【ミリマス】静かに浸って (56)
最上静香のR-18SSです
初書き込みですのでどうか温かい目で見守ってください……
「んー……はぁ。終わった……」
「お疲れ様です、プロデューサー。」
仕事終わりに背伸びをしている後ろから、高く透き通った声が現れる。
そちらに目をやると、正しく十七歳らしい身体に育った一人の少女が、髪を梳きながらこちらに微笑んだ。
現在時刻、七時二八分。
彼女のレッスンは一時間前には終わっていたはず、他の子がいたわけでもない。すると、たまたまこの現場に居合わせたわけではなく……
「静香?……待っててくれたのか?」
推測を口にすると、彼女の瞳はどきりとした風に見開かれ、青色の虹彩を覗かせる。
そのくせ直下の頬は真っ赤に染まり、よくもまあ変わりもせず忙しい奴だ……と妙な安心感。
変わったのは、例えばスカートが少しずつ短くなっているとことか。
あるいはスタイル、大きくなるというより引き締まる形で成長しているとことか。
……要するに大体俺のせいということだ。
「彼氏を待つのは、彼女の仕事ですから。」
目を逸らしながら、さながらドラマのヒロインのような台詞を吐く彼女。
尻すぼみになった言葉端を捉えるように、俺は静香に抱き着いた。
「ひゃっ!」
「……ありがとう。静香が優しくしてくれるから、俺は頑張れるんだ……」
静香の肩に顎を乗せ、うわ言のように語りかけた。
「……ふふっ。全くもう、だらしないんだから……」
冷静さを取り戻した静香は、俺の背中に左腕を回し、右手を俺の後頭部に当てた。
より近づく二人の距離。
柑橘の香りが鼻腔をくすぐり、チョーカーが秘密の傷を隠しているのが見える。
「……仕方ないですね、私が癒してあげます。」
優しげな声が、耳を覆う吐息と共に放たれた。彼女は左腕の拘束を強め、右手をゆっくり縦に往復させる。
よく聞く話だが、愛撫、取り分け頭へのものは、親に与えられる愛と何ら変わりはないらしい。
互いの重なりから、彼女の体温が、心音が、浸透するように伝わってくる。まるで羊水に包み込まれた赤ん坊の気分だった。
擦れる音だけが部屋の中に響く。
その単調さがますます耳に心地よい。
この上ない安らぎに俺の腕は瓦解しかけ、慌てて腕の力を強めてしまった。
膨らみかけの胸が、胸の中で潰れる。
「んっ……ふふっ、乱暴ですよ?」
「す、すまん。つい……」
俺は背中から腕を離した。それが、行為終了の合図。
「あれ……もう?」
「あぁ。俺も十分元気を貰ったし、これ以上は抑えられる気がしない。」
強く押し付けられていた彼女の体。
一度意識して仕舞えば、行為中頭から離れるどころか、そのことに頭が一杯になり、より進んだ行為へと足を踏み入れさせるだろう。
事実彼女の初めては、まさにこの行為の延長線上にあった。
いくらその関係を持っていたとしても、職場でするのは気が引ける……そう言って、既に五回はここで済ませてしまった覚えもあるのだが。
「そ、そうですか……」
静香は何か言いたげな風に、斜め下に目線を向ける。
……やはり、今日残ったのはそのためか。
用件は何となく察せられるが、彼女に言わせない理由がない。
「……何かあるのか?」
「え、えっとですね……」
何度も言っているセリフの割に、生娘のような照れを見せる静香……
まぁ、わずか17歳にその慣れを強いるのは厳しいか。
静香は背中に手を回して、肩をもじもじさせている。
まるで生まれたての子鹿のようで、優しく包み込んであげたくなる。
「……そ、その……」
……とはいえ、あくまで待った。
彼女の口が開くまで、待ち続けた。
それはある意味で、愛情への信頼であり。
またある意味で、愛情への欲求であり。
そしてそれこそが、彼女の――
「……今日、家に誰もいないんです。」
「……そうか。」
