もし芸人に「アマビエ」でネタを作ってもらったらと言う妄想 (33)

○オードリー


若林「どうもオードリーです、よろしくお願いします。ねえ、今日も漫才をね、」

春日「皆さん、春日の顔を見るために、StayHome!!」

若林「……こんな顔見てたらモニターぶっ壊したくなるんですけどね」

春日「ヘェッ!!」

若林「今ね、世界中で新型のね、コロナウイルスが流行ってますから。今日も無観客と言うことでね、やらせてもらってm」

春日「\きゃー若林ー/」

若林「ああ、エア観客席ですか。ありがとうございます」

春日「若林の今日の髪型、ダサい、ワラワラワラ」横スクロール

若林「ちょっとニコニコの皆さんは辛辣ですけどもね」

春日「正確にはニコ生だろ!」ばし

若林「……すみませんでした。ね、今日も頑張ってやっていきたいと思います」

春日「ウィ」

若林「今実は、ネット上で凄いですよね、ある妖怪が、話題になってるそうなんですけど」

春日「若林の母だろ!」ばし

若林「失礼だろ!」どむ

春日「まさやすぅ~まさやすぅ~」

若林「人んちの母ちゃん、妖怪扱いしてんじゃねえよ!」

春日「ごめんね」つ粗茶

若林「まあ謝ったから許してあげようと思いますけど」

春日「ウィ」


○余興
○書き溜め無いです。ごめんね

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1586518363

若林「春日さん、知ってますかね。ヒントは半人半魚の……」

春日「若林の母じゃねえか(笑)」ばし

若林「半笑いで人の母ちゃんいじんのやめろ!」どむ

春日「ウィ」

若林「あのね、日本古来に昔から伝わる妖怪が、今話題になってるんですって」

春日「……かーらーのー?」

若林「えっと、その妖怪をイラストにして拡散すると、疫病が治まるって言われてるそうなんです」

春日「そーしーてー?」

若林「えー……で、ついに先日、厚生労働省、厚労省ですか、そちらがこの妖怪のイラストを正式に採用して」

春日「じーつーはー?」

若林「実は、とかねえよ!」

春日「ウィ」

若林「あの春日さん、俺の話ずっと邪魔してるけど、この妖怪のこと知らないんでしょ?」

春日「春日は知っているぞ」

若林「ほんとですか?説明してみてください」

春日「……」

若林「……」

春日「……、……」

若林「……」

春日「…………………………おっぱい」

若林「馬鹿野郎」どむん

春日「アパー!!!!」

若林「……ここノータッチで行きますけどね」

春日「ウィ」

若林「この妖怪は『アマビエ』って言うそうです。知ってましたか?」

春日「し、しし、しっ、知ってたし?」ぷるぷる

若林「これ絶対知らない人のリアクションだろ」

春日「春日はアマビエに会ったことがあるぞ」

若林「ふふっ……そんな嘘付かなくていいですから」

春日「いや、信じろ若林。春日が若林に嘘をついたことがあったか?」

若林「すげぇいっぱいあったわ」

春日「確か、その時のアマビエはこんな感じだったぞ、ふぁんふぁんふぁーん……」

若林「……漫才の入りがだいぶ上手になりましたね。回想に入ったみたいです」

春日「いやー、今日もホームランを3本打つ大活躍をしてしまったなぁー」

若林「職業変わってんじゃねえか」

春日「\ぶくぶくぶく……/ ん?一体なんの音だ?あっちの川から聞こえてくるみたい、だが?」

若林「状況説明が下手だな!」どむ

春日「\そこの若者……待ちなさい……/」

若林「川から声がしたんですかね」

春日「……春日は若者では無いので立ち去ったのだ」

若林「じゃあ会ってねえじゃねえか!」どむ

春日「ウィ」

若林「ウィじゃなくて!アマビエに会ったんでしょ?」

春日「ごめんね」つお茶

若林「3度目はないですからね」

春日「\そこの若者ではない男……/」

若林「向こうもそこそこ気を使ってくれたんですね」

