【安価】モノクマ「ドロドロした修羅場が見たいかー!」【短編集】 (114)

このssはダンガンロンパ二次SSです。
エロ描写ありのドロドロした三角関係修羅場物。
某氏のSSの影響を受けています。
安価で三人の登場人物(奪い合われる人物と奪い合う2人)と見てみたいシチュを決めて作者が適当に書いてみる小話形式。
登場人物はダンガンロンパ1・2・V3からでお願いします。
シチュは作者の力不足でうまく書けないかもしれませんので注意願います。適当にお任せとかもありっす。

例:
奪い合われる人物:苗木
奪い合う人物一人目:霧切
奪い合う人物二人目;舞園
シチュ(※長文可):育成時空 ダブルブッキング 陰湿 

各安価で一人ずつ求める形にしようか迷いましたが、カオスになりそうなんで一つの安価で全て決める形にしようと思います。3p奪い合いとかもありっす。
出来れば一人の男を奪い合う二人の女ってのが望ましい(作者が書きたい)ですが、全員女・全員男とかも一応あり。
それではお願いします。

お題 ↓1

丁寧な安価ありがとうございます。早速書いてみますね。

※【仮題 幼馴染VSクラスメート】 モブ時空 最原×赤松×春川

赤松視点

赤松「最原君、今良いかな?」

十二時のチャイムが鳴り、皆が昼食に行こうと席を移動し始めた時に私はそう切り出した。
言った瞬間、教室がざわついたのが分かる。視界の隅ではクラスメート達が驚いた顔で此方を見ていた。別に自意識過剰でも何でもないだろう。誰に告白されても袖にしてきた女が自分から異性に声をかけたのだ。
そして、声をかけた相手が最原終一なら尚更だ。

最原「え、良いけど何?」

席に座ったままこちらを見上げてくる彼と目が合えば、それだけで頬が熱くなる。いつ見ても奇麗な顔だ。学ランを着ているのに女と言われてしまえば納得する程に整った顔立ち。室内なのに帽子を被っているのは、その女顔がコンプレックスになっているからとは本人の弁。勿論、役に立っていない。何時もゲームばかりしている彼は知らないだろうが、彼に憧れる女子達は遠巻きに眺めてはうっとりとため息をついている。
話が長くなったが、要するに彼もまたモテる。だが、一度も告白を受けていないせいか単純に鈍いのか、異性の想いには気付いてもいない。

―――――――――あるいは、たった一人にしか目が向いていないのが原因か。

違うクラスに居る幼馴染さんの顔を思い浮かべたら、握った拳に力が入った。

最原「赤松さん?」

きょとんとしている彼の顔には警戒のケの字も見当たらない。これほど露骨に注目されているというのにこんな反応だ。いっつも傍にいる怖くて可愛いツンデレな幼馴染さんのお陰でそういうイベントとは無縁だったに違いない。私のことも単純に仲の良いクラスメート程度の認識。精々が同じ委員会どまり。拙いピアノを褒めてくれた時だって下心なんて抱いてなかったと判ってしまう。それが無謀な戦いに挑ませる原因になっただなんて気付きもしていないのだろう。

だから、奇襲だ。鬼の居ぬ間に何とやら。敵とも思われていないうちに、掻っ攫う。

赤松「私と……」

ごくりと生唾を飲む音が聞こえた。自分か、それともクラスメート達のものかは分からない。
恐らく噂になる。尾ひれも付く。彼女の耳に入れば警戒されるだろう。

赤松「運びたい資料があるから音楽室まで来てくれないかな?」

それでも私は言い切った。

春川視点

最近、終一がクラスメートの話をするようになった。ギャルっぽいのにピアノが上手い人らしい。同じ孤児院出身の兄弟分が人見知りを治したのは良いことだが、柔らかい笑みを見ていたら苛立ってしまう。理由は分かっている。そのクラスメートとやらが大変可愛い女の子だからだ。あと、胸も大きい。

春川「………?」

一緒に昼食を取ろうと終一の教室に向かったが、アイツは席を外していた。トイレにでも行ったんだろうから、それは不思議でもない。不思議だったのは終一のクラスメート達が驚いた顔でこっちを見てきたからだ。まあ、半分不良みたいな扱いを受けているのは自覚しているから、怯えられても不思議ではない。不思議だったのは怯えるというよりも興味津々といった目をしていたことだ。勿論、目を向ければ視線を外されてしまうが、それでも様子を窺うようにちらちらとこちらを眺めている。
まあ、とりあえず待っていれば戻ってくるだろう。裕福でないこともあり、終一も私も弁当派だ。アイツの隣の席に座り、適当に時間を潰すことにした。だが、視線を相変わらず感じる。ここまで来ると不愉快になっても仕方ないだろう。

「あ?ハルマキじゃねえか」

と、思っていたらこの席の主が戻ってきた。不良っぽいが、意外と良い人とは終一の弁。
まあ毎回勝手に席に座られているのに怒らないあたり、確かに度量はあるのだろう。私も嫌いじゃない。話し相手ぐらいにはなる。

「終一ならさっき赤松に誘われて音楽室の方に行ったぞ。委員会絡みじゃねえの?」

聞いた瞬間、頭が真っ白になった。

最原視点

最原「あ、あかま、んむっ!?」

気が付いたら同級生の女の子に押し倒されて、キスされた。何を言っているか分からないが、僕もよくわからない。唇がとっても美味しい。匂いも最高。いや、そうじゃない。跳ねのけないと危ない。服越しだというのにボリュームたっぷりのおっぱいが重くてやばい。腿を押し付けられた股間がとってもやばい。何がやばいっていうか色々やばい。

最原「んんっ!!?」

そう思って動かそうとした体がビクンと跳ね上がる。電流みたいな快感。ぬめっとしたものが舌に絡んでいる。赤松さんのベロだ。驚いた眼で見上げるが、同級生の目は笑うだけ。蕩けているように見えるのは気のせいか。

最原「んむっ!?ふぁっ!?んんんんんんんんんんんんんんっ!!?」

唾液でたっぷりと濡れたベロが僕の口腔をかき回す。まるでマーキング。頬裏の粘膜をざらざらした舌が舐め上げる度に彼女の唾液が塗り込まれ、喉奥に流し込まれる。おとがいを反らした自分の喉がごくごくと動いているのが良くわかる。ひんやりとした唾液が異常なまでに美味しい。吸盤のように吸い付いてきた唇の感触にのめりこむ。まるでお酒だ。頭が上手く回らない。じゅりゅじゅりゅとイヤらしい音がどこか他人事で味と匂いと気持ちよさの事しか考えられない。
もっと飲みたい。もっと味わいたい。ごく自然にそう考え、自分から舌を伸ばそうとする。

だけど、そうする前に唇が離れた。ちゅぽんと気持ち良い音が鳴って、唇が引っ張られたのがやけに気持ち良かった。

赤松「ぷはっ!はぁ……はぁ……っ……。ふふ、気持ちよかった?」

自分の口周りをぺろりと舐め上げる彼女の表情はなんというかとてつもなくエロかった。
唾液でテカテカに光る唇も潤んだ瞳もほんのりと色づいた肌も潤んだ瞳も全てが蠱惑的。自分と同い年の子のモノだとはとてもじゃないが思えない。

最原「……ぁ……」

自分がどういう表情を浮かべているのかよくわからない。息を整えるので精いっぱい。震えている自覚はある。多分、目も潤んでいる。仮にも男子が舌を間抜けに垂らしてビクビクと震えるなんてみっともない。いや、女の子に馬乗りになられている時点で男らしさなんて皆無だけど。

赤松「……女の子みたい」

最原「っ~~~~!!?」

ぼそりと言われ、無性に恥ずかしくなった。顔を見られまいと首を回そうとするが、手のひらに頬を抑えつけられた。大した力じゃないはずなのに逃げられない。肌の感触がやはり気持ちいい。見上げた瞳は熱病に浮かされたように蕩けていた。何を欲しがっているかなんて流石にわかる。

赤松「……キミからもしてくれないかな?」

ブツンっと何かが切れる音がした。嬉しそうに笑う彼女の肩を掴んだ瞬間、音楽室の扉が大きな音を立てて開けられた。

春川「なにやってんの!?」

怒鳴られた体がビクリと跳ね上がる。先ほどまでの興奮が嘘のよう。弾ける様に顔を向ければ、入り口には僕の幼馴染が居た。走りでもしたのか、汗をかいている。肩を怒らせ、犬のようにこちらを睨んでいる。

最原「魔、魔姫?」

思わず名前を呟いたら、上に乗った体がぴくりと反応した。名前呼びの所為だと気付けたのは随分と後になってからだった。と、ずっしりとしたおっぱいの感触がなくなっていく。見上げれば赤松さんが立ち上がっていた。顔を見たら、ぞくりと背筋が震えた。赤松さんは笑っていた。それだけなのに何故か怖い。目の奥が笑っていないせいか。

赤松「なにしてようが、春川さんには関係ないと思うんだけど」

春川「……はぁ?」

対する魔姫は冷え切った表情。こちらもとてつもなく怖い。向かい合う二人の間で静電気染みた火花が散ったように見えたのは果たして錯覚なのだろうか。

春川「人の幼馴染襲っといて言う事がそれ?」

赤松「恋人でもない幼馴染さんに言う必要もないって言ってるんだけど?」

赤松さんの反応が気に入らなかったのか、魔姫はつかつかとこちらに歩いてくる。赤松さんも赤松さんで逃げようとせずに待ち構えていた。まずい。喧嘩になる。

最原「魔姫!落ち着い、んむっ!?」

慌てて立ち上がり、二人の間に入り込むが、頭を掴まれて言葉をなくす。抱き寄せられた先にあったのは魔姫の顔。目を閉じてもいない。密着したのは唇と唇。

最原「んんんんんんんんんんんんんっ!!?」

本日二回目のキスに驚く間もなく、舌が滑り込んできた。まるで捕食。もがこうとする僕の舌に苦も無く絡みつき、生き物のように滑らかな動きで蹂躙し始める。

赤松「なっ!?」

クラスメートの声がひどく遠い。気持ち良さはさっきと同じくらいだが、感触も体温も動きも明らかに違っていて、別種の生き物としか思えない。ねちっこく舌に絡みつき、じゅぽじゅぽと水音を立てながら唾液を搾り取っていく。ここは自分の縄張りだと、先ほどまでこびりついていた唾液を薄める様に舐め上げてくる。顎先を伝う唾液の生暖かさが妙に気持ちいい。息苦しさでさえも同じだ。鼻から無理やり酸素を取り込めば、魔姫の匂いが脳を蕩かす。

知らなかった。色んな意味で上手い。ぼおっとし始めた頭を動かし、見つめてみると魔姫の目も蕩けていた。視界には他の何も入らない。いつも見て来たはずなのに全然見たことのない貌だ。舌を動かそうと思ったのが自分の意志によるものだったかも自信が持てない。

春川「ぷはっ………っ…………ははっ。そんなに、気持ち良かったんだ」

顔が遠ざかったことに気付いたのは魔姫が自分の口周りをぺろりと舐め上げてからだった。それで僕達の顔を繋いでいた唾液の橋がぷっつりと切れた。顎先に掛かった唾液が誰のモノかよくわからない。自分がどんな表情をしているかよくわからない。

春川「女の子みたい」

最原「っ!!?」

くすりと微笑まれて、ボンっと顔が茹で上がる。セリフに反応したのか、妖艶に笑う幼馴染の女としての顔に反応したのかよくわからない。分からないことだらけな状況が分からなくて混乱する。

赤松「……………へえ。春川さんって意外に手馴れてるんだね」

ただ、そんな興奮も一瞬でかき消えた。特に悪いこともしてないはずなのに叱られたように感じるのは錯覚か。ブリキのように首を回せば、赤松さんが魔姫を見ていた。微笑んでいるはずなのに睨みつけているように思うのは気の所為ではないのだろう。

春川「……………そういうそっちこそ随分と手が早いよね」

魔姫も魔姫で笑っていた。喧嘩を売られた時はいつも不機嫌そうに顔を歪めているのに何故か笑っていた。でも、いつもよりも怖い。待て。喧嘩を売られた?喧嘩って何?

