光「みんなで行くぞ!」紗南「初詣!」 (37)

※初詣SSです。14歳組が全員出ているためわちゃわちゃしてます。

紗南「光ちゃん、準備はできた?」

光「もちろんだっ!まだちょっと眠いけど……」

紗南「あはは、年越しライブ終わったばっかりだもんね」

麗奈「あんたらこれから初詣でしょ?ずいぶん準備するのね?」

光「ふふん、それはな!みんなで行くからなっ!」

紗南「14歳組全員でっ!」


麗奈「……いや、多すぎでしょ」



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蘭子「新たなる世界の幕開けよっ!」

「ヘーイ!」

美由紀「蘭子ちゃん振袖すっごいね!美由紀普通に来ちゃった」

蘭子「純朴なる姿もまた生誕の時にも相応しいものよ!」

美由紀「えっと、むずかしいなー?」

飛鳥「誉めてるのさ、普通の格好でいることこそ最良とも言える、とね」

蘭子「しかり!」

飛鳥「本来ならボクらはアイドルだからね、変装するのも必要なんだが……」

美由紀「わかるっ!やっぱり可愛くしちゃうよね!」

蘭子「我らは同じ時を生きる者達よ!いざ新たな誓いを立てに!」

美由紀「いくぞー!」

飛鳥「二人とも、気をつけ……って行ってしまったな……」


美玲「っし、準備完了したぞっ!そっちは?」

ナターリア「ヨシ!準備オーケー!」

乃々「え?さ、寒くないんですか?もりくぼは厚々のぶかぶかなのに……」

ナターリア「新年から元気ないゾ!みんなで初詣!楽しみにダロ?」

美玲「でももう少し着た方いいと思うぞ?うーん……これとか?」

ナターリア「おおっ!ありがとミレイ!」

乃々「美玲ちゃん、私はこれで……」

美玲「あぁ、問題なし!行くぞ乃々!ナターリア!」

乃々「へっ!?二人とも!?手を引っ張らなくてももりくぼは一人であるけっ!」

ナターリア「ゴーゴー!」

美羽「もうみんな待ってますよー?」

鈴帆「ちょっと待ちんしゃい!もう少しで準備できるばい!」

凪「年明け早々はーちゃんとご来光を観られるとは……」

美羽「あれ?初日の出はもう終わったよね?事務所のみんなで見たよね?」

晶葉「凪の言ってる事はそれではないだろう。私も準備できたぞ!」

鈴帆「よーし晶葉しゃん!年明け一発目、いくばい!」

美羽「一発目……?ってこれ何!?ずるい!私もやりたい!」

凪「新鮮なリアクションありがとうございます。出来立てホヤホヤ取れたてピチピチ」

美羽「え、凪ちゃんはノーリアクションなの!?」

七海「はいはーい、そしたらよろしくお願いするれすー」

裕美「七海ちゃん誰に連絡してたの?」

七海「美由紀ちゃんのご実家からお魚を送ってくれたらしいのれす」

裕美「七海ちゃんに連絡くるんだ……」

晶葉「魚アイドルだからな。っと、遅れてすまない」

裕美「ううん、晶葉ちゃん何かやってたんでしょ?」

晶葉「まさか年明けライブが終わってすぐに相談を持ちかけられるとは思っていなくてな」

七海「お披露目楽しみれすねー。お魚は初詣の後に、れす!」

裕美「あはは、初詣が一番、だからね?」

晶葉「裕美はユニットの仲間と行かなくてよかったのか?」

裕美「うん。せっかくみんなで行くんだしってほたるちゃん達とはまた明日」

幸子「ふふーん、新年一カワイイボクの振袖姿ですよっ!」

颯「わぁー!さすが幸子ちゃん可愛い、じゃなくてカワイイっ!」

幸子「もっとボクを褒めていいんですよ?颯さんもしっかり決めてるじゃないですか!」

颯「はーはイベントに出てるしねっ!ビシッ!と決めて今年のお願いしなきゃ!」

愛海「振袖なら……えっと……こうやって……」

幸子「愛海さん?今から初詣に行くのに振袖崩すようなことしませんよね?」

愛海「大丈夫!あたし着付け慣れてるからすぐに直せる!」

颯「崩すの前提なんだ……あ、でも変じゃない?」

幸子「問題ないと思いますよ?ボクが保証します、カワイイですよ!」

颯「ホント?幸子ちゃんのお墨付きもらっちゃった!」

愛海「あ、でも後ろの帯。もうちょっとこんな感じに……」

颯「え?ホントっ?ありが…ってうわぁ!」

幸子「愛海さん!」

愛海「帯ズレてたのはホントだから!」

鈴帆『みんなー!あけましておめでとう!今年もよろしくお願いしますっ!』(鈴帆SUN

蘭子「太陽のっ……化身っ!」

ナターリア「これがゴライコー?ってヤツダナ!」

乃々「いや、あれどうやって浮いてるんですか……」

晶葉「それはだなっ!私が開発した超極細ワイヤーを使って……」

光「おぉっ!アレをスーツにつければカッコいい撮影もできそうだなっ!」

美由紀「危ないからやめよ?」

幸子「いや鈴帆さんも危ないですよっ!?」

紗南「幸子ちゃんも似たようなことやってた気がするけどね!」

