羽衣ララ「せんぱいプリキュアからおてがみが来たルン!」【スタプリ】 (17)

てす

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ララ「えーっと、地図と手紙ルン」

ララ「『…… 羽衣ララさまへ この度はプリキュアへのご変身、おめでとうございます。
新しくプリキュアの仲間入りをされたララさまとお話したいことがあります。
今度、ラッキースプーンでカップケーキなど食べながらお茶会でもいかがでしょうか?
南野… …川ろっか』」

ララ「いちかたち以外にもプリキュアはたくさん居たルン! みんなとなかよくなるルン!」

ララ「いったことない場所だけど、わたしは大人ルン! ひとりでも大丈夫ルン!」

* * *

ラッキースプーン


ララ「こんにちはルン!」

奏「あ、来たわね」

六花「こっちよ」

ララ「今行くルン」

奏「改めて、私の名前は南野奏、キュアリズムよ」

六花「私は菱川六花、キュアダイヤモンドよ。 よろしくね」

ララ(オヨ…… かなでとりっかって読むんだルン、勉強になったルン)

ララ「わたしはキュアミルキー、ララルン!」

奏「うん、よろしくねララルン」

ララ「ララルンじゃないルン! わたしの名前はララルン!」

奏「え?」

六花「奏さん、ララさんです」

ララ「ララでいいルン。 奏、六花、よろしくルン」

奏「まずはカップケーキどうぞ」

六花「奏さんのカップケーキはとっても美味しくて、それこそプロ並みなのよ」

ララ「ほんとルン!? いただきますルン」

奏「ど、どうかしら……?」

ララ「オヨー!?」

ララ「お、おいしいルン……! スタードーナツくらいおいしいルン!」

奏「よかった、宇宙人のお口に合わなかったらどうしようってちょっと不安だったわ」

ララ「オヨ!? どうしてそのことを知ってるルン!」

六花「貴女のことは色々調べさせてもらったのよ」

奏「それじゃあ、そろそろ本題に入ろうかしら」

ララ「ほんだいルン?」

六花「そうよ、貴女をここに呼んだ本当の理由」

奏「単刀直入に聞くわ、ララは星奈ひかるさんのことをどう思ってるの?」

ララ「ひかる? ひかるのことはだいすきルン!」

六花「『好きは素直に言える、ただし友愛か恋愛かは微妙』と」

ララ「ルン?」

奏「他に好きな人は居る?」

ララ「えれなもまどかも、みんな大切なともだちでだいすきルン!」

六花「ダメよそれじゃ!」

ララ「オヨっ!?」

奏「六花、落ち着いて」

六花「ごめんなさい、マナみたいなことを言うからつい」

ララ「???」

六花「コホン、落ち着いて聞いてララ。 貴女はこれからひかるさんともっと仲良くなるのよ、ならなくちゃいけないのよ」

ララ「むっ、わたしとひかるは今でも大切なともだちルン」

六花「もっとよ、貴女には『奔放なピンクに振り回されながらもつい目が離せなくてどんどん牽かれていく百合キュア』としての使命があるのよ」

ララ「百合キュア……? プリンセススターカラーペンをあつめる以外にもプリキュアにはやらなきゃいけないことがあったルン?」

奏「ペンよりも大事よ、どうせペンなんて終盤でまとめて取られるんだから真面目に集めなくて大丈夫よ」

六花「奏さん」

奏「あ、ごめんなさい」

奏「それじゃあまずは貴女とひかるさんの馴れ初めから聞かせてもらおうかしら」

ララ「ひかると初めてあったのは…… ロケットで地球に来たときルン。 さいしょは変な子だとおもったけど、ひかるはやさしいルン。 わたしがくじけそうになったときにいつでも助けてくれるルン」

