百瀬莉緒「枕になってよプロデューサーくん!」 (38)


いやらしいシーンはないですがいやらしいことをする関係になったP莉緒のSSです。

前に書いたの。

百瀬莉緒「1日遅れの『I LOVE YOU』」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1581778323


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1592017208


1夜目


莉緒「ねえねえ、プロデューサーくん〜! いいでしょ〜?」

P「だから嫌だって言ってるだろ」

莉緒「私、いつも使ってる枕じゃないと眠れないのよ〜…」

P「何言ってるんだよ、酔っ払ったら床でグーグー寝てるくせに」

莉緒「それは酔っ払ってるからよ! シラフだと眠れないの! 泊まりのロケの時も持っていってるんだから。…そんなに寝て欲しいなら私の部屋から枕取ってきてよ!」

P「ワガママ言うなよ…」


莉緒「それがイヤなら黙って枕になる! ほらほら〜」

P「……はぁ、しょうがないな。わかったよ」

莉緒「!」

P「ほら、おいで」

莉緒「ふふっ♪ そ・れ・じゃ……おとなり、失礼しちゃいまーす♪」



ゴロン


莉緒「ん〜これこれ! やっぱりプロデューサーくんの腕枕は最高よね〜!」スリスリ

P「くすぐったいからあんま動くなって。…莉緒が寝たらどかすから早く寝ろよ?」

莉緒「そんなに私の寝顔が見たいの?」

P「……まあ、それもなくはないけど」

莉緒「ふ〜ん?」

P「うるさいなあ!」ワシャワシャ

莉緒「あっ! 髪乱れちゃうじゃない!」


P「どうせ明日の朝シャワー浴びるんだからいいだろ」

莉緒「もう……プロデューサーくんったら、照れ屋さんなんだから」

P「…どうしてそうなる?」

莉緒「こーんな近くにお姉さんの顔があって、普通にしてるとドキドキしてるんでしよ〜? お見通しなんだから♪」

P「…お前俺よりひとつ年下だろ?」

莉緒「プロデューサーくんは子どもっぽいんだから私の方がオトナよ」

P「莉緒だって子どもっぽいだろ」


莉緒「……ドキドキしてるのは、否定しないの?」

P「……」

莉緒「……ねえ?」

P「……莉緒には、いつもドキドキしてるよ」

莉緒「! ……ね、プロデューサーくん」

P「…なんだ?」

莉緒「耳、かして?」

P「…ん」


莉緒「……私もよ」コソッ

P「っ!」ゾクッ

莉緒「……ふふっ♪」

P「まったく……ほら、寝るぞ」

莉緒「うん。……プロデューサーくん?」

P「なんだ?」

莉緒「….「おやすみなさい」の……ね?」

P「ああ、そういうこと。……おやすみ、莉緒」

莉緒「ん…」



…………………………


莉緒「ーくん。プロデューサーくん。起きてる……?」

莉緒「…………」

莉緒「……寝ちゃった、か」

莉緒「……」

莉緒「…ありがとね。私を帰さないで一緒にいてくれたの、私がお仕事のことで悩んでたのに気づいてくれたからよね…?」

莉緒「結局、ふたりとも一滴もお酒飲んでないのにいっぱい愚痴聞いてもらっちゃったし、アドバイスもたくさんしてくれて…」

莉緒「…何が「今日は俺がメシ作ってやるから酒は飲まずにしっかり味わえ」よ。はじめから「酒に逃げずに目の前の壁と向き合って欲しいんだ」って言ってくれればいいのに」

莉緒「そういう素直じゃないところ、このみ姉さんから聞いて知ってるのよ? ……変なところでわかりづらくて不器用なんだから。こいつめ」コツン


P「んぁ」

莉緒「ウフフ……でも」

