暁「暁、本気でレディーを目指すわ!」 (21)

提督「どうしたんだ急に、レディーになりたいのはいつものことだが.....何かあったのか?」

暁「この前ウォースパイトさんと演習で一緒になったの!その時は初対面だったんだけど今まで出会ったどの人よりも『レディみ』を感じたわ!」 
 
提督「『レディみ』って何だよ....」 
 
提督「でもまあ確かにウォースパイトはここでもトップクラスの気品さを持ってるからな」 
 
提督「マナーや作法も一通り網羅してるし....暁が憧れるのも無理は無いな」 


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1562437811


暁「そうなの!だから暁本気でマナーを学びたいと思って!」 
 
暁「司令官ならそういうのも結構知ってるでしょ?」 
 
提督「うーん....俺でも教えられないことは無いが....」 
 
提督「よし....ちょっと待ってろ」ピポパポ 
 
暁「?誰と電話するの?」 
 
提督「俺だ、今時間あるか?暁がマナーを学びたいと言ってるんだが」 
 
提督「ああ、分かった 心遣い感謝する」ガチャ 
 
提督「今ウォースパイトに電話した、どうせなら俺より本人に習ってこい」 
 
暁「ふぇ!?」 
 
提督「幸い時間も取れるそうだ、折角の機会だし今からみっちり勉強して来るといい」

ピンポーン  
 
暁「(ううっ....ウォースパイトさんに直接会えるのは嬉しいけど....あんまり話したことないから緊張するなぁ....)」


暁「(そもそも暁なんかに真剣に教えてくれるのかなぁ.....)」 
 
ガチャ 
  
ウォースパイト「Hello! 貴女がアカツキね! Admiralから話は聞いてるわ!」 
 
暁「は....ひゃい!宜しくお願いします!」 
 
ウォースパイト「Don't get nervous!緊張しなくて大丈夫!」 
  
ウォースパイト「気楽な気持ちで勉強していってね!」 

~ウォースパイトの部屋~ 

暁「うわぁ~お部屋もすごく綺麗で上品.....」  
 
ウォースパイト「ふふっ ありがとう」 
 
暁「き....今日はお時間を取ってくれてありがとうございます!」 
 
暁「初めて会った時からウォースパイトさんのこと誰よりも大人なレディーだと思ってました!」 
 
ウォースパイト「少し買い被りすぎよ、でもそうやって尊敬してくれると嬉しいわ! Thank you!」  
 
ウォースパイト「じゃあ早速始めましょうか!今日はティータイムの基礎的なマナーを教えるわ!」 

ウォースパイト「まずはお茶を注ぐところから!基本的にはスタッフの人に注いでもらうのだけれど、居ない場合は各自で注ぐの」 
 
ウォースパイト「その時ポットの蓋は押さえずに聞き手でカップに注ぐのが英国式よ!」 
 
暁「蓋が落ちたりしないの?」 
 
ウォースパイト「英国製ティーポットは蓋にストッパーがついてるの!Don’t worry!」 
 
ウォースパイト「次は飲み方!まず最初の一口はミルクや砂糖を入れずに味わうの!」 
 
ウォースパイト「紅茶本来の味を楽しむ為よ!さ、飲んでみて!」 
 
暁「い....頂きます!」ゴク  
 
暁「美味しい!ちょっと苦いけどすごくいい香り!」 

ウォースパイト「ありがとう!でもアカツキ、そのカップの持ち方は良くないわ」 
 
暁「ふぇ?」 
 
ウォースパイト「ティーカップの取っ手に指を潜らせるように持つ人がいっぱいいるけど」 
 
ウォースパイト「正式なマナーは取っ手をつまむように持つの!」 
 
ウォースパイト「それとカップを両手で持っては駄目!スタッフがいる場面だとお茶がぬるいってとられてしまうわ」 
 
暁「ご...ごめんなさい 暁....何も知らなくて....」 
 
ウォースパイト「大丈夫!それを学ぶ為に来てるんだから!気にし過ぎる必要は無いわ!」 

ウォースパイト「次にティーフードの食べ方よ!この三段スタンドを見て!」 
 
暁「サンドイッチにスコーンにシュークリーム!どれも美味しそう!」 
 
ウォースパイト「基本的な食べ順はサンドイッチ→スコーン→デザートよ!」 
 
ウォースパイト「相手のペースに合わせて順番に食べていくのがポイントよ!」 
 
ウォースパイト「食べ方にもそれぞれルールがあるから是非覚えていってね!」 
 
ウォースパイト「まずはサンドイッチから!これはシンプルに手で食べるの!」 
 
ウォースパイト「ただし紙ナプキンが添えられてることもあるからその時はそれで包んで頂くわ!」 
 