成長のための、第一歩なのだから。
「プロデューサー、シャワー良いですよ。」
「ん、分かった。」
俺は読んでいた雑誌を置き、入れ替わりでバスルームへ向かう。
事務所にある分の着替えを持ってきてはいたが、どうせ脱いで皺が付くのだから、元々着ていた服の方がいいだろう。
ベルトさえ外してしまえばいい。
それに、意外と静香は匂いフェチだったりする。
着ていた服そのままの方がより感じやすくなることを、俺は経験から学んでいた。
シャワーは身体を洗い流す程度に留める。
変に待たせるのも良くない。
部屋に戻ると、静香は俺が読んでいた雑誌を黙々と読み込んでいた。
「……あ、プロデューサー。相変わらず早いですね。」
静香はこちらの存在に気付き、雑誌をパタリと閉じる。
青いパジャマは彼女の幼さを際立たせ、間から見える白い素肌と相まってなかなかに背徳的だ。
「遅いよりはマシだろ?それより、その本……」
「もう、せっかくデート用の服選んでたのに……プロデューサーが読んじゃ、意味無いじゃないですか。」
静香はベッドに座り、不満げに顰めた眉と瞳をこちらに向けた。
その表情こそ相変わらずというべきだが……あまり子供扱いすると、やはり未だに怒ってくる。
「あー、なら大丈夫だ。付箋のところは読んでない。」
嘘を吐きながら、俺は静香の隣に座った。
残念ながら、実際には付箋のところしか読んでいない。
「ほんとですか?」
「ほんとほんと……ほら。」
俺は隠すように、目を閉じ、彼女の唇を俺の唇で覆った。
長い長い、唇だけのキス。
雲がかかったように、頭は次第にぼんやりとし始めた。
髪につけられた洗剤の匂いに酸味のある汗の匂いが交じる。
口にこそばゆくかかる互いの鼻息の音は、唾を飲み込む音に劣りもしない。
あぁ、今静香と直に触れ合っているのだ――その事実こそが、何よりも興奮と快感を掻き立てていた。
俺は唇を少し開け、舌で彼女の入り口をノックする。あっさり扉は開かれ、中から出迎えたのは彼女の少し小さな舌。
湿った肉襞を触れ合わせる。
すると直ぐに、静香の唾液が俺の口を侵し始めた。
舌の底を舐めてやると、溜まりに溜まった蜂蜜の味がする。
舌と舌が絡み合う度に、ぐちゅり、ぐちゅりと音を立てながら、互いの唾液が泡立てられる。
そのぐちゃぐちゃになった粘液を、歯に、頬裏に、唇に、満遍なく塗り広げていく。
時々漏れる喉奥からの声。
彼女の脇腹と頭に腕を回し、こちら側に引きつける。
すっぽり覆われた二人分の口の中で、ヌチュリ、ヌチュリと淫靡な音が響き渡っている。
口腔を貪りながら、相手の息すら支配している……あまりに深く、あまりに強い。
クラクラしてしまいそうなのは、彼女の魅力か、あるいは味か。
ほんの少し体重をかけると、静香はその意図を察して腰の力を緩め、後ろに回っている俺の腕へ全体重をかけた。
ゆっくりと腕の高度を下げていき、同時に静香に覆いかぶさっていく。
間もなく腕はシーツに触れ、彼女を押し倒したような格好になった。
双丘が体の中で柔らかく形を変え、丘の頂上が硬くなり始めているのを感じる。
目を閉じているせいか、ドクン、ドクンと、彼女の心音がよく聞こえた。
彼女の口に唾液を注ぎ込み、目を開けてゆっくりと唇を離していく。
つーっ……と一本の糸が、ぐちゃぐちゃになった彼女の唇に届いているのが見える。
そしてその内、糸はぷつりと落ちて、静香の顎と首にたらりと掛かった。
三十センチほどの空間に互いの吐息が混じり合う。
「はぁ、はぁ……ふふっ。そんなに焦らなくても、私は逃げませんよ?」
優しげに……あぁいや、違う。
揶揄いだ。
瞳の奥で誘うように、青炎がゆらゆら揺れていた。
「……そういうところ、大好きだ。」
そう言って彼女のシャツを腹までめくり上げ、奥の柔丘を鷲掴みにした。
「んっ……」
