Ｐ「いや……その、すまない。女の子へ言うには、余りに酷い言葉を言った……」

まゆ「淫乱。とか、ドスケベ。とかのことですか？」

Ｐ「……そうだ。本当にすまなかった……！」

まゆ「気にしなくても大丈夫ですよぉ？むしろ、プロデューサーさんはそれだけまゆを魅力的に思ってくれてるんだなぁ。って嬉しくなっちゃいました」

Ｐ「そ、そうか……」

まゆ「ただ、今のやり取りの録音は消しませんが」ﾋﾟｯ

Ｐ「！？！？！？」

Ｐ「何故録音を……？いやそれより、何で消さないんだ？」

まゆ「だって嬉しかったんです。これから毎日、聞き直しますね？」

Ｐ「いやそ……れは一旦認めるとしてもだな。その録音、誰かに聞かせたりしないよな？」

まゆ「……ダメなんですかぁ？」ﾆﾔｯ

Ｐ「……！まゆ、それは、それだけはどうか……！」

まゆ「うーん……」ｸﾙｸﾙ

Ｐ「……？」

まゆ「夢って、どんな夢だったんですかぁ？」

Ｐ「……も、黙秘権を行使する」

まゆ「あっ、何だか凛ちゃんと早苗さんとちひろさんにさっきの録音を送りたくなってきました」ｽｯ

Ｐ「んおおおっ！？」

まゆ「……プロデューサーさんが見た夢、話してくれますかぁ？」

Ｐ「くっ……まず、まゆが俺の膝の上に向かい合って座って……」

まゆ「はい」ﾎﾟﾌｯ

Ｐ「……まゆ？どうして、俺の膝の上に向かい合って座ったんだ？」

まゆ「いけませんかぁ？」

Ｐ「そりゃ、いけませんに決まってるだろう。アイドルとプロデューサーがこんな……」

まゆ「でも、まゆはプロデューサーが見た夢を再現しているだけですよぉ？」ﾋﾟﾄｯ

Ｐ「っ、俺が、悪かった。だからまゆ、お願いだ……もうやめてくれ……っ！」

まゆ「あっ、ダメ、ダメです。そんなエッチな顔されたら、まゆ……」ｿﾞｸｿﾞｸ



まゆ「本当にサキュバスになっちゃいそう……♡」

まゆ「ほらほら♡早く続きを話してください♡夢の中でまゆは、プロデューサーさんとどうなっちゃうんですかぁ……♡」

Ｐ「……そのまま俺を抱きしめて」

まゆ「はい♡」ﾑｷﾞｭｯ

Ｐ「俺の耳に唇を近付けて……」

まゆ「はい♡」ｽｯ

Ｐ「と思いきや離して」

まゆ「はい♡」

Ｐ「膝からも降りて」

まゆ「はい♡」

Ｐ「鞄持って事務所から帰る……そんな夢だったよ」

まゆ「それではプロデューサーさん♡お疲れ様でした♡」ｶﾞﾁｬｯ

Ｐ「…………」



　　－おわり－