鈴帆「あんしんするばい!ウチは不死鳥のように蘇るっ!」(SUNが割れて出てくる不死鳥

凪「なんという豪勢、まさに紅白、縁起物……はーちゃん、拝んでおくといいですよ」

颯「なーが言ってる紅白って意味違うよね、小◯的なやつだよね?」

幸子「呼びましたか?」

???「全然違うのでして」

七海「太陽、不死鳥とくれば次は何れしょうねー」(ちらっ

美羽「……その振りは美味しいけど重いっ!…でも答える!」

鈴帆「よしきた!当ててみんしゃい美羽しゃん!」

美羽「答えは……めでタイ!」

愛海「ファイナルアンサー?」(わきわき

紗南「あ、罰ゲーム担当なんだ愛海ちゃん」

飛鳥「まさに美味しい立ち回りというやつだね、太陽、不死鳥……生誕と死の否定……か。裕美はどう思う?」

裕美「えっ?うーん……鏡餅とか、かな?お正月だから」

飛鳥「ならボクは……」

鈴帆「正解はっ!上田っ!鈴帆ばーい!」(振袖で着地

美羽「そうきたかー!直球だったー!」

愛海「よしきた罰ゲームっ!そーりゃわきわきわき!」

美羽「へっ!?愛海ちゃん!お手柔らかに!」

愛海「手は柔らかだから安心して!」(わきわきわき

美玲「愛海ー、そろそろ行くからやり過ぎるんじゃないぞ!」

乃々「あ、助けないんですね……」

七海「罰ゲームれすからねー」

美由紀「二人もやるんだよね?」

裕美&飛鳥「「えっ?」」




〜神社〜

紗南「…………で、えっと……」

美由紀「どうしよっか紗南ちゃん、連絡つく?」

紗南「つく、だろうけど……えっと難易度高いよねこれ……」

美由紀「みーんな人混みに飲まれてバラバラになるなんてねー……」

紗南「どうしてこうなった……んだろね……?」

乃々「……紗南ちゃーん……美由紀ちゃーん……」

紗南「乃々ちゃん!よかった!一人だけ流れていってびっくりしたのに!」

乃々「もりくぼは森の中に逃げたかったので……」

美由紀「そっかー、境内の脇に外れたんだね乃々ちゃん」

紗南「とりあえず仲間を一人救出した!って感じだね!」(テッテレー

美由紀「とりあえずみんなの共通L◯NEに書いておくけど……入り口の鳥居でいいかな?」

紗南「セーブポイントだっ!それなら3人でお参りいく?」

乃々「確かに皆さんが集まるまでこの人混みを待つのは……むーりぃ……」

美由紀「それじゃあ久しぶりにこの3人でいこっか!」

紗南「age14!乃々ちゃんはぐれそうになったらアタシが今度こそ、見つけてあげるからねっ!」

美由紀「みゆきも手伝うよ!さぁいこっ!乃々ちゃん!」



晶葉「美由紀から連絡があった、各自で参拝して入り口の鳥居で……って平気か?」

飛鳥「雑踏に呑まれて身を隠されてしまうなんてね……ボクもセカイの流れにはまだ逆らえない、か」

鈴帆「しょうがなかよー、ウチも着ぐるみになれたら!人混みでも一発で目立ってみせるばい!」 

美玲「いや、そんな中でどうやって着替え……って実践しようとしなくていいっ!」

鈴帆「隠し芸大会に呼ばれた時のために用意しとったけんね!」

晶葉「ふむ、それならやはり私の拡声機で……」

美玲「他の参拝者さんの迷惑になるだろっ!」

飛鳥「それにボク達がここにいることを周知させることになってしまう。アイドルとしてそれは避けるべきだ」

美玲「そうなるとやっぱりアタシ達で参拝行くしかないんだな……」

晶葉「そうか……せっかくあの発明を使うチャンスだと思ったんだがなぁ」

飛鳥「その流れじゃ発見できてもまた流れていくさ。ボク達も、だけどね」

鈴帆「ウチらで目立てばみんなも見つかろうと思ったけん残念ばい」

晶葉「む、それは確かに……試すべきか?」

飛鳥「晶葉、一応お忍びで来ていることを忘れていないかい?」

晶葉「いや待ってほしい。確かアレを持ってきていたはずだ……鈴帆、いけるな?」

鈴帆「ほうほうこれは……いけるばい!」

美玲「いや普通に参拝にいかないか?……ってなんだそれ!」

紗南「ん?あっちに人が固まってるような……?」

乃々「何か出し物でしょうか……?お正月だとお囃子、とかですか?」

美由紀「うーん、私達の身長だと見えないけど……」



『さーぁ新春と言えば!獅子舞ばい!いい子も悪い子も噛まれていきんしゃい!』



乃々「わかりやすいんですけど……」

美由紀「目立っちゃってるねー」

紗南「合流しよっか?パーティメンバー増やしていこ?」

ナターリア「スズホいたナ!ナターリア達もいくカ?」

蘭子「我に大いなる濁流には抗える力があればっ!」

颯「濁流……そっか。反対側だもんね。参拝してからいく?」

愛海(むふふ、なんたる僥倖っ!同世代トップ3と同じくなれるなんてっ!)

愛海(人混みなら間違っておやまを触っちゃってもごめーん⭐︎できっと許してくれるはず!)わきわき

愛海(同率トップの美羽ちゃんがいないのが残念だけど……それはさっき触れたしっ!)

