな!!」


朝霜「なんで分かるんだよ…」


龍驤「お前の考えそうな事くらいわかんねん!ええか!これだけは絶対に守れよ!」


朝霜「ママとパパで三人とか…やってみたかったんだけどなぁ」


龍驤「……」ピクッ


提督「龍驤…?」


龍驤「いや…なんでも無いで……」

朝霜(司令、漣と三人でやらなくなってから暫く経つよな?)ヒソヒソ


提督(そうだな…)


朝霜(龍驤さん…多分二穴気に入ってたんだぜ。あの表情見てみろよ)


龍驤「……」もじもじ


朝霜(メスの顔してんだろ?多分漣とヤってた時の事思い出してんだよ)


提督(だが…朝霜には生えてないだろう)


朝霜(ベニバンがあるだろ?多分強引に誘えば落ちるぜ。龍驤さんは気持ち良くなるし、あたい達は仲良くなれる。一石二鳥じゃねぇか!)


提督(……考えておこう)


龍驤「ん…んふ……あれ…凄かったでな…えへへ……」


ーー

遅くまでありがとうございます


コメントなどあればお願いします

ーー某所


大和「老幹部さん、整備士さんを味方につけることは難しそうですね」


老幹部「是非とも引き入れたい人材じゃが、これだけ手を尽くして無理なら諦めるしかないかもしれんのぅ」


大和「ただ諦めるとなると整備士の存在は危険です」


老幹部「そうじゃ、彼一人で世界の均衡を崩してしまう可能性がある」


大和「やはり始末するしかありませんね」


老幹部「大本営から奪ったあの艤装がある。あれを使うしかないのぅ」


大和「あれは動力に核を使いますから、できれば避けたかったですね…」


老幹部「均衡を保つにはこれしか無いんじゃ。早速準備に取り掛かるぞぃ」


大和「了解です老幹部さん」

ーー大本営


「アレは使用可能か」


「発射コードは我々が引き継ぎました。いつでも使えます」


「今度の言い訳はどうする?また隕石が落ちてくるのか?」


「整備士がいるのは海の上です。目撃者が居ても握りつぶせます」


「それに海底火山の噴火だと逃げ道もある」


「…よし。八島を起動させる」


「目標は整備士がいるとされる島、深海棲艦が放棄した基地だ」


「エネルギーの充填を開始させます」

ーー


モチヅキ「…という具合に組織と大本営が整備士を仕留めにかかってるみたいだよ」


チヨダ「待ちなさいよ!その男と提督は一緒にいるんでしょ!?」


モチヅキ「そうだねぇ」


リュウジョウ「つまりその整備士を助けやん限り提督も助けられへんっちゅうことやな」


菊月「モチヅキの予知が外れたことは無い。どんな手を使ってでも司令官を助けに行くぞ!」


アケボノ「でもどうするのよ?整備士がいる場所はだれも知らないのよ?」


神威「知らない場所には飛ばせません…」


モチヅキ「それをこれから考えるんじゃん。誰かに頼ってもいいしね~」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー足りないもの鎮守府


提督「整備士の場所か…」


アケボノ「私達の提督の命に関わるの。知らないなら知らないでいい。知ってるなら教えて」


龍驤「…すまん。こっちで連絡が取れるのは呂500だけやったんや。でも殺されて……傀儡になってしもた」


アケボノ「そんな事はどうでもいいの。知らないって答えでいいのね」


提督「どうでも良くはない、呂500は…」


アケボノ「あたし達は急いでるの。じゃあね」バシュッ


龍驤「…行ってしもたか」


提督「相当急いでいるよだったな」

龍驤「せめて理由を言うて欲しかったけど…何かあったのは確かやろうな」


提督「俺達はアケボノ達に何度も助けてもらった。こちらが助けられるのなら助けたいが…」


龍驤「でもウチらはどうにもできへん。呂500は一部記憶が無いから整備士の事は無理や」


提督「アケボノ達も場所が分かりさえすれば助けられるんだろう。だがそう簡単にはいかないだろうな」


龍驤「なんとか…ならんのかな」


提督「……」


龍驤「ウチが同じ立場やったら…」


提督「何か他にできることがあるかもしれない。その時に手伝えばいいんだ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

アケボノ「モチヅキの予知に出てきたキーワードは『島』と『深海棲艦が放棄した基地』」


アケボノ「これを基にして手掛かりを集めるしか無いわ」


アケボノ「のんびりやってる暇は無い。あの兵器を使われたら終わりなのよ」


アケボノ「エネルギーの充填がいつ終わるか分からない。もしかしたら今にでも…」


アケボノ「そんな事は絶対にさせない。破壊が無理なら救い出すしか無い」

アケボノ「海域をウロチョロしてると言えば駆逐艦よね。遠征や何やらで出番は多い」


アケボノ「…その辺にいる駆逐艦を脅して聞き出すしかないわ」


アケボノ「クソ提督が知ったら怒るでしょうね。でもアンタの場所を知らないんだから怒られることはない」


アケボノ「神威、見逃しなさい。こうする以外に方法があるなら教えて」


アケボノ「……」


アケボノ「返事が無いならそういうことね。殺しはしないけど、その一歩前まではやるから」


アケボノ「これもあのクソ提督の為なのよ…!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

荒潮「割とすぐに特定できたわね~」


菊月「この辺りを通る駆逐艦達の噂になっていたらしい。幽霊を見たとか何かとな」


アケボノ「あたしとしては最悪の手段を使わないで済んで良かったわ」


荒潮「そうこう言ってる間に~着くわよ~」


菊月「ここか、ここに司令官が……」


アケボノ「クソ提督には文句を言ってやらないと気が済まないのよ。待ってなさいよ!」

荒潮「…待ってアケボノ。向こうから何か来るわ」


「……」


菊月「あれは深海棲艦か?それにしてはサイズが小さいが」


「わぁぁぁぁ…!」ゴォォォ


アケボノ「…!!総員回避!」


荒潮「あらぁ…」
菊月「くっ…!」


アケボノ「うぐっ…!」


菊月「大丈夫かアケボノ!」


アケボノ「かすっただけなのに…この威力……!」

吹雪「司令官には近付けさせません…!」


荒潮「まずいわねぇ…整備士さんの護衛みたいよぉ」


菊月「向こうに連絡する手段が無い。こちらが味方だと分かるはずも無いだろう」


アケボノ「あれ…倒せる…?」


荒潮「無理かもしれないわねぇ~」


菊月「まだあそこにたどり着いてない。神威の移動も無理だ」


吹雪「ここから出ていけぇーー!」ゴォォォ


アケボノ「また来るわよ…回避……!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

アケボノ「いぃぃ……!」ビリビリ


菊月「またギリギリか…!」


アケボノ「なんてデタラメな威力してんのよ!これじゃこっちが持たない!」


荒潮「向こうの気を逸らせれば良いんだけど…」


菊月「……アイツは早霜の事を知ってたんじゃないのか?」


アケボノ「知ってるはずよ、それでいくわよ!」

荒潮「早霜~」


アケボノ「早霜早霜!!」


菊月「だからって連呼しても意味が無いだろう」


吹雪「あの人達は早霜さんの事を知ってる?ということはあの鎮守府の関係者…?」


アケボノ「攻撃が止んだわ!」


菊月「止まるのか…」


荒潮「今のうちに近付いて~敵意は無いって知らせましょう~」

吹雪「…!!」


菊月「なんだ?様子がおかしいぞ」


吹雪「伊400さん、司令官達の避難は済んだんですね!?」


荒潮「あらぁ…?」


吹雪「貴女達が何者か知りませんが、司令官に合わせるわけにはいきません!」


アケボノ「待ちなさいよ!あたし達はクソ提督に会いに…!」


吹雪「とっておきを…くらえーーーー!!」ジャキッ


菊月「まずい…!一旦引くぞ!!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

バシュッ


荒潮「危なかったわねぇ…」


菊月「あれをくらっていたらどうなっていたか」


アケボノ「後…少しだったのに……」


荒潮「アケボノ…またチャンスはあるわよ~」


ドドドドド…


菊月「ん?なんだあの爆発は?」


荒潮「あそこは~ちょうどあの基地があった所らへんね~」

菊月「状況から考えて吹雪がやったのか。あの火力ならあの爆発は起こせる」


荒潮「多分~向こうも気付いてたのね~」


菊月「組織か大本営に内通者がいるということか」


荒潮「両方とは考えられないから~どっちかにはいるでしょうね~」


菊月「それを知っても止めることができなかった。だから拠点を移すことにした」


荒潮「そう考えると~辻褄が合うわね~」

アケボノ「あたしの…クソ提督……」


荒潮「アケボノのダメージも大きいし~一旦帰りましょう~」


菊月「そこまでの損傷か?小破すらしていないだろう」


アケボノ「……」ポロポロ


荒潮「心のよ……」


菊月「…了解だ。帰るぞアケボノ」


アケボノ「わがっでるわよ…!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ゴゴゴゴゴ……


菊月「この地鳴り…八島が発射されたか」


荒潮「ここは危ないかもしれないわねぇ…早く帰りましょう」


アケボノ「神威……早く…!」


菊月「まだ泣き止んでないがいいのか?」


アケボノ「いいがら…!」


荒潮「それじゃあ帰りましょうか…」バシュッ

ーー某所


大和「すいません老幹部さん、あの艤装は動かせませんでした…」


老幹部「あのせーふてぃを外せば艦娘でも可能かと思ったんじゃがのぅ…」


大和「やはりあれは人間の艦娘しか扱えません」


老幹部「そうなると信濃か…ふぅむ…」


大和「大和ならできるかもしれません」


老幹部「できるのかぇ?」


大和「はい、彼女ならきっと我々の味方になってくれます」


老幹部「ほぅ……なら信濃は大和に任せようかの」


大和「必ず老幹部さんのお力になってみせます」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー大本営


菊月(八島の事を調べに大本営まで来たがやはり存在は極秘のようだな)


