悪魔「私はあくまで、悪魔ですので」 (17)

もしも仮に、あなたに好きな人が居て。
その相手が高嶺の花で、手が届かずに。
自分以外の誰かと婚約して、結ばれて。
その幸せを願いながらも心に闇を抱え。
世の中の理不尽を嘆き一杯ひっかけて。

ふらりと立ち寄った書店の店先に積まれた、いかにも怪しげな古びた装幀の古書をめくると。

「悪魔召喚……?」

それは悪魔の召喚方法が事細かに記された魔術書であり、どう考えても眉唾であろうとは思いつつも、はした金でその本を購入して持ち帰り、帰り道で買ったた鶏と豚の血を本に記された通りに描いた魔方陣へと捧げてみたところ。

「召喚に従い、参上仕りました」

闇の衣を纏いし悪魔が召喚されたとして。

「どのような願いでも叶えてみせましょう」

涼やかな、冷え冷えとした声音で、まさにこの世ならざる人外に相応しい絶世の美貌を誇る悪魔の美女に願いを聞かれたら。

「俺をお姫様と対等な立場にしてくれ」

誰しも誰だって、自らの欲望に塗れた野心を、声に出さずにはいられないのは明白である。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1564760645

訂正です。
帰り道で買ったた、ではなく。
帰り道で買った、でした。

確認不足で申し訳ありません。

それでは以下、続きです。

「ふむ。姫君と対等な立場をご所望ですか」

悪魔の美女は召喚者の風貌を無遠慮に眺める。
背は高すぎず低すぎず、中肉中背でありながらもそれなりに鍛えられており、顔は冴えない。
年齢はようやく二十代といったところだろう。

「失礼ですが、ご職業は?」
「城で衛兵を務めている」

召喚者は城務めの衛兵らしい。
それを耳にして、悪魔は邪悪に微笑んだ。
大きな胸の下で腕組みしながら、ニタニタと。

「おやおや、衛兵の分際で姫君に懸想などと」
「なんだよ、悪いか?」
「悪いでしょうねぇ、はい。この上なく」
「……そんなことは俺だってわかってる」
「本当にわかっていらっしゃいますか?」
「ああ」
「護るべきお姫様に懸想する衛兵など……」
「笑うな」
「失礼。キモすぎて失笑してしまいました」

まさに悪魔的な悪魔の毒舌と暴言に、召喚者である衛兵は死ぬかと思った。いや、死にたい。
羞恥で顔は赤らみ、怒りと屈辱で身体をワナワナと震わせ、しかし反論できない衛兵に対し。

「一度、地獄に堕ちた方がよろしいかと」

そう嘲り、悪魔が細く長いしなやかな指を打ち鳴らした、次の瞬間。何も見えなくなった。
突如として衛兵の視界は闇に閉ざされ、意識が暗転して、どこまでもどこまでも堕ちてゆく。

「ご安心ください。願いはきちんと叶えます」

闇に包まれた衛兵に唯一残された聴覚が、悪魔の悪魔の囁きを拾い、そして悪魔は付け足す。

「こう見えても私、あくまで、悪魔ですので」

どう見ても悪魔にしか見えない悪魔の洒落にならない洒落のオチを聞きながら堕ちて堕ちて。

「ああ、そうそう。願いの成就には当然多大な代償をお支払い頂きますがどうか悪しからず」

今更そんな説明をされても時既に遅く、悪魔に願った衛兵は地獄に堕ちて、その命を失った。

「うっ……ここは……?」
「お目覚めですか?」

目が醒めると衛兵は地獄の底まで堕ちていた。
赤い空と、暗い大地。酷く暑く、乾いている。
そこら中に転がる石が背中に刺さって、痛い。
それなのに、後頭部だけは妙に心地良かった。