蘭子「愛海ちゃーん……?だ、大丈夫……?」

愛海「へっ?えっと行くって話?」

ナターリア「ソウ!それで、迷子にならないようにってナターリア考えたっ!」

颯「はぐれないように手を繋いでいこうって話してたんだよねっ!」

蘭子「繋がる絆があれば我らが分たれることは無いぞ!」

愛海「へー……って手を繋ぐ!?繋ぐのっ!?」

ナターリア「メーアンでしょ?アツミは……真ん中っ!ナターリアが引っ張ってアゲル!」

颯「そしたら蘭子ちゃんどこがいい?」

蘭子「ふふふ、殿は我が努めようぞ!風の使徒よ!我を導きたまえっ!」

颯「はーは風の使徒かー、わかった!蘭子ちゃんの手はぜぇったい離さないからねっ!」

愛海「待って、ほら縦になったら誰かが押された時とかに引っ張られたら大変じゃない!?」

ナターリア「ダイジョーブ!ナターリア達強いから!」

颯「そっかー。ちょっと迷惑かけちゃうけど、横になって歩かせてもらお?あ、蘭子ちゃんの手すべすべっ!すごい!」

蘭子「ふぇっ!?そ、そんなこと……ないと思うけど……」

颯「ううん!すっごいきれー!お手入れとかしっかりしてるよねこれっ!」

蘭子「え、えっと……ありがと……」

ナターリア「アツミの手、すごくあったかいナ!」

愛海「えっ、ちょっと!私はみんなの後ろで……」

颯「ほんとだっ!すっごい暖かい……愛海ちゃん!よろしくねっ!」

愛海「嘘っ!せっかくこんなに近くにおやまがあるのにぃ!」

蘭子「柔肌の天使よ、いざ!神の元に参ろうぞ!」

愛海「はーなーしーてー!!!」



凪「む、はーちゃんの声が聞こえたような……幻聴か?」

裕美「人が多いもんね……やっぱり颯ちゃんが心配?」

凪「いいえ、凪とはーちゃんは電波でバリバリバリに繋がっているのです」

美羽「バリ3ってやつですねっ!私もアンテナをこうやって伸ばしてますから!」(お団子を指差す

凪「おや、最新機種はアンテナ内蔵ですよ?新年から時代を先取り、久川凪ですよろしくお願いします」ビシッ

美羽「それならばっ!信長も猿もこなしてお餅も食べた!今年も天下統一矢口美羽!」ビシッ

凪「なんと、信長ならば現代人も受け入れましょう、それなら目指せ三竦み。レッツ三国志」ちらっ

裕美「えっ、私?ま、魔物使いにサラマンダー、天使も任せて関裕美っ!」ビシッ

美羽「うわー!ファンタジーは武将じゃ勝てないっ!」

凪「その点スマホは最強ですね、マンガにゲーム、どんとこいです」

裕美「あはは、上手くいったみたい……って」

裕美ちゃんだー
矢口美羽じゃんあれー
久川凪?ってことは颯ちゃんも一緒に来てるのかな?


凪「おっとさすが三国志、国を巻き込む大波乱」

裕美「えっ、さっきの見られてた!?嘘っ!」

美羽「裕美ちゃんノリノリでポーズ取ってたからね!」

裕美「それは美羽ちゃんもだよね?凪ちゃん、行こう!」

凪「ポーズ揃えてビシッと決める、もう一回やれば纏まるのでは?」

美羽「それ名案!せっかくだしもっかいやろ!裕美ちゃん!」

裕美「いやそれなんの解決にもなってないような……うぅでもファンの人が見てくれてるし……」

凪「久川凪」ビシッ
美羽「矢口美羽っ!」ビシッ!
裕美「関裕美!」ビシッ!

