【安価・コンマ】魔物娘のいる世界で勇者になる (420)

モンスターな女の子がいる世界で勇者をやろう!
人の居ない場合は連取りもありです
最初に主人公の二つ名を決めます

下1~4でコンマの大きい二つを順にくっ付けて決めます
(...の や、 ...による 等、接続の役割をする所があり、それが後ろにつく場合は接続のみ消滅します)

『黒獅子聖人』となりました
次に、下1コンマで開始位置を決めます(00は100とさせていただきます)

1~25...草原の村
26~50...砂漠の国
51~75...氷原の村
76~100..火山の村

草原の村に決定いたしました
長々と付き合っていただきありがとうございます。次で最後の初期設定となります

『黒獅子聖人』さんはある日勇者になることに決めました
ではそれまで何をしていたのでしょうか?
職業を下1~5の多数決で決めてもらいます 括弧内はその職業の利点や特徴です

・保安官(公的機関とのコネ)
・アダルトビデオ男優(エロに強い)
・戦士(物理が強い)
・魔法使い(初級魔法が使える)
・学者(頭がいい)
・闇の組織(闇の組織とのコネ)
・アイドル(イケメン)

俺はアイドル『黒獅子聖人』
だんだん売れてきて、ここから楽なアイドルライフを満喫できる
...と思った矢先


プロデューサー「聖ちゃん」

黒獅子「...なんです?」

プロデューサー「最高の企画をゲットしたぞ」

黒獅子「おお!」

プロデューサー「なんてったってこいつは王様の企画だ!」

黒獅子「マジっすか!?」

プロデューサー「ああ!ズバリお前、勇者になれ」

黒獅子「...え?」

てな事があり、勇者をやることになった

勇者って何?と聞き返してもみたが、
『君の正義を貫く為の肩書きだよ』

と言われ、こちらはなんとも言いがたい


黒獅子「よし!全国ツアーの気分で行くぞ!」

黒獅子「草原の村に我が身一つ!元気だしてゴー!」

黒獅子「まずは聞き込み!」

黒獅子「おっ、あんな所に下1>>がいるぞ!」

黒獅子「すみません、何かこの村で事件やお困り事はございませんか?」

下1>>「下2>>」

少女「実は、ここ最近村人が行方不明になる事件が頻発していまして...」

黒獅子「ふむ」

黒獅子「ありがとう、君も気を付けろよ」

少女「はい。ところで、あなたは...?」

黒獅子「俺は黒獅子聖人。勇者だ...と思う」

少女「勇者ですか!?」

黒獅子「ああ。さらばだ」


黒獅子は去っていく


少女「サインでももらえば良かったかなぁ」

交番にて


黒獅子「保安官さん」

草原保安官「はい。落とし物ですか?」

黒獅子「いえ」

黒獅子「最近村で住人が行方不明になっていると聞きまして」

黒獅子「...ああ、申し遅れました。俺、勇者なんです」

黒獅子「ですから、捜査に協力したいんです」

黒獅子「現段階で、何か分かっていることはありますか?」

保安官「下1>>」

草原保安官「被害者は女性...もとい、若い女性が多い」

草原保安官「ただ、場所はバラバラで人目が付かないところが多いぐらいしか分かっていない」

黒獅子「なるほど...」

黒獅子(さっきの少女とかかな...)

黒獅子「分かりました。ところで余っていたらで良いのですが、警棒や銃を分けてくれませんか?」

草原保安官「いいですよ」

酒場にて


黒獅子「マスターさん」

マスター「...なんだ」

黒獅子「村人が行方不明になる事件について調べてるんですが、何か知りませんか?」

マスター「身内でもいなくなったのかい?」

黒獅子「俺、勇者なんですよ」

マスター「...ふーん」

黒獅子「どこでよく人が消えるか、とか、その原因や犯人に心当たりはありませんか?」

マスター「下1>>」

マスター「強姦誘拐集団がやったんだと、俺は思うね」

黒獅子「...なぜ?」

マスター「ここらにアジトがあるんだ」

マスター「しかし奴ら草原に大量の穴ぐらを掘ってそこをアジトにしているんだ」

マスター「そのせいで一方から入ればもう一方から逃げられちまう」

マスター「痕跡のようなものがあってもそこにいたのが強姦誘拐集団なんて証拠にはならない」

マスター「だから保安官サマもおおっぴらに断言できないって訳さ」

黒獅子「なるほど」

マスター「奴隷の街も近いしな」

黒獅子「...夜に、現れると思います?」

マスター「現れるんじゃないか?」

黒獅子「集団でぞろぞろと現れるのは夜といえどリスク高し」

黒獅子「一人二人程度で来ると思うのですが」

マスター「俺は犯罪者じゃないから、そういった心理には詳しくないが、そんな気はする」

黒獅子「ならやることは決まった」

~夜~


黒獅子「...」


ザ、ザ、ザ、と足音
振り返り慎重にその方向を見据えると...


少女「...あ、黒獅子...さん。こんばんは」


少女がいた

黒獅子「どうしたんだこんな時間に」

黒獅子「俺は気を付けろと言ったはずだ」

少女「どうしても、怖くて...」

少女「でも、黒獅子さんなら...私を守ってくれるような気がしたんです」

黒獅子「...しょうがないやつだ」


「おい、そこのメスガキ」


少女「!!」

黒獅子「俺の後ろにいろ」

「チッ...隠れてんじゃねーぞ...」

黒獅子「お前が強姦誘拐集団の者か?」

「...そうだ」


下1>>そいつの外見や性別
下2>>そいつの種族

その男は美形だった
自分が基準になるので、そうそう思うことはない事なのだがこいつはかなり美形だ
また、青白い肌をしており、焼けただれた羽が付いていることから堕天使であると推測できる


堕天使「どきな。死ぬぞ」

黒獅子「殺してみろよ」

堕天使「人間ごときが神の使いに及ぶと思うなよ」

黒獅子「そういうとこだぜ」

堕天使「...!死ねェ!」

堕天使は人間の常識を遥かに上回る速度で詰めより、パンチを繰り出す
しかし、詰めよる必要が黒獅子にはあっただろうか
否、黒獅子に迷いはなかった


堕天使「...ウグ...!!」

堕天使「ゴハッ!てめぇッ!」

堕天使「銃を使いやがったな!」

黒獅子「ふん」

堕天使「今日のところは帰ってやる」

黒獅子「今日のところは?」

黒獅子「二度と来るな。その穢れた体、もっと汚したくなければな」

堕天使「っ...!」

アジトにて


堕天使「下1>>様!」

下1>>「何だ」

堕天使「黒獅子とかいう男に銃で撃たれたんだ」

堕天使「しかも二度と来るなとも言う」

堕天使「奴をどうしますか!?」

下1>>「下2>>」

蛇神「銃の効かないスライムを向かわせて暗殺させなさい」

堕天使「はっ」

蛇神「後、お前は顔で釣るのが上手かったけど、その顔が広まると動きづらくなるし、狩り場を変えなさい」

堕天使「分かりました。調教師に言っておきます」

~翌朝~村にて


黒獅子「ああ、そんなもんです」

草原保安官「そうですか?かっこよく描きすぎた気もしますが」

黒獅子「いえ、良くできた人相書きです」

草原保安官「では、掲示してきます。宿は奢りますのでどうぞごゆっくり休んでいて下さい」

黒獅子「ありがとうございます」

下1>>暗殺しにくるスライムの性別

宿にて


黒獅子「いいベッドじゃないか」

黒獅子「...ひとまず寝て、それから考えよう」


水音がする


黒獅子「あれ、流し止め忘れた?」


次第にその音が近づいてくる


黒獅子「やべっ、結構流れてるな...」

黒獅子はベッドから降りる
すると、べちゃり。
なんと、ペースト状のスライムが床に広がっていたのだ


黒獅子「な、なんだこれはっ!?」

スライム「ひひひ...捕らえたぞ」

黒獅子「何者だ!」

暗殺スライム「お前を殺すもの、とだけ言っておこうか」

黒獅子「くそっ!」


如何にそのけたたましい銃声が響こうとも、スライムは怯まない
当然、効いてなどいないからである


暗殺スライム「なぜボクが送り込まれたか、考えてみろ!」

黒獅子「そういう事かっ!」

黒獅子「だが、完全に俺を捕まえるには至らなかったようだな!」


黒獅子は靴を脱ぐことでスライムの拘束から抜け出した
そのままベッドや家具を飛び移り、窓を破壊して宿から出た


黒獅子「フロアが一階で助かったぜ」


スライムは追ってこないようだ


黒獅子「戦闘はからっきしなんだ、レベルを上げるなんてこともしたことないし」

黒獅子「だが、人を巻き込むことはできない」

黒獅子「あくまで俺が闘ってけりをつける」

黒獅子「それが俺のやり方だ」

黒獅子「だが、今の俺には勝ちようがないのも事実」

黒獅子「なら、冒険者にスライムの対策を聞こう」

酒場にて


黒獅子「そこの冒険者の方」

下1>>「ん」

黒獅子「いきなり申し訳ないんですけど、スライム、特に不定形になる奴の対策を教えて下さい」

下1>>「下2>>」

魔王「氷魔法とかで固めれば簡単に勝てるぞ」

黒獅子「氷魔法ですか」

魔王「もしかして魔法使えない系?」

黒獅子「はい」

魔王「じゃあ氷魔法の使い方だけ教えよう」

するとその冒険者は黒獅子の頭に手をかざす
その瞬間、氷魔法の詠唱など、基本的な使い方が頭の中に入り込んできた


黒獅子「...え」

魔王「初級の氷魔法だけどね」

魔王「君の今の魔力なら二回が限度かな。それじゃあまた会えたら」

黒獅子「あ、ありがとうございます!」


黒獅子はお辞儀をする
しかし、顔を上げたときにはもう冒険者の姿はなかった

草原にて


スライムを誘い出すため、あえて一人になることにした


黒獅子「...」


黒獅子は感覚を敏感にしていたため、普通なら気付かないはずの事に気づけた
透明な潦が足元を目がけ這い寄ってくる様を


スライム(ケケケ...今度こそ取り殺してやる)

それを極限まで引き付け、唱える


黒獅子「*初級氷魔法*」

スライム「ぴぎゃっ!?」


スライムは瞬く間に凍り、動かなくなった


黒獅子「呆気ないもんだな」


スライムだったものを踏み潰し、粉砕する

宿にて


ルームサービス「失礼します。黒獅子 聖人さんで間違いありませんか?」

黒獅子「そうだけど」

ルームサービス「2000ゴールドが届いております」

黒獅子「人違いでは?」

ルームサービス「給料だと言われたのですが」

黒獅子「...あぁ、プロデューサーか」

黒獅子「オーケー。受け取ろう」

黒獅子「この2000ゴールドをどう使おうかな...」


下2>>
1.武器屋
2.防具屋
3.道具屋
4.自由安価
5.貯めておく

道具屋にて


黒獅子「ふむ...」

店主「何かお探しで?」

黒獅子「予算2000ゴールドで、旅に使えるアイテムを探している」

店主「でしたら下1>>はいかがでしょう」

黒獅子「下1>>?」

道具屋にて


黒獅子「ふむ...」

店主「何かお探しで?」

黒獅子「予算2000ゴールドで、旅に使えるアイテムを探している」

店主「でしたら下1>>はいかがでしょう」

黒獅子「下1>>?」

店主(こいつ旅慣れてないな...)

店主(なんかチャラチャラした服装してるし、こんなんで旅なんてすんのか?)

店主「鉄の棒などいかがでしょう」

黒獅子「鉄の棒...そうだな、いいだろう」

店主「800ゴールドです」

店主(本当は250ゴールドだがな)

黒獅子「買おう」

店主「まいど」

黒獅子「それでは」

店主「...」

店主(あいつ大丈夫か?)

