【ミリマス】千早「メンドクサイフェアリーでお花見に行きたいのですけれどっ! (37)

繋がりのある話
(読まなくても大丈夫です。千早、静香、志保、桃子、紬がユニットを組んでいます)

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静香「……ねぇ、志保」

志保「なに?」

静香「今年、お花見ってやった?」

志保「……ちょうどこの前。家の近くの小さな公園だけど」

静香「りっくんと、お母さんと?」

志保「ええ」

静香「お弁当作って?」

志保「ええ」

静香「レジャーシート敷いて?」

志保「……ええ」

静香「まだちょっと冷えるから水筒に温かい飲み物も入れて行って?」

志保「……さっきから何なの」

静香「水筒は?」

志保「……持って行ったけど」


静香「……未来が、春香さんたちとお花見をしたんですって」

志保「ああ、可奈も言ってたわね」

静香「……すごく楽しかったって」

志保「でしょうね」

静香「すごく楽しかったって」

志保「……だから、そうでしょうね」

静香「すごく! 楽しかったって!」

志保「……」

静香「……」

志保「……」

静香「……私も……お花見……」

志保「はぁ。最初からそう言えばいいじゃない、めんどくさい」

静香「めんどくさくない! こういうのは会話の機微って言うの!」

志保「はいはい」



コンコンコン ガシャ


千早「あら、お疲れ様。静香、志保」
桃子「お疲れ様。静香さん、志保さん」
紬「お疲れ様です、静香さん、志保さん」

静香「千早さん! お疲れ様です。桃子と紬さんも」

志保「お疲れ様です。一緒だったんですね」

静香「今日は特にユニットでの活動は無かったはず……ですよね?」

千早「ええ。紬さんと桃子が演技のレッスンをするって聞いてね。無理を言って私も混ぜて貰ったの」

志保「……演技の?」

紬「桃子さんにご指導頂きました。指先、目線……細やかな所に、心構えまで……」

桃子「ま、まぁ、桃子、お芝居については千早さんよりも先輩だからね。教えてあげるのも、桃子のお仕事の内だし」

紬「何というプロ意識……流石は桃子さんです! 私も見習わなくては……」

志保「……演技の……レッスン……言って貰えれば、私だって参加したのに……」

静香「しーほー! 今日は私と歌を合わせるって、ちょっと前からの予定だったでしょう!」

志保「そ、それはそうだけど……演技……むぅ……」


千早「また今度、桃子にお願いしましょう? ね?」

桃子「えっ!? べ、別に、桃子はいいけど……」

志保「本当!? 是非お願いね、桃子!」

桃子「……教えるからには、桃子、手加減なんかしないからね!」

志保「もちろんよ。ありがとう、楽しみだわ」

紬「そ、その時は、是非また私もご一緒させて下さい!」

静香「わ、私も!」

千早「ふふ、全員集合みたいね」


志保「……こほん。あー、そういえば、千早さん」

千早「うん?」

志保「静香、言いたいことがあるみたいで」

静香「ちょっ! 志保っ!?」

千早「静香? どうかしたの?」

静香「え! そ、その……べ、別に……」

千早「?」

静香「……なんでもないんです! なんでも……」

志保「…………はぁ……」

千早「? 志保?」

志保「千早さんも多分聞いてると思いますけど……春香さんたち、この間、お花見をしたとか」

千早「ええ。ふふ、随分楽しそうに話していたわ」

桃子「育も言ってたよ。女子会したんだーって、自慢げにね」

紬「私もエミリーさんから聞き及んでいます。天海さんに用意して頂いたお弁当が絶品だったとか」


志保「……未来からその話を聞かされて、静香、羨ましかったみたいですよ」

静香「う、うぅ……」

千早「そうなの?」

静香「……はい……私も、みんなとお花見が……」

千早「いいわね!!」

静香「……え?」

千早「お花見! やりましょう!!」

静香「……え? え?」

千早「紬さん! お弁当作るの手伝ってください!」

紬「は、はい」

千早「桃子! 何食べたい!?」

桃子「え? え、と、ハンバーグ、とか?」

千早「ハンバーグね、分かったわ! あ、まずはプロデューサーにスケジュールを確認して貰わなきゃ……桜が散る前にできるといいのだけれど……」