凪「3人揃って三国ガール。覚えて帰ってくださいね」

裕美「違うよっ!?」




幸子「裕美さん達はあっちですか……二人ともボクについて……っていつまで落ち込んでるんですか」

光「迷子の子をお母さんのところに届けられたのにっ!アタシが迷子になるなんて!」

七海「仕方ないれすよー波に逆らうと危ないのれす」

光「でもみんなも波に呑まれて助けを求めているかもしれない……早く行かなきゃ!」

幸子「いやいやいや待ってください!集合場所決まってますから!一人で行かないでくださいよ!」

光「そうか……みんなには後で会えることを信じる!」

七海「それなら離れないようにしなきゃれすねー」

光「確かに人混みの中だと前もよく見えないしなぁ」

幸子「ボク達小さいですからね、小さいボクもカワイイですけどっ!」

光「140はあるからっ!一番高いのは……七海ちゃん!司令塔になってほしい!」

七海「七海がれすか?七海もそんなに見えるわけじゃ……」

幸子「ふふーん、それならやっぱりこのボクが先陣を切ってってふぎゃー!」

光「幸子ちゃんっ!鼻緒が切れてるじゃないか」

幸子「うぅ、さっき転びそうになった時ですか……カワイく揃えたからですかね?」

光「それならどうしよう……アタシが幸子ちゃんを背負って、は無理かぁ」

幸子「うーん、それならボクはここで待ってますから先に参拝をしてみんなと合流を……」

七海「ちょっと失礼するのれすー」

光「七海ちゃん?どうしたんだハンカチとヘアピンなんて持って」

七海「こうやってこうやって……ちょちょいのちょいれす!」

幸子「へっ?七海さん治せたんですか!?なんで!?」

七海「この前市場のおばあちゃん達に教えてもらったんれすよー、若い頃は自分たちで直してたーって!」

光「おぉ!おばあちゃんが言っていた……ってやつだな!すごい!」

七海「まぁホントに応急処置れすからー」

光「そうか……それなら!アタシが前に出る!幸子ちゃんはアタシについてきてくれっ!七海ちゃんは幸子ちゃんを支えてほしいっ!」

七海「わかったのれす!幸子ちゃん、足元に気をつけていくれすよー」

幸子「なるほど!カワイイボクを守ってくれるんですね!それならそのまま行きましょう!ゆっくりですよ!」

光「あぁ!幸子ちゃんを置いて先に行ったりなんてしない!アタシが守る!」

七海「光ちゃーん、行く先は七海が指示するれすよー!」

光「わかった七海指揮官!アタシを導いてくれっ!」

紗南「他のみんなは大丈夫かなぁ?」

美玲「まぁ平気だと思うぞ?なんだかんだでみんなしっかりしてるし」

美由紀「そうだねー、あっちに美羽ちゃん達もいるみたいだし行く?」

飛鳥「アレは反対側、人の流れを考えるとやめておいた方がいいかもしれないね」

美由紀「そっかー、まぁまたすぐ会えるよねっ!お参りのこと考えよ!」

紗南「しかし美玲も飛鳥ちゃんも大変じゃなかった?鈴帆ちゃんのスーパープレイだったけど」

飛鳥「弦を担ぎつつ目立って安心させる、両方を為すのは賛同できたんだけどね」

美玲「まさか人だかりの整理を晶葉が放置するのは思わなかったけどな……」

紗南「まぁ晶葉ってお正月に思い入れありそうだから……テンションUPしたんじゃない?」

美由紀「獅子舞ロボ、鈴帆ちゃんが入ってパワーアップしてたもんねー」




鈴帆『さぁ次は乃々しゃん!ガブっといくたい!』

乃々「普通に大きいんですけどっ!?これホントに痛くないですかっ!?」

晶葉「安心しろ!この獅子舞ロボは安全に完全に配慮してある!さぁいくぞ乃々!」

