優希「京太郎2020」咲「お誕生日おめでとう!」 (35)

エロ無し まったり 30前後の予定

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咲「京ちゃん、お誕生日おめでとう!」

まこ「いつも買出しご苦労様じゃ」

久「そんな訳でみんなで須賀君の誕生日を」

和「やれやれだぜ、仕方なくだが……」

優希「祝ってやるじぇ!」


京太郎「み、みんなァ……」ポロポロ


咲「プレゼントはね……」

京太郎「え?何かくれんのか?」ワクワク

咲「はい!京ちゃんの名言集!」

京太郎「……は?」

咲「どうぞ!」

京太郎「いや、どうぞって何もないけど……」

和「おい!ボケッとしてんじゃあねーぞッ!」


和「咲さんの心遣いを理解できねぇってのかぁ!」

京太郎「え、えぇ……」

久「須賀君って影が薄いじゃない?」

京太郎「いやまぁ、そうっスけど……」

まこ「おんしの存在感を増す為に、な」

優希「私らが犬の名言集を作ってやるじぇ!」

京太郎(い・ら・ねー!)


『今にも落ちてきそうな須賀の下で』


京太郎「…………」サッサッサッ

和「あぁ、そんなところで何してんだい?」

京太郎「掃除中でね、少しでも部に貢献したいんだ」

和「参考までに聞きたいんだが……」

和「もし作者に忘れられてたらどうするんだい?」

和「いや、仮に覚えていたとして……」

和「To LOVEる展開は皆無で碌な役割も与えられない」

和「そんな可能性もあるのにどう思って……」

京太郎「……」

和「あんたは苦労をしょいこんでいるんだ?」


京太郎「そうだな……俺はエロだけを求めていない」

京太郎「エロだけを求めていると、人は近道をしたがるものだ」

京太郎「近道した時に出番を失うかもしれない」

京太郎「売上も次第に減っていく……」

京太郎「大切なのは『出番に向かおうとする意志』だと思ってる」

京太郎「意志さえあれば、いつかは出番があるだろう?」

京太郎「出番へ向かっているわけだからな……違うかい和?」


和「なんで私の名を……知っているんだ……?」

和「そういや……あんた……前にどこかで会った事がある」

京太郎「…………」

和「あ……あんたは……!!そうだ!!あんたはッ!! 」

和「あんたは、私と咲さんとラブラブする為に!」

和「私が自らぶっ殺した筈の、須賀京太郎!!」


京太郎「……」ニコッ


京太郎「って、なんじゃこりゃあああぁぁあ!!」

京太郎「おい、和!これは色々と酷くねぇか!?」

和「んおぉおお!咲さぁん!ノドチ○ポシコシコ扱いてぇ!」

京太郎「えぇ……」

まこ「ありゃりゃ、また妄想世界にダイブしおったか」

咲「ジョジョ5部かぁ、アニメ面白かったねー」

優希「DVD買ったじぇ!」


京太郎「ちょ、待てよ!俺の名言集なんだろ?」

京太郎「コラみたいになってる!てか著作権とか――」

久「須賀君、そう言うけど貴方に何か名言ってある?」

京太郎「いやそれは……特に無いですけど……」

久「なら他所から名言をパクっちゃえばいいじゃない」

京太郎「それってもう破綻してるとしか――」

久「じゃあ、次はあたしね~」


『須賀君はまるで成長していない……』


京太郎(たまには雑用じゃなく麻雀で目立って――)

久「掃除止まってるわよ、須賀君!」

京太郎(なんで雑用ばかりやってんだ俺……)

久「お前なぁんか勘違いしとりゃせんか?あ?」ズイッ

京太郎(や……ヤクザだよ、ほとんど……)

久「お前の為に麻雀部があるんじゃねぇ」

久「麻雀部の為にお前がいるんだ」

京太郎「…………」


久「分かった?それとも分からない?」

京太郎「はい!分かりました!」

久「よし、じゃあ買出しに行ってきなさい」

京太郎「ぐっ……はい、分かりました!!」ダッ

京太郎(くそ~!冗談じゃねぇ!辞めてやる!!)

京太郎(俺のやりたい麻雀はここにはねぇ!!)

京太郎(本場の麻雀にもまれたらプロ雀士になれる!)

京太郎(中国だ!中国でオレの才能を試すんだ!!)


和「しっかし野郎もひでーよな」

優希「最近来なくなったと思ったら中国に留学してたじょ……」

久「……」

まこ「部長もなんとなく元気がなさそうに見えるな」

咲「この頃、部長から京ちゃんのことよく聞かれるんです」

咲「幼馴染だったから、でも連絡は全然……」

久「…………」


それから1年後、麻雀部のもとに1本のDVDが届く

それは中国で行われた国際麻雀大会だった


久「須賀君から連絡があったって本当!?」ガラッ

優希「おー!元部長久しぶりだじぇ!」

まこ「大学はどうじゃ?満喫しとるか?」

久「そんなことより須賀君が中国の試合に出たんでしょう?」

咲「あ~、でもあんまり長く映っていませんでしたよ」

和「1回戦の東場でトンでてやがんのww超ウケルwwww」

久(まるで成長していない……)


久「咲、彼の住所を教えてくれる?」

咲「でも連絡できませんでしたよ、もう引っ越したみたいで」

久(何をしているの……須賀君……帰ってきなさい!)

