穂乃果「ほの～～……ほの～～……」

海未「ああ……、何を言っているのかさっぱりわかりません……」

穂乃果「ほのほの、ほのほ～～の！」

海未「申し訳ありません……」

海未「本当に何を言っているのかわからないです……」

穂乃果「ほの～～……」

海未「穂乃果……」

海未（このまま穂乃果と一生、お喋りすることが出来なくなってしまうのでしょうか……）

穂乃果「ほの……ほの……」

穂乃果「ほの～～……」泣

穂乃果「ほのの～～……、ほのの～～……」泣

海未「泣かないで下さい！穂乃果！」

海未（私が、何とかしなければ！）

海未（ですが……、どうすれば……）悩

海未（！）

海未（そうです！こういう時は……！）

トゥルルル……

希『はいはい。海未ちゃん、うちに何か用なん？』

海未「希！助けて下さい！穂乃果が《ほの》しか喋れなくなっています!!」電話中

希『ふむふむ……、成る程な……』

海未「何か解りましたか!?」

希『いや、全然わからんよ』

海未「希ぃぃぃぃぃぃ!!」

希『まぁ、アレや！とりあえず穂乃果ちゃんとキスでもしてみたらどや？』

海未「キス!?な、なななななななな、何を言っているのですか!!?ふざけているのですか!!!?」

希『おとぎ話とかで、キスして呪いやら魔法とか消えたりするやん！』

希『もしかしたら、穂乃果ちゃんの《ほの》もキスで消えるかも？』

海未「いやいやいや！適当な事を言わないで下さい!!」

希『もう、うちにできる事は何もあらへんよ。ごめんな？海未ちゃん！』

希『それじゃ！』

海未「あっ！コラッ！逃げるな!!」

海未「くっ……、全く……」

穂乃果「ほの～～……」ウルウル

海未「穂乃果……」

海未（穂乃果が泣いています……）

穂乃果「ほの～～……、ほの～～……」ウルウル

海未（穂乃果の悲しむ顔は見たく有りません！穂乃果には笑顔でいて欲しいです！）

海未（覚悟を決めました！）

海未（一か八か！やって見るしか有りませ！）

海未「ほ、穂乃果！」

穂乃果「ほの？」

海未「聞いて下さい！私は今から貴女にキスをします！」

穂乃果「！」

海未「私にキスをされるのは嫌だと思いますが……。これは、貴女を元に戻すためです！」

海未「ですから、どうかキスをさせて下さい！穂乃果!!」赤面

穂乃果「……」

穂乃果「……」目をつむる

海未（穂乃果が、私からのキスを受け入れようとしている!?）

海未「穂乃果……、ありがとうございます！」

海未「……」チュッ

穂乃果「……」

海未「……」赤面

穂乃果「……」赤面

海未「……ど、どうですか？ちゃんと喋れますか？」赤面

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
穂乃果「……ほのほの」赤面

海未「だあぁぁぁぁぁぁぁっ!!!全然駄目じゃ無いですかぁぁぁぁぁぁぁっ!!!希ぃぃぃぃぃぃぃっ!!!」

次の日……

穂乃果「海未ちゃ～～ん！」

海未「！」

穂乃果「穂乃果、元に戻ったよ！」

海未「……」

穂乃果「海未ちゃんのキスのお陰だね♪エヘヘ♪」赤面

海未「……」

穂乃果「海未ちゃん？」

穂乃果「何でさっきから黙っているの？」

海未「……」

穂乃果「何か喋ってよ～～！海未ちゃ～～ん！」

海未「う……」

穂乃果「う？」

海未「うみみ、うみうみ、うみみみ……」

穂乃果「え？え？」汗

海未「うみみ！うみみぃ～～!！うみうみうみ～～!!!」泣

穂乃果「えぇ～～……、今度は海未ちゃ～～ん!?」汗