春日「俺は春日だーーー!!!!!」

若林「なんで突然怒鳴ったんだよ、怒りの沸点どうなってるんですかね」

春日「\そこの……春日/」

春日「はい」

若林「あ、名前呼ばれない限り反応しないと決め込んでたんですね、めんどくせぇなお前」

春日「\私は……アマビエと言います……/」

春日「\今から私の姿を見て……それを絵に描き……/」

春日「\街中に拡散するのです……/」

若林「ああ、伝承通りの事を言ってたんですかね」

春日「いや、ワタクシそう言うSNSやっておりませんので(笑) では」

若林「なんで帰るんだよ!?」ばしっ

春日「拡散力がないからだよ!」ばし

若林「諦めが早いな!」ばしっ

春日「ウィ」

若林「で?結局そいつはどうなったの」

春日「アマビエを名乗るその女、何度断ってもしつこくアタシを引き留めてくるもんですから、ついに耐えかねてその顔を見てやったんですよ」

若林「なんで突然噺家さんみたいになったんだよ」

春日「そしたらアマビエが……「どお……私、綺麗?」って……」

若林「話変わってんじゃねえか!!」ばしっ

春日「ウィ」

若林「お前と漫才やっててもつまんないし、ちゃんとした情報を伝えられないじゃねーか!もう解散だ!」

春日「……本気でそんなこと思っているのか?」

若林「いや……本気で思ってたらお前とここで漫才してないだろ」

「「へへーっ」」にっこり

若林「結局アマビエはどうなったんですか春日さん」

春日「酒をしこたま飲んでいたので姿を覚えていない!!」

若林「いい加減にしろ!!」ばし

若林「どうも、ありがとうございましたー」

春日「バァイ」

在宅も長くなってみんな気持ちが落ち込んでるかもしれないけど、一緒にすすもうな。

あくまでも妄想なのでクオリティはお察しです。書きためは相変わらずないです。
次思いついたらここに。

良き、乙。

○ラバーガール

飛永、板付き。原稿のようなものをテーブルに置いており、メガネとスーツのかっちりした姿。ニュースキャスターのようだ。


飛永「こんばんは、ニュースの時間です。本日も様々なニュースをお伝えしていきますが、速報が入りました」

飛永「本来そんざいしないはずの、伝説と思われていた妖怪『アマビエ』が初めて発見されたと言う報告があったようです」

飛永「発見現場にはキャスターの大水さんが行っています。中継です、大水さん」

大水、何かしている。
画面外の誰かに喋っているが、よく聞こえない。

大水「……、……」

飛永「……大水さん?」

大水「……、…………、……このあと焼肉……」

飛永「既に放送が始まっています、大水さん聞こえますでしょうか」

大水「? ……あ、はい、すみません!」

慌てて前を向きマイクを持つ大水。

飛永「大水さん、大丈夫ですか?」

大水「すみません、今皆と予約時間を決めていました」

飛永「焼肉の件はいいです。現場の情報をお願いします」

大水「とても暗いです」

飛永「それは今が夜だからです。具体的に、アマビエ発見までの情報をお願いします」

大水「本日昼12時ごろ、こちらの現場を通りかかった、50代から60代と見られる、現場近くに住む自称・主婦の女性が取り調べに応じ」

飛永「大水さん、その言い方では主婦の方が何か罪を侵したようになっていますが」

大水「安心してください飛永さん、この自称主婦は万引きの現行犯なのでしっかり罪人です」

飛永「そう言った逮捕情報は確かに必要ですが話が錯綜します、なるべく簡潔にお願いできますか?」

大水「分かりました。そのへん散歩してた女が魚みたいな妖怪を見つけました」

飛永「言葉使いをシンプルにして欲しいという意味ではありません」

大水「分かりやすくなりませんでしたか?」

飛永「事実だけを見れば非常に分かりやすかったです」

大水「ありがとうございます」

飛永「褒めてはいないです」

大水「とにかく、自称主婦が警察から逃げようとしていたところ、この現場付近の川からボコボコと言う異音を聞きました」