平均よりも少々小さな二房は、簡単に手中に収まってしまう。
脇の方まで手をずらし、横から下から彼女の小房を揉み上げる。
乳腺に沿わせて、じっくりと、ゆっくりと。
手のひらが彼女の乳を包み込み、柔らかな肌に指が吸い込まれる。
「はぁ……ぁんっ……」
指が肌を這うのに合わせて彼女の喉から漏れ出る声。
必死に我慢している様子が、こちらの欲をどこまでも煽ってくる。
――ほんと、可愛いやつ。
触揉する手の動きを速め、快感のハードルを上げる。
パジャマのせいで房の姿は見えない。
しかしその首は、服を露わに押し上げながらも、服に彼方此方と擦り付けられている。
まるで、捕まえてみろとでも言うように。
口から漏れる声は、だんだんと湿り気を帯びていく。
俺はパジャマに顔を近づけ、右の突起を唇で強めに挟んだ。
「ひぅっ!」
途端、静香の口から嬌声。
そのまま手を休めることなく、彼女の乳房に快感を分泌させながら、服の上から丸ごと乳頭を喰わえ、コリコリとしたその感触を味わう。
「あっ、んやっ……んはぅっ!……」
一度外れた枷は戻ることなく、声はどんどんと大きくなっていく。
歌とは違う、柔らかくて、溶けそうな麗声。
静香は、責めを受け入れ、なお求める。
俺はさらに指口の動きを早めた。
服の繊維が、出ないはずの蜜に晒されたように、ほんのり甘くなってくる。
腺の高潮が、湿った吐息と共に伝わってくる。
「ひゃっ……はぁっ、はぁ……ふあぅ……」
彼女の声は一々可愛らしく、それを聞いているだけでも興奮がより激しくなる。
散々に犯してやりたいと、どす黒い感情さえ出てきてしまうほどに。
事実、こちらの性器もなかなか酷いことになっているのだ。
静香の内部の高まりを感じて、胸への責め手を強める。
開発されてしまった彼女の双丘は、その刺激を体全体に広げていき、溜まり溜まった熱がもう限界と言わんばかりに膨張していって――
「んんっ……わっ、たしっ……もうっ……~~ッ!」
瞬間静香は声にならない息を発し、体が俺の中で小さく跳ねた。
暫くすると、上から荒い吐息が聞こえ始める。
布を通して、彼女の汗の匂いが染み渡ってくる。
俺は手と口を離し、彼女の服を肩まで上げた。
弄られていた房は、しかしその綺麗な形を変えずに、呼吸膜によって上下させられていた。
真ん中の赤芽は可愛らしく突立している。
息を整えている彼女を見て少しの嗜虐心が湧き、俺は左の乳頭を指で軽く弾いた。
「にゃぅんっ!……はぁ、はぁ、ぷ、プロデューサー……」
魅力十分の声を上げた彼女は、熱さと怒りと恥ずかしさで顔を真っ赤にして、こちらをキッと睨み付けた。
額に汗が煌めき、眼は扇情的な波をゆらゆら浮かべている。
「いや、静香が可愛くてさ。つい。」
静香は一瞬、ドキッとした表情を浮かべたが、すぐに元のムッとした顔に戻った。
それを見ながら、俺は静香の服を脱がせる。
真っ白なシーツに彼女の白い肌が露わになり、引き締まった腕の筋肉、大きく上下する細い腹、そこにある全てが汚されるのを待っているようだ。
「――あの、プロデューサー?」
肌とは対照的に真っ赤な顔が、不安げに覗き込む。
……どうも彼女の魅力に取り憑かれてしまったようだ。
何度見ても慣れないのは、俺も大して変わらない。
「いや、何でもな……くないな……」
気付けばシャツのボタンが全て開けられ、俺の体に静香の体が密着していた。
俺が見惚れている間に、服を脱がせて抱き着くとは……彼女もなかなか責めるようになったものだ。
「大胆な猫め……。」
「誰が猫ですか、もう……座ってください。」
静香は回していた腕を解き、ジトリとした眼でこちらを見ながら指示をする。
言われた通りベッドに座ると、今度は彼女が俺の前に立ち、俺の太ももへ上体を下ろした。
「脱がせた女の子を放っておくようなプロデューサーには、こっちがお似合いです。」