六花「『幼なじみアドバンテージはなし』と」

奏「でも待って、ララにとっては初めて出会った地球人って言えるわ」

六花「それでも少し弱い…… ご両親には紹介された?」

ララ「そういえばひかるの家族にはまだちゃんとあってないルン」

六花「『家族ぐるみの関係なし』と」

ララ「さっきからなにをメモしてるルン?」

奏「それで、ひかるさんとは何か印象強いエピソードはあるのかしら?」

ララ「うーん、そういえばこのまえひかるたちと映画をとったルン」

六花「映画?」

ララ「そうルン、そのなかでわたしがみんなとお別れするシーンがあって、そのときひかるは『まだ一緒に居たい』っていってくれたルン」

ララ「それはただのおしばいなのに、なぜかわたしもひかるとお別れしたくなくって…… ずっとずっと、ひかると一緒にいたいって思ったルン」

六花「『お芝居にかこつけて愛の告白』と」

奏「中々レベル高いわね……」

ララ「あいの告白? ひかるとわたしはどっちも女性ルン」

奏「いずれわかるわよ」

六花「それじゃあ質問を変えるわね、ララはもしひかるさんに『もう友達辞めよう、星に帰って』って言われたらどう思う?」

ララ「むっ、ひかるはそんなこといわないルン!」

六花「うーんちょっと極端過ぎたかな、それならこう想像してみて、もしひかるさんにララより仲のいい友達が居て」

ララ「オヨ?」

六花「ララが一緒にドーナツ食べにいこうって誘ったら『ごめん、今日は別の子と遊ぶ約束があるから』って言われたら」

ララ「そ、それは……」

六花「そして仕方なく一人で出掛けると出掛けた先で楽しそうに別の子とドーナツを食べるひかるさんの姿が!」

ララ「いやルンいやルン! そんなの考えたくないルン! それにひかるからそんなともだちの話なんて聞いたことないルン!」

奏「今は居なくても追加戦士が

六花「奏さん」

奏「あ、ごめんなさい」

ララ「追加戦士?」

六花「落ち着いてララ、貴女が今持った気持ちは『嫉妬』『独占欲』と呼ばれるジコチューなものなのよ」

ララ「ジコチュー……」

六花「でも安心して、人間誰しもそういう感情を持ち合わせてるの、それに貴女がひかるさんにそういう感情を抱くのは、貴女がひかるさんを愛しているという証拠よ!」

ララ「そ、そうだったルン……!?」

奏「やっぱりララも私たちと同じなのね!」

ララ「こ、こんなのおかしいルン! なにかのまちがいルン! わたしもひかるも女性ルン……」

六花「大丈夫よ安心して、女の子が女の子を好きになるのは全然変なことじゃないのよ」

ララ「オヨ?」

奏「ララはまだプリキュアになったばかりだから知らないのも無理はないけど、プリキュアに選ばれる女の子は基本的に女の子を好きになるのよ!」

ララ「そ、そうだったルン!?」

奏「その中でも特に! 最初にプリキュアになった子と二番目にプリキュアになった子が結ばれる可能性は高いわ!」

ララ「ひかるとわたしのことルン!」

奏「だからララがひかるのことを好きになるのは前世おかしくないわ! だってプリキュアだもの!」

ララ「プリキュア…… すごいルン!」

ララ「で、でも…… ひかるが好きってことがわかってもどうしたらいいかわからないルン…… もうはずかしくてひかるにあえないルン~」

六花「ふふ、自分の思いに気付いて照れるなんて可愛いわね」

奏「私にもあったわ…… 響のことが好きで恥ずかしくてついそっけない態度取っちゃったり、私の気持ちを察してくれない響に勝手に腹が立っちゃったり、それで響と長い間喧嘩しちゃった時期もあったのよ」

