穂乃果「あれぇ?ここドコ?」千歌「ほ、ほ、穂乃果さん!?」 (43)

穂乃果「ほぇ?穂乃果の事知ってるの?」

千歌「知ってるも何も!大ファンです!」

穂乃果「え、そうなの!えへへ~///」

千歌「何で内浦にいるんですか?というか、制服?」

穂乃果「いやぁ~、何かね?春休みに真姫ちゃんと遊んでて、真姫ちゃん家の凄そうな機械を勝手に触ってたら、いつの間にかココにいたの」

穂乃果「不思議だね~」ウ-ン

千歌「そ、そうですね」アハハ

千歌(一体何なのだ?西木野総合病院……)

千歌「ということは。今穂乃果さん、ホントに何も持ってない状態ですか?」

穂乃果「そうみたい!」

千歌「じゃ、じゃあ私の家に泊まりに来ませんか!もう夜も遅いですし!」

穂乃果「え!いいの!?」

千歌「はい!客用の部屋は多分無理ですけど、私の部屋なら大丈夫です!」

穂乃果「ぅわーい!ありがとー!」ギュ

千歌「わわわ!」

千歌(ほ、ほ、ほ、穂乃果さんに抱きつかれてる……!)

穂乃果「あ、そうだ!お名前なんて言うの?」

千歌「あ、えと、千歌です!高海千歌!浦の星女学院2年です!」

穂乃果「同い年だね!私は高坂穂乃果!音乃木坂学院2年だよ!」

千歌「しし、知ってます!」

穂乃果「あははっ、何で敬語なのー。同い年でしょ」

穂乃果「あ、でも海未ちゃんも敬語だ」アハハ

千歌「は、はい!あ、えと、うん!」

千歌(お、恐れ多いのだ……)

千歌「じゃあ、穂乃果さ……ちゃん」

穂乃果「うん!」

千歌「千歌の家行こっか!」

千歌(まさか、こんなラッキーがあるなんて!たまたま夜に散歩してて良かった~!)

ーー
ーーー
ーーーー

穂乃果「う、嘘ぉ!?ユメノトビラ180万再生されてるの!?」

千歌「だから言ったじゃん!本当に穂乃果ちゃんは伝説の存在で、全スクールアイドルの憧れなんだよ!」

穂乃果「ここが未来だって言うのは、カレンダーとか見て信じたけど、伝説は信じてなかったなぁ。何か照れるね、えへへ///」

千歌「うん!ほんっっっっっとうに凄いの!」

穂乃果「あ、じゃあ千歌ちゃん、それ海未ちゃんに言ってやってよ!昨日もまた怒ったんだよ!穂乃果は弛みすぎです!って!」

千歌「あははっ。言ってあげたいけど、海未ちゃんに言う手段がないよ~」

穂乃果「あ、そっか。むむむ」

千歌「そうだ!穂乃果ちゃん、明日Aqoursの練習見に来てよ!」

穂乃果「え!いいの!?」

千歌「うん!みんな喜ぶし、何より千歌が穂乃果ちゃんと一緒に歌ってみたい!」

穂乃果「行く行く!」

千歌「それに明後日の日曜は、沼津でライブやるんだよ!それも見に来てくれると嬉しいな!」

穂乃果「ライブ!絶対行くね!」

千歌「わーい!じゃあ穂乃果ちゃん、次は【僕たちはひとつの光】見よ!」

穂乃果「お、おぉ…。むちゃくちゃ最近歌った曲だ!」

千歌「μ’s正真正銘のラストライブだね!」

穂乃果「うわぁーこれもかなり再生されてるや。ホントに未来なんだねぇ」

千歌「μ’sの曲は全部上がってるよ!今日は一緒にいっぱい見よう!」

穂乃果「ちょ、ちょっと恥ずかしいかな?///」

ワイワイ

梨子「今日は何か賑やかね?曜ちゃんでも泊まってるのかな?」

ーー
ーーー
ーーーー

千歌「ヤバイ!練習遅れる!」ダッダッ  

穂乃果「夜遅くまで見すぎたねー!」ダッダッ

千歌「しょーがないじゃん!穂乃果ちゃんがいるんだもん!あ、それと制服サイズ大丈夫?」

穂乃果「うん!大丈夫だよ!いつもブレザー着てたからセーラーってなんだか新鮮だね!」

千歌「セーラーの穂乃果ちゃんも似合ってるよ!あ、学校見えた!よしこれなら間に合う!」

穂乃果「ラストスパートだ!」

タッタッタッ

千歌「セーフ!」ガラガラ

ダイヤ「遅いですわよ!貴女以外は全員揃っていますわ。もう少しリーダーとしての……ピッギャアアアアアアアアアア!!??」

ルビィ「ど、どうしたの!?おねいちゃ……ピッギャアアアアアアアアアア!!??」

ダイヤ「はっへほっへほほほっほほほひっひ」

ルビィ「はっへほっへほほほっほほほひっひ」

ダイヤ ルビィ「穂乃果さぁん!!!!!??」

穂乃果「うん!高坂穂乃果だよ!」

ダイヤ「さささささサインください!」

ルビィ「あ、ズルいよおねいちゃあ!ルビィも!」

穂乃果「もちろんいいよ!順番にね~」

ダイヤ ルビィ「ピギャアアアアアアアアアアアアア!!」

果南「どういうこと?千歌」

千歌「どうもなにも本物の穂乃果ちゃんだよ!」

果南「いやぁそれは筋肉のつき方見れば分かるんだけどさ、何で穂乃果さんがここにいるの?」

千歌(進清十郎……?)

千歌「かくかくしかじかで……」

果南「っはーん、なるほどね」

梨子「こういう時に西木野家は便利ね」

曜「梨子ちゃん?」

梨子「なんでもないよ曜ちゃん♡」

花丸「というか、ルビィちゃんどっからあんな大量の色紙出したずら?」

鞠莉「アイドルへの想いがいろんなもんを超えたんじゃない?あ、遂にtシャツへのサインまでねだり始めた」

果南「……」ソワソワ

果南「わ、私もサインもらおーっと」

鞠莉「あ、ずるい!私も!」

善子「……練習は?」

ーー
ーーー
ーーーー

果南「はーい!んじゃ今日は練習ここまでー。明日に疲れを残さないようにね」

千歌「はい!果南ちゃん!」

果南「んー?」

千歌「昨日約束してたんだけど、ちょっとだけ穂乃果ちゃんと踊りたい!」

果南「へ?んー、穂乃果さん……あ、えと、穂乃果はいいの?」

穂乃果「もちろんだよ果南ちゃん!全然振り付け覚えられてないから、迷惑かけるけどね!」

鞠莉「心配ナッシングでーす!歌いましょう!」

ダイヤ「ええ、ええ!関係ありませんわ!」

ルビィ「そ、そうだよ!」

3年 ルビィ(ほ、穂乃果さんと踊れるなんて……!!)

千歌「……じゃあ!ミュージックスタート!」

♪~

穂乃果「わ、わわっ。あ、間違えちゃった」

曜(やっぱり、今日一日だけで覚えるのは無理があるよ)

梨子(……でも、何?この違和感)

花丸(いつもの感覚じゃないずら…)

千歌(……?一人増えたからかな?)

果南(違う、これは……)

♪~……

穂乃果「っあー!やっぱり全然できないやー!」

穂乃果「でも楽しかったー!ありがとね!」

千歌「うん!ありがとう!そうだ穂乃果ちゃん、何かAqoursにアドバイスもらうことってできる?」

穂乃果「え?うーん、特にないかなぁ?みんなすっごく可愛いし上手かったよ!」

千歌「ほんと?あ、じゃあ次の曲の歌詞にアドバイスもらっていい?」

穂乃果「いいよー。穂乃果、作詞あんまりしたことないから助けになるかわかんないけどね」エヘヘ

千歌「そうなんだ。穂乃果ちゃんはμ’sでリーダー以外にどんなことしてたの?」

穂乃果「んー特にはしてないかなぁ。作詞は海未ちゃんだし、作曲は真姫ちゃんでしょ。衣装はことりちゃんで、振り付けはたまに意見いうことあっても、全部は考えてないし」

穂乃果「……あれ!?改めて考えると穂乃果あんまりμ’sに貢献できてないのかな!?」ガ-ン

千歌「そ、そうなんだね!」

千歌(あれ、じゃあ同じ人数でリーダーやってて、作詞もこなしてる千歌の方が凄い……!?)

千歌(な、なーんちゃって。それはないよねー)アハハ

ダイヤ「果南さん、鞠莉さん……」

果南「うん。気づいてるよ」

鞠莉「さっきの曲……」

果南「【喰われかけてた】ね」

ダイヤ「えぇ。お客様がいなかったから、ほかの方達は気づいてなかったみたいですが」

鞠莉「振り付けも、曲も、ほとんど覚えてない状態で……」

果南「流石は全スクールアイドルの憧れだね」

果南「……練習着にもサインもらお」

鞠莉「あ、果南ずるぅーい!」

ダイヤ「わ、私ももらいますわ!」

ルビィ「る、ルビィも!」

ーー
ーーー
ーーーー

『ライブ当日』

千歌「うわぁ!結構人入ってるね!」

曜「だね!気合い入れていこう!」

千歌「よぉし番号!」

千歌「1!」

曜「2!」

梨子「3!」

花丸「4!」

ルビィ「5!」

善子「6!」

ダイヤ「7!」

果南「8!」

鞠莉「9!」

穂乃果「じゅ、10!」

穂乃果「ほ、穂乃果が円陣入って良かったの?」

ダイヤ「勿論ですわ!!」

ルビィ「うゆ!ルビィ達のライブ、見守ってて欲しいな!」

果南「よし!そんじゃ行こか!」

曜「あ。今日のステージ、いつもよりちょっと設備と距離近いから、転ばないように気をつけてね!」

善子「了解!」

花丸「ずら!」

千歌「よ~し!Aqoursーー」

9人「サンシャイーーン!!」

穂乃果「頑張ってね~」フリフリ


♪~~『青空Jumping Heart』

9人「♪見ーたことないゆーめの軌道ーおいかけてーーー!」

客「わぁああああああああ!!」

客「Aqoursーーーーー!!」

千歌(よし!上手く入れた!)

曜(お客さんもいい感じにのってる!)

梨子(良いライブになりそうね!)

ーー
ーーー
ーーーー

『ステージ脇』

穂乃果「うわぁみんな凄いなぁ。凄く輝いてる!もう少しでサビだ」

穂乃果(……ん。花丸ちゃん、ステージの空間意識できてるかな?設備に近くて、転びそ…)

花丸「ずら?」グラッ

ドタ-ン!!

善子「ずら丸!?」

ルビィ「はなまるちゃあ!」

花丸「ず、ずらぁ~~……」グワングワン

鞠莉「揺すっちゃダメ!頭打ってる!」

果南「よっと」ガシィ

果南「とりあえず私が運ぶよ!千歌!セトリの変更お願い!」

千歌「え、あ、うん!」

曜「で、でも変更も打ち合わせないと!」

梨子「その間一回引っ込むしかないけど、どうやって繋げば……!」

客「あれ?何かトラブル?」

客「再開、時間かかりそう?」

客「んぁー帰るか?」

客「そうするー?」

千歌(ま、まずい!お客さんの興味が……!)





穂乃果「ーーーー千歌ちゃん。マイク貸して?」

千歌「え、あ!?穂乃果ちゃん!?」

穂乃果「大丈夫。一曲くらいなら私が繋ぐから、ね?打ち合わせお願い」

千歌「え、えと」

千歌「……っ!お願い!」

穂乃果「ーーーーうん。任せて」

客「あれ?誰かステージに立ってる」

客「Aqoursじゃない?」

客「あれってもしかして!?」

客「いやいや若いでしょ!他人の空似だって!」

穂乃果「ーーーーーーー」スゥ

穂乃果「♪アイセーーーーーイ!」

穂乃果「♪Hey,hey,hey,START:DASH!!」

『打ち合わせ中』

千歌(す、START:DASH!!)