静香「(千早さん、結構ノリノリ?)」ヒソ

志保「(ちょっと意外だったわ)」ヒソ

桃子「(完全にスイッチ入っちゃってるね)」ヒソ



紬「桃子さんはハンバーグがお好きなのですね! お任せください!!」フンス



静香「(あ、もう一人)」ヒソ

志保「(良かったわね、桃子。ハンバーグいっぱい食べられそうよ)」ヒソ

桃子「(咄嗟に思いついただけって……言えないっ!)」ヒソ




  ――――――――
  ――――――――


 千早「メンドクサイフェアリーでお花見に行きたいのですけれどっ!」


  ――――――――
  ――――――――



千早「それでは、メンドクサイフェアリー……」


静香志保桃子紬「「「「千早さん?」」」」


千早「……ごめんなさい」

桃子「千早さん、ほんと、その呼び方好きだよね」

静香「……そこだけは、ちょっと納得できないです」

紬「……まさか、面倒くさい扱いされるのを喜んでいるのですか?」

千早「そ、そそそそんなことは!」

志保「千早さん……もしかして本当に?」

P「まあまあ、みんな、千早なりに思い入れがあ」


静香「プロデューサーは黙ってて下さい」
志保「プロデューサーさんは黙って頂けると」
桃子「お兄ちゃんは黙ってて!」
紬「あなたは黙っておくべきです」


P「……はい」

千早「ふふ、ふふふっ!」


千早「……こほん。では、改めて。千歌爛漫、私たちの楽しい今と未来を祈……るのは少し違う気が……」

静香「違う、ですか?」

千早「祈るのは、少し遠回りな気がして。もっと直接的な……」

桃子「……言いたいこと、ちょっと分かるかも。自分の手で、ってことだよね?」

志保「願う……のも一緒か」

静香「叶える、とか?」

紬「……約束?」


千早静香志保桃子「「「「それよ(です)(だよ)!!!!」」」」


紬「ひぅっ!? な、なんなん……」



千早「では、今度こそ。千歌爛漫、私たちの楽しい今と未来を約束して……かんぱいっ!」


静香志保桃子紬P「「「「「かんぱいっ!」」」」」


静香「千早さんの……手作りのお弁当っ!!」

志保「千早さんと、紬さんね」

静香「神々しい……後光が差して見える……っ!」

志保「大げさな……」

静香「千早さんのっ、手作りのっ、お弁当よっ!? これを有難がらなくて何をどうするっていうの!?」

志保「あ、卵焼きおいし」

静香「聞きなさいよ!!」

志保「……だ、そうですけど、千早さん」

千早「え、えーと、喜んでくれるのは嬉しいのだけれど……そこまで言われると、ちょっと恥ずかしいわね」

静香「うぅ……食べるのが勿体ない……でも食べないともっと勿体ない……」


志保「卵焼きは千早さんが?」

千早「いえ、紬さん。ハンバーグを焼きながら、ひょいひょいっと」

志保「へぇ……。紬さん、お料理上手ですよね」

千早「お世話になっている桃子さんに少しでもお返しを! って。すごく張り切っていたわ」

志保「ふふ……目に浮かぶようです」

千早「ほら見て、あれ」


紬「桃子さん、どちらをお召し上がりになりますか!?」

桃子「じゃ、じゃあせっかくだから、ハンバーグ、食べてみようかな……?」

紬「はい。そちら側から、オーソドックスなハンバーグ、豆腐ハンバーグ、蓮根入りハンバーグ、チーズ入り、うずらの卵入り。色々と用意致しました」

桃子「へっ!? え、えーと、とりあえず普通のハンバーグを……」

紬「はい……どうぞ。ご賞味ください……」

桃子「うん、ありがと。いただきます」

紬「……」ジーッ

桃子「……」


紬「……」ジーッ

桃子「あの、紬さん?」

紬「はい!」

桃子「そんなにじっと見られてると、ちょっと食べづらいかな……って」

紬「も、申し訳ありません! それでは、私は目をつむってあちらを向いていますので……」

桃子「……そこまでとは言ってないんだけど……ま、いっか……はむ」

紬「……」

桃子「おいし……っ! うわ、何これ、冷めてるのにすっごいジューシー!」

紬「! これはですね、生地をしっかり冷やし、焼き上げる際には氷を……」


志保「ふふ。紬さん、嬉しそう」

千早「桃子、今日は離してもらえないかもしれないわね」

