【デレマス】明日はライラちゃんの誕生日 (19)

――なんだけど、どうやらそれどころではないみたい

――まず

奈緒「加蓮っ!しっかりしろ!!」

凛「加蓮……起きて……ねぇ……」

――加蓮ちゃんが倒れた。それもここ数日調子が悪いとわかっていて……

――でも本人も否定するばかりで、一切休もうとしてなかったのが原因だと思う

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――それから

りあむ「うっ……うっぷ!」

――りあむちゃんがトイレに駆け込む回数が増えた。それだけならまだいいけど

あかり「う……うっぷ……」

――あかりちゃんまで。どうしたんだろう?

――でも、アイドル達の中でも落ち着いている人達はいる

愛梨「ケーキ焼けましたよぉ」

かな子「ご、ごめんなさい……少し食欲が」

蘭子「魂の同胞よ!気を高ぶる時だ!」

飛鳥「すまない蘭子……少しだけ一人にさせてもらえないか?」

周子「幸子ちゃーん、今度はこのウィッグをつけてみない?」

幸子「ヰい、今はそれどころでないので、明日以降でででしたら……」

卯月「加蓮ちゃん大丈夫でしょうか……」

未央「去年までの私もあぁだったんだなぁ……」









楓「さぁ、菜々さん。かけつけ三杯ですよ。つまみは赤いタコさんで」

菜々「菜々は17歳です!」

楓「でも皆さん、誘っても飲みに着いてってくれませんから……」

菜々「あー……まったく、もう」

――菜々ちゃんは優しいなぁ

――それから

スッ

ピトッ

モバP(以下P)「急に身体が重くなったような……」

ちひろ「明日のお昼でしたからね。多分それでしょう……」

P「はい……」

ちひろ「今日はこちらで何とかしますから、早く帰って休んでください」

ちひろ「明日は……多分」

P「ですね……何人に泣き付かれるんだろう……」

――んー、もう帰っちゃうんだ

――つまらないなぁ

ツンツン

――ん?

こずえ「ふぁ~……みんな帰っちゃうよ……」

――あ、もうそんな時間なんだ

――こうなってから時間の感覚がないからね

こずえ「おたがいたいへんだね~……」

――うん……でも気楽でいいから



バタン

小梅「あ……ここにいた」

――小梅ちゃん!

小梅「じゃ、じゃあ……帰ろうか……」

――そうだね。それじゃあ、こずえちゃんばいばーい

こずえ「またあしたー……」







涼「なぁ……こずえも見えているのか?」

アヤ「……みたいだな」

二人「ガクガクブルブル」

小梅「い、いよいよ……明日だね……」

――うん。みんな緊張しているけど、明日までなんだね

小梅「うん……早くみんな普通に戻るといいけど……」

――ライラちゃんもこんな時に誕生日で、大変だね

小梅「だ、大丈夫……愛梨さんとかに頼んだ……から」

――そっか。ならいいね

小梅「あれ……?」

――ん?あれはPさんとまゆちゃん……?

小梅「修羅……場?」ワクワク

――と、止めてくる!

まゆ「うふふっ……まゆが一番になったら、引退宣言して……Pさんの伴侶になりますからねぇ」

P「まゆ……頼むから、そういう発言は謹んでくれ」

まゆ「Pさんがいけないんですよぉ……あれもダメ、これもダメで、まゆの心は破裂寸前なんですからぁ」

スチャ

P(包丁?!マズイな……万が一、スキャンダルになったら――)



パリン

まゆ「ひっ!?」

パリン

パリン

パリパリパリパリン

P「な、なんだ!?蛍光灯が急に!?」

まゆ「ひ、ひぃぃぃぃ!」



小梅「……まゆさん」

まゆ「こ、小梅ちゃん……?」

小梅「あのね」





小梅「みんなの…負の感情が……すごくおっきなのを呼び寄せたみたい……だから、急いで逃げないと……」ニヤァ



まゆ「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」ダッシュ

小梅「ふふふ……Pさんも明日は気をつけてね……」

P「お……おぅ……芳乃と茄子とこずえと一緒にいるか」

小梅「その三人なら……(過去に選挙で声がついたから)大丈夫……」

P「間が気になるが……うん。ありがとう」ナデナデ

小梅「えへへ」ニマァ



――むー

ツネッ

P「痛ぁ!な、何もないのに、急に脇腹がぁ!!」

――むぅ……私もアイドルになりたいなぁ……

――でも無理かな……

――だって







――死んでるからね

おしまい

あの子視点で話を作ってみましたが、ちと難しいかな?

では、明日の及第(きゅうだい)目シンデレラの誕生を待ちつつ失礼します

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