「私の膝枕はいかがですか?」
「は?」

言われて、気づく。悪魔に膝枕をされていた。

「わ、悪い。すぐに退けるから……」
「まあまあ、そう焦らずに」
「これが焦らずにいられるか!」

裾が短く露出の多い闇の衣から伸びる艶めかしい悪魔の生足は初心な衛兵には刺激的すぎた。

「せっかくですのでこのまま契りませんか?」
「ち、契り……?」
「はい。悪魔との契りです。ああ、勘違いされては困ります。私はあくまで全年齢対象の健全な悪魔なので契りと言ってもキスだけです」

唐突にわけのわからないことを捲し立てられて、混乱状態に陥った衛兵の半開きの口に。

「はい。ちゅー……」
「ま、待っ……!」

有無も言わさず接吻する間際、悪魔が止まる。

「ちっ。拒まれてしまいましたか」
「へ?」
「心の底から拒絶されると、悪魔は何も出来ないのですよ。とはいえ、軽くショックですね」
「な、なにが……?」
「あくまで悪魔である私は、悪魔的な美貌には自信がありましたので。それなのにこうも拒まれるとは思いませんでした。ムカつきますね」

苛立ちを隠そうともせずに悪魔はジト目で衛兵を睨みつけて、彼の両頬を手で押さえつけた。

「は、離せっ!」
「駄目です。私の眼を見てください」
「な、なんで……?」
「すぐにあなたを魅了してみせますので」
「か、勘弁してくれ!?」
「往生際が悪いですねぇ……仕方ありません」

頑なに目を閉じ、魅了なぞされてなるものかと悪魔の魔眼から逃れると、悪魔は何やらモゾモゾと身をよじらせて、悪魔的な言葉を告げた。

「はい。脱いじゃいました!」
「えっ……?」
「今なら丸見えですよ~?」

衛兵は耳を疑った。耳の穴をかっぽじった。
悪魔は脱いじゃったらしい。嘘だろ、おい。
今なら丸見えらしい。それは本当だろうか。
非常に気になる。ならば、確認すればいい。
ちょっとだけ、ほんのちょっと薄めを開け。
悪魔の悪魔的な胸部に目を向けた、その時。

「ざぁああんねんでしたああああっ!!!!」

悪魔は闇の衣を纏い直して、魔眼を発動した。

「うあっ……!?」
「ふぅ……手間をかけさせてくれましたねぇ」
「も、申し訳、ありませんでした……」
「魅了して謝らせても全然スッキリしません」

自らの操り人形と化した衛兵の謝罪では悪魔は満足せずにパチンと指を鳴らし魅了を解いた。

「うっ……俺は、いったい……?」
「どうでした? 魅了された気分は?」
「まるで家畜の気分だった……」
「お似合いじゃないですか! また家畜になりたいのなら、すぐにならせてあげますよ~?」
「や、やめてくれ!?」
「それなら早く、私と契りを結んでください」
「わ、わかった! 言う通りにする!」

悪魔の誘導尋問ならぬ誘導拷問に心を弄ばれ折られた衛兵は仕方なく契りを結ぶことにした。

「もう、いつまで待たせるんですか~?」
「いや、心の準備がだな……」
「え? もしかして初めてだったりします?」

なかなか契りを結ぼうとしない衛兵に悪魔が尋ねると、顔を真っ赤にして怒鳴り返された。

「わ、悪いか!?」
「うわ~引くわ~」

おえっと、えづきながら悪魔はドン引きした。
すると、衛兵は肩を落としてしょんぼりした。
その様子に気づいた悪魔は、ニタリと笑った。

「おやおや~? 落ち込んじゃいましたかぁ?」
「うるさい。ほっといてくれ」
「ぷぷっ。キスの経験もないとか、あなたはこれまで何して生きてこられたのですかぁ~?」
「俺はこれまで、ただ姫様をお護りするためにひたすら剣を振るい続けていた。それだけだ」

