P「pixivの漫画を紹介したら…」 (54)

亜美「うーん…」

P「どうしたんだ?」

亜美「なんかさぁ…最近撮影の待ち時間とか暇なんだよね~」

P「そうなのか…」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1569254227

先に言っておくと、このスレはSS方式でpixivに載っているオススメ漫画を紹介するというものです
若干ネタバレというか、漫画の内容が絡んできたりもします

先に言っておくと、このスレはSS方式でpixivに載っているオススメ漫画を紹介するというものです
若干ネタバレというか、漫画の内容が絡んできたりもします

亜美「うん、真美と一緒にいたずらとかドッキリしたりもするんだけどさぁ…」

P「それは是非やめろ」

亜美「今度の寝起きドッキリも一緒に考えたんだけどねぇ…それも考えちゃったしなぁ…社長にドッキリでもしよっかな?」

P「やめろ、ただでさえ最近耳が遠くなってきたとか言ってるんだぞ?ビックリさせるな」

亜美「うわーん!?暇だよぉ!?」

P「ゲームでもしたらいいじゃないか」

亜美「うーん…そうなんだけどさぁ…」

P「何かあるのか?」

亜美「最近ゲームもマンネリでさぁ…」

P「あぁ、あるよな。そういう時期」

テニプリンセスとか?

亜美「それにさぁ…待ち時間ってすぐに終わったり、はたまたチョー長かったりするじゃん?」

P「何を待っているかにもよるからなぁ…」

亜美「そうなんだよ!だからいいところで止めなきゃいけなかったり、全然進めなかったりするんだYO→!」

>>7
それはまた追々

P「なるほどなぁ…それなら漫画はどうだ?」

亜美「漫画?…漫画もねぇ~」

P「いやか?」

亜美「いやっていうか漫画って一冊ずつはゲームより安いかもだけど、揃えたら結構な値段するっしょ?今からこち亀なんて全巻買えないYO!」

P「誰もこち亀を読めなんて言ってないが…そういうことならpixivはどうだ?」

亜美「pixiv?…って何?」

P「知らないのか、まぁ亜美たち世代ならそうか…」

亜美「ねーねー!pixivってなんなのさぁ!」

P「pixivっていうのは無料のお絵描きサイトだ」

亜美「お絵描きサイト?」

P「あぁ、誰でも簡単に自分の絵や小説を投稿できるんだ」

亜美「へぇ、面白そうだね」

P「あぁ、無料とは言ってもここからプロになる人も多いからな。中々侮れないぞ」

亜美「そうなの?」

P「最近で言えば『徒然チルドレン』なんかはpixiv出身でありながらマガジンで連載されてアニメ化までしている」

亜美「アニメ化!?凄いじゃん!?」
https://www.pixiv.net/member.php?id=465084

P「単行本になっている作品もたくさんある」

亜美「へぇ、でも単行本で売り出したら無料で公開してる分は消しちゃうんでしょ?」

P「それがそうとも限らないんだよ。雑誌で読んだ上で単行本を買う層がいるように、気に入った漫画は手元に置いておきたいものだしな」

亜美「へぇ、そーなんだ」

P「亜美も気に入ったものがあれば買うのもアリかもしれないぞ?」

亜美「うーん、そうだね…でもどうやったらそのpixivってやつで漫画が見れるの?」

P「そのスマホでアプリを落とせば今すぐに読めるよ」

亜美「ほうほう…それ、ポチッとな!」

P「よし、ダウンロードできたみたいだな」

亜美「よーし、早速…ってアレ?ログイン?」

P「あぁ、最初は色々ややこしいからやってやるよ」

亜美「ホントに!?ありがと兄ちゃん!」

P(ついでにR-18のフィルターもかけとこう)