春川「改めて言うよ。終一は私のモノなんだから単なるクラスメートは手を出さないでくれない?」

赤松「こっちのセリフだよ。最原君は私が貰うんだから、ただの幼馴染さんは引っ込んでてよ」

二人とも相手のことを見つめていた。二人とも唇から顎先までべっとりと濡れている。どっちも原因は僕にある。
僕の唾液で濡れた向かい合う二つの唇が同時に動いた。

春川・赤松「「私とのキスの方が気持ち良かったみたいだけど?」」

ごくり。

思わず飲み込んだ唾液がどちらのモノだったのか僕自身にだって分からない。

とりあえずここまで。
求められてるのがこんなんなのか自信ないですが、とりあえず終わり。

次のお題↓1

奪い合われる人物:山田
奪い合う人物一人目:罪木
奪い合う人物二人目;セレス
シチュ:同人誌のヒロインのモデルになってくれる女子を探していた山田
しかし誰に声をかけても一向に引き受けてくれる気配がなく諦めかけていた所、何と罪木が引き受けてくれることに
早速罪木をモデルに同人誌を描き始める山田だったが、目の前にいる罪木をモデルにエッチな絵を描いているとやはりムラムラしてしまう
するとそれに気づいた罪木が「このままじゃ集中できないでしょうから」と、山田にパイズリを始める
罪木のおっぱいに挟まれて天にも昇る心地の山田だったが、そこに運悪くセレスがやってきてしまう
山田が他の女子とエッチな事をしているのを見て何故か無性にムカムカしたセレスは、「お仕置き」と称して足コキを始め…

まだお題募集してたらお願いします
あんまり取り合いって感じじゃないかもしれないけど

【題名 雨降って地面泥沼】 朝日奈葵×苗木誠×響子 未来機関時代 ※適当設定あり

天気予報に裏切られた。
あと少しで帰り着こうかという時に降り始めた雨はひどく激しい。

朝日奈「あーもーやだー!」

苗木は子供のように喚く同僚の方を見ないようにしながら走っていた。セリフはお子様でも体はアダルト極まりないからだ。青年の顔が赤いのは風邪になりかけているわけではなく、つい先ほど見てしまった物が原因。シャツがべっとりと張り付いた乳房を見たせいだ。透け透けになっているせいで、中のブラまで見えてしまった。高校の頃から大きいとは思っていたが、また大きくなっている。それが走りに合わせて激しく揺れるというのだから、もうたまらない。因みに柄は中々に過激であった。

苗木「もうすぐだからねっ!」

煩悩を振り払うように声を張り上げた苗木もずぶぬれだった。ズボンがやたら重たく動きにくい。このままだと冗談抜きで風邪をひく。だが、幸いにも玄関はもう目の前だ。

*************************************

朝日奈「あーもー」

先程までより少しだけボリュームを落とした声と共に雑巾を絞るような音がした。多分、シャツを絞っているのだろう。下手をすれば下もだ。水を滴らせた小麦色ボディ。破壊力抜群の光景を想像し、絶対に後ろを向けなくなった苗木は前を向いて室内を見回した。自分達で鍵を開けた時から分かっていたが、ただっ広い部屋には誰も居ない。

まあ別におかしくもない。かつてならいざ知らず、絶望の残党との戦いもとっくの昔に終わっている。各支部の縮小・人件費の削減。それでもメンバーは多いが、もう夜の十時だし、そもそもが休日。苗木達だって朝日奈が資料を忘れていなければ、支部には寄らずに直帰していた。その挙句に雨に襲われるというのは、流石は元超高校級の幸運と言わざるを得ない話だが。

苗木「取り敢えず先にシャワー浴びてきてよ」

玄関口で鳴っているビチャビチャという音を意識しないようにしながら苗木は声をかけた。事務所に備え付けられた浴室は広いが、生憎と古い時代に作られたもの。人数は考慮しても女性職員が泊まる事態なんて想定しておらず、性別毎には分けられていない。

朝日奈「えー、苗木が先に入ってよー」

苗木「いや、女の子を濡らしておくわけにはいかないよ」

他人に聞かれたらかなり危険な会話になってきたと思うが、考えない。
話しながらも苗木はシャツを脱ぎ、上半身裸になっていた。暖房は入れたし、早めに風呂に入れば風邪は引かないだろう。洗濯機に突っ込んだシャツのサイズは高校時代よりも遥かに大きい。それなりに体は鍛えたから運動神経はともかく、見てくれはだいぶ改善されている。少年から青年へと着実に変化していた。

と、思い出したように苗木はスマホを開く。待ち受け画面は銀髪の美女。

珍しく笑みを浮かべた彼女の左手、手袋をはめた薬指には指輪がはめられていた。
スマホを握る苗木の手に付けられた物と同じデザインである。

彼女とのラインを開けば、傘を持ってなかったが大丈夫か等と心配されていた。シンプルながらも心が伝わる文面に苗木の口元がほころんだ。上の方に遡っていけば、似たような短い文章の応酬。だが、偶にXXX等という妙な文字列が混じっていたりもする。しばらく前に意味を調べて一人悶絶してしまったのは記憶に新しい。自分で調べる前に十神に聞いてしまったのは痛恨のミスだった。

朝日奈「ほら、響子ちゃんも心配してるじゃん」

苗木「うわっ!?」

耳元で上がった声に、苗木が跳ね上がる。急に声もかけられた所為でもあるが、背中に押し付けられた柔らかくも張りのある感触が主原因。朝日奈ほど大きければ、顔よりも突出した部位が先に当たるのは当然。ブラは付けているようだが、シャツはもう脱いでいる。ブラから溢れた乳肉が背中の肉で押し広げられているのが分かってしまう。あまりにも無防備。というか危険すぎる。

苗木「あさ、ひなさんっ!?」

朝日奈「私も長風呂したいし、さっさと入ってよ。あと一週間で結婚式なのに風邪ひかせたら私が怒られちゃうじゃん」

今の状態の方が遥かに怒られそうなんですが。

そう言いたいのは山々だったが、苗木はパクパク口を動かすばかりで言葉をしゃべれない。一瞬でも気を抜いてしまえば、後ろを向いてしまいそうで、とてつもなくやばい。

朝日奈「……それとも一緒に入ってみる?」

苗木「っ~~~!!」

くすりと微笑みながらの囁きが聞こえるや否や苗木は駆け出した。ちょっと振り払うような形になったが、勘弁してほしい。

急に色っぽい声を出されるのは幾ら何でも反則だ。

朝日奈「しっかり体温めといてね~!」

どたばたとかけていく彼がそれを聞き取ったかは分からない。屋根を叩く雨の勢いは今なお激しい。

朝日奈「…………」

この雨さえ無ければ未来は変わったかもしれない。

もしも雨で濡れていなければ浴室に寄る理由はなかった。
もしも雨音が小さければ、苗木も背後に寄ってくる朝日奈の足音を拾えたかもしれない。
もしも雨が異常に強くなければ、響子がラインを送るタイミングももう少し後にずれていたかもしれない。

朝日奈「………なんで、こんなタイミングでチャンスが回ってきちゃうかなあ」

もしも朝日奈が苗木の幸せそうな横顔さえ盗み見なければ、―――――――――己の中にある昏い感情を隠し通せたのかもしれない。

******************************************

苗木「……最低だ、僕って」

滝行のごとく頭からシャワーを浴びる彼の脳裏には朝日奈の裸体が鮮明に描かれていた。見たことが無い以上は妄想でしかないが、脱がずとも凄いのは分かっている。頭の中の冷静な部分はパートナーが居る身で何を馬鹿な事を考えているのだと怒鳴り散らしているが、妄想は消えない。そもそも、浴室というのはどうにも慣れないのだ。11037――――――思い出せば、一瞬で頭が冷えた。トラウマというのは相変わらず容赦がない。体ももう温まっている。朝日奈を待たせている為、シャンプーは使っていない。シャワーから身を離し、顔を手で拭きながら手探りでタオルを探す。

朝日奈「はい」

苗木「ありが………はっ?」

声に反応してタオルを受け取った苗木が固まる。横を向いたら女がいた。奇麗な笑みだ。マナー通り、すっぽんぽん。肌は小麦色だが、乳首は奇麗な真っピンク。アンダーヘアは想像よりも薄かった。想像以上に奇麗である。

苗木「はああああああああああああああああぁぁ!!?」

とんでもない大声を出した苗木は飛びずさり、踏みとどまれずに尻餅を着いてしまう。痛みで否が応でも現実だと判ってしまう。だが、信じられない。幾ら精神年齢が低めな彼女でも無防備に裸を晒すなんてあり得るのだろうか。

苗木「なっ!?はっ!?なっ!?えっ!!?」

語彙力を殺された男が阿呆みたいな声を上げるが、女の方は至って冷静。
手で局部を隠すこともなく堂々と立っている。瑞々しい裸体を見せつけ、男を見下ろす。それでも羞恥は感じているのか、顔には赤みがあった。いや、羞恥だけではない。喜び。欲情。カエルのようなM字開脚によって見せつけられた苗木の男は明らかに大きくなっていた。

朝日奈「……本当はレイプしようと思ったんだけどさ」

苗木「レイっ!!!??」

女は青年の上に跨るように四つん這いになった。男が後ろに下がっても女が追っていくから意味がない。すぐに苗木の頭に壁がぶつかった。同時に胸板に乳房がぶつかる。ぐにゅりと圧し潰されて餅のように広がっていく。妻では有り得ないボリューム。ドックンドックンと響く鼓動がどちらのモノかなんてわからない。

高校時代から一度も見せたことのない女の顔。茹で上がった苗木は思わず目を逸らす。

朝日奈「好き。響子ちゃんには一生隠し通すから抱いてくれない?」

熱を持った朝日奈の告白に――――――急激に苗木の頭が冷えていく。ここで、その名前を出すのは悪手である。朝日奈も分かっていた。響子が悲しんでいる所を考えさせてしまったら肉欲程度では勝てないと。二人を見ていた身として、それ位は分かる。対抗馬になれそうなのは、最初に死んだあの子くらいだろう。それでも言葉にしたのは、苗木なら目を逸らさないと思ったからだ。相棒とまでは呼べずとも、十代の頃から死線を潜り抜けてきた仲だ。
朝日奈は苗木の返答を黙って待つ。目を逸らす気はない。 気が付けば、外の雨音も弱くなっていた。

苗木「ごめん。ボクは響子さんを愛してる」

予想通り、苗木は真っすぐ見返しながら断ってきた。表情には揺らぎ一つない。
これが超高校級の希望と呼ばれた男の目。江ノ島盾子に絶望を突き付けられたあの時、この目で見つめられていなければ、自分も葉隠もあの十神でさえも外に出る勇気を持てなかったに違いない。

相変わらず、力強い言弾だ。
朝日奈は目を閉じ、静かに苦笑した。ため息は自然と出た。

朝日奈「振られちゃったか」

女の圧が消えていくのを感じた苗木も壁に寄りかかり、盛大にため息を吐く。
それを見ながら朝日奈も身を離していく。

苗木「吊り橋効果っていうか、朝日奈さんの勘違いだよ」

ピクリ。朝日奈の眉がひくついた。

苗木「そもそも朝日奈さんがボクなんかを好きになるような出来事なんて無かったじゃん」

目を閉じて脱力している苗木は朝日奈の顔が変化していくのを気付いていない。外で響く雨音がまた強くなりだした。

苗木「朝日奈さんももう子供じゃないんだからさ。あ、十神君に男の人を紹介してもらえばいいんじゃない……」

そして、再び朝日奈の顔を見た苗木は黙り込む。頬には冷や汗。
屋根を叩く雨音に交じり、くすくすと笑う女の声が聞こえたのは果たして幻聴か。浴室の排気口では青みがかった黒髪がプラプラと浮かんでいた。



苗木響子「あら、お風呂かしら?」

一方その頃、苗木響子は支部の事務所にたどり着いていた。
手には三本の傘。旦那が雨宿りの為に事務所に寄ったと連絡を受けた新妻が甲斐甲斐しくも世話を焼きに来ていた。

――――――一週間後の結婚式が無事に行われたかどうかは苗木誠の幸運と苗木響子の推理次第。

>>20 安価ありがとうございます。採用させてください。

返答遅れてすみません。そろそろキャパオーバーになりつつあるんで、取り敢えず山田×罪木×セレスさんまでをストックにさせてください。
以降は捌けるか自信ないんで、一回SS投稿するごとに5回まで安価回答してもらうって形にしといて、その内から面白そうだなと思ったら採用させていただくという形にしようかと思ってます。(多分5個も来ないだろうという読みです。)

>>20 安価ありがとうございます。採用させてください。

返答遅れてすみません。そろそろキャパオーバーになりつつあるんで、取り敢えず山田×罪木×セレスさんまでをストックにさせてください。
以降は捌けるか自信ないんで、一回SS投稿するごとに5回まで安価回答してもらうって形にしといて、その内から面白そうだなと思ったら採用させていただくという形にしようかと思ってます。(多分5個も来ないだろうという読みです。)

奪い合われる人物:苗木
奪い合う人物一人目:小泉
奪い合う人物二人目;霧切
シチュ:未来機関 小泉は絶望状態 
    苗木を絶望に堕とそうと小泉が逆レイプするが逆に苗木にはまってしまう。小泉がそれで苗木にべったりになり霧切が嫉妬して小泉を苗木からはなそうとする。小泉の方も苗木に近い霧切が邪魔で亡き者にしようとする。