曜(で、でも無伴奏ソロで…)

梨子(おまけに一人なんて…)

ルビィ(いくら穂乃果さんでも……!)

ダイヤ 鞠莉(…………)

穂乃果「♪うぶ毛の小鳥たちもー」

穂乃果「♪いつか空に羽ばたく」

穂乃果「♪大きな強い翼で」

穂乃果「♪と・ぶ」

客「あれ、帰るんじゃないの?」

客「も、もうちょっと見よう」

千歌(お客さんの興味が……!)

善子(戻り始めた!?)

曜(そ、それどころか……)

客「おい。何かライブやってるぜ」

客「えーライブなんて興味な…」

穂乃果「♪君も感じてるよね」

穂乃果「♪始まりの鼓動~」

客「……ちょっと見てこ」

梨子(さっきより人が集まり始めた!?)

曜(あ、ありえない…!)

千歌(なんであの状態で人が集まるの!?)

穂乃果「♪眩しい光に照らされて変われー」

穂乃果「♪START!!」

穂乃果「♪悲しみに閉ざされて」

穂乃果「♪泣くだけの君じゃない」

鞠莉(客との一体感も私たちより上……!)

ダイヤ(これが、高坂穂乃果……!全スクールアイドルをまとめあげた、スクールアイドルの頂点!!)

ーー
ーーー
ーーーー

穂乃果「ありがとうございましたーー!」

穂乃果「乱入してすみません!ではAqoursのステージに戻ります!」ペコリ

穂乃果「千歌ちゃん!あとよろしく!」

千歌「え、あ、うん!」

千歌「皆さん!メンバーに問題はありましたが、ライブは続けていきます!」

千歌「盛り上がっていきましょう!!」

客「わぁああああああああああああ!!」

ーー
ーーー
ーーーー

『ライブ後 砂浜』

花丸「ご、ごめんずら……。曜ちゃんがライブ前に注意してくれてたのに……」

曜「ううん、気にしないで。私たちもお客さんとの一体感を意識しすぎて、周りの位置を確認できてなかったから」

梨子「それより……」

千歌「…………」ボ-

曜「千歌ちゃん……」

千歌(……穂乃果ちゃんより私の方が凄いなんて、そんなこと、あるはず無かったんだ……。あれが、本当のリーダーで、センター……)

ダイヤ「千歌さん」

千歌「んぇ?なぁにダイヤちゃん」

ダイヤ「μ’s解散から一年経って、にこにーがインタビューを受けたことがありますわ」

ダイヤ「その時、にこにーは穂乃果さんに対して聞かれたとき、こう言っていました」

にこ『穂乃果は、悔しいんだけど、誰よりもアイドルの才能がある。確かにあいつは、作詞も作曲も振り付けも、そういうことは全然できなかったけど、誰よりも人を惹きつけた。誰よりも人を巻き込んだ』

にこ『μ’sは、誰がセンターになっても問題ない。でも、それでも、ここ1番のライブでは、やっぱり穂乃果がセンターだった。そこは、みんなの共通認識だった。あいつはそんなこと、全然気づいてなさそうだったけど』

ダイヤ「……と」

ダイヤ「それほどまでに凄いアイドルなのです。ですから」

千歌「ーーーーそれでも、ラブライブで優勝するには……」

ダイヤ「μ’s解散から一年経って、にこにーがインタビューを受けたことがありますわ」

ダイヤ「その時、にこにーは穂乃果さんに対して聞かれたとき、こう言っていました」

にこ『穂乃果は、悔しいんだけど、誰よりもアイドルの才能がある。確かにあいつは、作詞も作曲も振り付けも、そういうことは全然できなかったけど、誰よりも人を惹きつけた。誰よりも人を巻き込んだ』

にこ『μ’sは、誰がセンターになっても問題ない。でも、それでも、ここ1番のライブでは、やっぱり穂乃果がセンターだった。そこは、みんなの共通認識だった。あいつはそんなこと、全然気づいてなさそうだったけど』

ダイヤ「……と」

ダイヤ「それほどまでに凄いアイドルなのです。ですから」

千歌「ーーーーそれでも、ラブライブで優勝するには……」

27:書き込みミスです。同じの投稿しました

穂乃果「ごめーん!みんなお待たせ!」タッ

ダイヤ「……なら、本人にどうしたらいいのかを聞きなさい」

穂乃果「みんな穂乃果待ってて解散できなかったんだよね!?ごめんね!ライブの後ちょっと捕まっちゃってごまかしてた!」

千歌「ううん、気にしないで。それじゃみんな今日は解散!また明日学校で!」

8人「はーい」

ーー
ーーー
ーーーー

千歌「それじゃ私たちも帰ろっか」

穂乃果「うん!」

千歌「……やっぱりちょっと待って。穂乃果ちゃん」

穂乃果「ん、なぁに?」

千歌「えっと、あのさ……」

千歌「……………」

千歌「千歌は、どうやったら穂乃果ちゃんみたいになれるかな?」

穂乃果「えぇ!?どしたの!?」

千歌「いいから。聞きたいの」

穂乃果「うーん……」ムムム

穂乃果「……千歌ちゃんは、穂乃果になれないよ?」

千歌「……っ!!」ズキン

千歌「だ、だよね~」アハハ

千歌「バカだなぁ、私。そんなこと…」

穂乃果「で、私も千歌ちゃんにはなれない!」

千歌「え?」

穂乃果「穂乃果作詞できないしねー!最近はユニットで海未ちゃんに書いてー。って言われるけど」エヘヘ

穂乃果「……スクールアイドルって色んな子がいるでしょ?」

穂乃果「しっかり者だけど、案外アイドルとかに憧れてポーズとる子とか」

穂乃果「いつもぷわぷわーってしてるけど、衣装を作ることが凄かったりカリスマメイドだったり!」

穂乃果「元気いっぱいでボーイッシュなんだけど、実は誰より可愛いものに憧れてたり」

穂乃果「いつもはおとなしいけど、アイドルに関しては誰より情熱を見せたりね!」

穂乃果「最初はちょっとツンツンしてるけど、なんだかんだで優しくて面倒見がいい子もいる」

穂乃果「何度も何度もくじけそうになっても、それでも三年間、一人でアイドルをあきらめず、ラブライブ出場を目指したり」

穂乃果「ものすごーく最初は怖かったけど、誰より頼りになって、案外暗いのが怖かったりして可愛いとこもあったり!」

穂乃果「いっつもみんなのまとめ役でお母さんみたいだけど、実は誰よりも寂しがりやだったりするんだよ」

穂乃果「そういう子たちがいて、それぞれ輝いていける。それがスクールアイドルの素敵なところなんだよ」

穂乃果「……だからね。千歌ちゃんが穂乃果になる必要なんてない」

穂乃果「ーーーー千歌ちゃんには、千歌ちゃんの輝きがあるんだから」

千歌「穂乃果ちゃん……」

穂乃果「えへへ。なんか柄にもない事言っちゃったね」

穂乃果「さ、帰…。ん?」シュワアア

千歌「穂乃果ちゃん!体がなんか、消えてるよ!?」

穂乃果「時間ってことかな?それじゃあね千歌ちゃん!楽しかったよ!」

穂乃果「また未来で会おうね!」

千歌「ーーーーっ!」

シュワアアアアアア……

千歌「消えちゃった……」

穂乃果『ーーーー千歌ちゃんには、千歌ちゃんだけの輝きがあるんだから』

千歌「へへっ」

千歌「ーーーーよぉし!やるぞ!やるったらやる!千歌だけの輝きを探すんだ!」

タッ

千歌(駆け抜けてやる!あの虹を越えるくらい!!)

