【モバマス】いちごが好きな二人が好きなもの (16)

ありす「……」プクー

雪美「P……はい、あーん……」

モバP(以下P)「あのなぁ……」

雪美「あーん……」

千枝「ゆ、雪美ちゃん……今日はありすちゃんの誕生日だから」オロオロ

ありす「……ふーんだ」

P「あ、ありす……」

ありす「橘です!……小さい子が好きな人は声をかけないでください!」

P「がーん……」

雪美「ふふっ……邪魔する人はいなくなったから……はい、あーん」



由愛「あ、あ、あわ……」オロオロ

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今回は、ありすの誕生日のお話です

―少し前

P「今日の営業は終わりっと……」

P「そういえば、ありすの誕生日だったな」

P「ケーキでも見に行くか……」



―ケーキ屋

P(といって、ホールケーキは止めた方がいいし……)

P(おや……ダブルいちごのショートケーキか)

P(ほかのみんなは普通のでいって、ありすのは誕生日ってことでコレにするか)

P「すみませーん!」

ガチャ

P「ただいまー」

P「って、まだあいつらは来てないか」

P「冷蔵庫に入れてっと……」

ピリリリ

P「お……もしもし」

ガチャ

雪美「おはよう……」

千枝「おはようございます!」

ありす「おはようございます」

由愛「おはよう……ございます……あれ?プロデューサーさんは?」

ちひろ「みんな、おはようございます。Pさんは今電話中なので静かにしてあげてね」

四人『はーい』

ちひろ「あ、おやつが冷蔵庫にあるから、開けて見ていいからね」

千枝「わぁ……なんでしょうか」

由愛「冷蔵庫だからプリンかゼリーかな?」

ありす「今日は暑いですから、生クリームの類も冷蔵庫に入れないといけませんから」

雪美「……♪」トコトコ

千枝「あ、雪美ちゃん。待って」

カチャ

ありす「これはケーキでしょうか……?」

雪美「いちご……?」

由愛「とりあえず出してみようか……」

千枝「千枝は飲物のカップを用意しますね」



パカッ

由愛「わぁ……おいしそう」

ありす「あれ?一つだけ、違うのですね」

雪美「いちご……いっぱい入ってる……」

千枝「あれ?でも、プロデューサーさんが一つだけ、みんなと別のなんか買ってきたことなかったはずですが……」

ありす「もしかして……」パァァ

ありす(私が今日、誕生日だからでしょうか?)

ありす(でも違ったらいけませんし……)

千枝「そういえば、今日ってありすちゃんの誕生日だったよね」

雪美「おめでとう……」パチパチ

由愛「おめでとう、ありすちゃん……」パチパチ

ありす「あ、ありがとう……ございます///」

雪美「ありす……照れてる……?」

由愛「じゃ、じゃあ、これはありすちゃんのかな?」

千枝「きっとそうですよ」

雪美「うん……ありす。食べて……」

ありす「えへへ……はい、ありがとうございます」

パクパク

ありす「~!~!」バリバリ

千枝「ありすちゃんの、よっぽどおいしいんだね」メリメリ

雪美「うらやましい……でも我慢……」ビリビリ

由愛(ところで、何でケーキを食べる音が……)

バタン

P「お、みんな来たか」

ありす「あ、プロデューサーさん……これ、いただいてます!」

P「あぁ、よかった。一つだけ別のだから戸惑っただろう」

千枝「少し迷いましたが……プロデューサーさんですから」

雪美「また……機会があったら……」

P「うん。雪美の誕生日にも買ってきてあげるよ」ナデナデ

雪美「ん……」モフモフ

由愛(いいなぁ……)

P「ま、こんなに喜んでもらえて、俺としても嬉しいからな」

ありす「……プロデューサーが作ったわけでもないのですから、言葉の一つずつに踊らされないでください」

P「うわ……辛辣。でも割と正論」

ありす「……まぁ、貰って小躍りしたくなるぐらい嬉しい人がここにいますから」ボソッ

千枝(ありすちゃん……)