飛永「……続けてください」

大水「異音に驚き立ち止まったところ、自称主婦と警察の前に、アマビエが姿を表した、と言うことのようです」

飛永「妖怪の前に解決しなくてはならない問題も多数ありましたが、分かりました。他に何か情報はありますか?」

大水「はい。これから現地の方がインタビューに応じてくださるとのことです、よろしくお願いします」

現地の方がいるらしいが、大水の横の辺りに居るのか姿は見えず。

飛永「……」

大水「それでは早速質問していきたいと思います。あのー……」

声が遠くなる。

大水「……で、アマ…………はい……、それ……」

飛永「大水さん、声が聞こえないのですが」

大水「…………だから……、……カブトムシ」

飛永「今アマビエとは全く関係のないワードが聞こえたような気がしますが、大水さん」

大水「……あー、なるほど……はい……それで……」

飛永「大水さん、マイクを、マイクをその方に向けてください」

大水「はい、はい、あ、はい?何でしょうか?」

飛永「折角インタビューしてくださったのは嬉しいのですが、声が全くスタジオに聞こえませんでした」

大水「あー……僕のミスですね……畜生、どうして僕はいつもつまらないミスを!」

飛永「反省会は後にしてください」

大水「はい?」

飛永「インタビューを続けてください」

大水「あっ、すみません。さっき質問は全て終わってしまいました」

飛永「手際のいいインタビューだったんですね、尊敬しますが二度と生放送では派遣しません」

大水「えっこれ生なんですか!?」

飛永「今更の驚きありがとうございます、インタビューの内容について教えてください」

大水「はい……ええと、まず最初に、アマビエを知っていますか?と質問しました」

飛永「まず前提として持っている知識かと思いますが」

大水「現地の方は最初はアマビエを知らなかったそうですが、説明していく内に合点が行ったようです」

飛永「それは何よりです……アマビエを知らない人にアマビエのインタビューをしている事にならなくて済みましたね」

大水「はい、カブトムシを食べている生物と言ったら分かって貰えました」

飛永「アマビエはカブトムシを食べるんですか?」

大水「そうだといいなと思っています」

飛永「大水さんの願望でアマビエ像を作り上げないでください」

大水「すみません。ですが、魚なので虫が好きかと思いまして」

飛永「発想は素晴らしいのですが、思考の擦り合わせが出来ていないのが不安です」

大水「次に、ここでアマビエが出たことについて聞いてみましたところ」

飛永「それは本当にアマビエなんでしょうか」

大水「現地の方々は大変お喜びになっておられました」

飛永「幻の生物ですからね、喜ぶのも当たり前だと思います」

大水「いえ、なんでも懸賞金がかかっているとのことです」

飛永「ツチノコと同じような扱いを受けているんですね」

大水「今回アマビエを捕まえたそうなので、それで焼肉に連れていってもらうことになりました」

飛永「焼肉の話は伏線だったというわけですか。つまり、本物のアマビエがそこにいるということですね?」

大水「いえ、居ません」

飛永「何故ですか?」

大水「焼肉代になりました」

飛永「今回の中継の意味を教えてください」

大水「すみません、NPC団体がアマビエ保護にやっきになってしまっていまして」

飛永「それを言うならNPO団体だと思います、それではノンプレイヤーキャラクターの略です」

大水「本物のアマビエは既にいなくなってしまいましたが、」

飛永「大問題だと思います」

大水「なんと、現地の方にイラストを描いていただきました」

飛永「確か伝承ではイラストを描いて人々に見せろと言うことでしたね、見せてください」

大水「しかし、実はそのイラストもお見せ出来なくなってしまいました」

飛永「? なぜでしょうか」

大水「焼肉代になりました」

