あきら「別にいいデスケド……正直ちょっと意外デスね」

奏「あら、どうして？」

あきら「奏サンって、そういうのに興味なさそうな感じがしたので」

奏「私だって、普通の女子高生ですもの」

あきら（……これでたった二つしか年違わないんだよね）

奏「あら、どうかした？」

あきら「い、いや。なんでもない、デス」

奏「正直に白状するとね。このあいだ美嘉が、楽屋で莉嘉ちゃんと一緒にインスタライブ？っていうモノで配信してたから。それでちょっと気になっちゃって」

あきら「あー。インスタライブっすか。インスタは自分も結構やってるんデスけど生放送は別サイトでやってるんデスよね。そっか、アイドルって芸能人だもんなぁ……それでやる人もいるよね」

奏「美嘉に聞いたら、『そういうのは新しく来たあの子が詳しいんじゃない？』って紹介されて」

あきら「まぁ、詳しいってほどじゃないんだけど……すみません、ないんデスけど」

奏「あら、私は別にタメ口でも全然いいわよ。私も年上の人にタメ口で話すし」

あきら「いや、一応自分新入りなんで。先輩にタメ口は流石に偉そうかなーって」

奏「別にいいのに」