夕雲型について (17)



夕雲型 夕雲 から 清霜まで。



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【 夕雲 】


優しいが、甘くはない。

夕雲型長女にして母。そして君主。





愛すれば愛するほど、愛されれば愛されるほど

相手がどこまでも堕落していく、ジレンマ。



【 巻雲 】


ハイブリッド萌え袖。


何も知らない子供に見えるがピンク髪の系譜。

秋雲から間違った知識を吸収したせいで、男にも変な棒を入れる変な穴がある事を知る。



【 風雲 】


もちろん美人で可愛いのだが、それ以外の特徴が何もなく

その魅力を一言で言い表すのが難しいタイプ。


多すぎる姉妹艦や個性的な仲間達に埋没し、全く目立てないでいる。



夕雲型の吹雪。

都会の吹雪。 綺麗な吹雪。 芋を食べない吹雪。



【 長波 】


明るく可愛い姉御肌。 乳がデカい。





駆逐艦にしては発育が良く、おっぱいが揺れる度に幸せポイントが加算されていく。


100Pで提督のHPが全快になり、500Pでレイプされる。



長波「わあああっ!待て待て、待てってば! ///」

提督「無理。待てない」

長波「こんな昼間っから駄目に決まってるだろ! ///」

提督「長波がエロいのが悪い。俺、悪くない」

長波「ちょっ!?馬鹿、だから脱がすなああぁ! ///」



【 高波 】


かもかも帝国の一人。大人しい方のかもかも。


実は“ 黒豹 ”綾波や、“ 狂犬 ”夕立に並ぶ歴戦の武勲艦なのだが

かもかも言ってるばかりで未だその片鱗すら見えない、眠れる鴨。





子供の頃に爆竹のような辛さのシシトウに当たって以来、警戒心を持ち続けている。


高波「シシトウは……いらないかもです」

初霜「えー?美味しいのに」

高波「また辛いと嫌かもです」

雪風「辛いシシトウ?」

占守「そんなの食べた事ないっす」

時雨「唐辛子と間違えたのかな」

高波「ホントかも~!ホントにあるかもです」



陸奥「分かるわ」

扶桑「分かりますよ」

山城「むしろ辛くないシシトウって、何?」



【 藤波 】


可愛いが、前髪がデコボコな残念少女。

もしかして自分で切っているのではないか疑惑。






パンシロンでと聞かれたら、パンパンパン!と答える空母。

駆逐艦たる彼女には、何の事だか分からない。


藤波「ぱんぱかぱん?」

赤城「パンパンパンですよー」

龍驤「歓迎会始まるでー」

加賀「さあ、行きましょう」

藤波「あっ、はい」

隼鷹「パーッといこうぜ~、パーッとな!」

龍驤「新入りくんは余興で一発芸披露してやー」

藤波「えええーっ!?」



【 早波 】


提督「早波と藤波って似てるよね」

夕雲「双子なんです」

提督「あ、やっぱり」

夕雲「性格は結構違いますよ」

提督「へぇ、そうなんだ」

夕雲「藤波さんは元気で、早波さんはおっとりです」

提督「仲いいよね、いつも一緒だし」

夕雲「あ、でも喧嘩もよくしますよ」

提督「えーっ?ホントかい」



藤波「だーかーら、ポンデリングは抹茶だって!」モチ!

早波「いやいや、一番は絶対ストロベリーだよぉ」

浜波「きな粉こそが至高……攻守共に最強……」クワー



提督「白熱してるな」

夕雲「昨日はカントリーマアムでした」



【 浜波 】


提督「浜波って大人しいよな」

夕雲「でも、怒ると怖いですよ」

提督「怒ったりする事あるの」

夕雲「眠れる虎です」

提督「想像つかないなぁ」





浜波「浜波は怒ってます!」バン!

提督「うおっ?」

浜波「悪者がいます!許されざる者です!」フシャー!

提督「悪者?」

浜波「ウォシュレットの水勢を最大にして帰る人がいます!極悪人です」

提督「大袈裟だなぁ」

浜波「大袈裟ではありません!この惨状を見てください」クワッ


藤波「うぅ……お尻が痛いよぉ」シクシク

早波「お尻が割れそうだよぉ……」メソメソ


浜波「こんなの全盛期のイチローですよ!レーザービームです!」クワワッ!