飛永「焼肉の為に連れていかれたのはアマビエ本体だけではないと言うことですか?」

大水「いえ、先程現場に来た自称・主婦の息子が母親の無病息災を祈りたいと言ったので売りました」

飛永「その方は親思いの良い息子だとは思いますが、大水さんに二度と中継先を任せることはないと思います」

大水「なんでですか?」 

飛永「後で反省会をして答えを導き出してください」

大水「はーい、現場からは以上です、お疲れっした」

飛永「大水さん、まだ中継カメラの映像は止まっていませんが」

大水「あのキャスターほんと頭硬いよなー」

飛永「大水さん」

大水「アマビエなんているわけないのにね(笑)」

飛永「一旦CMです」


暗転。

いくつかストックがあった気がしますが気のせいかもしれません。
クオリティはなるべく上げられるよう頑張ります、よかったら見てってください。

纏まりそうで纏まらないので多分更新は夜中です。みんなももし良かったら好きな芸人の名前とか、今日の晩御飯とか書いてください。
私はわかめと魚でした。

○ロッチ


明転、コカド下手に板付き。ウッドチェアに座り、テーブルに膝を付いてぼんやりスマホなど操作中。
あー、とかうー、とか言いながら何かを見てる。


中岡「コカドーーー!!!!」

コカド「おわあああ!?なん、なんなん!?」


中岡、逆方向から猛ダッシュで入場。


中岡「ぜぇ……ぜぇ……、いや……すごい……すごいもんみた……から……ぜぇ……」

コカド「急ぎすぎやろ」

中岡「これは教えなと思っ……はぁ……はぁ……」

コカド「めっちゃ疲れてるやん……どうしたん、そんなに慌てて?」

うんうん、頷いてから息を整え中岡が口を開く。

中岡「いた、その、おったんや」

コカド「は? いた?」

中岡「おん……はぁ、ひぃー……」

コカド「なに?おった、って何がおった?」

中岡「や……あれ、あれや……」

コカド「いや、言うてくれへんと分からんやん」

中岡「あの……あ、あま……アマビエ」

コカド「……」

一瞬の間。

コカド「……は?」

真顔。

コカド「アマビエがおった?」

中岡「そう、おったん」

コカド「何?それ、なに?」

中岡「……え?」

コカド「アマビエってあれやろ、あのー、今流行ってる妖怪やろ?」

中岡「そうやぁ」

コカド「で?なに?アマビエが?おった?」

中岡「おん、そうやぁ」

コカド「お前何言うてんの?」

中岡「……ええ……?」

コカド「妖怪やで?おるわけないやん」

中岡「いや、おってんって」

コカド「知らん知らん」

中岡「ちゃうねん、マジで、ホンマに、ほんまなんやっ……て……」

冷笑しばっさり切り捨てるコカド。スマホいじりに戻ってしまう。

中岡「……信じろや」

コカド「あ?」

中岡「ちょっとは信じろや!」

コカド「信じられるかぁ!」

中岡「なんで信じへんねん!おったって俺がいうてんねやからちょっとくらいは信じろや!」

中岡「いや仮に信じんでもええわ、それならちょっとでも良いから興味示せや!なんやねんその「あ?」とか「は?」とか!」

中岡「俺は世間様と違います的な空気出しおってよぉ!!」

コカド「そんなつもりないわ!」

中岡「なんやねん!俺のことそんな信用出来へんのか!?」

中岡「お前あれか、あれやろ!この世に幽霊はいないとか信じてるタイプの人間か!」

コカド「は?なんやねん」

中岡「なんや反論あんなら言うてみい!」

コカド「おるやろ」

中岡「何が!」

コカド「幽霊はおるやろ」

中岡「……ぁあ!?」

コカド「もうそこにおるし」

沈黙。

コカド「お前の後ろにおるよ幽霊」

中岡「おらんやろ」

コカド「おるねんて」

中岡「知らんわ!幽霊とかおらんねん!」

コカド「お前の後ろにアマビエの幽霊がおんねん!!」

中岡「ぁあ!?」

振り返る。
何もいない。

中岡「……おらん……」

コカド「お前人には信じろ言う癖に自分は人のこと信じられへんのか?」