奪われる:狛枝 奪い合う:七海&江ノ島
狛枝は七海とは友達以上恋人未満、江ノ島とはセフレ関係
ゲームで遊ぼうと七海が狛枝の部屋を尋ねるとセフレと真っ最中
江ノ島に煽られ3p突入

百田×赤松←最原で最原と赤松は付き合ってる
最原と喧嘩した赤松が愚痴こぼし&相談に乗ってもらおうと百田の部屋を尋ねる
ひとしきり愚痴っても最原に対する怒りが収まらない&百田のいつになく真面目で誠実な態度に心動かされて、勢いと最原への見せしめ的な思いで百田を押し倒して舌を絡め出す
服を脱ぎ捨て百田の服をひん剥くとその最原とは違う筋肉質な身体に興奮、今だけは身も心も百田のものになりたいと言って生で挿入
最原以外の男と抱き合って恋人のような濃厚なセックスをしてる背徳感にどハマりし乱れに乱れまくる
その様子を同じく百田に相談しようとしてた最原も扉越しに見てて…って感じでおなしゃす

奪いあわれる:苗木 奪い合う:江ノ島&戦場

江ノ島の玩具(セフレ)&戦場とは友達以上恋人未満な苗木。
姉妹の壮絶な苗木奪い合い合戦。

奪い合われる人物:左右田
奪い合う人物一人目:西園寺(or罪木)
奪い合う人物二人目:ソニア
シチュ(※長文可):絶望化した西園寺(or罪木)によって左右田が性的に攻められて(挿入とかなしの辱め)、捕まっていたソニアに見られしてしまう
西園寺によるとここはモノクマが作った「セックスをしないと出れない部屋」らしく、普通の人間は名の通りにセックスしないと出れないらしく、自分は左右田とする気はなく、脱出は絶望的なことを煽る
絶望化した彼女がいなくなった後にソニアの拘束を解いて、彼女を励まそうとしたがカラ元気であることをソニアにバレてしまう。
憧れのソニアの痴態を見られて、自分の感情を抑えられずに彼女に全ての感情をぶつけて更に自分がソニアが好きなことを言ってしまう。
とんでもない下手をこいたことを左右田が自覚するが、ソニアは女神の笑みで彼女は左右田を受け入れる
左右田はソニアさんの良さに更に魅了されてここへの脱出を考え出す(告白の返事は脱出後と約束して)
だが、そこでソニアから提案と自分とやらないかと提案してきて……


シリアスで最終的にはやる形はあれだけど、イチャラブセックスする感じでお願いする。
左右田がかわいそうなものが多いので絶望から希望になる感じで
あと攻める相手が西園寺か罪木のどっちか決まっていないのは>>1が使いやすい方で(キャラ的に西園寺の方がいいかもしれないが)

よし全部書こう(提案)

途中までですが、仮アップ。書いてて気づきましたが、結構長くなりそう。

【題名:金の棘と銀の剣①】 日向×ソニア×辺古山 ※捏造設定あり ジャバウオック島

動画の再生ボタンを押すと画面の中に子猫が現れた。
毛並みの奇麗な白猫だ。木の根っこで丸くなっていた子猫はやがて大口を開けて、退屈そうに欠伸をした。それだけの動画だ。だが、愛らしいことこの上ない。
画質はそこらのデジカメよりも遥かに良い。暗夜の林道だというのに明るく見えるし、かなり遠くから撮影したというのに開かれた口の赤みまで鮮明に撮れている。
普段弄られ役な左右田であるが、やはり素晴らしい改造技術である。

辺古山「……」

改造された電子生徒手帳の画面を見つめているのは辺古山ペコだった。顔がにやけているのは良いモノが撮れて嬉しいからだろう。自身の殺気によって動物たちから逃げられてしまう彼女の密かな趣味が動画撮影であった。幸いにも超高校級のメカニックと写真家という専門家達が傍に居た為、自己満足できる程度の技術と機械を手に入れるのはそこまで難しくなかった。
とはいえ、撮影できる機会は稀。辺古山自身も撮りに来ようと思って散歩に来たのではなく、目的地までのショートカットに使っているだけ。けれど、一度あることは二度ある。他にも可愛い動物たちが居ないか期待するのは当然だろう。

ガサリと草木が揺れたのはちょうどそんな時だった。不審者に怯える性質でもないし、そもそもこの島には十六人の少年少女しかいない。ペコは動物たちを怯えさせないよう、足音に気を付けながら近づいていく。

辺古山「っ」

そして、思わず息をのむ。見つけたのは可愛い子猫ではない。
全裸の男とそれに抱き抱えられた全裸の雌獣であった。
人ではなく獣と呼んだのは彼女の顔が余りにも淫らであったから。金髪碧眼、目麗しい外見を持つ少女の名はソニア・ネヴァーマインド。本物の王女様である彼女がただ一人の男を恍惚とした顔で見上げていた。

辺古山「日、向?」

だが、辺古山の注意を引いたのは後頭部しか見えない男の方。
淫らな顔を見せる少女よりも惹かれた理由は彼女自身にだって分からない。ただ、目が離せない。望もうが望むまいが、勝手に状況を把握していく。

女の腕は男の首の後ろに回され、何とかしがみついているといった塩梅。
男の手は女の尻肉を鷲掴み、自身の方へと抱き寄せている。宙に浮いた女の腿は男のお尻に巻き付き、締め上げている。所謂、駅弁という体位であった。

男の指を埋めた女の尻肉はこれでもかという位に濡れていた。

******************************************

日向視点

ソニア「ぁ……んっ!」

突き上げる度に漏れる声は甘く切ない。必死に噛み殺そうとしているが、ひくひくと痙攣を繰り返す体ではこらえ切れないのだろう。喘ぐどころか涎まで溢れ出す。
潤んだ瞳で見上げてくるのが抗議の心算なら逆効果。
この声をもっと聞きたい。この顔をもっと見たい。この女をもっと滅茶苦茶によがらせたい。

そんな思いによって、腰振りはどんどん加速していく。

ソニア「あっ!?だっ!?んんっ!!?」

パンパンと音が鳴り響き、金糸の髪が左右に振り乱される。いやいやと身をよじる仕草が愛おしくて、また速まる。これ以上は侵入させまいとする膣の動きがこれ以上なく心地良く、扱かれる肉竿がドクンドクンと脈打ち始める。噴火山の如く精液が駆け上っていくのが分かる。
限界だ。そろそろ出すぞ。