草原にて


黒獅子「鉄の棒が意外と重い」

黒獅子「引き摺って歩くしかないか...」

黒獅子「ん?」


街道に沿って歩いてきたのでそれを容易に発見できた
看板だ
どうやらこの道をまっすぐ行くと『風の谷』に着くらしい


黒獅子「風の谷か。いいね」

黒獅子「あ↑あ↓あ↑あ↓あ↑あ↓あ↑」


ビブラートの練習をしながら歩いていると
右足に激痛が走る


黒獅子「アァァァッ!痛ぇ!」

黒獅子「くそっ!何だ!?」


尻餅をつきつつ振り向くと、そこには一匹の狼がいた
その目には敵意が満ちていた

黒獅子(尻餅をついたままでは押さえ込まれてしまうっ!)


黒獅子は右足を庇うようにしながら立ち上がる


黒獅子「っ...!」

黒獅子「ぶちのめしてやる!」

狼「ヴヴヴヴヴヴ」

戦闘開始!

戦闘はコンマで行います


黒獅子「ぶっ潰れろ!」


黒獅子のオリハルコンロッド攻撃
下1コンマ40以下で命中

黒獅子「ふんっ!」


しかし地面が抉れるばかりで当たりはしない
やはりスピードの差が出ているのだろう


狼「グウッ」


狼が距離を詰めてくる
そのまま噛みついてくる

狼の噛みつき
下1コンマ60以下で命中

黒獅子「ぐあああっ!!」

狼「ガルルル」

黒獅子「スピードの差がキツいな...」

黒獅子「どうしたらいい?」

黒獅子「そういえばやけにポケットが重いな...」

黒獅子「っ!」


黒獅子は借りた銃を返却し忘れていた
だが、幸運な事に棒を振り回すよりは当てやすい武器だ

黒獅子「当たれ!」


破裂音が響き渡る


下1コンマ70以下で命中

狼「キャウウン!」

黒獅子「よし!」


鮮血が飛び散る
動物愛護団体はもはや味方ではない!


黒獅子「どうする...?」

狼「ヴーバヴ...ヴーバヴ...」


狼は逃げて行った

黒獅子「助かった...!」

黒獅子「この銃は、まだ持っておこう」

黒獅子「返せと言われたら返そう」

黒獅子「とにかく、進まなくては...」

黒獅子「勇者がこんなんで良いわけないだろ...!」


足取りは重く、運動不足の囚人のようであった
しかし、その目からは生への確かな渇望が見てとれた

それからしばらく歩き


黒獅子「...っ...」

黒獅子「動けよ、俺」


黒獅子が受けた傷はけして浅くなく、彼の体力を奪っていった
そしてついにその最後のひとかけらをも奪おうとしていた


黒獅子「う...もう...だめ...か」

黒獅子「勇...者とは...なんぞや...?」

???にて


黒獅子「はっ」

黒獅子「ここは...?」

下1>>「ここは下2>>です」

黒獅子「...」

エルフ少女「ここはエルフの隠れ里です」


エルフの隠れ里。
噂には聞いた事があるが、こんな形で来ることになるとは


黒獅子「...」

エルフ少女「もしかしてまだ体調が優れませんか?」

黒獅子「いや、元気だ。ありがとう」

黒獅子「なんだか、体が軽くなった気がするな」

レベルアップ!
黒獅子 聖人はレベル2になった!

基礎能力ポイントを3獲得!

HP
MP

防御
素早さ
賢さ

の中から下1>>で振り分け

基礎能力は基礎能力を表示する魔法が使える人に会わないと分かりません

また、恩恵としては
HP...耐久力やバイタリティ向上
MP...魔法を使うエネルギーの要領が拡張される
力...筋力がつく。ダメージにももちろんボーナスが付く
防御...体を守る力やガードの耐久性、盾などがあればそれを扱う技術も上昇する
賢さ...機転が利きやすくなる。魔法の威力も上がる

です。すみません。次から書いておきます

素早さを書き忘れていました
素早さ...先制や不意討ちがしやすくなる。命中にも影響する


素早さが2上がった!
防御が1上がった!


黒獅子「里を見て回ってもいいか?」

エルフ少女「良いですよ。みんないい人だから安心して下さいね」

黒獅子「そうか。いろいろありがとう」

黒獅子「早速里を見て回りたい所だが」

黒獅子「まずは里の長に挨拶をしよう」

黒獅子「流石に放り出されるようなことはない...よな?」


里はキャンプのような風景だ
テントのようなものが建ち並び、森に囲まれている
空気も清涼で、エルフの文明のゆったりとした雄大さが伺える

里長の家にて


里は少し肌寒かったが、ここは篝火のおかげで暖かい
中にはエルフの長がおり、こちらを見ている


黒獅子「失礼します。エルフの少女に保護されました黒獅子といいます」

エルフの長「...何用だ」

黒獅子「里を見て回ろうと思ったので挨拶に来ました」

エルフの長「下1>>」

エルフの長「そうか、外界に比べれば何もないだろうがゆっくりとされてゆかれよ」

黒獅子「お心遣い、感謝します」

黒獅子「あぁ、それと...」

エルフの長「?」

黒獅子「俺は勇者なんですけど、何か困った事とかありませんか?」

エルフの長「>>90

里の高翌齢化
働き手が欲しい

エルフの長「うむ...」

エルフの長「勇者とはいえ、こんなことを客人に話すべきではないのだが...」

エルフの長「この村では高齢化が深刻だ」

エルフの長「エルフの魔法産業は確かに優れた技術だ」

エルフの長「しかし、高齢化で働き手が居なくなってしまった」

黒獅子「なるほど...」

黒獅子「一応聞いておきますが、外界からの移住というのは」

エルフの長「その様子だと知っているようだが、エルフの者は保守的な者が多い」

エルフの長「厳しいだろうな...」

黒獅子「とりあえず、よそ者である俺が里を観光してきます」

黒獅子「その反応如何で突破口が見えるかもしれませんので!」

黒獅子「あそこにエルフがいる」

黒獅子「この村の観光地について聞いてみよう」

黒獅子「すみません、この村の観光地について知りませんか?」

エルフ「>>94

あぁ?なんじゃい若造、この里に観光名所なんぞないぞ!
まったく、ミスリル行商が来ないせいでワシも商売あがったりじゃというのに、代わりになる名産や場所なぞ、

エルフ「あぁ?なんじゃい若造、この里に観光名所なんぞないぞ!」

黒獅子「まじですか」

エルフ「まったく、ミスリル行商が来ないせいでワシも商売上がったりじゃというのに...」

エルフ「代わりになる名産や場所なぞ...」

黒獅子「ミスリル行商とはなんですか?」

エルフ「なんじゃお主、ミスリルを知らんのか?」

黒獅子「はい」

エルフ「ミスリルというのはな、金属じゃ」

エルフ「鍛えるのが大変難しくてな」

エルフ「しかしながら、衝撃と魔法に強い耐性を持ち、鍛えれば高値で売れる」

エルフ「エルフの者はそれが可能だ。昔はミスリルを掘り出すドワーフの民もやっていたらしいが...」

エルフ「エルフには魔法を応用する適性があったからのう。次第にヤツらの仕事は行商のみになっていった」

エルフ「そのドワーフが最近めっきり来ないのじゃ...働き手が居たとて、これでは意味がない」

黒獅子「ふむ...」

黒獅子「そのミスリルというのは、どれ程頑丈なんです?」

エルフ「そうじゃの...例を示した方が早かろう」

エルフ「何代か前の勇者は生涯に渡ってミスリル装備を愛用したというぞ」

エルフ「しかも、一度も買い換えることなく、寿命で死んだそうじゃ」

エルフ「すごいじゃろ?」

黒獅子「すごい」

エルフ「お主の持つそのオリハルコンと双璧を成すと言われておるぞ」

黒獅子「え?俺オリハルコンなんて持ってませんよ?」

エルフ「え?」

エルフ「その長棒はオリハルコンじゃぞ?」

黒獅子「えっ、これ鉄の棒だって言われましたよ?」

エルフ「外界には鑑定士がおらんのか...?」

黒獅子「これってそんなレアなんですか?」

エルフ「うむ」

黒獅子「まじですか...」

黒獅子「その、先ほどおっしゃった勇者の方もエルフに装備を鍛えてもらったんですか?」

エルフ「そうじゃ。むしろそこからエルフはミスリルを鍛えるようになったのじゃ」

黒獅子「実は俺も勇者なんですよ」

エルフ「...本当か?なんかチャラチャラしてないか?」

黒獅子「まぁ自信はないです。天啓を受けたり神さまを見た訳じゃないので」

エルフ「...ふむ...さてはお主、タダでそのオリハルコンを武器に鍛えてもらうつもりじゃろう」

黒獅子「バレました?」

エルフ「当たり前じゃ愚か者」

エルフ「しかしそうじゃのう...」

エルフ「ならば、ドワーフの所に行きミスリル行商を再開させてくれ」

エルフ「さすれば、お主を勇者と認めてもよかろう」

黒獅子「分かりました。ところで...」

エルフ「なんじゃ」

黒獅子「エルフって、子供をあまり作らないんですか?」

エルフ「その傾向はあるのう。長寿だからそういった意識が薄いのじゃろう」

エルフ「我らが長も悩んでおる」

黒獅子「とりあえず、出発します」

黒獅子「帰ってくる目印のような物はありますか?」

エルフ「ん...ではこのルーンをやろう」

黒獅子「ルーンですか」

エルフ「念じれば里の位置を教えてくれるはずじゃ」

エルフ「後は普通にお守りにもなるが、そっちの効力には期待せんほうがよいぞ」

黒獅子「長にも伝えておいて下さい。きちんと人手不足の解消についても考えていますと」

エルフ「長と話したのか。まぁよいじゃろう」

友好的エルフ少女の家にて


黒獅子「俺はちょっとドワーフの下までお使いに行ってくる」

エルフ少女「分かりました」

黒獅子「やはり君には挨拶をしてから里を出たかったのでね」

エルフ少女「今度は無茶しないで下さいよ?」

黒獅子「要努力。さらばだ!」

林道にて


黒獅子「湿度が高いな...」

黒獅子「軽くもやが出ている...」

黒獅子「ん?前から誰か来るぞ」

黒獅子「すみませーん」

>>103>>104

あっ、安価ミスしとるやんけ


林道にて


黒獅子「湿度が高いな...」

黒獅子「軽くもやが出ている...」

黒獅子「ん?前から誰か来るぞ」

黒獅子「すみませーん」

>>105>>106

魔女

イーッヒッヒ!お前さんこの湿原に生える魔法キノコを見なかったかい?
あったらレベルアップ薬をただでやろう、男前じゃからな!イーッヒッヒ

魔女「イーッヒッヒ!」

黒獅子「!?」

魔女「お前さん、この湿原に生える魔法キノコを見なかったかい?」

黒獅子「魔法...キノコ...?」

魔女「ああ、あったらレベルアップ薬をただでやろう」

魔女「男前じゃからな!イーッヒッヒ!」

黒獅子(この際細かいツッコミは置いておこう)

黒獅子「いよっ、男前!」

魔女「イーッヒッヒ!そうじゃろうそうじゃろう」

黒獅子「その魔法キノコを見つけるコツとかってありますか?」

魔女「コツ?」

魔女「そうじゃの、>>109

黒獅子「いよっ、男前!」

魔女「イーッヒッヒ!そうじゃろうそうじゃろう」

黒獅子「その魔法キノコを見つけるコツとかってありますか?」

魔女「コツ?」

魔女「そうじゃの、>>111

鼻の利く仲間でも居れば見つかる


魔女「鼻の利く仲間でも居れば見つかるぞ」

魔女「見たところお主は一人のようじゃがな!イーッヒッヒ!」

黒獅子「鼻には自信がないな...だが!やってみる他あるまい」

黒獅子「いくぞ!ブレイブ・スメル・サーチャー!!」


黒獅子は肺活量にモノを言わせて大量の空気を吸い込んだ


黒獅子「...わからん!」


吐き出す

黒獅子「諦めんぞ...」

黒獅子「ブレイブ・ノーズ・サーチャー!!」

魔女「技名変わっとるぞ」

黒獅子「!!」

黒獅子「へっくしょん!」


黒獅子はくしゃみをした
何か余計なものを吸い込んでしまったのだろうか?
しかしながら、そうではなかった


黒獅子「うおっ!?」

魔女「そのくしゃみは!」


くしゃみはカラフルな泡のように可視化され飛び散った

魔女「間違いない!そのくしゃみ、魔法キノコの胞子を吸ったから出たのじゃ!」

黒獅子「つまりここら辺に魔法キノコが...?」


黒獅子は風上に歩いていった
すると、見事魔法キノコが見つかった


黒獅子「これですか?」

魔女「おお!これじゃこれじゃ!」

魔女「では、約束通りレベルアップ薬をただでやろう」

黒獅子「ありがとうございます!」

黒獅子「それでは一気飲み!」


レベルアップ!
黒獅子 聖人のレベルは3になった

基礎能力値ポイントを3獲得!

HP(耐久力やバイタリティが向上)
MP(魔法エネルギー容量拡張)
力(筋肉やダメージにボーナスが入り重い武器を持っても命中がマイナスされない)
防御(体を守る力やガードの耐久性、盾などがあればそれを扱う技術の向上)
素早さ(先制や不意討ちがしやすくなり、命中にも影響する)
賢さ(機転が利きやすくなり、魔法の威力も上がる)

既アップ分:素早さ+2、防御+1


>>117で3ポイントを振り分けて下さい

Hp全振り

黒獅子のHPが3上がった!


黒獅子「最高の気分だ」

黒獅子「それでは魔女さん、また会えたら」

魔女「あぁ、いつか会うかもな。イーッヒッヒ!」

黒獅子「お、立て札だ」

黒獅子「なになに...」

黒獅子「どうやらこの先に>>120があるらしい」

黒獅子「行ってみよう」

孤児院

孤児院にて


黒獅子「ふむ...」


小綺麗な外観をしており、老人ホームを彷彿とさせる


黒獅子「おや、門が開いている」

黒獅子「...入ってもいいってことだよな?」

黒獅子「侵入するぜ」

黒獅子「...」

黒獅子「おや、庭があるな」

黒獅子「まぁ子供にとって運動は重要だからな...」

黒獅子「ん?子供がいるな」


>>123...子供の様子や外見

義手や車いすを使う、身体に不自由のある外見、エルフの薬でも無ければ治せ無さそうな病衰

欠損孤児「...」


その子供はぼうっとしていて、まるで時が止まっているかのようであった
しかし、その達観したような目を見ているとこう思うのだ
ぼうっとしているのではなく、虚空を注視しているのではないか?
虚空に何かを見いだした。もしくは見いだそうとしているのではないか?


黒獅子「...やあ」

欠損孤児「...キミは、誰かな?」

欠損少年「センセイじゃないよね」

黒獅子「俺は黒獅子聖人。勇者だ」

欠損少年「勇者ってなんだい?義手や義足を造る技師のこと?」

黒獅子「ああ、間違ってはいないかもな」

黒獅子「君の車椅子を造ったのも勇者かもな」

欠損少年「じゃあ、キミはどっちも造れるの?」

黒獅子「...いいや、どっちも造れないよ」

欠損少年「何ができるって言うのさ」

黒獅子「正しいことさ。恐らくは勇者の元々の意義がそれだからね」

欠損孤児「ふうん。よくわからないな」

黒獅子「...そうか」

孤児院職員「...あ、こんな所に居たのか!」

孤児院職員「部屋で安静にしているようにと言ったじゃないか!」

欠損孤児「...」

孤児院職員「エルフが薬を売ってくれないんだ。せめてもう少し生きれば奴らの気持ちも変わるかもしれない」

孤児院職員「分かるね?みんな君に生きて欲しいと思っているんだ」

孤児院職員「そこのあなたは...お客さんですか?」

孤児院職員「後で施設をご案内致しますので少々お待ちください」

すると職員は車椅子を押し、施設の中へと欠損孤児を運ぼうとする


黒獅子「君」

欠損孤児「...」

黒獅子「勇者の説明を分かりやすくしてあげよう」

黒獅子「勇者とは」

黒獅子「君のような子供を救うヤツのことさ!」

欠損孤児「...!」

黒獅子「君の名前は?」

欠損孤児「>>128

カタアシ

欠損孤児「...カタアシ」

黒獅子「カタアシ...カタアシだな!覚えたぞ!」

黒獅子「ああ、それと職員の人!」

孤児院職員「私ですか?」

黒獅子「はい!ドワーフの民の住む土地ってどこにあるか分かりますか?」

孤児院職員「えー...この近くにある町のはずれの洞窟の奥だったと思います」

黒獅子「ありがとうございます!では!」

本の町にて


黒獅子「どうやらここは本の町らしい」

黒獅子「本屋が沢山あるのかと思ったが、そうではないらしい」

黒獅子「大きな図書館があるようだ」

黒獅子「だからなのか、外に人が居ない。インドア派が多いようだ」

大図書館にて


本の匂いが立ち込め、知識が鼻から入ってくるかのような場所だ
天井まで届きそうな本棚がずらりと並ぶ


黒獅子「司書さん」

司書「いかがしましたか?」

黒獅子「子供を作る魔法の載った魔法書ってありますか?」

司書「>>132

赤面して本の角アタック

司書「あ、あなた一体何を言っているんですか!?///」


司書は持っていた本の角で黒獅子を殴る
これが六法全書だったら病院送りだっただろうが、普通の本らしい


黒獅子「へっぶち!」

黒獅子「むむむ...」


そこでようやく自分の発言の問題点に気付く


黒獅子「...あ、すみません」

黒獅子「いやほんとすみません。興奮していまして...」

司書「興奮!?」


すると図書館にいた人々がちらちらと司書を見る
それにより、司書は申し訳なさそうに口をつぐむ


司書「...あなた、読者をおすすめしますよ」

黒獅子「そうですか?」

司書「ふんっ」

黒獅子「拗ねないで下さいよ。本当に知りたいんです」

司書「誰があなたのような変態、相手にするものですか」

司書「...と言いたい所ですが。職務なので致し方ありません、案内しましょう」

黒獅子「本当ですか。ありがとうございます」

司書「職務ですから。えっと、子供を作る魔法は...」

司書「魔法書庫B-99ですね」

黒獅子「...」

司書「...」

黒獅子「え、案内してくれないんですか?」

司書「今、忙しいので」

黒獅子「...えぇ...」


黒獅子はとぼとぼとした足取りで示された場所に向かった


>>138コンマ40以下で図書館が広すぎて迷う

はいさい

魔法書庫B-99


黒獅子「あったあった」

黒獅子「では読むとしよう...」


サイクル・オブ・リ・バース


この魔法の発動にはMPが100必要である
また、詠唱者が若いほど成功率が高い
過去の資料によれば、十代半ば頃なら間違いなく成功する
実際はその年齢でそれほどのMPを保有する者はほぼ例が無いため
確実な成功は期待しないほうがいいだろう

詠唱者が若いほど成功率が高いのは、詠唱者の状態を『save』
したあと、幼児まで若返らせ『reset』する為である

そこから先は文字が掠れて読めない。相当な古書のようだ

しかし、一ヶ所だけ読める所があり、そこには

遺伝子を少々変質させるため、似ることはあれど同じ顔になることはない

と書いてある


黒獅子「MP100...」

黒獅子「しかし、エルフは高度な魔術適正を持つと聞く。どうにかなるかも知れないな...」

図書館の広間にて


黒獅子「すみません、貸し出しやってますか?」

司書「...あなたには過ぎた魔法では?」

黒獅子「確かに俺には過ぎた魔法だ」

黒獅子「だが、俺には助けなければならない人がいる。その為に必要なんだ」

司書「その言葉に、嘘偽りはありませんね?」

黒獅子「?ああ」

司書「では貸し出します。返却期限は長めに三ヶ月とします」

黒獅子「ありがとうございます」

町はずれの洞窟にて


黒獅子「...」

黒獅子「入ろう」


中には所々灯りがあり、暗闇に迷うことはなさそうだ
整備された跡があり、洞窟というようかは坑道のようだ


黒獅子「あまり気配がしないな...」

黒獅子「おや」


大きな扉があり、その隣の看板には
『ドワーフの民の里』
と書いてある


黒獅子「開けてみよう」


>>144...ドワーフの里の様子

ミスリル鉱山で事故が原因不明の事故多発でどうするか困ってる

その里は、どことなく空気が重かった


ドワーフは人間に比べると小柄な種族のようだ
それでいてニコニコとしていればマスコットのようだったのだが...
みな暗い顔。話を聞いてみよう


黒獅子「失礼します。ちょっとお話を伺って宜しいでしょうか?」

ドワーフ「あ...はい」

黒獅子「なぜこの村はこんなに空気が重いのでしょう?空気の通りが悪いからではありませんよね」

ドワーフ「実は、この村の名産であるミスリル鉱山で原因不明の事故が多発しているんです」

黒獅子「事故って、どんな?」

ドワーフ「それなら、実際に鉱山で働いていたドワーフに話を聞く方が早いでしょう」

ドワーフ「あの赤い屋根の家に住むドワーフなら知っているはずです」

黒獅子「ありがとうございます。では、行ってきますね」

赤い屋根の家にて


黒獅子「もしもし、誰かいらっしゃいますか」

ヘルメットドワーフ「...はあ」

黒獅子「ミスリル鉱山で起きた事故についてお話を聞きたいのですが」

黒獅子「具体的にどんな事が起こったのでしょう?」

ヘルメットドワーフ「>>148

どこから来たのか巨大モグラの魔物が住み着いて暴れるから労災が起きる
今さっきも旅人が1人様子見に行った

ドワーフ「どこから来たのか巨大モグラの魔物が住み着いて暴れるんだ」

ドワーフ「そのせいで労災が起きる」

黒獅子「ふむ...」

ドワーフ「今さっきも旅人が一人、様子を見に行ったな」

黒獅子「それはミスリル鉱山に行けば居るんだね?」

ドワーフ「ああ」

黒獅子「では向かうとしよう」

ミスリル鉱山の入り口にて


地鳴りの音がする
もしや、先程ここに訪れた旅人が戦っているのか?


黒獅子「坑道は塞がっていてもおかしくはないが...行ってみよう」

黒獅子「ん...?」


道に点々と重りが置いてある
どういうことなのだろうかと思い、重りの一つに歩み寄る
その瞬間、足元が抜け体に浮遊感


黒獅子「おっわぁっ!?」


運良く重りのある足場を掴み、戻ることができた
どうやら、重りのある所以外には落とし穴があるらしい
先に行った旅人がいなければ苦戦を強いられただろう

その後は、順調に坑道を進んだ
だんだん強くなる地鳴りとパラパラと天井から降る土埃が不安を掻き立てる

そして、奥の開けた場所に出た
そこでは旅人と巨大モグラが戦闘をしていた


>>153...旅人の簡単なプロフィール
>>154...旅人の状態

fgoのエリちゃん風な見た目の竜娘
家出して武者修行兼なんか偉業達成して親の鼻を明かしてやろうと考えてる

竜尻尾を物珍しさで子供とかにジロジロ見られるのはイラっとするから白ローブマントの中に隠してる

ほぼ拮抗状態

竜娘「...!」

巨大モグラ「!」


激しく動く巨体、地響きの根源
そしてその爪による攻撃を受けきる旅人


黒獅子「...助けなければ」

竜娘「助けなくていい!アンタは足手まといよ!」

黒獅子「わ、分かった!分かったから戦いに集中しろ!」

良くみると、彼女は純粋な人間ではないと分かる

竜角が生えているためである
そして時折その持った剣で攻撃を受けきれない時に炎ブレスを吐いたり
体側への攻撃をその白いローブマントよりの尻尾で振り払ったりするからだ