P「ほれ、これで完了だ」

亜美「んっふっふっ~!ありがと兄ちゃん!これで亜美の漫画ライフがスタ→トスタ→だね!」

P「あぁ、そうだな」

亜美「ところで兄ちゃんのおすすめは?」

P「ん?おすすめ?俺のか?」

亜美「うん!最初は手っ取り早く兄ちゃんに面白い漫画教えてほしいかなーって!」

P「やよいのモノマネしたら可愛いから言うこと聞くと思ったのか?」

亜美「ダメ?」

P「可愛いからいいぞ!」

亜美「やったー!兄ちゃんイッケメーン!まこちんに並ぶ!」

P「それ真には言うなよ」

亜美「で、兄ちゃんのおすすめは?」

P「うーん、色々あるけどこれはどうだ?」

https://www.pixiv.net/member.php?id=4704338

亜美「『サカヤマ ヨシヒト』?」

P「作品名ではなくて作者名だけどな」

亜美「うーん、この人。なんか絵は上手くないっぽいよ?」

P「甘いな、亜美。確かに複雑な線や背景はない。でも、これだけシンプルな絵で状況がわかるってのはそれだけ絵の技術が高いってことだ」

亜美「なるほど…確かにそうだね…」

P「作品も4コマの短編形式だからどこから読んでも楽しめる。まさに亜美みたいにちょっとした時間に読むのにピッタリだ」

亜美「おぉ!さっすが兄ちゃん!亜美たちのことわかってるぅ~」

P「次はこれだ」

https://www.pixiv.net/user/1035047/series/60489

亜美「『恋が夫婦になる前に』?」

P「うーん、俺は『恋愛アラカルト』のままでも良かったと思うんだがな」

亜美「どんな漫画なの?」

P「これも4~6ページの短編漫画だ。内容は主に恋愛ものなんだが登場人物がたくさん出てくる」

亜美「ぐんしゅーげきってやつ?」

P「難しい言葉知ってるな。でもどちらかといえばオムニバスって言うのかもしれないな。話によって色々なカップルが出てくる。細かいシリーズはあるが、その垣根を超えた登場人物同士の掛け合いがあるのも魅力だ」

