【デレマス】好きって言葉は、口にしないとわからない (23)

バタン

凛「ただいま」

レッスンが終わり、事務所に帰って来たが誰もいない。珍しいこともあるもんだね

卯月は撮影。未央はたしか……ポジパの仕事だったかな?

加蓮は休み。奈緒は学校だったしね

ん……プロデューサー……コートはあるから遠出ではないみたい。待っていれば来るかな?

あと、ちひろさんは……買い出しかな?大きなバッグがないからきっとそうだ

凛「はぁ……」

一人しかいない事務所で、ぽやんとしてみる



凛「なんか……いつもより広く感じるな」

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学校は始まっているが、例のウィルスのせいでみんなあきらみたいにマスクをしたまま……

凛「……あれ、結構息苦しいんだよね」

もしかすると、今の世の中の息苦しさもあるかもしれない。規制だ、自粛だで私たちの活動も一気にやる事が……やれる事が無くなってしまった

凛「ライブ……したかったな」

新曲お披露目のミニライブがあるはずだったんだけど……プロデューサーの頑張りとは裏腹に、世間体とかなんとかで無くなってしまった

あきらみたいにネットで動いている子は極少数。今じゃ、撮影すらままならないから、みんなフラストレーションが溜まっている

凛「……」

……当然、私も

クンクン

凛「はぁ…………ッ!!」コスコス

プロデューサーのコートのわずかに残った匂いを味わう

右手は……うん。マッサージしてるだけ

凛「プロデューサー……プロデューサー……」ハァハァ

段々、大胆になって胸の部分だけボタンを開け、自分でいじる

凛「んんっ……!」

こんな所で……普段ならみんながいる所で……

虚しいような、切ないような……



でも手は止まらない

凛「プロデューサー……プロデューサーぁぁ!」

達した時、信じられない言葉を聞いた



モバP(以下P)「ぉ……ぉぉぅ」

凛「」

P「や、やぁ、渋谷さん」

凛「」

P「しぶ……凛?」

凛「」



凛「……い、いつから」

P「つい、今来た「嘘!」

凛「逃げたりしないから、ちゃんと本当のこと言ってよ!」



P「えっと……ネクタイはずして胸を」

凛「私、アイドル辞める!」

P「待って!辞めないで!!」

凛「なら、殺して!」

P「それもできるかぁ!」

凛「なら、プロデューサーは殺して、私は生きる」

P「誰か死なないと許されない世界なの!?」

凛「……」

凛「…………じゃ」

凛「……じゃあさ」





凛「キスして」

P「そ、それは……」

凛「それもダメなの!?唇と唇のキスだよ!決して、下の口にプロデューサーのPをキスしてって言ってるわけじゃないんだよ!」

P「わーっ!わーっ!わーっ!アイドルが下の口とか言うんじゃありません!」

凛「なら、抱いてよ!10月10日したら、プロデューサーがパパになるように!」

P「要求のレベルが、いつの間にか跳ね上がってるんですけど!」

凛「ぢっとしててね、ママがあなたを産んであげるから」

P「産まれるの確定?!」

P「というか、最近ならりあむかちとせか颯辺りがやりそうなネタだろ!」

凛「まだ子供が生まれてないのにもう浮気?私がいるのに?」

P「そもそもお付き合いをした覚えはない!」

凛「じゃあ、何?今までのは遊びだったの?そうならそうと言って!」

P「……言ったらどうなる?」

凛「千枝とありすを○して、私も○ぬ!!」

P「とんだとばっちりだよ!つか、どこから二人の名前が出て来た!」

凛「プロデューサーの着信履歴だよ……なんで……なんで小さい子ばっかり……」スマホトリダシ

P「あ!それ、俺の!!いつの間に…………」



P「仮に、残っていた履歴が真奈美さんや早苗さんだったらどうなっていた?」

凛「明るく元気に後ろ向きになるだけ……」

P「田所さんに謝れ!」

P「つか、俺としては凛とは恋愛関係とかならないように、距離とか保って来たつもりなんだが……」

凛「微妙な距離間が、こういった感情を生み出すって知らない?」

P「今までの頑張りを時間ごと返してほしい……」

凛「諦めなって……さぁ、パパ。二人目は男の子がいいな」

P「くっ……何を言っても無駄か……なら」

P「すまんっ!」アシバライ

コテッ

凛「え?」



バスッ

バサッ

凛(ソファの上に寝転がされる……)

ドンッ

凛(プロデューサーが私に覆いかぶさるように、倒れ込んで来て、頭の横に手をついた)

凛「え、え?……嘘」

凛(プロデューサーの意外に強引な行為にも驚いたが……これって、床ドン……みたい……)

凛「ぷ、プロデューサー……」ドキドキ

凛「手……どけてよ……」ドキドキ

凛(心臓がうるさい)

凛(プロデューサーの顔が間近にあって……とてもじゃないけど、見られない……)カァァァ

凛「うぅぅ……」

P「顔……こっち向けて」クイッ

凛「や…………顔、見ないで」

P「凛……」イケボ

凛(っ!!)ズキューン

凛(な、何……今、のってプロデューサー……だよね)

凛「やだぁ……見ないで……今、すごく恥ずかしいから……」ジタバタ

凛(すると……プロデューサーは私の両手を取って頭の上にあげる)

凛「や……や…だ……」ブルブル

凛(たいした力は入ってないはずなのに、手が動かない……抵抗できない)

凛(そして……)

P「凛…………目を閉じて」

凛「んっ……んんんっ…………」



初めての味は、コーヒーの香りがした……

凛(さっきまでの勢いはなんとやらで……すっかりおとなしくなった私の服を……)

