【アイマス 】P「pixivの漫画を真美にも教えたら…」 (36)

真美 ツ-ン

P「な、なぁ…」

真美 プイッ

P「どうしたんだよ…真美…」

真美「ふんっだ」

P「いや、マジでどうした?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1569686059

春香「真美はすねてるんですよ、プロデューサーさん」

P「すねてる?なんで?」

雪歩「プロデューサーさん、亜美ちゃんだけに面白い漫画を教えたんでしょう?」

P「あっ!?あれか…」

雪歩「プロデューサーさんには、そんなつもりがないのはわかるんですけど…」

春香「双子の片方だけを特別扱いしちゃうと…そりゃあ真美も拗ねますよ…」

P「真美、ごめんな…真美も漫画読みたかったよな…」

真美「そんなんじゃないもん!」

春香雪歩((それは本当に『そんなんじゃない』と思う…))


P「わかったよ、真美には特別な作品を教えてやろう」

真美「特別?」ピクッ

P(お、食いついたな…)

春香雪歩((多分『特別』っていうのが嬉しかったんだろうなぁ…))

真美「…じゃあ教えてくれてもいいよ」

P「あぁ、ありがとう」

真美「ま、真美は別に興味ないんだからね!」

P「何でツンデレ…まぁいいか…」

春香「ねえねえ、真美。私たちも一緒でいい?」

真美「え?はるるんたちも?」

雪歩「うん、正直私たちも気になってて…」

真美「うーん…」チラッ

P「ん?どうした?」

真美「兄ちゃん、これは『真美のために』教えようと思ったんだよね?」

P「あぁ、そうだよ」

真美「だったらいいよ!はるるんもゆきぴょんも一緒で!」

P「?そうか、真美がいいならいいけど…」

春香雪歩((嬉しかったんだろうなぁ…))

P「今回紹介するのは亜美に教えたのは決定的に違うところがある」

真美「ほうほう、それはどんなところかね?」

P「それは『二次創作』というところだ」

春香雪歩真美「「「にじそうさく?」」」

P「あぁ、所謂オリジナルの漫画や小説というのは『一次創作』と言ってキャラや世界観なんかも全部自分で考える…まぁ世間一般的には漫画ってのはほとんどこっちだな」

真美「それ以外に漫画ってあるの?」

P「例えば真美はヤキニクマン好きだろ?」

真美「うん、好きだよ」

P「二次創作っていうのは、自分でヤキニクマンのお話を考えて漫画や小説をかくことを言うんだ」

春香雪歩真美「「「え!?」」」

雪歩「そ、そんなことしていいんですか?」

春香「よくわからないんですけど、著作権とか大丈夫なんですか?」

P「まぁ正直微妙なところなんだけどな。作者が訴えれば罪に問うこともできる」

真美「そ、そんな危ないものを真美たちに…?」


P「ただ実は、亜美にも紹介したpixivの作品の半数は二次創作と言っても過言ではない」

春香「な、なんでなんですか?」

P「二次創作が作られるってことはそれだけ有名、人気ってことだからな。よっぽど作品に悪意のあるものではない限り訴えられることは少ない」

真美「本当はいほーだけど、何も言われないからごーほーってこと?」

雪歩「ま、真美ちゃんが言うとなんか…」

春香「うん…なんか生々しい…」

P「そうだな、二次創作は別名ファンアートとも呼ばれている。原作者としてもファンを蔑ろにはしたくないからな…」

真美「で?今回はどんなにじそーさくを教えてくれんの?ヤキニクマン?」

P「いいや、特別だって言っただろ?だから今回はとっておきだ」

春香「とっておき?」

雪歩「な、なんだかドキドキするね…」

真美「ねーねー兄ちゃん!教えてくれるのはどんなにじそーさくなの!?」

P「今回教えるのは…『お前たち』の二次創作だ」

春香雪歩真美「「「!?」」」

春香「…え?私たちの…?」

雪歩「あ、あのぉ…私たち漫画じゃないんですけど…」

P「もちろんわかっている。この手の話は二次創作の中でも『生モノ』と言われていてな。現実にいる有名人をモデルにしている」

真美「へぇ…つまり真美たちのファンがかいてくれてるってこと?」

P「そういうことだ。中でも765プロの二次創作は多くてな…結構有名な人もかいている。例えばこの人…」

https://www.pixiv.net/member.php?id=1051450

真美「カマトロP?」

春香「確かに私たちの絵だ…」

雪歩「なんだろう…どこかで見たような…」

P「この人は週刊少年ジャンプで連載をしたことがある…といえばわかるか?」

真美「…あっ!?あの漫画の人だ!?」

春香「ジャンプで連載って凄いじゃないですか!?」

P「他にもこんな人もいるぞ」

https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=54966028

真美「真美だー!」

春香「亜美と響ちゃんもいるね」

P「この人は例の『からかい上手』なあの漫画の作者だ」

雪歩「え?それなら私も知ってますぅ!」

P「あぁ、更に一番描かれている765プロ のアイドルは伊織だ」

真美(デコだ…)

春香(おデコだ…)

雪歩(おデコですぅ…)

P「そして、肝心のオススメだが…例えばこれなんかは事務所の誰にでもオススメできる」

https://www.pixiv.net/member.php?id=110898

真美「『備前焼』?」

P「あぁ、これも作者名なんだけどな」

雪歩「わ、私と真ちゃんのお話がありますぅ!」

https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=13375538

https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=4711536

真美「真美と亜美のお話もあるYO!」

https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=4711536

P「fairyt@leシリーズだな。このシリーズはキャプション(後書きのようなもの)も含めて読みたいな」

春香「律子さんや小鳥さんのお話もあるんですね…」

https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=4711536

https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=7348392

P「あぁ、所謂全員を満遍なくプロデュースしているワンフォーオールPタイプだな。律子はともかく、小鳥さんまで網羅しているのはレベルが高い」

春香「確かにライブなんかでアナウンスしてくれたりしてますけどね…」

真美「ひびきんとお姫ちんのお話もある!」

雪歩「やよいちゃんと伊織ちゃんのお話もありますぅ!」

P「あぁ、だがその中には…」

春香「あれ?私とjupiterの…」

真美「えぇ!?ピピン板橋とはるるんのお話!?」

雪歩「もう、真美ちゃん。鬼ヶ島羅刹さんでしょ」

春香「ぷ、プロデューサーさん!?私たち、こんな会話してません!」

P「あぁ、わかってるよ。あくまでも二次創作だからな。こういうこともあり得る」

真美「えぇ…」

P「まぁ、春香と冬馬は一時期ライバル関係みたいに取り上げられていたからな。そういう妄想をした人も多いんだろう」

春香「そ、そうです!誤解ですよ!誤解!」

P「だから、わかってるって…あくまでファンの想像だ。だから合う合わないは確実にある。合わなければそっと離れることだ」

春香「な、なるほど…」

雪歩「なんだか難しいですぅ…」

P「それならこれなんかはどうだ?」

https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=58060801

雪歩「『765アホの子劇場』?」

真美「そんな…ひびきんみたいな…」

P「いや、失礼だな」

春香「4コマ漫画ですか?」

P「あぁ、亜美の時にも言ったが4コマ漫画は隙間時間で読むのには最適だ」

雪歩「みんな仲良しで楽しそうだね」

P「そうだな。生モノの懸念すべきところとしてはあまりに過激な内容だとファンからの反発が凄まじいところにある」

真美「確かに…いおりんのファンの人たちとか過激だもんね…毎回『くぎゅぅぅぅぅう!?』って叫んでるもんね…」

春香「あれはまた違うような…」

P「過激な内容に頼らず、4コマで起承転結のストーリーを完結させる。凄まじい技術だ」

雪歩「奥が深いですぅ!」

真美「うーん…」

P「どうした?真美?」

真美「いや、面白いんだよ?でもさぁ、もっとぶっ飛んだ内容が読みたいんだYO!」

P「ぶっ飛んだ内容か…それならこの人の作品はどうだ?」

https://www.pixiv.net/member.php?id=18717395

真美「ハリアーP?」

P「この人の作品はpixiv内にあるものも面白いんだが、このリンクから飛ぶと…」

真美「うわ!?違うアプリが!?」

雪歩「ニコニコ動画?」

P「あぁ、そこにもたくさんの作品を投稿している。中々に毒があって好きな人は好きな作品だな」

春香「ちょっ!?プロデューサーさん!?私こんな嫌な感じじゃないですよ!」

P「それを言うなら響と伊織もだろ…まぁファンの人たちはわかった上で楽しんでいるんだよ」

真美「うわぁ、真美たちがリブラのことが好きっていうこと知ってるんだ!」

P「この隠しきれないお前たちへの愛がファンから好かれる要因だ」

雪歩「世の中には色々な形の作品があるんですね…」

真美「んっふっふっ~!今日から真美も楽しんじゃうYO!」

数日後

小鳥 カタカタカタカタ

真美「ゆきぴょーん、pixivでどんなの読んでるの?」

雪歩「真美ちゃん、私はね…」

小鳥(え?今pixivって言った?)