亜美「恋愛モノですよ!恋愛!」

P「春香のモノマネも上手いなぁ…」

P「まぁ女子中学生って好きだろ?そういう話。この『にいち』って人は『青春マイスター』って言われてるくらいだからな。一読する価値はあるぞ」

亜美「ありがと、兄ちゃん!でもさぁ、さっきから結構気軽に読める漫画ばっかりじゃん?」

P「まぁ、隙間時間に読むってことだからな」

亜美「夜寝る前にがっつり読めるような漫画はないの?」

P「夜は漫画読まずに寝ろ…とは言え確かにがっつり系もほしいか…それなら…」

亜美「それなら?」

P「これかな」

https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=8647703

亜美「『洗濯荘の人々』?」

P「続編もあるんだが、はっきり言って別ジャンルだからな。俺はこっちの方が好きだ」

亜美「どんなお話なの?」

P「主人公の春賀って男の子が告白をしようとしたら、異世界に飛ばされるところから話は始まる」

亜美「はるるんが異世界転生!?」

P「いや、春香じゃなくて春賀な?男キャラだし…」

亜美「それでそれで!?」

P「飛ばされた場所は『洗濯荘』って言って、これまたあらゆる異世界から『選択』を間違えた人たちが集まっている」

亜美「ほうほう」

P「そこに集まった人たちは正しい選択がわかれば元の世界に帰ることができるんだが…」

亜美「それをはるるんが解決していくんだね!」

P「まぁ、そんなところだ…」

亜美「なるほどぉ~!面白そう!」

P「ただこの漫画は結構…」

ガチヤ

律子「あっ!こんなところにいたのね!亜美!早く準備しなさい!」

亜美「うあうあー!?もうこんな時間になってたYO!?兄ちゃん!ありがと!亜美もう行くね!」

P「あ、ちょ、待っ…」

バタンッ

P「行っちまった…あの漫画は結構シリアスなシーンもあるんだけど…まぁ大丈夫か…」

その日の夜

亜美「ふんふふんふふ~ん♪」

真美「亜美隊員!ご機嫌ですな!」

亜美「真美隊員!実は兄ちゃんにオススメの漫画を教えていただいたのだよ!」

真美「な、なんだって~!?」

亜美「んっふっふっ~♪いいっしょ?」

真美「いいな!いいな!真美にも教えてYO!」

亜美「亜美は今から漫画読むので無理だYO」

真美「な、なら…一緒に見せ…」

亜美「それも無理だよ。スマホの画面ちっちゃいもん」

真美「なっ…!?亜美のけちんぼ!?」

亜美「はっ!?しょうがないじゃん!真美も明日兄ちゃんに教えてもらえばいいっしょ!」

真美「ふん!もう亜美なんて知んないもんね!」

亜美「ふん!こっちこそ!」

亜美真美 プイッ

亜美の部屋

亜美「はぁ…喧嘩しちゃった…」

亜美「…」

亜美「…うん、明日ちゃんと謝ろ。そんで兄ちゃんにまたオススメの漫画教えてもらお…」

亜美「…そんなわけでぇ、今日は『洗濯荘の人々』の続き読んじゃうよん♪」

亜美「ふんふふんふ~ん♪」

亜美「確かこの辺りの…そうそう、ダイチとフウカ編だ!」

亜美「へぇ、双子かぁ…」

亜美「男の子と女の子ってことは、亜美たちとは違って二卵性かな?」

亜美(あれ?じゃあなんで亜美たちは利き手が違うんだろ?…まぁいっか)

亜美「…ダイチってなんか、感じ悪いなぁ」

スッ

亜美「え!?…双子じゃなかったんだ…」

スッ

亜美「ダイチってロボットだったの!?」

スツ

亜美「そんな…双子じゃないと殺されるなんて…ダイチはそのためだけに…作られたの…?」

スッ

亜美「ダイチは14歳までしか…」

スッ

亜美「用済みだなんて…そんな…そんな…」

スッ

亜美「亜美だったら…もしも真美が…」

亜美 グスンッ

ピコンッ

亜美「ん?りっちゃんから?何々…『もしかして、まだ起きてるんじゃないでしょうね?』」

時計 1:15

亜美「うあうあー!?ヤバイよぉ!?明日も仕事なのに!?もう寝る!」

亜美(そういえば、今日は真美と一緒じゃないんだ…)

亜美(喧嘩しちゃったもんね…でもよりによってあんな話読んだ時に…)

亜美「…寂ちい…」

亜美(…明日は朝一番に謝ろ)

亜美zzz

翌朝

亜美「ふぁ~…真美…おは…」

亜美「あっ…そうだ、昨日喧嘩してたんだ…」

亜美「…」

グ-

亜美「…ご飯食べよ」

リビング

亜美「おはおはー!」

双海母「あら、今日は少し遅いのね」

亜美「うん、昨日ちょっと寝れなくて…」

双海父「おいおい、仕事は大丈夫なのか?」

亜美「うん、まだ余裕あるよ」

双海父「そうか、遅刻はするなよ」

亜美「はーい…あれ?そういえば真美は?」

双海父母「「え?」」

亜美「…え?」

双海母「何言ってるの、亜美?」

亜美「いや、何って…真美は……えっ!?」

双海父「な、なんだ?」

亜美「な、なんで…」

双海父母「「?」」

亜美「なんで…真美の分の朝ごはんがないの…」

双海母「いや、亜美…あのね?」

亜美「うそだ!」バッ

双海父「亜美!?どこに行くんだ!?」

亜美「真美!?」

真美の部屋 シ-ン

亜美「そ、そんな…」

双海父「どうしたんだ、そんなに慌てて…」

亜美「う、う、うわぁぁぁあ!?」

双海母「亜美!?どこに行くの!?」

亜美「はぁ…はぁ…はぁ…」

亜美(そんな…そんな…これじゃあまるで…)

亜美「真美が…『いない』みたいに…」

亜美「!?そうだ!電話してみたら…」

ケイタイトリダシポパピプペ

ガチャッ

亜美「真美!あ、あの…」

コノデンワハ ゲンザイデンパノトドカナイトコロニイルカ ツカワレテオリマセン

亜美「な、なんで…」

亜美「いや、そんなわけないっしょ!次は事務所に…」

事務所

バタンッ

亜美「兄ちゃん!?真美が!!」

高木「ん?」

亜美「しゃ、社長!?兄ちゃんは?」

高木「うむ、今はちょうどみんな出払っていてね。事務所には私だけだよ」

亜美「そ、そうなんだ…あ、あのさ、社長!」

高木「ん?なんだね?」

亜美「あ、あの…ま、真美って…」

高木「ん?誰かね?」

亜美「!?」

高木「もう一度言ってくれるかな?」

亜美「…だ…」

高木「ん?」

亜美「嫌だぁぁぁぁあ!?」バッ

高木「あ、亜美くん!?どこに行くのかね!?」

それから

亜美「はぁ…はぁ…はぁ…どこにも…いない…」

亜美「!?そ、そういえば…」

昨夜

亜美(あれ?じゃあなんで亜美たちは利き手が違うんだろ?…まぁいっか)

