樹里「ちょこが1週間も学校休んでる?」
P「ああ。親御さんから連絡があって」
P「具合が悪いって、部屋からも出ようとしてないらしい……」
樹里「……流石にちょっと心配だよな。」
樹里「プロデューサー、アタシって今週もうオフなんだろ?」
樹里「ちょこの家、行ってきてもいいか?」
P「俺からも頼むよ。親御さんとか、学校の友達とかには相談しにくい事かもしれないし」
P「ユニットのメンバーとして、力になってやってくれ」
「―――お邪魔します」
翌日、智代子のご両親に挨拶をして、部屋の前まで案内してもらっていた。
「……ちょこ。起きてるか?」
ノックをした直後、部屋から少しだけ物音が聞こえた。
「プロデューサーから聞いたんだ。しばらく学校行ってないって」
返事はない。
「……なんかさ、力になれることがあったら言ってくれよな」
少しの間、アタシは智代子に掛けられる言葉を探していた。
「……ちょこはいつも、ちょっとしたことで表情ころころ変わってさ」
「明るくて、女の子っぽくて」
「アタシはこんなだからさ、なんか、いつもすげーって思ってた」
不器用だし、気の利いたことはたぶんできない。
「だから、なんていうかさ、みんな ――― 」
だったら、言いたいことを言うしかないよな。
「 ――― ちょこが大好きなんだよ」
「...樹里ちゃん」
チョコレートの香りが、ドアの隙間から少しだけ鼻をつついた。
「部屋、入ってもらってもいい?」
「その、来てくれて、ありがとうね」
目線を合わせず、パジャマ姿の智代子は気まずそうに笑う。
ぱっと見た感じ、やつれてたり目にクマがあったりするわけじゃない。
「思ったより元気そうじゃねーか」
その様子を見て、ほんの少し安心する。
でも、少しだけ汗をかいていた。
「し、心配かけちゃって、ごめんね」
「別にいいけど、プロデューサーにはちゃんと連絡しとけよなー」
アタシより女の子らしい部屋。
もうちょっとチョコレートっぽいかと思ってたけど。
落ち着きのない智代子を尻目に、勝手にベッドへ腰掛ける。
智代子に今日もし会えたなら、変に遠慮なんかせず、アタシらしく振舞おうと決めていた。
「でさ、部屋に入れてくれたってことは、ちょっとは話す気があるってことだろ?」
アタシは、智代子が話し始めるのをゆっくり待つ。
「...えとぉ」
智代子の目線はまだ泳いでいる。
時折、私の太もものあたりに目をやるが、すぐに視線を逸らす。
やっぱりちょっと心配だ。
「熱があるのか?」
「……ちょこっとだけ」
少し調子を取り戻したみたいだ。
「……そっか。じゃあ寝てた方がいいよな」
アタシは勢いよく足を上げて、弾みでベッドから立ち上がる。
思いきりスカートが捲れたが、友達同士だし気にはしない。
「一応、色々お見舞い買ってきたぞ。チョコもあるぜ」
「うん、あのね」
代わりにベッドに腰掛けた智代子が、意を決したように話し出す。
「樹里ちゃんに、見てほしいものがあるの」
アタシはビニール袋からチョコ菓子を取り出して、智代子の方を振り返る。
智代子は、自分の腰に両手の親指を当てて、
するすると、ズボンを下した。
「……ちょこ、どうした?」
「……これ。」
なんだろう、汗疹?