ソニア「勇者さ、まっ!」

日向「っ!!」

そう言おうとした時に、この声だ。耐えられるはずもなく俺は全てを出し切った。

~~~

一戦を終えた後、俺とソニアは適当な草地に腰を下ろして休んでいた。まだ服を着ていないのは先の運動による熱が引いていないから。
顔が赤いのは自覚している。体育座りで座り込むソニアの方を見ることが出来ない。脚で隠れた秘所が何かの弾みで見えそうだからだ。散々ヤッた後だろうが等と言われそうだが、一度終えてしまうと妙に気恥ずかしい。というより、テカテカと光るお尻を見ているだけでも相当ムラムラしてくる。

ソニア「初めての野外プレイはどうでしたか?」

そんな男の内心を知ってか知らずか、落ち着きを取り戻したソニアが問いかけてきた。意外かもしれないが、今回の野外プレイを提案してきたのは彼女の方だ。というか、俺から提案できたこと等、一度もない。名実ともに王女様な彼女から主導権を奪えるとは思ってなかったが、尻にひかれっ放しというのは男として如何なものか。
今も優雅に微笑んでいるのだろうと判る声色に羞恥を覚えながらも返答する。

日向「…………………最高だった」

言った後に赤面するが、嘘ではない。本当に最高だった。野外でやる意味なんて今まで全く分からなかったが、確かにこれは興奮する。
女体の乳白色と森の緑のコントラスト。理由を説明するのは難しいが、生唾を飲み込むほどに昂ってしまった。

ソニア「ふふ、これがジャパニーズわびさびというものですよ」

日向「それは違うぞ」

相変わらずのずれた日本語に突っ込みを入れるが、未だにソニアの顔を見上げることが出来ない。だから、ソニアが飛びかかろうと構えているのに気づけなかった。その顔がいたずら好きの猫のような笑みを浮かべていることにも気づけなかった。

日向「っ!?」

一瞬で肩を突き飛ばされ、押し倒されたところを跨られる。草がクッションになって痛いということは無かったが、乱暴な行いに驚きと小さな怒りを覚えてしまっても仕方ないだろう。

日向「なにを……」

だが、文句は言えなかった。

ソニア「ようやくわたくしを見てくださいましたか、勇者様。さあ、続きを致しましょう」

月光を背にして妖艶に微笑む女の顔に目を奪われたからだ。
闇の聖母。 適当極まりない友のネーミングセンスに初めて同意した。

安価答えてくれた方々、ありがとうございます。書くスピード全然追いつけてねえですみません汗
取り敢えず、5案の中では狛枝セレフがツボに入りましたんでそれを採用します。

途中なんで追加で募集するのもアレかと思いますんで、安価募集はひと先ずはソニア・ペコ物が終わってからやろうかと。
分量が結構バラバラになるかと思いますが、技術的に無理なんでご容赦願います。

>>31 余裕が出来たらそうします(笑)

エロくて面白い、乙乙
優柔不断系主人公の修羅場ハーレムこそ王道にして至高
次も期待

【題名:金の棘と銀の剣②】 日向×ソニア×辺古山 ※捏造設定あり ジャバウオック島
>>33の続きです。

******************************************


しばらく経った日の朝、俺達はレストランで朝食をとりながら今後の予定について話し合っていた。
話し合いの結果、俺の班は浜辺を採掘することになった。今日の相方はソニア。正直に言って魅力的な話だ。ただ、どうにも気が乗らない。
花村が作ってくれた美味しい料理でも滅入った気分が治らない。

ソニア「……なにかありましたか?」

隣の彼女から声をかけられ、ドキリとした。初めて出来た恋人は心配そうな目で俺の顔を覗き込んでいた。気が付けば、その手は俺の左手の上に乗せられている。どうやら、箸が進んでいなかったらしい。そう言えば食欲がない。昨日もあまり食べていなかった気がする。

日向「いや、何もないぞ」

ソニアと俺の関係は皆には内緒にしている。だから、ばれないようにボディタッチは極力控えてきた。だというのに、手を握ってきたのはそれだけ俺のことが心配だということなのだろう。
ソニアに惚れている左右田もボディタッチに言及するでもなく、心配そうにこちらを見ていた。いや、彼だけではなく殆ど全員。全員が俺の方を向いていた。

十神「気分が悪いなら休んで良いぞ。一日くらいならさして問題にもならん」

どうやら、俺の顔色は相当悪いらしい。だが、仮病を使うわけにはいかない。これ以上罪悪感が積み重なれば本当に壊れてしまいそうになる。

日向「別に大丈夫だ」

十神「……そうか。無理はするなよ」

強めに言い切り、飯をかきこむ。あからさまな強がりだたが、十神は一応納得してくれた。
必然的に手を振り払われたソニアは益々心配そうな顔で見つめてきていた。

******************************************

そして、夜。いつも通り、俺たち二人は逢引きしていた。

女の格好は裸にストッキングのみという妙な恰好。
女の方が自主的にしている格好だが、興奮している自分もマニアックだという自覚はある。
ストッキングによって黒光りするお尻を見ていると、猛烈に張り飛ばしてやりたくなってくるのだ。俺の方に突き出しているコイツもその心算なのだと判っている。砂地に手を着き、四つん這いとなった女の顔は見えないが、くっきりと浮き上がった局部はストッキング越しでも分かる位に濡れていた。ザアザアと流れる波の音もやってしまえと囃し立てている。
期待に応えるべく、俺は大きく手を振り上げて力の限り張り飛ばす。

「んぁっ!?」

バチンっ!と弾けるような音と殆ど同時に悲鳴が聞こえた。悲鳴と言っても艶がある。気持ち良くよがっているのだ。動きによってぶわりと長い髪が翼のようにはためいた。前に鏡を通して見た顔を思い出し、自分の口角が吊り上がっていくのを感じる。獣欲という奴だろう。もっと滅茶苦茶にしてやりたい。もっと壊してやりたい。

本能に突き動かされた俺はためらうことなく、ストッキングを掴んで、一気にずり落とす。

「っ!」

分かった女がびくりと身を竦める。露になった生尻は相も変わらず美しかった。
尻の肉を鷲掴みにしてやれば、あり余り肉に指が埋まっていく。長い髪は予想通り、月光によく映えた。うなじから背中のラインも見事なまでに美しい。

その感触に、その情景に、何も刺激されていない筈の俺の男根が反り返っていく。指し示す先にあるのは肛門。奇麗に洗浄されたソコはきゅっと引き締まっていた。
俺達のみならず、俺達の身体もこの展開を覚えているのだ。初めてこいつの部屋でやった時から変わらない欺瞞だらけの秘め事の流れ。

「ご、ご主人様っ」

切なげに呼ばれた声にぶつりと理性が弾け飛ぶ。
溜め込んだ情念を解き放つように俺は腰を大きく突き出した。

******************************************

行為が終わった後、俺達は浜辺の砂地に腰かけていた。僅かに空いた距離は罪悪感によるものか。俺は彼女の顔を見ようとせず、カッターシャツのボタンを留めていた。

辺古山「……すまない」

制服を着直した女、――――――辺古山ペコは髪を結い直しながら小声で謝罪をしてきた。

謝罪は本心からなのだろう。今朝の食事の際、俺を心配そうに見つめてきた目にはこの赤い瞳も混じっていた。
自分との浮気行為が俺の心を痛めつけているのだと判っているのだ。確かに今の俺はソニアへの申し訳なさで一杯だった。こいつが脅してこなければ、等と八つ当たりしているのも確かだ。厚かましいことこの上ないが、単なる誘いならこういう関係にならなかったという事だけは間違いない。
何故なら、動画を見せつけられる前の告白の時には拒絶できていたからだ。裸にストッキングという格好で誘われようが、問題なく断れたのだから。

数日前、俺とソニアの性交動画をネタに脅迫してきたこいつは確かに最悪な行いをしているのだろう。アナルならば浮気にならないなどという戯言もひどくおかしい。客観的に見れば、友達から男を寝取ろうとしている悪女である。

日向「別に謝らなくていい。悪いのは俺も同じだ」

だが、そんなことは都合の良い言い訳に過ぎない。誘った女が切欠だろうが、ずるずると続けている男の方に否が無いなんてことは有り得ない。

辺古山「……そうか」

日向「……ああ」

こうなってみて何となく、不倫が長続きする原因が分かった気がする。
ばらされれば、多額の慰謝料と共に家庭生活が崩壊するという恐怖もあるのだろう。だが、罪悪感で恋人の顔が上手く見れなくなる事も非常に大きい。性交するとき、脳裏に不貞行為がちらつき、泣き出しそうになる。最も燃え上がれるのは皮肉にも浮気相手との行為だ。浮気相手の所為で溜まった鬱憤を発散したいと体が暴れだし、止められなくなってしまう。


「なるほど。これが夫の浮気現場を見た妻の心境というものですか」


聞き覚えのある声に呼吸が止まった。声の方に顔を向けた瞬間、シャッターの音が鳴り響く。

ソニア「こんばんは。お加減はどうですか、――――――気分が悪いから今日は無理だと仰られたわたくしの勇者様」

現れた制服姿の美少女、ソニアは笑みを浮かべていた。だが、常の柔らかな笑みとはまるで違う、唇を歪めただけの冷笑。そして、手には電子生徒手帳。見せつけられた画面の中から撮影されたての男と女が見返してきた。

画面の中の俺と辺古山は随分と間抜けな顔をしていた。

だが、どこかで安心してしまった俺も居る。振られるだろうし、どの程度の罰を与えられるかも分からないが、これ以上隠さずに済むのは救いと言えた。

日向「っ、すまな……」

ソニア「知っています」

謝罪を遮られた俺は目を見開いて黙り込む。聞いたことのない声色の所為でもある。見たこともないほど冷え切った目の所為でもある。だが、何よりも冷静極まりない彼女の態度に驚いた。既にばれていた?直観を裏付ける様に、掲げたソニアの手がスムーズに電子生徒手帳を操作し、動画の再生ボタンを押す。

そして、始まるのは獣のような性交。淫らな顔で喘ぐ辺古山の痴態であった。だが、場所は浜辺ではなく森。――――――三日前の浮気現場だった。
画質が良いのは辺古山同様、左右田に改造してもらったのだろう。
再び、ソニアの指が違うファイルを開く。流れてくるのは俺の声。俺がソニアの動画を消したか尋ねた時の会話だった。

ソニア「ある日の夜、辺古山さんは私達の逢引を撮影。その数日後に日向さんを脅迫。要求は金銭ではなく日向さんご自身の身体」

的確に当てられ、二人して息を飲む。一体、何時から知られていた?

ソニア「恐らくは王女であるわたくしの痴態が広まればどうなるかとでも言ったのでしょうね。ですが、これで形勢は逆転。終里さんには既に協力を取り付けています。この島から脱出しても、貴女は動画を流出させることも出来ず、生徒手帳を破壊されるでしょう。もしも万が一、貴女が動画を拡散したとしても、わたくしも容赦なく貴女の痴態を広めます」

台詞を練ってきていたのだろう。平時のずれた日本語が嘘のように言葉が繋がっていく。だが、妙だ。

ソニア「これでも一国の王女です。本気でわたくしを手玉にとれると思っていましたか――――――この泥棒猫」

ソニアは俺の方を向いていない。責めているのは辺古山だけ。最初の言葉以外、俺の方は責めていない。そういえば、先ほど見せられた動画にも俺の顔は映っていなかった。

日向「ソニ、ア?」

声をかけると彼女はこちらを向いた。先ほどまでとは打って変わった満面の笑み。
それを見て何となく気付いた。ここに至ってもソニアは俺と別れたくないのだと。

ソニア「ご安心ください、創さん。あなたは脅されただけなのだと判っています」

日向「いや、それは違……」

ソニア「わたくしと別れたいなどと言ったのは、その女に脅されたからなのでしょう!?わたくしの為を思ってその女を抱いていたのでしょう!?」

辺古山「っ!?」

否定の声は怒鳴り声にかき消された。伝えていなかった辺古山の驚いた視線を感じるが、俺は急変したソニアから目を離せない。
一国の王女が肩を震わせ、俺の顔を睨んでいた。月明かりだけでは分かりにくかったが、よく見れば目尻には涙がたまっていた。
俺が罪悪感に耐えきれずに別れを切り出した時と同じ顔だ。あの時と同じように俺の言葉を聞き入れる気はないのだろう。

日向「辺古山はもう動画を消している。俺に言われるまでもなく辺古山自身の手で消していた。あの会話を聞いていたならお前だって知っているはずだ」

ソニア「…………だから何ですか。それはわたくしとの別れ話をした後の話でしょう。それに、わたくしに浮気行為をばらされるかもしれないと怯えていたのでしょう」

論調がおかしくなってきていた。動画がすでに消えていると判っていたのなら、さっきの話は何だったのか。というより、こういう会話になること自体、彼女の想定外だったのだろう。憤るソニアの顔が少し青ざめていた。

辺古山だけを悪者にして責め立てれば、俺もそれに便乗してくれる。自分は悪くなどないのだと明言すれば、呆気なく俺と辺古山の関係は終わる。--――――たとえ、俺の心が浮気相手に奪われていたとしても。

日向「それは確かにそうだ。ソニアにばれたら、嫌われると思っていたから隠していた」

ソニア「そうでしょう!?安心してください!その女と別れさえしてくれれば、わたくしは無かったことにしてあげますからっ!」

ソニアにとっても都合がいいセリフだったのだろう。機を逃すまいと喰いついてきた。
その必死な顔を見ているだけで胸が潰れそうになる。あの時からこれまでこんな苦しい思いをさせてきたのだろう。自分の事しか頭になかった俺に殺意が湧いてくる。だけど、それでも言わなければならない。