亜美「!?」

亜美「ま、まさか…本当に…」

亜美「真美は…ロボットで…14歳までの…」

亜美「う、う…うわぁぁぁぁあん!?」

亜美「真美ぃ!?真美ぃ!?」

亜美「戻ってきてぇ!大好きだからぁ!大好きだからぁぁぁあ!」

真美「そんなに言われると照れますなぁ」

亜美「!?」

真美「やっほ、どうしたの?」

亜美「ど、どうして…」

真美「どうしてって、亜美が中々来ないってりっちゃんから連絡が来たから迎えに来たんだYO」

亜美「いや、亜美は真美を探して…どこにいたのさ!」

真美「いや、今日真美は兄ちゃんと一緒に早朝の寝起きドッキリするから早めに出るよって言ったじゃん」

亜美「あっ…」

真美「ママたちビックリしてたよ?亜美も一緒に考えてたのに、ロケ日忘れてるみたいだったって」

亜美「で、でも…朝、電話が…通じなかったのは…」

真美「はるるんたちがロケで北海道に居るからさ、飛行機乗るって言ったっしょ?」

亜美「社長!社長が真美のこと忘れてたのは…」

真美「社長最近耳が遠くなってきたんだって、聞き返しただけじゃないの?」

亜美「うう…じゃ、じゃあ!利き手!なんで亜美と真美で違うのさぁ!」

真美「ん?」

亜美「亜美たち、双子なんだから…一緒のはずじゃん…なんで…なんで利き手が違うの…」ジワァ

真美「…亜美、覚えてないの?」

亜美「へ?」

真美「亜美が、『何でも一緒は嫌!』って言って右利きに矯正したんじゃん?」

亜美「あっ…」

真美「パパがお医者さんだったからわりとすぐに右利きになったよね」

亜美「すっかり忘れてた…ってことは…」

真美「?」

亜美「真美は…ロボットじゃないの?」

真美「ロボット?何それ?真美は真美だよ?」

亜美「本当に?」

真美「本当に」

亜美「本当に本当?」

真美「本当に本当だよ」

亜美「うっ、うっ、うわぁぁぁぁあん!?」ダキッ

真美「うあうあー!?くるちいよぉ!?」

亜美「良かったぁ!良かったよぉ!」

真美「うーん、今日どうしたの亜美ぃ…」

亜美「真美ぃ…ごめんねぇ…ごめんねぇ…」

真美「ん?なんのこと?」

亜美「き、昨日のぉぉぉ…」

真美「あぁ、そんなの気にしてないよ!」

亜美「うわぁぁぁぁん!?」

真美「あはは…結局泣くんだね…」

亜美「亜美ね…亜美ね…」

真美「?」

亜美「真美のこと大好きだよ…」

真美「おぉ…」

亜美「世界中の誰が真美を忘れても、亜美は真美を覚えてるから!」

真美「ねぇ、亜美…本当に今日どうしたの?」

亜美「亜美と…えっぐ…真美は…双子だから!亜美と真美は二人なら最強だもん!」

真美「…そうだね、最強だね」

亜美(ロボットじゃなくたって…本当の双子だって、いつまでも一緒にはいられない…そんなことわかってるよ…)

亜美(だけどさ…今は…今だけは…)

亜美「亜美のこと…真っ先に見つけてくれるのは真美だもんね…」

真美「そだね、真美が居なくなったら亜美が探してね」

亜美「もちろんっしょ!」

亜美(今だけは一緒でいいよね!)

亜美「ねぇ、真美」

真美「なんだい?甘えたな妹よ」

亜美「30歳になっても、40歳になってもずっと笑っててね…」

真美「ノンノン、それはいけませんな」

亜美「え?」

真美「30歳とか40歳とか、ケチくさいこと言わずにさ、100歳になっても『一緒に』笑うんだよ!」

亜美「…うん、そうだね!」

亜美真美「「んっふっふ~!」」

終わり

久しぶりに亜美真美の話が見たい
けどネタがなかったので作品紹介にしてみました
またやりたいです

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom