【メギド72】モラクス「プニキ!」 (52)

フォトンドリヴン世界救済RPGメギド72のSSです
ささやかな何某ホームランダービー要素とメインシナリオ6章以降の多大なネタバレを含みます。
前作:ソロモン「便意を増幅させる幻獣!?」バルバトス「ああ」( ソロモン「便意を増幅させる幻獣!?」バルバトス「ああ」 - SSまとめ速報
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ブネ「ペルペトゥムの交通整備をする?」


ソロモン「あぁ、メギドラルからの侵略も一段落したし、王都だけで避難民受け入れをするわけにはいかないからな…」


モラクス「でもよ、整備つってもどうするんだ?あそこは黒き門のすぐ近くだし折角環境を整えてもまた敵襲で台無しにされちまうかもしれねーじゃん?そうさせない為にベリアルは整備を後回しにしてたんだろ?」

ソロモン「前みたいにペルペトゥムへのゲートが使えなくなった場合の保険でもあるんだよ、アジトは便利だけど"ソロモン王"の本拠地はペルペトゥムの方が都合がいい…ってヒュトギンも言ってた」


モラクス「受け売りかよ!」


ソロモン「それに黒き門にはもう"手を打って"あるんだ、そこは心配ないよ」


バルバトス「なるほど…明確に拠点を築いた上で民を受け入れ、ソロモン王とシバの女王が対等であると三界それぞれにアピールできるわけだ…よく考えるね彼も 黒き門の問題が無くなるなら反対する理由もないかな」

ブネ「なるほどな…だがメンバーはどうする?今は各地の哨戒や復興作業で出払っている奴も多い ヴィータとしての生活があるって里帰りしてるのもいるし無闇矢鱈に召喚すると顰蹙を買うぞ」


モラクス「そうだ、サブナックなんてどうだ?メギド体がデカいし…手も物を運ぶの上手そうじゃん!」


バルバトス「そうだな…整備となると第一に力自慢だ メギド体を同時に維持は流石に難しいし…素の力が強いメギドにも声をかけておいた方がいいだろうね」


ソロモン「となるとハックやラウム、ハルファス…ガミジンも待機してたな、声をかけてくるよ!」

---
ソロモン「~って訳なんだ、力を貸してくれないか?」


サブナック「ペルペトゥムをヴィータを守る拠点にするのは悪くないな、乗った!」


ラウム「避難民を受け入れる為の公共事業なんて泣かせるじゃねーかコラァ!頼まれなくてもやってやるぜ!」


ハルファス「ソロモンさんがそう言うなら…」


ガミジン「チッ…面倒臭えがハルマに借りを作りっぱなしじゃ胸糞悪いからな…今回は手伝ってやるよ」


ハック「作業で筋肉を鍛え、避難民にヴァイクラチオンを伝える…一戦二議席のうまい話じゃな!乗ったぞ!」


ソロモン「皆、ありがとう!


---
モラクス「ペルペトゥムに移動したはいいけど…まずはどうするんだ?」


ソロモン「ヴィータが王都から移動する上で最大の難所はやはり果ての壁だ、赤い月が落ちて少しは超え易くはなったけど依然ヴィータにとっては一番の難所だし…」


バルバトス「指輪なしで力を使える不死者やハルマを避難民の護衛につけても犠牲を出さずにペルペトゥムへ到達させるのは困難だからね…幻獣との戦闘を考慮しても足場を整えるのは必須項目だ、長い道のりで犠牲者が出続けると精神衛生的にも効率的にもまずい」


ブネ「今後道や橋を作る為にも第一陣の俺たちが邪魔な障害物をぶっ壊したり動かして整えなきゃならん訳だ」

ソロモン「ああ、皆頼…」


サブナック「ソロモン伏せろ!…ぐっ!」


ソロモン「サブナック!?ケガは…」


サブナック「この通りなんともないぜ!しかしこれは…」


モラクス「石だ…石を投げてくる幻獣!獣の軍勢の中にいたはずだぜ!」


ガミジン「気に食わねぇな…そいつらは殲滅したんじゃなかったのか?」



幻獣「ゴハァァーッ!!」


ソロモン「討ち漏らしがいたんだ!そいつらがまた徒党を組んだか増えたか…」


バルバトス「オーク族は知性は低いが知能と力は馬鹿にできない幻獣だ、ここで確実に倒しておかないと避難民受け入れが難しくなる!」


モラクス「でもよ、前みたいに槍とか斧をもった奴らがいなくね…?どいつもこいつも石を握りしめてるぜ?こいつら以外にそれらしい気配もないし…」


ブネ「たまたま部隊丸々残ったのか知らねぇが考えるのは後だ!殲滅するぞソロモン!」



ソロモン「纏めて殲滅するなら…ハルファス!幻獣をみんな吹っ飛ばしてくれ!」


ハルファス「わかった、選ばなくていいんだね!出来る、かなっ!」


幻獣「ギャァァース!!」


サブナック「堪えてないか…!ぐっ!」


ガミジン「オラぁっ!」


幻獣「ギュブッ!?」


モラクス「打ち返した!やるじゃんガミジンのアニキ!」

ソロモン「攻撃をガミジンとサブナックが捌いてくれている今がチャンスだ!フォトンを貯めて…ハルファス、モラクス!!」


ハルファス「わかった!ぶぇぇぇぇいっ!!」


モラクス「くらいやがれえっ!」


幻獣「ゴハァァァーッ!!」


ソロモン「効いてない!?今まで倒してきた奴らとは違う!」


バルバトス「オーク族は障壁を張るなんて高度な技は使えないはず…だが全く手ごたえがないとなると…」

ラウム「こんなトコで倒れられねぇンだ!元気出せやコラァ!」


サブナック「応急処置か、助かる!しかしこのままだと攻め手がなくてジリ貧だな…」


ガミジン「おぐっ…!負け犬だからってやられてばっかじゃねぇぞ!」


幻獣「ギュブブッ!?」


ソロモン「(ガミジンが石を打ち返した時だけやたらと驚いている…いや恐れている?もしかしたら…)」

ソロモン「ガミジン!投石を打ち返す事に集中してみてくれ!幻獣の動きが気になる!他のみんなはフォローを頼む!」


ガミジン「よくわかんねぇが…やってやる、よっ!ラァっ!」


幻獣「ギュブブブブッ!?」


バルバトス「やはり…ダメージを受けている訳でもないのに打ち返す度に動揺が大きくなっている!もしかしてこいつらは"自身の石を複数回打ち返される事"が条件で倒れるのか?」