暁「これは普段の食べ方とそんなに変わらないのね!これもおいしい!」

ウォースパイト「次はスコーン!これはちょっと面倒だから気をつけてね!」 
 
ウォースパイト「まずスコーンはお皿にとって手かナイフで何等分かに割るの!そして予め取り分けたジャムやクリームをつけて食べる!」 
 
ウォースパイト「割らずに丸かじりはマナー違反だから注意してね!」 
 
ウォースパイト「最後はデザート!今回はシュークリームだけどこの場合はナイフで半分に割るの!」 
 
暁「えっ!?デザートにもナイフを使うの?」 
 
ウォースパイト「exactly!(その通りでございます)そこから食べやすい大きさに切ってから食べるの!

 
ウォースパイト「ナイフでシュー生地にクリームを塗って食べるとよりgoodよ!」  

ウォースパイト「さて....これで一通り教えたけどどうだったかしら?」 
 
暁「すごく難しかったです!でもみんな美味しかったし....何よりすごくためになったわ!」 
 
ウォースパイト「ふふっ♪それは良かったわ」 
 
ウォースパイト「それに...貴女も初めてにしては中々だったわよ?心配しなくても貴女ならきっと立派なレディーになれるわ」 
 
暁「あ....ありがとうございます!」 
  
暁「これからもウォースパイトさんに少しでも近づけるように頑張る!」

ウォースパイト「ありがとう、そう言ってくれるとこっちも嬉しいわ♪」 
 
暁「(良かった~!ウォースパイトさんすごく優しい人だった!)」 
 
暁「(教え方も丁寧で分かりやすくて....まさに理想のレディーだわ!)」 
 
暁「(暁もいつかはこんな風に....)」 
 
ピンポーン 

ウォースパイト「what's?誰かしら」ガチャ 
 
サラトガ「ウォースパイトさん!約束の時間なので来ましたよ!」 
 
ウォースパイト「そうだ!すっかり忘れてたわ!今日は海外艦達との集まりがあったの!」 
 
ウォースパイト「どうするアカツキ?他の意見次第だけど....折角だし参加する?」 
 
サラトガ「サラたちは別に構いませんよ?どうです?一緒に楽しみませんか?」 
 
暁「(か....海外艦の人たちが沢山!どうしよう....迷惑にならないかしら?)」  
 
暁「(でもこんなに沢山の海外の人たちと交われる機会なんて無いし....)」  

暁「(きっとみんなレディーとして優雅に振舞うに違いないわ!それなら勉強の為にも....)」

 
暁「は...はい!参加するわ!」 
 
ウォースパイト「good!じゃあアカツキも参加ということで!」 
 
暁「(よかった.....!これで更にレディーに一歩近づけるわ!)」 
 
ウォースパイト「じゃあ早速だけど....スプ○トゥーンかマリ○カート出来る?」 
 
暁「......えっ?」 

~マ○オカート8DXプレイ中~ 
 
ドカーン(ボム兵の爆発が直撃した音)

 
ウォースパイト「F○ck you! やりやがったわねこのジャガイモ女!」 
 
ビスマルク「あはははwwwww!まともに食らったのね!ざまあ無いわ!」  
 
ウォースパイト「この....ク○カス共がああああああ!!!!」 
 
ローマ「Foo~♪これで私は不動の一位よ!精々底辺で醜く争ってるといいわ!」 
 

サラトガ「そんなローマさんにはトゲゾーをプレゼントしちゃいます♪」

  
ローマ「ちょっと!私今バナナとコインしか持ってないのよ!」チュドーン 
 
サラトガ「ふふっ♪希望を与えられ.....それを奪われる....その瞬間こそ人は美しい顔をするものです♪」 
 
ローマ「この陰湿女!アメリカ艦のくせに!」 
 
ウォースパイト「よしキラーとった!こっから逆転よオラァ!」 
 
ウォースパイト「食らえっ!日○タックル!」 
 
ガングート「危なっ!?貴様後で覚えていろよ!?」 

アークロイヤル「待っていろビスマルク!このマキシマムキノコで追いつくぞおおおおお!」 
 
ビスマルク「もぉぉぉ!また面倒なのが来たわ!こっち来ないでよ!」  
 
オイゲン「大丈夫ですお姉様!良かれと思ってゲッソーを撒き散らしておきました!」 
 
ビスマルク「ちょっと!見えない!私のほうが被害受けてるんだけど?!」 
  
 
暁「......」 
 
暁は死んだ目で一位を取った

 

これで終わりです、見てくれた方ありがとうございました 
 
最近ベンチプレスしたら手が滑って首筋が逝った 
みんなも気をつけよう

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom