ちひろ「……そろそろ休憩にしません？」ｶﾀｶﾀ

Ｐ「お先どうぞ、これ仕上げちゃいます」ｶﾀｶﾀ

ちひろ「プロデューサーさん、ここのところずっと休日なし休憩なしじゃないですか。体壊しますよ？」

Ｐ「全然平気ですって」ｶﾀｶﾀ

のあ「…ちひろの言う通りよ。貴方に掛かる負荷は限界を超えている」

ちひろ「あ、のあさん、お疲れ様です」

Ｐ「のあさん、お疲れ様。まだまだ大丈夫ですよ、ホントに」ｶﾀｶﾀ

のあ「…Ｐ、私を観て」

Ｐ「え？」

のあ「のあ・ヴィ・ブリタニアが命じる」

ちひろ「!?」

Ｐ「!?」

のあ「休息をとりなさい。全力で、今すぐ」

Ｐ「ええっと…」

のあ「きゅぃぃぃん」

ちひろ「」

Ｐ「」

Ｐ「あー、なんか休息取らなきゃいけないような気がしてきたなー」(棒)

のあ「Ｐ…そうではないわ」

Ｐ「え？」

のあ「イエス、ユア・ハイネス。それが応じた貴方の言うべき言葉」

Ｐ「ええっと…？」

のあ「…皇族への敬意。だから」

Ｐ「」

Ｐ「い、イエス、ユア・ハイネス。ちょっと休憩します」

のあ「…全力で、ね」

Ｐ「イエス、ユア・ハイネス！」

Ｐ（勢いに呑まれて仮眠室に追い立てられてしまった）

Ｐ（ま、5分ぐらい仮眠とってすぐ戻ろう）

Ｐ（また何か言われたらちゃんと休んだって言い張ればいい）

ボフッ

Ｐ（…？…寝っ転がったとたん…眠気が…）

Ｐ（…やば……めざまし…セットしてな……）

Ｐ（…zz…）

………
……
…

Ｐ（…ん～、よく寝たなぁ…）

Ｐ（……ん？）

Ｐ「やべえ！寝過ごした！」

ドタドタ　ガチャッ

ちひろ「あ、お早うございます、プロデューサーさん」

Ｐ「ちひろさん、今何時です？俺どんくらい寝てました？！」

ちひろ「プロデューサーさんが仮眠室に入って20分ぐらいでしょうか」

Ｐ「ええ、嘘ぉ！？」

ちひろ「ホントですよ、はい時計」

Ｐ「ぅぉ、マジだ…」

Ｐ「起きた時の感覚が一晩中寝た時みたいな感じでめちゃくちゃ焦りましたよ…」

ちひろ「それだけ疲れが溜まってたという事ですよ」

Ｐ「ぅぅ、そうなのかなぁ…」

Ｐ「あ、のあさんは？」

ちひろ「レッスンに行きましたよ」

Ｐ「そうですか。後で様子見に行ってきます」

ちひろ「ええ、そうして下さい。のあさんも喜ぶと思いますよ」

Ｐ（仕事を再開したが、嘘みたいに捗った）

Ｐ（頭の中が晴れたというか、脳みそを包んでいた何かがとっぱらわれたというか）

Ｐ（ちひろさんやのあさんの言う通り、自覚がなかっただけで相当疲れが溜まっていたってことか）

Ｐ（それにしてもあの時ののあさん…）

『　　　のあ「きゅぃぃぃん」　　　』

Ｐ（目が赤く光ったような…）

Ｐ（いや、まさかな…）ﾊﾊ


おわり