中岡「……それは……その」

コカド「お前はアマビエがおるって信じてんねやろ?」

中岡「そうやな」

コカド「で俺は今アマビエの幽霊がおるって話したよな」

中岡「おん。……あ?」

コカド「分からん?」

中岡「お前……アマビエの存在信じてくれんのか?」

コカド「アマビエの幽霊は信じるわ、いてるから、そこに」

中岡「……ん?」

コカド「ん?」

中岡「じゃあ本物のアマビエがおるのも信じれるやろ?」

コカド「妖怪やん、おらんわそんなの」

沈黙。
ちょっと冷静になって考えてみようとするが、なんだかごちゃごちゃしてきたので頭を振る。

中岡「え?なに?今どうなってんの?」

中岡「なんで?なんで幽霊信じれて妖怪信じられへんの?」

中岡「え?じゃあ本物のアマビエ見たらええ話やないの?なんでそこ頑なに認めへんの?」

中岡「って言うかそもそも妖怪の幽霊ってなに?」

コカド「そこにいてんねやから仕方ないやん」

中岡「……なにその発想?」

コカド「や、だから妖怪も死んだら幽霊になるって話やん」

中岡「全然意味分からん」

コカド「人に信じて欲しかったらまず自分から信じるようにしろや」

中岡「なんで今の流れで俺が怒られんの?」

コカド「だからぁ、おんねん。そこに。アマビエの、幽霊が!」

中岡「……」

理屈が分からず釈然としない様子の中岡だが、何とか信じてみようとしているらしい。

中岡「……どこ?どのへん?」

コカド「後ろ」

中岡「後ろのどこ?」

コカド「もうちょい後ろ。」

ちょっと下がる中岡。

中岡「ここ?」

コカド「お前のこと気持ち悪がって下がってるわ」

中岡「めちゃくちゃ失礼なやつやな」

コカド「もっと後ろ」

中岡「おん、もっと?」

徐々に舞台の端の方に行ってしまう。

コカド「あー、もっともっと」

中岡「もっと?」

段々フェードアウトして行く中岡。さようなら……。
姿は見えないが声だけは聞こえる状態。

中岡「なに?どこまで行けばええの?」

コカド「もっと、もーっと向こう!」

中岡「はあ!?家の外やん!」

コカド「お前にビビって逃げてんねんて!」

中岡「そんなわけ……もっと!?」

コカド「そうもっと!」

と。指示しつつ、コカドが徐に立ち上がり、中岡が去った舞台端の方へ。

コカド「もっと奥!そう!奥!」

中岡「向こうじゃなくて!?奥って何!?」

コカド「そのままもっと奥!」

がちゃん。
玄関の鍵を閉めたような音。

数秒置いて、コカドが戻ってくる。
ふー、と息を吐きながらちょっとダルそうだ。
そのままウッドチェアに戻り、再びスマホ操作。

コカド「……はー……もう、どうしよこれ」

ひとりでぽつりと何かを呟く。その時。


中岡「……コカドーーーー!!!!!」

コカド「おわあああああ!?」


中岡、戻ってくる。先程と同じくらいの速度。おかえりなさい。


中岡「なんやねん奥って!奥って!!またアマビエ見てきてもうたわ!」

中岡「まだ川のとこにおったわ!「は?なんすか?また来たんすか?」みたいな顔されたわ!」

中岡「なんやねん!で、アマビエの幽霊とやら見つからんかったし!」

コカド「お、おう……なんか逃げたんちゃうか」

中岡「なんやねんそれぇ……俺追いかけ損やん……」

項垂れる中岡。
疲れたのか、コカドに背を向けて座り込む。

コカド「……」

その背中にがっつりべっとり血の跡。

中岡「なんで幽霊信じれて妖怪は信じられへんねん……」

コカド「そうやなぁー……」

コカド「今見てるから、かなぁ」


暗転。

着地決めないで始めるとこうなっちゃうよ。気をつけなきゃダメだよ。
また思いついたら書きます。その前になんかできそうな予感もするけど

○トム・ブラウン


布川「はいどーも!トム・ブラウンです、よろしくお願い致します!」

みちお「最近作った料理は、ラザニアです!」

布川「キャーーーー!!!」ぺちーーーーんっ!