>>158コンマ50以下で竜娘の勝利、51以上で巨大モグラの勝利

竜娘「破ッ!」

巨大モグラ「う、うぐ...」

竜娘「ぶくぶくと太って、良い生涯だったでしょうね」

黒獅子「待ってくれ」


とどめを刺そうとする竜娘を黒獅子が制止する
彼女は不機嫌そうに答える


竜娘「なんで?こいつは沢山のドワーフの民を傷つけたのよ?」

黒獅子「理由ってもんがあるだろう。だから少し待ってくれ」

巨大モグラ「そ、そうなのだ...話を聞いてはくれないか」

黒獅子「...」

竜娘「チッ」


黒獅子は巨大モグラに歩み寄る


巨大モグラ「実は、この鉱山にあるミスリルが肌に合うのだ」

黒獅子「肌に合う?」

巨大モグラ「我々モグラは太陽の下で生きる事はかなわない」

巨大モグラ「それは太陽のエネルギーで死んでしまうからだ」

巨大モグラ「しかしミスリルからは太陽の反対、月のエネルギーが放射されている」

巨大モグラ「ここでなら私は快適に暮らせると気付いたのだ」

巨大モグラ「ある日運動していたら近くにあるドワーフの坑道で崩落を起こしてしまった」

巨大モグラ「それが原因でドワーフと敵対し、こうなったのだ」

黒獅子「そうか...ならばドワーフに詫びてこい。話も聞いてもらえぬようなら俺が努力する」

黒獅子「いや、村長を呼んでこよう。うむ、それがいい」

竜娘「...ッ!」

竜娘「待ちなさい」

黒獅子「なんです」

竜娘「アンタを村長の所に行かせる訳にはいかないわ」

黒獅子「そりゃまたどうして」

竜娘「私にはやるべきことがある。その為に名声と金が必要」

竜娘「ここで円満解決したら私に報酬は支払われない」

竜娘「報酬が支払われたとて、名声は手に入らない」

黒獅子「人聞きの悪い言い方をするのであれば、悪でない者を殺して金にしようという訳だ」

竜娘「ええ。それでも構わない」

竜娘「____アンタを切り捨てればね」


竜娘は剣を抜き、独特のフォームで構える
その目には覚悟と残忍さが感じられた

黒獅子「やめてくれ」

竜娘「嫌よ」

黒獅子「ミスリルは金になるぞ」

竜娘「命乞い?」

黒獅子「そうだ。それに、良い装備になる」

竜娘「ミスリルの装備への加工は不可能よ。デタラメを言わないことね」

黒獅子「できる。ドワーフとエルフにならできる」

黒獅子「しかもエルフは腕が立つ」

黒獅子「もともとはドワーフがエルフの所に行商に行ってたんだが、今回の一件で途絶えてた」

黒獅子「それを復活させる為、ここにやってきたのだ。エルフの里を知っているのは俺だけだ」

黒獅子「そこに案内してやると言ったらうまい話だと思うがどうかね?」

竜娘「>>164

こんな言葉を知ってるかしら、うまい話には裏がある
・・・アンタが嘘をついてるとも限らない何か担保になるものでも里まで預からせてもらう
約束通りなら返してやる、それで取引どう?

竜娘「こんな言葉を知ってるかしら」

竜娘「『うまい話には裏がある』」

黒獅子「うぅむ」

竜娘「...アンタが嘘をついてるとも限らないわ」

竜娘「何か担保になるものでも里まで預からせてもらう」

竜娘「もちろん、約束通りなら返してやる、それで取引どう?」

黒獅子「よし、それでいくとしようか...担保だな」

黒獅子「この棒で如何かな?」

竜娘「ナメてんの?...ってこれ、まさか」

黒獅子「オリハルコンの棒だ。なんで分かるんだ?」

竜娘「竜族はオリハルコンに強い憧れがあるわ」

黒獅子「そうなのか?」

竜娘「理由までは分からないけど、憧れている者は多いわ」

黒獅子「それで十分だろう?」

竜娘「こんなもの預けられると、こっちもプレッシャーよ」

黒獅子「ははは」

~そして~


ドワーフの長「して、どうしたのじゃ」

巨大モグラ「すみませんでした。かくかくしかじかでございまして」

ドワーフの長「...ふむ」

ドワーフの長「ならお主、ミスリル発掘をして働いてもらおうかの?」

巨大モグラ「それでいいんですか?」

ドワーフの長「それがベストじゃ。むやみに誰かを苦しめるのはドワーフの趣味じゃありゃせんよ」

巨大モグラ「ありがとうございます!」

ドワーフの長「そこの竜娘、礼金じゃ」

竜娘「...ひぃ、ふぅ、みぃ...ありがとうございます」

ドワーフの長「それとそこの男前、給料が届いておるぞ」

黒獅子「あぁ、久しぶりですね。ありがとうございます」

竜娘「...給料?誰かに雇われてるの?」

黒獅子「プロデューサーがいるんですよね」

竜娘「プロデューサー?アンタ、タレントなの?」

黒獅子「アイドルだ」

竜娘「あー...だからそんな性格なんだ」

黒獅子「プロデューサーがな、アイドルとして勇者をやれと王様から仕事を取ってきた」

竜娘「勇者!?」

竜娘(だからオリハルコン棒なんて持ってるのね...)

黒獅子「少しミスリル貰っていっていいですか?」

ドワーフの長「図々しい奴じゃの...許可しよう」


黒獅子と竜娘はミスリルを手に入れた


黒獅子「...里に戻るか」

竜娘「そうね」

それから町を出てルーンを使い、まっすぐエルフの里に向かった

道中、戦闘もあったが竜娘が難なく突破
日も暮れてきて、このまま女性と野宿するのかと思ったがギリギリ里に到着


竜娘「ここがエルフの里ね...」

竜娘「オリハルコン棒は返すわ」

黒獅子「あとは技師のエルフに報告するだけだ」

エルフ「なんか増えてないか?」

竜娘「あー...あはは」

黒獅子「ついでに竜娘の分もやってはいただけませんか?」

エルフ「ミスリル行商も再開したことだし、ええじゃろ」

エルフ「で、お主、オリハルコン棒をどの武器にするんじゃ?」

黒獅子「>>172

六角棒

黒獅子「六角棒でお願いします」

エルフ「筋トレでもするのかね」

黒獅子「いえ、武器にします」

エルフ「...変わっとるのう」

エルフ「ミスリルも持っとるようじゃが」

黒獅子「あぁ、それはこちらの竜娘にあげますよ」

竜娘「え、いいの?」

黒獅子「君だけの分だと兜ぐらいしか作れないだろう」

竜娘「じゃあいただくわ」

エルフの長の家にて


黒獅子「すみません」

エルフの長「む、夜も遅いが...君か」

黒獅子「問題を解決する糸口が掴めたかもしれません」

エルフの長「どういうことだ?」

黒獅子「こちらの本を見て下さい」

エルフの長「...ふむ」

黒獅子「エルフって基本的にMPはどのくらい持っているのでしょう?」

エルフの長「>>175くらいか」

255

エルフの長「255くらいか」

黒獅子「やけに中途半端ですね」

エルフの長「ああ。限界値と呼ばれる数だ」

黒獅子「じゃあ仮に完全な生物がいたとしたら能力値は全部255?」

エルフの長「じゃないか?とりあえず、お主に寝床を貸しとる少女にやらせよう」

黒獅子「ですね」

エルフ少女の家にて


黒獅子「ただいま」

エルフ少女「あ!帰って来たんですね」

エルフの長「やあ」

エルフ少女「里長さん!」

エルフ少女「二人で、どうかされたんですか?」

エルフの長「君に魔法を使ってもらうことになった」

エルフ少女「魔法ですか...私、まだ若いので上手く扱えるかどうか...」

エルフの長「いやいや、若いからいいんだよ」

黒獅子「この魔法書に子供を作る魔法が載ってるんだ」

黒獅子「でも、君が嫌なら強制はしないよ」

黒獅子「やって...くれるかな?」

エルフ少女「>>180

わ、私でお役に立てるのではあれば……///

エルフ少女「わ、私でお役に立てるのであれば...///」

黒獅子「ありがとう。じゃあこの本を読んでくれ」

黒獅子(なんで赤面してるんだろう)

エルフ少女「う...うぅ...///」


エルフ少女は目を指で覆い、隙間からチラチラと本を読んでいる


黒獅子「あーその...やっぱり嫌なら__」「読みます!」

エルフ少女「読みますよ!期待に答えてみせます!」

そして彼女は勢いよく本を読み出した
エルフの魔法に向き合う姿勢はとても真摯だということを感じ取れる
なぜなら、読み進める毎にだんだん彼女の目からハイライトが失われていったからである


黒獅子「できそう?」

エルフ少女「...ええ、できますよ」

黒獅子「じゃあお願いするね」

エルフ少女「はい...」

エルフの長(もう何も言うまい)

エルフ少女「*???????*」

黒獅子「...」


そこから先は、あの本に書いてあった通りだった
エルフ少女は幼児になり、そして存在が重なっていたようにしてもとに戻る


黒獅子「おお」

エルフ少女「...できました」

エルフの長「すばらしい」

黒獅子「...あ」

エルフ少女「どうかされましたか?」

黒獅子「里長さん、なんか凄い薬ありますか?」

エルフの長「アバウトだね」

黒獅子「命に関わる病を治すような薬です」

黒獅子「持ってなかったら製剤して欲しいのですが」

エルフの長「>>185

あるにはあるが……きちんと経緯を話してもらわないと渡せないね

エルフの長「あるにはあるが...きちんと経緯を話してもらわないと渡せないね」

黒獅子「実は図書館やドワーフの里に行ったときに孤児院を見つけたんです」

黒獅子「そこで俺は手足が欠損し、さらに命を蝕む病を患った孤児に会ったんです」

黒獅子「その孤児...カタアシの為に薬が必要なのです。信じられないなら、あなたをつれて行きます」

エルフの長「...ふむ...」

エルフの長「いいだろう。薬をやる」

エルフの長「ただし副作用がある」

黒獅子「なんですか?」

エルフの長「百年程、寿命が伸びる」

黒獅子「...」

エルフの長「百年は、苦しいぞ」

エルフの長「それでもこれを持っていくかい?」

黒獅子「ええ...勿論です」

エルフの長「くれぐれも本人の了承を得たまえよ?」

エルフの長「わしらに責任は取れないからな」

エルフの長「そうだお主、旅慣れてないだろう」

黒獅子「まぁ...はい」

エルフの長「基礎能力値を表示する魔法を使ってやる」

エルフの長「*基礎能力値表示*」


黒獅子 聖人のステータス

HP:13(+3)
MP:10
力:10
防御:11
素早さ:12
賢さ:10

防御と素早さは(+1) (+2)です
すみません


黒獅子「ふむ...」

エルフの長「どうだ?自分の基礎能力値を見た感想は」

黒獅子「>>189

延び代ですね

黒獅子「伸び代ですね」

エルフ少女「伸び代ですね!」

竜娘「伸び代ですねェ!」

エルフの長「あと8人呼んでこい」

黒獅子「ってかいつの間に」

竜娘「私も宿がないから泊めてもらえることになったわ」

黒獅子「なるほど...もう夜も遅いし、寝るか」

エルフの長「うむ、そうせよ。わしは帰るでな」

漢字間違えましたねェ!


エルフ少女「あ、お布団にシワができちゃってます」

黒獅子「延び代ですね」

エルフ少女「あの、宿を貸すって言った手前悪いんですけど布団が一つしかないんです」

竜娘「真ん中は嫌だよ」

黒獅子「...俺も真ん中は...うーん...」

エルフ少女「私も窮屈ですし...」

竜娘「じゃんけんで決めましょう」

黒獅子「そうだな、行くぞ」

一同「じゃんけんぽん」


>>192...勝敗

黒獅子が真ん中

>>183
ここがよく分からなかった。
ぜひ後で生まれた子(クローン)のほうも描写してプリーズ

>>196ガバガバ描写ですみません。一時タイムリープします


エルフ少女「この子はどうするんですか?」

エルフ幼児「ダー」

エルフの長「うむ、わしが育てよう」

エルフの長「しかしエルフ少女が小さい頃によく似ておる」

黒獅子「魔法ってなんでもできるんですね」

エルフ幼児「ン?」

黒獅子「なんでもするとは言ってない」

時間軸はもとに戻る


黒獅子「負けた...ついてない」

竜娘「たかがじゃんけん、そう思ってないですか?」

竜娘「それやったら明日も私が勝ちますよ」

エルフ少女「なんで負けたか、明日まで考えといてください」

エルフ少女「そしたら何かが見えてくるはずです」

黒獅子「やっぱ後7人子供作って11人埋めよう」

結局、右にエルフ少女
真ん中に黒獅子
左に竜娘の配置になった


黒獅子「ひぇぇ...///」

竜娘「何変な声上げてんのよ。消灯していいわよ」

エルフ少女「はぁい」


そして辺りを闇が支配した
お互いの息遣いが響き、中々眠れない

しばらくすると、二人とも寝てしまったようで
馬鹿らしくなって寝た

>>202...夜の間何かが起こった?

