妹1「なんでですか!!なんで私じゃあダメなんですかぁ~!!」 (10)


妹1「なんでですか!!なんで私じゃあダメなんですかぁ~!!」

妹1「うぇぇえええん~!!」

妹1「妹2なんてぇ~わがままでぇえ~がさつでぇえ!あぁあもう!!」

妹1「うぇぇえええん~!!」

兄(まさか妹1が泣き上戸とは知らなんだ)

妹1「妹2なんかよりぃい~私のほうが可愛いのにぃいい~!!」

妹1「うぇぇえええん~!」

兄(君ら双子なんだからそんな変わらんだろ?)


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妹1「二番目なんて嫌ですぅううううう!!!!!」

兄「いやいやそんなん言ってないだろ?」

妹1「嘘です!!その目が語ってますううぅう!!!!」

兄「無茶苦茶な」

妹1「うぇぇえええん~!」

妹1「それにそれに兄さんはいつもいつもいつも!妹2ばかり甘甘甘やかして!!」

兄「そ、そんなことはないぞ!」

妹1「そんなことあるのです!!」


妹1「もしかして自覚が無いのですか?」

兄「自覚無いと言われてもだな」

妹1「無自覚で妹2を甘やかしてるなんてぇええ~!!」

妹1「そっちのほうが傷つくじゃないですかっああ!!」

妹1「うぇぇえええん~!!」

妹1「あんまりですぅううう!!酷いですうぅううう~!!」

妹1「うぇぇえええん~!!」

兄(妹1の酒癖がここまで悪いとは……)

兄(妹2よりメンドクサイぞこれ……)


ー遡ること8時間前ー


妹1「兄さん、兄さん」

兄「ん?」

妹1「今日の夕食なのですが……」

兄「夕飯?」

妹1「あの~その~今日は私たち……ふ…二人きりなので……」

兄「そういや親も妹2も居ないんだったな」

妹1「なので兄さんの希望があればそれにしようかと……」

兄「そうだな~」


兄(確か帰ってくるのが明日の昼過ぎだったよな……)

兄(ん?これは鬼の居ぬ間に酒を飲めと言うことか?)

兄(となると、肴をどうするかだ……あ~最近、鶏肉欠乏症気味だし)

兄(焼き鳥、手羽先、唐揚げ……) 

説明しよう!!鶏肉欠乏症とは一定期間、鶏肉を摂取していない状況下で発病し、主な症状として焼き鳥、手羽先、唐揚げ等の鶏肉を主とした食品を食したくなる大変恐ろしい病である!以上!!

兄「あ~~炭火で焼き鳥を焼き、滴り落ちた油の煙を嗅ぎながらビールで焼き鳥を流し込むむってのはどうだろうか?」

妹1「ダメですからね!」


兄「はっ!どうした妹1?何がダメなんだ?」

妹1「飲酒をほのめかす発言を為されました」

兄「模範学生ニッポン代表の俺が?そんな発言を?」

妹1「言・い・ま・し・た」

兄「未成年の飲酒は法律で禁止され成長期真っ只中の身体に対して深刻な影響を与えるのに!!本当に言ったのか?」

妹1「ダ・メ・で・す・か・ら・ねっ!」 

兄(そこまで仰るのなら絶対に飲んでベロンベロンに酔っぱらおう!!)

兄(そんで、ベットに飛び込みふかふかの布団に包まれ寝よう!!)

つづく

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