【艦これ】葛城「ええ!? 初詣に行けない!?」 (38)

提督「すぐ終わるように急いではいるが、まだまだかかるぞ?」カリカリカリカリ

提督「談話室で待ってたらどうだ?」カリカリカリカリ

提督「何なら終わったら自室まで連絡しても良いぞ」カリカリカリカリ

葛城「いーえ、少しでも瑞鶴先輩と一緒にいたいの!」

葛城「仕事が終わるまで私、ずっと待ってますから!」

提督「ハッハッハ、まるで中堅だな」カリカリカリカリ

瑞鶴「へーそーなのー」カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ

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>>1
投稿ミスりました
orz

キャラ崩壊注意
短め注意



年始――
執務室――



葛城「そんなあ~! 私、ずっと楽しみにしてたのに~!」

葛城「もう年明けちゃったよ~!?」

提督「すまない、大本営から大量の書類が届いてしまってな」カリカリカリカリ

提督「これをすぐに終わらせない限り、休みはお預けだ」カリカリカリカリ

葛城「もう! 大事な時に限って変な仕事ばっかり押し付けて来るなんて!」

提督「そう言うなって、すぐに終わらせるからさ」カリカリカリカリ

葛城「絶対に終わらせてね!? 本当に楽しみにしてたんだから!」










葛城「ね、瑞鶴先輩♥!」





瑞鶴「そーだねー」カリカリカリカリカリカリカリカリ








葛城「なんで瑞鶴先輩が秘書艦の時に限って、こんなことになるのかなー……」ブーブー

提督「別にうちに限った話ではないんだけど」カリカリカリカリ

葛城「他のことなんか知らないもん! 私は瑞鶴先輩が良いんだから」

提督「ハッハッハ、愛されてるじゃないか」カリカリカリカリ

瑞鶴「そうかもねー」カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ

提督「すぐ終わるように急いではいるが、まだまだかかるぞ?」カリカリカリカリ

提督「談話室で待ってたらどうだ?」カリカリカリカリ

提督「何なら終わったら自室まで連絡しても良いぞ」カリカリカリカリ

葛城「いーえ、少しでも瑞鶴先輩と一緒にいたいの!」

葛城「仕事が終わるまで私、ずっと待ってますから!」

提督「ハッハッハ、まるで中堅だな」カリカリカリカリ

瑞鶴「へーそーなのー」カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ

??「子供みたいなこと言って困らせるなんて……」

??「これだから五航戦の後輩は……」

葛城「そ、その声は――」









加賀「私よ」

ジャーンッ!





葛城「加賀先輩!」








葛城「こんな夜更けの執務室に、あなたが一体何の用なの……!?」

加賀「それはあなたも同じでしょう?」

葛城「私は瑞鶴先輩と初詣に行くんですー!」ンベー!

加賀「……ふっ」

葛城「な、何よその勝ち誇った顔は……!?」

加賀「世間知らずのお子様に、世の中の厳しさを教える時が来たようね」










加賀「瑞鶴と初詣に行くのは、私よ……!!」キリッ





葛城「な、なんですってーッ!?」








加賀「私と瑞鶴は古い付き合い」

加賀「そして私が先輩」

加賀「それなら一番の先輩である私との初詣に付き合うのが当然でしょう?」

葛城「な!? だ、ダメよ!」

葛城「そんな古臭い価値観、瑞鶴先輩に似合わないわ!」

葛城「古い艦娘は古い艦娘と、新しい私は新しい瑞鶴先輩と一緒に行くのが筋ってものでしょ!?」

加賀「むぅ……!」

葛城「がるる……!」

提督「ハッハッハ、瑞鶴は人気者だな」カリカリカリカリ

瑞鶴「かもねー」カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ

??「まるで子供同士の喧嘩ですね……」

??「ここは私の出番です……」

葛城「だ、誰!?」

加賀「その声は――!」









翔鶴「私です」

ジャーンッ!





加賀「翔鶴!」

葛城「お義姉さん!」

加賀「こんな夜更けの執務室に、あなたが一体何の用かしら?」

葛城「そうそう! 良い子はもう寝る時間よ!」

翔鶴「それはお二人も同じですよね?」

葛城「私は瑞鶴先輩と初詣に行くんですー!」ンベー!