菊月(幹部の私でも知れないとなると、重役やそれ以上の存在……)


信濃「……」


菊月(モチヅキの予知によると発射コードと言っていた。つまりそれがなければ撃てない)


菊月(逆に言えばコードさえあれば誰でも撃てる…)


菊月(こんな兵器を大本営に握らせるべきではない。なんとか破壊…それが無理ならコードの奪取…)

信濃「貴女…見ない顔だけど」


菊月「む……信濃か」


信濃「私を知っているということは役職は幹部以上ね」


菊月「そうだな。お前のお披露目の時には直接見ていたぞ」


信濃「なるほど…」


菊月(信濃はアレには関係ないだろう。何が面白いのか知らないがさっさと帰って欲しいな)


信濃「安価」


下1~3高コンマ 信濃の台詞や行動などを

信濃「何か困ったことはありませんか?そういうお顔をされていましたよ」


菊月「…何もない。疲れているだけだ」


信濃「そうですか…」


菊月(ただのお人好しか。適当に誤魔化して帰るか)


信濃「それでは何か知りたい事がありませんか?」


菊月「無いな」


信濃「そうですか……八島の事は知りたくないんですね?」


菊月「……」ピクッ


菊月「…何の事だかわからないな」


信濃「そうですか……」

信濃「八島から逃れることはできません。それでも彼が生きているということは事前に情報を掴んでいたということです」


菊月「だから何のことだか知らないと言っている」


信濃「私の前で嘘は付けません。貴女は八島を知っている」


菊月「……」


信濃「まさか幹部が裏切り者だったとは…貴女には聞きたいことが色々あります。大人しく付いてきてもらいますよ」


菊月「……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

大和「どうやら込み入った事情がそれぞれおありのようですね。お茶でも飲みながら話合いでもしませんか?」


信濃「大和…!貴様どこから!?」


菊月「今だ、神威…」


大和「菊月さん、

ミス


大和「どうやら込み入った事情がそれぞれおありのようですね。お茶でも飲みながら話合いでもしませんか?」


信濃「大和…!一体どこから!?」


菊月「今だ、神威…」


大和「菊月さん、もし逃げたりしたら貴女のお仲間を全員始末しますよ」ニコッ


菊月「チッ……」


「おい、あれって大和じゃ……」
「大本営から行方不明になった…?」


大和「ここじゃ場所が悪いですね。変えましょう」


信濃「いいわ……付いていってあげます」

ーー茶室


信濃「また茶室ですか、芸のない」


大和「…どうぞ。大和が煎じたお茶です」


信濃「そんなもの飲めるわけないでしょう」


大和「あら…以外とチキンなんですね」


信濃「そんな挑発には乗らないわよ」


大和「菊月さん、貴女もそうなんですか?」


菊月「いいや、私は飲もう」スッ


信濃「正気ですか?この大和は…」


菊月「知ってるさ。例の組織に味方する裏切り者の大和だろう」

信濃「そんな彼女が入れる飲み物なんて怪し過ぎます。毒の一つや二つ入っててもおかしくありません」


菊月「お前は人間なんだろう。茶の作法は学校で習わなかったか」


大和「そうです、毒を仕込む暇なんてありません」


信濃「なんですって…?」


菊月「これが茶以外の飲み物なら飲まないさ。茶だからこそ…だ」


大和「お詳しいんですね。幹部だからというわけじゃないですよね?」


菊月「私の……大切な人が教えてくれたんだ」


大和「まぁ…素敵ですね」

菊月「…まずは私の目的から話してやろう。はっきり言って整備士とかいう男には興味が無い」


大和「そうなんですか?」


菊月「奴と一緒に行動している深海提督に用がある。それ以外に目的は無い」


大和「証拠は?」


菊月「さっき言った大切な人……それは深海提督の事だ。あの人は私の提督だった」


信濃「深海提督が元提督…!?」


菊月「なぜそうなったかは分からない。だからこそ捕まえて私の元に戻したい」


大和「愛故に…ということですか」


菊月「否定はしない」

信濃「…貴女が八島の事を知ったのはいつですか」


菊月「整備士に危機が迫っていることを知ってからだ。整備士を救わなければ深海提督を救うことはできない」


信濃「貴女が情報を流したわけでは無い……」


菊月「そうだ。私には深海提督以外に目的は無い」


信濃「じゃあ誰が……どうやって…」


大和「次は大和の話をさせてもらいますね」ニコッ

大和「私達は世界の均衡を保つのが一番だと考えています。強過ぎる力は均衡を崩してしまうんです」


大和「大本営から回収した新型艤装…あれはいけません。あんなものを使えば各国から注目されてしまいます」


信濃「だから私の艤装を奪ったのか!」


大和「奪ったなんてとんでもありません。世界平和のために回収したんです」


菊月「言い訳が子どもだな」


大和「愛とかいうふざけたことを言っている貴女よりはマシですよ」ニコッ


菊月「お前……!」

大和「本来なら八島も破壊したい所ですが、あれはそういう訳にはいきません。発射コードを渡してくれませんか?」


信濃「ふざけるな!」スッ


菊月「なんだ…?手を出して……」


信濃「貴女はここで倒す!」バシィ


大和「獣の槍……素晴らしい武器ですね」スッ


菊月「大和が構えたのは魔剣か…」

大和「菊月さんは逃げてください。ここにいると巻き込まれますよ」


菊月「心配は要らない、自分の身は自分で守る」ズズズッ


大和「鯖だらけの短剣……?名前のある武器ではなさそうですね…」


信濃「よそ見を…するなぁぁ!!」ブンッ


大和「してませんよ…」ガキィン


菊月(凄まじいエネルギーだ…空気を錆びさせて衝撃を和らげなければ私も吹き飛んでいたな)

大和「信濃さん…大和達の所に来てくれませんか?」


信濃「なにぃ!?」


大和「あの艤装は貴女しか動かせません。あの力は大和達が持つべきなんです」


大和「貴女がいれば八島に対抗できる手段を持てます。均衡は保たれるんです」


大和「どうですか?貴女も平和を望むのではないのですか?」


信濃「安価」


下1~3高コンマ 信濃の台詞や行動などを

信濃「戦争を続けるのが目的のお前たちが平和と言うか!」
大和「平和なんですよ。戦争がなければ大和達のような艦娘は存在できませんから」

信濃「貴様さっき言ったな、強すぎる力は均衡を崩すと。ならば私は均衡を保つために大本営を離れるわけにはいかない!」


大和「いいえ、貴女が大本営に居ては均衡を保てないんです」


菊月「まさか…お前達の言う平和は戦争が永遠に続くことか?」


大和「そうです。そうすれば我が国の武器は売れ、愚民にも金は周ります」


信濃「貴様ぁぁ…!」


大和「信濃さん、この戦いが終わったらどうするんですか?」


信濃「終わった後の事はその時考えれば良い!!」

大和「それではダメなんです。深海棲艦との戦いが終われば艦娘は解体されます」


大和「艦娘にとって解体とはどういうことか貴女も知っていますよね?」


信濃「それでも…!人間を守らなければいけないんだ!」


大和「深海棲艦との戦いが永遠に続けば大和達には価値が生まれます。そうすれば大和達は解体されません」


菊月「なんだ、結局自分の為か」


大和「…それの何がいけないんですか」ズォ…


信濃「力が…強く……!?」


大和「前の大和を好き勝手にしたのは人間です……私はあんな所には行きたくなかった!!」

菊月「前の大和?沖縄に沈んだ大和の事か?」


大和「あんな戦い…!負けると分かっていながら!あんな惨めな戦いに駆り出されるなんて!」


菊月「だから次は自分が好き勝手に…か。お前は勘違いしているようだが言ってやろう」


菊月「お前はあの『大和』の生まれ変わりでもなんでもない。自分と同じ名前の登場人物に感情移入した読者だ」


大和「違う!!私は大和だ!!」ガキィン!