布川「こんなとぼけた顔でラザニアって、そらキャー!ですよねぇ!」

みちお「いえーい」

布川「とにかく頑張ってやっていきましょうねえ!」

みちお「実は、この場をお借りしてやりたいことがあるんです」

布川「……? ……ええ?一体何するんだよお前」

みちお「今流行りの妖怪、アマビエを5体集めて、スーパーアマビエを作りたいんですよーーー!!!」

布川「……ちょっと何言ってるんですかねぇ!?」

布川「でも折角だからみてみよっか!!!」

みちお「行きまーす」


みちお「アマビエじゃ」

布川「おお、これがアマビエな」

みちお「アマビエじゃ」

みちお「アマビエじゃ」

みちお「哀川だ」両手をポッケにIN

布川「ん???!!!」

みちお「アマビエじゃ」


みちお「合っっっっっ体!!!」


布川「ちょっ、ちょっと待てお前、今お前、アマビエの中に哀川って!」

布川「哀川翔さん混じっちまってんじゃねえか!」

布川「これは一体、どうなっちゃうんだぁーーーー???!!!」


みちお「アマビエ翔じゃ」

布川「ダメーーーーーー!!!」ぺちーん

布川「お前……哀川翔さん強いから、アマビエって言う伝説の生き物の存在半分食っちゃってんじゃねえか!」

みちお(すっすっ)角のようなジェスチャー?

布川「そんでよく見たらお前それまさか……哀川翔さん、カブトムシ好きだからカブトムシの角あんのかよ!?」

みちお「……」

布川「これ失敗だよ!スーパーアマビエ作るんだろ!?」

みちお「分かった分かった、もう一回やらせて」


みちお「アマビエ翔じゃ」

布川「さっきの!」

みちお「アマビエ翔じゃ」

布川「混じってるやつ!」

みちお「アマビエ翔じゃ」

布川「3体並んだ!」

みちお「選ばれたのは、綾鷹でした」きりっ

布川「……お茶!!??」

みちお「アマビエ翔じゃ」


みちお「合っっっっっ体!!」


布川「お前ちょっと、途中もはや人ですら無かったぞ!なんでお茶入ってんだよ!」

布川「これは一体、どうなっちゃうんだぁーーーー???!!」


みちお「選ばれたのは、アマビエ翔でした」

布川「ダメーーーーーーー」ぺちーーーーんっ!

布川「それお茶のCMだろ!アマビエから遠ざかってんだろ!」

布川「そもそもアマビエ翔はそもそも誰が選ぶんだよ!ちゃんと完成させてくれ!」

みちお「いきまーす」

布川「頼むぞ!」


みちお「選ばれたのは、アマビエ翔でした」

布川「さっきの!」

みちお「選ばれたのは、アマビエ翔でした」

布川「また!」

みちお「選ばれたのは、アマビエ翔でした」

布川「綾鷹風アマビエ翔!」

みちお「ハトムギ、玄米、月見草~♪」

布川「!?」2度見

みちお「選ばれたのは、アマビエ翔でした」


みちお「合っっっっっ体!!!」


布川「お、おい、お茶繋がりで違うやつ来ちまってんじゃねえか!!素材がまた増えてるぞ!?」

布川「これは一体、どうなっちゃうんだぁーーーー???!!」


みちお「ハトムギ、綾鷹、アマビエ翔~♪(爽健美茶のメロディで)」

布川「ダメーーーーーーー」ぺちーーーーんっ!

布川「もはや終着点迷子だぞそれ!」

みちお「……」にっこり

布川「なんで笑顔なんだよ!こええよ!」

みちお「……」にっこり

布川「何のルールだよぉ!なんで喋んねえんだよ!頼むから早くスーパーアマビエ作ってくれよ!!」


みちお「ハトムギ、綾鷹、アマビエ翔~♪」

布川「綾ビエ翔健美茶!!」

みちお「ハトムギ、綾鷹、アマビエ翔~♪」

布川「綾ビエ翔健美茶!!」

みちお「ハトムギ、綾鷹、アマビエ翔~♪」

布川「綾ビエ翔健美茶!!」

みちお「ク~リ~ア~アサヒーが、家で冷えてる~♪心うっきうっきわっくわっく~♪」

布川「!!!??? 発泡酒!!!???」

みちお「ハトムギ、綾鷹、アマビエ翔~♪」

布川「えええ!!??」


みちお「合っっっっっ体!!!」


布川「……お前……遂にアルコール入っちゃってんじゃねえか!そんなの、そんなの飲み物繋がりしかねえぞ!?」

布川「ジュワジュワしてんじゃねえかよ!!??お茶と相性悪くない!!??」

布川「これは一体、どうなっちゃうんだぁーーーー???!!」



みちお「いえーーーーーい!君をー好きでよかったーーーー♪」

布川「ダメーーーーーーー」ぺちーーーーんっ!