ちゃんと見て、という風に、智代子は少し背中をベッドに倒して、腰を浮かせた。
智代子の股が、いびつに膨れていた。
少しの間、アタシは智代子の隣に座って話を聞いていた。
バラエティ番組のオーディションの後、急にお腹が痛み出したこと。
お風呂に入ったとき、自分の知らない身体の一部に気が付いたこと。
時々痛いくらいに腫れて、とても苦しんでいること。
「……こういう病気って、普通あるもんなのか?」
「調べたけど、全然わかんなくって……」
智代子の声がしだいに掠れていく。
「お母さんにも………恥ずかしくて……言えなくってぇ……」
ぎゅっと智代子を抱きしめる。
「……うん。怖かったんだよな」
しばらく智代子にくっつきながら、アタシはどうしたらいいのか考える。
思いついたことがあった。
すごく勇気がいるけど、隣にいる友達の、こんな顔はもう見たくない。
「これ、さ」
さっきよりも苦しそうに腫れていた。
「ちょっと触ってもいいか?」
「なんで……?」
まだカレシも作ったことないのに。
「兄貴の隠してた雑誌、ちょっとだけ読んじまったことあってさ。」
ああ、メチャクチャ恥ずかしい。
「ちょこの苦しいの、アタシが楽にしてやるから。」
「ふっ、ふっ、んっ」
指で包み込んで上下に擦るたび、智代子は短く声を漏らしている。
「あっ、あっ、あっ、んっ」
半端に脱がせた下着はだんだんとずり落ちて、右の足首に引っかかった。
アタシは智代子の背中に回り、彼女の性器をさすっていた。
抱きついているふたりの汗と、彼女の甘い香りが混ざって、
部屋は淫靡な匂いで満たされていく。
「あっ♥」
智代子がひときわ高い声を上げた。
不器用なアタシの動きでも、彼女が喜んでくれていることが伝わって、
なんだか充実感を感じてしまう。
「そろそろっ、出るっ?」
「おっ♥おっぱいっ♥触ってっ♥」
アタシの声は聞こえていないようで、逆にリクエストされてしまう。
パジャマのすそから左手を潜らせて、下着の中から智代子の胸に触れる。
「あえっ♥あっ♥あうっ♥あっ♥」
口を塞ぐ余裕もなく、智代子は初めての気持ちよさに身を委ねている。
アタシはというと、
「はあっ、はあっ♥」
胸をまさぐる腕全体が智代子のお腹に触れ合って、彼女の柔らかさを全身で感じている気分になる。
彼女の精通を手伝うだけのはずが、いつのまにか興奮している自分に気が付いた。
「んっ、じゅりっ♥ちゃっ♥んっ♥」
「なにっ♥なあにっ♥」
智代子が、たまらなく愛おしい。
「なんかねっ♥くるっ♥くるよぉっ♥お゙っ♥」
彼女が腰を痙攣させるたびに、私は全身を使って強く絡みつく。
汗だくになって、お互い呼吸も困難になるくらい、強く結びついたその時―――――
ビューーーッ♥ ビュッ♥ビュルルッ♥ビュルッ♥ビビュッ♥
「っあ゙ぁ♥はぁっ…♥はぁぁぁぁぁ…………♥」
性器から飛び出たものは、可愛らしいピンクのカーペットを目いっぱい汚し、座っていたベッドシーツにボタボタと垂れ、最後にアタシの指にねっとりと絡みついて、勢いを止めた。
思い切り腰を突き出し、大股を開いて快楽に溺れていた智代子は、射精が収まると同時に全身の力ががくんと抜けた。
抱きついていたアタシも力を抜いて、一緒にベッドで横倒れになった。
「……はぁ、っ、はぁ、はぁ♥」
しばらくの間、二人で呼吸を整えていた。
「ほら、拭いてやる」
「ありがと、樹里ちゃ…あんっ♥」
初めての射精で敏感になっている智代子の性器を、ティッシュで優しく拭いてやる。
最初に見せてもらった時よりもずいぶん小さくなっていた。
「ちょこ、苦しいか?」
「ううん、すごく楽になった」
智代子が、心底安心しきった顔でアタシを見つめている。
「樹里ちゃん、ありがとうね」
その笑顔を見てアタシは、また5人みんなで集まって、これからも楽しく活動していける。
そんなふうに確信できた。
「……おうっ」
「おい」
就寝時間となった智代子の部屋で、彼女は正座させられていた。
「風呂に入ってた時は何とも無かったハズだよな?」
「……ハイ。」
この日は結局、智代子のご両親のご厚意で泊めてもらう事になった。のだが。
「なんでまたデカくなってんだよ!!!」
「……ごめんなさーーーい!!!」
新しいパジャマに着替えた智代子の股間は、正座していてもハッキリ分かるくらい勃起していた。
「…そのですね。晩ご飯食べてるときにですね?」
両腕を組んで、智代子の言い訳を聞く。
「お風呂のときの樹里ちゃんの裸、思い出しちゃって……」
思いもよらないことを言われ、思わず顔を赤くしてしまう。
「あっ……あたしのせいだってのかあ!?」
「ご、ごめんね!?……でもね!?」
「こんなこと、樹里ちゃんにしか頼めないんだよぉ~!」
ありがとうございました。
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