静香「千早さん! この卵焼きすっごく美味しいです!! 流石です!!」

千早「そ、そう……良かった。後で伝えておくわね」

志保「……静香、あなた……」

静香「? なによ? あ、次はハンバーグを……」

志保「……」

静香「わっ! 冷めてるのにすっごくジューシー! ねぇ、志保、あなたも食べてみなさいよ!」

千早「……ふふ、ふふふっ!」

志保「くふっ! ダメ。もう、笑わせないでよ静香」

静香「笑わせる? 何言ってるの? え、千早さんもどうかしたんですか?」

千早「い、いえ。何でもないわ。私も、冷めてるのにすっごくジューシーなハンバーグ、食べようっと」

志保「わ、私も、ふふ、冷めてるのにすっごいジューシーなハンバーグ、頂きますね」

静香「?? あ、このハンバーグ卵入ってる! 可愛い!」




千早「プロデューサー」

P「ん? 千早、どうかしたか?」

千早「今日はお付き合い頂いて、ありがとうございます」

P「邪魔だったりしなければいいんだけどな」

千早「もう、それでこんな隅っこの方に?」

P「ほら、俺がいるとみんな遠慮するかも……だろ?」

千早「……プロデューサー」

P「うん?」

千早「私たち、ふふ、メンドクサイフェアリーが、ですよ? プロデューサー相手に遠慮なんてすると思いますか?」



   ――まぁ、こんなプロデューサーでも、いないよりは……

   ――何か用ですか? 私、レッスンに集中したいんですけど……

   ――わかったなら、早くジュース買ってきて。早く!

   ――やはりあなたは……バカなのですか?



P「確かに……!」


千早「ほら、プロデューサー」

桃子「お兄ちゃーん? 桃子の隣、空いてるんだけど?」

紬「プロデューサー、桃子さんがご所望です。早くいらして下さい」

志保「離れて座られると取り分けるのに不便です」

静香「プロデューサーの分も食べちゃいますよ」

P「はは! 悪い悪い。じゃあ桃子、お隣、邪魔するよ」

桃子「もう。遅いよ? お兄ちゃんはちゃんと桃子の近くにいなきゃでしょ? ……あ、後で桃子がお茶を淹れてあげるんだから」

P「え、淹れる? 桃子が?」

桃子「そうなの! せっかくのお花見だから、今日だけ、特別だからね!」

紬「そうです。桃子さんは今日のために萩原さんに……」

桃子「紬さんは余計なこと言わなくていいの!!」

紬「え? も、申し訳ありません……」


静香「(桃子が……お茶を?)」ヒソ

千早「(私も今知ったわ。……私たちの分もあるのかしら?)」ヒソ

志保「(桃子なりのサプライズってことでしょうか?)」ヒソ


桃子「そこ! ヒソヒソしないの! ちゃんと全員分あるから!」

千早「やった」

静香(やった、って千早さん可愛い)

志保(千早さん……でも、気持ちは分かるかな)

桃子「……千早さん、桃子がお茶淹れるの、そんなに嬉しい?」

千早「嬉しいわ。すごく嬉しい。今日一番嬉しい」

P(完全に同意)

桃子「そうなんだ……ふふん♪ ま、桃子がやるんだから当然だよね!」

紬(桃子さん、嬉しそう……。失敗しないように、うちがフォローせんなん!)




静香「……それにしても、本当に綺麗な桜……」

千早「先週、ここで撮影をさせてもらったの。とても綺麗で……みんなにも、この景色を見て欲しくて」

静香「あ! 新曲のPV、ここだったんですね」

紬「写真で拝見いたしましたが……お衣装、本当によくお似合いでした。和服をあのように可愛らしくアレンジされるとは……」

桃子「この桜の中に、あの衣装の千早さん。お兄ちゃんにしてはなかなかいいセンスだと思うよ?」

志保「……そういえば、紬さん、ご実家が呉服屋さんなんですよね」

紬「はい。金沢で暖簾を守っています」

志保「その紬さんから見ても、やっぱりあの衣装は……?」

紬「ええ。とても素晴らしいお衣装でした……。父や母にも見せたいですね。どちらかといえば古風な商店でしたので、良い刺激になるのではないでしょうか」

P「だってさ、千早」

千早「……嬉しいです。衣装を褒めて貰えることが、まるで自分のことのように」

P「そうか。昔は、なぁ……?」

千早「そ、その話はやめましょう!」


静香志保桃子紬((((いったい何が……?))))