日向「――――――だけど、今日は俺の方から誘った。俺がしたいと誘ってしまったんだ」

ソニアの顔が絶望に染まる。青い目から溜まっていた涙があふれ出す。
隣を見れば、辺古山が此方を見ていた。赤い瞳を見開いて呆然とした顔で俺の顔を見つめていた。彼女を愛おしいと感じていたのは何時からだろうか。

ソニア「わたくしを捨て、る気ですか?」

泣きながら聞いてくる恋人に、――――――俺は自分の気持ちを隠すことなくはっきりと伝えた。

******************************************


そして、それからしばらく経った日。
俺はベッドに寝そべり、自身の上に被さってくる女の髪をなでていた。左手に感じる銀の髪は相変わらず指通しが良く、身悶えするような撫で心地だった。
わき腹の辺りに押し付けられた乳房は先ほどまでの運動のせいだろう。激しく揺れ動き、その熱を余すことなく伝えてくる。もうアナルに拘る理由はない。散々にその体を堪能してやった。

辺古山「……ご主人、様っ」

息も絶え絶えに女が俺の名を呟いた。胸板に頬を押し付けてくる彼女が愛おしくてまたその髪をなでる。

ソニア「……勇者、様っ」

そして、右手では金の髪を撫でていた。こちらもサラサラとしており、そこらの動物の毛並みよりも気持ち良い。辺古山とは反対側の体に押し付けられた体も熱く火照っている。罪悪感が薄まり、かつての勢いで貪りつくした体はやはり極上だった。


そう、俺は二人の身体を堪能していた。あの時、素直に言った結果がこれだ。

‟俺は辺古山もソニアも愛している。“

隠すことなく想いをはっきりと伝えた結果、紆余曲折あったがこうなった。

代価は俺の体にできた無数のひっかき傷。愛しい彼女達の身体には絆創膏一つない。

だから、まあアレで良かったのだろう。潤みきった赤と青の瞳を見つめながら俺はそう結論付けた。

【完】

って文字をつけるのをいつも忘れてしまいますが、とりあえず完成です。
キャラ崩壊は勘弁していただけると助かります。

>>36 ありがとうございます。凄く嬉しいです。

↓1~10 お題(取り敢えず増量。前に頂いた5安価の内の4安価は把握していますので、なるべく重複しないよう願います。)

奪い合われる人物:苗木
奪い合う人物一人目:舞園
奪い合う人物二人目;朝日奈
シチュ(※長文可):苗木と朝日奈は付き合い始めてた純情カップル。キスは一応 しているがそれ以上は進んでいない
舞園さんは前から苗木のことが好きでヤンデレ属性あり。
ある日、舞園さんに誘われてお茶を飲んでいたらいつの間にか気を失う苗木。
起きたら縛られていて、いつもと違う舞園(目がぐるぐる)がいて、下着姿で立っていて、彼女は苗木に自分が苗木のことが好きなことを告白する。
当然、告白されるが苗木は朝日奈さんがいるから断る。
だが、彼女はその答えを予想していて、彼女は苗木を言葉攻め+乳首や手コキ(または足コキ)+フェラで苗木を攻める。
苗木のちんぽがいい感じに勃起したところで彼女はカーテンで隠していた拘束している朝日奈の存在を明かす(ガムテープで口を塞いでいて、媚薬を注入済み)
自分が苗木の初めての相手で苗木の子供を妊娠するぐらい膣内射精させようとしていた。
全力で舞園を説得しようとする苗木と涙目とで必死の悲痛な声をだす朝日奈をおいて舞園は苗木のチンポをおまんこに挿入
処女で痛みを感じながらことを腰を振る舞園と心でわかっていながら気持ちよさに勝てない苗木は二人とも動物のようにセックスを行い何度も膣内射精。
ある程度満足した舞園は絶望した朝日奈を見ようとわざと拘束を取るが、朝日奈は彼女に目もくれずに苗木の所へ。
苗木は朝日奈を見て罪悪感があって謝り続けるが朝日奈は媚薬で性的興奮して彼を逆レイプ…だけど、はたから見たらイチャラブセックス的な感じになる
後日談で『苗木は私達の物』と言う感じで舞園さんと朝日奈さんが苗木のチンポを一緒にとりあうハーレムEND。

かなりの長文すいません。苗木君にとって幸運なのか不運なのかわからない感じで
いくつか流れを変更してもいいと思います。……前回の朝日奈との奴が消化不良だったので

奪い合われる人物:最原
奪い合う人物一人目:赤松
奪い合う人物二人目;白銀
シチュ(※長文可):白銀の研究教室に呼ばれた最原と赤松
どうやら新しいコスプレ衣装が出来たらしく赤松には自分と一緒にモデルを、最原にはその評価を頼みたいらしい
承諾する二人だったがその衣装は想像以上に際どく、最原は衣装を着た白銀の姿に思わず見とれてしまう
それに嫉妬した赤松は自分もコスプレ姿で最原を誘惑し始めるが、白銀もまた対抗するように最原を誘惑し始める
もしや白銀も最原の事が好きなのかと思った赤松はさらに過激に最原を誘惑するが、白銀もさらに対抗する
過激な誘惑対決はやがて最原とのコスプレ3Pに突入してしまい…

終始、最原君が主導権握られてる感じでお願いします
あと赤松、白銀のダブルパイズリとか入れて貰えると嬉しいかも

【題名:首絞めレイプ】 天海×東条×王馬 育成時空 ※NTR注意?

東条斬美と天海蘭太郎が付き合いだしてから2週間が経過した。
両思いになってから告白にたどり着くまでざっと一年といったところか。両者共に自分から異性を誘う性質ではないから随分と時間が掛かった。皆に交際を発表した時にはあの茶柱ですら祝ったのだから、部外者から見れば本当にまどろこっしくて仕方なかったに違いない。

ただ一つ懸念事項があるとすれば、二人ともかなりモテるという所だろう。一人で街を出歩けば必ず数回は異性から声をかけられる。凄いのになると東条が隣にいるにもかかわらず、普通に天海を逆ナンするような猛者まで居る。

サングラス等で変装するのは違うと思うし、何か良い手はないモノだろうか。
東条斬美は部屋の掃除をしながら、そんなことを考えていた。

そんな時、コンコンと部屋のドアがノックされた。
浮かれてはいたのだろう。女子寮ということもあり、警戒心が薄かったのもある。
東条は深く考えず、扉を開けた。

東条「あら?」

そして、外を見たら誰も居なかった。まさかのピンポンダッシュか。
と、東条が開けた扉を戻そうとすると、扉の影から何かが見えた。

スプレー缶だ。 ブシュッと音がした後、東条の意識がかき消えた。

******************************************

東条「……あ……っ!?」

次に東条が目覚めたとき、彼女はベットの上に横たわっていた。
両手首と両足首はそれぞれ縄で縛られ、ベッドの上端と下端の傍で括り付けられている。
かなり強い力で縛られており、腕を下ろそうと力を込めても動かせない。
加え、格好も際どい。常に着ているメイド服はひん剥かれ、紫のブラとパンツが露になっている。脚を持ち上げ、股を隠そうとするが、こちらも上手く動かせない。

余りにも判りやすい非常事態だ。だが、ここで慌てもせずに状況を把握しようと部屋を見回していったのは流石の胆力。
場所は先程までと同じく自分の部屋。窓を見れば、照り輝く太陽の位置はさして変わっていない。犯人の姿は見えないが、がさごそと物音はするから部屋から逃げてはいないのだろう。家具等は荒らされていないから強盗目的ではない?話し声が聞こえないことからして単独犯?口をふさがれていないのは希望ヶ峰学園の寮の壁が防音仕様だと知っている為か?

分かっていることを纏めれば、さっき扉を開けた瞬間に催眠スプレーのようなもので眠らされ、そのまま部屋のベッドに拘束されたのだろうという事ぐらい。重要なのは犯人とその目的か。これまで東条が仕えてきた主には財界の大物などざらに居る。彼等の政敵だとすれば、本気の覚悟が必要。
そこまで考え、最後に天海の顔が過るのは完璧メイドも結局は人の子ということか。

「あ、起きた?」

が、響いたのは間延びした声。聞いた東条は呆然とした。聞き覚えがありすぎる。というより、昨日も聞いた。

東条「……王馬君?」

王馬「流石、落ち着いてるねえ。うん、凄いよ本当に」

バスルームから出てきたのは東条の級友、王馬小吉であった。状況からして間違いなく彼が犯人。末恐ろしいことに、彼はいつも通りの笑みを浮かべていた。

東条「……何が目的かしら?」
王馬「ママを滅茶苦茶に犯しに来たんだよ。俺の事しか考えられなくなるぐらいにね」

問い尋ねても何時も通りのふざけた応対。本当に何も変わらない。いつも通りの悪童っぷりだ。奇妙なことに東条は少しだけ安堵した。信頼と言ってもいいかもしれない。

東条「ママと呼ばないでと言わなかったかしら?」
王馬「あれ?そこなんだ。もっと聞くことあると思うんだけど」

無防備に近づいてくる王馬に身構えても殺意までは抱かなかった。犯罪染みた無茶はしても本気で笑えなくなるようなことはしない。それが一年間の付き合いで感じた王馬小吉という少年の人柄だった。

近くまで寄って来た時、違和感を覚えたのは彼の首。いつものスカーフではなく、首輪のようなものを嵌めている。直感だが、何らかの機械のように見える。
これを見て初めて本格的な悪寒が走った。何故かは知らない。何故かはわかりたくないが、嫌な予感がしてならない。

逃げる様に視線を下げれば、王馬の手には漫画でよく見る爆弾の起爆スイッチめいた押しボタン装置があった。形状としては乾電池のような形と言えば分かりが良いか。

東条「……それは何かしら?」
王馬「あ、気付いた?これはママと遊ぶためのオモチャだよ。西遊記の孫悟空が付けてるアレだよアレ。あれ?名前なんだっけ?ど忘れしちゃった。ま、フェアにやらないとつまらないからね」

相変わらず意味の分からないことを言いながら、王馬は東条に押しボタン装置を東条の手の中に押し込んできた。東条が親指を押しこめば、ボタンを押せる形だ。

王馬「よし、準備完了。それじゃ、ちょっと押してみて」

渡された装置の事なのは明白だった。笑みを浮かべっ放しの王馬に躊躇いながらも東条はボタンを押した。
直後、王馬の首にはめられた首輪からモータ音がした。

併せ、王馬の顔色が青紫色に変化。首輪が彼の首を締め上げている。

王馬「んぎぎっ!!!??」

余裕が一瞬で消え失せ、目を剥いた必死の形相。目尻に浮かべた涙は首筋に浮かんだ脈と同じく本物だろう。喉をかきむしる暴れっぷりが演技だとは思えない。苦悶の声は大きく、相当な苦痛が王馬の身体を襲っているのだと判ってしまう。

王馬「ゆ、びいいいぃぃ~~」

余りのことに呆然としていた東条だが、ボタンが原因だと分かるや否や指を離す。
合わせ、モータ音が止む。きゅるきゅるという音と共に呼吸が回復した王馬はベッドに手を着き、ぜえはあと息を切らしながらも何とか落ち着いた。本気で苦しそうだった。顔は汗まみれになり、未だに顔色がおかしい。

東条もこれで気付いた。王馬小吉は狂っていると。

王馬「は……っ……はぁ!やっべ、きつめに調整っ……したけど、本当にやっべっ!」

目尻に涙を浮かべたまま、顔を汗塗れにしながらも王馬は笑う。へへへとでも言いそうな、子供のようにかわいい笑み。

東条「………………なにがしたいの、あなた」

声が出た。笑う王馬が単純に怖かった。

王馬「ん、ああ。うん。言った、じゃん。…………滅茶苦茶に犯すって」

ようやく落ち着いてきた王馬が東条の顔を見ながら言い切った。笑みはあっさり消えてしまった。その手が動き、東条のブラをめくりあげる。整った美乳だ。完璧メイドは乳首さえも美しい。

東条「っ!やめなさいっ!」
王馬「止め方は教えたよ、ねっ」

王馬はその乳首に躊躇うことなく口をつけた。

東条「んんっ!?」

まるで赤子の搾乳。有り余る乳肉を鷲掴みにされ、ちゅうちゅうと乳首を吸い上げられる快感に東条の口から嬌声が漏れた。思いがけない快感に身をよじりたくなるが、束縛された手足は動かせない。内股を擦ることも出来ずに喘ぐしかない。反射的にボタンを押しそうになるが、必死に堪える。

王馬「あ、れ?押さないの?」

不思議そうに見上げてくる王馬は乳首から口を離し、舌でぺろぺろと乳頭を舐め上げていた。唾液で濡れた舌先が勃起しかけの蕾に触れる度、東条の身体が小さく跳ねる。

王馬「ははっ、乳首弱いんだね。……天海ちゃんにもこんな風に舐められたのかな?」
東条「やめ、なさ……いっ!」

図星だったのだろう。東条の顔が朱に染まる。歯を食いしばりながら王馬を睨みつけ、叱りつける。だが、快感によって喘ぎが混じる怒鳴り声など男心をくすぐるだけ。舌を垂らした王馬は気にすることもなく、ぺろぺろちゅぱちゅぱと東条の乳首をいじめ続けた。東条もまた上がりそうな嬌声を必死に堪える。だが、声は抑えられても表情は無理。何時ものポーカーフェイスが嘘のように歪んで目が蕩けだす。呼吸が荒くなってきたのは気のせいではなかった。
絶対に言えない話だが、――――――天海よりも少し上手い。

王馬「何回か言ったと思うんだけどさ。俺、東条ちゃんのこと好きだったんだよね。あ、嘘じゃないよ」

一通り、楽しんだのだろう。王馬は口元を手で拭きながら言った。

東条「私は、嫌いになったわよ」

何となく、予感していたのだろう。告げられた気持ちを東条はあっさりと拒絶する。
だが、王馬は笑みを浮かべた。もう疑われなくなったことが嬉しいのだと、この時の彼女は気付けなかった。

王馬「そっか。ところでさ、好きの反対は無関心っての知ってる?」

急に語りだした王馬をよそに東条の顔が青くなる。王馬はカチャカチャと音を立てながらズボンのベルトを外していた。

東条「やめな……」