ララ「そ、それでどうなったルン……?」

奏「でもね気付いたのよ、結局私は響のこと大好きだって。 そしたら響も私のこと好きって言ってくれて~」

ララ「そうなんだルン」

奏「響ってば『奏のケーキって世界一美味しいけど…… 奏が本当にパティシエールになったらこのケーキをあたし以外が食べるなんて複雑……』なんて言ってくるのよ? もう響のために作るケーキは愛情がたっぷり詰まった特別な気合いのレシピなんだから心配する必要なんてないのに~」

ララ「そ、そうなんだルン……」

ララ(オヨ…… よくわからないけど胸焼けしてきたルン……)

奏「だからララも大丈夫よ!」

六花「はぁ私は奏さんの相思相愛っぷりが羨ましいです…… 何て言うか『夫婦』って感じで」

奏「六花のところも同じでしょ?」

六花「うちのマナはとにかく気が多くて…… いつもいつも他の女の子に愛を振り撒いてて大変だから…… ララも気を付けなきゃダメよ、見た感じひかるさんはマナと同じでたらしみたいな雰囲気を感じるわ」

ララ「ひ、ひかるはそんな子じゃないルン!」

六花「でもね、マナはここぞという時にはいっぱい愛してくれるのよ」

ララ「あ、無視されたルン」

六花「ほら、日本人て愛情表現が苦手って言うじゃない?」

奏「うんうんわかる~ 響ってばいつも『好き同士なら言わなくてもわかるでしょ?』って言ってくるのよね」

六花「そうそう、好きだからこそ何回でも『好き』って言って欲しいのにね。 その点うちのマナは常日頃から人前だって関係なく『六花大好き、愛してる』って言ってくれるし」

ララ(オヨっ…… また胸焼けルン……)

六花「マナってば学校でも我慢出来ないらしくて、
生徒会室でよくキスしてくるのよ? 全く学校をなんだと思ってるんだか…… まぁそれでも、そうやって学校でも自然にスキンシップを取ることが夫婦円満の秘訣かしら」

奏「きゃー! 夫婦なんて~!」

六花「奏さんのところも実質夫婦でしょ~」

ララ(ルン…… ケーキよりすっぱいうめぼしが食べたいルン…… ひかる~……)

その後、奏の六花の話はよる遅くなるまで続いたルン……


ララ「オヨ…… ふたりの話きいてたらいつのまにかこんな時間になってたルン……」

ララ「ああいう人たちもプリキュアなんて…… もうプリキュアがよくわからないルン……」

ララ「今日ははやく眠るルン……」

プルンス「おかえりでプルンス! 実は今日は1日かけて最高のドーナツの開発をしてたでプルンス! 最早これお店を開けるレベルでプルンス」

ララ「おやすみなさいルン」

プルンス「少しは興味持って欲しいでプルンスー!」

フワ「フワ~」

次の日


ララ「オヨォ…… ねむいルン……」

ひかる「おっはよーララ!」

ララ「んんひかる……」

ひかる「どうしたのララ?」

ララ「……」

ララ「ひかる、好きルン」

ひかる「へ?」

ララ「大好きルン」

ひかる「あぁうん! わたしもララのこと好きだよ!」

ララ「違うルン」

ひかる「違うって んっ……!?」

ララ「こういうこと…… ルン……」

ひかる「き、き、き…… キラやば~!?!?!?」

えれな「あ、朝からずいぶん情熱的だねあのふたり……」

まどか(みんなが見てるのに…… なんて羨ましい……)

まどか「あ、あのえれな…… もしよかったら…… その…… わた……」

えれな「え? 何か言った?」

「あっ! 学園の太陽と月よ!」

「一緒に投稿してるなんて…… なんて尊い!」

まどか(ダメ…… み、みんなに見られてる前でなんて……)


???「あれが私たちの後輩ね……」

??「見たところ順調に紫化が進んでいるわ…… 重症化する前に先輩の私たちが助けてあげないと……」



to be continued

元ネタのような何か

久々にスイプリとドキプリを接種しましたがやっぱりひびかなもマナりつも最高ですね
読んでくれた人ありがとうございます

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