ブネ「いくらなんでもピンポイントすぎるが…今はガミジンに賭けるしかねぇな…」

ガミジン「オラッ!決めてやらぁ!!」


幻獣「ギャブッ!?ブ……」


モラクス「おっ!幻獣がぶっ倒れたぜ!」


ソロモン「この調子ならいけるぞみんな!」


ガミジン「さぁ、次はどいつ…」


幻獣「ギュバァァァァッ!!!」


モラクス「がっ!?」


ガミジン「弾速が速いっ!?」

ハック「むンッ!あの幻獣、筋肉のつき方が他の奴とは違う!より投擲に向いた鍛え方がされとるンじゃあ!」


ブネ「なんだと!?」


幻獣「ガアァァァァっ!」


サブナック「いくら早くても直線なら防ぎようがある…なっ!?」

ラウム「ぐあっ!?」


バルバトス「石が横にブレてサブナックをかわして後ろに攻撃を通した!?」

ソロモン「石にフォトンは込められていなかった…つまり奴は自分の技術で弾道を変化させているんだ!」


ガミジン「クソ…!かすりもしねぇ…」


ブネ「いくらなんでもあんな変化は見た事がねぇぞ…どうするソロモン!」


ソロモン「くっ!どうにかこいつらを引き離して体制を整えるしか…」


幻獣「ガアァァァッ!!」


ラウム「ッ!モラクス!得物で防げコラァ!」


モラクス「くっそ…めまいで力が…」


ソロモン「モラクスーッ!!」





---
幻獣「ッ!?」


バルバトス「なっ…?あれをはじき返した!?」


モラクス「助かったぜガミジンのアニキ…死ぬかと思った…」


ガミジン「いや俺じゃねぇぞ…?」


モラクス「なら何で…」


黄色い幻獣?「………」


「「何だコイツ!?」」


今日はここらへんで一旦切って明日以降続きを書いていきます

ブネ「ソロモン!奴らが逃げ帰っていくぞ!」


ソロモン「助かった…のか?でも何で…」


ハック「むぅ…もしかすると"こいつ"に恐れをなしたのかも知れン…」


黄色い幻獣?「………」


ブネ「敵意は感じねぇが…一体何なんだよコイツは…」

バルバトス「熊のぬいぐるみのような姿…以前大幻獣の取り巻きに似たのを見た事があるが…」


ラウム「幻獣と戦っておいてヴィータには手を出さねぇとか聞いたことねぇぞコラ…」


ソロモン「ぬいぐるみ…あ、もしかしてコルソンの新しい友達とか!」


ガミジン「それならペルペトゥムに着いた時点で自慢して来そうなもんだが…わざわざ時間差でサプライズなんてするクチではないだろ」

黄色い幻獣?「…!…!」


サブナック「ッ!急に動き出した!下がれみんな!」


バルバトス「いや…攻撃や威嚇と言うよりは何か身振り手振りしているような…」


ブネ「ますますわからん…第三者がコンタクトを取る為に幻獣を使役しているにしても発声する能力や知能がある奴を仕向けるはず…コイツに至っては鳴き声すらねぇ」


ソロモン「今度はこめかみを叩いて考えこむようなポーズをとってる…本当に幻獣なのか…?」


ハック「そこの黄色いの!今からワシと勝負せンか?」


「「!?」」

バルバトス「そうか!以前もハックは戦いを通じて動物達と心を通わせていた…言葉は通じずとも相手の意図が読めるかもしれない!」


ブネ「なるほどな…敵にしろそうでないにしろ、ここで情報を得るに越した事はねぇか」


モラクス「なんつーか…ソイツは悪い奴って感じがしねぇんだ…俺の事助けてくれたし…」


ソロモン「わかってるよ、モラクス!ハック、あまり傷つけないように頼む!」


ハック「ワシは手加減せンが怪我もさせン!さぁ打ってこい打ってこい!」


黄色い幻獣「…!」

---ペルペトゥム


ソロモン「~と言う訳なんだ」


ガープ「つまり…貴様達が連れているソイツはメギドラルでもハルマニアでもない世界…『100エーカーの森』に発生したゲートから宿敵共々転送され、片割れは幻獣と魂が同化して残党のオークに技を仕込んでいると…?にわかには信じがたいが…」


バルバトス「向こうでの戦いは"ボールを投げてそれを棍棒で打ち返し"勝敗を決していたようなんだ…その影響か鍛えられたオークは俺たちの攻撃を一切受け付けなかった」


ガミジン「実際、俺が石を打ち返し続けたら倒せた奴もいたが…一体明らかに格が違う奴がいたな…」

ブネ「本来なら球を打ち返し、特定の角度を割らずに飛距離を出さなきゃならねぇらしい…しかもそれを50回繰り返し、成功率が8割を超えないと負けを認めねぇときてる」


ソロモン「きっと手懐けてる幻獣も時間を経ればそれに近付いていくはず…そんな奴らをヴァイガルドに野放しにしてはおけない!」


ガープ「敵の脅威は理解できたが…"ソイツ"の目的は何だ?」


黄色い幻獣「……!」

モラクス「ああ、『プニキ』の目標は宿敵と決着をつける事だぜ!でも奴はプニキを見て逃げ出したから多分決着を先延ばしにしたがってんだ!」


ガープ「その"プニキ"と言うのは何だ…?まさかこいつの名前か?」


モラクス「おう!プーって名前らしいんだけどプーのアニキだとガープのアニキと被りそうだかからプニキ!」


ガープ「アンドレアルフスやアンドロマリウスと比べたら些細な問題だと思うが…」


ラウム「決着をつける為にも俺たちが周りの幻獣を引き受けて逃がさないようにすンだコラ」

ソロモン「その為にも…」


ハック「鍛錬じゃあ!!」


ガープ「なんだと…?」


ナレーション「フォトンを使った攻撃では石を木っ端微塵にしてしまい打ち返す事が出来ない!その為指輪の支援なしで投石に対応する必要がある!武器(棍棒)を使わないというポリシー故にオーク殲滅作戦には不参加となった筋肉の悪魔、ハックであったが豊富な鍛錬への知識を用いてメギド達を鍛え上げる事となったのだ!」

ナレーション「敵戦力の監視をベリアル達に任せ、ソロモン達は鍛錬を続ける!早朝に叩き起こされ、走り込みを行った後大量の朝食を摂り、棍棒を振るう筋力を集中的に鍛えるメニューをこなし、また食べ、鍛えては食べ…夜になると死んだように眠る…」