外から大きな音がした
なんと!蛇神が前回失敗した暗殺スライムの代わりに送り込んだ刺客の岩男が!
エルフの里入り口が分からず暴れまわりながら直感で近づいていた

バッグォォン!!


黒獅子「むああっ!」

竜娘「何この音!?」

黒獅子「ただ事じゃないぞ...!」

黒獅子「俺は様子を見に行く。君も来るかい?」

竜娘「叩き起こされたのよ!?礼はしに行くわ!」

エルフの里にて


黒獅子「どうやら里には被害はなさそうだな」

竜娘「いないの!?」

黒獅子「ああ、だが赤ちゃんだっているんだ。安全は確保しなければ」

竜娘「私も行くわ」

黒獅子「そうしてくれるとありがたい」


こちらに走り寄る影が一つ
敵かと思ったが、暗闇に目が慣れるとその正体が見えた


エルフ「なんじゃなんじゃ...」

黒獅子「里の外で何かが暴れているらしい」

エルフ「それなら丁度いい。ほれ、オリハルコン六角棒じゃ」

エルフ「それとお主にはミスリルの鎧を」

黒獅子「ありがとうございます」

竜娘「ありがとう」

エルフ「後、エンチャントを施しておいたぞ」

エルフ「六角棒には>>208のエンチャント」

エルフ「ミスリルの鎧には>>209のエンチャントを施しておいた」

霊体、軟体等対物理耐性持ちにも有効打を打てる

自動防護結界展開

エルフ「その六角棒は霊体や軟体...ゴーストやスライムにも有効打が打てる」

黒獅子「それはいい」

エルフ「そこの娘さんの鎧には自動防護結界を展開できる機能をつけておいた」

エルフ「といっても無限に発動できる訳じゃないぞ」

エルフ「大気やお主本体からエネルギーを吸って結界にしておるのじゃ」

エルフ「お主、魔法の心得はあるかの?」

竜娘「基本の魔力操作くらいなら」

エルフ「では逆位相の魔力を流せば結界はストップする」

エルフ「さらにその反対の位相の魔力で再開できるぞ」

黒獅子「じゃあ行くぞ」

竜娘「勝手に仕切らないで!」

黒獅子「...それもそうだな!」


二人は里の外へと駆けていった
そして森の影へと見えなくなる

岩男「フン!」


その岩で出来た大男は木を薙ぎ倒し、岩石を砕く
飛び散った破片を踏み潰し、大地が軋んでいるかのような音を立てる


黒獅子「やめるんだ!」

岩男「ナンダオマヘ?マサカ『黒獅子』カ?」

黒獅子「そうだが?」

竜娘「私を無視するとはいい度胸してるじゃない!」


竜娘は飛び掛かり斬撃を放つ


岩男「グゥッ...」

岩男「シネェ!」

竜娘「危ないわね!」


打撃を回避する
しかし地面にはヒビが走る


黒獅子「チャンス!」

岩男「ヴッ」


的確にその腕に対し六角棒で打撃を叩き込む
しかし少し岩がずれた程度でやはりダメージはなさそうだ

岩男「キカナイネ」

黒獅子「どうしたらいいんだ!?」

竜娘「出鱈目な奴ね...!」

岩男「オレハヤマカガチサマカラ『黒獅子』ヲコロスヨウメイレイサレタ」

黒獅子「ヤマカガチ...?」

竜娘「今はそんな事考えてる場合じゃないでしょう!」

黒獅子「あ、ああ...奴を倒す為には...」


>>215...
1.合体技だ!
2.魔法を使おう!
3.自由安価

恐らくオリハルコン強度に俺の握力が足りていない!
よし、竜娘!
私をあいつにぶん投げろ!

黒獅子「おそらくオリハルコンの強度に俺の握力が足りていない...!」

黒獅子「よし、竜娘!」

竜娘「何!?」

黒獅子「俺をあいつにぶん投げろ!」

竜娘「リスクは承知で?」

黒獅子「勿論だ!あいつをぶち抜く!」

竜娘「...いいじゃない。やってやるわよ!」

竜娘「六角棒を真っ直ぐ構えて!」

黒獅子「ああ!」

竜娘「指図されるのは気に食わないけど、その分の鬱憤を込めてぶっ放すわ!」

竜娘「おらああああっ!!」


まさに剛投
限界まで引き絞られた弓を放つかのような勢いだ


黒獅子「うおおおおおおおっ!」

岩男「グガッ!?」


岩男は両手で抵抗する
しかし、この勢いのオリハルコンの前では抵抗は意味をなさなかった
鋭利ではない棒が岩を貫く。綺麗に胸の真ん中を貫いたため
岩男は慣性の法則を全身で体現し、崩れ落ちた


黒獅子「ぶべらぁ!」

竜娘「ついでにあの正義気取りのバカもやっつけられたわ」

黒獅子「おいこら」

竜娘「あら、生きてたの?」

竜娘「で、こいつ結局なんなの?」

黒獅子「俺への刺客だと思う」

竜娘「あぁ、やっぱり恨みは買ってるのね」

黒獅子「...まぁそんな訳だ。申し訳ないと思っている」

黒獅子「俺がみんなに迷惑をかけてしまった訳だしな」

竜娘「謝っても謝らなくても別にいいわ。それより、何の組織の恨みを買ったの?」

黒獅子「強姦誘拐集団だ」

竜娘「ただのレイプ集団が刺客なんて持ってるのかしらね」

黒獅子「意外と大きな組織なのか?」

竜娘「それは知らないけど、儲かることはやってるんじゃない?」

竜娘「人身売買とか、麻薬取引とか」

黒獅子「あり得る」

竜娘「やっぱりアンタ、バカよ」

黒獅子「迷惑かけた相手に言われると何とも...」

黒獅子「はぁ...二度寝しよ」

竜娘「私もよ」

黒獅子「ところで、場所変わってもらったりとかは」

竜娘「嫌よ」

黒獅子「デスヨネー」

そして 朝を むかえた!


黒獅子「...う...動けん」

黒獅子「どっちも寝てやがりますぜ...」

黒獅子「...三度寝するか」


>>222...三度寝した後起きたらどうなってる?

普通にお昼ちょっと前になって竜娘が旅立ってた

黒獅子「っは!」

エルフ少女「あ、起きましたね」

エルフ少女「昨日の事は竜娘さんから聞きましたよ。お疲れ様です」

黒獅子「あ、ああ...で、竜娘は?」

エルフ少女「先程旅立ちました」

黒獅子「そうか...じゃあ俺も行くかな」

エルフ少女「もう行かれるのですか?」

黒獅子「ここに長く留まるのも迷惑だろう」

エルフ少女「...そう...ですね」

黒獅子「またいつか立ち寄るさ」

エルフ少女「本当ですか?」

黒獅子「観光地とは言えないが、空気は格別にうまいし、いい人ばかりだからな」

エルフ少女「ありがとうございます!」

黒獅子「...あ、できれば布団は補充しといて下さい」

エルフ少女「前向きに検討します」

黒獅子「だらだら話しててもアレだな!さらば!」

エルフ少女「ご無事を祈っております」

孤児院にて


黒獅子「おーい、カタアシー...いるかー?」

カタアシ「あ、勇者のお兄さん」

黒獅子「薬を貰ってきたぞ。万病に効くが、副作用がある」

カタアシ「髪が抜ける?」

黒獅子「違う」

カタアシ「体が痛む?」

黒獅子「違う」

カタアシ「なんなのさ」

黒獅子「...君の寿命が100年延びる」

カタアシ「それは悪いことなの?」

黒獅子「君は今の人生をつまらないと思うかい」

カタアシ「うん」

黒獅子「でも、薬を使えば君はいつもここにいるが、この庭を走り回れる」

黒獅子「そんなありふれたことで喜べるうちはいいけど、出来ることを全てやりつくしたらどうなると思う?」

カタアシ「つまらなくなる」

黒獅子「でもそれは薬では治らないんだ。何年とも知れない退屈の牢獄に君を閉じ込めることになる」

黒獅子「それでも、飲むかい?」

カタアシ「ああ。飲むとも」


カタアシは飲み薬を一気に全部飲む


>>226...症状はどのくらい回復した?

完全回復

カタアシ「うっ、うおおおおっ!!」


カタアシの義肢を突き破り四肢が出てくる
さらに、顔には生気が戻った


カタアシ「すごい!走れる!跳べる!」

黒獅子「あはは、そんなに喜んでくれて嬉しいよ」

黒獅子「それじゃあね」

カタアシ「いええええい!!」

孤児院職員「あ!カタアシ君!?」

孤児院職員「そんな事をしたら...ん?」

孤児院職員「もしかして...カタアシ君のご親族の方ですか?」

カタアシ「違う違う!ボクはカタアシだよ」

カタアシ「勇者のお兄さんがボクの体を薬で治してくれたんだ!」

カタアシ「ほら、ここに勇者さんが...いない!?」

孤児院職員「...どういうことだか分からないが、健康になったならいいか」

~図書館~


まったく、嫌な思い出が蘇る
己の正義に殺された気分だ


黒獅子「本を返しにきました」

司書「あ、はい。使いました?」

黒獅子「はい」

司書「...え、どうやって?」

黒獅子「エルフ少女に読んでもらいました」

司書「やっぱりあなたは変態でしたか。貴重なエルフの少女をそんな...」

黒獅子「いやいや、里の長からの依頼なんですよ」

司書「はぁ...」

司書「あなたにいいことを教えてあげます」

黒獅子「はい」


司書は耳元で囁く


司書「実はこの本、禁書です」

黒獅子「...へ?」

司書「どうせくだらない事に使うんだろうなと思って持ってこさせた後にそれ伝えて送り返そうとしたんです」

司書「でもあんなクソ真面目な顔されたら信じたくなりました」

黒獅子「そうですか...で、刑期ってどの程度になると思います?」

司書「へ」

黒獅子「刑期ですよ。早めに把握した方が整理がつきます」

司書「待って。別にあなたを通報した訳じゃないわ」

黒獅子「そうですか。まぁ自首した方が罪は軽くなりますからね」

司書「そういう事じゃないの...!」

司書「あなたが捕まる必要はありません」

黒獅子「え?でも俺」

司書「結果的に人を救ったならそれをとやかく言うことは誰にもできません」

黒獅子「...そうなんですか」

黒獅子「あ、この図書館に>>233って置いてありますか?」

記憶に関する魔法の本

司書の記憶を操作すれば万事OKじゃないか?

黒獅子「デートの誘い方の本は置いてありますか?」

司書「...あると思います」

司書「身構えたのが馬鹿らしくなりましたよ」

司書「というか、誰を誘うつもりなんですか?」

黒獅子「え」

司書「良いじゃないですか。他人の事ですし、アドバイスだってしますよ」

黒獅子「あー...」

司書「私はあなたの弱味を握ってるんですよ?」

黒獅子「公然と脅しとは...」

司書「ほら、言いなさい」

黒獅子「...司書さんです」

司書「え?」

黒獅子「あなたですよ司書さん。あなたを誘おうとしてました」

司書「>>238

そ、そうなんですか///

司書「そ、そうなんですか///」

黒獅子「...これでは台無しですよ」

司書「すみません」

司書「そもそも、なんで私なんかデートに誘おうとしたんですか」

黒獅子「好感度が0~100あったとしたら自分は10くらいと予想したので」

黒獅子「親睦を深める為に」

司書「...そうですかぁ」

司書「なら、これあげますよ」

黒獅子「くれるんですか?」

司書「はい。返却は必要ありません」


司書は一冊の本を手渡してきた
無粋ながらタイトルを確認しようとしたが、ブックカバーがかけられている


司書「その代わり、今度ここに来たときにはその本の感想を教えて下さい」

黒獅子「約束するよ」

司書「まだ何かされていかれますか?」

黒獅子「いや、もうないね」

司書「ご利用ありがとうございました」

黒獅子「はい」

黒獅子「また来ますよ」


黒獅子は図書館を後にした

本の街にて


黒獅子「...ふぅ」

黒獅子「早速貰った本を読んでみることにしよう」

黒獅子「...」


息を吸い込み、ページを開いた


>>243...本の内容

恋愛小説。ベタで主人公(女)が男に一目ぼれするところから始まっている


司書さんの気持ち的な感じで

その本は、恋愛小説だった
特に変という所もなく、ベタに女が男に一目惚れするところから始まり
紆余曲折あって結ばれるといった類のものだ

しかしどこか引っ掛かる
この小説の女が司書に似ているような気がするのだ
なるほど、好きな本に人は影響されるということだ

そして男。少しおっちょこちょいな面もあるが真面目で、模範的な人間だ
自分もこういった人間になりたいな、などと思う
こういった素敵な恋愛は出来る気がしないが

読書力が足りていないため、主要な人物にしか着目出来なかったが
そう感じた


黒獅子「ふむ...」


歩き読みをかましていたら森の中
とはいえ道はあり、整備されている
なぜなら、この魔法文明の中核となる都市がこの先にあるからだ

空気が張り詰める
明らかな敵意を感じる
今この瞬間、何処かから何者かが現れようとしている


黒獅子「何者だ!?」


>>247...
1.野盗だ!
2.弱い魔物だ!
3.自由安価

2

すみません。聞き忘れていました

>>250...モンスターは人形?原型?
>>251...性別はオス?メス?無性?どっちも?

原型

やっぱ性別はいいかな


魔蟲「ギチギチギチ...」

黒獅子「っ...!」


障気を纏う蟲
歪なクワガタのような姿をしている
サイズは巨大で、油断すると足をネジ切られる

メス

>>252
メスにしておきます。ありがとうございました

どうやらメスの個体らしい
困ったことになったぞ


黒獅子「...うー...」


こいつの最も恐ろしい所はその鋏でもなく、虫の素早い動きでもない
ゴキブリの如く、叩き潰されると勢いよく産卵するのだ

かなり大きな虫なので、飛び散る卵が見えるのだ
その気持ち悪さから、指定害虫一類にリストアップされ、駆除された
それがここに逃げて来たのだろう。人間に敵意があるのも頷ける

戦闘開始


魔蟲「キシッ...キシッ...」


魔蟲は素早い動きで鋏による攻撃を繰り出す


>>257コンマ50以下で回避成功

黒獅子「っぶね!」


危うく足チョンパ
空気を切断する音が響く


黒獅子「...!」

黒獅子「くらえ!氷魔法!」


魔蟲とはいうものの、魔力を保持している蟲ではないため、凍りつく
これなら卵を撒き散らすことは無いだろう


黒獅子「勝った!」

レベルアップ!


黒獅子 聖人のレベルが4になった!

基礎能力ポイントを3獲得!

HP:13
MP:10(現在値5)
力:10
防御:11
素早さ:12
賢さ:10

>>261で振り分けて下さい

力1
賢さ2

反映しました。ありがとうございます


黒獅子「よし、ここを抜ければもうすぐだ」

黒獅子「まぁライブで何度も行ったことあるんだけどさぁ」

黒獅子「心持ちが勇者になると違うね」

魔法都市イテルにて


黒獅子「んー...」


何かが常に空を飛んでいる
溢れた魔力はパチパチと明るく輝く
常にどこからか沸き立つ歓声が聞こえてくるような
そんな街
そんな街がこの魔法文明の中核なのだ


黒獅子「サイケデリックな空気が癖になる」

黒獅子「さて、どこへ行こうか」

黒獅子「>>264に行こう!」

この都市で一番大きな場所

マジカリウムにて


ここはマジカリウム
王宮に隣接した直営の魔法店だった
しかしどんどん店は大きくなり、ショッピングモールになった
魔法に関する店が殆どだが、中には大手のギルド支部などもあったりする


マジカリウムが大きすぎる為、この都市はマジカリウムとそれ以外の境目が曖昧だ


黒獅子「買い物をしよう」

黒獅子「さて、何を買おうか...」


>>267...買い物の内容
1.魔法書店
2.魔道具店
3.自由安価

1

魔法書店にて


黒獅子「うひゃー」


凄い賑わいだ
しかし誰一人場の和を乱すことなく静かにしている


黒獅子(何の本を買おうかな...)

黒獅子(決めたぞ。>>269だ)


※高等過ぎる魔術は習得・使用共に困難な恐れがあります

洗脳魔法

高等なら雷系魔法で

魔法書店相談室にて


魔法は初見殺しの多い厄介な技術である
その為大きな本屋や図書館には相談室が存在する
魔法に自信のない初心者は是非会計する前に寄るべきであるし
ベテランでも必ず寄る人はいる


黒獅子「これなんですが」

相談員「...ん、洗脳魔法かね」

黒獅子「はい...魔法は初心者なもので、習得と運用について教えて下さい」

相談員「流石に一番シンプルなものの魔法書を取ってきたようだが」

相談員「習得は少々面倒だ」

黒獅子「そうなんですか」

相談員「洗脳とか催眠術ってのは素人にできる訳じゃない」

相談員「しかし先程も言ったようにこれは最もシンプルなものだ」

相談員「心理学の心得が少しあれば習得はできるだろう」

相談員「君、MPはいくつかね?」

黒獅子「10です」

相談員「やれやれ...てんで素人のようだな」

相談員「念のためもう少しMPを増やした方が良いかもしれないな」

相談員「消費MPは10。しかしMPがゼロは避けた方が良い。魔法抵抗力はだいぶ下がるぞ」

相談員「して、買われていくのかね」

黒獅子「そうですね...」

黒獅子「>>275

もう一度、別のやつを探してみます

出来たら>>270

ミス


相談員「ふむ。まぁいいだろう」

相談員「見たところ君はお金を持っていそうだしね」

相談員「して、他にも買われていくのかね」

黒獅子「>>276

では>>275で行きます

黒獅子「もう一度、別のやつを探してみます」

相談員「そうかね?」

相談員「ま、そうするといい」

しばらくして


黒獅子「これはどうでしょう」

相談員「移動魔法か」

相談員「旅人にはかなり便利だが、旅をしているのかね」

黒獅子「はい」

相談員「そうか。この魔法は研究が活発でね。誰でも習得できるようになった」

相談員「いずれ更新があるかもしれないから、魔法書店で見かけたら第何版か確認した方が良い」

相談員「それは第7版だ」

黒獅子「消費MPは如何ほどでしょう」

相談員「7だ」

相談員「これで良いのかね?」

黒獅子「...あ」


そういえば、給料を確認していなかった
袋を開け、確認する
3500ゴールド!
1500ゴールドも増えている


黒獅子「ふむ」

相談員「結構な額を持っているようだな。それなら先程持ってきた催眠術の本も買えるぞ」

黒獅子「合わせていくらですか?」

相談員「おいおい、私はレジ係ではないのだぞ」

相談員「...1300ゴールドだ」

黒獅子「ありがとうございます」

結局、洗脳魔法と移動魔法の魔法書を買った
所持金:4800ゴールド→3500ゴールド


黒獅子「さて...これからどうしたものかな」


1.魔道具店に行く
2.訓練所に行く
3.自由安価

>>283で決めて下さい

1

見るだけもありだよね?

>>283全然ありでございます

魔道具店にて


黒獅子「とりあえず見てみよう」


多くの魔道具が陳列されている
だが小綺麗に並べられている訳ではない
なぜなら魔法のほうきやマナバッテリーなんかはアンティークの雰囲気を出しているからだ
雰囲気を損なわないようにすれば必然的に小綺麗な状態から遠ざかる
値札を見ると異様に高い物もあり、本物のアンティークもありそうだ


黒獅子「うへぁ...」

黒獅子「...」


見飽きることなく店内を見回っていると、声をかけられる


黒獅子「はい」


くしゃりと潰れたトンガリ帽子を目深に被っている
どうやら、魔法使いのようだが...?


潰れ帽子「>>286

……あなたにはなかなかの潜在能力を感じる…何か買ってみる?

潰れ帽子「......あなたにはなかなかの潜在能力を感じる...」

潰れ帽子「何か買ってみる?」

黒獅子「...あなた誰です?」

潰れ帽子「この店の関係者」

黒獅子「しかし、俺は金持ちじゃない。申し訳ないが冷やかし半分だ」

潰れ帽子「そう...」

潰れ帽子「それはそうとして」

潰れ帽子「これとかどう?」


どうやら大人しそうな話し方だが、結構グイグイくるタイプのようだ


黒獅子「え、それなんですか?」

潰れ帽子「>>289。安くしとくよ?」

何が産まれるかはお楽しみ。不思議な卵

潰れ帽子「何が産まれるかはお楽しみ。不思議な卵。安くしとくよ」

黒獅子「いくらですか」

潰れ帽子「500ゴールドだよ」

黒獅子「じゃあ買います」

潰れ帽子「じゃあここでお会計しようか」

黒獅子「はい」

潰れ帽子「まいどあり」

卵はラグビーボールを一回り小さくしたようなサイズだ
温めるといいらしいので、懐に入れておこう

所持金:3500ゴールド→3000ゴールド


黒獅子「久しぶりに勇者らしいことでもするか」

黒獅子「お、あんなところに気前のよさそうなオッサンが」

黒獅子「すみません」

オッサン「あいよ」

黒獅子「最近何か困った事件とか起きてないですか?」

オッサン「>>292

最近、巷の噂の怪盗が現れて義賊らしきことをしているらしい。私の所も狙われるか心配だ…

オッサン「最近、巷で噂の怪盗が現れて義賊らしきことをしているらしい」

黒獅子「怪盗?」

オッサン「ああ。蓄えの多い貴族から金を盗んだり、食料を盗んで子供に配ったりしているらしい」

黒獅子「ふむ」

オッサン「私の所も狙われるか心配だ...」

黒獅子(でも、義賊なんでしょう...なんて言えない。きっと事情があるんだ)

黒獅子「分かりました。とにかく会ってみようと思います」

オッサン「ありがとう。行動力がある若者はいいね」

治安維持課にて


この都市には治安維持課が存在する
ここに尋ねれば落とし物はだいたい見つかり、泥棒は既に逮捕済み
大変優秀な課である


黒獅子「最近噂になっている怪盗がどこにいるか分かりますか」

受付「少々お待ち下さい...」

受付「恐らく、>>296辺りかと」

下水道

受付「下水道あたりかと」

黒獅子「下水道」

受付「はい。忍び込んで拠点とできるのはあそこぐらいのものです」

黒獅子「流石に下水道に入るのは難しいなぁ」

受付「でしょうね。一応不審行動にあたるので逮捕されますよ」

黒獅子「うーむ...」

一方そのころ、怪盗の拠点にて


怪盗C「我々の事を探している奴がいるぞ」

怪盗A「まじ?怖いなー」

怪盗E「殺そうよ!私ならやれる」

怪盗B「ダメに決まってんだろ。俺たちゃ義賊だぞ」

怪盗D「いっそのこと、こっちに呼んでみては?」

ABCE「え?」

黒獅子「はー...どうしたらいいんかね」


黒獅子はぶらぶらと裏路地を歩く
人通りの少ない所なら、怪盗に会えるのではないかと思ったからだ
すると、体が浮く。
いや、落ちているのだ
マンホールのフタが開いている
存在するはずの梯子もなく、ただひたすらに落ちていく