乃々「ちょっと!そんな大きく噛まれたらもりくぼの何かが目覚めるんですけどぉぉぉ!!」

鈴帆『噛まれれば今年の運気も盛り上がるに違いなか!』

乃々「むーりぃぃぃぃ!!!」




美由紀「放っておいていいの?」

紗南「まぁ晶葉楽しそうだし、それにおかげで獅子舞ロボが進めばみんな大きく開けてくれてるしね」

飛鳥「なるほど、確かに鈴帆と晶葉達の周りはぽっかり空いているね」

美玲「多分ウチらより先にお参り出来そうなくらいだぞ」

美由紀「まぁ片付けとかもあるから一緒にできそうだね!」



颯「よかったー、流れがゆっくりになったね!」

蘭子「神域は近い、願いを決める時ぞ!」

愛海「私のお願いは今すぐ手を離してもらうことなんだけどなぁ」

ナターリア「ナターリア歌鈴に聞いた!カミサマにはお願いじゃなくてホープを語るんだっテ!」

颯「ホープ?あぁ、抱負だねっ!今年自分がやりたいことっ!」

蘭子「成程、我らの宿願を神に誓いを立てる!……ってことでいいのかな?」

ナターリア「ソッカ!誓い……ナターリアステージで踊りたいっ!アツミは?」

愛海「こういうお願いって神様以外に話しちゃいけないって聞いたから、言えないかな!」

ナターリア「そんなー!そしたらお願い叶わない!?」

颯「大丈夫!神様の前でしっかりお参りしよっ!はーも一緒にやるから!」

ナターリア「ありがとハヤテ!そしたら……お口チャック!ナターリアつい話したくなっちゃうカラ!」

蘭子「そ、それなら私も……」

愛海「そしたらお賽銭の準備しよう?ほら、財布出さないといけないから手を離して……」

ナターリア「ダーメ!キヨラがアツミは寒がりだって言ってたカラ!」

愛海「えーっ!?ちょっと対策済みとか聞いてない!そんなぁ!」

颯「あはは、やっぱりそうだよねー」(わかってて手を繋いでた

蘭子「煩悩もまた神前より消えゆくものぞ!」

裕美「ロケだと思ってくれたみたいで少し早く進めたね……」

凪「隠密カメラでも控えていたのでしょうか?信長様?」

美羽「ふふん、現代忍者のスマホ力ならそれもいけるかもね!」

凪「なるほど、二つの力の合わせ技。タッグマッチで切り開いた道というわけだ」

裕美「凪ちゃんは颯ちゃんと連絡取れた?」

凪「いいえ、しかしそこにはーちゃんの影がポツネンと」

美羽「あ、ホントだ!蘭子ちゃんとナターリアちゃんも!おーい!」

裕美「そろそろお参りの列だから割り込みはダメ」キッ

美羽「あ、はいすみません……」

凪「なんと、これが世に言う蛇睨み。ともすれば美羽がカエルで凪はナメクジ、にゅるると行くぞ」

裕美「もう……二人ともお賽銭用意しよ。5円玉ある?」

美羽「えっと……10円は良くないんだっけ?」

凪「10円、とおえん、遠縁と。言葉遊びが縁起に繋がります、ことバトル」

裕美「ご縁がありますようにってことだから5円がいいとは思うんだけど……」

美羽「5円ないなぁ…そうだっ!10円……いや!40円と……1円!でどうかな!」

凪「41……なるほど、なら凪は税込105円で行きましょう」

裕美「今の消費税は5%じゃないけどね……?でも二人ともなんで?」

美羽「『よい』年になりますようにって!どうかなっ!」

裕美「あーそっか。ふふ、確かにいいかも。凪ちゃんは?」

凪「10の5円、つまりは十分ご縁がありますように、とかけてみました。さて採点や如何に」

美羽「それだと15円……いーごえん!よりはいいのかな?」