そう言いながら、慣れた手つきでズボンと下着を脱がせる静香。
抵抗しても仕方がないので、彼女のしたいようにやらせる他ない……期待、というべき感情はあるが。
そうして中から現れた陰茎は、力強く上を向きながら、すでにその口から汁を零し始めていた。
「ほら、もうこんなにしちゃって……」
静香は何度も見たであろうそれを、愛おしげに眺めている。
目の前でじっと見られるのは流石に恥ずかしいな……
そんなことを考えていると、亀頭に冷たい指の感触を受けた。
「うぉっ……」
静香は鈴口に人差指を当て、溢れる汁を亀頭に塗り広げていく。
あくまで先端だけのゆっくりとした攻め。
彼女の細い指が触れるたび、怒張はその感覚に反応してさらに硬さを増す。
「ぐっ……しずっ、か……」
口を蠢かしたかと思うと、上体を俺の腰の上まで持ってきて、舌から怒張へと唾液を分泌した。
トロリと垂れてくる唾液は、怒張全部を包むように暖かく滴って行く。静香の柔らかさがそこに詰まっているようだ。
「……ビクビク震わせて……私にどうしてほしいんですか?」
「……舐めて、ほしい。」
俺がそう言うと、静香は顔を嗜虐的に緩ませて、髪を左横へ靡き下ろす。
汗に煌めくウナジから、彼女の喉がゴクリと音を鳴らしたのが見えた。
ゆっくりと静香の顔が下ろされて行く。
大きく開いた口に怒張はするりと飲み込まれる。
口肉には触れず、熱い息が鈴口にかかった。
上の硬い蓋に亀頭が当たり、ザラザラとした感触がねっとりと染み付いていく。
「あっ、くぅっ……っあっ、はぁっ……」
小さな舌がカリ首を舐め、ゾワゾワとした電気信号を脳に擦り付けた。
焦らすように弱く、でも心を刺すように鋭い刺激。
ゆっくりと静香の顔が下ろされて行く。
大きく開いた口に怒張はするりと飲み込まれる。
口肉には触れず、熱い息が鈴口にかかった。
上の硬い蓋に亀頭が当たり、ザラザラとした感触がねっとりと染み付いていく。
「あっ、くぅっ……っあっ、はぁっ……」
小さな舌がカリ首を舐め、ゾワゾワとした電気信号を脳に擦り付けた。
焦らすように弱く、でも心を刺すように鋭い刺激。
「……ひゅうっ」
「ひっ!」
「ふふっ、かわいい……」
サディステックな冷息が過剰な神経を責め立てる。
部分じゃなくて、もっと広く、溶けるように……
枷が外れ、心の声が剥き出しになっていく。
「しっ、ずかぁ……じらさない、でっ……」
「……仕方ないですね……ぁむっ。」
漏れ出た弱々しい声に呆れと嬉しさを感じて、静香は唇を閉じた。
毛布のように暖かく柔らかな肉と吐息が、怒張全てを飲み込む。
「うっ……ふぅ、はぁっ……」
「んむっ……くちゅぅっ、れろぉっ……」
接合を上下させて竿全体に唾液を塗り広げる。
唇のゆっくりとした愛撫に加え、時たま絡められる舌が裏筋を丁寧に舐めていき、快感から逃げることを許さない。
「ぁっ……んっ、はぁ……」
「ん……ぢゅるっ、んむ……」
頬の粘膜に亀頭を擦り付けたり、喉奥まで飲み込んだり、口のありとあらゆる部分で快感が与えられる。
肉棒を溶かしてしまうかのような、甘ったるい肉。
触れ合いから奏でられる隠微な音が、部屋の中に広がった。
「ぁぁ……いいぞ、そのちょうしっ……」
「……プロデューサー、生意気です。」
口が放されたかと思うと、細い指が竿を締め付け、ゴシゴシとしごいていった。
蕩けるような快楽から一転、激しく強い責めが怒張を取り囲む。
「っ!ぃきな、りっ……」
「ふふっ……」
妖しげにほくそ笑む静香。
彼女の手は小さいながら、表皮を激しく動き回って、上下の感覚を強く意識させる。
早く管を登らせろという風に、下から上へと怒張が絞り込まれる。
精を吐かせるための手淫。