久(日本一のパシリに育て上げるつもりだったのに!)

久(私が起業したときに社畜として飼ってあげるプランが――)


須賀京太郎が中国に渡って5年後

『ニュース速報、中国で邦人留学生がコロナウィルスで死亡』

『薬物反応もあった模様、須賀京太郎さん(22)』

久(…………!!?)

これは敏腕経営者、竹井久の過去の物語である


久「いやぁ~これ映画化いけるんじゃない?」

まこ(この女恐ろしいこと考えとるな)

京太郎「いけるかぁ!なんで俺死ぬ必要があるんですか!」

久「え?なんか繋いでいかないといけないのかなぁって」

京太郎「いやいやいや、無理矢理繋げんでも……」

京太郎「つーか、これもう部長がメインになってる!」

和「咲さぁん!孕ムラムラマ○コに咲チ○ポ突っ込んでぇ!」

優希「攻守逆転してるじぇ」

咲「うーん、京ちゃん怒ってるなぁ……」


『京太郎はいい気分だぜ……』


優希「おかりなさい、あなた♪」

京太郎「ああ……」

優希「ご飯にする?お風呂にする?それとも?」

京太郎「風呂」バサッ

優希(京太郎、最近そっけないじぇ……)

優希「スーツ掛けておくじぇ――ん?名刺が落ちて」

京太郎「あ、見るな……」

『また来るのです♪ ヘルスドラゴンロード:クロ』


優希「こ、これって……!?」

京太郎「…………」

優希「きょ、京太郎……」グスッ

優希「私……どこか至らない所でもあったか?」

京太郎「オ、オレは……昔のオレに戻りたかったんだ!」

京太郎「誇り高きおっぱい星人のオレに!!」

京太郎「何も気にせず、巨乳を揉みたかったんだ!!!」


京太郎「気にいらなかった……知らないうちに……」

京太郎「優希のことを好きになっていく自分が……!!」

京太郎「お前と結婚して悪くない気分だった」

京太郎「居心地のいいちっぱいを好きになってしまっていた」

優希「京太郎……」

京太郎「だから風俗でおっぱい星人に戻る必要があったんだ!」

京太郎「……おかげで……今はいい気分だぜ……」

優希「……ほんとにそうか?」


優希「その後、半殺しにしてから愛してやるんだじぇ」

久(これ告白みたいなもんよね……)

優希「嬉しいだろ?可愛いお嫁さんに癒してもらって」

京太郎「は?ざけんな、俺は誇り高きおっぱい星人だ」

京太郎「あと最低2回りは大きくならんとい・ら・ねー!」

優希「」

咲「京ちゃん……サイテー……」

和「クズめ、死で償え」

京太郎「な、なんだよ!好きなものは仕方ないだろ!」

まこ(優希が可哀想じゃな、ここはフォローしてやるか)


『京太郎は永遠の敗北者』


まこ「"巨乳好き"は所詮…先の時代の"敗北者"じゃけェ…!!!」

京太郎「ハァ…ハァ…敗北者……?」

京太郎「取り消せよ……!!! 今の言葉……!!!」

まこ「和にモーションかけるもフラれ続け 未だに"彼女"できず」

まこ「永遠の敗北者が"京太郎"じゃ、どこに間違いがある…!!」

まこ「おっぱいおっぱいと…変態まがいの妄想で和を視姦し」

京太郎「……やめろ……!!」


まこ「…何年も選り好みするも "彼女"はできず…何も得ず……!!」

まこ「終いにゃあ、婚期も逃しアラフォー……!!孤独死!!!」

まこ「実に空虚な人生じゃあ、ありゃあせんか?」

京太郎「おっぱいはおれに生き場所をくれたんだ!!!」

京太郎「お前におっぱいの偉大さの何がわかる!!!」

まこ「人間は外見しか見れなけりゃあ生きる価値なし!!!」

まこ「巨乳好きの京太郎に生き場所はいらん!!!」

京太郎「おれを救ってくれた乳をバカにすんじゃねェ!!!」


まこ「――と、いう訳じゃ京太郎」

まこ「おんしの好みちゅうもんは否定せん」

京太郎「う~ん……」

まこ「じゃがの、現実を見なければおんしも無残な最後を――」

和「おひぃいい!咲チンホーンでアクメくるぅうう!!」

優希「もう!のどちゃん!妄想うるさいじょ!」ベシッ

咲「染谷先輩のお言葉を遮っちゃ駄目!」ベシッ

和「ぶひぃいいい!和牛ブレンドミルクでりゅうぅう!」


『京ちゃん × ハギヨシさん × ホモ』


咲「念のために聞いておこう、ホモ男優にならない?」

京太郎「なっ!!?そッ、そんなっ!そんな事!!!」

咲「ハギヨシさんはこの問いにYESと答えた」

咲「完璧超人ゆえハギヨシさんはノンケがいかに醜くく」

咲「百合漫画では愚かな生物であるかも良く判っていた」

咲「京豚は最低だよ、京ちゃん」

咲「SSでブヒらせる価値など無い連中だ」


咲「奴らの為に頑張って、それで女とデキたらどうなる?」

咲「賭けてもいい、京ちゃんは必ず迫害される!」

咲「そういう連中だ、京豚とは……」

咲「奴らが応援するのはエロが始まる時だけだ」

咲「なろう化すればすぐさま不平不満を言い始める」

咲「そして、京ちゃんはリア充の座をすぐに追われる」

咲「エロ直後は感謝しても、矛盾は欲しいとは思わない」

咲「だが、ホモは違う!いかなる展開であろうとも矛盾は無い」


咲「さぁ!どうする京ちゃん!」

咲「無益と判っているノンケに存在を賭けるか?」

咲「ホモの価値を判っている私のために働くか?」

咲「この二択は迷うまい!どうする!?京ちゃん!!」

京太郎「答えは”NO”だ!」

咲「やはり子供、甘いノンケの幻想とやらにしがみつきたいか」

京太郎「違う!!作者がたまに忘れるなんて百も承知だ」


京太郎「咲の言う事も嘘じゃないと思う、でもいいんだ!」

京太郎「それでも俺は女が、咲キャラが好きだっ!!」

京太郎「俺を育ててくれた原作者、京太郎SSすべてが好きだっ!!」

京太郎「もし本当に咲の言う通りなら、読者がホモを望むなら」

京太郎「俺がホモになれば売上が上がるのなら」

京太郎「……おれはっ、おれはっ!」

京太郎「おまえを犯して!ノンケSSを去る!」

咲「ふふっ、業の深い生き物よ!」


咲「――困ったもんだね、まったく」

京太郎「困ったのはお前の頭だ大魔王、業が深過ぎるわ」

久「間髪入れずにとんでもないのブッこんできたわね~」

まこ(ホモにしたいのか自分と結ばれたいのかよく分からん)

優希(ううっ、咲ちゃんはライバルかどうか分からんじぇ……)

京太郎「ファンタジーとはいえ勝手にハギヨシさんホモにすな」

和「こ~ろ~す~!私の愛する咲さんNTR須賀はこ~ろ~す~!」

京太郎「しかもこっちもヤバいことにー!!」


咲「もう少しだったのに邪魔して!和ちゃんオシオキ!」バシバシ

和「あひっ!和豚のデカ尻ペンペンされてりゅうぅうう!」

和「咲さんに尻ペンペン!気持ちぃいよぉおお!!」

和「デカシリペンペン!デカケツペンペン!ケツデカペンペン!」

エトペン「あーやばい!(ヘドバン)」

和「ケツデカピングーぅううぅう!!」

京太郎「きっ……きしょい……(絶句)」


京太郎「はぁ……別に無理して祝ってくれなくても……」

まこ「いやスマンな、まさかこんなことになるとはの」

優希「でも祝いたかったのは本当だじょ!」

京太郎「え?」

久「普段から須賀君にはお世話になってるからね」

咲「今まで言えなかった感謝の気持ちを皆伝えたかったの」

和「ふひぃ……ふひぃ……」ビクビクン

京太郎「み、みんなぁっ!!」


京太郎「…………」


京太郎(これは……何だ?)


京太郎(祝ってくれたことへの悦びか?)


京太郎(ネタにされたことへのの憤りか?)


京太郎(容易く口にはできない想い……)


京太郎( まるで そうか これが そうか )




京太郎「      心   か      」


久「おめでとう!」パチパチ

まこ「おめでとーがんす」パチパチ

和「私と咲さんの門出を祝福しろ!」

優希「おめでとうだじぇ!!」パチパチ

エトペン「おめでとさん」パチパチ

内木一太「めでたいなぁ~」パチパチ

寺平彩乃「おめでとう~」パチパチ

紫芝菜月「おめでとう」パチパチ

高久田誠「おめでと!」パチパチ


京太郎( 原作者に、ありがとう )

京太郎( 読者に、さようなら  )

京太郎(そして、全ての京太郎SSに)

京太郎(   おめでとう    )


咲「京ちゃん!お誕生日おめでとう!」


京太郎「愛してくれて、ありがとう!!」

カン

おわり おやすみ

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