莉緒「そういうところも、私、大好き」

莉緒「ゴツゴツしたこの腕も、優しいのに眉間にしわ寄せてばっかりなこの顔も、キミの匂いも、ぜんぶ全部、大好きよ…」

莉緒「……」

莉緒「…見ててね、プロデューサーくん。明日のお仕事は絶対成功させて見せるから。キミの信頼に応えてみせるから。絶対。そうしたら…」

莉緒「ー明日はふたりで美味しいお酒、飲みましょうね♪」



莉緒「……チュッ♪」


2夜目


莉緒「ーそ・れ・じゃ……かんぱーい♪」カチン

P「はいはい、乾杯」

莉緒「もー、何よ。ノリが悪い男の子はモテないわよ?」

P「そろそろ飲み過ぎじゃないか? 今日は酔っ払って自分の部屋に帰れなくなるぞ」

莉緒「そうしたらまたプロデューサーくんの部屋に泊めてくれるでしょ?」

P「….まあ、いいけど。枕は自分の取ってこいよ? 今日1日腕が痺れてたんだから」

莉緒「ふふ、ごめんなさい♪ でもおかげで私はぐっすり眠れたわ」

P「それならよかった。……今日の莉緒さ」


莉緒「!…うん」

P「本当に素敵だったよ。莉緒はいつもファンの為に頑張りたい、元気にしたいって思ってて、まあ、それが空回るときもあるけどさ」

莉緒「む」

P「でも、そんなところも含めて莉緒は素敵だよ。誰かの為に一生懸命な莉緒の姿、本当に、ドキドキする」

莉緒「…それはプロデューサーとして? それとも…ひとりの男の子として?」

P「…さあ、どっちだろうな」

莉緒「……」

P「……」


莉緒「ん〜もうっ! プロデューサーくんはそういうところで〜! …えい!」ゴロン

P「うわっ、なんだよ」

莉緒「プロデューサーくんが「男としてドキドキした」って言ってくれるまでプロデューサーくんの膝からどかないんだから! 私の枕になってもらいまーす♪」

P「腕枕の次は膝枕か…。膝枕ならするんじゃなくてして欲しいんだけどな…」

莉緒「して欲しいなら答えて?」プニプニ

P「ほっぺたつっつくな。お返しにおっぱい触っちゃうぞ」フニフニ

莉緒「触ってから許可取らないで!?」


P「……」

莉緒「……」

P「…ふっ」

莉緒「…くすっ」

P「あー、もう。ドキドキしたよ。ひとりの男としても」

莉緒「ふふっ、知ってる♪ プロデューサーくんは私にメロメロだもんねー?」

P「莉緒もだろ?」

莉緒「ウフフ♪ だーいすき!」スリスリ

P「うわっ、あんまり動くなって。くすぐったいだろ」

莉緒「プロデューサーくんに私の香りマーキングしちゃうっ」


P「犬かお前は!」コチョコチョ

莉緒「きゃっ! あははっ! やったわね!」コチョコチョ

P「ちょ、り、莉緒、そこはやめろって…!」

莉緒「プロデューサーくんも、今また胸触ったでしょ! お返しにお腹をー…あっ」

P「あー……バレたか」

莉緒「……元気に、なっちゃったの?」

P「…………そのようです」

莉緒「…も、もう〜! プロデューサーくんのエッチ!」

P「し、仕方ないだろ!? …………ダメか?」


莉緒「い……いいけど」

P「う、うん。それじゃあ……あ、あれ? ゴムがない…」

莉緒「……あ。この前私の部屋でした時に置いてったのかも」

P「本当か? 別にコンビニ行ってもいいけど」

莉緒「…わ、私が我慢できないの! ちょっと待ってて、今取ってくるから!」

P「あ、莉緒ー」



バタン!


P「枕……」

P「……明日も腕が痺れそうだ」

P「……」

P「…汗くさいかな、俺」

P「シャワー浴びて…いや、そんな時間ないか」

P「……せめてウェットティッシュで拭いておくか」ヌギヌギ



バタン!


