【安価】岡部「未来ガジェット>>2号機だと?」 (163)
岡部「ダルゥ!貴様この俺に黙っていつの間にそんなものを!」
ダル「オカリン最近牧瀬氏とイチャコラするのに忙しそうだったから気を利かせたんだろ常考」
岡部「だぁれが助手なんぞとイチャコラしていると言うのだぁっ!」
ダル「鏡を見て見るといいと思うお」
岡部「クッ…ま、まあいい、ではそいつの性能を説明しろ!ガラクタだったら承知せんぞ!」
ダル「よくぞ聞いてくれました!こいつはなんと>>4なんだお!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1580496378
指定した異性のスケジュールを自由にできる
岡部「指定した異性のスケジュールを自由にできる…だと?」
ダル「そそ、それがこの未来ガジェット51号機ちゃんなわけ。どお?すごくね?」
岡部「どお?と言われてもな…そんなこと、普通に出来るわけがないだろうが」
ダル「dsyn-…僕も本当に出来るとは思ってなかったお」
岡部「……まさか、本当に出来るとでも言うつもりか?」
ダル「ぶっちゃけ出来る」
岡部「mgd?」
ダル「dgm」
岡部「いや…いやいやいや…嘘をつくなダル!」
ダル「いやホントこれはマジだって、スーパーハッカー嘘つかない」
岡部「しかし言われただけでは俄かには信じられんぞ」
ダル「実証してみせろってことですねわかります」
岡部「その通ーり!この鳳凰院凶真、己が目で見たものだけを信じる!」
ダル「んじゃオカリン使ってみなよ」
岡部「え」
ダル「使い方はいつ、誰が、何をするかって感じにこの機械に入力だけだお」
ダル「勿論異性限定で男操作とか誰得だし…え?ルカ氏は女の子だろ常考」
岡部「むぅ…では使ってみるか(どうせ冗談だろうしな)」
ダル「ここに名前、ここに日付と時間と行動を入力してくれお」
岡部「うむ!ではこんなもんでどうだ」
内容>>10 いつ誰がどこで何をするか
20分後に天羽がダルにハグ
岡部「鈴羽…でいいんだよな?」
ダル「え、なんぞ?」
岡部「いや、なんでもない…内容はこれだ」
ダル「えー何々…今から20分後に…阿万音氏が僕にハグ!?」
ダル「マジすかオカリン!いいんすかオカリン!」
岡部「無論だ」
ダル「っしゃー!我が世の春がキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
岡部「お、おい!落ち着けダル!」
ダル「(*´Д`)はぁ…はぁ…!」
岡部「駄目だこいつ…早くなんとかしないと…」
ダル「僕はキラじゃない!…んで、本当にこの内容で間違いないん?」
岡部「だからそう言っているだろう。あとはどうするのだ?」
ダル「その実行ボタンを押すだけだお」
岡部「そうか、では未来ガジェット51号機…起・動!!」ポチ
ダル「wktk」
シーン…――
岡部「……」
ダル「……」
岡部「ダァルゥ…何も起こらんではないか!」
ダル「そらそうっしょ、20分後に指定したんだし」
岡部「ぐぬぬ…今すぐにすればよかったか」
ダル「それはさすがの阿万音氏にも物理的に不可能っしょ。瞬間移動でも使えんことには」
ダル「本人の能力的に出来ないことは実行させられないお」
岡部「なるほど…例えば助手に秋葉の中心で邪王炎殺黒龍波を放てと命令してもそれは無理だと」
ダル「牧瀬氏が邪王炎殺拳なんて使えるわけねーからね。その場合かっこだけになるよね…やめたげてよぉ」
岡部「…さて、そうなると暇だな」
ダル「カップ麺でも食う?この間買い足したっしょ」
岡部「そうするか…ではスーパーハカーよ、湯を沸かせ」
ダル「マンドクセ。つーかオカリンの方が台所に近い件について。あとハカーじゃなくてハッカーだろ常考」
岡部「貴様このラボの長を顎で使う気かぁ…!いいだろう!ではクリークだ!」
ダル「じゃんけんですねわかります」
…20分後
ダル「つーかオカリンってさ、じゃんけん弱すぎじゃね?」
岡部「フッ…俺は大事なラボメンであり右腕のお前に、わ・ざ・と、勝たせてやってるのだ」
ダル「負け惜しみ乙」
トントントン…(階段を上がる音)
岡部「むっ?誰か来たようだな」
ダル「あっ、そういえばそろそろ時間だお」
岡部「時間?ああ、さっきのヤツか…いや待て、まさか本当に――」
鈴羽「おっはー!」ガチャ
岡部「本当に来た…だと…!じ、時刻は!?」
ダル「きっかり20分、指定した時間通りだお」
鈴羽「オッス岡部倫太郎!」
岡部「ば、バカな…い、いや、落ち着け。ま、まだそうと決まったわけでは…」
鈴羽「ん?どうかした?」
岡部「す、鈴羽…お前今日は、何の用だ?」
鈴羽「えっ、特にこれといって用事とかはないけど…」
岡部「そ…そうか」
ダル「阿万音氏オッスオッス」
鈴羽「あ、橋田至…」ウズ…
岡部「…?」
鈴羽「うっ~…えい!」バッ
ダル「オウフ」ダキィ
岡部「なん…だと…!?」
岡部「す…鈴羽お前、突然何を…」
鈴羽「あ、あはは…な、なんだろう?ハグ…かなぁ?」
ダル「……」プルプル
鈴羽「ああ~…ご、ごめんね橋田至。何か身体が勝手に、さ」スッ
ダル「我が生涯に…一片の悔いなしッ!!」バターン!