真美「へぇ、ゆきぴょんらしいね」

雪歩「ふふふ、私ももっと早くpixivを知ってたら良かったなぁ…」

小鳥(やっぱり!?pixivってあのpixivよね!?)

春香「あっ、雪歩もその人フォローしてるんだ!」

雪歩「春香ちゃんも?」

https://www.pixiv.net/member.php?id=323301

小鳥(フォロー…やっぱり!やっぱりpixivよね!無料でムフフな絵が見られるあのpixivよね!?)

春香「うん、この人の作品いいよね~」

小鳥(え?何?今の子たちってこんなにオープンなの?えっちな絵をみんなでシェアする時代なの?)

雪歩「うん、春香ちゃんとやよいちゃんの、関係性が本当にいいよね」

https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=57839132

小鳥(まさかの生モノGL!?それも自分たちの!?アリなの!?最近の若い子わかんない!?)

春香「私は千早ちゃんも入れて3人の絵が好きかな」

小鳥(3P!?っていうか春香ちゃんも雪歩ちゃんも同志だったの!?)

真美「えぇ!?いいなぁ!真美にも教えてYO!」

小鳥(いやいやいやいや…流石に真美ちゃんには…)

雪歩「いいよ、はい」

小鳥(いいの!?中学生にえっちな絵を見せてもいいの!?それも自分たちの…何それ興奮す…じゃなくて…)

春香「やっぱりいいものは教え合わないとね!」

小鳥(そうなの!?もうお姉さんついていけない…)

真美「あ、ピヨちゃん!」

小鳥「ぴよっほほっい!?」

春香「なんですか、その叫び声…」

真美「ピヨちゃん、pixivって知ってる?」

小鳥「いや、知ってるというか…なんというか…」

雪歩「え?小鳥さんも知ってるんですか?」

真美「真美たち、こないだ兄ちゃんに教えてもらったんだー!」

小鳥(いや、何してるのあの人!?)

春香「プロデューサーさんのオススメを教えてもらったんです」

小鳥(え?何?そういう性癖?癖なの?)

真美「ピヨちゃんのオススメも教えてYO!」

小鳥「いやいやいやいや!?無理無理無理無理!?」

春香「そんなに言わなくても…」

雪歩「そうですよ、ただ好きな絵や小説のお話をするだけじゃないですか」

小鳥「そ、そんな感じなの…?」

小鳥(私の考え方が固いのかしら…)

真美「そうだYO!軽ーい感じでさ、ね?」

小鳥(そ、そうよね…そもそも私が教える前から真美ちゃんたちは知ってたんだもんね…)

小鳥「…わかったわ。その代わり、たーっぷり教えさせてもらうわよ?」

真美「やったー!」

小鳥(時代って変わっていくのね…私たちの頃はコソコソと隠れていたものだけど…)

小鳥「ほら、私のオススメはこれよ」スッ

真美「へぇ、どんな…!?」

小鳥「いやぁ、真美ちゃんたちも知ってたのねぇ…最近の子は早いのね…」

真美「ぁ…ぃ…え?」パクパクパクパク

小鳥「でも、もっと早く知ってたらなぁ…一緒に楽しめたのに」

真美「うっ…うっ…」カァァァァァァア

春香「ま、真美?」

雪歩「どうしたの?顔真っ赤だよ?」

小鳥「やっぱり真美ちゃんにオススメなのはあみまみモノ、それも亜美ちゃん責め、真美ちゃん受けよ。双子の姉妹と言う背徳感で真美ちゃんは妹に狂わされて…」

真美「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぉぁあ!?」

その後、小鳥さんは二ヶ月の減俸。真美からは軽蔑の眼差しで敬語で接されたと言う。

P「いや、未成年が使うんだからフィルターかけるに決まってるでしょ?」

終わり

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