パチッ

パチッ

凛(や……見られちゃう……)

プツッ

凛(ぶ、ブラまで……)

凛(そして……生まれたままの姿になった私をプロデューサーは)

凛「や……や、さしく……お願……い……」プルプル



(深くて甘く、情熱的で感情に任せたリビドーを私の中に叩き込んでいった……)

~~~~~~~~~~~~~~~ホワンホワン

ホワンホワン~~~~~~~~~~

由愛「と、というお話なんですが……」

凛「/// ……うわぁ /// やだ… ///」ジックリ

乃々「は、恥ずかしがりながらも読む手は止まらないのですね……」

加蓮「ふーん……で、なんで私は、奈緒とポテトを食べる話なわけ?」

凪「奈緒さんのアイディアによるものです。親愛(ディアー)なる愛がありますね」

凛「まぁ、いいんじゃないかな?」

加蓮「よくないよ!……あれ?その奈緒は?」

由愛「あ……たしか……今日は」

タタタッ

奈緒「Pさぁん!」

P「お、奈緒……久々にストレートにしたのか」

奈緒@ストレート「えへへ……いつもの髪だと、みんなやパパラッチにバレちゃうからな……変かな?」

P「いや、可愛いぞ」ナデナデ

奈緒「えへへ……」ニマニマ

P「久しぶりのデートだもんな。……さぁ、お嬢様。どこに案内しましょうか?」テヲダス

奈緒「もう……」

パッ

奈緒「じゃあ、今日はお姫様気分を味わいたいな」ダキッ

P「了解」

テクテク





ポテポテ

雪美「……千枝……?」

千枝「今のって、プロデューサーさん?」



続く?

最初、これだけで終わらせようとしましたが、R板でないので辞めたのは内緒

では続きはまた

おまけ



原案、かみやなお

絵、なるみやゆめ

「北条加蓮はポテトの海で溺死したい」

バタタタ

加蓮「奈緒ーっ、奈緒ーっ!またポテトがセールしてるよ!」

奈緒「ああ゛?……そういってこないだも、頼んだバケツフライドポテトを残しただろうが」

奈緒「偶然、かな子と芳乃が通り掛からなかったら、全部残していたんだぞ!」

加蓮「こ、今度は大丈夫だよ……」

奈緒「その根拠は?」

加蓮「今度はマッシュポテトだから……」

奈緒「芋には変わりないだろ!!」

奈緒「大体、マ○クのMサイズでさえ食べ切れるかどうかなのに……」

加蓮「ケンタ○キーやロ○テリアなら食べられるよ」

奈緒「店の種類じゃねぇ!」

加蓮「でも同じフライドポテトでも違うよ。いわえるアレだよ……ザ○とは違うんだよ。○クとは!」

奈緒「ラルさんに喧嘩を売るな!」

加蓮「違うよ。ハ○ネだよ」

奈緒「種運命かよ!!」

―結局押し切られました

―ポパイズルイジアナキ○チン

奈緒「って、ここは日本にはないだろ!」

加蓮「残念でした。在日米軍基地内ならあるんだよ」

奈緒「不法侵入か!?」

加蓮「あ、注文いいですか?」

奈緒「平常運転かよ!」



ジャキッ



加蓮「ねぇ……完全武装した兵隊さんが、銃を向けたまま私たちを囲んでいるんだけど」

奈緒「当たり前だ!!」

―近所のマ○ク

加蓮「はぁ……またマッ○だよ」

奈緒「死ぬかもしれなかったのに贅沢を言うな!」

加蓮「あ、次。私の番だ」

奈緒「少しはアタシの話を聞け」



加蓮「ポテトLLで。あ、スマホ割引きお願いします」ピロン

奈緒「かー――れー――ん――っ!!」

加蓮「やっぱり揚げたてポテトって、私の魂(ソウル)にぴったりだね。このサクサクが魂の震えってヤツ?」サクサク

奈緒「どっかのにわかか、二代目みたいなことを言うなぁ……」

加蓮「ふふーん、奈緒にもあげよっか?はい、あーん」スイッ

奈緒「誰がやるか!」

―10分後

加蓮「なーおー」ゲプ

奈緒「あー!だから言っただろうが!!」パクパク

加蓮「今日こそスコア更新できるって思ったのになぁ……」

奈緒「普通のメシならそれでもよかったんだがな」パクパク

奈緒「ネネに頼んで、健康ドリンクでも作って貰え」

加蓮「えー。だって…………妊娠しそうだもん」

奈緒「ぶふぅーっ!」

加蓮「や、汚いよ」

奈緒「へ、変なことを言うからだ!!」

加蓮「変なことって?……あ、いやらしいんだ。奈緒ってば、由愛ちゃんみたいにむっつり?」

奈緒「由愛を巻き込むな!」

奈緒「つか、なんで妊娠なんて……」

加蓮「だって、すっぱいドリンクを作るのが得意なんでしょ?」

奈緒「まってちがう」

奈緒「まったく……ほら。片付いたし、帰るぞ」

加蓮「ふふっ、ありがとう。奈緒」

加蓮「こうしてると、新婚さんみたいだね……私たち」

加蓮「二人で向かい合って、テーブルを囲んで、同じ料理を食べて……ねっ」

奈緒「アタシは御免だ……ポテトしか出てこないキッチンなんか、真っ先に家出するぞ」

加蓮「大丈夫だよ」





加蓮「肉じゃがや大学芋も出すから」

奈緒「結局、芋だよ!」

おしまい

あくまで、ギャグ作品ということで

ではありがとうございました

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