莉緒「お待たせ! あっ!もうやる気マンマンね?」

P「うわ、早っ!」


3夜目


莉緒「ー枕になるわよプロデューサーくん!」

P「…急にどうした?」

莉緒「おとといからプロデューサーくん、私の枕になってくれたでしょ? だから今日は私が枕になってあげる! 泊まっていくでしょ?」

P「いや、自分の部屋で寝るつもりだけど…」

莉緒「え〜!? いいじゃない、泊まっていってよプロデューサーくん!」

P「昨日夜遅かったしさ。明日はお互い朝早いだろ?」

莉緒「だから一緒に寝ればいいんじゃない! 早く起きた方が相手を起こせば遅刻の心配もないでしょ? それにほら、私の枕を味わっていってよ」


P「膝枕は今度でいいよ」

莉緒「違うわよ! もー……えいっ!」



ムニュ


P「もがっ! り、莉緒…?」

莉緒「ウフフ。「男の子は疲れた時に胸に顔を埋めると疲れが癒される」って雑誌で読んだの」

P「どんな雑誌だ…」

莉緒「で、私は自分の枕で寝れば…私もぐっすり、プロデューサーくんも私の胸で寝れてぐっすり。完璧じゃない!」

P「あのなあ…」



ムニュムニュ



ムニュムニュ


P(………)

P「……なあ、莉緒」

莉緒「ダーメ♪」

P「え!? な、何がだ?」

莉緒「今、唾飲み込んでたでしょ〜? でも、今日はダーメ。昨日あんなにしたでしょ?」

P「な、生殺しだ…」

莉緒「プロデューサーくんのエッチ〜♪」

P「莉緒の胸に顔を埋めるなんてシチュで興奮しないなんて男じゃないだろ!」

莉緒「ふふ、気持ちはわかるけど、今日はダーメ。……ほら、目をつぶって?」

P「ん……」


莉緒「深呼吸してみて? 頭も撫でてあげる…」ナデナデ

P「すぅー……」

莉緒「吐いてー…」

P「……はぁー……」

莉緒「…落ち着いてきた?」

P「うん……」

莉緒「ふふ、よかった。それじゃあほら、私の胸の柔らかさと、私の匂いに集中して…?」

P「ん……」

P(莉緒の匂い……優しくて、少し甘くて……落ち着くな…)

P「……莉緒」

莉緒「……なあに?」


P「好きだよ……」

莉緒「…うん。私も…」ナデナデ

P「りお……」

莉緒「プロデューサーくん……」

P「…………」

莉緒「…………寝ちゃった?」

P「…………すぅ」

莉緒「……ふふっ、今日も可愛い寝顔…」

莉緒「……おやすみなさい、プロデューサーくん♪」



莉緒「……チュッ♪」



翌朝 その1


このみ「プロデューサー」

P「え? あ、このみさん。おはようございます」

このみ「おはよう。なんだか今日は顔色いいわね?」

P「あー、そうですか?」

このみ「ええ。最近プロデューサー忙しかったでしょ? あんまり眠れてないのかなって心配だったのよ」

P「そうですね…確かに。昨日はいつもよりぐっすり眠れた気がします」

このみ「へえ、何かいいことでもあったの?」

P「いいこと……まあ、そうですね」



P「ー何というか、いつもよりもいい枕を使ったんですよ」


翌朝 その2


莉緒「プロデューサーくーん♪」

P「んー?」

莉緒「ねえねえ、今日はプロデューサーくんが枕になってくれない?」

P「またか? なんだか俺の方が多くないか?」

莉緒「いいじゃない! その代わり明日の夜はお礼に……ね?」

P「……しょうがないな」

莉緒「ウフフ♪」

P「…あ、あとさ莉緒。今さらだけど」

莉緒「なあに?」

P「今でも同じマンションの隣同士なんだし、いい加減同棲しないか?」

莉緒「それは私も思ってたわ」


大体Pドルのカップルってとっくに一線超えてると思うんですけどP莉緒は「いやらしいことしてる」ってわざわざ言いたくなる。

それでは、またの機会に。

同棲か....すっぱ抜かれないことを祈る
乙です

>>2
百瀬莉緒(23) Da/Fa
http://i.imgur.com/fN2dY7Z.png
http://i.imgur.com/Bs3RzIe.png
http://i.imgur.com/t6YXbhI.png

>>33
馬場このみ(24) Da/An
http://i.imgur.com/HmmzrMC.png
http://i.imgur.com/ygMCoCb.png

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