岡部「ダルーーーーーー!!!!」
鈴羽「えええーーっ!?」
……
ダル「間違いなく人生最高の瞬間だったお…」
鈴羽「もう、突然倒れるんだから驚いたよ~」
岡部(しかし、鈴羽は本当に俺が入力した通りの行動をした…)
岡部「まさか…本物…なのか…?」
鈴羽「え?」
岡部「もしもし、俺だ…どうやら我が研究所はとんでもない物を産み出してしまったらしい」スチャ
岡部「恐らく機関もこれを狙ってすぐにでも動き出すことだろう…」
岡部「ああ、わかってる。こっちも慎重に動くさ…機関になど渡して堪るものか」
岡部「そう、これも運命石の選択だ…エル・プサイ・コングルゥ」
岡部「ふぅ…」スッ
ダル「おまいはいったい誰と戦っているんだ……」
鈴羽「機関ってSERNのこと!?」
岡部「いや、違う。すまなかったな鈴羽」
鈴羽「え、なんのこと?」
岡部「こっちの話だ。実験協力ご苦労、帰っていいぞ」
鈴羽「いつ実験に協力したのかはわからないけど…まあそろそろ店長に怒られそうだし帰るね」
ダル「バイト抜け出してきてたのかお…」
岡部「バイト戦士の名が泣くぞ…というかあのミスターブラウン相手によくもまあこうぬけぬけと…」
鈴羽「あははー、んじゃバイバイ!」ガチャ
岡部「…さてダルよ」
ダル「マジだったっしょ?」
岡部「ああ、さすがは我がマイ・フェイバリット・ライトアームダルゥ!」
岡部「よもやこのような世紀の発明をしてしまうとはな…!」
ダル「天才過ぎてスマソw」
岡部「そのウザさも天才故の傲慢と思えば…より腹立たしい!」
ダル「腹立たしいんかい」
岡部「ではさっそく続いての実験に移る!」
ダル「当然のように続けるんすね」
岡部「ククク…当たり前だ、たった一回だけでは完璧な実証実験とは呼べんだろうが」
岡部「最低あと4、5回は繰り返さんとな!」
ダル「さすがだぜオカリン…あんた今、最高に輝いてるよ…!」
岡部「フゥーハハハ!では次の内容はこうだ!至急入力作業に移れ!」
ダル「オーキードーキー!」
次の内容>>21 いつ誰がどこで何をするか
ダル「あのさ、オカリン」
岡部「……なんだ」
ダル「牧瀬氏に直接ちゅっちゅしてって頼めばいい件について」
岡部「だああっ!こ、これはあくまで実験の為だ!」
岡部「理由もなく助手自ら俺にキ…キスをするなど!未来ガジェット51号機のこれ以上ない性能証明となろう!」
ダル「オカリンェ…」
岡部「なんだその目は!やめろ!俺をそんな目で見るな!」
ダル「まあいいけどさ。入力内容は牧瀬氏が今から30分後にオカリンにキス(唇限定)、でおk?」
岡部「う、うむ。良きに計らえ」
ダル「それ何キャラなん?んじゃ入力っと…30分は牧瀬氏を気遣ったのか自分の心の準備の為なのか…」
岡部「おほんっ!…未来ガジェット51号機!起・動!」ポチ
…30分後
ダル「僕の画像フォルダが火をふくぜ!」カタカタ…ターンッ
岡部「お前の画像フォルダには碌なものが保存されていないな…」
ダル「いやいや、全部僕がネットの海から集めたお宝なのだぜ」
岡部「アングラサイト巡りもほどほどにしておけよ」
ダル「ウイルス対策は万全だから問題ないお」
岡部「そういうことではない!」
トントントン…(階段を上がる音)
ダル「あっ、誰か来るお」
岡部「く、紅莉栖か!?」
ダル「たぶんそうじゃね?時間もちょうどだし」
紅莉栖「ハロー」ガチャ
岡部「ク…クリスティーナ」
紅莉栖「おのれは何度同じことを言わせる気だ!ティーナは禁止!」
ダル「うっす牧瀬氏」
紅莉栖「橋田、あんたこいつと付き合い長いんでしょ、どうにかしなさいよ」
ダル「いやぁオカリンの厨二病は僕の手にはとても負えない件について」
岡部「ええい!そ、それで今日は何の用だ助手よ!」
紅莉栖「助手でもないと…はぁ…別に、用なんてないけど」
紅莉栖「何、用がなきゃ来ちゃいけないわけ?私もラボメンなわけだが?」
岡部「い、いやそうか…まあゆっくりしていけ」
紅莉栖「なによそれ?……んんっ!?」ビク
ダル「お?」
岡部「ど、どうかしたか助手よ?」
紅莉栖(なに…これ…!猛…烈に…!)プルプル
岡部「クリスティーナ?」
紅莉栖(岡部に……ちゅっちゅしたいッッ!!!」
岡部「」
ダル「心の声が駄々洩れな件について」
紅莉栖「岡部ぇっ!!!」
岡部「は、はい!」
紅莉栖「んっ!」グイ!
岡部「んんんっ――!?」ズキューン!
ダル「や…やったッ!!」
紅莉栖「んーッ!!!」
岡部「!?!?!?!?」
ダル「これ完全に(舌)入ってるよね」
ダル「さっすが牧瀬氏!僕達に出来ないことを平然とやってのける!そこに痺れる憧れる~!」
…30分後
岡部「」チーン
紅莉栖「あ…ありのまま今起こった事を(ry」
ダル「さすがに長すぎだろ常考。ラボはラブホじゃねーっつの」
紅莉栖「…あの、岡部?」
岡部「」
ダル「綺麗な顔してるだろ?死んでるんだぜ、こいつ」
岡部「い~…生きとるわっ!」ガバ!
ダル「オカリン復活ッ!オカリン復活ッ!」
岡部「はぁっ…はぁっ…死ぬかと思った…まゆりのばあちゃんが見えたぞ」
紅莉栖「あの~…岡部?」
岡部「ひぃ!もう勘弁してくださいぃ!」
紅莉栖「ちょっと?」
岡部「あ…ああ…」ガタガタガタガタ
ダル「駄目だお…オカリンが恐怖のあまりフリーザ様を前にしたベジータのようになってしまっているお」
紅莉栖「おい失礼だろ!誰が宇宙の帝王だ!」
ダル「一旦時間を置いた方がいいと思われ」
紅莉栖(まあ正直私もわけわかめな状況だし…なんでいきなりあ、あんなこと…)
紅莉栖「じゃ、じゃあ一旦帰るわ。あんたは岡部のこと見といて頂戴ね」
ダル「オーキードーキー」
紅莉栖「あと、この事他言したらあんたの大脳皮質ポン酢漬けにして家畜の餌にするから」
ダル「イ、イエスマム!!」
紅莉栖「うっ~!本当に、私どうしちゃったんだろ!」ガチャ
ダル「……牧瀬氏こえーお」
岡部「い…いったか…?」
ダル「ヘタリン乙」
岡部「黙れ!あんなことになるとは思わないだろう!?」
ダル「正直僕も驚いたお。誰もディープキスしろとは言ってねーし、牧瀬氏どんだけだお」
岡部「クッ…おのれ天才変態処女め…!ダル並みの性欲の持ち主だとでも言うのか…」
ダル「いやぁ…」テレ
岡部「褒めとらんわ!」
ダル「まあでもさ、そんだけ普段鬱憤が溜まってるってことでしょ。オカリンが釣った魚に餌あげないせいで」
岡部「誰が!いつ!何を釣り上げたと言うのだぁ!」
ダル「うーんこのオカリン…でもそれが僕らのオカリンなんだよなぁ」
岡部「ええーい!次に行くぞ!」
ダル「えっ、まだ続けるん?オカリン大丈夫なん?」
岡部「俺は狂気のマッドサイエンティスト!鳳凰院凶真ぁ!この程度で倒れる男ではない!」
ダル「フェニックスの名は伊達じゃない的な?てか牧瀬氏はいいん?」
岡部「じょ、助手の件はあとから考える!」
ダル「現実逃避ですねわかります。オカリン、その先は地獄だぞ」
岡部「うるさいぞダル!さっさと実験準備に移れ!」
ダル「はいはい、もうどうなっても僕知ーらねっと」
岡部「次の内容はこれだ!」
ダル「ほいほ~い」カタカタ
次の内容>>33 いつ誰がどこで何をするか
苗がパパをキモイと言う
ダル「ちょっw40秒後に綯氏がブラウン氏にキモイ宣言とかマジすかw」
岡部「あのミスターブラウンのタコ坊主にはいつも苦渋を飲まされているからなぁ…」
岡部「この俺の積年の恨みを今!思い知らせてくれるっ!」
ダル「オカリンちっちぇえ!人としての器がちっちぇえッス!」
岡部「ククク…唐突に訪れる少し早めの娘の思春期に打ちのめされるがいい!」
ダル「オカリン鬼畜だわぁ…でもそこにシビれる憧れるぅっ!」
岡部「フゥーハハハ!では未来ガジェット51号機!起・動!」
1階ブラウン管工房
鈴羽「ふんふ~ん♪」
綯「……おとうさん」
天王寺「ん?どうした綯~?」
綯「おとうさん――」
綯「キモイ」
天王寺「」
鈴羽「」
綯「…あれ?」
<テンチョウ!シ…シンデル…
<オトウサーーンッ!?
ダル「…ヤバくね?ブラウン氏死んでね?」
岡部「大丈夫だ、問題ない」
ダル「せやろか?」
岡部「親馬鹿のミスターブラウンにはいい薬だろう」
ダル「でも僕達の仕業だってバレたら家賃1万アップどころじゃすまないお。リアルで抹殺される件」
岡部「ダルゥ…バレなければそれは罪ではないのだよ」
ダル「オカリン…」グッ
岡部「フッ…」グッ
岡部「よし!では次だ!」
ダル「ノッてきたお!今ならなんでも出来そうな気がしてきたお!」
岡部「いいぞぉダル!その調子だ!いくぞ!」
ダル「うおおおお!!なんでもこいやーっ!!」
岡部「それではこれだーー!」
ダル「ふおおおお!!!」カタカタカタ!
次の内容>>41 いつ誰がどこで何をするか
4分後、フェイリスが犬耳をつける
ダル「4分後に、フェイリスたんが犬耳装着…だと……」
ダル「おいぃぃぃ!!フェイリスたんに猫耳以外なんて…!そんなの!!」
ダル「正直見たいですッ!!!」
岡部「お前は本当に己の欲に正直なヤツだなダル」
ダル「フェイリスたんのどんな姿でも拝めるものなら拝みたい」
ダル「それは間違っているだろうか、いいや!間違ってなどいない!」
ダル「だって僕はどんなフェイリスたんでも愛しているし愛したいのだから!キリッ!」
岡部「喧しいし暑苦しい見苦しい」
ダル「ヒドス。てか4分後はやめね?もうちょい時間伸ばさないと僕がメイクイーンまで間に合わないだろ常考」
岡部「お前が間に合う必要はない、既にまゆりにフェイリスを見張れとメール済みだ」
ダル「いやそりゃねぇおオカリン!なんでこんな激レアイベントをこの僕が間近で見れないんだお!」
岡部「ならば今から走って向かうのだな!間に合うかもしれんぞ!」スッ
ダル「あっ、ちょっ!」
岡部「未来ガジェット51号機!起・動!」ポチ
ダル「あああああああ!!!ちくしょう!間に合ええええええ!!!!」ダッガチャ!
岡部「フッ…脂肪を燃やせ、ダルよ」
メイクイーン+ニャン2
フェイリス「お帰りニャさいませご主人様♪」
まゆり「フェリスちゃんフェリスちゃん」
フェイリス「ニャ?どうしたニャまゆニャン?」
まゆり「なんかね~オカリンがフェリスちゃんのこと見てて欲しいんだって~」
フェイリス「ニャニャ?どういう意味ニャ?」
まゆり「んーまゆしぃにもよくわからないのです」
フェイリス「ハッ、まさか!機関の魔の手がこのメイクイーン+ニャ――フニャ!?」
まゆり「どうしたのフェリスちゃん?」
フェイリス「ニャ…ニャニャ…ニャグアッ!?!?」ギギギ…
まゆり「フェリスちゃん!?」
フェイリス「な…な…なぜ、ニャ…!」
フェイリス(どうして…どうしてこんなにも!)
フェイリス「犬耳が着けたいんだニャアアアアアア!!!!」
まゆり「ええー!?」
フェイリス「ふぐぅ!ニャグゥ!なぜニャァ…なぜなんだニャァ…」
フェイリス「どうしても今犬耳を着けなければいけないと…フェイリスの身体が叫んでいるんだニャアアアッ!!!」
まゆり「だ、大丈夫フェリスちゃん?犬耳ならまゆしぃ持ってるよ!」
フェイリス「なぜ持っているのかは…この際どうでもいいニャ!お願いニャまゆニャン!フェイリスを犬耳メイドにしてぇ!」
まゆり「ガッテンだよ!」
フェイリス「でも…でもせめて、誰にも見えないところで…」
フェイリス「フェイリスが…フェイリス・ワンワンになるところは…!ご主人様達には、見せられないのニャ…!」
まゆり「じゃあロッカーまで一緒に行こ――」
「ちょおおおおっと待ったああああー!!!」
ダル「ゼハァッ…ゼハァッ…!ごっ、ぶぇっぷ…!ゲハァ!」ガクガク
まゆり「ダ、ダルくん!どうしたの大丈夫!?」
ダル「ハァッ…ハァッ…!ブェ…ブェイリズバン…!」
フェイリス「ダ、ダルニャン…色んなお汁でお顔が凄いことになってるニャ!しかもちょっと痩せてないかニャ?」
ダル「ちょ…ちょっと…ラ、ラボから…こ、こまで…ぜ、全力疾走…した、だけだお…!」
まゆり「ダルくん、そんなに急がなくてもメイクイーンは逃げないよ?」
ダル「ふぅ…ふぅ…見逃すものは、あるんだお…!」
まゆり「?」
フェイリス「ンニャ?」
ダル「ああっと!懐からさっき気まぐれに購入したコスプレ用犬耳がー(棒)」ポロ
フェイリス「フニャアア!?そいつを寄こすニャアアアアア!!!」バッ
ダル「な、なんという俊敏な動き!」
まゆり「フ、フェリスちゃん…」
フェイリス「ハァー…ハァー…もう…もう我慢出来ないのニャアーーッ!!!!」ネコミミポイー
フェイリス「装・着☆」シャキーン
ダル「犬耳フェイリスたんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
オオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!
まゆり「フェリスちゃん犬耳も似合うね~」
ダル「ふおおおお!!!(*´Д`)ハァ…ハァ…!」パシャパシャパシャ!
フェイリス「ニャア!撮っちゃダメニャア…ニャア~なんでフェイリスはこんなぁ~」
ダル「ニャンじゃなくてワン、やろ?」
まゆり「ダルくん自重しよ~?」
ダル「フヒヒサーセンw」
フェイリス「フニャアァァァン!!」
まゆメール『犬耳フェリスちゃん!』ガゾウテンプ
岡部「…フッ、実験は成功か」
岡部「しかしダルのヤツ間に合ったのか…やはりヤツの欲は侮れんな」
岡部「…さて、ダルのヤツが帰ってくるまで待つのも面倒だ」
岡部「俺一人でも実験を続行するか」
岡部「では入力開始!」
岡部「そうだな…次はこんなものか?」カタカタ
次の内容>>51 いつ誰がどこで何をするか
ルカ子がマッチョになる
岡部「漆原るか…女よりも女らしい、まさに大和撫子の体現…」
岡部「だが男だ」
岡部「しかし異性限定のはずの未来ガジェット51号機で行動指定可能らしい、不思議なことに」
岡部「…と、いうかだ。本当にこのマシンは異性のスケジュールしか操作出来ないのか?」
岡部「操作出来る対象の性別が固定されてるということならまだわかるが」
岡部「なぜ入力者の性別に応じて操作可能な性別が変わるのかがまるで理解出来ん」
岡部「もしやダルが勝手にそう言っているだけで、別に男も普通に操作可能なんじゃないだろうな…」
岡部「うむ、ありえる。ルカ子が操作可能という時点でほぼほぼ黒と言ってもいい」
岡部「…そもそも今更ながらどういう原理で動いているのだこれは?」
岡部「うーむ……」
岡部「まあいいだろう!そんな些末な事、狂気のマッドサイエンティストは気にしないのだ!」
岡部「では実験再開といこう!頼りのない我が弟子には少々パンプアップしてもらおうではないか!」
岡部「まあダルの言った通りなら対象の能力的に不可能なことは遂行不能らしいが…」
岡部「なに、それならそれでこの俺が直々に鍛えてやるまでだ」
岡部「では時刻は7分後!オペレーションマッシブルカ子…開始だ!」
岡部「未来ガジェット51号機!起・動!」ポチ
岡部「さて、それではこの俺直々に実験結果を見届けにいくとするか」
岡部「……む?マシンの裏に意味ありげなフタが…」パカ
岡部「なっ、なんと!キケン・押すなと書かれたボタンが現れたではないか!」
岡部「フッフッフ…こんなものを付けおってダルめ…これでは押してくださいと言っているようなものではないか」
岡部「そう!押すなと言われて押さない者がいるか?否!ボタンは押すものだ!」
岡部「というわけで俺は悪くない!何かあっても全てダルが悪いのだ!とうっ!」ポチ
未来ガジェット51号機『ピー…!ピー…!限定解除ボタンガ押サレマシタ』
岡部「限定解除…!ククク…なんと心くすぐる響きよ!」
未来ガジェット51号機『一時的ニ、不可能ガ可能トナル場合ガ、ゴザイマス』
岡部「不可能が可能に?どういう意味だ?」
未来ガジェット51号機『……』
岡部「…特にこれ以上は何も起きそうにないか」
岡部「まったく、期待させおって!」ガチャ
未来ガジェット51号機『……』
未来ガジェット51号機『オキヲツケ…クダサイ…』
柳林神社
岡部「ふぅ…さて、もう指定した時刻は過ぎてるはずだが…」
岡部「ルカ子はどこに…」キョロキョロ
るか「あっ、岡…凶真さーん!」
岡部「おおっ、その声はまさしくルカ子!」バッ
コンマ判定>>58 高いほどルカ子の筋力がアップ
40以下 見た目変化なし
41以上 脱いだら凄い細マッチョ
61以上 一般的なマッチョ
81以上 天王寺並みのゴリマッチョ
96以上 まっちょしぃレベル
このオカリン本編の事反省してないな?
結果 03 ルカ子の筋力が微増した 具体的に言うと握力+1㎏くらい上昇した、凄い
ルカ子「こ、こんにちは岡っ…凶真さん…」
岡部(ふむ…見た目には変化なし、か…やはり無理があったか?)
ルカ子「?あ、あの凶真さん?」
岡部「ルゥカァ子よぉ、素振りには励んでいるか?」
ルカ子「は、はい!さ、さっきも20回ほど振ったところで…」
岡部「ほほう…」
ルカ子「な、なんだか今日僕調子がいいみたいで、素振りをしててもいつもより疲れないんです」
岡部(ん?一応微々たる効果は出ているのか?)
岡部「そうかなるほど、修行の成果が出てきたらしいな」
ルカ子「そ、そうなんでしょうか…」エヘヘ
岡部(かわいい…だが男だ)
ルカ子「岡…凶真さん、僕、これからも素振り頑張ります」
岡部「うんむ、いい心がけだぞルカ子よ。その調子で励むがいい」
岡部「妖刀五月雨も、持ち主であるお前の成長を望んでいるぞ」
ルカ子「は、はい!ありがとうございます!」
岡部「どれ!それでは俺が少し修行を見てやろうではないか」
ルカ子「ほ…本当ですか!」
岡部「覚悟はいいかルカ子よ…?」
ルカ子「はっ、はい!」
―少女?修行中―
フェイリス「フニャ~ン!まゆニャ~ン!」
まゆり「よしよし、大丈夫だよフェリスちゃん」
ダル「百合展開ktkr!わっふるわっふる!」
―少女?修行中―
ルカ子「はぁ、はぁ…ン…」
岡部「よくやったぞルカ子。これでまた一歩、お前は成長した」
ルカ子「あ…あり、がとう…ございました…」
岡部「うむ、では俺はこの辺でラボに帰還する。またなルカ子」
ルカ子「は、はい、また…」
岡部「……」
ルカ子「?」
岡部「んんっ」セキバライ
ルカ子「…あっ」
ルカ子「その…エ、エル…プサイ……コンガリィ…?」
岡部「コングルゥだ馬鹿者ぉっ!ええい!いい加減覚えんか!」
ルカ子「ご…ごめんなさ~い!」
……
岡部「まったく、ルカ子のヤツめ、わざとやっているのではなかろうな…」
岡部「しかし結局のところマシンの効果は出ていたのか?…わからん」
岡部「…ふぅ、少々歩き疲れたな。ラボに帰る前にどこか寄るか」
岡部「いやそうだ、ドクペを買い足しておかねば」
岡部「あの時カップ麺と一緒にまとめて買ってしまえばよかったものを…」
岡部「くっ、俺の失態だ!ドクペの備蓄量を把握していなかったなど!」
岡部「ドクトルペッパリアン一生の恥!」
岡部「そうと決まれば今すぐドクペの買い占めに――」
岡部「んんっ!?」
岡部「な…なんだ…なぜ俺は、急に立ち止まったんだ…?」
岡部「お、おかしい…何か、おかしいぞ…!」
岡部「ぬぐ!?」
岡部に起こった異変>>67 唐突にメイクイーンまで全力疾走し突入、何故か匍匐前進しか出来ないなど
服が透けて見えるようになる
岡部「ぐぅ…な、なんだ今の眩暈は…」
――俺は…慎重じゃなかった
岡部「リーディング・シュタイナー…ではないな」
――あまりにも、愚かだった
岡部「くっ、俺としたことが暑さにやられたか…?」
――あのときの俺に言ってやりたい
岡部「これは本格的にドクペを補給しなければならんな…ん?」
――迂闊なことをするなと、軽率なことをするなと、見て見ぬフリをするなと…!
岡部「…は?」
――もっと注意を払えと!!
岡部「お…俺の、服が…消し飛んでいる…だと…っ!?」
岡部「Wait、Wait、Wait!どうなっている!?いつの間に俺はパンツ一枚なのだっ!」
岡部「な、何が起こって…ハッ!まさか機関の陰謀!おのれ、この俺に対する妨害工作か!」
岡部(なんて言ってる場合ではない!?こんな街中でパンツ一枚など発見され次第即通報は免れんぞ!)
岡部「と、とにかく速く身を隠させねば――」
萌郁「……」
岡部「ふおぉっ!?」
萌郁「……」
岡部「シャ…閃光の指圧師(シャイニングフィンガー)!?お、お前いつからそこに…!」
岡部「と…というかなぜ――」
岡部(こいつも下着姿なんだっ!?HENTAIか!?野外の露出で興奮する性癖持ちだったのか!?)
萌郁「……」カチカチカチ
岡部「…むっ?」ブーブー
萌郁メール『今来たところだよー(^^)/なんだか岡部くんが頭を抱えてたから心配になって、大丈夫ー(;´・ω・)?』
岡部(普通に接してきた…だと…!?こいつのメンタルはどうなっているんだ…!)
岡部「お、お前この状況をおかしいと思わないのか…?」
萌郁「?」カチカチ
萌郁メール『どういう意味?何かおかしなとこあるかな(?_?)』
岡部「何を言って――」
岡部(いや、ちょっと待てよ…)
岡部「……」バッ、ババッ
萌郁「??」
岡部「こ、これは…感触が、ある…!」
岡部(間違いない!服の感触があるぞ!確かに俺は服を着ている!)
岡部「どういうことだ…ハッ、まさか!」
岡部(これは、透視能力!?)
岡部「むむむ!」キョロキョロ
岡部(ま、間違いない…よく見たら周囲の人間全員下着姿ではないか!テンパってて人がいることにすら気付いてなかった…)
岡部「なんということだ…俺は、第二の魔眼に目覚めてしまったというのか…!」
萌郁「???」
岡部(いやそんなわけあるか!…とも言い切れんのが鳳凰院凶真クオリティなのだが)
岡部「くっ!どうなっているんだ…!」
萌郁「……」カチカチ
萌郁メール『ホントに大丈夫?熱中症とかじゃないよね?救急車呼んだ方がいい?』
岡部「ええい!俺は病気ではない!」
岡部(いや、でももしかしたら病気かもしれない…幻覚が見えてるのかも…怖くなってきた)
萌郁「岡部…くん…?」
岡部「……」
岡部(と、というか…俺はこの光景を見てしまっていていいのか…?)
萌郁「…?」
岡部(萌郁…なんと豊満なボデー、それも真紅の下着とは…!)
岡部(なんたる破壊力かっ!!)
岡部「うっ」マエカガミー
萌郁「大…丈夫…?」ボイン
岡部「だ、大丈夫だ…も、問題ない」
萌郁「本、当…?」
岡部「あ、ああ、少し俺の中の邪龍が暴れ出しているだけだ…こんなもの、自分で鎮めれる…っ!」
萌郁「そう…?」
岡部(ぐっ!?こ…これ以上ここに留まる訳にはいかん!し、刺激が強すぎる!)
岡部「お、俺はこの後用事がある!も、もういくぞ!で、ではな閃光の指圧師よ!」ダッ
萌郁「あっ…」
岡部「うおおおお!!沈まれ邪龍よおおおお!!!」
……
岡部「はぁ、はぁ…とりあえず人気のないところまでこれたな…」
岡部(街中はまさにカオスだった…普段の秋葉の18倍はカオスだった…!)
岡部(途中見たおっさんの下着姿で邪龍は治まったが…最悪の気分だ…)
岡部「しかし、いったい俺の身に何が起こっているというのだ…?」
岡部「考えられる原因としては…やはり未来ガジェット51号機か」
岡部「まさかダルのヤツ!俺を実験台に!」
岡部「待て、あれは異性にしか使えないはず…いや!ダルが嘘をついてる可能性も普通にあるのであった!」
岡部「おのれダルゥ…!この鳳凰院凶真にこのような屈辱を与えるとは…許さんぞ!!」
岡部「天誅だ!この俺の恐ろしさを思い出させてやる!」
岡部「今すぐラボまで戻らねば!待ってろよダルっ!」ダッ
岡部「ぬおおおお!!!」ダダダ
岡部は無事にラボまで戻ることが出来るのか>>78
特に何事もなく到着
未来ガジェット研究所
岡部「フンッ!」ガチャバン!
岡部「ダァ~ルゥゥゥ~~ッ!!」
シーン――
岡部「……む?」
岡部「なんだ、誰もおらんではないか」
岡部「さてはダルのヤツめ、この俺に恐れをなして逃げおったな…!」
岡部「おのれ小癪な~~っ!」
岡部「51号機は…あるな」
岡部「クックック…見ていろダルよ…!」
岡部「やられたらやり返す…倍返しだ!」
岡部「この鳳凰院凶真の怒りに触れたことを後悔するがいい!」
岡部「フゥーーハッハッハッ!」
ガタッ
岡部「ッ!?だ、誰だ!」
岡部「ダ…ダル…か?」
岡部「……ぬぅ!だ、黙ってないで姿を現さんかっ!」
???「……」スッ
岡部「!」
現れた人物>>86 刃物を持った綯様、瀕死のダルなど 複数も可
まゆしぃ(大人)、足元にはIBN5100
岡部「ま…まゆり?」
まゆり?「……」
岡部「お前…なぜラボにいるんだ?今の時間はまだメイクイーンにいるはずだろう?」
まゆり?「……」
岡部「…まゆり?どうした、何かあったのか…?」
まゆり?「……」
岡部(な、なんだ?なぜ無言なのだ?)
岡部「ま、まゆりよ。お前、少し背が伸びたんじゃないか?」
岡部(というか、全体的に雰囲気が何か…大人っぽい?)
まゆり大「……」
岡部(馬鹿な、ありえん…あのまゆりだぞ?それがこ、こんなアダルティなオーラを醸し出すなど…!?)
岡部(というかなぜ無視されている!聞こえていないとでもいうのか?)
岡部「俺だ。ああ、どうやら不味いことになった」スチャ
岡部「機関が我がラボメンに対して電波攻撃を仕掛けているらしい…!」
岡部「あろうことか我が人質を脳波コントロールし、この鳳凰院凶真の言葉を届かなくしているのだっ」
岡部「至急洗脳電波のジャミングを…なにっ!?支援は出来ないだと!」
岡部「なんということだ…まさか今回の攻撃は全世界規模だというのか…!?」
岡部「くっ…機関め、どうやら本気らしいな…!今宵、秋葉原は血に染まることになるやもしれん…」
岡部「…あぁ、わかってる。こうなれば俺1人でも何とかするしかあるまい」
岡部「フッ、問題ない。単独での任務も慣れている。必ずやり遂げてみせるさ」
岡部「そう!この俺の野望は世界の支配構造の変革!」
岡部「来たるべきラグナロックを戦い抜く為には、ラボメンの誰一人として欠かすわけにはいかん!」
岡部「我がラボの…ラボメン達の結束は、この鳳凰院凶真が必ず守ってみせると誓おうっ!」
岡部「そう、これもまた運命石の選択…! …エル・プサイ・コングルゥ」
岡部「ふぅ~…」スッ
まゆり大「……」
岡部「……」
岡部(き…気まずい…!)
岡部(なぜまゆりは喋らんのだ!?星屑との握手(スターダスト・シェイクハンド)中でもあるまいに!)
岡部(ど、どうして…俺がまゆり相手にこんな思いを…)
岡部(ハッ!まさか目の間にいるこのまゆりは、実はまゆりに化けた機関のエージェントなのでは!?)
岡部「むむむっ…ぬ?その足元にある物は…」
まゆり大「……」
岡部「あの、まゆり?」
まゆり大「…IBN」
岡部「なに?」
まゆり大「…IBN、5100…だよ」
岡部「なん…だと…!?」
岡部「IBN5100…IBN5100と言ったのか!?」
まゆり大「……」コクリ
岡部「ななっ、ま…まさかまゆり、お前が見つけたのか!?」
まゆり大「……」
岡部「で、でかしたー!でかしたぞまゆりーっ!」
岡部「さすがラボメン№002にしてこの鳳凰院凶真の人質っ」
岡部「お前はいつかやり遂げるヤツだと、俺は信じていたぞ!」
岡部「ククッ、クククッ…!本当に素晴らしい…素晴らし過ぎる成果だ!」
岡部「こうしてはおれん!さっそくダルを呼び戻し今すぐにでも解析作業に…!」
まゆり大「オカリン」
岡部「ん、なんだまゆり?ああそうか、報酬が欲しいのだな!」
岡部「フッフッフ…心配せずともこの鳳凰院凶真、ケチ臭いマネはせん…」
岡部「ここはドドンと!お前の望むものをなんでも奢ってやろうではないか!」
岡部「さぁ~まゆり!何が食いたい?何、俺は今気分がいい」
岡部「バナナでもおでん缶でもジューシーからあげ№1でも!好きに言うがウィ…」
岡部「フゥーッハッハッハッハッハッハッハ!!」
まゆり大「……」
岡部「ハッ…ハハ……」
岡部(ほ、本当にどうしたというのだ?調子が狂うなんてレベルではないのだが…)
まゆり?「……聞いて、オカリン」
岡部「……まゆり?」
岡部(やはり、いつもの能天気で…脳内お花畑のまゆりではない…)
岡部「お前…いったい――うぐっ!?」グラ
岡部「なっ!こ…これ、は…!!」
岡部(視界が滲む…地面が、揺れる…!平衡感覚が保てない…!!)
岡部「ぐ…うぅ…!?」ガクガク
岡部(間違いない…この感覚は……リーディングシュタイナー!)
まゆり大「オカリン」
岡部「ま…ゆり…?」
まゆり大「>>97」
クリスちゃんを泣かせちゃダメだよ
まゆり大「クリスちゃんを泣かせちゃダメだよ」
岡部「なっ」
岡部(まゆりいったい何を!?)
岡部「ぐっ…!?うあぁ…ぁぁぁぁぁぁ――!!!!」グワワワ…
世界線変動率?.??????%→?.??????%
岡部「――うっ」
岡部(今…確かに、リーディングシュタイナーが発動した…)
岡部「いったい、なぜ…」
岡部(どういうことなんだ。Dメール実験は行われていないはず…!なのになぜリーディングシュタイナーが)
岡部(何者かによって過去改変が行われた…?そういえば電話レンジ(仮)の方を見ていなかった…!)
岡部(まさかラボの誰かが無断で?)
