※ 千早、静香、志保、桃子、紬がユニットを組んでいます
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志保「いいんじゃない?」
静香「……」
志保「……」
静香「……え、それだけ?」
志保「? だから、千早さんの誕生日を祝いたいんでしょ?」
静香「ええ」
志保「お祝いすればいいじゃない。わざわざ私に言うこともないと思うけど」
静香「……はぁ」
志保「なによ」
静香「それだから志保はとっつきにくいとか怖いとか無愛想とか言われるのよ」
志保「は?」
静香「こういう話題を振るのは、志保にも一緒に考えて欲しいからでしょう?」
志保「……はぁ。だったら、初めからそう言いなさいよ」
静香「……相変わらずめんどくさい子ね」
志保「…………あら、自己紹介?」
静香「は?」
志保「なに?」
コンコンコン ガシャ
桃子「おはよう、って、静香さん志保さんどうしたの?」
紬「おはようございます……ふふ、じっと見つめ合って、やはりお二人は仲がよろしいのですね」
静香志保「「はぁ!?」」
紬「ひぅ……ご、ごめんなさい」
桃子「ほらほら、二人とも、紬さんを脅かさないの。それに、紬さんも、いい加減慣れなきゃダメだよ?」
紬「が、頑張ります」
静香「だって志保が……」
桃子「……静香さん?」
静香「うっ……ごめんなさい」
志保「……くす」
静香「……(イラっ)」
桃子「もう! 志保さん?」
志保「……悪かったわ」
紬「すごい、桃子さん……」
桃子「ふふん。桃子、みんなの先輩だからね。千早さんがいない時は、桃子がみんなの面倒を見るんだよ!」
静香(かわいい)
志保(かわいい)
紬(すごい)
桃子「こほん。それで、二人とも、どうかしたの?」
静香「えーと、その、もうすぐ千早さんの誕生日じゃない? 私たちで何かお祝いしたいなって思ったの」
桃子「なるほどね。それで何でにらみ合いになるのかは分からないけど……いいと思う、桃子は賛成だよ。紬さんは?」
紬「はい。千早さんにはいつもお世話になっていますし、私もみなさんと一緒にお祝いできれば、と思います」
志保(……静香ったら、私の時も最初からそう言えばいいのに)
紬「? あの、志保さんは反対なのですか……?」
志保「……もちろん私も賛成です。……ただ、少し、理不尽なものを感じて」
紬「理不尽、ですか?」
志保「……いえ、言ってもしょうがないことなので、気にしないで下さい」
静香「うん。それじゃあ、お祝いするのは決定として……まずは、プレゼントを何にするか、よね?」
志保「そうね。そこを固めないと始まらないわ」
紬「プレゼント……どのような物を贈れば、千早さんに喜んで頂けるのでしょうか……?」
桃子「多分、千早さんは桃子たちが何をプレゼントしても喜んでくれると思うけど……」
静香「……確かに」
桃子「うーん、例えば静香さん、実は今桃子たちからサプライズでプレゼントがあるとして、何だったら嬉しい?」
静香「わ、私? えーと……そうね……大き目の麺台と麺棒、あ、あとそろそろちゃんとしたこね鉢が欲しいかなって…………えっ!? もしかして、私に内緒で!?」
志保「はぁ、そんなわけないでしょう。そもそもそんなの贈られて喜ぶのはあなたぐらいよ」
静香「そんなのとは何よ!? あれ、結構高いんだからね!?」
紬(静香さん、値段を知っているということは、買おうとしたことがあるということでしょうか……?)
志保「高い安いは置いても、例として特殊過ぎるわ」
静香「うぐ、じゃ、じゃあ志保だったら何が欲しいのよ」
志保「私? ……………………絵本、とか」
静香「……くす」
志保「な、何よ」
静香「別に? 子供っぽいとか思ってないわよ?」
志保「い、今は大人向けの絵本もあるんだから」
静香「へー」
志保「……(イラっ)」
桃子「はいはいはい、二人が仲良しなのは分かってるから、話を進めるよ」
静香志保「「仲良しじゃない!」」
紬(……相変わらず息がぴったりなのですね。……ちょっと、羨ましい)
桃子「……相変わらず息がぴったりなんだから」
紬(!?)