真剣な顔で姫君のことを想う衛兵を見て、悪魔は無性に苛々して、彼の髪を掴んで怒鳴った。

「その大切なお姫様を自分のものにする為にお前は私に願ったんだよ! 悪魔であるこの私になぁ! 何が姫様を護る為にだ! 馬鹿じゃないのか!? ちっとは自分の愚かさを自覚しろ!!」

とても悪魔とは思えぬその正論を受け、衛兵は何ひとつとして言い返すことが出来ず、嗚咽を漏らしながら涙を流し、地獄の底で慟哭した。

「ちっ。うっぜぇ。大の男が泣くなよな」

泣き喚く衛兵に舌打ちをして、悪魔は毒づく。

「おい衛兵。私の目を見ろ。はい、魅了っと」

髪を掴んで、こちらを向かせ、魔眼を使った。

「よーし。涙はひっこんだな?」

魅了され、感情を奪われた衛兵は泣き止んだ。

「落ち着くまで、こうしといてやる」

操り人形となった衛兵を悪魔は抱き寄せて、闇の衣で包み込み、悪魔の囁きを耳元で呟いた。

「私は優しくなんてない。あくまで、悪魔だ。人間を惑わせ、貶めるのが私の役目だ。だからお前を騙したり、酷いことを言ったりもする」

あやすように背中を叩きながら悪魔は諭した。

「だが契約は絶対だ。だから私と契りを結べ。さもなくば、地獄に堕ちてまで叶えようとしたお前の願いは叶わない。わかったか? わかったなら魅了を解く。いいか? もう泣くなよ?」

そう念を押してから、魅了を解くと、衛兵は。

「……ありがとう」
「ちっ……やっぱなんもわかってねぇなお前」

見当違いな感謝をされ悪魔はそっぽを向いた。

「それで? 契りを結ぶつもりあんの?」

そっぽを向きながら悪魔が衛兵の意向を尋ねるも、暫く沈黙が続いて、答えが返ってこない。

「お前さぁ……いい加減にしろよ?」
「……すまん」

業を煮やした悪魔が衛兵に視線を向けると彼は苦渋の表情を浮かべており、何やら思い悩んでいるらしく、事ここに及んで何をそんなに迷う必要があるのか、それが気になり尋ねてみた。

「とにかく、その悩みとやらを話してみろよ」
「聞いて、くれるのか……?」
「言っとくけど、あくまで悪魔の私はお前の悩みを解決するつもりはない。むしろもっと拗らせて、悪化させるつもりだから、悪しからず」

もうすっかり聞き慣れた悪魔の前置きと決め台詞の裏に込められた優しさに衛兵は頬を緩め、想い人について語る。

見習い兵士の頃に、姫様と知り合ったこと。
お忍びで街に出たいと請われ助力したこと。
その際は護衛を務め、共に街を歩いたこと。
暴漢に襲われた時は身を呈して庇ったこと。
その帰り姫君から頬に口付けをされたこと。

「ん? ちょっと待て」
「なんだ?」
「それってもう、両思いじゃね?」
「それがどうした?」
「だったら私に願う必要なくね?」
「俺が願ったのは姫様と見合う立場だ」
「あー……そうだったな。はいはい、続けて」

勘違いをしていたらしい悪魔は渋々納得し、さも面白くなさそうなぶすっとした顔で、もはや聞きたくもない衛兵の惚気話の続きを促した。

「どれだけ互いに愛し合っていたとしても、俺と姫様の間には身分の違いという越えられぬ壁があった。それでも気持ちが通じ合ってさえいればいいと思っていた。だが、ある日のことだ」

事前の連絡もなしに沢山の兵士を引き連れて、大国の王子が国境を越えて城までやってきた。
物々しい雰囲気に城内は騒然となったが、越境の際に派遣した使者によると、戦争するつもりはないとのことでとにかくその王子を迎えた。