布川「お前……とうとう歌唱力の高さから、あらゆる素材をトータス松本さんが食っちまってるじゃねえか!!」

みちお「はっはっは、君面白いなあ」

布川「なんでトータス松本さんのテイで俺に話しかけてんだよ!!」

みちお「なんやったっけ、君ら探してるんやろ?魚みたいなやつ」

みちお「メンバーが見つけてきたから今出すわ」

布川「そんなことあります!!???」

みちお「おーい、あれ持ってきてあげてー」


みちお「アマビエ
みちお「アマビエ
みちお「アマビエ
みちお「アマビエ
みちお「アマビエじゃ」


みちお「合っっっっっ体!!!」


布川「!? トータス松本さんが、ウルフルズメンバーと力を合わせて、ついにアマビエが5体揃いましたよ!やっと皆さんにお見せ出来ますね!!」


みちお「スーパーアマビエじゃ!!」てーん

布川「やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」ぺちーーーーんっ!


みちお「出来たんで、帰りまーす!」

布川「そうしまーす!ありがとうございましたー!」

最近radiko聴いてます。お金掛かるのはちょい残念だけど、全国のラジオが聴けて幸せ。

クオリティがたけぇ

>>7
>>26

今更ですが感想本当にありがとうございます。感想に喜ぶ姿が気持ち悪いかと思い素直に感謝できなくてすみません、感想貰えるととてもありがたいので今後もよろしくお願いします。