静香「う……」
志保「くっ……」
紬「あ、あの、桃子さんでしたら、どういった贈り物が……?」
桃子「桃子? うーん………………みんな、笑わない?」
紬「はい」
静香「ええ」
志保「よほど変なものでなければ、ね」
桃子「………………ぬいぐるみ。……その、前にみんなとお兄ちゃんから貰ったクマくんに、家族を作ってあげたいから……」
静香(かわいい)
志保(かわいい)
紬(……なるほど。覚えておきましょう)
桃子「……そ、それで、紬さんはどんなプレゼントがいいの?」
紬「わ、私ですか? そうですね……今、パッと思い浮かんだのは、水引細工でしょうか」
静香「水引細工……ですか?」
紬「あ、その、私が髪につけているこの飾りなのですが……それほど高いものでもありませんし、簡単なものでしたら手作りすることもできますので、もし頂けたのなら嬉しいかな、と……」
静香志保桃子「それです(だよ)!」
紬「ふぇ?」
――――――――
――――――――
千早「ふぅ。今日はこの辺りにしましょうか。みんな、お疲れ様」
静香「お疲れ様です!」
志保「ありがとうございました」
桃子「お疲れ様!」
紬「みなさん、今日もありがとうございました」
千早「……まだ時間も早いことだし、みんなが良かったら、またどこかに寄って行く?」
静香「は、はい! 是非……」
志保「(ちょっと! 静香、この後は……)」ヒソ
静香「(あっ……そ、そうよね)ご、ごめんなさい、千早さん。私、この後用事があって……」
志保「私も、弟のお迎えがありますので」
桃子「ごめんね、千早さん。桃子もちょっと行かなきゃいけないところがあるの」
紬「わ、私も……え、と、その、そ、そう! 家に帰って金魚のお世話を……」
静香志保桃子(……そ、それはちょっと無理が……)
千早「そ、そうなの。みんな用事があるのね、ごめんなさい。それじゃあ、今日はここで解散しましょう」
静香「すいません、せっかく千早さんが誘ってくれたのに……」
千早「ううん、気にしないで、静香。私も急だったから……」
静香「ま、また誘って下さい! その時は……」
志保「(ちょっと、静香。そんなこと言ったら、私たちだけで集まり辛くなるでしょ)」ヒソ
静香「(だ、だって、千早さん、寂しそうで……)」ヒソ
桃子「(もう、二人とも、早く行くよ)」ヒソ
紬(き、金魚は少し無理があったでしょうか……?)ドキドキ
千早「……」
桃子「それじゃ、千早さん、また明日ね」
千早「え、ええ」
志保「お先に失礼します」
紬「明日もよろしくお願いします」
静香「お、お疲れ様でした!」
千早「……」
千早「…………」
千早「………………私も、帰りましょう」
静香「ご、ごめんなさい、学校の友達と約束が……」
志保「すいません、弟の勉強を見てあげる日なので」
桃子「ごめんね、千早さん。桃子、家の事情でしばらく早く帰らなきゃいけなくなっちゃって」
紬「私も……そ、その、実家の関係で……」
千早「……」
千早(……これで何回目、かな)
千早(……避けられてる、のかしら……)
千早(……私、みんなに何かしちゃったのかな……)
千早(……ううん、たまたまみんな忙しい時期なのよ)
千早(……マイナス思考は駄目。前向きに、前向きに。そう学んだじゃない。テレビでもつけて、何か面白い番組でも)
千早(……)
千早(……)
千早「………………さみしい」
千早(……あ、食べる物が無い)
千早(……気分じゃないけど、何か買って来なきゃ)
千早(春香にまた怒られちゃう……なんて、ふふ)
千早(ついでに、ちょっと散歩でもしましょう)
千早(ふぅ、やっぱり部屋にこもってると駄目ね。考えなくていいことばかり考えちゃう)
千早(ちょっと遠出してみたけど、いい気分転換になったかしら)
千早(帰って、ご飯を食べて、お風呂に入って、今日は早く寝ちゃ……)
千早(……え?)
静香「ふぅ、ギリギリ間に合ったわね」
志保「誰かさんが変なデザイン、アレンジばかり考えるからでしょう」
静香「? 誰のこと? みんな普通だったと思うけど」
志保「……はぁ。あなたに言っても無駄だったわね。ま、いいわ。最終的には満足のいくものができたから」
桃子「ふふ。紬さん、色々教えてくれてありがと」
静香「ありがとうございました。まさか紬さんにこんな特技があったなんて」
志保「誰かさんにも根気強く付き合ってくれましたし、本当に感謝しています」
紬「ふぇ!? い、いえ、うちも、みんなの役に立てたんなら……あ、その、みなさんのお役に立てたのなら、嬉しいです」
桃子「もう、紬さん、無理に方言なおさなくていいって言ってるのに」
紬「だ、だって、恥ずかしいですし……」
千早(……え?)
