【モバマス】愛梨「誕生日でも、二人はらぶらぶなんですぅ」 (9)


――朝

モバP(以下P)「ん……んん……」

「朝か……」

――ふと目覚めた朝。いつものように目覚ましが鳴る前に起きる

ピリッ

(くっ……こればかりはいつまで経っても慣れんな)

――なんのことはない、腕枕をしていたしびれであり……その原因は




愛梨「すぅー、すぅー」

「むふふ……だぁいすきぃですよぉ」

――しびれと引き替えとはいえ、毎日毎朝見ても可愛いヤツめと思う

――そんな十時愛梨とプロデューサーな俺とは、ただいま同棲中である

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十時愛梨誕生日SSになります

短いですが、よろしくお願いいたします

――今日、12月8日は俺の担当アイドル兼恋人……将来の伴侶(予定)こと愛梨の誕生日である

――そこで事務所での仲のいいアイドルが開催した誕生会が終わった後、呼び出したわけだが

愛梨「♪~」

P「どうした?いつもよりご機嫌だな」

愛梨「だって、誕生日ですからね」

「年に一度の、私がこの世に生まれたことをお祝いしてもらえる日なんですよ」

P「大袈裟な……お前が生まれて俺の隣にいることぐらい毎日でも祝ってやるぞ」

――が、そう言うと愛梨は膨れっ面をする

愛梨「むぅ~Pさんっ!女の子のハートをわかってないんですね!!」

――どうやら怒らせてしまったようだ

愛梨「誕生日っていうのは、みんなにお祝いしてもらって、おいしいケーキを食べられて、楽しい想い出が増える夢と希望がいっぱい詰まった日なんですから」

「もし毎日してもらったら、有り難みがなくなっちゃうし、夢が追い掛けられなくなりますよぉ」

――楽しい想い出はともかく、やはりケーキか

P「そうかそうか」クスッ

愛梨「あーっ!笑ってる!!もう、Pさんなんか知らないよーだ!」

P「すまんすまん……そういう馬鹿にした笑いじゃなくて、愛梨がかわいくて微笑ましくて……それが自然に顔に出ていたんだよ」

愛梨「本当ですかぁ~?」

P「本当だよ。それに、俺が愛梨の夢を馬鹿にすると思ってるのか?」

愛梨「……愛梨のことはたまーに、馬鹿にしてるでしょう?」

――む、鋭い……じゃなくてこれは話を替えないといつまでもエンドレスになるぞ

P「馬鹿にしているといえば、みんなからのプレゼントとかはどうした?まさか、忘れたわけじゃないよな?」

愛梨「あ、それは、芳乃ちゃんや智絵里ちゃんが家に送ってくれましたよ」

P「ウチに?!二人で運べる量だったのか?」

――参加したアイドルの数的に、そんなはずはないだろうと計算していると

愛梨「ちょっと多すぎるんで、二人がワープで……」

――納得。既にみんなしてあの二人(+1)をどこでもドア扱いしているがな

P「……ということは、どれだけあるんだ?邪魔にならないのか?」

愛梨「んー、お菓子とか食べられるモノは食べちゃいましたから、服とかアクセサリーてか食器ですね」

――ん?食器?……俺からは菓子作り応用のキッチンセットだけど、被ってないだろうな?


P「その……愛梨、食器っていうのは……」

愛梨「桃華ちゃんがくれました、ヨーロッパのお皿とかティーカップとかでしたよ」

――マジか。去年、琴歌がくれた寝具セットも云十万はする代物だったし、金持ちは違うな……

愛梨「あれで、アフタヌーンティーとかしたいですよぉ」

「撮影とかとは違って、お家で楽しめるなんて映画みたいですよねぇ」

P「ははっ、そうだな」

――ウチの恋人様は呑気なもんだな。俺なら、割ってしまわないか気が気でないというのに……

――ま、それならデートは切り上げて帰ると……

愛梨「わぁ……綺麗……」

――そこで愛梨が目にしたのはクリスマス用のイルミネーション

――赤緑黄白のクリスマスカラーで光るイルミネーションと街並みが、ともすれば違う世界……幻想的に見える

愛梨「♪……」



――そんな幻想世界に飲まれた隣の恋人に

chu

――キスしてしまう

愛梨「あ……」


愛梨「ぴ、Pさ……っくぅ……んふぅ」

chu

――愛梨が何か言おうとする度にキスを繰り返す

――最初は軽いキス。次は深いキス。その次は長いキス

chuchuchu

――繰り返すごとに愛しさが増す

愛梨「ふぁ……Pしゃぁぁんッ……」

――愛梨もキスだけでイキそうな顔をする。そろそろ止めにしないといけないが、顔を見るだけで

chu

――またしたくなる……

愛梨「も……もぅ――はぁはぁ……」

――これ以上はまずいと判断する……そうとう愛梨にお熱になっていたみたいだ


――家につくやいなや、二人で抱き合う……

愛梨「Pさん……世界でたった一つの……」

「愛梨の……とっても、おっきな愛を受け取ってください……」





「だぁいすきぃですよぉ」



――その夜、俺達は甘く激しく深い愛に包まれた至福な時を味わった

……………………
………………
…………
………
……

チュンチュン

――再び朝がやってくる

P「ん……んん……」

「朝か……」

――ふと目覚めた朝。いつものように目覚ましが鳴る前に起きる

ピリピリッ

(くっ……今日もしばらく動かせないな)

――なんのことはない、また腕枕をしていたしびれであり……その原因は




愛梨「すぅー、すぅー」

「むふふ……だぁいすきぃですよぉ」

――今朝は昨日よりさらに愛梨を愛しく思う

――そんな十時愛梨とプロデューサーな俺とは、来たるべく結婚する日に向け、ただいま同棲中である



HAPPY BIRTHDAY AIRI TOTOKI

はぴはぴはっぴ~はっぴ~ばーすでぃ~

と、そらちんなら歌いそうな気がする

てなわけで、愛梨誕生日おめでとう



では読んでくださった方に、小倉バターいちごパスタを

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