加賀「瑞鶴は私の初詣に付いて行く予定です」イーダ!

翔鶴「……ふふふ」

葛城「な、何よその勝ち誇った顔は……!?」

加賀「あのドヤ顔がムカつきます……」

翔鶴「世の真理を知らない下々に、この世の残酷さを教える時が来たようですね」










翔鶴「瑞鶴と初詣に行くのは、私です……!!」ドヤッ





加葛「「な、なんですってーッ!?」」








翔鶴「私と瑞鶴は姉妹」

翔鶴「そして私がお姉ちゃん」

翔鶴「それなら敬愛される姉の私との初詣に付き合うのが当然ですよね?」

加賀「な!? だ、ダメよ!」

加賀「そんな血縁などという古い価値観に、瑞鶴を縛り付けてはいけないわ!」

翔鶴「それは加賀さんが一人っ子だからでしょう?」

葛城「でも姉妹ならいつでも行けますよね!?」

葛城「だから後輩の私と一緒に行くべきです!」

翔鶴「な、何ですって!?」

加賀「それなら先輩の私と一緒に行くべきね!」

葛城「な、何ですって!?」

加賀「むむぅ……!」

葛城「がるる……!」

翔鶴「ぐむぅ……!」

提督「ハッハッハ、瑞鶴は人気者だな」カリカリカリカリ

瑞鶴「そーねー」カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ

葛城「とにかく!! 大人二人は若い者にチャンスを譲るべきです!!」

翔鶴「だ、誰が老害ですって!?」

加賀「私はあなたと大して年の違いは無いわ!!」

加賀「つまり翔鶴、まずあなたが譲るべきよ!!」

翔鶴「いーえ!! この中では加賀さんが一番の先輩じゃないですか!!」

翔鶴「まずは加賀さんが瑞鶴争奪戦から抜けるべきです!!」

加賀「なっ!?」

葛城「そーだそーだ!! 先輩が譲るべきだー!!」

加賀「なら一番の先輩の言うことを聞くべきよ!!」

加賀「ホラ!! 瑞鶴の初詣は私に譲りなさい!!」

葛城「そ、そんなの横暴よ!!」

翔鶴「つまり上下関係の発生しない姉妹艦の私が行くべきだわ!!」

加賀「ひ、一人っ子差別だわ!!」

翔鶴「なんとでも言ってください!! この争いの勝者は瑞鶴と初詣に行った人、たった一人なのですから!!」

葛城「お義姉さんが大丈夫なら、ほとんど妹といってもいい私にも初詣に行く権利があるわ!!」

加賀「そうね!! ナイスアイデアよ葛城!!」

翔鶴「く!! ふ、二人がかりでの論破は卑怯よ!!」

葛城「そして今年結婚する瑞鶴先輩のためにも、お義姉さんは身を引くべきです!!」

加賀「な、なに勝手なことを言っているの!?」

加賀「安産祈願のお守りを買いに行くなんて許しません!!」

翔鶴「あなたに『お義姉さん』と呼ばれる筋合いはありませんよ!! 最初っから!!」

葛城「そんなあお義姉さん!!」

翔鶴「誰がお義姉さんですか!!」

翔鶴「とにかく!! 誰にも瑞鶴を譲るつもりはありません!!」

加賀「翔鶴!! あなたは妹に依存し過ぎだわ!!」

加賀「これを機会に妹離れをするべきよ!!」

葛城「そーだそーだ!! 妹離れするべきだー!!」

翔鶴「ず、瑞鶴は妹なのよ!? 離れるなんて不可能だわ!!」

翔鶴「そういう加賀さんこそ、いつまでも瑞鶴にかかりっきりじゃないですか!!」

翔鶴「これを機会に後輩離れをするべきです!!」

葛城「そーだそーだ!! 後輩離れするべきだー!!」

加賀「て、手取り足取り教えたのよ!? もはや私の分身よ!!」

加賀「自分の分身と離れるなんて、そんなの絶対に不可能だわ!!」

葛城「だからって今のままで良いわけないじゃないですか!!」

葛城「二人とも、こえrを機会に瑞鶴先輩から離れるべきです!!」

翔鶴「いやあなたこそ依存しているじゃない!!」

加賀「あなたは先輩離れするべきです!!」

翔鶴「そうよ!! 瑞鶴離れするべきよ!!」

葛城「残念でしたー!! 後輩はいつまでも先輩に依存しても良いんですー!!」

加賀「何よそのトンでもルール!!」

葛城「あるんですー!! 許されてるんですー!!」

翔鶴「だったら姉はいつまでも妹に依存しても良いルールだってあるんですー!!」

葛城「はぁー!? それ絶対嘘だし!! ありえないし!!」

翔鶴「あるんですー!! 残念でしたー!!」

加賀「同じ理由で先輩はいつまでも後輩に依存しても良いルールがあるんですー!!」

翔鶴「そんなの絶対ないですよ!!」