千早(……だって、みんな、今日も予定があるって……)
千早(……)
千早(……みんな、楽しそう)
千早(……)
千早(……私が、いないから?)
千早(……)
千早(……)
千早(……)
千早(……帰ろう)
千早(……やっぱり、私には、リーダーなんて……)
――――――――
――――――――
千早「……おはようございます」
P「おはよう、千早。たんじょ……って、おい、大丈夫か千早? 顔色悪いぞ」
千早「……いえ。その、プロデューサー、少しお話が」
P「……とりあえず、ソファーに。今温かいもの持ってくるから」
千早「……ありがとうございます」
P「うん、熱は……無いみたいだな」
千早「すいません。体調は問題ありませんので」
P「それは良かった、けど。……それで、話って、改まってどうしたんだ?」
千早「……ユニットのリーダーを、辞めたいと思っています」
P「……は?」
千早「……」
P「いや、ちょっと待ってくれ。いきなりどうした? 今まで問題も無く……はないけど、みんなとすごく楽しそうにやってただろう?」
千早「……楽しかったのは、私だけだったんです。みんな、本当は私のことなんて……」
P「そんなわけないだろ。静香も、志保も、桃子も、紬も、千早のことを本当に慕って、今日だって……」
千早「違うんです! みんな、プロデューサーの言葉だから、無理して私に付き合ってくれていただけで!」
P「(普段なら、説教ものの言い草だけど。ちょっと様子が変か)……なぁ、千早」
千早「……はい」
P「何か、あったか?」
千早「……っ」ビク
P「今の千早がそんなことを言い出すなんて、よっぽどのことだと思う。聞かせてくれないか?」
千早「……」
P「『誰かに話すことで楽になることもあるから』だっけ? よく、千早はそうやって静香たちの話を聞いてやってるだろう?」
千早「……」
P「それとも、俺なんかじゃ頼りにならないかな?」
千早「……」フルフル
P「ゆっくりでいい。話したいことがあったら、聞かせてくれ」
千早「……プロデューサー。わ、私――――」
P「――なるほど、な」
P(ああ、もう! 静香たち、もっと上手くやってくれよ! 当日になっても気付かない千早も千早だけど! よりにもよってこんな所でメンドクサイフェアリーしなくてもいいだろうに……)
P(……いや、でも俺にも責任はある、か。千早が最近少し元気が無かったのには気づいていたのに、きっと大丈夫だろうと何もしなかった)
千早「……プロデューサー、私、どうしたらいいのでしょうか?」
P「あー、と、なぁ、千早、ケータイはどうした?」
千早「携帯電話……ですか? いつも通り鞄の中に……あ、充電を忘れていたみたい……反応しませんね……」
P(たまたま外出したら四人を見かける。他の子からのメールを見られず、誕生日の自覚無し。ふぅ、悪い方に重なるな……)
千早「その、携帯電話がどうかしたのでしょうか?」
P「……千早、今日、何の日か分かるか?」
千早「? いえ、特別なお仕事は入っていなかったと思いますが……」
pipi
P「あ、悪い。メールかな?」
千早「いえ。どうぞ、確認してください」
P「すまん」
From : 最上静香
プロデューサー、まだですか?
