夕雲型について (17)
夕雲型 夕雲 から 清霜まで。
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【 夕雲 】
優しいが、甘くはない。
夕雲型長女にして母。そして君主。
◇
愛すれば愛するほど、愛されれば愛されるほど
相手がどこまでも堕落していく、ジレンマ。
【 巻雲 】
ハイブリッド萌え袖。
何も知らない子供に見えるがピンク髪の系譜。
秋雲から間違った知識を吸収したせいで、男にも変な棒を入れる変な穴がある事を知る。
【 風雲 】
もちろん美人で可愛いのだが、それ以外の特徴が何もなく
その魅力を一言で言い表すのが難しいタイプ。
多すぎる姉妹艦や個性的な仲間達に埋没し、全く目立てないでいる。
夕雲型の吹雪。
都会の吹雪。 綺麗な吹雪。 芋を食べない吹雪。
【 長波 】
明るく可愛い姉御肌。 乳がデカい。
◇
駆逐艦にしては発育が良く、おっぱいが揺れる度に幸せポイントが加算されていく。
100Pで提督のHPが全快になり、500Pでレイプされる。
長波「わあああっ!待て待て、待てってば! ///」
提督「無理。待てない」
長波「こんな昼間っから駄目に決まってるだろ! ///」
提督「長波がエロいのが悪い。俺、悪くない」
長波「ちょっ!?馬鹿、だから脱がすなああぁ! ///」
【 高波 】
かもかも帝国の一人。大人しい方のかもかも。
実は“ 黒豹 ”綾波や、“ 狂犬 ”夕立に並ぶ歴戦の武勲艦なのだが
かもかも言ってるばかりで未だその片鱗すら見えない、眠れる鴨。
◇
子供の頃に爆竹のような辛さのシシトウに当たって以来、警戒心を持ち続けている。
高波「シシトウは……いらないかもです」
初霜「えー?美味しいのに」
高波「また辛いと嫌かもです」
雪風「辛いシシトウ?」
占守「そんなの食べた事ないっす」
時雨「唐辛子と間違えたのかな」
高波「ホントかも~!ホントにあるかもです」
陸奥「分かるわ」
扶桑「分かりますよ」
山城「むしろ辛くないシシトウって、何?」
【 藤波 】
可愛いが、前髪がデコボコな残念少女。
もしかして自分で切っているのではないか疑惑。
◇
パンシロンでと聞かれたら、パンパンパン!と答える空母。
駆逐艦たる彼女には、何の事だか分からない。
藤波「ぱんぱかぱん?」
赤城「パンパンパンですよー」
龍驤「歓迎会始まるでー」
加賀「さあ、行きましょう」
藤波「あっ、はい」
隼鷹「パーッといこうぜ~、パーッとな!」
龍驤「新入りくんは余興で一発芸披露してやー」
藤波「えええーっ!?」
【 早波 】
提督「早波と藤波って似てるよね」
夕雲「双子なんです」
提督「あ、やっぱり」
夕雲「性格は結構違いますよ」
提督「へぇ、そうなんだ」
夕雲「藤波さんは元気で、早波さんはおっとりです」
提督「仲いいよね、いつも一緒だし」
夕雲「あ、でも喧嘩もよくしますよ」
提督「えーっ?ホントかい」
藤波「だーかーら、ポンデリングは抹茶だって!」モチ!
早波「いやいや、一番は絶対ストロベリーだよぉ」
浜波「きな粉こそが至高……攻守共に最強……」クワー
提督「白熱してるな」
夕雲「昨日はカントリーマアムでした」
【 浜波 】
提督「浜波って大人しいよな」
夕雲「でも、怒ると怖いですよ」
提督「怒ったりする事あるの」
夕雲「眠れる虎です」
提督「想像つかないなぁ」
◇
浜波「浜波は怒ってます!」バン!
提督「うおっ?」
浜波「悪者がいます!許されざる者です!」フシャー!
提督「悪者?」
浜波「ウォシュレットの水勢を最大にして帰る人がいます!極悪人です」
提督「大袈裟だなぁ」
浜波「大袈裟ではありません!この惨状を見てください」クワッ
藤波「うぅ……お尻が痛いよぉ」シクシク
早波「お尻が割れそうだよぉ……」メソメソ
浜波「こんなの全盛期のイチローですよ!レーザービームです!」クワワッ!