「城に来た王子は姫様に婚約を申し込んだ」

確固たる武力を誇示し、何も言えずに怯える小国の姫君を寄越せと、大国の王子は要求した。

「我が国の王は激怒した。当然、表沙汰にはしないものの、密かに兵を集めてなんとか大国の王子を追い返そうと画策したが、その目論見は実行に移す前に脆くも崩れ去ってしまった」
「ふーん。なんで?」
「姫様がその婚約を承諾されたからだ」

国に暮らす民を思う姫君は、王子に手を出して大国とことを構えるのを避け、要求を飲んだ。

「そうして、俺は悪魔に願ったというわけだ」
「あっそ。お幸せに」
「今の話のどこに幸せな要素があった?」
「だってお前いま、鼻の下が伸びてるし」
「伸びてない」
「ほっぺにちゅーされたんだろ?」
「それがどうした」
「なら、それでいいじゃねーか」
「良くない」
「ふーん? それ以上もしてみたいってこと?」
「話の趣旨がズレてるぞ」

趣旨がズレようが悪魔にはどうでも良かった。
そもそも、途中からロクに話を聞いていない。
欠伸をしながら悪魔は投げやりに結論付ける。

「んじゃあ、その大国を滅ぼしちまえよ」
「どうやって滅ぼすというのだ」
「私と契って、悪魔の力でチャチャっとさ」

事もなさげに悪魔はそういって、指を鳴らす。
すると、地獄の底がひび割れて、裂けた。
改めて、出鱈目なその力に驚く衛兵を誑かす。

「この強大な力が欲しくはありませんか?」

悪魔は荒んだ口調を改めて、召喚した直後のような上品且つ丁寧な口調で、衛兵を誘惑した。

「腕を振るえば木々を薙ぎ倒し、足で踏みつければ大地を揺るがし、頭上に向けて咆哮するだけで貴方は天を割ることさえ出来るでしょう」

衛兵は実感する。たしかに、それは可能だと。
それだけの強大な力があれば、何でも出来る。
大国を滅ぼし、奪われた姫君を、取り戻せる。

「……対価はなんだ?」

自らの望みを目の前にぶら下げられて、まさに喉から手が出そうになるのを必死に堪え、衛兵は悪魔召喚について記された古書に書かれていた願いの対価について悪魔に問うた。

「この身ひとつでは、叶えられるとは思えん」

すると悪魔は、ニタリと笑い、対価を告げた。

「貴方に魔王として地上を蹂躙して頂きます」

地上の蹂躙。征服。それが悪魔の望みだった。

「自分でやればいいだろう?」
「私はあくまで、悪魔ですので」
「どういう意味だ?」
「悪魔は願われなければ、何も出来ません」

故に人を惑わせ、誑かす。
自らの願いを叶える為に、利用する。
それが悪魔のやり方だった。

「そう悪いお話ではないと思いますよ?」

どう考えても悪いであろう話を、悪い顔をした悪魔は、悪びれることなく、正当化し始めた。

「貴方は大国を滅ぼして満足。そしてその玉座に魔王として君臨し、全世界を支配する。ほら、口にするだけでもゾクゾクしませんか?」

まるで自らが女王にでもなったかのように恍惚な表情を浮かべる悪魔を、衛兵は怪訝に思い。

「もしも仮に、俺が魔王になって世界を征服したとしてお前にいったい何の利があるんだ?」
「私は魔王様のお嫁さんになりたいのです」
「はあ?」
「あ、やっぱ今のなし」

うっかりポロっと暴露した悪魔の本当の目的に衛兵は開いた口が塞がらず、その機を逃さないとばかりに悪魔は口付けをして契ろうとした。

「隙ありです!」
「うわ! くんなよ!」
「契りを結んでください!」
「や、やだよ!」
「何故ですか!?」
「だってお前を嫁にする気ないし!」
「どうしてですか!?」
「性格悪くて疲れそうだからだ!」
「……がーん」