P(ちくしょう、誰のせいだと思って……)
千早「プロデューサー? あの、私の方は、話を聞いてもらって大分楽になりましたので。お仕事でしたら、気になさらず……」
P「……千早」
千早「はい」
P「ちょっと、ついて来てくれるか?」
千早「え? は、はい」
千早「……会議室、ですか? 何かお仕事の話でも?」
P「開けてみれば、分かるよ」
千早「? 分かりました」
コンコンコン ガシャ
静香志保桃子紬「「「「千早さん!」」」」
静香志保桃子紬「「「「お誕生日、おめでとう(ございます)!!」」」」
パーン パーン パーン パーン
千早「……えっ?」
P「おめでとう、千早」
パーン
千早「え? ……あ、今日……」
P「2月の25日、だな」
千早「私の……誕生、日?」
桃子「……ねぇ、もしかして千早さん、自分の誕生日に気づいてなかったの?」
千早「……」
志保「流石にそれは自分に無頓着過ぎるのでは……」
P「はぁ。いや、あのな、それ半分ぐらいお前らのせいだからな?」
紬「? 私たちのせいとは、どういうことでしょうか……?」
P「お前たち、サプライズしかけようとして、最近、千早のこと避けがちだっただろ?」
静香「そ、それは……」
P「相当気にしてたみたいだぞ、自分の誕生日なんて気にならないぐらい。なぁ、ちは……千早?」
千早「……」ポロポロ
静香「あ……」
志保「嘘……」
桃子「え……」
紬「千早……さん?」
千早「……っ、ご、ごめんな、さい……ぐす……わ、わた、私っ……みんなに、きら、きらわれ……みんな……いっしょ、ひくっ、いっしょに……い、いられない、って……」ポロポロ
静香「ち、千早さん……」
志保「そんな……」
桃子「あ、う……」
紬「……」
紬「……」
紬「……千早さん」
ギュッ
千早「……っ!」
静香志保桃子「!」
紬「……ごめんなさい。私たちが、不安にさせてしまったのですね」
千早「ちが、わ、わたし、が……かってに……」
紬「……ぐす。ごめんなぁ、うち、千早さん、先輩で、すごいアイドルで、うちとはちごう、強い人や思うとって」ポロ
千早「……そんな、こと……」
紬「ほーやね。……ぐしゅ。うちより年下の、女の子やんね……」ナデ゙
千早「……っ! ……ひくっ……うぅ……」
千早「……」
千早「……」
千早「……」
千早「……あ、あの……ありがとうございます。もう、大丈夫です」
紬「……はい」
静香「ち、千早さん!」
千早「……静香?」
静香「すいませんでした! 私たち、千早さんを驚かそうって……」
志保「すいません。私たち、浮かれていたみたいで。寂しそうにしていたのには気づいていたのに、千早さんなら大丈夫だからって、勝手に……」
桃子「ごめんね、千早さん。……桃子たち、間違えちゃったよね」
千早「いえ。私の方こそ、少し考えれば、誕生日のことに思い当たるはずなのに。……その、我ながら鈍いというか。みんなに、迷惑をかけたわ」
静香「そんな! 千早さんは悪くありません! 私たちのやり方が……」
志保「そうです。今回の件については、私たちが全面的に……」
P「はいはい、ストップストップ。どっちが悪いとか、そういうのはもういいだろ?」
静香「でも……」
P「(渡すもの、あるんじゃないのか?)」ヒソ
静香「っ! ……あ、あのっ、千早さん」
千早「うん?」
静香「……その、私たち、千早さんのお誕生日を、お祝いしたくて、それで、みんなで用意したものがあるんです。……お願いします、紬さん」
紬「はい。……千早さん、改めて、お誕生日、おめでとうございます。こちらを受け取っていただけますか……?」
千早「ええ、もちろん。ありがとう。……この木箱の中に?」
静香「はい。良かったら、開けてみてください」
千早「いいの? それじゃあ――」
千早「――あ、これはいつも紬さんが付けている……」
志保「水引細工、というそうで。自分たちで作ることも出来ると聞いて、どうせなら、と」
桃子「みんなでね、お揃いの髪飾りを作ろうって! ほら、見て? 桃子も今付けてるんだよ?」
千早「え? じゃあ、これを、みんなで?」
紬「はい。みなさん、真剣に取り組んでいて、短時間で驚くほど上達されました」
千早「すごい……すごいわ。お店に並んでいる商品だって言われても分からないぐらい……」
桃子「ふふん! 桃子、何だって出来ちゃうからね!」
志保「……実際、デザインのセンスは桃子が一番だったわね」
静香「ええ。私も自信あったけど、桃子には少し負けるかもしれないわ」
志保「……そ、そう?」
静香「?」
志保「……いえ、本人がそう言うなら、そうなのでしょう」
静香「含む言い方ね」
紬「その、静香さんも志保さんも、すごい集中力で、作業もとても丁寧でした」
静香「そ、そうですか?」
志保「ま、まぁ、あのくらいは……」
桃子「紬さんも、教えるの上手だったよ。ありがと」
紬「そ、そうでしょうか? みなさんのお役に立てたのなら……」
千早「ふふ、ありがとうみんな。私のために、頑張ってくれたのね。……それなのに、私ったら……」
桃子「はいはい、もうそれは言いっこ無し。千早さん、良かったら、桃子が付けてあげるよ?」
千早「ありがとう。お願いしてもいいかしら?」
桃子「うん。よいしょ、と。うーん、このあたりかな?」
紬(いつも思うのですが、桃子さんのあの踏み台はどこから取り出しているのでしょうか……?)