彼女が早くから身につけたそれは、男を喜ばせるのに十二分とも言えるものほどに成長してしまった。
「ここもですね……ちゅぅっ」
「うぁっ、それやばぃっ……」
空いた手により玉袋への責めが始まり、同時に鈴口への吸い付きも追加された。
陰嚢を軽めに揉まれながら、滑る粘液が音を立てて塗りつけられてるいき、快感の沼に埋まっていく。
性器全体が彼女によって支配され、抗う術さえ持たぬまま絶頂へと高められていく。
「じゅるっ、ちゅっ……プロデューサー、すっごく可愛い顔してますよ。」
「はぁっ……しずかっ、もうっ……」
「いいですよ、いっぱいだして……はむっ。」
彼女の手によって熱された怒張が再び柔肉によって飲み込まれた。
瞬間――
「んむっ!」
高温の白濁が管を登って彼女の口へ喉へ、その汚れで塗れさせた。
静香は口の深くで受け止めながら、喉を鳴らして飲み込んでいく。
「んんっ……っく、ずちゅぅっ……」
「ぅぁ……っ、はぁ、はぁ……」
管の中に残った精液まで吸い取り、彼女はゆっくりと顔を上げた。
和らいだ目元に上気した頬が艶やかに映える。
「……ふぅ。いっぱい出ましたね、ふふっ……」
綻んだ唇の端に、白い粘液が僅かにはみ出していた。
何と男を滾らせる表情だろう……きっと彼女にその自覚はないのだろうが。
「……静香、ベッドに。」
最低限の指示を与えて、縁から退いた。
出したばかりの性器が再び硬さを取り戻そうとしている。
静香は少し驚いたような表情をしながら、ゆっくり首肯してベッドで仰向けに寝転がる。
俺は、ボタンの外れたワイシャツに手をかけた。
「ふぁ……はぁっ、んぅっ!」
覆い被さった身体の下で、静香は声を高めながら小さく跳ねた。
「まだ下着の上から弄ってるだけだぞ?」
「ぷ、ぷろでゅーさーの触り方が、エッチだからぁ……」
反抗的な言葉を投げかけるが、ちいさな口から涎を垂らし、水色の下着が愛液を染み込まれて、全身を汗に塗れさせる彼女の態度はすっかり従順なものだった。
「はいはい……じゃ、脱がすぞ。」
唯一残っていた下着に手をかけ、ゆっくりと引き下ろしていく。
……すごい熱だ。炎に手を当てているような熱さ。
そんな熱さの中には、ジュクジュクに煮込まれた可愛らしい貝肉が。
うっすら生えた毛は液に浸され、立つことを諦めたように萎れている。
「久しぶりだったので、ちょっと感じすぎて……」
静香は顔を逸らして言い訳をこぼす。
それを追うように顔を近づけて、彼女の唇に自身の唇を重ねる。
「んっ……はぁ。」
軽く舐め回して口を離すと、彼女と目があった。
蕩けきった女の目。
しかしその中心で青い光が、決して失われることなく照り輝いている。
「……綺麗になったな、静香。」
ふと心に浮かんだことが、ポッと口から飛び出す。
静香は少し目を見開いたあと、柔和な笑みで言葉を返した。
「……貴方のおかげです、プロデューサー。」
あぁ、この笑顔なのだ。
この笑顔に、甘えて、蕩けて、愛されて……
そして今日もまた、包み込まれるのだ。
「……ふふっ。プロデューサーのそこも、すっかり準備万端って感じですね。」
静香に言われて、下半身へと意識が寄る。
いきり立った怒張は肉を求めて涎をたっぷり零している。
それを自覚してしまえばもう我慢の仕様もない。
「……挿入れるぞ。」
亀頭を下の唇に当てながら、静香に言い放つ。
「来てください、プロデューサぁっ……」
彼女の言葉端を掴んで、ゆっくりと肉棒を差し入れた。
「んっ……はぁ、ふぅっ……」
相変わらず締まりのいい膣内だ。
押し出すでもなく、引き入れるでもなく、ただ決して離さないと言うように強く包み込まれる。
竿を半分ほど挿入れたのち、再び引き戻していく。
「あっ、あぁっ……」
雁首が詰まった愛液を掠め取りながら、手前のヒダと擦れ合わされる。
もう一度押し込み、引き出して、押し込み……
潤滑油を頼りに膣口を素早く責めていく。
「あぁ……はぁっ……」
断続的に息を吐きながら、時々音を奏でる彼女の喉。
下の口からも粘液の捏ねられる音が聞こえ始める。
その和音を更に響かせようと、大きく腰を打ち付けた。
「ひゃぁんっ!」
高い声が湿り気を帯びて彼女の奥から飛び出す。
そのまま激しく奥を突いていき、鈴口と子宮口を何度も何度もキスさせる。
一度外れた枷は戻ることなく、声はどんどん高く上がっていく。
「あっ、はあぁぁっ!おくっ、きてぇっ、ぁめぇっ!」
二人分の吐息が白く混ぜ合わされ、ますます身体を熱くさせる。
開かれた彼女の膣は、それでも肉棒をキツく咥えながら、ウネリの不連続な刺激を与え続ける。
まるで膣内が別の意思を持って、戯れの中で搾精しているようだ。
「はっ、ひぅっ!あっ、もんじゃっ、やぁっ!ひゃうっ!」
開発された双丘に手をやると、膣はより一層締まりを強めた。
腺を揉むのも忘れて柔らかなその椀型を崩していく。
乳首に触れるたび彼女の声は高くなって、快感を喉から放出しているようだ。
「やっ、あっ、あぁっ、もっとっ、もっとぉ!」
本能で快楽を求め、涎に濡れた声を上げる彼女。
乱暴な責めの中で快感に浸かる静香に、何もかもをぶつけてみたくなる。
欲望も、感情も、自分という全てを、期待してみたくなる。
「んぁっ、わっ、わたしっ、もうっ!」
静香は限界を伝えるが、俺も限界が近い。
「ぐぅっ……おれもっ……」
一際大きく腰を振り、奥へ思いっきり怒張を叩きつけた。
「ぷろっ、でゅーさーっ……はぁぁぁぁぁんっっっ!!!」
そして彼女の奥へ勢いよく吐精する。
同時に彼女の背中も反れて、引き締まった腹が光に晒された。
刺激に溜められた精は、その熱さで彼女を更に感じさせていく。
「ふあぁっ……はっ、はぁっ……」
落ち着いた彼女から肉棒を取り出すと、グポンッという音と共に、粘液に絡み付かれた半勃ちのソレが顔を出した。
静香の陰唇では、両者の白い液体がぐちゃぐちゃに混ぜられて、何とも艶やかな様子である。
「……もう。何ぼーっとしてるんです……か!」
「うぉわっ!」
後ろに押し倒され、今度はこちらが仰向けになる。
静香は俺の上に馬乗りになって、その魅力的な貝を肉棒に擦り付けた。
「ほーら、まだまだ出来ますよね?」
ネチョ、ネチョ……と粘液の音が耳に響き、その刺激が再び肉棒へと血液を集めていく。
一分とせずに再び怒張は立ち上がって、準備万端という風に体液を一つ零した。
「ふふっ、やっぱり。じゃあ早速……」
静香は一旦腰を上げて、鈴口と唇をキスさせる。
そして腰を下ろして、怒張をヌチャリと咥えていく。
「あっ……はいっ、てっ……きたっ!」
温かい肉にどんどん埋まっていく感触。
肉棒がすっぽりと彼女によって覆われると、静香は顔を下ろして唇を重ねてきた。
「んっ、んむっ……ふふっ、顔がトロトロになってますよ?」
そう言うと、反論を許さないように再び口を付ける。
ジュルッ、レロォッと唾液がどんどん吸われ、彼女なりの陵辱に身を任せていく。
「んちゅっ、ぢゅぅっ……ふぅっ。それじゃあ、動かします、ねっ!」
愛を散々に吸い込まされた後、すぐに下の方へ意識を向けさせられた。
膣壁に亀頭が擦り付き、スローな挿入にも焦らしのような責めを感じる。
彼女の口でしっかり締められた竿に上下する感覚が走る。
「んっ、んぅぅっ!ふぁっ、あっ、ぁあんっ!」
必死に腰を動かしてこちらの快感を高めようとする静香。
しかし彼女自身が快感に耐え切れず、汗を散らしながら肉棒の味を飲み込んでいる様子だ。
とうとう我慢できなくなり、彼女の太腿を抑えて奥へと突き込んだ。
「はぁぁぁんっ!あっ、あっ、はぁっ……」
静香は身を震わせて軽い絶頂に至る。
その隙に上体を起こし、静香の背中に腕を回した。