「その最中で気付いてしまう!怪我人が発生した際にバルバトスがフォトンでの治療を行うと本来休養が必要な部位の筋力までもが超回復している!筋肉の悪魔はフォトンでの回復を前提にした本来の数倍の鍛錬と食事メニューを作成した…」

ナレーション「鍛錬の量は尋常ではないが追放メギド特有の頑強さとハックのメニュー構築の巧みさもありギリギリ倒れないハードスケジュールに加えてアジトの備蓄、ソロモンなけなしのポケットマネーや幻獣の肉からなる大量の食事…吐いたらその分だけのアンドラスの特性プロテインを流し込まれる!異常な密度の鍛錬は期間にして一週間に過ぎないが長期に渡る鍛錬に勝るとも劣らない成果を出した…!」

ハック「おぬしら今日までよォ頑張った!鍛錬の道に終わりはないが…この鍛錬メニューは終いじゃあ!」


モラクス「マジかよ!もう山みてぇに野菜食わなくていいのか…!?」


ソロモン「ああ、ハックと話し合って決めたんだ ベリアル達の報告によれば敵も力を蓄えてるみたいだしあまり長引かせられない」


バルバトス「当初の目的の避難民受け入れ準備もあるしね、決着が早いに越した事はないよ」

サブナック「鍛錬の成果を奴らに見せてやろうぜ!」


ハルファス「練習通りにやればいいんだよね?」


ソロモン「ああ!メギド72…いや!『メギド100エーカー』、出撃だ!」

モラクス「いたぜ、あそこに固まってる!」


サブナック「あいつらも鍛錬か、どこも同じだな」


ガミジン「幻獣なんかと一緒にしてくれるな…こちとら一週間も酒を絶ってんだ」


ブネ「違いねぇ、あいつらをさっさとぶちのめしてアジトで祝杯といこうぜ」


プー「……!……!」


モラクス「おっ、プニキもやる気満タンだな!燃えてきたぜ!」


ソロモン「待ってくれみんな、戦いを始める前に召喚しておきたいメギドがいるんだけど…」

ブネ「いただきぃ!」


「ギュブッ…」


ハルファス「確実っ!」


「ギャボッ…」


ガープ「要は当て方だ!!」


「ガフッ…!」


ラウム「こちとら"寝てる間"も打撃の練習をしてたんだコラァ!にわか仕込みと思ってナメんじゃねーぞ!」


ソロモン「リリム達にみんなの夢にプーを連れていってもらったのが効いてる!それに…」



アスラフィル「~♪」


グシオン「もうっ!アドリブを加えないでっていつも言ってるのに!」



バルバトス「(妖精たちのダンス演奏中)」


プロメテウス「みんな、私たちの音楽で元気になってね!」

ソロモン「『協奏』なら広範囲に届くし体内のフォトンを活性化できる!これが俺の勝算だ!」

バルバトス「ここで一曲…ガープ♪ガープ♪ガープ死の王、冥王ガープ~♪」


ガープ「(舌打ち)」


バルバトス「舌打ち!?」


サブナック「バルバトスが相手との距離を見誤るなんて珍しいな…」


ブネ「最近『俺の英雄譚に一つの区切りがついた』だの調子良さそうだったからな…いい薬だろ」

ガミジン「こいつで…死んどけっ!!」


幻獣「ギャブッ…」


ソロモン「よし、取り巻きは片付いた!後は…!!」


ボス幻獣「ギャガァァァァ!!」


プー「……!」

モラクス「なぁアイツ…なんか前よりでかくなってねぇか?」


バルバトス「ああ、奴は群れのボスだ、恐らく群れが得たフォトンの多くを供給されたんだろう…この付近には霧の海やオアシスもあるし餌には困らないだろうね」


ブネ「こっちに来る前よりも強くなってるってことか…」


VS クリストファーオーク

クリストファーオーク「ガアッ!!」


プー「…!?」


バルバトス「なっ!?腕の一振りで風圧が!?」


ブネ「いきなり空振りか…厳しいな」


モラクス「い、今のは様子を見ただけだ!プニキなら勝てるって!」


ナレーション「クリストファーオークの力は凄まじく、プーは有効打を与えられないまま空振りやヒット(無意味)を重ねていった…そして第10球!」

サブナック「もう後がないぞ…!」


ブネ「奴はプーを倒したら自分と同じ能力を持った幻獣を大量に生み出すに違いねぇ…そうなったら俺達や王都のハルマでも対応しきれない、守りが不安定になったヴァイガルドにメギドラルが侵攻してくるとハルマゲドンやバビロンがぐっと近づいちまうぞ…!」