静香「せっかくだから、志保、私たちも付けてみましょうか」
志保「……そうね。少し、恥ずかしいけど」
静香「……(ここで素直に付ける辺り、志保も少しは変わったのかしら)」
志保「なに?」
静香「ふふ、何でもないわ」
志保「? 気持ち悪いわね」
静香「はいはい」
桃子「はい、鏡持って。どう? 千早さん」
千早「……綺麗な髪飾り……普段、こういうのを付け慣れないからかしら。何だか、私じゃないみたい……」
紬「よくお似合いですよ」
千早「そ、そうかしら? 静香と志保も、その、とても似合っていると思うわ」
静香「本当ですかっ?」
志保「……やっぱりちょっと、恥ずかしいですけど」
桃子「でも、こうやってみんなでお揃いの付けてると、すごくユニットって感じ!」
紬「ええ。一体感、というのでしょうか。みなさんと一緒にいる、と」
静香「仲間の存在を感じられて、何だか心強いです」
志保「……まぁ、否定はしないわ」
千早「……みんな、本当にありがとう。……その、みんなとの繋がりが感じられて、とても嬉しい」
静香「千早さん……」
千早「私、勝手に勘違いして、落ち込んで、今日はみんなの前で泣いてしまうし、すごく情けないって思う……」
千早「こんな、頼りないリーダーだけれど……ねぇ、みんな。……これからも、一緒にいてくれるかしら?」
静香「もちろんです!」
志保「当然です」
桃子「当たり前だよ!」
紬「言うまでもないことです」
千早「……ふふ、良かった。本当に、良かった……」
P(すれ違いはあったけど、収まる所に収まった、か)
P(結果的にユニットの絆が深まった。とはいえ、過程を考えると一概に良しとは言いにくいのも、ま、こいつららしいといえば、らしいのかもな)
P「…………メンドクサイフェアリー、一歩前進、と」
P「良かったな。おめでとう、千早」
了
おまけ
静香志保桃子紬「……っ」ピク
静香「……プロデューサー?」
志保「……プロデューサーさん?」
桃子「……お兄ちゃん?」
紬「……プロデューサー?」
P「ん?」
静香「また、言いましたね?」
志保「その呼び方はやめて下さいと、以前もお話をしたはずですが」
桃子「桃子、めんどくさくなんてないもん」
紬「……本当に、空気の読めない、無神経な方だと感心します」
P「うわ、聞こえてた……ち、千早、助けてくれ……」
千早「ふふ。頑張ってくださいね?」
P「え、ちょ、」
静香「プロデューサー!」
志保「プロデューサーさん!」
桃子「お兄ちゃん!」
紬「プロデューサー!」
P「ごめん、ごめんって。悪気は……ち、千早、ヘルプ! 笑ってないで、頼む、千早ー」
千早「駄目ですよ。くすくす。だって今の私は――みんなの、仲間ですから」
了!
お付き合いいただき、ありがとうございました。
楽しんでいただけたのなら、幸いです。
また近々お会いできれば、と思います。
千早誕生日おめでとう!
メンドクサイフェアリー結成編
【ミリマス】千早「メンドクサイフェアリー?」 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1508416446/)
千早以外もだいぶ丸くなってきたな、次の話がさらに楽しみ
乙です
>>2
最上静香(14) Vo/Fa
http://i.imgur.com/elElgN9.jpg
http://i.imgur.com/G0J4G8h.jpg
北沢志保(14) Vi/Fa
http://i.imgur.com/54t92Xc.jpg
http://i.imgur.com/TlZ28eO.jpg
>>3
白石紬(17) Fa
http://i.imgur.com/sSlSPLD.jpg
http://i.imgur.com/sBA848r.jpg
周防桃子(11) Vi/Fa
http://i.imgur.com/SYBoVEv.jpg
http://i.imgur.com/Un5Vk2X.jpg
>>9
如月千早(16) Vo/Fa
http://i.imgur.com/vE65YYF.jpg
http://i.imgur.com/dSODedf.jpg
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