「……プロデューサー……」
蕩けた様子の彼女に、そっと囁きかける。
「……静香を見ながらしたい。駄目か?」
「あ……はい……」
静香も首へ腕を回す。
俺はゆっくりと彼女の体を下ろしていった。
奥に亀頭が当たると、そのまま彼女に軽く唇を重ねる。
すっかり密着してしまう二人。
心臓も、肺も、脳も、性器も……全てが曝け出されて、全てを見てしまって。
まるで、静香の中に溶かされて、静香を溶かしているように。
気付けば腰は動き始めていて、緩やかに彼女の膣を擦り上げていた。
静香の腰も、呼応するように前後へ動いている。
静香は唇を離して問い掛けた。
「……ふふっ、もう動いていいですか?」
「……ああ。」
にこやかな静香の笑み。
それを貪るように今度は激しく口内を責め立てる。
「んむぅっ!……ちゅぅっ、ひゃぅっ、ぁむぅっ……」
腕を柔らかな尻まで下ろして、少しだけ身体を持ち上げる。
嬌声を上げながらも彼女は腰を動かして、奥の壁へ亀頭を擦り付けていく。
滑りを出しながら強くなる膣圧に、こちらの快感も高められる。
「ひゃむっ……あっ、はぅっ……」
唇を離して、首元に吸い付く。
汗の味がするそこをペロリと舐めると、瞬間的に膣の締まりが良くなる。
「静香、ここ好きだろ……ちゅうっ……」
「ふぁぁっ……あぁぁっ!そこもぉっ……」
首を責めながら、挟まれた胸へ手を伸ばす。
すっかり立ち切った彼女の果実は、触れるだけで大きな快感を与えた。
コリコリと弄りながら、全体を大きく揉みしごく。
怒張はますます締め付けられ、静香の動きも大きくなり始める。
今にも管を登ってきそうなのを我慢して、静香の体を責め立てた。
「ひゃぁっ!あっ、ぁうぅっ、んっ、プロデューサーっ!」
静香は声を上げて、強く足を背中に回した。
手を再び背中の下に巻きつけ、上下に動く彼女を支える。
固い締まりの中で動き続ける怒張は、その奥の方から必死に精を吐き出そうとする。
「はぁぁっ……しずかっ、そろそろっ……」
「きっ、きてっ!おくにっ、あなたのぉっ、あっ、はぁぁぁっ!」
上がっていく彼女を捉えるように、露出された舌に舌を混ぜ合わせる。
静香はそのまま口を重ねてきて、二人が繋がった瞬間――
「んぅぅぅぅぅぅぅッッッッ!!!」
逃げ場のない精が、彼女の子宮口へ送り込まれていく。
静香の体を掴む力も強くなり、密着感が更に高まる。
静香の温度、静香の音、静香の色、静香の匂い……
何もかもが彼女に包まれたまま、射精は少しだけ長く続いた。
「……んぁっ、はぁ、はぁ……ずいぶん出ましたね。」
どこか愛おしそうに、ヘソのあたりを撫で上げる彼女。
「……ま、動かすだけじゃないってことだろ……」
疲れて特に頭も働かず、適当なことを言って寄越す。
すると彼女は、良いことを聞いたという風に目を光らせた。
「じゃあ、まだ動き足りないってことですよね!」
「え?それは、そうかもしれないが……」
「だったら……」
未だ接続されている膣が、キュッと肉棒を締め上げた。
「……まだ、デキますよね?」
「………」
明日の朝、何も無かったよな……
そんなことを思い浮かべながら、静香の首へ腕を回した。
翌朝、肌の違和感に目を覚ます。
見れば隣に眠る静香がこちらに抱きついていた。
これほどの少女に全てをぶつけていたのかと、自身の行為に呆れる。
……しかし、まぁ。
それが愛なら許してくれよと、何かに縋り付く自分を許してしまって。
結局また、成長する彼女に抱き付いて目を閉じるのだった。
お話は以上です
どうでしたかね……自分なりに静香とはこうありたい、みたいなものを言葉に落としたのですが
もし気に入っていただけたら幸いです
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