(周りが財布を確認する音




光「そろそろだっ!幸子ちゃん大丈夫?」

幸子「えぇ七海さんがつけてくれたハンカチがまだ大丈夫です!」

七海「このお魚さんてぬぐいは丈夫れすからー」

幸子「お二人は先にどうぞ、ボクは神様にお願いすることがいーっぱいあるんです!」

七海「七海もれすねー最近はアイドルのお仕事も大変れすから」

光「アタシもだっ!ライブもヒーローも!みんなのことだって神様に話さないとなっ!」

幸子「となると……誰が最初にいきます?」

七海「うーん、多分列はひとりずつれすよね?」

光「と、なると………えっと………」

「「「じゃーんけーん!!」」」

七海「七海の勝ちれす!」

幸子「もー!七海さん強すぎですよ!三回勝負だったのに!」

光「くぅ、勝利のグーが負けるなんて……」

幸子「光さんはわかりやすすぎです」

光「そうなのか?うーん……もうちょっとひねって……」

七海「グー!って言いながら手を出したらダメれすよ」

幸子「手が出る前に声が聞こえてましたからね……」

光「そうかっ!ならパーって言いながら他の手を出せばいいのか?」

幸子「脳トレみたいになってますね……まぁ光さん、一番最初ですよっ!」

光「わかった!でもアタシもお願いはあるよ?」

幸子「急かしたりしませんよ!カワイイボクがそんなことするように見えますか?」

七海「じゃあ七海は幸子ちゃんのこと、後ろからちょいちょいするれす」

幸子「やめてくださいよ!?順番なんですから!」

七海「七海も後ろの人を任せるわけいかないれすからねー」



紗南「っと、やっときた!アタシのターン!」

鈴帆「さて、今年のお参りを済ませるばい!」

ナターリア「トーチャク!ホーフ、ちゃんと話さないとナ!」

裕美「よし、二礼に、二拍手、一礼……だよね」

光「よし、張り切ってお参りを………」




「「「「「あれ?」」」」」



紗南「って感じで最後にはみんな偶然!合流できたんだよねっ!凄くない!?」

光「みんなでその後は事務所に戻ってご飯食べたんだ!麗奈は?」

麗奈「アタシはそれこそ13歳のみんなで行ってきたわよ、ほたるがいるし行かないわけにいかないでしょ?」

紗南「そっかー、それじゃあ新年のクエスト1つ達成、だね!」

麗奈「………1つ?」

光「だってほら、初売り!行かないわけにいかないだろ?福袋買わなきゃ!」

紗南「うんうん!ゲームの福袋絶対買いたいし!」

光「聞いたか麗奈!ライダーの変身ベルトの福袋があるらしいんだっ!それは絶対買いたい!」

麗奈「いや、ベルトってアンタ全部持ってるんじゃ」

紗南「みんなで行こうって話してるんだ!おっきなショッピングモールに!」

光「ああ!準備しないと、お年玉ももらってさ!」



麗奈「……いや、アンタ達絶対またはぐれるでしょ……」

おわり

というわけで14歳組全出演初詣SSでした。
わちゃわちゃしてるのは仕様です。
でもにぎやかな14歳、楽しいと思います。
アイドル達の初詣を考えるのは楽しいものです。

特につながりはないですが同じく14歳全員出た前作
美由紀「みんなで!」モバP「ただカニを食べるだけ」
美由紀「みんなで!」モバP「ただカニを食べるだけ」 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1565697492/)

依頼出してきます。

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