千早「わ、和風の衣装も大分増えたわよね!」

静香「そ、そうですね! 私もお正月に頂きましたし、桃子も、紬さんも……あっ」

千早「あ……」

志保「何ですか」

千早「い、いえ、その……」

志保「別に私は和服に特別な思い入れがあるわけでもありませんので」

紬「……もしかして、志保さんは、和服がお嫌いなのですか……?」

志保「そ、そういうことではないですけど……」

紬「良かったです……」


桃子「……お兄ちゃん?」

P「……そうだな。次の志保の衣装、そういう方向も有りかもな」

志保「プロデューサーさん、ですから、別に私は……」

P「単純に俺が見てみたいからな。和テイストの衣装を着た志保を。みんなもそう思うだろ?」

千早「そうですね。間違いなく似合うかと」

静香「ま、様にはなるんじゃない?」

紬「志保さんの凛とした立ち振る舞いは、きっと和服に映えることと思います」

志保「もう、みんなして……! ……それは、勿論、与えられれば着ますけど」


桃子「桃子もそうだったけど……和風の衣装って、歌とかダンスも少し変わってくるし、演技の練習、経験にも近いんじゃないかな?」

志保「え、演技の……」

静香「まったく。一人だけ仲間外れみたいで寂しいんでしょ? 着たいんでしょ? 素直にそう言えばいいじゃない。面倒くさいわね」

志保「はぁ!? 静香にだけは言われたくないんだけどっ!?」

桃子「もう、静香さん。そういう言い方しないの」

静香「だって、志保が……」

桃子「静香さん?」

静香「……ご、ごめんなさい」

志保「……ふふっ」

静香(イラっ)

桃子「志保さんもっ」

志保「……悪かったわ」


千早(この子たち可愛い)

紬(桃子さん……流石です!)



桃子「……ふぅ。よし! そ、そろそろ! 桃子、お茶を淹れてあげようかな?」

千早「待ってたわ!」

P「待ってました!」

桃子「っ! も、もう、二人とも仕方ないんだから……。準備するから、ちょっと待ってて! ……えへへ」

千早(桃子可愛い)
P(桃子可愛い)
静香(桃子可愛い)
志保(桃子可愛い)

紬(来ました! 桃子さんに恥をかかせんよう、うちが桃子さんを支えんと!)


千早「わ、そのバッグ、お茶のセットが入っていたのね」

静香「お盆まで入ってる……すごい」

志保「桃子、あなた、今日のためにわざわざ……?」

桃子「ま、まぁせっかくの機会だからね。……育も、最近春香さんに教わって料理頑張ってるみたいだし。桃子も、何かしたいと思ってたから」

紬(真っ先に萩原さんに相談に行ったことを明かすとまた怒られそうですね。ここは黙っておきましょう)

