剣崎一真「帝国華撃団?」 (2)

富士 樹海…

剣崎「なるべく遠くへ…始から離れないと…」

フラフラ…タラ~…(緑色の血)

蔦で被われたトンネル

剣崎「なんだ?…このトンネルは俺を呼んでいる!?」

トンネルから凄まじい強風が発生して、剣崎はトンネルに引き摺りこまれる…

剣崎「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

剣崎「うっ…うぅ…ここは?…」



ザワザワ…

町人がザワつき、剣崎を物珍しそうに取り囲んでいる。

剣崎は腕から出るを血を押さえながら、町人たちから逃げるように早歩きでその場を立ち去る。

士「どこへ行くつもりだ? 仮面ライダーブレイド…いやジョーカーさん」

マゼンダ色のカメラを持った青年が剣崎の前に現れた。

剣崎「何でその事を!?」

士「ん? お前のことなら何でも知ってるぞ 剣崎一真」

剣崎「ここはいったいどこなんだ!? お前いったい誰なんだ!?」

士「まぁ落ち着け 俺は門矢士…通りすがりの仮面ライダーで世界の破壊者でもある」

剣崎「お前も仮面ライダーなのか!?」

士「まぁな…それよりあんたは世界の壁を超えてしまったらしい」

剣崎「世界を超えた?…」

士「この世には無数に世界がある パラレルワールドと言った方が早いか」

剣崎「つまりここはパラレルワールドって言いたいのか?」

士「その通り ここらサクラ大戦の世界だ」

剣崎「サクラ大戦?」

士「この世界に仮面ライダーはいない ただし怪人とそれに対抗する奴らはいる」

剣崎「意味がわからない」

士「この世界は全力で異物であるあんたを排除しようとするだろうが、まぁせいぜい与えられた役割を全うして頑張ってくれ」

オーロラの中に消えていく士…

剣崎「おい! 話しはまだ終わってないぞ!」








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