売り言葉に買い言葉でついつい衛兵がはっきりと欠点を口にすると悪魔はショックを受けた。

「お、おい……大丈夫か?」
「別に平気です。性格悪いとか悪魔にとってはむしろ褒め言葉ですし? 全然気にしてません」

とか言いつつ、悪魔は半泣きだった。
その涙を人差し指で拭いながら、衛兵はなるべく弱った悪魔を刺激しないように、諭した。

「俺は姫様のことが好きなんだ」
「もっと他に言い方があるでしょうに」
「俺は口下手だから、そうとしか言えない」
「まあ、いいですけど。それで?」
「だからお前を嫁には出来ない」
「だから契ることも出来ないと?」
「そういうことだ」
「はあ……めんどくさ」

悪く言えば頭の固い、良く言えば一途な衛兵のことが心底面倒になり、仕方なく悪魔は指を打ち鳴らして特別に力を貸してやることにした。

「今回だけですからね?」
「ありがとう、恩に着る」

場面は変わり、冒頭と同じく衛兵の自室。
地獄の底から辛くも舞い戻った衛兵の手には、一振りの美しい漆黒の大太刀が握られていた。
妖艶な美を誇るそれはまさしく魔剣であり、契りも結ばずに力を貸す為に苦肉の策として悪魔が姿を変えて剣となったものである。

「綺麗だな」
「ふぇっ!? な、何言ってやがりますか!?」

お約束のお世辞にげふんげふんと咳払いをして、魔剣は真面目くさった声で説明をした。

「見ての通り、今の私はあくまで道具です」
「ああ」
「道具は悪魔と違い対価を求めません」
「ありがとな」
「ちっ。やはりあなたは何もわかってませんねぇ……タダより高いものはないんですからね!」
「ああ、肝に銘じておく」

慣れない感謝の言葉に反発して毒舌を吐く魔剣を優しく握りしめ、衛兵は姫君の元へ赴いた。

「大国をぶっ潰すんじゃなかったのですか?」
「まずは穏便に話し合いが先決だ」
「大太刀提げて穏便に話し合いですか?」
「なら、乱暴な話し合いをするまでだ」

悪魔の悪意にすっかり染まった衛兵は、悪そうに口の端を曲げて、悪魔の力で身体を浮かし、姫君が在わすであろう寝室のバルコニーへと音もなく降り立った。時刻は深夜で月が綺麗だ。

「もう寝てますかね?」
「どうだろう?」

窓にはカーテンが引かれ、中の様子を窺い知ることは出来ない。明かりは既に消えている。
だから衛兵は窓に耳を当てて、気配を探った。

「うひぃ~ストーカーっぽくてキモいです!」
「しっ。静かに」

想い人の寝室の窓に耳を当てる衛兵のあまりのキモさに慄く魔剣を黙らせて、耳を澄ますと。

「中から姫様と王子の声が聞こえる」
「うえっ!? もしかしてお楽しみですか!?」
「いや、お楽しみというよりも、これは……」

俄かにテンションが上がった悪魔とは対照的に、衛兵の顔色は極めて悪く、その理由はその後すぐに明らかとなった。中から愉悦が響く。

「フハッ!」

それは紛れもなく姫様の声であり。
そして窓の隙間から漂う臭気を嗅いで。
衛兵は姫君の知られざる性癖を知った。

どうやらお楽しみならぬ、お愉しみらしい。

「フハハハハハハハハハハハハハッ!!!!」
「ああ、ハニー! 君の下痢便は最高だよ!!」

姫君も糞なら王子も糞だった。糞塗れだ。
衛兵はもう何も信じない。何も愛さない。
魔剣の柄を固く握り締めながら、告げる。

「悪魔」
「はいよ!」
「お前を嫁にして、世界を滅ぼす」
「はーい! 末永くよろしくね、ダーリン!」

こうしてひとつ悪魔の望み通り世界は滅んだ。


【あくまで悪魔の世界の滅ぼし方】


FIN

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom