革命と正義【安価】 (44)
大昔の話。
その時代の人々は争いの無い平和な暮らしをしていた。
自然を保ち、人と人とが交流し合い、営みをする。
なんて事はない普通の日常だった。
しかしそれらはたった一つの贈り物により崩されてしまう。
ある日生まれながらにして、炎を自ら発する子供が誕生した。
それを皮切りに様々な異質な能力を持った子供が誕生していった。
人々はそれを『異能』と呼んだ。
それはまさに天からの授かり物だと言う者もいれば
新時代の前触れだと危惧する者もいた。
そしてそれを一番懸念していたのは王だった。
いつか異能により自分の地位が危ぶまれる日が必ず来る。
そう思い、王がとった行動は『異能』を持つ人々の大量虐殺だった。
隔離した上で水責め、斬首、火あぶり……
王は思いつく限りの殺し方を実行し、異能を持つ人々を全員殺した。
こうして王は以後、異能を持った者がいれば殺していき地位を守っていった。
しかし、数百年経った現代で……
これは果たして正しい事なのか?
何故異能を持つだけで殺されなければならないのか?
そう疑問を持った一人の子によって、また日常は大きく崩されていく。
長くなりましたが、キャラメイクに移ります。
まずは主人公。本作は主人公は革命軍と政府軍に一人ずつです。
革命軍側の主人公から。
【名前】
【性別】
【異能】
【性格】
【詳細】
以上の6つの項目をベースにキャラメイクをお願いします。
安価↓2まで募集して、2つの案を織り交ぜてキャラを作ります。
【名前】 山城 相似 (やましろ そうじ)
【性別】 男
【異能】 出来事を詳細に把握できる本を所有している。情報量に反比例して、その出来事の規模が大きくなったり小さくなったりする。
【性格】 普段は気弱だが、沈着冷静なマキャベリスト(手段を選ばない)
【詳細】 軍師であり、作戦は冷酷非道な戦士である。黒髪に銀瞳の2枚目。色白でどことなく不気味。コードネームは『ムメイ』
直下安価ベースに織り交ぜたんですが、難しくて上手く織り交ぜられなかった……申し訳ないです。
名前勝手に読みがな振ったので、間違えていれば訂正お願いします。
続いて革命軍側の主人公です。
【名前】
【性別】
【異能】
【性格】
【詳細】
こちらの5つの項目をまたベースにお願いします。
↓2まで募集しています。
すみません忘れてました!
政府軍は異能はいない設定でした。
なので、異能の部分を【武器】の項目に変えます。
何の武器を得意としているのかを説明お願いします。
↓1を採用させていただきます。
これ両方革命軍側になってるけど下は政府軍でいいの?
>>14申し訳ありません、政府側の間違いです……
【名前】 天塚 聖人 (あまつか せいと)
【性別】 男
【武器】 鞭
【性格】 サディスト。また、意思や感情より規則を優先する堅物。
【詳細】 見た目は愛くるしい少年。薄墨色の短髪と目。肌がくすんでいる。上官に盲目的であり、規則から外れたものは本能的に忌み嫌い、見下す。
主人公のキャラメイクは終わったんで、後は革命軍と政府軍のキャラを3人ずつほど出していただければありがたいです。
本編はは明日か明後日から始めさせていただきます。
それではお休みさせていただきます。
キャラは寝ている間募集しているので、案があればぜひ出していただきたいです。
数が少なければまた後日改めて募集します。
ではまた明日か明後日に。お休みなさい。
>>1です
こんなにも案をくださり、感謝の念でいっぱいです
最初に述べた通り、革命軍と政府軍で3人ほどまずは採用しますので早く投稿してくれた方のキャラを登場させていこうと思います。
他のキャラも何らかの形で出したいなとは思っておりますが、また募集する際に再度キャラ案を出していただければ幸いです。(力量不足で最悪出番が少なくなってしまうかもしれません……)
少しでも進めておこうと思います。序盤から安価やっていきます。
【狂騒と正義】
〔政府軍サイド〕
「血新隊!集合!」
『はっ!!』
「今から点呼を行う!」
代々神聖な血筋であるとされている王族。
当然、王族を狙う不埒な輩も現れる。
私怨、財宝強奪、国家転覆……
理由はそれぞれだが、王族にとって危険であることに変わりはない。
その王族を危険から無縁の存在にするために、政府が設立したのが『血新隊』である。
愚か者の『血』を『新』たにし、神聖な者へ生まれ変わらせる。
それが血新隊の基本精神。
愚か者とは、もちろん異能を持つ『忌み人』の事だ。
人権も保証されず、生きる事も許されない。
それが『忌み人』の宿命。
血新隊の役目には忌み人の宿命を終わらせることも一つとしてある。
血新隊は忌み人を見つけ次第殺処分という任を常に背負っている。
それ故に血新隊には覚悟が必要だ。
辞める者も少なくはない。
自ら志願する者など尚更である。
そんな血新隊に、人一倍忌み人への殺意を持って入隊した者がいた。
それが
「三番隊隊員、天塚聖人!」
天塚「はっ!」
天塚(……忌み人、抹殺してやる)
天塚(俺の、この手で)
三番隊に配属された隊員、天塚聖人だ。
~上官室~
「天塚聖人、貴様の忌み人への殺意は理解している」
「……期待しているぞ」
天塚「はっ!上官の期待に応える活躍を必ずや!」
「まぁそこまで気張らんでもいい。まだ入隊して1ヶ月……すべき事は多いはずだからな」
「だが……失望だけはさせてくれるなよ」
天塚「はっ!当然です!上官の顔に泥を塗るような行為は絶対に致しません」
天塚は上官と繋がりがあり、この血新隊の入隊も上官の推薦だった。
天塚の忌み人に対する憎しみを上官は見込んで、推薦を申し出たのだった。
よき理解者である上官を、上司としても人としても天塚は敬っていた。
天塚(恩を仇で返す。とはよく言ったものだが)
天塚(そんな馬鹿な事はやらない)
天塚(やってしまえば、それは忌み人と同じ。俺は死ぬべき存在だ)
天塚は規則からはみ出した者を忌み嫌う。
それは天塚にさえ分からない。
だが天塚には幼い頃から、そのような本能的に備わっている何かがあった。
それを完全に理解した天塚は、より一層忌み人を嫌っていく理由を補強した。
『常に平和であるべし』という初代王の言葉に反発するかのように産まれてきた忌み人。
それは校則を守れない不良、或いは群れからはぐれた小鹿と同然だった。
気づいた時には天塚にとって忌み人は殺害対象となっていた。
~~~~~~~~~~~~~
天塚「ふぅ……」
天塚(やっと一息つける。と言ったところか)
入隊して早1ヶ月、天塚に休息が訪れた。
天塚は普段、血新隊が暮らす寮に住んでいる。
寮というよりも、政府の本部に設けられている空き部屋と言った方が正しい。
血新隊は緊急出動もざらにある。
そのため、いつでも出られる場所にいる必要があるのだ。
天塚(また部屋で時間潰すか……)
天塚(上官は人と交流もしておけ。と言っていたが……)
天塚(果たしてコミュニケーションに意味があるのか。まったく分からんな)
天塚(確かに利用出来る存在が多いに越したことはない)
天塚(だが思わずそれはそれだとは思ってしまう)
元々友好的な性格ではない天塚は、考えも少しひねくれている部分があった。
その結果、天塚に『人と交流する意義』は無いと考えさせてしまった。
天塚(……どうするか)
1.部屋で過ごす【天塚聖人及びこの時代の日常の情報獲得】
2.誰かと話してみる【人物登場及び友好度UP】
3.外へ見回り【物語の進行】
【】の中は選択した結果です。目的に応じた選択肢を適切に選択できます。ただし【???】と示される場合もあります。
安価↓1
すみません、一応注意です。
ここはR板ということなので、エロスも入れていくつもりです。
しかし設定上、人によってはキツめな部分があるかもしれません。どうかご了承ください。
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仲間まとめたら容量多すぎた
政府軍
【名前】早水 澄音(はやみ すみね)
【性別】女
【武器】麻酔銃
【性格】明るくサバサバしているが思慮深い一面も持つ。一人称は『あたし』
【詳細】政府軍の研究員。茶のポニーテールに眼鏡で常に白衣を着ている。長身でスタイルは結構良い。
優秀な研究員だが他人を無闇に傷つけることを嫌っており、異能者に対する非人道的な扱いにもやや否定的。
麻酔銃は彼女の発明で対象を傷つけることなく捕縛するためのもの。
【名前】 黒金創一(くろがね・そういち)
【性別】 男
【武器】 大剣
【性格】 良くも悪くも一直線
【詳細】 黒髪の青年。かなり鍛え抜かれた身体を持つ
政府軍に所属しているのは様々な異能者と戦えると思ったから。己の技で異能を打ち破ることに悦びを感じるバトルマニア
姑息な手段を嫌い、異能者相手にも名乗りを上げてから挑む
これに乗ってくれる異能者はいい異能者、乗らない奴は悪い異能者という独自の判断基準を持つ
【名前】 白木 繭(しらき まゆ)
【性別】 女
【武器】 鋼線
【性格】 物静かで表情も乏しいが、内面は苛烈
【詳細】 白髪の少女。体格は平均的だが胸は平坦。
両親と妹を異能者に殺されており、異能者を激しく憎んでいる。その為、異能者を排除する為ならばどんな外道行為も厭わない。
革命軍
【名前】水瀬 愛沙(みなせ あいさ)
【性別】女
【異能】広範囲回復、能力向上、浄化
【性格】明るく元気で仲間想い
【詳細】栗毛の容姿端麗の女性。
子供時代は凡庸で負い目を感じていたが、自らの努力と仲間のおかげで優秀な人になった
【名前】長波 光(ながなみ ひかり)
【性別】女
【異能】レーダーのように広範囲の動くものの位置や数などを把握できる。
【性格】明るく天真爛漫 どんな苦境でもそれを崩さない芯の強さを持つ。
【詳細】革命軍ではオペレーターポジションを務めている年若い少女。
背は低いが胸がやたら大きい。
【名前】 灰色 京子(はいろ きょうこ)
【性別】女
【異能】 目があった人物を操れる
【性格】 オドオドして小心者。自分の異能を恐れて吃りがち人見知りが激しい
【詳細】灰色の髪を伸ばして三つ編みにしている。前髪を伸ばして目を隠しているが、金色の瞳で魅了される美しさ
爆乳の安産型とスタイルはいいが、猫背でそれを台無しにしている
異能のせいで迫害させたが山城に救われ、依存して恋慕している。
これで合ってるかな?
天塚(……やっぱり部屋に戻るか)
天塚(交流はまた気が向いたときにでもすればいい)
~~~~~~~~~~~~~
[天塚の部屋]
天塚「ふぅ……ただいま」
天塚「いい子にしてたか?」
「あっ、あぁっ!んっ?あっあ!いくっ、いっちゃう~?」
天塚「……おい、どこで漏らしているんだ?」
天塚「バイブ突っ込まれただけで何回イッたんだ。こんなに部屋を汚して」
天塚「お仕置き、して欲しいみたいだな」
現代の文化では『奴隷』が合法化されている。
ゆくあてもなくさまよった者が行き着く先は、奴隷ただ一つである。
奴隷にも忌み人と同じく人権は保証されない。
だが、奴隷には買われた主人に養われなければならないという法が定まっている。
言わば買われれば劣悪な環境の中で死ぬ事は無い。
もっとも、奴隷の扱いは知れているものだ。
ある者はサンドバッグ、ある者は性処理具、ある者は実験材料。
人権が保証されていない奴隷に抵抗する術はない。
奴隷と言っても一概に同じ扱いとは限らず、家政婦のような扱いを受ける者もいる。
それこそ『主人ガチャ』というものだろう。
そして天塚聖人は、奴隷を自分のサディズムを満たすための道具として扱っている。
ただそれだけの話なのだ。
この時代ではこれが当たり前であり、誰も異質だとは思わない。
天塚「ほら、蹴って欲しいんだろ?ほらよ!」
「あ、ぐ……いい!気持ちいいっ?」
天塚「痛がっているじゃないか。気持ちいいんだろ!ほら!」
「が、あぁぁ?もっと、もっと!」
天塚(安値だったからどんなものかと思えば、調教済みだったわけだ)
この時代では奴隷をどう扱っても、誰も咎める者はいないのだ。
>>37、>>38
まとめ感謝です!合ってます!
ハートを入れてたんですが?になっちゃいました……iPhoneからの投稿だからダメだったのかも?
初心者でよく分からないことも多いんで、なにとぞよろしくお願いします……
天塚「普通に痛めつけるだけじゃ飽きたな……」
天塚(……そうだ。あれをやってやるか)
天塚のサディズムもまた人一倍強いものだった。
それもエロ本の影響だとか、経験からだとかではない。
潜在的にそういう欲求があったに過ぎなかった。
本人はそれを特に深く考えず、これが自分
なんだとすんなり受け入れた。
天塚「なぁ、もっと痛みが欲しいか?」
「あっ、あっ欲しい!お願い欲しい!もっと、ちょーだい!痛いの、好きなの!」
幼いという訳でもない、奴隷の女性はまるで純真な子どものように痛みを求めた。
痛みをご褒美だと思っているのか、天塚の足にしがみついては上目遣いで物欲しげに見つめてきた。
彼女にどんな背景があるのか。
それは過去の主人の話であり、天塚には到底知りたくもない話だった。
天塚「黙れ、大人しくしてろ!」
天塚が左足で腹部に蹴りを入れると、奴隷は思わず嘔吐してしまった。
嘔吐物からは朝食のパンやサラダが見受けられる。
天塚「あーあ、何また汚してんだ」
「あっ、あ、ごめんなさい!自分で処理します!だからちょーだい!ご褒美!お願い!」
奴隷は顔を青ざめ、自分の嘔吐物を自分で食べ始めた。
天塚(うわっ、俺にそんな趣味は無いんだが)
天塚もこれにはドン引きだった。
おそらく以前の主人の嗜好だったのだろう。
はたまたただ掃除がめんどくさいからさせていただけなのかもしれない。
天塚「大丈夫。それは俺が後で片付けてやる。偉かったな」
天塚「ご褒美……あげるから、そこの椅子に座るんだ」
天塚は奴隷の動きを静止し、優しくエスコートするかの如く椅子に座らせた。
天塚「あー、スッキリした」
天塚「良かったぞ……お前の悲鳴」
天塚「どっちかって言うと喘ぎ声っぽかったけどな」
「あっ……ん、気持ちい、キモチいいよ……」
天塚(初の試みで、あんまり上手くはできなかったな)
天塚(まぁ痛そうだったし、いいか)
奴隷のボロボロだった爪の跡は、真っ赤な血で染まっていた。
【・天塚の嗜虐心が満たされた
・時代背景『奴隷』を入手した】
~~~~~~~~~~~~~~
[???]
「あっ、あのさ……」
「犠牲って、やっぱりあるべきなのかな?」
「えっ?なんでって……えっと、その……」
「目的のためなら、手段は選んでられない、けど……」
「誰かを犠牲にする覚悟って、必要、かな?って、お、思って……」
「ほっ、ほら!その、決断を鈍ったとかじゃなくて……」
「えっと、あくまでも意見を、聞こうかな、なんて……」
「今までの、革命には、その、多くの血が流れた」
「どの出来事にも、血は、必要、なんだと、思う」
「流される血、が、あるからさ、尊いものが生まれるんだよね……」
「えっ、えっと……だから、うーんと……」
「……とっ、とりあえずどう思う?」
「犠牲を伴う覚悟。僕らにも、その……必要かな?」
犠牲を伴う覚悟は……
1.必要だ。犠牲無き革命なんて無い
2.必要ない。犠牲無き革命はここからだ
安価↓1
1把握で今回はここまでです。
投下の時間は基本今日ぐらいになりそうですが、もう少し早めに始めるようには善処します。眠くなれば終わります。
今回はキャラ募集は無しで。
次の投下は金か日となります。土曜日に用事があるので。
それでは、お休みなさい。
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