ーー
ーーー
ーーーー

穂乃果「どぅわ!!」

ドンガラガッシャ-ン!!

穂乃果「あいたたたた……」

真姫「穂乃果!?一体どこ行ってたのよ?……って何よその制服。あんたさっきまで音乃木坂の制服着てたじゃない。何でセーラー服?」

穂乃果「いやぁ、ちょっとね?穂乃果がどっか行っちゃってから、どのくらい時間経ってる?」

真姫「えーと、私がお菓子持って来ようとして、帰ってきたらいなくて、そっから探してだから…。30分くらい?」

穂乃果「そっかぁ。こっちではそんなもんなんだね」

真姫「?なに、何かあったの?」

穂乃果「んーん!ただね、また思ったんだ!スクールアイドルは凄いって!」

真姫「何よそれ…」

穂乃果「さぁて真姫ちゃん!今日はスクールアイドルの動画いっぱい見よっか!寝かさないよ!」

真姫「ヴェエエエ!?どーしたのよ急に!」

穂乃果「いーじゃん!あ、花陽ちゃんも呼ぼ!きっと喜ぶよ!」

真姫「……まぁ、いーけど」クルクル

穂乃果「うーん!やっぱりスクールアイドルになって良かったなぁ!」

ーー
ーーー
ーーーー

雪穂「お姉ちゃーん!お姉ちゃんにお客さん!」

穂乃果「んんー?私に?なんだろ」タンタン

雪穂「スクールアイドルだって!」

穂乃果「ほぇ?」

雪穂「制服を返しに来たんだって!」

穂乃果「ーーーー制服?んんー?」

穂乃果「……あっ!」






穂乃果「えへへ」

穂乃果「ーーーーいらっしゃい!千歌ちゃん!」

千歌「ーーーー見つけたよ、穂乃果ちゃん。私だけの、私たちの輝きを!!」

【スクールアイドルAqours優勝】

おまけ

聖良「電話?ダイヤさんからだ」

聖良「はいもしもし」

ダイヤ「聖良さんですか?今お時間大丈夫ですか?」

聖良「はい。大丈夫ですよ、何か急ぎの用ですか?」

ダイヤ「いや、まぁちょっと……。個チャの方に写真送りますので、開いてもらえます?」

聖良「?はい」

ダイヤ「送りましたよ」

聖良「はい、届きましたよ。ん、誰かとのツーショッ……ええええええええええええええええ!?」

聖良「こ、ここここれ!」

ダイヤ「ほーっほっほっほっほ!!」

聖良「穂乃果さんじゃないですか!しかも浦の星の制服着てる!?え、え!?何で!!?」

ダイヤ「この前、浦の星にたまたま穂乃果さんが来て、撮ってもらったのですわ!!」

ダイヤ「しかも普通のサインだけでなく!練習着にもサイン書いてもらいましたの♡」

聖良「なぁああああああああああああああああ!?」

ダイヤ「いいでしょういいでしょう!!」

聖良「ちょ、ちょっとズルいですよ!何で教えてくれないんですか!?」

ダイヤ「ライブが終わった後に教えようと思ったら、穂乃果さん帰ってしまいましたし」

聖良「な、何か穂乃果さんが置いてった物とかないんですか!?」

ダイヤ「えー……?あ、そういえば千歌さん家に、音乃木坂の制服を洗濯したまま忘れていったそうですよ」

聖良「ほ、ほ、ホントですね!?」

ダイヤ「はい」

聖良「失礼します!」ガチャ

聖良「……理亜ーーッ!!」

理亜「うわぁどうしたのお姉さま!?」

聖良「内浦に行きますよ!!」

終わり。

三年生って一年の頃から、廃校を阻止しようとしてスクールアイドルやってたんだから、ダイヤの影響もあるだろうけど、みんなμ's好きそう。

自分と同じ「普通」だと思ってたら、絶大なカリスマを持つ穂乃果に圧倒された後、立ち直る千歌っちが書きたかったのだ。

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