岡部「くそっ、何が起きているのだ…っ!」
岡部(いや、落ち着け俺。今回もまずはどのような変化が起こったのかを把握しなければ)
ダル「どしたんオカリン?」
岡部「!」
岡部「ダ…ダル!」
ダル「うおっ、え、何?」
岡部「きっさま…さっきはよくもこの俺に呪いの魔眼を付与してくれたなっ!」
ダル「何言ってだ。またいつもの設定っすか?…ああ、透視能力のことか」
岡部「ほう、やはり貴様が原因か。覚悟は出来ているんだろうなダルよ!」
ダル「ちょっ、その話はもう終わったっしょ。まだ疑ってるん?」
岡部「なに…?」
ダル「だ~か~ら~…僕はあれからずっとメイクイーンにいたんだって」
ダル「ラボに帰ってきたのはオカリンの後だお」
ダル「まゆ氏にもメールで確認したじゃんか」
岡部「なん…だと…?ではいったい誰がやったと言うのだ!」
ダル「だからそれを今話し合ってるところっしょ。マジ大丈夫?ボケるには早すぎだろJK」
岡部「…そ、そうか、そうであったな……」
岡部(なんということだ…ダルが犯人ではなかったのか)
ダル「つーか僕がオカリンに透視能力与えるなんて、そんなうらやまけしからんことありえんっしょ」
岡部(さっきまでの世界でもそうだったのか?まさか俺から逃れる為にダルがDメールを送って…)
ダル「やるならもち自分自身にやります。キリッ」
岡部(なんてことはないか、そんなことをするなら初めからやらなければいいし)
ダル「てかオカリンばっかズルいお。僕だって下着姿のおにゃのこ達が闊歩する楽園に行ってみたかったお」
岡部(さすがに過去改変するほどのことではあるまい。と、なると誰が…)
ダル「いや、でも男も下着姿で見えるんよな…うえぇっ」
岡部(まさか…まゆり?あのまゆりは随分と様子がおかしかったし…51号機を使ったのもまさか…?)
ダル「ちょっと僕にはキツいお。オカリンマジ勇者」
岡部(そもそも本当にあれはまゆりだったのか?誰かの変装…とか)
ダル「ちょっとオカリン聞いてるん?目の前で喋ってんのに無視とか」
岡部「そうだ!まゆりと言えば…!」
ダル「は、まゆ氏?なに?」
岡部「IBN5100…IBN5100は!?」
ダル「いったい何の話なんだってばよ」
岡部「IBN5100がここにあっただろう!」
ダル「いや知らんし。つかそれまゆ氏と何の繋がりがあんのさ」
岡部「ええい!」
岡部(クソッ!恐らくIBN5100はあのまゆりが持ってきたもの…この世界では来ていないということか?)
岡部「ダル、まゆりにはあったか?」
ダル「だからメイクイーンで…」
岡部「ここ!ラボでだ!」
ダル「うん?ラボでは今日は会ってないかな」
岡部「そう、か…」
ダル「なんかオカリンがいつにも増して様子おかしい件」
ダル「限定解除の影響かもわからんね」
岡部「限定解除…そうだダル。その限定解除とは結局何の意味があるんだ?」
岡部「キケンなどと書いていた割には特になにも起こらなかったが…」
ダル「いや、起こってんっしょ?」
岡部「なに?」
ダル「だからオカリンの透視能力とかどう考えてもオカリン自体の能力超えてるやん?
ダル「そういうのは普通に無理って言ったじゃんよ」
岡部「フッ、それは元々この鳳凰院凶真に限界など存在しないからで…」
ダル「厨二病乙」
岡部「ぐぬぬ…では俺があの時透視能力に目覚めたのは限定解除の効果だと言うのか?」
ダル「たぶんそう、まあぶっちゃっけ僕にもよくわからないんだよね」
岡部「なに?お前が作ったものだろう」
ダル「そうだけど出来るとは思ってなかったって言ったっしょ?」
ダル「元々気まぐれにVIPで安価出したのを、無理に決まってんだろって思いながらテキトーにやったら出来ちゃっただけだし」
岡部「なんだそれは!」
ダル「サーセン」
岡部「しかし、それでは限定解除とは何が起こるかわからんボタンだったということか…」
ダル「まあなんつーか出力が上がるボタン?だと思われ」
ダル「押したときの音声案内聞いた?」
岡部「確か不可能が可能になるとかなんとか言ってたな」
ダル「まさにその言葉の通りなんだよね」
岡部「なに?それはつまり出力が上がれば通常出来ないことも出来る様になるということか?」
ダル「そゆこと」
岡部「な、なんだそれは!それでは万能の願望機に等しいではないか!?言ってることがまるっきりデタラメだぞ!」
ダル「たぶんなんでもは無理っていうか、そもそも安定度が絶望的でさ」
ダル「なんの効果も出ないこともあるし、予想も出来ないことが起こる可能性も高いんだよね」
ダル「それだと取返しのつかない事態にもなりかねないじゃん?だから封印したわけ」
岡部「う、ううむ…」
ダル「これ様は通常の状態だとその人の行動を操る程度なのが」
ダル「限定解除状態だとその人以外にも影響を与えているってことだと思うんだよね」
岡部「なに?」
ダル「つまり通常状態でオカリンに3日後にハワイ旅行行けって入力したとするじゃん?」
ダル「そうするとオカリンは3日間で旅行に行けるように飛行機のチケット予約したりするわけ」
ダル「でもこの時オカリンにお金とか諸々の用意が出来なかったり、どうやってもハワイまで行けない状況になると」
ダル「それで旅行実行は不可能ってなって終わり。効力も消えるよね?」
岡部「そういう話だったな」
ダル「でもこれが限定解除状態だとさ。上手くいくとオカリンは絶対ハワイに行けるようになるんよ」
岡部「どういう意味だ」
ダル「だから例えばだけどオカリンに突然懸賞のハワイ旅行が当たったり」
ダル「他の色んな予定が急にキャンセルになったり、もしかしたらオカリンが空を飛べるようになったりもするかもって話」
岡部「なん…だと…!?」
ダル「まあ本当にそんなことが起きるのかはわからないよ?あくまでそういう予想も出来るってこと」
ダル「というかそれはあくまで上手くいった場合であって、さっきも言ったけど全然何も起こらないかもしれんし」
ダル「…もしかしたらハワイが日本とくっ付いちゃったり」
ダル「オカリンがミサイルに括り付けられてハワイに撃ち込まれちゃったりする可能性もあるんだお」
ダル「とにかくオカリンがなんとしてもハワイに行くように世界が捻じ曲がっちゃう感じかな」
岡部「…ダルよ。お前、頭大丈夫か?」
ダル「今日のお前にだけは言われたくないスレはここですか?」
ダル「まぁ、でもそれが正常な反応だお。オカリンにしては」
岡部「どういう意味だ!」
ダル「僕も今のは大袈裟に言ったけどさ。それぐらいヤバい代物っぽいのよこれ」
ダル「素直に通常状態で使った方がいいと思われ」
岡部「しかし、お前の語っていることが真実なら…これは世界の構造を自在に操作出来る装置ということではないか!」
ダル「だから自在には無理だって。でも、もしかしたら世界の常識を書き換えちゃったりするかも」
ダル「そう考えたらこれマジでヤバくね?僕って狂気のマッドサイエンティストだったん?」
岡部「狂気のマッドサイエンティストはこの鳳凰院凶真ただ1人だ!2人もいらん!」
ダル「はいはいワロスワロス」
岡部(しかし…これは使い方によってはまさに世界改変マシンとも呼べる代物だぞ…!?)
岡部(こんなものを作れるなんて…こいつ、やはり天才か?)
ダル「うわっ、服の裾にケチャップついてるお…」ハラポリポリ
岡部(まあダルはダルか)
ダル「で、どうするん?」
岡部「どうする、とは?」
ダル「だからオカリンに透視能力を与えた犯人探し」
岡部「ああ!」
ダル「こいつのこと誰かにバレたんだとすれば正直ヤバくね?」
ダル「今日これ結構使っちゃったし僕らの所業が全部バレかねないお」
ダル「そうなったらいったいどんな目にあうか…」ブルブル
岡部「まずい…それは非常にまずい…」ガタガタ
岡部(助手やミスターブラウンにバレたところは想像したくない…!)
岡部「こうなれば一刻も早く犯人を見つけ出す必要がある!」
ダル「でもどうやって?こいつは時刻を指定出来るから時間とかで絞り込むのも難しいし…」
ダル「51号機で知り合い全員に僕らの前で真実を話すように…とか入力してみる?」
岡部「そんなもんたとえ犯人が見つかっても俺達になんらかの疑いがかかること受け合いであろうが!」
ダル「dsyn-」
岡部(正直リーディングシュタイナーの発生原因や変わったはずの事実も早く探りたいのだが…)
岡部(いや、待てよ…そういえばこの51号機が本当に世界改変マシンとしての能力を秘めているとすれば…)
岡部(もしや現在の改変によって世界が変わり、リーディングシュタイナーが発動した可能性もあるのか…!?)
