・短いです
輝子「フヒ……二人とも、集まってくれてありがとう……」
乃々「い、いえ……お構いなく……というかいつも通りの机の下なので集まったという感じも無いんですけど……」
まゆ「アンダーザデスクのミーティング、ということですけど…一体今度は何をするんですかぁ?」
輝子「実は、是非ともこの三人でやりたいことがあってだな……」
乃々「何ですか?」
輝子「ああ……」
輝子「ヘヴィメタル編み物だ」
乃々「ヤバいキノコでもキメてらっしゃるんですか?」
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まゆ「……その、ヘヴィメタル編み物?というのは何なんでしょう?」
乃々「聞いちゃうんですねまゆさん……」
輝子「あ、ああ、私もつい最近知ったんだけど……その名の通りヘヴィメタルを演奏し、踊りながら編み物をするパフォーマンスだ」
乃々「やっぱり薬物キメてらっしゃるようにしか聞こえないんですけど……」
輝子「く、口で説明するより見た方が早いな……まゆ、『ヘヴィメタル 編み物』で検索してくれないか…?」
まゆ「いいですけど、自分のは遣わないんですかぁ?」
輝子「その、自分のは……ロックを爆音で延々事務所で聞いてたらこの前取り上げられて……」
まゆ「あー……」
~動画視聴中~
輝子「ど……どうだった……か?」
まゆ「なんというか……すごいですねぇ……」
乃々「そもそもヘヴィメタと編み物だけでもおかしいのになぜか相撲とヘヴィメタが組み合わさってて……カオスすぎるんですけど……何なんですかこれ……」
輝子「こ、これはこの前フィンランドであった『第一回ヘヴィメタル編み物世界選手権』で優勝した日本の芸人さんなんだ……フヒ……」
まゆ「優勝チームの割にはあんまり編み物してないように見えますけど……」
輝子「パフォーマンスが派手だったのが良かったんだな……きっと……」
まゆ「審査基準は無いんですか?」
輝子「ああ……第一回ということもあって、審査は難航したらしいぞ……?」
まゆ「ええ……」
乃々「というか輝子さん、なんでこれ私たちでやろうと思ったんですか…?」
輝子「私も最初見たときは頭がおかしいんじゃないかとしか思えなかったんだけどな、ふと気づいたんだ」
輝子「『これは私達のためにあるような競技じゃないか』って」
乃々「精神科医が必要な感じですか????????」
輝子「よ、よく話を聞いてくれ……まず、ヘヴィメタは私の得意分野だろ?」
まゆ「ええ、まあ、そうですね」
輝子「そして、まゆは…編み物が得意だろ?さっきの映像の芸人さんよりも上手にできるだろうな……」
まゆ「な、なるほど……」
乃々「怒られますよ??」
まゆ「でも、ちょっとやれるような気がしてきましたぁ」
乃々「わ、私はどうなんです!?パフォーマンスなんてできませんよ!?」
輝子「そ、それじゃあ……それを考えるのはどうだ?」
乃々「?」
輝子「ほ、ほら、乃々、絵本作家になりたいって言ってたし……そういう裏方の方がやりやすいだろ?」
乃々「な、なるほど……」
輝子(でもこういう時の乃々って)
まゆ(だいたい自分を犠牲にしがちですよねぇ)
乃々「で、でもまだ演奏できる人がいないんじゃ…?」
輝子「ああ、それは心配ない……炎陣の皆さんの協力は取り付けてある」
まゆ「そこの皆さん乗っちゃうんですね……確かに乗っちゃいそうですけど」
輝子「それじゃ、乃々、演出は頼んだぞ……次のライブでやるからな…」
乃々「うう……やるとは一言も言ってないんですけど……まあやりますけどぉ……」
まゆ「がんばって、ヘヴィメタル編み物成功させましょうねぇ」
輝子「ヒャッハーーー!やってやるぜぇーーーー!!!!」
アンデス「「「おー!」」」
美玲「おーい、乃々ー、輝子ー……あれ、二人ともレッスンか?」
小梅「う、うん……次のライブのパフォーマンスの練習だって……涼さんや夏樹さん達も居たっけ……」
美玲「へー、だいぶ先なのに頑張るな……ちなみに何やってるんだ?」
小梅「えっと、確か……」
小梅「ヘヴィメタル編み物だって」
美玲「集団幻覚でも見てるのか????????????????」
GIGA BODY, METAL, from JAPANさん第一回ヘヴィメタル編み物世界選手権優勝おめでとうございます。以上です。
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