信濃「ぐぁ……かはっ…!」ドシンッ


菊月「あそこから信濃を弾き飛ばすか。流石は魔剣だな」

信濃「まだ……やれる…!」スッ


菊月「いっておくが手助けはしないぞ。私はどちらの味方でもない」


信濃「わかっている!あんな艦娘くらい仕留めてみせる」


大和「…いけません。信濃さんは殺してはいけないんでした」


信濃「覚悟!大和ぉぉーー!!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

獣の槍を弾き飛ばし、信濃の肩口を突き刺す大和
大和「生きていたいと言うことが罪とでもいうのですか、貴女は」
そう言ったあと、背を向けて去る

ガキィンッ


信濃「獣の槍が…!」カランッ


大和「……」ザシュッ


菊月「肩を、刺したか…」


信濃「ぐぁぁぁぁっ…!!」


大和「生きていたいと言うことが罪とでもいうのですか、貴女は」


信濃「なに…を……!」


大和「私は生きたいから大本営を裏切った。もう人間に好き勝手にされるのは死んでも嫌なんです」


大和「この気持ち…貴女には分からないでしょうね。人間の貴女には」


信濃「ぐ……ぁ…っ…!!」

大和「…信濃」


信濃「くそ…獣の…槍……!」ググゲッ


大和「私の目を見なさい」


信濃「う!?」


大和「……」キィィィィ


菊月「動きが止まった?大和は何をしているんだ?」


信濃「ぅ……」だらん


大和「そうです…いい子ですね」


信濃「大和…さん……」

大和「老幹部さんが待ってます、帰りましょう。傷の手当てもそこでできますからね」


信濃「は…い……」


菊月「なんだ…何が起こったんだ……?」


大和「うふふ…」


菊月「…能力か。お前も手に入れていたとはな」


大和「早霜さんが教えてくれたんです。能力者を捕食すれば能力を得る事ができるのだと」


菊月「アイツ……!」

大和「この能力を手にしたのは良いんですが、貴女達と比べると弱いんです。だからこうやって相手を痛めつけないと発動しません」


大和「食べたのが傀儡だからでしょうか?まだまだ研究の余地がありますね」


菊月「待て。大人しく逃がすと思うか?」


大和「それはこちらの台詞です。大和と信濃を相手にして勝てるとでも?」


信濃「大和さんは…私が守ります……」


菊月「……次に会う時はこうはいかないぞ」


大和「その言葉、そっくりお返ししますね」ニコッ


ーー

これだけやってても思った通りに話を組み立てられない。時間が


コメントなどあればお願いします

ーー


龍驤「まさかこんな会合があるとはなぁ」


提督「俺も知らなかった。昇進するまでは誘われたことが無いんだ」


龍驤「ほんなら一定以上の地位が無いと呼ばれれへんって事やんな」


提督「その会合に呼ばれたということは名誉な事だ。絶対に参加しておきたい」


龍驤「味方は無理に作る必要は無いけど、これからの為にも敵は作ったらあかん。参加せぇへんだけで悪い印象を与えてまう」


提督「なんとしても参加する必要があるが……」

漣「まさか初期艦を連れて来いという会合だとはな」


提督「初期艦がその鎮守府を離れている場合、誘われることすら無いそうだ。漣は一度ここを離れているが戻ってきたからセーフという扱いか」


漣「本当に私が行くしかないんだな?」


龍驤「でもアンタは肌は白いしツノ生えとるし…」


漣「深海棲艦に寄生されてると言うか?正気はあるように装えばいい」


提督「重巡棲姫にできるのか?」


漣「キタコレ」


提督「……不安だ」


龍驤「なんとかこれで行くしかないで…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

漣「以外と駆逐艦以外も居るようだな」


提督「基本は五人の駆逐艦から選ばれるが、場合によってはそうとも限らない。重巡や空母が初期艦の鎮守府もある」


漣「そういえばK提督の初期艦は足柄だったか…いや択捉か?」


提督「どちらにせよそういうことだ。その鎮守府の事情もある」


漣「これなら私も目立たないんじゃないか?」


提督「……そう思うか?」

漣「提督の後ろに隠れていればなんとかなる。適当な所で切り上げて帰るぞ」


提督「そうはいかない。誘われた側として最後まで参加する義務がある」


漣「そういうものなのか…」


提督「だが俺の後ろに隠れるのは悪くない作戦だ。ツノもなるべく目立たないようしているんだ」


漣「難しいな…だがやってみよう」


提督「下手に騒ぎは起こしたくない。頼んだぞ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

漣の訓練生時代の同期に後ろから声をかけられる

「あれ?ひょっとして漣ちゃん?」


漣「漣はいっぱいいるぞ」


「でもその提督の初期艦っていったら…やっぱり漣ちゃんだよね!」


漣「…そうなのか」


「ねぇどうしたのそのツノ?それに肌も白いよ?」


漣「色々…あった」


「あ……もしかしてアレのせい?詳しく聞かせて下さい!」


漣(提督……助けてくれ…)


提督(すまん、無理だ……)

「すいません!少し漣ちゃんを借りてもいいですか?」


漣(提督!提督!)


提督「……大丈夫だ」


漣(くそ…!)


「ありがとうございます!すぐにお返ししますから!」グイッ


漣「ぬぁぁ…っ!」ズルズル

「皆んな、漣ちゃんが居たよ!」


「あら久しぶりね…ってアンタ!?それどうしたのよ!?」


「まるで深海棲艦みたいになってます…」


漣「これはだな…」


「漣ちゃんは強いストレスを浴びたせいでこうなったんです!」


「何があったか知ってるのですか?」


「決まってるじゃないですか!漣ちゃんは出戻り初期艦なんですよ!」


「「「ああぁ~~…」」」


漣「なぜ納得するんだ…」

「あ、アンタ…提督を寝取られたのよね?」


「そのショックで鎮守府を抜け出して…」


「戻ってきたと思ったら愛人になったのです?」


「その辺の話を詳しく聞かせて下さい!」


漣(コイツらの目が輝いている…こういう話が好きなのか)


「無理にはいいわよ。アンタがそうなるくらいショックだったのは分かるから」


「でもできれば聞きたいです…」


「ドロドロの昼ドラみたいな展開はあったのですか?」


漣「安価」


下1~3高コンマ 漣の台詞などを

漣「愛人になったというのは間違いだ」


「そうなんですか?」


「じゃあなんでわざわざ戻ってきたのよ。普通ならあり得ないわよ」


漣「それは…だな……」


「どうしたんですか?」


漣「せ…」


「せ、なのです?」


漣「私と提督は…セ…フレだ……」


「「きゃー!」」


漣(…間違ってはいなかっただろう、うん)

「アンタねぇ!!貞操は大事にしろって私に説教したのを忘れたの!?」


漣「覚えてない」


「コイツ…!」


「そっか、叢雲ちゃんが行き遅れたのって漣ちゃんのアドバイスを守ったからだったね」


「私も司令官とはいい感じにはなったわよ!でも肉体関係は拒み続けて……その結果がこれよ!」


「処女ケッコン艦という珍しい存在になってしまったのです」


「あの!セ…フレってことは激しいこともするんですか?」


漣「するぞ」


「例えば!?」


漣「……首を絞められながら」


「他には!?」


漣「後ろの穴でやったり、三人で…」


「もっと!もっと教えて下さい!」ふんす


「五月雨ちゃんがハッスルしてるのです」


「そういうのに興味あったんだ…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

五月雨ちゃんは白露型だからそういうの興味津々なのか…

「おーい吹雪、そろそろ会議の時間だって」


「あ、行かなきゃ…また話そうね漣ちゃん!」


「処女には価値があるのよ…うん…」ぶつぶつ


「漣ちゃんまた後でなのです」


「もっとお話し聞かせて下さいね!」


漣「気が向いたらな」

ーー会議中

ヒソヒソ…


提督「なぁ漣、さっきどんな話をしてたんだ?」


漣「色々だ」


「あれが絶倫提督…」

「漣ちゃんにあんなコスプレさせて…本物ね」

「抜かずに十発は余裕なんだって」

「え~!?」

「声が大きいよ!絶倫提督に聞こえちゃう!」


提督「…鬼畜の次は絶倫か……」


漣「私の格好は誤魔化せそうだからいいじゃないか」


提督「俺のダメージが大きいんだよ…」

ーー会議後


漣「会議もなんとか誤魔化せたな」


提督「俺の…名誉に引き換えにな……」


「……」


漣「まだ何かあるようだぞ」


提督「帰れないのか……」ガクッ


「……」


漣「今度は堅苦しいものじゃないらしい。これが終わったら帰れるんだ、もう一つ頑張るぞ」


提督「俺の気力が持てばな……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

漣「まさかお料理会があるとはな」


提督「会合恒例らしい…帰るわけにはいかないな」


漣「順位も出るらしいな。こういう時はわざと負けた方がいいのか?」


提督「手抜きがバレる方が怖い。せっかくだから本気でやろう」


漣「了解した」

提督「あの馬鹿でかい箱は冷蔵庫だったんだな…」


漣「あれだけの食材が入っているのも納得だ」


提督「材料はある。問題は何を作るかだが……」


漣「提督の得意なものといったらスイーツだろう。私は料理はできないからな」


提督「それしかないか……」


漣「私はサポートに回る。それらしいことをしていれば怪しまれることも無いだろう」

漣「提督、なにを作る」


提督「この材料だとプリン…いやケーキも作れるか?」


漣「用意されている材料がスイーツ向きじゃないのが残念だ」


提督「それでもできないことは無い。漣は俺の指示に従ってくれ」


漣「そんなに難しいことはさせるなよ」


提督「もちろんそのつもりだ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

提督「…………」


漣「提督、いつにも増して顔がアレだぞ」


提督「…………」


漣「提督の作ったスイーツの評価は高かった。だがそれが仇になったようだな」


漣「気に入った駆逐艦には菓子を食わせて誘い、欲望のままに貪る提督だと思われた」


提督「なんで…こうなるんだ……」

漣「今まで提督は鬼畜カニバロリコン提督だった。それが今回の会合では絶倫誘拐犯になったな」


提督「誘拐犯……」


漣「そんな見た目をしてるから好き勝手言われるんだ」


提督「…………」


漣「だが名前は覚えてもらえたじゃないか。これで悪いようにはならないぞ」


提督「もう十分悪いんだよ……」

漣「もう会合は終わったと思ったが…主催者が何人かの提督と初期艦に声をかけていた。私達にもかかったんだ」


漣「これからは自由参加だと言われたがどうする?帰るか」


提督「……少し考えさせてくれ」


漣「私は断っても良いと思う。当初の目標は達成された」


漣「どうするかは提督の自由だ。私はその選択に従おう」


提督「…安価」


下1~3高コンマ 提督の台詞や行動などを

提督「せっかくだから参加しておく。よく知った相手ができるのは悪いことじゃない」


漣「それはそうだな」


提督「それに…よく知っておいてもらわないとまた噂が……」


漣「その辺を訂正しに行くと思えば良いのか」


提督「…行こう。場所はこの近くだったな」

ーー??会場


「声を掛けた相手が全員参加とは嬉しい。この会合を開いてとても良かったと思う」


漣(提督、参加しておいて正解だな)


提督(危ない所だったな…)


「さて、初期艦というものは我々提督にとっては特別な存在であることは諸君らも十分わかっているだろう。それに…」


漣(パッと見た感じ…さっきの半分かそれ以下の人数といった所か)


漣(さっき話しかけきた四人の中では……五月雨と吹雪が居るのか)


漣(どういう趣向の会合なのかは想像できないな…)