王馬「あれ、良くわかるんだよねえ。好きな人から何とも思われないのって俺には耐えきれないんだよ。なんていうの、首絞めてでも俺のことで頭一杯になってほしいって感じ?」

東条の震えた声は届かない。王馬はパンツをずり下ろす。アンバランスではあった。だが、それで王馬が子供ではなくれっきとした男なのだと判ってしまう。

王馬「DICEは解散しちゃった。総統自ら笑えない犯罪しちゃうんだ。そんなこと他の連中が許しても俺自身が許せない。あ、一応言っとくけど、この首絞める機械とか全部俺一人の力で作ったからね?DICEも入間ちゃんも関わってないよ。本当だよ」

もはや、笑みを浮かべようともしない王馬は淡々と準備に取り掛かる。王馬は自身の首に取り付けた首輪と机の方を指さした。首輪にはレンズ。机の方には机と同色のカメラ。よく見ないと分からなかったのは東条への配慮だろうか。封筒らしきものがあるのは遺書の心算か。勿論、それがどうしたという話だが。

王馬「そんで、この首輪とそこのカメラには俺が部屋に侵入するときからの映像が入ってるからさ。好きに使ってよ。あと、一時間くらいで天海ちゃん達にメールが届くから脱出は簡単にできるよ」

その手がとうとう東条のパンツに当てられる。東条もまた指の先にあるボタンの感触を感じた。
もう彼が何を考えているのか、彼女にもわかってしまった。

ここに至って東条は思い返す。言われてみればアプローチは受けていた。悪童めいた幼稚なそれは天海のモノよりも早かった。ただ、自分が相手にしなかっただけ。

王馬「話それまくったね。要はあれだよ。俺が東条ちゃんの首を絞めるのって難しいみたいだからさ――――――東条ちゃんに絞めてほしい、本気でね」

少しだけ寂しそうに笑う王馬はゆっくりと東条のパンツを下ろしていく。
考える時間を与えたいのだろう。本当にゆっくりとした動きだった。
それを見る東条は妙に落ち着いていた。多分、中途半端にやろうが、彼が諦めないことは判ってしまった。

どこで間違えたなんて考えたって仕方がない。動かすべきは口ではなく手。
選択肢は二つ。ボタンを押し続けるか否かの簡単な二択。

東条は目を閉じて深呼吸を行ない、-------覚悟を決めた。

【完】

………思ってたのと違う感じでしたら、なんかこうすみません。

安価に答えてくれた方々、ありがとうございます。エロメインにしてほしかったとか遠慮なく言っていただいて構いませんので。

↓1~3で安価募集(五つに削減)

百田を奪い合う茶柱vs春川
春川の好意に鈍感すぎて気付かない百田、その様を見て女子の気持ちを弄んでいる根性を叩き直すと茶柱が百田を呼び出し体を張って武道で教育的指導
投げられまくって寝技を掛けられた百田が密着する茶柱のはだけた柔道着から覗く肌に反応
勃起が抑えられず理不尽な仕打ちによる怒りと興奮で推しに弱い茶柱も雰囲気に呑まれそのまま汗だくセックス
その日から毎日稽古と称して真昼間の道場でヤりあう様になった百田達だがある日付き合いの悪くなった百田を怪しんで探しに来た春川が濡れ場を目撃
切れた春川が合体中にも関わらず茶柱を蹴っ飛ばし百田をブン殴り素っ裸の茶柱と取っ組み合って大喧嘩の修羅場
3Pの流れでも百田がボコボコにされるオチでも良し
女子のキャットファイトが見たい

王馬×東条レイプめっちゃ良かった、腹の探り合いな感じが面白い
正直もっと鬼畜エロ濃い目でもよかった、東条みたいなお固めクールキャラがキャンキャン鳴いてるのが好き
とにかく面白いぜ作者さん、次回作も楽しみにしてます

苗木×腐川の略奪愛
十神のことが好きな腐川を苗木がNTRる話
最終的には腐川も心の中で十神に謝りながらも自分から苗木に抱きついてキスして腰を振って膣内出しをねだって堕とされちゃう感じで

【題名:冬から日向へ 道具からの脱却】日向×ペコ×九頭竜 NTR注意? アイランドモード

九頭竜冬彦には好きな少女が居た。
所謂、幼馴染という奴だ。その思いを自覚したのが何時なのかは本人にも良く分からない。
ただ、好きだった。そして、嫌だった。守られる事しか出来ない自分の無力さが。
自分は剣であると謳う彼女の心を何とかして変えたいと思っていた。一人の女性であると、道具なんかではないと。彼女自身にそう思って欲しかった。

勿論、自分の傍に居るというのが当たり前だと思い込んでいる男の我儘だ。


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九頭竜「ぺ、コ?」

呆然とした声が深夜のバスルームに空しく反響した。扉を開けたまま固まっているのは、九頭竜冬彦。超高校級の極道という物騒な肩書が似合わない幼い顔が見ているのは浴室で抱き合う男女。
彼が兄弟分と認めた日向創と彼が焦がれていた辺古山ペコだ。
両者ともに裸である。下半身の結合部からはゴポゴポと大量の白濁液が零れていた。
ソープを意識しているのか、タイルの上にはわざわざマットまで敷いていた。

九頭竜「なに、してんだ?」

分かりきっている癖に尋ねたのは認めたくなかったからだ。
唇が震え、顔から血の気が引いていく。おかしいとは思っていた。ある日を境に、妙に二人の距離が近くなっていた。ちらちらと互いの顔を見ては赤面し、肩が触れ合っただけで過剰に反応する。極めつけは今日の昼食時に聞こえた‟夜、自室で頼む“というペコの囁きだ。冬彦は気が付いたら、彼女の自室に足を運んでいた。そして、扉にカギが掛けられていないことに気付き――――――二人の嬌声に惹かれるままにこの光景を見てしまった。

辺古山「ぁ……」
日向「っ」

青ざめたまま固まる女と辛そうに目を逸らす男。
そんな二人の態度に冬彦はやめてくれと懇願したかった。ふざけるなと怒鳴りたかった。けれど、どれだけ夢なら覚めろと願おうが、流れる涙は止まらない。握る拳が痛くて仕方ない。
ここで逃げ出せればどれほど幸福だっただろうか。だが、それさえも九頭竜には選べなかった。震える足が上手く動いてくれないのだ。

日向「辺古山が練習したいと言ってきたんだ」
九頭竜「……………………………ぁ?」

沈黙を破った日向の声に九頭竜の思考が真っ白に染まる。怒りだ。恐らく何を言われても、こみ上げてきただろうが、女の所為にしたような台詞は下の下だ。都合が良いと言い換えてもいいだろう。日向を悪者にできるから。

激昂を通り過ぎた九頭竜の目には明確過ぎる殺意が宿っていた。懐に武器を入れておいたのは最初からそうする気が有ったのかもしれない。ゆっくりと九頭竜の腕が持ち上げられようとし、

日向「お前との練習をしたいと言われたんだ」

ピタリと止まった。思いがけない台詞に九頭竜は呆然としてしまった。

十数分後。

九頭竜「っ」
辺古山「……お願いします、坊ちゃま」

何故か冬彦は裸となっていた。
冬彦の目の前では、辺古山が嫁入りするかのようにマットに三つ指着いて頭を下げている。勿論、彼女も裸のままだった。

先程までの会話の流れはよく覚えていない。何がどうして、こうなったというのだろうか。

ただ、気が付いたら九頭竜はペコを抱くことになっていた。

辺古山が九頭竜と性交する際に上手く気持ちよくしてやれるように練習として日向に抱かれていたという妄言は通常の精神状態なら絶対に信じられるようなものではない。浮気―――とは違うが、その手の言い訳だと考えるのが普通。だというのに、そうかと流してしまったのは、九頭竜が信じたかっただけの話だろう。おまけに日向もなぜか浴槽の中に居る。日向の顔も困惑しているのは、彼自身も何を言ったか覚えていないという証拠だろう。勢いだけでこの混沌とした状況を作り上げたというのなら、彼の判明していない才能も相当に凄いに違いない。超高校級の希望とかそんなレベルのモノだ。

辺古山「……坊ちゃま?」
九頭竜「お、おう!」

ただ、九頭竜に考える力は残されてない。惚れた女の裸に奪われている。

辺古山「では、始めますね」
九頭竜「っ!」

宣言と共に辺古山が体を起こし、膝立ちとなる。日向の身体に隠されない体の前面。それだけで九頭竜は生唾を飲み込んだ。染み一つない少女の裸体は日ごろ想像しているよりも美しく、男根を刺激するには十分すぎるほどのフェロモンを放っていた。男の視線をどう感じているのか、彼女はローションのボトルを手に取り、中身を己の身体に塗り込んでいく。両手を使った作業は丹念だった。深々とした胸の谷間に手を差し込み、おへそや髪と同色の陰毛が生えた秘所まで塗り込んでいく。風船のように巨大な乳房がぐにゃぐにゃと変形していく様は蠱惑的であり、股の間を汁が覆うのは何とも言えない色香があった。

辺古山「では、まずは乳房からお楽しみください」

準備が終わった辺古山が両手で乳を持ち上げながら言った。見せつけられた乳首は勃起していた。ごくりと生唾を飲み込んだ冬彦は自分も男根を持ち上げ、近づいた。

冬彦「っ~~!!?」

挟みこまれた瞬間、少年の背筋を電流が駆け抜けた。半勃ちだった肉棒が完全に勃起し、辺古山の顔を指し示す。

辺古山「あっ!」

辺古山の口から小さな声が漏れた。嬉しげだったのは己の身体で主が悦んでくれたからだろう。自業自得以前の問題だが、日向との営みを見られて落ち込んでいた彼女にとっては救いに違いない。

九頭竜「かっ!?んっ!?」

扱き上げが始まると、九頭竜は歯を噛みしめて嬌声を必死に堪えだす。張りのある肉に包み込まれた肉竿が満遍なく刺激され、立っているのがやっとといった状態。

九頭竜「だす、ぞっ!」
辺古山「っ!」

射精はかなり早かった。ドビュっと脈動したかと思えば、辺古山の顔が眼鏡までべっとりと汚れた。その顔を見て九頭竜の理性が焼き切れた。

辺古山「ぁっ!?」

肉棒を引き抜いた九頭竜は辺古山を押し倒す。眼鏡が外れる程の勢いのまま、股を押し広げる。痛みに顔をしかめた彼女が見上げると、彼女の主が血走った目で自分の顔を見下ろしていた。そこで恐怖を感じたのはなぜなのか。そこで傍に居た日向に目を向けてしまったのはどういう心理によるものか。

九頭竜「いれる、ぞっ!」
辺古山「んんっ!!?」

見えていない九頭竜は手に持った肉棒を秘所目掛けて突き刺した。

辺古山「やめっ!?んあっ!?」

乱暴な挿入に辺古山の身体が跳ね回る。ローションが塗られていた為まだマシだったが、それでも痛かった。だが、同時に不思議にも思った。いつも日向とする時はこれ以上に乱暴だった。だというのに、なぜ痛むのか。――――――頭の中の冷静な部分が濡れているからだと囁いた。
日々の調教により、日向の裸体を見るだけで昂るようになっているからだと彼女自身が分かってしまった。

九頭竜「ぺ、こっ!?」

九頭竜も違和感を覚えてしまった。愛しい女はどこか苦しそうに悶えていると。――――――先ほど日向と抱き合っている時とは違いすぎると。
頭に過った最悪の光景を振り払うように九頭竜は腰を必死に振ろうとした。

辺古山「ひ、なたっ!?ひなたああああぁぁ!!?」
九頭竜「……ぁっ」

だが、女の叫びで心が折られた。動きをやめると辺古山が睨んできた。初めて見る反抗的な目。――――――反抗?何を言ってる。自分とペコは対等なはずだ。ペコは都合の良い道具なんかじゃない。
そう考えている時、九頭竜の肩に手が置かれた。見上げれば日向が居た。苦虫を潰したような顔だった。

日向「……離れてやれ」
九頭竜「あ、ああ?」

何を言われてるか理解できない。疑問の声を上げながら、それでも退かなければならないと思った九頭竜は退いた。瞬間、辺古山が抱き着いた。――――――抱き着いた相手は九頭竜ではなく日向であった。日向もまた驚きはしたもののゆっくりと抱きしめ返した。九頭竜は口を開けたまま、ソレを見ていた。

ヤハリ、オマエガイイ ソウカ、ワカッタ

聞こえた言葉が脳に届かない。意味の分からない恐怖に歯の根が合わなくなってくる。
発情しきった顔で日向を見上げる女が誰か分からない。目をつむり、日向の方へと唇を近づけていくあの女が誰か分からない。

――――――俺のペコはあんなのじゃない。

望みが叶った筈の男の脳裏には、そんな言葉がずっと反響していた。

【完】

想像以上に生温かったですが、途中で心折られて間男との性交まで書けませんでした。

で、本人もわかりにくかったんで安価整理。

【①書く予定の安価】
>>20
奪い合われる人物:山田 奪い合う人物一人目:罪木 奪い合う人物二人目;セレス
>>27
奪われる:狛枝 奪い合う:七海&江ノ島
>>47
百田を奪い合う茶柱vs春川


【②書くかどうか決まってない安価】
>>26
奪い合われる人物:苗木 奪い合う人物一人目:小泉 奪い合う人物二人目;霧切
>>28
百田×赤松←最原
>>29
奪いあわれる:苗木 奪い合う:江ノ島&戦場
>>30
奪い合われる人物:左右田 奪い合う人物一人目:西園寺(or罪木) 奪い合う人物二人目:ソニア
>>42
奪い合われる人物:苗木 奪い合う人物一人目:舞園 奪い合う人物二人目;朝日奈
>>43
奪い合われる人物:最原 奪い合う人物一人目:赤松 奪い合う人物二人目;白銀
>>53
苗木×腐川の略奪愛 十神のことが好きな腐川を苗木がNTRる話

②のお題が10件溜まったら、②の中から1件お題を決めて①に移すって感じにしようと改めて考えました。
今のところ、最有力候補は>>43です。

で、今まで通りに【A:三角関係全部を決める形式の安価】も募集しつつ、
試しに【B:個人名+要望する単語(コスプレとか修羅場とかそんな感じの単語)を一安価で募集していって来た順番通りに組み合わせる形式の安価】も募集しようかと思います。
