【モバマス】ショートサーキット (15)

ナデナデ

雪美「…暑い……」ギュッ

モバP(以下P)「うん、もう七月だからな……だから…」

雪美「…夏は……暑い……」ギュッ

ナデナデ

P「んー、今年は海やプールの仕事は激減だからなぁ」

雪美「……Pは…」

P「ん?」

雪美「私の……水着……見たい?」

P「んー、即答できずに返答に困るような質問だな」

雪美「なら…………おーるぬーど……?」テレテレ

P「まてまて」

雪美「そして…………わ、私に……毎日ろぐいんぼーなすして……できちゃった結婚?」

P「なんでみんなして、そうちょくちょくと俺を豚箱へ放り込みたがる台詞を吐くかなぁ」



ありす「……エアコンの前で何をやっているんですか?」

千枝「プロデューサーさんの膝の上で休んでいた雪美ちゃんを、暑いからって……」

由愛(雪美ちゃん……いいなぁ……)

ありす「しかし、いくら雪美さんでも…この暑さでPさんの膝の上に乗るのでしょうか……」

千枝「それが……」

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いつものCool属性年少組シリーズです

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【モバマス】恋はストロベリームーン
【モバマス】恋はストロベリームーン - SSまとめ速報
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ガチャ

モバP(以下P)「おはようございます……ふぅ、暑い暑い」パタパタ

ちひろ「おはようございます。朝から外回りお疲れ様でした」ハイドリンク

千秋「おはようP……あら?その小箱は?」

P「これか?あぁ、帰ってくる最中に」ガサゴソ

ちひろ「あ、ケーキですね……ん、たしか朝ってことは」

千秋「あそこのお店の、午前の開店直後のみ販売しているというケーキね」

P「そうみたいだな。偶然寄れたので、買って来れたからどうかなって」

ちひろ「あ、でも三つしかないんですね」

千秋「私に佐城さんは当然として……ちひろさんも…欲しいのかしら?」

P「おいおい……たまには俺も食べてみたいのだが」

ちひろ「仕方がありませんね。他のアイドルのみんなに内緒でこっそりいただきましょうか」ジュルリ

千秋「……知らないわよ」

P「と言いながら、いそいそと椅子を近づける千秋であった」

千秋「///」

プスプス

P「フォークで俺の顔を刺すな!」

ガチャ

雪美「おはよう……」

キョロキョロ

雪美「P……どこ……?」

ペロ「にゃあ」

雪美「……ん……P、そっち……?」

ペロ「にゃあ」

雪美「うん……わかった……」

ペロ「にゃあ」

メリメリバリバリビリビリ

ちひろ「ご馳走様でした。噂通りおいしいケーキでした」

千秋「是非、次回は佐城さんと一緒に食べたいわね」

P「そう思うなら、半分残してやれよ」



ピー、ドコー?



千秋「あ、いけない!佐城さんだわ」

P「もうそんな時間か」

ちひろ「箱とかは……片付けたし大丈夫よね」





「にゃあ」

雪美「P……いない……」シュン

雪美「ペロもいなくなる……」

雪美「私……」トボトボ

P「お、雪美。今日は早いな」

雪美「P……?」

トコトコ

ギュッ

雪美「よかった……心配した……」

P「そうか、いなくて寂しい思いをさせたな。すまんすまん」ナデナデ

ちひろ「知らない人が見たら事案ですね」

千秋「ぐぬぬ……」ギリギリ



雪美「……で、どこにいたの……?」

P「ぐ……それはだなぁ……」



オハヨーゴザイマース

オハヨウ…ゴザイマス

オハヨウゴザイマス

ニャア

アレ?ペロチャン、ソノケーキノハコハ?

タシカ…ユウメイナケーキヤサンノ……

ワァ、キョウノオヤツチデショウカ?