提督「……まずい」


漣「どうしたんだ?何かあったか?」


提督「話を聞いてなかったのか?」


漣「すまん、考えごとをしていた」


提督「この会合は……」


「…というわけで提督と初期艦君達はクジを引いてくれ」


漣「なんだ、クジを引けばいいのか」


提督「違う……!」


漣「さっきからなんなんだ提督は」


提督「これは…初期艦同士をスワッピングさせる会合なんだよ……!」


漣「なにぃ…!?」

漣「そんな事を大本営が許すのか!?」


提督「この会合の主催者は幹部クラスだ。なんとでもなる!」


漣「なんでこんな会に参加したんだ!」


提督「俺だって知ってたら参加してない!」


漣「…どうするんだ」


提督「俺には龍驤がいる…!なんとか誤魔化せないか…!!」


漣「逃げる方法を考えるぞ!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

漣「結局逃げられずにクジを引くところまで来てしまったが…」


提督「なんとかお前を引くことができたか……」


漣「提督は悪運が強いようだな」


提督「一時はどうなるかと思った……」


漣「危ない所だったな」


提督「だがこれで帰ることはできる」

「~~~~!!」
「ーーーーーー!」


漣「クジ引きの後それぞれ部屋を与えられたわけだが、もう始めている所もあるようだ」


提督「隣部屋の声が聞こえてくる程…凄いな……」


漣「すぐに出て行くのは怪しい。適当に時間を潰して出ていこう」


提督「そうだな」


漣「提督も早い男だと思われたくないだろう?これは私なりの配慮だ」


提督「……感謝しておこう」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

>>737 +話し込んで大分時間がたっていた。外に出ると、出口に栄養ドリンクをもった主催者

主催者「絶倫というのは本当なようですね。」

日進の所属は大本営です。大本営は大本営という括りになります


下1~3高コンマ お願いします

>>739

うわあ、すまねぇ

全て同じは再安価です。色々とやってみて下さい


再安価 下1~3高コンマ お願いします

忍者吹雪「お楽しみの所すいません、少しよろしいでしょうか?」ヌッ


提督「うぉ!?」


漣「天井に張り付くとは…さては忍者だな」


忍者吹雪「そうだよ漣ちゃん」シュタッ


漣「お前は…あの吹雪か」


忍者吹雪「今日のスワッピングを楽しみにしてたならごめん。どうしても二人に話しておきたいことがあったの」


提督「俺と漣にか?」

忍者吹雪「そう。だからクジに細工をして二人が一緒になるようにしたの」


漣「だから提督と……」


提督「感謝する…本当にありがとう…!」


忍者吹雪「何をそんなに喜んでるのか分かりませんが…いや漣ちゃんにコスプレさせるくらいだから…よっぽど漣ちゃんの具合が良いとか…?」ぶつぶつ


漣「どうしたんだ吹雪?」


忍者吹雪「い、いえ!なんでもありません!」

提督「そうか…なら話しを聞こう」


漣「私達二人に話したいことがあるんだな?」


忍者吹雪「はい、間違いありません」


漣「なら教えてくれ。ここなら誰にも聞かれないはずだ」


忍者吹雪「安価」


下1~3高コンマ 台詞や行動などを

忍者吹雪「本当は忍は用命に私情を挟むのはご法度、でもどうしても確かめておきたかったんです」


忍者吹雪「貴方達は老幹部の一味で戦争が、敵が必要だと考えていますか?」


提督「…どういうことだ?」


漣「私達が老幹部の一味だと?」


忍者吹雪「何も知らないわけありません」


提督「いや待て、確か漣は……」


漣「そ、う、か……」


忍者吹雪「認めるんですね?」


漣「違う……違うんだ…」

忍者吹雪「何が違うんですか。漣ちゃんにとって老幹部は恩師であり一度鎮守府を出ていった後お世話になった相手です」


漣「それは…」


忍者吹雪「…私は漣ちゃんの暗殺を依頼で受けました」


提督「なぜ漣が!?」


忍者吹雪「それは漣ちゃんが分かってるんじゃないですか?」


漣「私の話しを聞いてくれ…」


忍者吹雪「だからこうやって話してるんです。本当なら殺すのは簡単だった」


忍者吹雪「でも漣ちゃんは殺したくない……お願いだから本当の事を言って!」


漣「……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

漣「……漣はかつて組織の…老幹部の間接的な部下だったんだ 。だが漣は既に組織を裏切っている。提督、漣が帰ってくる前に定期的に色々送られてきただろう?」


提督「あの手紙と共に入っていた地図やら資料だな」


漣「その事を組織に知られた結果、漣は四肢を切られた後無理矢理繋がれた」


忍者吹雪「な…え……?」


漣「それはある人物に治してもらったんだが…」


提督「漣…先にお前の事を言ってやった方がいいだろう」


漣「そうだな。吹雪、私は漣では無い」


忍者吹雪「……聞かせて下さい」

ーー

忍者吹雪「そんな…」ヘナヘナ


漣「漣の魂はここに無い。代わりに寄生した私が漣の体を動かしている」


提督「このツノと肌はコスプレじゃない。重巡棲姫が寄生した結果だ」


忍者吹雪「漣ちゃんが死んでた……」


漣「死んではいない。彼岸と此岸の間で眠っているだけだ」


忍者吹雪「それを死んだって言うんですよ!」


提督「いいや死んでない。俺も漣が帰ってくると信じている」


忍者吹雪「なんですか…なんなんですか……」

漣「…この事実は私は知らなかった。全て提督に送っていた手紙から知った」


提督「あの手紙の内容に嘘は無いはずだ。漣の字は分かる」


忍者吹雪「……」


漣「次は私が聞きたい。なぜ漣を殺す必要があった?」


提督「任務だからということでは無く、理由も聞いていないか?」


漣「漣はまだ何か隠していたのか?私が眠っている間に何かをしていたのか?」


忍者吹雪「安価」


下1~3高コンマ 忍者吹雪の台詞などを

忍者吹雪「任務によっては理由も知ってます。ですが今回は詳しくは聞かされていません」


提督「そうか…」


忍者吹雪「知る必要はない…知れば私も処分すると言ってました」


漣「漣が何か隠していたのなら、またこういうことがあるかもしれない」


提督「…君はこれからどうするんだ。漣を殺せないと任務を遂行したことにならないだろう」


忍者吹雪「はい……漣ちゃんを仕留めるまで私はどこにも帰れません」


漣「ならこちらで匿うしか無いな。だから歯に仕込んだ毒は使うな」


忍者吹雪「なんで……知って…」


漣「忍者の掟だろう。由良と川内が話しているのを聞いた」


忍者吹雪「由良……由良ってあの由良さん!?」


漣「ひょっとすると同門か?それなら話しはつきそうだ」


提督「漣……一体何をしようとしていたんだ…」


ーー

遅くまでありがとうございます


コメントなどあればお願いします

ーー


村雨「流石に私達でも組織の中で漣がどういうことをしていたのかまでは知らないわ」


漣「やはりそうか」


村雨「提督に向けた手紙の中に書いていたことで大体の事は知れた。それ以外に何かあったとしてもそれを知る方法がない」


漣「漣はまだ帰ってこないし、そもそも組織から捨てられた時に記憶も消されているんだ。なぜ漣が狙われるのかが分からない」


村雨「それが謎なのよ。もしかしたら組織が絡んでない可能性もあるけど…」


漣「組織が関与していることを匂わせているが、実は漣個人への復讐だった」


村雨「あり得ない話じゃないわよね?」


漣「……」

村雨「漣の性格は貴女も知ってるわよね?フラれたからって理由で書類を偽装してここから出ていくくらいだもの」


漣「お前に漣の何が分かる」


村雨「…そうね、ごめんなさい」


漣「……提督はどうしたんだ」


村雨「龍驤さんのフォローというか…帰ってきてからずっと側に居てあげてるみたいね。貴女達が参加していた会合の裏を知って…それはもう凄かったの」


漣「提督は何も知らなかったぞ」


村雨「それでも…よ」

村雨「朝潮が生きてた頃って提督に関係を迫って龍驤さんが怒ったりしてたのよね?いつもならそうなってたかもしれない」


村雨「けど龍驤さんは自分が裏切ってたって告白してからはこういうのは初めてよね?」


漣「そういうことか」


村雨「泣くし吐くし……提督が帰ってこなかったらとんでもないことになってたわね」


漣「一度帰ってきたのは正解だったか」


村雨「ああなった龍驤さんは提督にしか対処できないわね」

漣「由良と吹雪の話合いは終わったのか」


村雨「もう終わるころかもしれないわね」


漣「吹雪は由良を知っていた。何か進展があっただろう」


村雨「吹雪は依頼内容は詳しくは知らないみたいだったけど、由良なら何か分かるかもしれないわね」


漣「二人の所に行ってみるぞ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

由良「忍びへ依頼をするなら相手は一般人ではない」


忍者吹雪「私もそう思います…」


由良「大丈夫よ、私は由良。中身は問題無い」


忍者吹雪「そ…そうですよね……」


由良「慣れて」


忍者吹雪「はい…」


漣「まだ話している最中だったか」ガチャ


由良「そうよ」

村雨「何か分かったことはある?」


忍者吹雪「依頼相手は一般人ではないだろうということくらいです」


漣「それだけか」


由良「吹雪は何も知らない。私も依頼内容までは分からない」


村雨「大きな進展は無いのね…」


忍者吹雪「すいません……」

漣「由良がなんとかできないのか」


由良「無理。情報が少な過ぎる」


忍者吹雪「早くなんとかしないと別の忍びが漣ちゃんを仕留めに来るかもしれません」


村雨「そうなの?」


由良「可能性はある。どうしても漣を殺したいなら」


漣「漣は誰から消そうとされているんだ…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー執務室


村雨「勝手に漁っていいの?」


漣「漣に関するものだけだ、問題無い」ゴソゴソ


由良「やっぱり漣を辿るしかない」


忍者吹雪「この鎮守府を出て行った前後が怪しいですよね」


漣「提督の事だ、全て保管してある。日付を辿っていけば分かるだろう」ゴソゴソ

漣「漣宛の手紙の消印から、大体の書類を抜き出したぞ」スッ


忍者吹雪「大体が…普通の手紙…」


村雨「これも…何も問題ない…」


由良「…」


漣「何かあったか」


由良「吹雪、これ」


忍者吹雪「これは普通の手紙……じゃない!!」


村雨「そう?見てる限りは普通の手紙だけど」


漣「普通の手紙にしては差出人が書いてないぞ」


村雨「あ…ほんとね」

由良「そこじゃない」


忍者吹雪「この手紙は一見何も怪しくありません。でも暗号が書かれているんです!」


村雨「暗号…!」


由良「私達が分かるということは忍者が使う暗号」


漣「なら早く内容を教えてくれ」


忍者吹雪「待って下さい!すぐに解読します!」


下1~3高コンマ 暗号の解読結果などを

