フィリップ「出来たよ翔太郎! 押すと電流が流れるメモリだ!」 (14)




突然の人物紹介

・フィリップ
仮面ライダーWの右側。最近メモリ作りにハマる。この作品内では割とマッド。今日も知能の無駄遣いが止まらない。

・左翔太郎
仮面ライダーWの左側。皆大好きハーフボイルド。フィリップの被害者その1。鼻にメモリが刺さったり照井に逮捕されたりとかなりお茶目。

・照井竜
仮面ライダーアクセル。ご存知不死身の男。フィリップの被害者その2。ダメージを受けるとその倍は強靭になるとの噂。


今回も短いです
キャラ崩壊注意



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翔太郎「それもはやジョークグッズじゃねぇか! てかもう変なメモリ作るなって言っただろ!」

翔太郎「この前照井から『フィリップに…覚悟しろ、とだけ伝えろ』って電話が来てから、無関係の俺ですら震えが止まらねぇよ!」

フィリップ「意識して作ったわけじゃないよ。機械を弄ってたら僕の知能と偶然がベストマッチしてしまった結果さ」

翔太郎「Are you ready!!!」

フィリップ「よし分かった翔太郎、とりあえずファイティングポーズは辞めたまえ」


翔太郎「今回もメモリじゃないのがあるのか。これは・・・時計?」キュピィィィン ピリリリリリリリ・・・ダブル!

フィリップ「それはある人物から預かったものでね。行きつけの屋台の親父さんにでも預けるといい」

翔太郎「よく分からねぇけど、お前がそう言うなら」


フィリップ「と、言う訳でだ。早速試してみたいんだが?」

翔太郎「・・・何だよ、その分かってるだろ早く押せよみたいな目は」

フィリップ「心外だね、思ってないよそんな事」

フィリップ「ただこのままだと話が進まないなぁと」

翔太郎「だーっ! もう分かったよ! どうせ余りにも妙な事しでかす前にチェックしておかなきゃならないしな!」


翔太郎「・・・・・・」

フィリップ「? どうしたんだい?」

翔太郎「いや、最初にジョークグッズとは言ったものの、お前が作ったものが本当にそんな程度か怖くなってきた」

フィリップ「翔太郎、人が押す可能性があるアイテムをそんな大惨事を招くようなスペックで作るわけないじゃないか?」

翔太郎「全治6ヶ月の怪我を追うアレはどう説明付けるんだよ」

フィリップ「あれは偶然の産物さ」ニコッ

翔太郎「ニコッ、じゃないんだよニコッ、じゃ」


フィリップ「兎に角大丈夫さ! 大惨事など起こらないと僕が保証しよう!」

翔太郎「お前のその保証に一体如何程の価値があるのか分からないが・・・」

翔太郎「えぇい! 南無三ッ!」



翔太郎「痛っ」ビリッッ!

フィリップ「・・・」

翔太郎「・・・」

フィリップ「・・・」


フィリップ「・・・さて次は」

翔太郎「おい待てよ、スルーすんな」

翔太郎「どうすんだこの空気! 大惨事じゃねぇか!」

翔太郎「そこはよぉ! もっと派手に! 俺の体が透けて骨が見えるくらいビリビリーって!」

翔太郎「んで黒焦げになった俺が咳き込みながら『おいコラ、フィリップ~っ!』てなる流れだろ!!!!!」

フィリップ「・・・ん、あぁすまない、聞いてなかった。ツッコミは終わったかい?」

翔太郎「おいコラ、フィリップ~っ!!!」


フィリップ「次だが、とりあえずまずはこれを押してみて欲しい」

翔太郎「未だちょっと怖いけど、さっきのメモリを見るに今回はヤバいのは恐らくなさそうだな」ポチッ

フィリップ「どうだい? 何か変わった感じはあるかい?」

翔太郎「いや? 特に異変は・・・」カチッ ジョーカー!

翔太郎「・・・?」カチッ ジョーカー!

翔太郎「なんか気付いたらメモリを押してた!」カチッ メタル!



フィリップ「成功のようだ。今のはメモリを押したくなるメモリだよ」

翔太郎「は????????」カチッ トリガー!

フィリップ「効果はその名の通りだね。意識的にも無意識的にもメモリを押したくなる」

翔太郎「フィリップお前、俺が最初に渋りまくったらそれ先に押させるつもりだったろ痛っ!」ビリッッ!

翔太郎「押したくない! 押したくないのに押したくなるぴょん!!!」カチッ ←語尾にぴょんがつくメモリ



翔太郎「くっそ! 面倒な事に・・・フィリップゥゥゥ!!! どおおぉぉぉしてくれるんだよおおおおおおお!!!」カチッ カチッ カチッ ←数字がめちゃくちゃになる、テンションがアップダウンする、照井を強制召喚するメモリ





照井「所長、流石に外であーんは恥ずかしいが・・・あーーー・・・・・・・ん」

フィリップ「・・・」

翔太郎「・・・」

照井「・・・」アクセル! アップグレード!

翔太郎「照井いいいい!!!! 頼む待ってくれええええぴょん!!!!!!!ぁ痛ってぇぴょん!!!!」ビリッッ!

照井「なんだ貴様! 単純に騒がしい!!!」




フィリップ「ちなみに今回呼んだのは僕ではない。不慮の事故で翔太郎が呼んでしまったんだ」

翔太郎「違うんだぴょん!!! 痛ぇ!!! 俺は止めたんだぴょん!!! 1億3千万回くらい止めたんだぴょん!!! あ痛ぇっ!!!」ビリッッ! ビリッッ!

翔太郎「許してくれ照井いいい!!! 俺も呼びたくて呼んだわけじゃないんだぴょん!!!! さっき見たことも忘れるぴょん!!!!!」ジョーカー! ジョジョジョジョーカー! ジョーカー!

照井「人の耳元で叫ぶな! そしてメモリを連打するな!!!」

翔太郎「やっぱり最初にフィリップの誘いに乗らなければこんな事にはぴょん!!!」カチカチカチカチカチカチカチカチカチ ←照井の防御力が低下するメモリ


フィリップ「巻き込んですまない、照井竜。逆に元の場所に戻れるメモリも作っておいたからこれを押して帰ってもらって構わないよ」←間違って電流が流れるメモリを出す




照井「全く次からはくれぐれも気を付けてもらおぐあああああああああああああああ!!!」ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!

フィリップ「・・・おぉ、体が透けて骨が見えている。興味深いね」

翔太郎「おいコラ、フィリップ~っ!!!!」



照井は全治4ヶ月の怪我を負った。次の日には退院した


おわり


終わりです
メモからこっちに写してみると文がごちゃごちゃして読みにくかったですね、反省します

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