チエモタノシミデス

P、ちひろ、千秋「……」

三人(しまった……あっちの扉が開けっ放しだから……)



雪美「……P…………」

雪美「……今なら怒らないから理由を……」ゴゴゴゴ

P「はい……」

―冒頭より

千枝「で、千秋さんとちひろさんが今ケーキを買いに行ってて」

由愛「その、帰ってくるまでの…お、お詫びにって雪美ちゃんを抱っこしていて……」

ありす「はぁ……まったくもう……」



ありす(まぁ、ケーキに関しては当然ですね。私も食べたかったなぁ……)

千枝(千枝も抱っこして……うぅ…でも、大人の女性ならそんなことは言わない……よね?)

由愛(羨ましいけど、いくら冷房が効いているとはいっても……あ、暑くないのかなぁ?)

バタン

ちひろ「ケーキ買ってきました!」

雪美「……」シュン

千秋「佐城さんも暑いでしょうから、一旦プロデューサーから離れましょうか」

雪美「……嫌…………罰だから……ずっと一緒……」フルフル

P「いや……罰って、こんなに暑いのに俺と一緒にいる方がかえって……」

雪美「……それでも」

雪美「それでも……一緒がいい……」

雪美「Pと……暑さを感じていたい……」





雪美「できるなら……」

雪美「私と……P……」

雪美「…………一つになりたい……」

ちひろ「早苗さーん!」

千秋「いち、いち、れい……っと」

P「待て待て待ってー!」

―通報されずにすみました

ありす「で、でも、一つになりたいって……」

由愛「//////」プシュー

千枝「ち、千枝……まだ子供ですから!」



ありす「……まぁ、普通はそういう反応ですよね?」

雪美「……?」キョトン

雪美「……どういうこと?」

由愛「もしかして……意味がわかってないのに…?」

雪美「えっと……誰かが持って来た大人の本に……」

雪美「こう言うと……男の人が喜ぶって……」

ありす「ちょっとー!」

雪美「でも……どうしてだろう……」

雪美「Pのこと考えると……私の頭がボーっとして……」

雪美「……ずっと、一緒になりたいって……その……わからないけど思って……」

雪美「くっつくだけ……それ以上をしたくなる……」

雪美「……ひょっとして……私、病気……?」

P「あー、それはだな……」

P(誰か助けてー!!)





千秋(もしかしなくても、佐城さんは……)

ちひろ(ええ、雪美ちゃん、もう女の顔をしてますし……)

由愛(身体が……本能で求める……ってことですか?)

ありす(ゆ、由愛さん?!)

由愛(え……えっと…………日菜子さんが……その……)アタフタ

千枝(ち、千枝……わかりませんっ!わかりませんからっ!)



雪美「……?」

P「その……な、雪美が今抱いているのは、まだ頭が先に成長しちゃっていて、身体がそれに追い付いていない場合に起きるんだよ」

雪美「え……やっぱり病気……?」

P「違う違う。つまり、ホットケーキでいえば外側は焼けているのに、中はまだ焼けてない状態なんだ」

雪美「……おいしくなーれ?」

P「わかってるよね?絶対、わかっててやってるよね?」

雪美「…………ん…」スッ

チュッ

P「えっ?」



ちひろ「事案発生!」

千枝「ふあっ?!」

ありす「な……」

千秋「そん……な……」パタリ

由愛「わわっ……ど、どうしよう……」

雪美「こうすると……ドキドキはするけど、胸の奥は納まる……」

雪美「……不思議……だから、もっとしていい?」

P「いやぁ、キスってのは愛情表現であってだな……病気を直すのでは……」

雪美「でも……」ションボリ



P「よーし、雪美が元気になるまで好きなだけしていいぞ!!」

雪美「…………」

雪美「……うんっ!」



千枝「ずるいです!千枝もします!」

由愛「わわ……私も!」

ありす「き、き、きすだなんて破廉恥で」オロオロ





ちひろ「あー」

ちひろ「……もう知りませんよ」

ちひろ「だって……キスの次って」



ちひろ「○っ○○……ですよね」

ちひろ「はぁ……もうどうでもいいや」



チュッ

チュッ

チュッ



ちひろ「とりあえず止めないと……」



―このあと、早苗さんとたくみんと真奈美さんでみんなを引き離しましたとさ



つづく……?

今回で恋愛度合いは一旦リセットします

また次回がありましたら、ありすか由愛をヒロインにしたいです



ではありがとうございました

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