忍者吹雪「だ、い、ほ、ん、え、い、よ、り、そ、し、き、の、ぎ、じ、ゆ、つ、を、だ、つ、し、ゆ、せ、よ」


由良「大本営より。組織の技術を奪取せよ」


村雨「…どういうこと?」


漣「どうもこうも無い。漣に大本営が依頼しているんだろう」


村雨「漣は……忍者なの…?」


由良「少なくとも忍者の暗号は理解している」

忍者吹雪「忍者同士なら会うだけでお互いに忍者だとなんとなく分かるんです。由良さんは漣ちゃんと面識はあったんですよね?」


由良「漣からは何も感じなかった」


村雨「なら暗号だけ理解してたって事かしら?」


漣「忍者じゃない可能性はゼロか?」


由良「そうじゃない。私より優れた忍者ならあり得る」


忍者吹雪「ありえませんよ、由良さんより優れた忍者だなんて!」


由良「気配を隠すことに特化していたかもしれない」


忍者吹雪「う……」

漣「依頼元は大本営だな」


村雨「この手紙を見る限りはそうね」


漣「漣が組織に行くことを大本営は知っていた?」


忍者吹雪「確かにそうなりますね…」


漣「…嫌な予感がする」


由良「私も同じことを考えた」


村雨「この情報でそこまで分かったの?」


忍者吹雪「何が分かったっていうんですか?」

漣「漣は大本営に依頼されて組織に行ったとする。だが組織の情報をこちらに流していた」


由良「同じ情報を大本営に流していたとしたら」


忍者吹雪「二重スパイ…!」


村雨「まさか…」


漣「それだけじゃない。漣には別の目的もあった」


由良「この鎮守府に情報を送っていた理由」


漣「それはこの鎮守府を潰すため」


村雨「どうして!?」


忍者吹雪「ここの司令官にフラれたから……」


由良「そうね」

漣「ただの失恋じゃない。男にだらしなく二股をかけるようなクソ女に取られたんだ」


村雨「漣は……恨んでいた…」


由良「そもそも漣は障害艦娘の面倒をみたくないと思っていた。そこに失恋という要素が重なった」


忍者吹雪「自暴自棄になってこんな事を……?」


漣「そうだとしたら……」


由良「その可能性はある。組織の情報をここの提督に送る理由が今まで分からなかった。でもそうだとしたら理由が分かる」


村雨「組織を敵に回させて全員始末させようとしていた!!」

由良「漣の思惑はそれだった。でも提督は漣からの手紙を開けなかった」


忍者吹雪「だから組織から狙われることも無かった…」


漣「漣からの手紙を開けたのは一度漣が帰ってきた時だ。それまで放置されていた」


村雨「ねぇ、もしかしてその時帰ってきたのって手紙を開けたかの確認じゃないの?」


由良「…辻褄が合う」


漣「漣…お前はそこまでして龍驤を……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

忍者吹雪「でもそうだとしたらおかしくありませんか!?漣ちゃんは誰から狙われてるんです!?」


漣「そうだ、組織からは制裁を受けて大本営からは見放された。処分の必要は無い」


由良「今になって殺しを依頼していたとは思えない」


村雨「でも吹雪には依頼が入ったのよね?」


忍者吹雪「どういうことなんでしょう…」

由良「まだ書類があるかもしれない」


忍者吹雪「そうですね、探してみましょう」ゴソゴソ


村雨「でも手紙は全部見たわよ?」


漣「漣が送ったものの控えもある。まだ探す余地はある」


由良「…」


忍者吹雪「何か見つけたんですか?」


由良「メモ」


漣「この筆跡は漣が書いたものか」

由良「練習してる」


忍者吹雪「忍者の暗号を練習した跡…」


漣「これは漣が送った手紙の控えか」


由良「…」


由良「吹雪」


忍者吹雪「……」


由良「分かったわね」


忍者吹雪「…………はい」


村雨「これにも暗号が書いてあったの?」


忍者吹雪「漣ちゃんは……依頼を出してます…」

由良「依頼の内容は殺し」


忍者吹雪「そんな…漣ちゃん……どうして…」


漣「間違いじゃないのか?漣は組織に提督と龍驤を消させようとしたんだぞ」


忍者吹雪「分からないんですか!?」


村雨「……」


漣「な、なんだ?村雨は分かったのか?」


村雨「重巡棲姫…漣の作戦ではどうしても殺せない人が一人居るわ」


由良「貴女なら分かるはず」


漣「……」


漣「…………」


漣「………………」


漣「漣…!!お前という奴はぁぁぁぁ!!!!」

ーー


龍驤「ごめんな心配かけて…もう大丈夫やから…」


村雨「ごめんなさい龍驤さん…先に謝っておくわ」


提督「龍驤に何かするつもりか?」


由良「聞きたいことがある」


忍者吹雪「その質問は龍驤さんを傷付けてしまうかもしれません」


龍驤「ええよ……」


漣「なら覚悟して聞け」

漣「龍驤の二股相手はどうなった」


提督「その話はやめてくれ」


由良「する必要がある」


提督「……」


龍驤「平気やで司令官…あの人な……向こうから連絡切られたから…分からへんよ…」


忍者吹雪「今どうしているかも知りませんか?」


龍驤「うん…何も知らん…」


忍者吹雪「生きているかどうかも知らないんですね?」


龍驤「え…」


漣「漣は龍驤の浮気相手を殺すように忍びに依頼していたんだ」

提督「何を言ってるんだ、証拠は…」


由良「あるわよ」


忍者吹雪「これは漣ちゃんが送った手紙の控えです。内容はごく普通ですが、忍者の暗号が書いてあります」


由良「その依頼内容はその男を殺すこと」


漣「……漣は全てを消そうと考えていた。提督も龍驤もこの鎮守府も」


漣「この時の漣は憎しみの塊だった。原因を作った龍驤の浮気相手すら憎んでいた」


龍驤「漣が…………」

由良「漣の殺しを依頼したのはその相手と親しい人物」


村雨「その男の人の親や親族に権力者がいる可能性が高いわね」


忍者吹雪「もしくは私達と同業者が存在した」


由良「だから過去の依頼内容を知れた」


漣「少なくともこれのどれかだ。漣は死んで当然の事をしていた…」


提督「そんな事は言わないでくれ。漣は…」


龍驤「ウチか……ウチが全部悪いんやね…………」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ややこしいので再安価

下1~3高コンマ お願いします

由良「とにかく吹雪は漣が死んでいることを報告して」


忍者吹雪「でも…」


由良「真実を報告すれば良い。漣の精神は死んでいたと」


忍者吹雪「…分かりました」


由良「写真を撮っていたんでしょう。それを見せれば納得するはず」


忍者吹雪「漣の精神は消滅し、重巡棲姫が寄生していたと報告します」


由良「それで問題ない」

漣「漣が……ここまでだったとは…」ガクッ


漣「そうだと知っていたら…私は……」


提督「漣に寄生することはなかったのか?」


漣「……」


提督「お前はここに来てからの漣を知っているだろう?それでもそんな事を言うのか」


漣「過去と未来は相反するものだ。未来の行いが良いからと言って過去の誤ちは消えない」


提督「なに……?」

龍驤「もうやめて…ウチが悪いんよ……全部…ウチが蒔いた種やねん…」


提督「龍驤は悪くない」


漣「じゃあ誰が悪いんだ?漣か?」


提督「……」


漣「黙り込むな!現実を見ろ!!」


村雨「落ち着きなさい」


由良「こんな事になっていたとは知らなかった…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

提督「重巡棲姫、誰が悪いかを決めて過去を責めれば何か変わるのか?」


漣「…変わることは無い」


提督「過去から目を背けるのは間違いだが、今を見ないのも未来を見ていないことになる」


龍驤「提督も漣もやめて……全部ウチが悪い…」


村雨「龍驤さん…もういいの」


由良「……」ガシッ


漣「ん…」
提督「なんだ…」


由良「来て」

ーー

由良「なにをしているの」


由良「あそこで言い争って傷付くのは龍驤さん」


提督「……冷静じゃなかったんだ」


漣「龍驤は自業自得だ」


由良「貴女は黙りなさい」


提督「…これからどうすれば良いんだ」


由良「依頼については解決する。しなかったら私が出る」


提督「それは有り難いな…」

漣「私は部屋に帰るぞ」


由良「何をするつもり」


漣「漣と話しをする」


提督「魂が帰ってきたのか?」


漣「その感じは無い。だが漣があの場面を見ていたとするなら、私と話したいはずだ」


由良「…」


漣「邪魔はするなよ。精神世界へのダイブは集中力が大事なんだ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーーーー

重巡棲姫(漣、そこに居るんだろう)


重巡棲姫(お前のことだ、話も聞いていたな)


重巡棲姫(……)


会いたい

あの子に会いたい…


重巡棲姫(ダメか。残留思念が残っているだけか)


重巡棲姫(漣なら聞いているかと思ったんだが…)

富士(もうやめてあげて)


重巡棲姫(富士か)


富士(あの子には休息が必要だと言ったでしょう?)


重巡棲姫(いつまで休ませるつもりだ)


富士(それはあの子の心が再び前を向くまでよ)


重巡棲姫(なら漣は戻ってこない。だがお前なら連れてこれるだろう)


富士(そう言われて連れてくると思う?)

重巡棲姫(そうか、なら代わりにお前に聞こう。お前は全てを見ていたな?)


富士(…ええ)


重巡棲姫(漣のしたことは許されるのか?)


富士(さっきも言ってたでしょう?過去の事を責めても…)


重巡棲姫(私には知る権利がある。漣を動かしているのは私なんだ)


重巡棲姫(だから答えろ。漣のしたことは正しいのか?)


富士(…私は答える必要は無い)


重巡棲姫(それが答えのようなものだ。よーく分かったよ)


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

富士(正しいことと許すことは相反しないわ)


重巡棲姫(漣のしたことは間違っている)


富士(お願い、よく考えてあげて…!まだあの子を想う気持ちはあるでしょう!?)


重巡棲姫(……)


富士(貴女は漣じゃない。あの時の気持ちは漣にしか分からないのよ!)


重巡棲姫(殺人犯の裁判を聴いてるようだ。酷く身勝手で一方的だな)


富士(何を言うのよ!!)

重巡棲姫(お前は殺された人間の気持ちが分かるか?)


富士(な……に…を…)


重巡棲姫(漣の身勝手な理由で人間が一人死んだ。これは事実だ)


富士(だから…!)


重巡棲姫(そうだ、富士は艦娘の味方だ。漣を庇うよな。でもな、私は人間の味方なんだよ)


重巡棲姫(漣となら人間の社会の中で生きていけると思った。この漣なら良いと思ったんだ)


重巡棲姫(それなのに漣は……)


富士(何よ…何よ何よ何よぉぉぉ!!)


富士(私は生まれることすらできなかった!その苦しみが貴女に分かるの!?)


重巡棲姫(お前の話はしてない。一生そこで叫んでろ)スッ


富士(ぐ、が……あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!)