○ハライチ


澤部「どもー、ハライチです、よろしくお願いしますー」

岩井「お願いします」

澤部「ねえ!色々あるけど元気だしてやって行きましょうねぇ!」

岩井「あのさ、ちょっと話したいことがあるんだけど」

澤部「おう、何よ。聞かせて聞かせて?」

岩井「いやね。最近さあ、流行してる妖怪が居るらしいの」

澤部「妖怪?妖怪が流行ってるんですか?」

岩井「鬼太郎、ゲゲゲの鬼太郎がアニメでこの間までやってたし、その影響もあると思うんだけどね」

澤部「ああ、そういやこないだまでやってたんだっけ?」

岩井「そうそう。そのお陰ですごい妖怪ブームが来てるみたいで」

澤部「ああ、そうなの!すごいね今の現代に、妖怪ブーム!しゃー!みたいな」

岩井「……」

澤部「なんだよ黙んなよ。で?」

岩井「や、ね。今めっちゃくちゃ流行ってる妖怪がいるからオススメさせて」

澤部「いいよ。どんなやつ?」

岩井「アマビエっていうんだけど」

澤部「ほう、アマビエ?」

岩井「半人半魚、鱗がびっちりついてて、口がクチバシみたいになってるやつ」

澤部「それ流行るかね?」

岩井「これが絵に描いたら案外可愛いんだよ」

澤部「ほんとぉ?」

岩井「ほんとだよ。考えてみろって」

澤部「え?どんなのをよ」

岩井「アマビエのイラストをよ」

澤部「アマビエのイラストっつってもな」

岩井「ゆるきゃら、ゆるキャラみたいな感じなんだよ」

澤部「ええー?あんま想像……」

岩井「……」

澤部「まあまあまあ、でも今聞く感じでは多分可愛いんだろうね?流行る位なんだし」

岩井「それからアマビエのポストカード」

澤部「おお、いいじゃない。そのイラスト使ったポストカードってことでしょ?」

岩井「うん」

澤部「イラスト次第だとは思うけど、思うけどさ、結構いいんじゃない?面白そうだし、かわいいんだろ?」

岩井「あとアマビエのハンコとか」

澤部「ああー、いいね。アマビエが流行ったら多分そう言うの作る人も出てくるだろうね」

岩井「……」

澤部「木彫りかな?こう、ぽんぽんぽーんって押せる感じのやつでしょ?」

澤部「いいねー、いくらくらいなのかな?っつってね」

岩井「あと、アマビエの犯行」

澤部「……お前がやったのか?」

澤部「いや……今ブーム来てるからってね?やっていい事と悪いことがある事くらい分かるでしょ?ね?」

岩井「……」

澤部「前科持ちは大変だよ?妖怪で、前科持ちは。マジで。就職とか不利だし」

岩井「あと、甘酒の配合」

澤部「うーん、材料は1:1:3くらいの割合で♡」

澤部「……うっせぇなこれがうちの神社に伝わる、黄金の配合なんじゃあああ!」

澤部「ぜってぇうめぇから。うめぇから出来上がったらぜってぇ飲めよお前」

岩井「あと、天草の飯ごう」

澤部「んっ、う、ね、ねー……」

澤部「ねー、ちょっと出来たのー?男子、ちゃんと料理を手伝いなさいよー」

澤部「飯ごうちゃんと出来てるんでしょうね天草ー?天草、あんたよくサボるから困ってんのよー」

岩井「……」

澤部「焦げてたり美味しくなかったらほんと怒る、もう、ほんとに怒るかんねー」

岩井「あと、新手の発光」

澤部「わっ!わぁっ!まぶし……え?なに、今まぶし、まぶっ!」

澤部「わ、な、なんだよこれ、まぶし!眩しくない……ええ……?」

澤部「何その、変な光り方……絶対売れねえぞこんな新作の、新作のLED電球なん、まっぶし!バカ!眩しいよバカ!」

澤部「ああもう……うう、目の前見えな、くならないすぐ眩しくなくなる。なんなのこれ。光り方にムラがありすぎでしょ」

岩井「あと、アカシアの葉色」

澤部「!?」

澤部「緑かな?」

岩井「……www」

澤部「うーん、あんま詳しくないけど、多分緑じゃないかな?」

澤部「いや、詳しくないけどね?詳しくないんだけど!多分、まぁ、多分緑かな?詳しくないからわかんないけどね!的な!」

岩井「あと、新船の配送」

澤部「ふぅーっ……はいはいはい、きょうの注文は?」

澤部「うっわ、新船。きちゃった。新船。はぁー、あれ重いからつれえんだよなぁ」

澤部「車で配送してさ、あといい具合んとこで人力だろ?」

岩井「!?」

澤部「あんな重いもん、人の力で配送とか狂ってるよな!」

岩井「アマビエの犯行」

澤部「お前か、新船なんか注文したのは!!!」

岩井「www」

澤部「おまっ、お前新船いくらするのか分かってんのか!なぁおい!」

澤部「そんななぁ、150円そこらで買えるようなもんじゃないんだよ!分かってんのかおい!」

澤部「流行りの妖怪だからって突然、懐が暖まるわけじゃないんだぞ!」

岩井「あと、荒縄の配当」

澤部「お待たせしました、荒縄の配当です」コイン出す手 

岩井「……」

澤部「荒縄の、荒縄が勝ちましたので、コインが150倍になります、はい」

澤部「キャッシュ、バック!」

岩井「あと、朝倉の……ヤーツ」

澤部「南、イライラする!」

岩井「……」

澤部「ふふっwww たっちゃん!甲子園に、連れてって!」

岩井「あと、浅草の……ヤーツ」

澤部「うーん、うー、浅草寺」

岩井「……」

澤部「お線香買っちゃったりなんかしちゃったりして。んで、火ぃ付けてぱたぱた仰いだりして」

澤部「いやぁー、これで頭がよくなっちゃいますねぇ、的なこと言ってさ」

澤部「あそこの出店で物買ったことねえからわっかんないけど、多分まんじゅうとか売ってるよね?美味しそう」

岩井「アマビエの犯行」

澤部「お前今度はまんじゅう盗んだんか!!やめとけっつったろ!!何回犯行を、繰り返すんだお前はぁ!!ああ!?」

岩井「あと、アタリメの採用」

澤部「もう全然関係なくなっちゃった!アマビエ全然関係なくなっちゃった!!」

岩井「まあ俺妖怪で1番好きなの、猫娘だしな」

澤部「いい加減にしろ!!!」

澤部「ども、ありがとうございましたー」

連休最終日に何も思いつかなかったので依頼出してきますー、お付き合いありがとうございました。また思いついた頃に。

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