由愛(耳まで真っ赤……)



雪美「…………」

雪美「なら……」

カチャカチャ

ありす「え……」



雪美「Pには……」スッ



雪美「……私が食べさせてあげるから……」

P「ゆ、雪美……?」

雪美「あーん……」ンー



ありす「……」

ありす「むぅ……」ブゥ

―冒頭から戻って

ありす(……)

ありす(……何ですか、人がせっかく褒めようとしたら……)

ありす(……その……佐城さんにデレデレして……)

ありす「……」ムスー



雪美「……ありすは誕生日だから大人だけど……私はまだ子供だから……」

雪美「絶対特権主張できる……」

P「それはパッションの歌!」

千枝(え……ち、千枝も歌いました……)

由愛(それより、雪美ちゃんが子供って強調してたけど……それってもしかして……)

由愛「あ、ありすちゃん……?」

ありす「……何ですか?」ムスー

由愛「」ビクッ

由愛「あ、あのね……」

由愛「誕生日ぐらい……わがままって言えると思うの……」

ありす「っ!」

ありす「で、ですが……」



雪美「はい、あーん……」グリグリ

P「待って待って!今、食べるから……」

雪美「……」チラチラ



ありす「……っ」

ありす「……」スッ





ありす「ぷ、プロデューサーさん!」

P「お、おう……すまんが雪美、少し離れて……」

ありす「いいですよ。そのままで……」

サクッ

千枝(ケーキの端切れを……)

ヌチャ

P「うわっ?!」

由愛(プロデューサーさんにつけた?!)

ありす「プロデューサーさん、クリームがほっぺたについてますよ」

P「おいおい……今、ありすが……」



ありす「ですから……」

チュッ

ありす「今……取りました……」

ありす「……あ、甘い……です……ね」

P「」

千枝、由愛(いったぁぁぁぁ!)

雪美「……」ムゥ

ありす「まだです……」

ありす「いちごも……」チュッ

P「へ?」

ありす「はい、あーん///」

カプッ

P「ぇぇぇぇぇぇぇ?!」



雪美(……煽り過ぎた……?)

雪美(このままじゃ……Pが……)



ありす「……」チラッ

雪美「……っ?」

ありす「……」コクリ

雪美(……)

雪美(…………)

雪美(……よし……)

雪美「P……私も……」カプッ

P「ストップストップ!社会的に生きられなくなるっ!」

雪美「ダメ……ありすばかり……」スッ



千秋「おはようございま……」



雪美「」チュッ

P「」

千秋「」



千枝「はわわっ……」

由愛「ち、千秋さんが……」



千秋「」

パタリコ

P「ちあきぃぃぃぃぃ!?」

―千秋は目を覚ましました

千秋「そういうことだったのね……びっくりしたわ」

雪美「ごめん……なさい……」

ありす「わ、私も……」

雪美「ありすは悪くない……我慢できない私が悪い……」

雪美「心……繋がってるのに……信じられなかったから……」

由愛「雪美ちゃん……」

千秋「なら、今私が持って来た、プチケーキを食べて仲直りね」スッ

P「もしかして……お前もか?」

千秋「あら。ちゃんと仲間にしてライバルの誕生日ぐらいは覚えているわ」

ありす「あ、ありがとうございます……」

千枝(今……ライバルって……)

由愛(もしかして……千秋さん……)



P「とりあえず、取り分けるよ」

千秋「手伝うわ」ピトッ

千枝(うわ……ぷ、プロデューサーさんの隣へ……)

由愛(自然に……入っていきました……)



千枝、由愛(これが本当の大人のやり方ですか……)



千秋(フフッ)

ありす「むぅ……」



おしまい

というわけで、ありすおめ

今回、三点リーダーを使い過ぎたかな?とりま、作者はロリコンではありません

全く関係ないけど、最近のお気に入り画像(無断転載)
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