桃子「一度に全員分は淹れられないから、最初は、お兄ちゃんと、千早さんと……紬さんの分だよ」

紬「へっ!? わ、私、ですか……?」

桃子「ネンコージョレツってやつ。……それに、紬さんには、その……いつもお世話になってるから」

紬「そ、そんな! むしろ、私の方が桃子さんのお世話になっています!」

桃子「いいから! それとも、桃子のお茶、飲みたくないの?」

紬「是非頂きたいです!!」

桃子「ふふっ♪ じゃあ、ほら、今淹れてあげるから、待ってて」


千早「……美味しい」

紬「……幸せの味がします」

P「……何か涙出て来た」

桃子「そ、そう? ま、桃子が淹れてあげたんだから当然だよね!」

千早「……お花見……今日来られて本当に良かった……」

紬「……父さま、母さま、うち、東京に出て来て良かった……」

P「……生まれて来て良かった……ありがとう……」


静香「……ねぇ、これ大丈夫?」

志保「変な薬とか入ってないわよね?」

桃子「そ、そんなわけないでしょ! 流石にこの反応は桃子も予想外だったけど……」

静香「……あ、でも本当に美味しい」

志保「お茶の味に詳しいわけではないけど……素直に美味しいわね」

桃子「そう? ……良かった」

静香「あれ、実は自信無かった?」

桃子「……桃子、教わったことはその通りにやるつもりだけど……そもそものお茶の味が、まだちゃんと分かってないから」

志保「へぇ……」


桃子「な、なに?」

静香「そういう所、認めるのね。分かってない、って」

桃子「……雪歩さんに、色々と教わったもん。味覚?っていうのは年齢で違うんだって」

静香「そうなの?」

志保「ええ。そうね……小さい子が野菜を嫌うのも、そういうことらしいわ」

静香「へぇ……桃子、よくそれで淹れられたわね」

桃子「やり方さえちゃんとすれば、再現できる。お茶は科学なんだって、雪歩さんは言ってたよ」

志保「なるほど。あの人が言うと説得力があるわね」

桃子「そ、それと……」

静香「? それと?」

桃子「……な、なんでもない! なんでもないから!」

静香「?」
志保「?」

桃子(一番大切なのは飲んでくれる人を思いやる気持ち……美味しかったってことは、うん、多分大丈夫!)





  ――――――――
  ――――――――




桃子「……すぅすぅ」

紬「……むにゃ」

千早「二人寄り添って……ふふ、姉妹みたいね」

静香「桃子さんの安眠は私が護ります! って。紬さんってば、釣られるみたいにすぐ寝ちゃうんですから。ふふっ」

志保「お弁当、頑張ってくれたみたいだから。結構大変なのよ?」

静香「そうね……。次こんな機会があったら、今度は私と志保の番ね」

志保「あら、私は別に構わないけど……」

静香「余裕そうね」

志保「実際、慣れてるから。……まぁ、流石にこの人数のお弁当は経験無いけど」

静香「私だって、たまに自分のお弁当作ったりしてるんだから」

志保「……静香、今の内から言っておくわ。うどんはお弁当にならないわよ」

静香「? 何を言ってるの? 軽くレンジで温めた冷凍の麺と、水筒にスープを入れていけば立派なお弁当でしょ? 焼きうどんは、ちょっと油を多めに入れる必要があるけど」

志保「そ、そう……」

千早「ふふ……それは、またこうして集まる時が楽しみね」

P「そうだな……。定期的にみんながこうして集まれるよう、俺も気を配らないとな」



千早「適度な休息は、たしかに大切ですから。アイドルにも……それから、プロデューサーにも……。そうですよね?」

P「……しまった。一本取られた」

千早「次の機会も、楽しみにしていいですよね?」

P「ああ。適度な休息を、取らせてもらうとするよ。――千早たちと、いっしょに」

以上です。
お付き合いいただきありがとうございました。
楽しんでいただけたのなら幸いです。

ミリオンの1st~5thライブまでの映像が配信されています! 詳しくは公式ブログから!
https://idolmaster.jp/blog/?p=82069

そして明日(5/31)からミリシタ内で、千早と静香の『アライブファクター』イベントです!
これをきっかけにミリシタを始めたり復帰したりしてみませんか?

丁度良いタイミングの過去作もよろしければ
静香千早「「アライブファクター」」 【ミリマス】
静香千早「「アライブファクター」」 【ミリマス】 - SSまとめ速報
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如月千早(16) Vo/Fa
http://i.imgur.com/34wexxn.png
http://i.imgur.com/tAYwhyv.png

最上静香(14) Vo/Fa
http://i.imgur.com/ZVcKlqo.jpg
http://i.imgur.com/xVYWyIw.png

北沢志保(14) Vi/Fa
http://i.imgur.com/ssZrQ6j.png
http://i.imgur.com/b9hqpu8.png

周防桃子(11) Vi/Fa
http://i.imgur.com/m102A1g.jpg
http://i.imgur.com/SPFb4Ck.png

白石紬(17) Fa
http://i.imgur.com/6M8RxhB.png
http://i.imgur.com/ZekW9X1.png

春香未来可奈育エミリーでも花見いったのか。今年はよく行くなぁ
http://i.imgur.com/NfeAaLN.png
http://i.imgur.com/skzEQ1x.png
アライブファクター明日からか....
http://i.imgur.com/bWwpYEo.jpg
http://www.youtube.com/watch?v=-v0xmhTutgI
乙です

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