黒獅子「っへぇ!?」

怪盗の拠点にて


黒獅子「うー...」

黒獅子「ここは...」

怪盗A「ここは我々、怪盗の拠点だ」

黒獅子「怪盗!?」

黒獅子「君たちの目的はなんなんだ!?」

怪盗A「>>301

街で聞かなかったか?我々は貧しい者のために悪どい金儲けしてる奴等から奪うのさ

怪盗A「街で聞かなかったか?我々は貧しい者のために悪どい金儲けしてる奴等から奪うのさ」

黒獅子「ほー...」


まさに怪盗といったミステリアスな服装をした男だ
しかし覆面をしている訳ではなく、物騒な印象はない


怪盗A「君の目的は何かな」

黒獅子「一応、不安だからどうにかしてほしいと言われたんだが...」

黒獅子「この分だと、そういう訳にも行かないな」

黒獅子「参ったな...何もせず放置では何を言われるか分からないが」

黒獅子「君たちを追い出すなんてとんでもないし...」

怪盗A「ふむ。では我々の手伝いをしてくれないか」

黒獅子「しかし...」

怪盗A「安心しろ。今までは悪人の正体を暴いても公開できなかった。それは我々が犯罪者だからだ」

怪盗A「だが、公開を君がしてくれれば、そしてその手柄を我々のモノとしてくれれば我々に怯える者も減るだろう」

黒獅子「なるほど」

怪盗A「うちの『ピエロ』が教えてくれたんだが、君は勇者だから丁度いい」

怪盗C「そう。俺がピエロだ。コードネームだけどな」

ピエロ「リーダーを除いて全員コードネーム持ちだ」


名前の通り、確かにピエロの姿をしている
しかし常識的なしゃべり方をしている


黒獅子「へぇ...分かったよ。是非協力しよう」

怪盗E「待ちな」

黒獅子「はい」

怪盗E「みんな本当にこんな奴信用してるの!?」

怪盗E「ピエロだってコードネームの情報渡しちゃうし」

怪盗E「リーダーも仲良くしようとしてる!」

怪盗B「あー...『深紅』ちゃん?」

深紅「うるさい!そこのお前!私と勝負しろ!決闘だ!」

黒獅子「え」

怪盗A「すまない...手合わせしてやってくれないか?」

黒獅子「は、はぁ...分かりました」

深紅と呼ばれたその少女は、紅い目をしており
また少し小柄である
だが、強い殺意と闘気を感じる


深紅「言っておくが、お前なんかが私に勝てると思うな」

深紅「私は鬼の血を受け継いでいる」

黒獅子「...っ」


戦闘開始!


深紅「砕け散れ!」


少女は鋭い蹴りを物凄いスピードで繰り出す
ただの蹴りではなく、何らかの格闘技の流派によるものだ


>>308...コンマ40以下で回避

はい

黒獅子「ぶべりあ!」


黒獅子は勢い良く吹っ飛ばされる
しかしどうにか受け身を取って体勢を立て直した


黒獅子「六角棒突き上げ!」


黒獅子は六角棒を正確に下段から抉るように突き立てる


>>310...コンマ60以上で命中

深紅「当たるか!」

深紅「そんな棒で私を捉えられると思ったの?」

黒獅子「*初級氷魔法*」

深紅「んっ!?」

深紅「魔法は卑怯だよ!」

深紅「もう怒ったよ!死ね!」


深紅はまたもや鋭い蹴りを繰り出す
先程よりも確実に殺す意思を感じる


>>312...コンマ50以下で回避成功

黒獅子「ロドリゲスッ!」


黒獅子は再び勢い良く吹っ飛ばされる
今度は受け身すら取れずに叩き付けられる


深紅「ふん。雑魚め」

黒獅子「やっべ...これ死ぬわ...!」

深紅「そう思うなら立ち上がらない方がいいんじゃない?」

黒獅子「そうだな...!」

黒獅子「だが俺はやる。決闘に逃走、又は其に準ずる事許されず」

黒獅子は六角棒を深紅に向けて構える


深紅「いい覚悟ね。だけどそれたけで勝てると思わないことよ」

黒獅子「行くぞ...っ!」


その時、空気が破裂するような音が響く
それと同時に黒獅子は気絶する


怪盗D「死なれたら困るよー」


怪盗Dは銃を下ろして椅子に着く


深紅「なっ...むしろこれは死んで」

怪盗D「ゴム弾だから安心です。さっさと手当てをしましょう」

黒獅子「...う、うう...」

怪盗A「目が覚めたか」

怪盗B「おい深紅」

深紅「...」

黒獅子「俺は...ああ...そうか」

怪盗B「うちの深紅が好き勝手してしまい申し訳ない」

深紅「...ごめんなさい」

黒獅子「はぁ...でもぶつかり合いで語らないと分からないこともありますよ」

深紅「...」

黒獅子「それより、悪事を暴く悪人はどこに居るんですか?」

怪盗A「この都市で最も高い135階建てマンション、『キングスマンション』の132階に住んでいる」

黒獅子「どんな奴で、どんな悪事をしたんですか?」


>>319...悪人の種族と性別
>>320...手を染めた悪事

ライオン型の獣人男、DQ4のキングレオ風

違法薬物売買

怪盗A「獣人なんだが、ライオン型で戦闘力も高い」

黒獅子「なるほど。つまり暴力団とか」

怪盗A「違法薬物売買の元締めだ」

黒獅子「そっちかー...」

怪盗A「今回は証拠を押さえないといけないから潜入するぞ」

黒獅子「証拠を押さえる...つまり取引現場に潜入するってことかな」

怪盗A「そうだ。そして我々がそれを押収...したかったのだが」

怪盗A「数が膨大すぎるし、警備も厳重だ。少し持ち帰るくらいだろう」

怪盗A「だが、小型カメラがあれば問題ない」

怪盗B「それデリケートに作ったから乱暴に扱うなよ?」

怪盗A「ああ」

怪盗A「君にもこの小型カメラとトランシーバーを渡しておこう」

黒獅子「あざます」

怪盗A「取引は今夜、パーティー会場で大々的に行われる」

怪盗A「魔法工場の地下にそのパーティー会場がある」

怪盗A「入口で検査や認証などを行っていないため、自由に入れる」

怪盗A「もう日も暮れてくる頃だろう。さあ行くぞ!」

麻薬取引現場にて


工場の下にこんな大きな空間があるとは思ってもみなかった
一見すれば華やかなパーティー会場だ
しかし明らかに気が触れている者や粉の入った袋を持っている者もいる


黒獅子「さて、怪しまれない為に解散したが...」

黒獅子「どうしたものかな...」

黒獅子「>>325しよう」

よくわかっていないバカのフリをして情報を集めを

黒獅子(よくわかっていないバカのフリをして情報集めをしよう)

黒獅子(ターゲットは...)


すぐそこに赤ローブを纏った男がいる
薬を沢山持っているようなので、情報を引き出すとしよう


黒獅子「すみませーん」

赤ローブ「なんだ」

黒獅子「薬売ってますか」

赤ローブ「まだだ。お前初めてか?」

黒獅子「はい」

赤ローブ「そうか。なら仕方あるまい」

赤ローブ「誰にここを紹介されたのかは分からないが」

赤ローブ「初めてならここのルールを教えてやる」

赤ローブ「まず、開始時刻になると獅子人様が現れる」

黒獅子「シシヒトサマ?」

赤ローブ「このパーティーを取り仕切るお方だ」

赤ローブ「初めてなら直接会って挨拶をするべきだろうな...少しタダでくれるかもしれん」

黒獅子「太っ腹なんですね」

赤ローブ「ああ。だがあのお方に無礼な行為だけはするなよ」

赤ローブ「凄まじく強いらしい」

黒獅子(獅子人...おそらく、例の悪人だろうな)

赤ローブ「むっ、もう時間だ」


パーティー会場にある演壇にスポットライトが集中する
すると床下から忍者屋敷のように獣人が出てくる


獅子人「皆の者!よくぞここに集った!」

獅子人「予定通り速やかに売人はマーケティングすることだ」

獅子人「私は長々と挨拶をかますのが好きではないからな!ハッハッハ!」

獅子人「ごきげんよう!」


獅子人は煙を撒き散らし、晴れる時にはいなくなっていた

すぐさま、演壇に波のように人が群がる
何事かと思ったが、どうやら撒き散らした煙は粉末の麻薬を散らしたものらしい
我先にと有り難そうに吸引する者達の姿が何か恐ろしいものに見えた
ある者は見えない何かを見ようとし、ある者は粉末が粗い為に傷ついた鼻の粘膜から血を垂れ流している


黒獅子「...」

赤ローブ「あー...今日は忙しいみたいだな」

赤ローブ「実は俺も売人なんだが...初回サービスだ。タダでくれてやる」

黒獅子「あ、ありがとうございます」

黒獅子「じゃあ今日はこの辺で...」

赤ローブ「待ちな!」

黒獅子「...はい」

赤ローブ「折角だしここで吸ってけよ」

黒獅子「えー...」

赤ローブ「ほら、お試しだ。ぐっと行けよ」

黒獅子「>>331

赤ローブと証拠品(ヤク)を掴んでアジトに移動魔法

黒獅子「分かった。では」


黒獅子は麻薬を受けとる
そして同時に赤ローブを掴む


黒獅子「*移動魔法*」

赤ローブ「!?」

黒獅子『証拠品確保。これより口封じを行う』

怪盗A『了解』

黒獅子「...ふぅ。トランシーバーとかいったか。これは便利だ」

赤ローブ「まさか、お前...!」

黒獅子「多分予想外してるぞそれ。俺は怪盗じゃないからな」

黒獅子「後はここでお前を気絶でもさせておくだけだ。それ以外の証拠品は他の奴らに任せる」

赤ローブ「やるしかないのか...!ならば殺す!」

戦闘開始!


黒獅子「当たれええええっ!」


黒獅子は六角棒を突き出す
散々避けられてきた一撃だが、今度こそ当たるのか


>>335...コンマ55以下で命中

黒獅子「はぁ!」

赤ローブ「うぉっあぶねっ」

赤ローブ「てめぇ...」

赤ローブ「俺の得意魔法で仕留めてやる!」

黒獅子「得意魔法!?」

赤ローブ「食らえ!>>337!」

水魔法

赤ローブ「*水魔法*!」


激流が手の先から迸り、黒獅子を襲う
押し出す力が強く、壁に叩きつけられる


黒獅子「ぶべっ!うっぷ」

黒獅子「ゴハァ!水飲んだ...」

黒獅子「...お前、赤いローブ着てるのに水魔法が得意なのか」

赤ローブ「...俺の気にしてることを...!」

怒りに任せ、更なる威力の水魔法を唱えようとしている
これを食らうとまずい...


黒獅子「そうはさせない!」

黒獅子「ショット!」


彼はビリヤードの如く放つ
正確で鋭い。そんな一撃であるからだ


>>340...コンマ60以下で命中

氷魔法で対抗しろよ

>>340リアル賢さが足りませんでした。すみません


黒獅子「っ!」

赤ローブ「だから当たんねぇっつってんだろ!」

赤ローブ「死ね!*水魔法*!!」

黒獅子「やるしかない!」

黒獅子「*初級氷魔法*!」

再び襲い来る激流を止めるにはそれしかなかった

実際、その激流の勢いは和らいだ
しかしあることを彼は失念していた
彼のMPは10。移動魔法で7消費し、初級氷魔法には5のMPが必要になる
MPが足りなかったため、勢いを完全に止めることは敵わなかった
だが威力を抑えるには十分であったと言える