ーーーー

漣「……」ムクッ


漣「漣は帰ってきていない。そんな中で私はどうするべきか」


漣「漣の代わりに罪を償う。これが一番現実的か」


漣「だがそうすると私が消える恐れがある。そうすると富士は漣を戻すだろう」


漣「何が正解なんだ。何をすれば良いんだ」


漣「…誰も答えてはくれないか」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

レ級「……そんな事になってたんだな」


漣「私も驚いた。それと同時に嫌悪した」


レ級「あたしで例えて、もし暁が過去に何かしてたらと思うと……」


漣「お前は分かってくれるか」


レ級「分かりたくねぇけどよ…クキの事を考えたら……」


漣「人妻になっても大事な存在なんだな」


レ級「暁とクキ。どっちかを選べって言われたら自害するしかねぇ」


漣「それが私にとって漣と人間というわけだ」

レ級「あたしとお前と違う所は一つある。ここで学んだことだ」


レ級「お前は人間の誰よりも正しい、でも正しいだけなんだよ」


漣「正しいことの何が悪い」


レ級「正しいことが常に正解とは限らないってことだ」


漣「漣が人間を殺したのは許されるのか?」


レ級「どうだろうな。でもそれを決めるのはお前じゃないことは確かだ」


漣「……」

レ級「お前は知る権利はある。けど許す許さないを決める権利は無い」


レ級「あたしの言ったことを考えながら生活してみな。きっとその内分かるぜ」


漣「……そうとは思えない」


レ級「なんだぁ?ここで過ごした時間はあたしの方が長いんだぜ?お前は漣の中で眠ってる日もあっただろ?」


レ級「先輩の言うことは聞いとくもんだぜ。これ、人間の常識だ!」


漣「…今日のところはそれで納得しておいてやろう」


ーー

漣が浮気相手殺害は没エンドから拾ってきました


コメントなどあればお願いします

今日の更新は不安定になる可能性があります


ーー


雲龍「今は大丈夫?」


多摩「平気だにゃ。明日の出撃についてかにゃ?」


雲龍「そうじゃないの、多摩と話しておかなければならないことがある」


多摩「うにゃ?」


雲龍「私と多摩が持っているトリガーについてよ」


多摩「その話はしなくてもいいにゃ」


雲龍「この状況だからしておくべきなのよ」

雲龍「阿武隈や川内といった戦力が抜けてしまったこの状況では何が起こるか分からないの」


多摩「代わりに入ってきた白露達がいるにゃ」


雲龍「あの子達は駆逐艦。軽巡じゃない」


多摩「あんまり変わんないにゃ」


雲龍「艦種の違いは大きいのは多摩なら分かっているわよね?」


多摩「…にゃ」


雲龍「多摩は改二になったとはいえ負担はこれまでと比べて大きくなった。その意味が分からないはずない」


多摩「何が言いたいんだにゃ」

雲龍「トリガーを使ってるの?」


多摩「肯定も否定もしないにゃ」


雲龍「多摩が持っているのは副作用が殆ど無いもの。でも使い過ぎるとどうなるか…」


多摩「勝手に使ってる前提で話を進めるんじゃないにゃ」


雲龍「じゃあ使ってないのね?」


多摩「肯定も否定もしないにゃ」


雲龍「ほんと…厄介ね」


多摩「雲龍と同じでここに来て長いにゃ。その間に色々見てきてるからにゃ~」

多摩「そういう雲龍はどうにゃ。そっちのはハイリスク型だにゃ」


雲龍「使ってるわ」


多摩「……」


雲龍「でも頻繁にじゃない。自分の戦力がどれくらいか分かっておく必要があるのよ」


雲龍「もし深海棲艦の師団が攻め込んで来たらどうする?提督と龍驤さんならパニックを起こしても不思議じゃない」


雲龍「だから自分が最大限どれだけの力があるかを知っておく。これは必要なこと」


多摩「命を削ってでもか?」


雲龍「この鎮守府と皆んなを守れるなら安すぎるわ」


多摩「その考えは提督が一番嫌うぞ」


雲龍「分かってる。でも多摩なら私の気持ちは分かるはず。同じトリガーを持っている同士」


多摩「……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

多摩「多摩にはさっぱりわからん」


雲龍「そんなはず無いわ」


多摩「多摩には生きて帰るべき理由がある……雲龍だってそうにゃ、ここの皆んな誰一人欠てもダメなのにゃ」


雲龍「多摩には大切な人が居るからそう考えられるのよ。ならその人が居なければ…」


多摩「おい」


多摩「冗談でも口に出すな」


多摩「言って分からないなら力で分からせるしかないぞ」


雲龍「そうなればこっちの都合が良いのだけれど?」

雲龍「まともにやり合えば勝てない。なら私はトリガーを使う」スッ


雲龍「これを使えば多摩にも勝てるのよ」


雲龍「私は間違ったことは言ってない。自分の戦力は知っておかないといけない」


雲龍「私と勝負して。拒否するなら…分かってるわね?」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

龍驤「雲龍、そこまでや」


雲龍「……」


多摩「ちょうど良い所に来てくれたにゃ~」


龍驤「ベストタイミングやったね。アホなことやってやんと仕事やで」


雲龍「……また今度ね」


多摩「次は無いにゃ。トリガーは龍驤さんにでも預けとけにゃ」


雲龍「……」


龍驤「無視…か」

多摩「……どこから見てた?」


龍驤「最初からや」


多摩「止める気は無かったのか」


龍驤「雲龍が何を考えてるか知りたかったてんよ」


多摩「人が悪い。あのままだと雲龍を屠ってたぞ」


龍驤「多摩がそんな事するはずないやろ?」


多摩「……」


龍驤「雲龍は自分がやらなって思い詰めてんのかもしれんな。ウチと提督でフォローしとくわな」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

雲龍「この鎮守府には空母は私だけだった。龍驤さんが復帰するまでの間は忙し過ぎて何も覚えてない」


雲龍「そんな状況なのに提督は定期的に休ませてくれた。その休日がどれだけありがたかったか言葉には表せない」


雲龍「龍驤さんが復帰しても私の忙しさは変わらず。軽空母と空母は違うのよ。空母が私だけだから支配海域も歪な形になってしまった」


雲龍「葛城や瑞鶴、加賀が来てからは楽になった。天城は行ってしまったけど、以前と比べれば制空権は維持できる」


雲龍「隼鷹や飛鷹も頼れるようになった。そう……本当に強く…」


雲龍「……私はもういらない」

提督「そんな事は言わないでくれ」


雲龍「私は事実を言っただけ」


提督「雲龍は俺達にとって必要なんだ」


雲龍「どこが?」


提督「戦闘において空母は頼れる存在だ。いくら居ても問題は無い」


雲龍「空母なんて弱ければただの的。それは分かっているでしょう」


雲龍「提督なら気付いていたはず。私の練度はある日から上がらなくなった」


提督「……」


雲龍「まさか空母で素質が頭打ち……知った時のショックは分かる?」


雲龍「私の練度は空母で一番低いんじゃないかしら」


提督「練度は関係ない。雲龍は充分戦力になる」


雲龍「私の練度が上がっていない事に気付いていたと認めるのね?」


提督「……」

雲龍「私が皆に着いていくためにはトリガーを使うしかないの」


提督「そんな事はない」


雲龍「提督は事の重大さを認識して。空母は戦闘においてどれだけ大事か知ってるわよね?」


雲龍「トリガーの使い過ぎで死ぬなら本望よ。朝潮みたいにつまらない死に方はしたくない」


提督「雲龍…!」


雲龍「力尽くで止めるならトリガーを使って対抗するから。本気よ」


雲龍「私の命に代えてもここは守る。艦娘として最低限の仕事はするわ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