提督「荒ぶってんなぁ」
夕雲「虎波ですから」
提督「浜波って意外と大きな声出せるんだな」
夕雲「さっきまで泣いてましたけどね」
提督「そうなの?」
夕雲「お尻が痛いみたいです」
【 沖波 】
正統派美少女だが影が薄く目立たない。
良く言えば主人公体質(吹雪) 悪く言えばモブ(吹雪)
正直、眼鏡を外すと誰なのか分かってもらえない可能性も……
大淀「大丈夫です」
沖波「えっ」
大淀「提督なら、絶対に沖波ちゃんだと分かります」
沖波「そ、そうでしょうか」
大淀「検証してみましょう」
◇
提督「う~ん、この尻の張りは……沖波!」
提督「このちっぱいの形……沖波!」
提督「このブラとパンツの柄……沖波!」
提督「そしてこの頭の匂い……沖波!」スンスン
大淀「結論は」
提督「夕雲型最かわ駆逐艦、沖波!!」
大淀「ほら」
沖波「ほら、じゃありません!何ですかこれは!」
大淀「認証率100%ですよ」
沖波「嬉しくない!嬉しくないです!」
【 岸波 】
どの提督の元に着任しても、必ず髪をモフられるのが悩みの種。
嫌ではない(むしろ嬉しい)が、恥ずかしいのでやめてほしい。
提督「……」
岸波「……」
提督「……?」
岸波「……」ムー
本当にやめろとは言ってない。
◇
提督「キシナミン?」
大淀「はい」
提督「何だそれは」
大淀「成分です」
提督「は?」
大淀「癒されます」
提督「は?」
大淀「そして、たぎります」
提督「いや、ちょっと待て。何を言っている」
大淀「シキナミン」
提督「え?」
大淀「そういうのもあります」
提督「そういうのって」
大淀「併用は不可です」
提督「えっ」
大淀「どちらか選んでいただかないと」
提督「どちらかって」
大淀「……」
提督「……」ソワソワ
大淀「……なお、どうしても選べない場合、併用も可とします」
提督「!!」
大淀「……」
提督「大淀マジ有能な」
大淀「やれやれです」
【 朝霜 】
炎のケツバットマスター。
いけいけドンドンの性格だが、先日初めて壁ドンされた時は頭の中が真っ白になった。
ギザ歯がじがじ。甘噛みマーキング。噛んじゃいけないところもかじる。がうがう。
◇
提督「小悪魔系?」
夕雲「如月さんや荒潮さんみたいな」
提督「朝霜もそうなのか」
夕雲「冬に乾燥して唇がひび割れそうになると、全力で笑わせに来ます」
提督「うん、それただの悪魔だからね」
【 早霜 】
クールで無口でミステリアス。
さながらゼロチチの雲龍かと思いきや、実は意外とよく喋る。
また、ユーモアにも富み一緒に会話していて楽しいタイプ。
提督「ええぇ…早霜が……?」
岸波「部屋ではすっごくおしゃべりですよ」
高波「結構賑やか……かも」
沖波「お笑い番組とかも好きですし」
早波「たまにキレッキレのギャグを言ったりするよ」
提督「信じられんな」
浜波「秘書艦の時は違うんですか」
提督「全然そんな感じじゃないぞ」
清霜「執務中だからかな」
長波「まあ、基本真面目だしな」
提督「普段はこんな感じだぞ」
早霜「あ、あの……つ、月が綺麗ですね ///」モジモジ
藤波「早霜ーー!?」
巻雲「恋をしているーー!?」
朝霜「誰だよ、この純情少女」
風雲「えっ、いつからこの調子なの」
提督「最初からずっとこうだが」
夕雲「まさかの一目惚れ!?」
早霜「…… ///」テレテレ
【 清霜 】
本当に必要な時だけ。
本当の本当の本当に大切な時にだけ身に纏うと、約束した。
―――その時は、今。
◇◇◇
晴天。
鎮守府の中庭で結ばれた桃園の誓い。
オレンジジュースの盃を、三姉妹で酌み交わす。
我ら生まれた日は違えども、死す時は同じ日 同じ時を願わん。
戦艦 大和型 名誉 三番艦 “ 清霜 ”
授かりし首鎧には、燦然と眩き桜花紋章。
それは大和型の証。 それは大和型の誇り。
手にして分かるその誉れ。 改めて知るその重み。
遊びに使うものではない。人に見せびらかすものではない。
必要な時にだけ、大切な時にだけ、身に纏う。
約束と共に指を切る。
桐の箱。紫の染布に銀の結紐。
覚悟と決意と信念と。
丁寧に積み重ねられた日々の中。
誰の目にも留まらぬように、誰の手にも触らぬように、春の誓いは今を待つ。
出陣のその時まで
約束のその時まで
今を。
以上です。
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