勇者Lv.1「回復は任せたぞ」僧侶「はい!勇者様!」 (8)

勇者Lv.1『いてて…この程度のモンスターに苦戦するようじゃ……』

僧侶「勇者様!お怪我はありませんか!?」

勇者『手当てを……』

僧侶「お任せください!ホイミ!」

勇者『悪い、助かったよ…』

僧侶「いえいえ、お役に立てて嬉しいです」

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勇者Lv.30『ふぅ、さすがに戦闘にも慣れてきたか…』

僧侶「勇者様、腕から血が……」

勇者『ああ、これくらい自分で回復するから問題ないよ。ベホイミ!』

僧侶「……」

勇者『いかん、モンスターだ!このモンスターの攻撃は手強い!僧侶は下がっててくれ!』

僧侶「は、はい…!」

勇者Lv.50『僧侶!危ない!!』

僧侶「ゆ、勇者様っ!?」

勇者『ぐわあああああああ』

僧侶「ご、ごめんなさい……私をかばって……すぐに回復を……!」

勇者『ベホマ!よし…俺なら大丈夫だ、僧侶は回復の要だから温存を頼む』

僧侶「……はい、ごめんなさい…」

勇者Lv.80『やっと魔王を倒したけど……相討ちで身体が動かない……』

僧侶「勇者様、やりましたね…!」

勇者『ああ、でも力を使い切ったみたいで…もう回復の呪文も……』

僧侶「勇者様に頼ってもらえるの、久しぶりな気がします」

勇者『……悪い、手当てを頼む』

僧侶「旅が終わってもお傍にいますから、いつでも言って下さいね」

おわり

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