黒獅子「く...」

赤ローブ「何だと!?」

黒獅子「もう一発だ!今度こそ当たれ!!」


唸りをきかせて棒を叩き込まんとする


>>343...コンマ65以下で命中

はい

赤ローブ「お前マジで攻撃当てるの下手だな」

赤ローブ「こっちも今度こそだ。決めさせてもらうぜ」

黒獅子「あんまし使いたくはなかったが...」


黒獅子は持っている銃の引き金を引く
不意討ちなので避けられることはない


赤ローブ「ぐ...っ...!!なぜそれを最初から...」

黒獅子「当たり所が悪いと殺してしまうからだ」

赤ローブ「...う...」


赤ローブは気絶した

その後、怪盗が全員帰って来た


黒獅子「証拠品は麻薬以外にも掴めましたか?」

怪盗B「ああ。最初の獅子人登場から、実際に取引が行われる瞬間まで記録した映像がある」

怪盗D「そこの人死にかけてない?」

怪盗D「赤いローブ着てるから分かりづらいけど相当出血してますよ」

ピエロ「また治療か...面倒だな」

迅速な応急手当や治癒魔法の力で赤ローブは生命の危機を脱した


怪盗D「じきに起きると思うし、口を塞いで縄で縛って目隠しもしよう」

黒獅子「では証拠品は全て置いていくので、また明日」

怪盗A「ああ。今日は特に気をつけて帰れよ。宿に泊まるつもりだろう」

黒獅子「その予定ですねぇ」

怪盗A「梯子起動」


怪盗Aが壁にあるスイッチを押すと、梯子がマンホールの中に現れる
そういう仕組みだったのかと感心させられる


黒獅子「明日もここを通りますよ」

魔法都市イテルにて


既に深夜であり、人通りはほぼない
メインストリートは賑わっているが、脇道に逸れればこんなものだろう


黒獅子「はぁ...」

黒獅子「攻撃は当たらないし、回避も出来ないし」

黒獅子「勝手に死にかけたり殺しかけたりして手を煩わせるし」

黒獅子「その他諸々他力本願だ」

黒獅子「こんな奴が本当に勇者なんて名乗って良いのか?」


落ち込む彼の傍らに影が一つ


>>348「ふーん」

黒獅子「!?」

魔女

魔女「悩んでいるようだね?イーッヒッヒ!」

黒獅子「あ、あなたはあの時の魔女さん」

魔女「覚えてくれておったか」

魔女「折角じゃからこの男前な私が訓示を垂れてやろう」

魔女「まあそんな仰々しい話でもないのじゃがの」

魔女「年寄りの戯れ言程度にでも思っておいてくれ」

魔女「誰だって最初から凄く物事が出来るわけではない。ということじゃよ」

魔女「確かに歴代の勇者の多くは華々しい功績をあげ続け、失敗などないやつもいたかもしれぬ」

魔女「しかしそういった者は熟練した後に勇者になった者じゃ」

魔女「お主はまだ若い。悩むのも良いが、ここで道を閉ざすのは余りにも勿体無いぞ?」

黒獅子「...そう、ですか」

魔女「それに勿体無い理由はお主が若いからだけではない」

黒獅子「え?」

魔女「この薬に見覚えはあるかね?」

黒獅子「勿論です」


レベルアップ薬。便利な薬だ
一度キノコを探してお礼に貰ったことがある


魔女「サービスじゃ。一本やるぞ」

黒獅子「いいんですか」

魔女「いいから飲みなされ」

黒獅子「は、はい」


前回と同じく一気飲み

黒獅子 聖人のレベルが5になった!

レベル5毎に特徴的能力の取得ができる
この中から>>354が選んで取得

幸運(運が良くなる)
探知(見えない罠や存在を感知する能力の上昇)
信心(神に助言を乞うことができる。基本無視される)
心理学(魔法書があれば洗脳・催眠魔法の使用が可能)
武器受け流し(武器で相手の攻撃を受け流すことができるようになる)
投擲(物を投げる技能が上昇)
治療(医学的治療ができる)
解錠(解錠魔法の成功率上昇、ピッキング可能になる)
気配遮断(隠れたりできる)
電子工学(科学的機構の操作ができる)
ジョッキー(色んな生き物を乗りこなせる)
変装(変装。)
信用(信じてもらえる)

信用

黒獅子は『信用』を手に入れた


黒獅子「...」

魔女「ふむ、どうやら『信用』を獲得したようじゃの」

黒獅子「『信用』?」

魔女「うむ、お主は信用を勝ち取ることができる」

魔女「守るべき相手に裏切られるとか、そういうのはないじゃろう」

魔女「希望にさえなれるかもしれんぞ」

黒獅子「はぁ...ありがとうございました」

魔女「イーッヒッヒ!例には及ばんよ!」

黒獅子「いえいえ」

魔女「それじゃあまた会おう!」


魔女は箒に股がって飛んでいった

宿屋にて


黒獅子「泊まりたいんですけど...」

店員「あー...それなのですが」

店員「ちょっと事情があってできないんです」

店員「申し訳ございません」

黒獅子「そこをどうにかなりませんか」

店員「>>358

外れにある物置小屋ならあるが

店員「外れにある物置小屋ならあるが」

黒獅子(身を隠す目的なら適している...)

黒獅子「はい、是非そこで」

店員「...寝具はありませんよ?」

黒獅子「承知しています。藁とかありますか」

店員「ありますよ」

黒獅子「そりゃあいい。最高だ」

黒獅子「いくらです?」

店員「100ゴールドでいい」

黒獅子「ありがとうございます!」


所持金:3000ゴールド→2900ゴールド

物置小屋にて


確かに藁はある
それ以外にも肥料や鍬が置いてあり、店主は元農家なのではと思わせる
かぐわしい香りの中で寝れるのだから、貴重な体験である


黒獅子「やることもないし、寝るか...」


>>362...寝ている間に何かあった?

攻撃が当たらないことが気になって寝れない

黒獅子(...)

黒獅子(そういえば、なぜ俺の攻撃は当たらないんだ?)

黒獅子(ほぼ必ず避けられる...)

黒獅子(規則的に打ってる訳でもないし、動きが一辺倒な訳でもないはず)

黒獅子(なんなんだ...)

黒獅子(神のイタズラとでも言うつもりか?)

黒獅子(分からぬ...)

黒獅子(分からぬぞ...!)

黒獅子(どうしたら良いのだ)

黒獅子(むむむ...)

結局、ほとんど寝れなかった


黒獅子「くそ...」

黒獅子「これじゃあいつにも増して当たらないんじゃないか」

黒獅子「まぁいい...また裏路地まで行くか」


若干ふらつく足取りで裏路地まで行った

そしてマンホールが開く
今回は受け身を取れなかった


黒獅子「ぺ」

怪盗A「...大丈夫?」

黒獅子「大丈夫大丈夫」

黒獅子「で、どうやって公開するんだ」

怪盗A「ああ、君の手柄ということにして治安維持科のリーダー」

怪盗A「『騎士団長』と呼ばれる人物に渡すんだ」

怪盗A「そこからは円満に進むはずだ。我々はアジトを変える」

×円満 ○円滑


治安維持科にて


黒獅子「騎士団長さんに会いたいんですけど」

受付「騎士団長さんですか?」

黒獅子「はい」

受付「>>368

どのような用事ですか?また騎士団長様に会うためにアポを取っていただかないと…

受付「どのような用事ですか?」

黒獅子「用事ですか」

受付「また騎士団長様に会うためにアポを取っていただかないと...」

黒獅子「そうですね...」

黒獅子(伝言...はこの受付が承るからダメ)

黒獅子(話すだけもダメ)

黒獅子「王より密命を賜った」

黒獅子「騎士団長に伝えなければならない内容なのだ」

受付「えっ、恐縮ですが、あなたは...」

黒獅子「勇者です」(信用)

受付「そうですか。大変失礼致しました」

受付「となると、今すぐの方がよろしいでしょうか」

黒獅子「そうですね。まぁ後回しでも構いませんよ」

受付「いえ、用意は出来ていませんが問題ないでしょう」

受付「治安維持科が一応王宮の離れという扱いなのはご存知ですね」

受付「事務室の裏に騎士団長様の鍛練場がございます」

受付「自由にお通り下さい。事務室はカウンターの裏となっております」

受付「王宮ですので密命を誰かに聞かれることはないと思います」

黒獅子「分かりました。では」

受付「いってらっしゃいませ」


事務室は予想通り普通の事務室だった
その奥に滑らかな手触りの木のドアがある

ドアを開けると、急に大きな廊下に出る
光の溢れるような細工を施されたシャンデリアが吊られている
そしてその先には石で出来た重々しい扉があった


黒獅子「この中にいるのか...」


>>373...騎士団長の性別・種族

女性、人間

鍛練場にて


そこは、日本庭園のような空間だった
花は咲き、水は流れ、四季を感じさせる
だが、彼女が居るところにおいては別だ
日本庭園である事には日本庭園だが、それは枯山水だった
精神の水や自然と同調し、そこに『在る』のが彼女だった

ゆっくりと目を開き、告げる


騎士団長「...何用か?」

黒獅子「悪人を告発する為にやってきました」

騎士団長「そうか。...考えたものだ」

黒獅子「え?」

騎士団長「なんでもない。話を聞かせてくれ」

黒獅子「こちらが映像資料です」


パーティーの様子が記録された映像を見せる
彼女が同様する様子はない


黒獅子「そしてこちらが証拠品です」

騎士団長「預かろう」


まるでそうなることが分かっていたかのように食いぎみで返事をされる


黒獅子「以上です」

騎士団長「ご苦労様です。こちらからも動かせていただきます」

騎士団長「それでは、帰り道は気をつけて」

騎士団長「...あぁ、そうです。彼は元気ですか?」

黒獅子「彼?」

騎士団長「なんかかっこつけた怪盗ごっこの男がいませんでしたか?」

黒獅子「あ...あぁー...いました。元気そうでしたよ」

騎士団長「ふふ、そうですか。どうせ彼の差し金であなたも動いているんでしょう」

騎士団長「本当に照れ屋なんですから...」

騎士団長「呼び止めてすみません。お帰り下さい」

>>376 ×同様 ○動揺
やばいなぼく


魔法都市イテルにて


黒獅子「はぁー...」

黒獅子「なんかスッキリしないけど、一仕事終えたぞ」

黒獅子「...」


昨日寝ずに考えた攻撃を当てる方法
それは、強い者に教えを乞うことだった


黒獅子「酒場にでも行くか」

酒場にて


今まで見た中で最大の酒場だ
多くの冒険者や旅人、地元のオッサンで賑わっている


黒獅子「さて、誰に教わろうか...」

黒獅子「あそこの>>380にしよう」

露出が多い女戦士

黒獅子「あそこの露出が多い女戦士にしよう」

黒獅子「すみません」

女戦士「ん?どした?」

黒獅子「俺に、攻撃の当て方を教えていただけませんか?」

女戦士「なんだってアタシに?」

黒獅子「一番エr...強そうだったからです」

女戦士「そうかいそうかい」

女戦士「でもただで教えるってのもなぁ」

黒獅子「え」

女戦士「>>383で教えてやるよ」

黒獅子「...」

お前の人生すべてアタシに捧げな
今日から専用チンポミルクサーバーで毎晩、玉が干からびて腹上死寸前まで絞り取る
この契約書にサインな(ニッコリ

女戦士「お前の人生すべてアタシに捧げな」

黒獅子「え」

女戦士「お前は今日から専用チンポミルクサーバーで毎晩...」

女戦士「玉が干からびて腹上死寸前まで搾り取る」

女戦士「ほら、この契約書にサインな」


女戦士は満面の笑みで契約書を差し出す
本当にその通りの内容が書いてある


黒獅子「...」

まさに戦慄
逃げなければならないと悟る


黒獅子「ん、んんんんん...」

黒獅子「すみません、遠慮しておきます...」

女戦士「>>387

なら、アタシとエッチの勝負してみるか?
もし勝てばアタシを好き放題できるぜ?

女戦士「なら、アタシとエッチの勝負してみるか?」

女戦士「もし勝てばアタシを好き放題できるぜ?」

黒獅子「えっ」

黒獅子「好き放題...というのは、攻撃の当て方も教えて貰えるということでしょうか」

女戦士「ああ。それにもちろん、それ以外のお楽しみもできるぜ?」

女戦士「やるかい?」

黒獅子「...はい」

前日に行った宿屋にて


女戦士「お泊まりいいすか?」

店員「はい。350ゴールドになります」

女戦士「どうもー」

店員「こちら鍵です」

店員「ではごゆっくり」

黒獅子(宿屋にしては高いな...)

部屋にて


女戦士「じゃあ、始めようか」

黒獅子「は、はい」

女戦士「ふふふ...」

エッチ勝負!


>>392...コンマ45以下で黒獅子の勝利

やめて!私のために争わないで!


黒獅子「...じゃ、じゃあ、どういう体位になればいいかな」

女戦士「勝負なんだからグイグイ来いよ」

黒獅子「では69で」

女戦士「いいじゃないか」

早速お互いの秘部を舐め始める


女戦士「ん...いいぞ///」

黒獅子「あぁ...」

黒獅子「なんかぬるぬるしてる...」

女戦士「!?」


彼女は思わず驚く
それは彼のテクニックによるものではなかった
怒張した彼のモノが大きすぎたのだ


女戦士「これ...入るか...?」

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