ハルファス「でもどうすればいいかわからない…」


モラクス「くっ…!」

モラクス「プニキ!頑張れーっ!!」


プー「!」


ブネ「モラクス!?」


ソロモン「俺たちも応援しよう!負けるなーっ!!」


ガープ「見せ場はここからだ!!」

クリストファーオーク「ッ!!ガアァァァッ!」


バルバトス「上下に跳ねるような変化…!大人の背ほどの振れ幅だ!」


プー「……!」


ブネ「あれを打った!?」


モラクス「流石だぜプニキーッ!!」

ブネ「だが残り全てをかっ飛ばさねぇと勝ちはねぇ、予断を許さない状況だ」


グシオン「バルバトスさんも実況してないで演奏して下さいよ!アスラさんに合わせるのは大変なんですからっ!」


プロメテウス「ねぇ、あの子って血がたぎるような『軍歌』よりも好きな曲調があるんじゃないかな?」


バルバトス「どういう事だい?」


グシオン「もうっ!!」

プロメテウス「あの子の音色、今の音楽じゃあんまり変わってないみたいで…違う世界の住民だからフォトンの影響が大きくないのかも知れないけど」


バルバトス「合った曲調を見つける事が出来たらより効果的な"応援"が出来るかも知れないって事か…」


アスラフィル「即興で曲調を変えていく…面白そう…!」


ソロモン「少しでもプーの力になれるなら…みんな頼む!」

ガミジン「有効打が続いてるが飛距離がギリギリになってる…あまり時間はねぇな…」


アスラフィル「激しくから…楽しく…暖かく…のんびり…しっとり…」


グシオン「ゆ、指が攣りそう…!」


バルバトス「同じく…」


プロメテウス「あっ、色が変わった!のんびり、のあたりだよ!」


アスラフィル「こんな感じ?」

モラクス「よくわかんねーけど…なんか気が抜ける曲調だな…」


ハルファス「眠くなってきちゃった…」


ブネ「だが飛距離が大幅に伸びている!いけるか…?」


クリストファーオーク「ガッ!?」


プー「…!…!」

モラクス「すげぇ…すげぇぜプニキ!」

ガミジン「滅多打ちだな…残りは何回だ?」


ブネ「次で最後…のはずだ」


クリストファーオーク「ガハァ……ガアァァァッ!!」


ガープ「なっ…球が消えた!?まだこんな技を隠し持っていたのか!」


プー「……!」

「「打ったーーっ!!」」


モラクス「いっけえーっっ!!」

----
ガープ「まさか、着弾地点にゲートが発生するとはな…」


ソロモン「雰囲気がハルマニアやメギドラルともまた違う…きっとプーが元の世界に帰れるゲート…だと思う」


モラクス「なぁプニキ、帰っちまうのか…?まだこっちにいても…」


ブネ「モラクス、プーは今回の勝利の立役者だが…戦争は管轄外だ、俺達と行動すれば危険に晒される機会も増える、かといって人里に住ませる訳にもいかねぇんだ」


モラクス「わかってるけどよぉ…!」


サブナック「モラクス、名残惜しいのはわかるが…英雄は笑顔で送り出すもんだ」

プー「…!…!」


モラクス「プニキ!俺はプニキの事忘れねーからなーっ!!」



ガープ「…行ったか」


バルバトス「昔話や伝承の中にはメギドラルやハルマニアとの関わりを感じさせるものがあるが…中にはこうして三界とは異なる世界との交流も残されているのかも知れないね…」


ブネ「今回の事件をフォラス達が聞いたら面食らうだろうな…三界の考察すら住んでねぇってのに」

ソロモン「土産話も出来たし、今日はアジトに戻って休みたいな…」


サブナック「ああ、やっと本命に取り掛かれる…ッ!?」


ソロモン「なっ…またゲートが!?メギドラルか!?」


ブネ「構えろソロモン!何か出てくるぞ…!」


ラウム「なンだありゃあ…先が膨らんだ棒に緑の帽子…?」



黄色い幻獣?「……」


「「「もういいよっ!!?」」」

終わりです
何某ホームランダービー!がサービス終了と聞いて考えつくもダラダラしてたら甲子園シーズンが終わってました
時間は有限なので何事も後悔しないようにしたいですね

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