岡部(…ダメだもう頭が痛くなってきた)
ダル「んで?そんじゃどうするん?」
岡部「……」
岡部の行動>>115 とりあえず51号機で真帆たんとちゅっちゅする Dメールを送る!など
クリスに会いに行こう
岡部「…紅莉栖に会いに行こうと思う」
ダル「牧瀬氏に?まさか打ち明けるん?」
岡部「それは…出来ればしたくはない」
ダル「dsyn、じゃ何しにいくん?イチャイチャするだけとかだったらさすがの僕も壁殴り代行を呼ばざるを得ない」
岡部「今、難しいこの状況…なんとかしてヤツの協力が欲しいところだとは思わんか?」
岡部(それにあのまゆりの言葉も気になるしな…)
ダル「ああ、それは確かにねぇ…牧瀬氏天才だし」
岡部「気に入らんがそうだ。なので真実を話すかは別として、とりあえず会いにいってみようと思ってな」
ダル「まあ正直僕も牧瀬氏にこのマシンについて意見を聞いてみたりしたい気持ちはあるんよね~…」
ダル「でも打ち明けるにしても打ち明けないにしても、オカリンさっきのあれで気まずくないん?」
岡部「うっ」
ダル「ま、どっちにしろ覚悟は決めていくべきっしょ、土壇場でヘタリンはかっこ悪すぎる罠」
岡部「むむむっ…」
ダル「てかそれ僕も付いていくん?」
岡部「…いや、お前はここでマシンを見張っておいてくれ。また犯人が来ないとも限らん」
ダル「オーキードーキー」
岡部「もしかしたら機関のエージェントがここに踏み込んで来るやもしれん…十分注意を怠るなよ」
ダル「あるあ…ねーよ」
岡部「では行ってくる!」ハクイバサァ
ダル「いってら~」
……
岡部「さて、まずは紅莉栖を見つけなくてはならんな…」
岡部「あの助手はいったいどこをほっつき歩いているのやら」
岡部「ふぅむ、どうしたものか…」
岡部の行動、またはイベント>>122 紅莉栖に電話で連絡を取る、紅莉栖の止まってるホテルに行く、ラウンダーに襲撃されるなど
バイト戦士と綯がやってくる
岡部「ん?」
鈴羽「あ、岡部倫太郎」
岡部「なんだバイト戦士か」
鈴羽「ちょっとぉ、なんだはないんじゃない~?」
岡部「むっ、後ろにいるのはシスターブラウンではないか」
綯「……」
岡部「…?おい、こいつはどうかしたのか?」
鈴羽「ああ~…ちょっとね?」
綯「うぅ…お父さん…」
岡部(そういえばこの小動物には自身の父親を罵倒させていたのだったな…)
岡部(な、なんだか急に罪悪感が沸々とわいてきたぞ…)
岡部「な…なにがあったかは知らんがげ、元気を出すがいい」
岡部「今度この鳳凰院凶真が直々にソフトクリームでも奢ってやろうではないか」
鈴羽「えっ、ホント!あたしには!?」
岡部「なぜお前にまで奢らねばならんのだ…まあいいが」
鈴羽「やっり~!約束だかんね!よかったね綯?」
綯「…うん。ありがとうオカリンおじさん」
岡部「ぐぬっ、だから俺は鳳凰院凶真だと…!」
鈴羽「ところで岡部倫太郎は何してんの?」
岡部「むっ?いや、何…少し助手を捜していたところでな」
岡部「そうだ、鈴羽。お前はヤツの行き先に心当たりはあるか?」
鈴羽「助手って牧瀬紅莉栖のことでしょ?知らないな~綯も知らないよね?」
綯「うん。わかんない」
岡部「そうか…まあそうだろうな」
鈴羽「ていうか直接連絡して今何処にいるか聞けばいいんじゃないの?」
岡部「それもそうか」
岡部(どうやら無意識的にあいつに連絡をとるのを避けていたようだ…)
鈴羽「んじゃ私らは中に戻るよ、行こう綯」
綯「うん。ばいばいオカリンおじさん」
岡部「俺はオカリンでもおじさんでもない!」
鈴羽「あはは」
岡部「何を笑っている!」
鈴羽「…気を付けてね」
岡部「…?あ、ああ…?」
鈴羽「それじゃ」スッ
岡部「…何だったのだ。今の意味深な発言は…」
岡部「まあいい、それではクリスティーナに連絡をとってみるか」
岡部(でも電話は気まずいしこ、ここはメールだな)
岡部「まったく手間をかけさせおって、あのHENTAI助手めっ」
岡部「ええっと…」
岡部メール『今何処にいる?』
岡部「…とりあえずこれでいいか」
岡部「では送信」ピッ
岡部「…さて、後は返事が来るのを待つとして」
岡部「さすがに外は暑いな…」
岡部「一旦ラボ内に戻るか?いや、ラボも暑いしな」
岡部(それに今戻るとダルに何かムカつくことを言われそうだし)
岡部「どこか適当な場所で涼むべきだろうか…」
岡部の行動、またはイベント>>131 紅莉栖から即返信が来る、メイクイーンへ行く、ランダムに誰かしらに遭遇など
他の科学advシリーズありなら蒼井セナと遭遇
シュタゲのみなら紅莉栖を探す比屋定真帆と遭遇
【科学advシリーズはシュタゲしかやったことないのだ。すまんな】
岡部「そうだ、まだドクペを買っていなかったではないか」
岡部「むぅ…しかしいつ返事が来るかもわからんしな」
岡部「今買い溜めしに向かうのは得策ではないか…」
岡部「むっ?」
真帆「……」チョコチョコ
岡部「あれは…」
岡部「そこなロリっ子!」
真帆「ふぇっ!?」ビクッ
真帆「って誰がロリっ子よっ!」
岡部「どこの小学生女児かと思えば、やはり貴様であったか」
真帆「私はれっきとした大人!貴方より年上!」
岡部「そうであったな、ヒヤジョセフィーヌよ…」
真帆「誰!?」
岡部「そう、お前はその昔機関に捕らえられ、不老不死の研究の為の実験台に――」
真帆「なってませんっ!」
岡部「フッ…隠さずともよい」
真帆「…はぁ。まったく、貴方と話していると疲れさせられるわ…」
真帆「どうして紅莉栖はこんな人を…」
岡部「んん~?助手がどうかしたのか?」
真帆「なんでもないわよ!というか岡部さん、紅莉栖は貴方の助手じゃないでしょうに」
岡部「何を言う、ヤツはこの俺の助手、それが周知の事実であろう」
岡部「それと俺は岡部さんなどではない!この俺の真名は――」
岡部「鳳・凰・院・凶真っ!」バサァ!
岡部「いい加減覚えるのだ。ラボメン№009比屋定真帆。我が助手2号よ」
真帆「私も助手じゃないから!」
岡部「フゥーッハッハッハッハ!」
真帆「この人何なの本当に…」
岡部「ところで、貴様こんなところで何をしている?」
真帆「ん?ああ、ちょっとね…紅莉栖を捜しているところなの」
岡部「クリスティーナを?」
真帆「だから、誰なのよそれは」
岡部「奇遇だな。実は俺も今あいつを捜しているところなのだ」
真帆「あら、本当?てっきりこのラボに来ていると思ったのだけれど」
岡部「連絡はとったのか?」
真帆「それが、あの子電話にも出ないしメールもまだ返って来ないのよ」
岡部「なに?もしやあいつ携帯を持たず行動しているんじゃあるまいな」
真帆「そうなのかしら…でも変ね。紅利栖が連絡手段も持たずに外出するなんてないと思うんだけど」
岡部「いや、あの助手は意外と抜けているところがあるからな」
岡部「案外どこかに携帯を置き忘れて、今頃途方に暮れているのやもしれんぞ」
真帆「まっさかぁ、岡部さんじゃあるまいし。それはありえないでしょ」
岡部「どういう意味だ貴様!」
真帆「どういう意味も何も、そういう意味よ」
岡部「ぐぬぬ!どいつもこいつもこの鳳凰院凶真に対する畏敬の念というものが感じられん…!」
岡部「これは由々しき問題だっ!」
真帆「それが普通だと思うのだけれど」
岡部「シャラップ!黙れロリっ子!」
真帆「だから!私は貴方より年上だって言ってるでしょっ!?」
オカマホ<ギャーギャー!