Bの個人名は組み合わせによってカオスになるでしょうから取り敢えず奪い合う側にしたいか奪い合われる側にしたいかだけ明記(どっちもありも可)

【Bの例】
安価1  個人名(奪い合われる側):苗木 要望する単語:ベッド
安価2  個人名(奪い合う側):霧切 要望する単語:コスプレ
安価3  個人名(どっちも可):舞薗 要望する単語:ヤンデレ

【Bの例2】
安価1  個人名(奪い合われる側):苗木 要望する単語:ベッド
安価2  個人名(奪い合う側):霧切 要望する単語:コスプレ
安価3  個人名(奪い合われる側):最原 要望する単語:サイコパス
安価4  個人名(どっちも可):舞薗 要望する単語:ヤンデレ

とかになったら安価3を次のお題の頭に持っていくって感じです。
安価1~3の間にAの形式が混ざっても、その次の安価を組み合わせ候補にするだけなんで大丈夫です。
面白いかどうなるのか良く分かりませんが、Bの形式の先着1件は①書く予定のリストの方に強制的に入れます。
どうしても書けそうにない場合は、特に何もできないので謝らせていただきます。

↓3つの新お題が溜まるまで募集 ※シチュについて長文可とか書いてますが、あくまでも可ってだけですのであしからず。

奪い合われる人物:苗木
奪い合う人物一人目:こまる
奪い合う人物二人目;不二咲
シチュ:取り合う人たちがお互いに男はだめ、兄妹はだめと言い争う。身体で取り合うことになるけど結局どっちもアヘ顔ダブルピースでメス堕ち。

もう期限や件数関係なくどんどんリクエスト投げて良かったら採用ってことね
それと未採用の安価はもう採用される見込みは無し?今まで出た安価を再安価指定しても無駄なら新しいの考えるんで
早速ひとつ安価、ファンタジー時空で
奪われ:最原 奪う:東条セレス
なんやかんやあってセレスの執事になってしまった最原が同じくセレスに仕えるメイドの東条と主人セレスの三角関係
エロメインでなくともいいんでギスギス雰囲気重視で

>>66
はい。それでお願いします。
今までに出た安価を再安価していくというのは本人がやられてるか他の人がやってるか判断できないんで、なるべくしないようにお願いします。
今まで上げて頂いたものからやりやすいのから採用していっているんで、まだ採用してないモノの中でも採用する可能性のあるものも混じってたりします。

取り敢えず今現在、非常に厳しいなあと思っているのが>>59さんです。
最初に男×男×男とかでもありとか言っといて申し訳ありませんが、性描写まであるのはかなり難しいです。この場合だと、口げんかレベルとかそんな感じまでになりそうです。

NTRじゃないけど霧切(苗木と付き合ってる)×最原
育成計画軸で探偵同士のミーティング中に最原が入間からもらった飲み物(いたずらで媚薬入り)を二人で飲んでえろえろになって…って感じで
霧切さんが積極的でえろえろな感じだと嬉しい

最原×罪木×江ノ島(三角関係かは微妙)
落し物を拾ってあげたレベルの親切で罪木に惚れられた最原、ヤンデレストーカー化し江ノ島に唆された罪木は最原を江ノ島と共に監禁逆レイプもの

どれもエロくて面白い、特にペコソニアがビッチ臭くなるのが堪らん

天海×江ノ島×赤松
天海が江ノ島と浮気して彼女の赤松に刺される話。
見た目通りの中身もチャラい天海が見てみたい。
応援してるぜ無理ないペースで更新たのむで。

安価・感想言って下さる方々ありがとうございます。GW終わってちょいちょいレス悪くなっておりますが、引き続き書いていく予定です。

採用するお題をどれにするか迷いましたが、次の安価の中から一つ選ぼうと思います。

>>66 奪われ:最原 奪う:東条セレス
>>69 霧切(苗木と付き合ってる)×最原
>>71 最原×罪木×江ノ島
>>72 天海×江ノ島×赤松
>>28 百田×赤松←最原

↓1~3で最も多く選ばれた安価を採用。ばらけたらコンマの高いモノを選択。

(このレスは安価に含めない)
>>71 ありがとうございます。もし選ばれたら、多分ろくでもないモノになると思います。
>>72 ありがとうございます。多分週一位のペースになると思いますが、よろしくお願いいたします。

>>71
出来たら投票数もうちょい増やして欲しいな

ダンロンスレいいぞー、支援

>>76 そうですね。次は取り敢えず10位にしてみます。
>>78 ありがとうございます。

という訳で>>28を採用させていただきます。
あと、別にNTRとかじゃなくても構いませんので。

↓新規お題などありましたらどうぞ

とりあえず新作来たらまたお題投げます
楽しみにしてる乙

>>87 ありがとうございます。時間取れそうになったんでそろそろ書いていきます。

【題名:無題(思い付かなかった)】 茶柱×百田×春川   ※育成時空 

最近、胃がキリキリする。
美味しい朝食を食べながら最原終一はそんなことを考えていた。

百田「それじゃこれ食べ終わったら道場に行こうぜ!」
茶柱「ふん!良いでしょう。今日もきっちりとネオ合気道の極意を叩き込んであげますからね!」

胃痛の原因は二人の楽し気な会話。盗み聞きしていた訳でもないのに耳に入るのは食堂が静まりかえっているからだ。見たい訳ではないが、気になって仕方ない。最原は視線だけで隣の席を盗み見た。

春川「…………なに?」

あっさりばれた。
滅茶苦茶不機嫌そうな春川がこっちを睨んできた。本人に睨んでいるという自覚があるかは分からないが、すわりきった目が本気でやばい。
持っている箸がミシミシとやばい音を立てているのが分かってしまう。というか、既に三膳駄目になっていた。

最原「あ、いや。今日も花村君のご飯は美味しいなって」
春川「…………そうだね」

雑な誤魔化しを適当に流した春川は再び正面の茶碗に視線を落とし、ちびちびと食事を再開した。その様子さえも恐ろしいが、最原が気になっているのは春川の隣を陣取っている青年と少女だ。

百田「しっかし、ネオ合気道ってすげえんだな!」
茶柱「そうでしょうそうでしょう!ネオ合気道は素晴らしいのですよ!」

背中しか見えない青年の名前は百田解斗。
彼と面と向かって談笑しているのは茶柱転子。彼女自身は否定するだろうが、楽しそうな笑みを浮かべていた。
仲の良い友達というか、カップルと勘繰られても仕方ない雰囲気だ。

だが、誰も特に何も言わない。皆、黙々と食事をしている。
ブレーキがぶっ壊れたような王馬や狛枝でさえ煽りに行かないのだから相当だろう。それ程までに春川が纏うオーラは剣呑としていた。

想い人が自分以外の女と親し気にしているというのが気に入らないらしい。というか、本当に手遅れかもしれない。

百田「っしゃあ!それじゃ行くか、転子!」
茶柱「ええ、行きましょうか解斗さん!」

なにせ、まさかの名前呼びである。
少し前までは結構仲が悪い―――というか茶柱が喧嘩を売っていた筈なのだが、一体何があったのか。
しかも何の冗談か、百田は春川が不機嫌になっていることにすら気付いていない。

百田「っと、ハルマキ。今日のトレーニングは八時からで良いか?」
春川「…………それで良いよ」

そして気付いていないまま振り返り、あっさり治すのだから性質が悪い。
女子の誰かがほっと溜息をついたのが良く分かる。百田の方に顔を向けようともせず、黙々と食べ続けている春川の顔は若干ほころんでいた。
薄氷の上ではあるものの何とかなりそうだ。
そう考えた最原は安堵しながら食事に戻ろうとし、目聡く見つけてしまった。

茶柱「………っ」

百田を見上げながら裾を引っ張る茶柱の物言いたげな顔を。
自分の方を見てほしいと言わんばかりの表情は軽く濡れている。

あ、これ本気でやばい奴だ。

悟った最原は久しぶりに自分の才能を呪った。

ちょいちょい間が空いてすみません。やたらと長くなってきたんで小分けにします。あと書きやすいのから書いていこうと思います。

おつ、待ってた

>>91 ありがとうございます。

>>89の続きです。
―――――――――――――――――――――――――――


それからしばらく経ち、二人の男女が道場に立っていた。どちらも柔道着を着ている。
男は柔道のように両手を突き出した構え、対する女は棒立ちだ。

百田「おらあぁっ!」

先手は男。女相手だとかいう油断はない。掛け声と共に男が手を伸ばし、本人にとっては最速の動作で襟首を掴む。確かに筋は良いのだろう。一か月にも満たない練習期間にしては滑らかに動けている。
だが、当然のように宙を舞うのは男の方だった。

百田「かっ!?」

突然の浮遊感に百田が目を見開いた直後、背中が勢いよく畳に叩きつけられた。柔道着の分厚い布地を貫く衝撃に息が詰まり、思わず瞑った目を再び開ければ道場の天井。と思う間もなく、奇麗な顔がその視界を埋める。
いつの間にか腹の上に跨られ、両腕が小さな掌に抑え付けられていた。

春川「ほら簡単」

所謂、床ドン。体格差をものともせずに勝利した春川魔姫は涼し気な表情をしていた。否、よく見ると若干嬉しそうだ。口元が薄っすらと微笑んでいる。

百田「も、もう一回だ!次やれば負けねえからなっ!」

宣言通り秒殺されてしまった百田が負け惜しみを言った。
少しどもってしまったのは男として悔しいからか、その顔に魅入られてしまったか。
間近に感じる女の匂いの所為かもしれないし、はだけた柔道着から小さな乳首が見え隠れしていることに気付いたからかもしれない。
もう一人の少女ならボリュームたっぷりの乳肉が谷間を見せつけてくるわけだが、服との隙間が大きい貧乳だとこうなる訳だ。
勿論、普通はここまで露骨にはならないだろうが、先ほど引っ張られたせいではだけたらしい。
――――――それが女からの誘いだと気付かないから百田相手だからこそ、彼女達も実力行使に走ったのだろう。

春川「………もう終わった心算なの?」
百田「あ?何言ってん、だ?」

不満そうな声に内心首を傾げながらも百田が立ち上がろうとするが、そこで動けないことに気付いてしまう。春川に動く気が無いのだ。上に乗っているのは華奢な少女だというのに抑え付けられた手首はピクリとも動かない。百田の右足を挟む様な位置取りをしている二本の腿もまた動かせない。いや、動いた。春川の右膝が持ち上がり、百田の股間を押し上げる。
小さくも固い膝小僧に刺激され、男根が腿ごとピクリと跳ねた。

百田「っ……おい、ハルマキ?」


春川「茶柱にもこうやって襲われたんでしょ?」


あっさり言われて呼吸が止まる。そんな男に女はゆっくりと唇を近づけていく。
どんどん大きくなっていく顔は目を閉じることなく真っすぐ見つめてきていた。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


首筋に口付けようとした顔がピタリと止まる。見開かれた目に映るのはくっきりと浮かぶキスマーク。

「……っ」

付けた覚えのないそれを見た女は自然と歯を噛みしめる。誰がやったかは良く分かる。マーキングの心算だろう。余りにも露骨な挑発に火照った体が冷めていき、―――――――鎮火する前に一気に燃え上がった。貪りつく勢いで“そこ”目掛けて吸い付いた。

百田「っ」

男の身体が跳ねるが、覆いかぶさった女は力で抑え込む。唇がめり込む程のディープキス。
吸盤の如く貼り付いた唇が全力で吸い上げ、口腔に入り込んだ男の肉を唾液でべっとりと濡らしていく。舌先でつつき、こびりついた女の痕跡を自分のモノに変えていく。

百田「ま、て……こ」

たどたどしいのは快感の所為か。気持ちよさそうに体をくねらせる男に合わせ、屹立した彼の分身も左右に動く。奥まで貫くそれは膣にこすれて気持ちが良い。脈打つ感覚。そろそろ出そうなのだろう。
男の顔が見たくなった女は首筋から口を離す。
何時もと違ってコンドームは付けていない。故に抜くかどうか迷ったが、――――――茶柱転子は締め続けることにした。

茶柱「イイですよ、解斗さん」

女がにっこり笑って言った。


春川「何が良いのよ、馬鹿女」


直後、茶柱のわき腹につま先が突き刺さり、壁の方まで蹴り飛ばされた。

百田「んっぎいいいいいぃぃ!!?」

上がった悲鳴は二つ。蹴り飛ばされた女と中折れしかけた男。抑え込みから解放された百田はその場でのたうち回ろうとし、それよりも早く腰に跨られ、抑え込まれた。ただし、今度の女は春川魔姫だ。昨日の夜とほとんど同じ体勢。日に照らされる春川の顔は無表情。冷え切った目は百田の首筋に向けられていた。

折角付けた跡は変色していた。自分の跡を消そうとあの女が口を付けたのだ。
殺気立った目で横を見れば茶柱が伸びていた。蹴り応えは中々だった。ぴくぴく痙攣する彼女の口元からは涎。裏返った眼球を見れば意識が無いことは明白だった。どうやら上手くやれたらしい。百田の身体に跨ったままの春川はそんなことを考えながら服を脱いでいた。因みに上だけだ。百田の股間の前にある下半身は既に何も履いていない。

百田「ハルマ……っ!」

なにか言いだしそうな顔が小さく喘いだ。挿入させられたからだ。春川の秘所からしても乱暴な挿入だったが、幸いにも慣れ親しんだ肉竿だ。内心の荒れも関係なくすぐに濡れだし、擦れながらも迎え入れる。こびりついていた女の汁を洗い流すように愛液が漏れだす。

百田「うし……」
春川「うるさい。さっさと出しなよ」

言い訳に興味がない女は男の口を塞ごうと顔を近づけていく。
これまでにやってきた上書き作業と同じように。 


――――――違うのはすぐ傍に競争相手がいることだろう。