提督「荒ぶってんなぁ」

夕雲「虎波ですから」

提督「浜波って意外と大きな声出せるんだな」

夕雲「さっきまで泣いてましたけどね」

提督「そうなの?」

夕雲「お尻が痛いみたいです」



【 沖波 】


正統派美少女だが影が薄く目立たない。

良く言えば主人公体質(吹雪) 悪く言えばモブ(吹雪)

正直、眼鏡を外すと誰なのか分かってもらえない可能性も……



大淀「大丈夫です」

沖波「えっ」

大淀「提督なら、絶対に沖波ちゃんだと分かります」

沖波「そ、そうでしょうか」

大淀「検証してみましょう」





提督「う~ん、この尻の張りは……沖波!」

提督「このちっぱいの形……沖波!」

提督「このブラとパンツの柄……沖波!」

提督「そしてこの頭の匂い……沖波!」スンスン

大淀「結論は」

提督「夕雲型最かわ駆逐艦、沖波!!」

大淀「ほら」

沖波「ほら、じゃありません!何ですかこれは!」

大淀「認証率100%ですよ」

沖波「嬉しくない!嬉しくないです!」



【 岸波 】


どの提督の元に着任しても、必ず髪をモフられるのが悩みの種。

嫌ではない(むしろ嬉しい)が、恥ずかしいのでやめてほしい。


提督「……」

岸波「……」

提督「……?」

岸波「……」ムー


本当にやめろとは言ってない。







提督「キシナミン?」

大淀「はい」

提督「何だそれは」

大淀「成分です」

提督「は?」

大淀「癒されます」

提督「は?」

大淀「そして、たぎります」

提督「いや、ちょっと待て。何を言っている」

大淀「シキナミン」

提督「え?」

大淀「そういうのもあります」

提督「そういうのって」

大淀「併用は不可です」

提督「えっ」

大淀「どちらか選んでいただかないと」

提督「どちらかって」

大淀「……」

提督「……」ソワソワ

大淀「……なお、どうしても選べない場合、併用も可とします」

提督「!!」

大淀「……」

提督「大淀マジ有能な」

大淀「やれやれです」



【 朝霜 】


炎のケツバットマスター。

いけいけドンドンの性格だが、先日初めて壁ドンされた時は頭の中が真っ白になった。


ギザ歯がじがじ。甘噛みマーキング。噛んじゃいけないところもかじる。がうがう。






提督「小悪魔系?」

夕雲「如月さんや荒潮さんみたいな」

提督「朝霜もそうなのか」

夕雲「冬に乾燥して唇がひび割れそうになると、全力で笑わせに来ます」

提督「うん、それただの悪魔だからね」



【 早霜 】


クールで無口でミステリアス。

さながらゼロチチの雲龍かと思いきや、実は意外とよく喋る。

また、ユーモアにも富み一緒に会話していて楽しいタイプ。



提督「ええぇ…早霜が……?」

岸波「部屋ではすっごくおしゃべりですよ」

高波「結構賑やか……かも」

沖波「お笑い番組とかも好きですし」

早波「たまにキレッキレのギャグを言ったりするよ」

提督「信じられんな」

浜波「秘書艦の時は違うんですか」

提督「全然そんな感じじゃないぞ」

清霜「執務中だからかな」

長波「まあ、基本真面目だしな」

提督「普段はこんな感じだぞ」

早霜「あ、あの……つ、月が綺麗ですね ///」モジモジ

藤波「早霜ーー!?」

巻雲「恋をしているーー!?」

朝霜「誰だよ、この純情少女」

風雲「えっ、いつからこの調子なの」

提督「最初からずっとこうだが」

夕雲「まさかの一目惚れ!?」

早霜「…… ///」テレテレ



【 清霜 】


本当に必要な時だけ。

本当の本当の本当に大切な時にだけ身に纏うと、約束した。


―――その時は、今。




◇◇◇



晴天。

鎮守府の中庭で結ばれた桃園の誓い。

オレンジジュースの盃を、三姉妹で酌み交わす。

我ら生まれた日は違えども、死す時は同じ日 同じ時を願わん。


   戦艦 大和型 名誉 三番艦 “ 清霜 ”  


授かりし首鎧には、燦然と眩き桜花紋章。

それは大和型の証。 それは大和型の誇り。

手にして分かるその誉れ。 改めて知るその重み。


遊びに使うものではない。人に見せびらかすものではない。

必要な時にだけ、大切な時にだけ、身に纏う。

約束と共に指を切る。



桐の箱。紫の染布に銀の結紐。


覚悟と決意と信念と。

丁寧に積み重ねられた日々の中。

誰の目にも留まらぬように、誰の手にも触らぬように、春の誓いは今を待つ。


出陣のその時まで

約束のその時まで



今を。





以上です。

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