龍驤「でも、雲龍がいてくれんと…ウチ嫌や」


雲龍「龍驤さん……」


龍驤「キミはずっと皆を助けてくれとる、雲龍ほど優しい子はおらんのと違うかな。そんな優しい雲龍やからウチは安心できるんや」


龍驤「だからな、死んでもとかそんなこと言わんといて」


雲龍「でも…私ができることはそれくらいで……」


提督「何を言ってるんだ。雲龍には助けられてばかりだと話したところじゃないか」

龍驤「素質が上がらんでもええ。キミはここの仲間なんや」


提督「最低限の戦闘ができるならそれで良い。後は俺の仕事だ」


龍驤「だからな…トリガーはもう使ったらあかん。こっちに渡し」


提督「これは責任を持って俺が預かる。下手に廃棄はできないからな」


龍驤「それでな、これからもウチらを守って。雲龍やないとできへんのやで?」


提督「なぁ、雲龍……」


雲龍「安価」


下1~3高コンマ 雲龍の台詞やその他起こったことなどを

雲龍「ダメよ…これが無いと私は戦えない……」


龍驤「これだけ言うてもあかんのか…?」


雲龍「う…でも…トリガーは……」


葛城「雲龍姉~~!!」バターン


雲龍「葛城……」


提督「…部屋の外で聞いていたのか」


葛城「雲龍姉は私よりもまだまだ強いのに!」


雲龍「練度は私が下よ」


葛城「それでも雲龍姉の方が強いの!演習を何度やっても勝てないし!」

葛城「このまま一度も追い越せなくて死んで逃げるとか許さないから!」


龍驤「葛城にこう言われたらあかんわな?」


雲龍「……」


提督「雲龍には治療も必要だろう。今の環境から言って入院してもらうのが最善か?」


龍驤「その辺は千歳らに任せような。ほな行くで」


葛城「私も雲龍姉を連行します!」


雲龍「……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

千歳「奇跡的に今のところ体に異常は見られないわ」


龍驤「よかったなぁ雲龍」


葛城「ほんと…よかった」


千歳「でもこれからも大丈夫という確証はないわ。トリガーは没収よ」


雲龍「……」


龍驤「雲龍、ええ加減にしときよ」


雲龍「……分かったわ」スッ


龍驤「ええ子やね。これはウチと司令官で預かっとくで」

雲龍「でも私は諦めない。皆を守りたい」


龍驤「それはもうええって言うてるのに…」


雲龍「龍田という例を見てきたの。あの子の素質はたったの5だった。それが今では私より上」


雲龍「どうやって素質を上げたの」


葛城「それは私も知りたいわ。だって素質ってそんな簡単に上がるものじゃないもの」


雲龍「簡単に上がるならこんなに悩まなかったわ」

千歳「医術を使っても素質は上がらないわ。才能みたいなものだものね」


龍驤「龍田の場合は精神的なもんが原因…いや違うな。素質が5やったから龍田は慰め者にされる所やったんや」


葛城「精神的に安定したから上がるとは限らないのよね?」


千歳「素質が上がったって話はここに来る前にもチラッと聞いたことがあるけど、原因に規則性は無かったわね」


雲龍「つまり分からないということね」


龍驤「ほなある日突然上がるかもしれんってことや。それで解決やね!」


雲龍「…納得いかないのだけど」


龍驤「嫌でも納得してもらうで。アンタは今まで無理を通して来たんや。これからは道理に従い」


葛城「変なことをしようとしたら私が止めるからね!」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

龍驤「んまぁ……」


雲龍「出撃しても役に立てないのだから龍驤さんのママになってあげてみたけど…」


龍驤「ぉ…ぉぉ……」とろーん


雲龍「まさかここまでリラックスしてもらえるなんて思わなかったわ」


雲龍「前のときより上手くできた自信はあったけどまさかここまでだなんて」


雲龍「これは…皆の役に立てるかもしらないわね」

皐月「雲龍さん、それってトリガーの剣の罰ゲーム?」


雲龍「違うわよ」


皐月「じゃあなんでそんな看板下げてるの?」


『ママ始めました』


雲龍「霞ママの活躍は凄いわ、何人も癒されるもの。でもその分負担が大きくなる。それを少しでも減らしたいのよ」


皐月「ええ…」


雲龍「龍驤さんはとろとろにできたから実力はあるはず。とりあえず鎮守府を一周してくるわ」


皐月「雲龍さんって変に行動力があるからなぁ…」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

「ね、ね、今日はどうする?」

「連日押し掛けるのは迷惑じゃないのですか?」

「でも雲龍さんも嬉しそうにしてたって」


雲龍「……」


雲龍「私のママになる試みはうまくいったわね。駆逐艦を中心に受け入れてもらえたみたい」


雲龍「駆逐艦は悩みを抱えている子が多いの。問題が解決したといってもフラッシュバックもある」


雲龍「私を使って少しでも不安を解消してもらえれば嬉しいわ」

雲龍「でも一つ誤算があった。こんなに連日胸を吸われたことが無かったからか分からないけど、母乳が出始めたの」


雲龍「しかもこの母乳にはある作用があった。これを飲んだ駆逐艦の子達が全員戦意高揚。つまりキラキラ状態になった」


雲龍「キラキラの原理は分かってないけど、食べることでキラキラを得る方法は間宮さんのスイーツだけ。しかもそれは大本営からの物資が無いと作れない特殊な甘味」


雲龍「私の母乳はそれを超えてしまったの?」


雲龍「そもそも子どもを妊娠してないんだから母乳って表現がおかしいわね。これは……雲乳?」


雲龍「雲乳にこんな効果があるとしたら…役に立てる所じゃないわ」

ーー食堂


金剛「だからって私で試すのはやめて下サイ!」


雲龍「戦艦にも効果があるなら凄いことよ」


金剛「そうデスけど!」


雲龍「金剛、貴女は強くなりたいんでしょう」


金剛「それハ…」


雲龍「キラキラを維持できれば練度もすぐ上がって改二も見えてくる」


金剛「……母乳はどこに?」


雲龍「雲乳よ。直接吸って」


金剛「ここでデスか!?」


雲龍「今更恥ずかしいも無いでしょう。早く吸って」ドタプン


金剛「相変わらずモンスター級の乳デスね…それでは失礼して……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

金剛「…何もありまセンね」


雲龍「そう……」


金剛「軽巡や重巡までなら効果があるかもしれまセン。まずはそこから試してみたらどうデスか?」


雲龍「まだよ」


金剛「ンン?」


雲龍「量が足りないかもしれない。もっと飲んで」むにゅん


金剛「ごぶっ!!」

雲龍「こうすれば雲乳は出るのよ」むにゅんむにゅん


金剛「ごぼっ…が……!!」


雲龍「動かないで。もっと飲んで」


金剛「ぐ……え…」


雲龍「胃袋の半分くらい満たせばいいわよね」むにゅんむにゅん


金剛「ご……ぶ…ぁ……」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

雲龍「成功ね、キラキラしてるわ。やっぱり量の問題なのね」


金剛「……」キラキラ


雲龍「大きい艦ほど飲む量が必要なのね。なら軽巡も重巡も調節すればできるわ」


金剛「……オエっ」


雲龍「キラキラしてるのに具合が悪そうね」


金剛「お前…量考えろ……」


雲龍「金剛がキャラを放棄した……?」

金剛「こんなの…動けるわけないだろうが………」


雲龍「……そう」


金剛「飲み過ぎで気持ち悪いし……てんお前……覚えてろ…」フラフラ


雲龍「…金剛を怒らせてしまったのは予想外だけど、良いことが分かったわ」


雲龍「駆逐艦や軽巡なら出撃前に少し飲むだけでキラキラが付く。これはとても良いこと」


雲龍「これなら私が出撃するより役に立てる。私がやるべことはこれなのね」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

ーー

龍驤「雲龍が皆のママになるって言い始めた時はどないしようかと思ったけど、まさか乳が出るようになるとはな…」


龍驤「おまけにその乳がキラキラになる効果付きやなんて…そんな事になる思えへんだわ」


龍驤「でも雲龍の表情も明るくなったし、結果オーライってことにしとこか」


龍驤「雲龍は人気者になってもたし、簡単には相手してもらわれへんね。出撃する子らにキラキラ付けるのを優先せなあかんし」


龍驤「ほなウチは一人で……」

雲龍「その必要は無いわ」バターン


龍驤「ぬぁ!?」


雲龍「安心して、龍驤さんの時間は確保してあるわよ」


龍驤「乳出しながら部屋入ってくんなや!」


雲龍「どうせ吸うでしょ」ドタプン


龍驤「そういう問題や無いねん!」


雲龍「飲まないの?」


龍驤「飲む…けどぉ」


雲龍「さぁベッドに行きましょう。心身共に癒してあげるわ」


下1~3高コンマ この後の展開やその他起こったことなどを

朝霜「あ……」


龍驤「んむぅ……」チュパチュパ


雲龍「ごめんなさい、今取り込み中なの」


朝霜「そうみてぇだな。また後にするぜ」


龍驤「ええんやで…なぁ雲龍……」


雲龍「二人同時は初めてだけど、問題無いわ」


朝霜「ならあたいも……」


龍驤「一緒に気持ち良くなろな……」

龍驤「甘ぁ……なんでこんな…」チュパッ


朝霜「これすげぇ……頭が…気持ち良くなる…」チュパチュパ


雲龍「二人でも問題無いわね。これからは姉妹艦はまとめて雲乳ね」


龍驤「ふぁぁぁぁ…気持ちえぇ…」


朝霜「パパとママ以外でこんなに癒されるなんてよぉ…」


雲龍「朝霜にもお世話になってるものね。ゆっくり癒されて頂戴」

ーー

霞「雲龍さんのお陰でママとしての負担は減ったのは嬉しいわね」


提督「俺には龍驤が居ると言っただろう」


霞「その龍驤さんが雲龍さんに癒されてるのよ。司令官にも癒しは必要よ」


提督「だが…」


霞「何も朝霜みたいに体を重ねようなんて言ってないのよ。ただ司令官の精神を安定させたいだけ」


霞「それ以上に深い意味は無いのよ。早くこっちに来て」


提督「……」

提督「これ…は……」


霞「毎日偉いわね、貴方はよく頑張ってるわ」


提督「霞……」


霞「でも頑張り過ぎるのはダメよ。今ここに居るのは私だけ」


提督「霞……ママ…?」


霞「好きなだけ甘えなさい。貴方のストレスは全て私が受け止めてあげる」


提督「あぁぁぁぁ……」


ーー

このスレはここまでです


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