葛城「それならお義姉さんのだって絶対ないですよ!!」

翔鶴「ありますー!! 絶対あるんですー!!」

加賀「嫌なら諦めることね葛城!!」

葛城「諦めませんー!! 先輩に依存しても良いルールは捨てませんー!!」

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瑞鶴「」ブチッ!!








>>19
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>>19
原因不明の文字化けが発生しています……orz

>>19から再開します。



葛城「私が初詣に行くの!!」

瑞鶴「……」カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ

加賀「いいえ!! 私です!!」

瑞鶴「……」カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ

翔鶴「私が行くんですよ!!」

瑞鶴「……」カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ

葛城「私が!!」

瑞鶴「……」カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ

加賀「私が!!」

瑞鶴「……」カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ

翔鶴「私が!!」










瑞鶴「」ブチッ!!








瑞鶴「ちょっと三人とも、壁に背を向けて並んでくれる?」

瑞鶴「……うん、距離はそれくらいで良いよ」

瑞鶴「それじゃ今度は寄って……違う、横に」

瑞鶴「お互いもっと寄って……いやもっと、すぐ隣に顔が来るくらい」

瑞鶴「……うん、これでオッケー」

瑞鶴「これで壁のすぐそばで、頬が触れるくらい近付いたね」










ドンッ!!(壁ドン)





「「!?!?!?!?」」








瑞鶴「全員愛してるから」

瑞鶴「全員と初詣に行くから」

瑞鶴「だから談話室に行くように」

瑞鶴「そこで私を待ちなさい」

瑞鶴「仕事が終わるまで」

瑞鶴「忠犬のように」

瑞鶴「分かった?」

「「……」」










「「はい……♥」」トゥンク...








――――――――
――――



談話室――



加賀「……ということがありました」

赤城「はあ」

翔鶴「瑞鶴を困らせてしまったのは、悪かったと思っています」

赤城「はい」

葛城「でもあの時の瑞鶴先輩、かっこよかったです!!」

赤城「そうですか」

加賀「赤城さんも初詣ですか?」

赤城「あ、はい、ここで待ってるんです」

翔鶴「良い年になると良いですね」

赤城「そうですね」

葛城「瑞鶴先輩と初詣! 楽しみだなー!」ワクワク

赤城「そうですか」

加賀「こら、私たちも一緒よ」

翔鶴「皆の笑顔が、瑞鶴の笑顔ですから」

葛城「あ、ごめんなさい。加賀先輩、翔鶴お義姉さん、よろしくお願いします」

加賀「よろしく」ニコリ

翔鶴「まだあなたを義妹とは認めてませんよ」ニコリ

葛城「こんなに素敵な先輩たちがいながら、さらに私まで愛してくれるなんて……」

葛城「くぅ~! やっぱり瑞鶴先輩の器は大きくて素敵~!」キャー///

赤城「……」

加賀「赤城さん、どうかしたの?」

翔鶴「何か悩んでる顔をしています」

葛城「私たちで良ければ、相談に乗るよ?」

赤城「あ、はい……ありがとうございます」

赤城「実は一つだけ、分からないことが……」

加賀「良ければ話してください」

翔鶴「同じ空母じゃないですか」

葛城「三人寄れば文殊の知恵ってね!」

赤城「ありがとうございます」

赤城「ずっと思っていたことなのですが……」










赤城「どうして誰も提督と初詣に行かないんですか……?」









おわり

以上です、ありがとうございました。

新年早々投稿しようと思ったのですが、変なケチがついてしまいました……。

あけましておめでとうございます。

今年も頑張って時間を見つけて書いていく所存です。

よろしくお願いします。

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