執念。失神していた筈の茶柱転子が震えながらも立ち上がったことに百田だけが気付いてしまった。 彼女の顔は数分前に見た春川と似たような表情をしていた。

うおおお続きはまだか!

更新待ってるぞ

>>97
>>98
いや、本当に遅くてすみません。次でラストです。はい。

>>96の続きです。

「泥棒猫っ!」「お邪魔虫っ!」「私の物に手え出さないでっ!」「あなたの物じゃないでしょうがっ!」「ふざけないでっ!」「そっちこそっ!」

罵声と打撃音の応酬によって道場が揺れる中、百田解斗が漸く目を覚ます。
瞼を上げたが、視界は暗いまま。頬に違和感。顔に布か何かが被せられているらしい。
何故か痛む顎をさすりながら上体を起こすと、件の布がはらりと落ちた。

パンツだ。しかも二枚ある。

百田「………あ?」

間抜けな声だが、責めるのは酷だろう。白いサイドストリングスと花柄のスポーツショーツ。どちらも何度も見たことがある柄だ。しかも、付近には赤い制服と青い制服が散らばっている。スカートまであった。どっちも矢鱈と短い。というか、百田自身も裸であった。腹の下あたりが妙に冷えるのは濡れているからだ。そして、全身キスマークだらけ。状況を思い出した百田の顔から血の気が引いていく。

「さっさと退いてください。重いんですよ!」
「はぁ!?アンタよりは絶対軽いからっ!」

どたばた騒いでる方に顔を向ければ、予想通りに二人の少女が居た。マウントを取り合っているらしく、組み敷いてる女も組み敷かれている女もすっぽんぽんだった。

茶柱「なっ!?このっ!それは胸の差でしょうがっ!」

組み敷かれている女は茶柱転子。トレードマークともいえる大きなリボンは解け、長い髪は乱れに乱れている。額の生え際を鷲掴みにされ、無理やり畳に押し付けられている彼女は悔しそうに睨み上げているが、その目には涙が溜まっていた。だが、彼女だってやられっ放しではない。寝返りを打つように体を暴れさせながら腿で腿を蹴り上げ、上から垂れている長い髪を必死に引っ張っている。

春川「いったぁ!?髪離しなさいよデブっ!」

その長い髪とは春川魔姫のもの。痛みに顔をしかめながらも首に力を込めて抗う彼女の目尻にも涙。引っ張られまくったのだろう。シュシュは何処かに消え去り、奇麗なストレートヘアの先端がパーマをかけられたかのように縮れている。引っ張られた髪の根元はピアノ線のように張り詰め、ぶちぶちと音を鳴らしている。
髪は女の命。それを引き抜かれるという屈辱と痛みに春川の力が増していく。

茶柱「そっちこそ、離しなさい貧乳っ!」

当然、それは茶柱も同じこと。二の腕に血管が浮かび上がるまでの力でやり返し、頭が割れるような圧迫に報復されていく。悪循環極まりない戦いだ。百田が気絶してからどの位時間が経ったかは分からないが、ずっと争い続けたのだろう。二つの裸体は汗でびっしょりだった。
そんな二人が寝技の攻防を繰り広げれば当然エロい。むっちりとした腿としなやかな腿が複雑に絡み合い、大きな乳房と小ぶりな乳房が餅のように互いを捏ねあう。
グラスマスとスレンダーという違いはあるものの二つの瑞々しい肉体が絡み合う様に男の目は吸い寄せられる。

自然、思い出すのはそれぞれの少女との性交だ。
実りに実った下の果実も上に乗ってる小さな乳首も思うがままに味わったのだ。下腹部の方でにちゃにちゃと音が鳴っているのも先程まで挿し込んでいたから。濡れている部分を否が応でも擦り合わせる二人にもそれが分かっているのだろう。歯を食いしばりながら睨み合う顔は怒りと恥辱で真っ赤に染まっていた。

春川「んぷっ!!?」

と、戦況に変化。ヘアプルに屈した春川の頭が抱き寄せられていた。後頭部を両腕で抑え付けられた彼女の顔は豊満な乳房に埋まっている。

茶柱「さっさと、落ちな、さいっ!」
春川「もがっ!?」

谷間にすっぽりと咥え込まれた春川の顔は誰にも見えない。
体験したことのある百田ならば良く分かる。ボリュームたっぷりの乳肉は意外なほどに柔らかく、隙間なく肌に吸い付いてくるのだ。呼吸は不可能。息を吸っても匂うのは女の体臭。酸欠で昂っている所にあの匂いは非常に危ない。正しく天国直行の快感だ。

茶柱「ふ、ふふっ♪春川さんのおっぱいじゃ、こんなこと出来ませんよね~」
春川「っ~~~~!!!??」

乳からはみ出た春川の耳が一気に赤くなる。
メロンを思わせる肌色果実を顔面で感じるのは男ならば至高の快感だろうが、女がやられれば地獄の屈辱。憎たらしさに拳に力が籠り、どすどすと脇腹を殴って抵抗する。万全な態勢とは程遠いが、暗殺者として鍛えられた拳だ。見えていないのに的確に急所を突いてくる拳の連発によって健康的な肌に大きな青痣が出来ていく。痣が出来てくるのは脇腹だけでなく乳房もだ。
この辺、嫉妬が無いとは言い切れないだろう。

茶柱「っ!はっ!効き、ませんよっ!」

だが、合気道家は揺るがない。涙をポロポロと流しながらも、苦し気に表情を歪めながらも恋敵の頭を手離さない。連打は猛攻と言って良い勢いだが、焦りによって生まれた最後の足掻き。つまり、これを耐えれば春川の酸素が尽きる。
予測は当たっているのだろう。遠目からでも分かる位に春川の身体が痙攣している。それでも手を休めないのは流石だが、茶柱の顔に笑みが浮かんでいる所を見ると徐々に弱くなっているのだろう。よく見れば春川の身体はぴくぴくと痙攣している。
と、とうとう力を無くしたか、殴打が止まる。ついで、ぐるりと上下が反転。茶柱の乳房が上から抑え付ける形になった。――――――違和感。茶柱の顔が不思議そうに歪んでいる?

茶柱「んいいいいいいいいいいいいぃぃっ!!!??」

直後、茶柱が目を剥き、絶叫。体を跳ね上げた彼女の股には小さな膝小僧が突き刺さっている。金的ならぬマン蹴り。それを見た百田は悟る。蹴り辛かった春川がわざと自分から転がり、茶柱に隙を作ったのだと。

茶柱「かっ!?んんんんんんんんんんんんんっ!!!??」
春川「よ……く、もっ……!!」

溜まらず、転げ落ちた茶柱の口を今度は春川の身体が塞ぐ。正確に言うなら奇麗なお尻で座っている。
反撃のフェイスシットだ。

茶柱「んぷっ!?ぶぁっ!?ごぼっ!?むうぅぅ!!?」
春川「お…ち、ろっ!」

性器に口付けさせるという屈辱極まりない恥辱攻め。
かなりネタに走った攻撃だが、中々に効果的。酸素を求めて犬のように息を荒げる春川でも座るだけなら何とかなる。それに対し、鼻面をしっかりと塞がれた茶柱は呼吸も出来ない。
というか、噎せに噎せている。鼻から汁が入り込んでいるのだ。春川の股間は今も尚、百田の精液で濡れていた。

春川「あ、零れた?ごめんね。アンタの汚いのじゃ、ここまでたっぷり出してもらえないでしょ?」
茶柱「っ~~~~~~~~~~!!!??」

気付いた春川が上からせせら笑う。半泣きになっている癖に実に厭味ったらしい笑みだ。
当然、ぶちりと切れた。

茶柱「がっぶううううぅぅ!!」
春川「っ!!?いったあああああああああああああああぁぁ!!?」

絶叫。
落雷染みた激痛に華奢な体が跳ね飛び、出鱈目な勢いで畳の上をのたうち回る。
先の笑みはどこに消えたのか。目を剥く春川の顔は涙塗れで余裕の欠片もない。手で押さえる股間にはうっすらと血が滲んでいる。甘噛みとかそんなレベルではなく、本気で噛み千切られそうな激痛だ。

茶柱「げほっ!ごほっ!えほっ!?」

だが、茶柱に追撃する余力はない。仰向けに寝そべったまま何度も噎せて汁を吐き出す。涙ながらに喘ぐ彼女の顔色は青紫に変色している。どうやら気道に入ったらしい。ただでさえ息が出来ないところにこれだ。本気で溺れかかったらしい。しかも、息が出来ないくらいに胸とわき腹が痛い。苦痛の原因は先の連発ボディブロー。本気で壊す勢いだった。

茶柱・春川「この、女ぁ」

息を整え終えたのはほぼ同時。二人の少女は幽鬼のようにゆらりと立ち上がって向かい合う。先ほどまで絡み合っていたせいであまり見えていなかったが、二人とも体の前面はボロボロだった。乳も腹も至る所に引っかき傷ができあがり、痛々しい痣になっている。
落ち武者のようなざんばら髪、サウナに入っているかのような大量の汗、そして常の気丈な態度が嘘のような泣き顔。

春川・茶柱「し、ねっ!」

そんな二人は同時に言葉を放ち、互いに向かって大きく踏み込み、拳を振り上げる。
涙を流しながらも恋敵を睨みつける眼光に曇りはない。共に狙いは顔面。
唸りを上げながら、二つの拳が飛んでいき、

百田「がはっ!!?」

漸く我に返って止めに入った男の両頬に力強くめりこんだ。

――――――――――――――

凄まじくキリが悪いですが、一旦終わり。
好き過ぎて止まらないので、一回別の安価取り掛かって、消化してきたらもう一回オチに取り掛かろうと思います。
オチに迷いまくったんで、なんか良いのがあればコメントして頂ければ幸いです。

なるほど。その手があったか。

【タイトル:お遊び】 七海×狛枝×江ノ島  育成時空 NTR要素あり?

どうやらトゥルーエンドに入れたらしい。
平凡な少年(その割には矢鱈と美形)と金髪碧眼の美少女が抱き合うスクリーンショットを背景にスタッフロールが流れ始めた。

「…………あれ?」

そんなテレビ画面を見つめたまま、七海千秋は小首を傾げた。
苦手だったはずのギャルゲーをあっさりクリアできたのが不思議なようだ。
理由を少し考えるが、特に何もない。
徹夜によって妙に思考が冴えているが、それは何時もの話。場所も自分の部屋だし、この前プレイした時から変えた所も特にない。強いて言うなら、なんとなく。
なんとなく、自分が何を言われたら喜ぶかを考えながら選択肢を選んだだけ。――――――誰に?

閃いた気がして、彼女は自分の隣を見下ろした。

「……んっ」

見えたのは、タオルケットからはみ出したボリューミーな白髪。綿あめのようなそれの下には奇麗な寝顔があった。

女の子のように整った顔ですやすやと眠る彼を見つめながら考える。
狛枝凪斗。よく一緒に遊んでくれるお友達。ゲームソフトを買いに行く時にも付いて来てくれるし、仲は一番良いだろう。

もう一回、画面を見た。

数年後に飛んだのか、少し成長したヒロインと主人公が仲睦まじく手を繋ぎながら歩いていた。

その二人に自分と狛枝が重ねて見えたことから、七海千秋はようやく自分の感情に気が付いた。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――




「……え?それって何回も凪斗ちゃんを自分の部屋に連れ込んでるって事っすか?そんで朝帰り?」

「うん。狛枝君は誘ったら大体来てくれるから」

急に真面目なトーンになった澪田に天然ゲーマーはあっさりと頷いた。それに合わせ、昼食を一緒に食べている女性陣の箸がピタリと止まる。

“誰か気になっている男子は居るのか?”
そんな軽いガールズトークから発覚した事実は中々に衝撃的。西園寺にからあげを“あーん”している小泉も“あーん”されている西園寺も口を開いたまま固まってしまった。

だがまあ、思い返せば納得は出来る。
確かに七海と狛枝は二人でいることが多い。スタンスが似ているのだろう。共に付き合いは良いが、騒いでいる者の傍で静かに楽しんでいるようなタイプである。それに、どちらもモテる。容姿的にも釣り合っていると言えるだろう。それに確か同じ委員会に所属していた筈。

「………そういや狛枝ちゃんと仲が良かったっすね、千秋ちゃん」

何とか立ち直った澪田が食事と会話を再開する。
流石のムードメーカーも他クラスの生徒も利用している食堂で騒ぎ立てることは避けたか、声はかなり落としている。しれっと男の呼び名を変えた事からしても重大性は把握しているらしい。
そして、地味に顔が赤くなっている。同級生達の生々しい情事を想像したのだろう。

「自分から誘ってるって。七海お姉って意外と肉食なんだね」
「ちょっ!?日寄子ちゃん!?」

呆れた顔で言った西園寺を小泉が諫めるが、紅潮した顔には力が無い。というか、彼女も馴れ初め等が気になっているのだろう。平然とした顔で食事を続けている七海をちらちらと見つめている。
と、それまで黙っていた罪木が七海の方に顔を寄せてくる。何かを決心したような表情。どうやら耳に囁きたいらしく、手を口の前でメガホンのように構えている。七海も聞き取りやすいように顔を寄せていく。

「……七海さん。避妊はちゃんとしてます、かっ!?」

「普通に聞こえてんだよゲロ豚!もっと声落とせ馬鹿っ!」

「日、日寄子ちゃんも声大きいって」

そして、真っ赤な顔になった西園寺に尻を蹴られた。保健委員らしく本気で心配しているのだろうが、あまりにも直球過ぎる聞き方によって妙な空気になってしまった。小泉も一応止めに入っているが、この空気までは払拭できない。

「徹夜でゲームしてるだけだってば。大体まだ付き合ってもないしね」

そんな中であっさり七海は言った。顔を赤らめるでもない普通の表情。それがまた大人の余裕っぽく見えるものだから信じて良いか判断に悩むところである。小泉も澪田も突っ込むべきか非常に迷った。

「でも、うん。そうだね。好感度は稼いだと思うし、今日あたりちょっと挑戦してみるね」

が、ドヤ顔でこんな事を言われてしまえば、盛り上がるなというのは無理だろう。
チャイムが鳴るまで、小規模な女子会はヒートアップし、七海が狛枝の住む部屋に押しかけることが決まってしまった。

――――――そこで何が行われているかも知らずに。

例によって分割です。
多分、皆絶望編を連想してしまうのではなかろうか。

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