男「な、なんだよ皆」
魔導師「全部終わって考えてみたのですがね、貴方はやはり元いた世界に帰るべきです」
獣人「ご主人様はこんな国よりも故郷で大成すべきです!」
男「国の復興はどうすんだよ?建て直すには俺の万能の力が必要だろ?」
姫「貴方の力なら街を復興させる事など簡単でしょう。ですが、我々は民達と一緒に国を復興させていきたいのです。いつまでも貴方に甘えるわけにはいきません」
魔導師「貴方のおかげで我々はそれぞれの恐怖を克服できた。...次は貴方の番です」
獣人「ご主人様なら元の世界で抱いていた恐怖に打ち勝つ事が出来ると信じてます!」
男「>>2」
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い、嫌だ嫌だ嫌だ!!
俺はこの世界が良いんだ!俺が上手くいかないあんな世界なんてもうごめんだ!
男「い、嫌だ嫌だ嫌だ!!俺はこの世界が良いんだ!俺が上手くいかないあんな世界なんてもうごめんだ!」
獣人「ご主人様...ご主人様らしくありません」
魔導師「貴方は我々の救世主なんですから、堂々としてください」
男「救世主なんだからここに置いてくれって!頼む!」
姫「...私達の旅で上手くいかなかった事は沢山ありました。救えなかった命も...それでも前に進まなければならないと諭してくれたのは貴方ではありませんか。...あれは偽りの言葉だったのですか?」
男「>>4」
そうだよその場の勢いだよ!
男「そうだよその場の勢いだよ!」
獣人「ご...違う!貴方なんかご主人様じゃない!」
魔導師「世界を救った救世主が器量が小さな俗物だったとは...!」
男「!毎日毎日鬱鬱!現世で溜まった鬱憤をこの世界で使って何がいけない!?」
姫「...貴方がこんな輩とは思いませんでした」
男「買いかぶりすぎだよ」
姫「元の世界に帰らないと言うのなら、仕方ありません。貴方をこの壺に封印します」
男「>>6」
破壊してやる!
用済みになったら帰還か封印かの二択なんて御免だ!
男「破壊してやる!用済みになったら帰還か封印かの二択なんて御免だ!」
魔導師「用済み?姫様は貴方の為を思って...」
男「嘘だ!俺を思ってるなら封印なんてしないはずだ!」
獣人「...元主人」
姫「私だって貴方に帰って欲しくない。でも強大な力を恐れるお父様が貴方を...打ち首に」
男「マシな嘘をつけよ。優しい王様が俺を殺すなんてありえない」
姫「嘘なんかじゃありません!昨日、お父様が大臣と密談してるのを聞いてしまったんです!だから私は貴方が殺されないように...元の世界に逃がそうと」
男「>>8」
……マジ?
男「……マジ?」
魔導師「嘘偽りはありません」
獣人「私達だって元主人様と別れたくはありません。だから心を鬼にして元の世界に帰そうと...器量が小さい事が露呈したのは予想外ですけど」
男「...すまん!俺の為を思っての事なのに...俺って男は!!」
姫「いいんです...」
???「ホッホッホ、別れは済んだかね?」
魔導師「へ、陛下!?」
獣人「何故ここに...!」
王「不必要な駒を処分しにきたのだ。娘よ退きなさい」
姫「い、嫌です!お父様こそ何故、男様を処刑にするのですか!?この方は救世主なんですよ!」
男「姫...」
王「>>10」
これがこの世界のためだから
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