……
真帆「ハァハァ…暑いわ」
岡部「ハァハァ…そうだな」
岡部「…助手からのメールの返信は…なし」
岡部「くっ、あのセレセブめ!助手の癖してこの鳳凰院凶真からの連絡に即返事を寄こさんとは…!」
真帆「…至極当然だわ」
岡部(こうなったらもう51号機で紅利栖を呼び寄せるか…?)
岡部(いや、真帆がいる今は不味いな。使うのならこいつをラボから遠ざける必要があるか)
岡部(…しかし、よく考えたら相談するのは助手じゃなくてこいつでもいいんじゃないか…?)
岡部(この見た目だが、曲がりなりにも紅利栖の先輩で同じ研究所の研究員だ。頭脳のほどは保証されている)
岡部(あるいは何か質問するだけでもいいかもしれん。変化した事象についても何かわかるかもしれんし)
真帆「…なに?人の顔をジロジロと…通報されたいの?」
岡部「ふむ…」
岡部の行動、またはイベント>>141 何か質問する、共にメイクイーンへ、訓練されたゴリラに襲撃されるなど
クリスから急に電話がかかってくる(後ろから怪しい声が聞こえる)
岡部「…ぬああ!暑い!」
岡部(もう我慢ならん!なんにしてもとりあえずは一旦ここを離れる!)
岡部「おい一旦――」
岡部「ん?」~♪
岡部(携帯に着信か…これは、紅利栖からだとっ!?)
真帆「何固まっているのよ…誰から?」
岡部「く、クリスティーナからだ」ブーブー
真帆「紅利栖から?ならはやく出てあげなさいよ」
岡部「わ、わかっている…!」
真帆(はあ。まったく紅利栖ったら、どうして私じゃなくて岡部さんに電話するのかしらね…)
真帆(…別に嫉妬してるわけじゃないのよ?)
岡部「……」ピッ
岡部「もしもし、助手か?」
『……』
岡部「…おい?」
紅利栖『…岡部』
岡部(な、なんだ?雰囲気がおかしいぞ…ま、まあこいつも気まずいのだろうな)
紅利栖『今、ちょっといい?』
岡部「あ、ああ。なんだ?」
紅利栖『い…今から来て欲しいところがあるの』
岡部「なに?どういうことだ?」
紅利栖『あの、少し話したいことがあって…』
岡部(は、話したいこと?なんだいったい…)
岡部「電話では話せないことなのか?」
紅利栖『あ、うん…』
岡部「さっきから歯切れが悪いな…腹でも痛いのか?」
紅利栖『そ、そんなんじゃない!』
岡部「まあいい、とりあえず場所を言え。ラボから近いんだろうな?」
紅利栖『あ、えっと…メ、メールで地図を送るわ』
岡部「はぁ?お前いったい俺をどこに呼び出すつもりなのだ!」
紅利栖『と、とにかく来て』
岡部「貴様助手の分際でぇ…!」
???『……』ボソボソ
岡部「ん?誰かそこにいるのか?」
岡部(何か後ろから声がしているような気がするが…)
紅利栖『い、いや…誰も、いないわよ』
岡部「そうか…?」
紅利栖『う、うん…』
岡部「…お前、本当に大丈夫か?どう考えても様子が変だぞ?」
紅利栖『……』
岡部「やはり体調が悪いのでは――」
紅利栖『…岡部っ!』
岡部「っ!?」
紅利栖『来ちゃ…来ちゃ駄目ーーっ!!』
???『キサマッ!』
紅莉栖『キャッ!』
岡部「おいっ!?紅利栖!?」
紅利栖『岡――』ガガッ
岡部「紅利栖!?紅利栖ーーッ!!!!」
『ツーツー』
岡部「クッ!」ピピ
音声案内『お掛けになった番号は――』
岡部「クソォッ!なんだ今のは!いったい何が…っ!」
真帆「ちょ、ちょっといきなりどうしたのよ?」
岡部「そ、それが…」
真帆「落ち着きなさい…紅莉栖になにかあったの?」
岡部「わ、わからん…だがもしかしたら、あいつ誘拐されたのかも…!」
真帆「誘拐ですって?!ちょっとそれどういうこと!?」
岡部「だから俺にもわからんのだ!」
岡部「とにかく紅莉栖が何かトラブルに巻き込まれたのは間違いない…っ!」
真帆「そんな…!」
岡部(どうする…どうすればいい!)
岡部(そもそもなぜあいつが攫われるんだ!金が目的か!?)
岡部(まさか…SERNにハッキングがバレて――)ゾク
岡部「クソッ!クソ…ッ!」
真帆「…いつもの冗談じゃ、ないのよね…?」
岡部「そんなわけあるかっ!」
真帆「そう、よね…貴方はそういう嘘をつく人じゃない…じゃあ本当に…?」
岡部「!」ブーブー
岡部「これは…!」
真帆「どうしたの?」
岡部「メールだ…地図が添付されている」
岡部「ここに来い、ということだろうな…」
岡部(俺にも用があるということは…やはり、SERNなのか…?)
真帆「まさか…行く気じゃないでしょうね!?」
岡部「…行くしかあるまい」
真帆「ちょっ!貴方正気!?駄目よ危険すぎる!」
岡部「ではどうしろと言うのだっ!」
真帆「…とにかく警察に連絡しましょう。直接行くなんて自殺行為でしかないわ」
岡部「しかし、迂闊に警察に連絡すれば犯人を刺激することにもなりかねないではないか…!」
真帆「それでも私達だけで動くよりかは遥かにマシよ。お願いだから冷静になって」
岡部「何が冷静だ…!お前は心配じゃないのか!?」
真帆「心配に決まっているじゃないっ!!!」
岡部「っ!」
真帆「あの子は…貴方だけじゃない…私にとっても大切なのよ…」
岡部「…すまない。俺の失言だった」
真帆「いえ、いいのごめんなさい。貴方の気持ちも痛いほどわかるもの…」
岡部(…どうすればいい。真帆の言う通り警察に連絡すべきだとは思う…だが――!)
岡部「クソッ…無事でいてくれ紅莉栖…!」
ガタッ
鈴羽「……」
岡部「…鈴羽?」
真帆「あ、阿万音さん…もしかして、今の話聞いてた?」
鈴羽「…ごめん」
岡部「えっ」
鈴羽「…私のせいだ」
真帆「ど、どうしたの阿万音さん?」
岡部「お前…何か知っているのか?」
鈴羽「…っ」ダッ
岡部「あっ、おい!?」
真帆「阿万音さん!?」
岡部「なぜだ、なぜ逃げた!?」
岡部「まさかあいつ本当に何か知っているのか!?」
真帆「ど、どうするの岡部さん?も、もう私何が何だか…」
岡部「クッ!」
岡部(考えている時間はない…!行動せねば――!)
岡部の行動選択>>155
1.鈴羽を追う! ラジ館へ
2.紅莉栖を助ける! 指定された場所へ
3.その他 捕まる前の紅莉栖に向けてDメールを送る、ここは一旦落ち着いて真帆たんとらぶちゅっちゅだなど
3.未来ガジェット51号機を起動
10分前岡部が指定された場所で紅莉栖とハグ
さすがに未来ガジェット51号機でも過去のスケジュールを操作することは限定解除状態でも出来ないっす
それ出来ちゃうとDメールの完全上位互換になってしまうし…
てわけで再安価で すまんな
岡部の行動再選択>>158
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